JP2018124097A - 車載装置、情報提供方法、情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】表示された情報とこれに先立って音声出力される情報が運転者に有効に伝わる車載装置を提供すること。【解決手段】表示装置24に情報を表示する車載装置10において、運転者が前記表示装置を閲覧できる状況よりも前のタイミングを決定するタイミング決定手段14と、前記タイミング決定手段が決定したタイミングで前記情報の音声出力を開始する音声出力手段17と、前記状況になると前記情報を前記表示装置に表示する表示手段18と、を有する。【選択図】図2
Description
本発明は、車載装置、情報提供方法、及び情報提供システムに関する。
車両に通信機能が搭載されることが一般的になり、通信機能を利用した種々のサービスが車両に提供されるようによった。通信機能を利用して乗員にサービスを提供する車両をコネクティッドカーと称する。コネクティッドカーは、テレマティクスサービス、運行管理システム、地図・交通・気象情報配信サービス、音楽・動画配信サービスなど多種多様なサービスが提供され得る車の総称である。
例えば、サービスが運転者に知らせるニュースがある場合、車両にニュースを送信する。車両は車載されたディスプレイにニュースの内容を表示することができる。しかしながら、車両の走行中にディスプレイに表示してよい情報は各国の法令等によって車両の走行に関するものに限られている場合がある。また、法令で規制されていなくても走行中に運転者の視線を長時間ディスプレイに誘導することは好ましくない。
車両が停止したことを検出して車載装置がニュースをディスプレイに表示することは可能であるが、停止しなければ運転者はニュースの内容を把握できない。このような不都合に対し、音声で先に情報を伝える技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、音声により情報の概要を伝え、画像により情報の詳細を伝える車載用情報提供装置が開示されている。
しかしながら、従来の技術では、表示された情報とこれに先立って出力される情報が運転者に有効に伝わらないおそれがあるという問題があった。図を用いて説明する。
図1は、音声の出力から情報の表示までに要する時間を説明する図の一例である。車両は高速道路を走行している。走行中に新しいニュースを車両が受信したため、時刻t1に車載装置がニュースの概要を音声で出力する。しかし、車両は高速道路を走行しているため、パーキングエリア(又はサービスエリア)に移動しないと停止することができない。車両は時刻t2にパーキングエリアで停止するが、停止した時には時刻t1から1時間経過している。車載装置は車両が停止すると写真や動画を含むニュースの全文をディスプレイに表示するが、運転者としては1時間前の音声の内容を覚えているとは限らず、音声の内容と表示された情報との関係を把握しにくい。このため、音声出力と表示という二段階の情報の提供が、運転者に情報が伝わる上で有効とは言い切れないおそれがある。なお、このような問題は高速道路の走行中にのみ起こるとは限らない。
本発明は、上記課題に鑑み、表示された情報とこれに先立って音声出力される情報が運転者に有効に伝わる車載装置を提供することを目的とする。
本発明は、表示装置に情報を表示する車載装置において、運転者が前記表示装置を閲覧できる状況よりも前のタイミングを決定するタイミング決定手段と、前記タイミング決定手段が決定したタイミングで前記情報の音声出力を開始する音声出力手段と、前記状況になると前記情報を前記表示装置に表示する表示手段と、を有する。
表示された情報とこれに先立って音声出力される情報が運転者に有効に伝わる車載装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態の一例として情報提供システム100と情報提供システム100が行う情報提供方法について図面を参照しながら実施例を挙げて説明する。
<情報提供システムの概略的な動作>
図2は、本実施例の車載装置10による情報の提供の概略を説明する図の一例である。
図2は、本実施例の車載装置10による情報の提供の概略を説明する図の一例である。
(1)高速道路を走行中の車両がニュースを受信する。しかしながら、ニュースを受信した時点では車載装置10はニュースの内容に関する音声(概要)を出力しない。
(2)車載装置10は前方で最も近いパーキングエリアの分岐地点7を道路地図DB(Data Base)から検出する。車載装置10は車速などから分岐地点7までの到達時間を算出する。また、ニュースの概要を音声で出力した場合、どのくらい音声出力時間が必要かを算出する。そして、到達時間の方が音声出力時間よりやや長くなるタイミングで音声の出力を開始する。例えば、音声出力時間が10秒であるとすると、到達時間が15秒程度になると音声の出力を開始する。こうすることで、分岐地点7の手前で音声が読み終わるタイミングで音声出力を開始できる。
(3)車載装置10は、音声出力と共に確認受付画面401をディスプレイ24に表示する。確認受付画面401には、「パーキングエリアで休憩してニュースをご覧になりますか?」というメッセージと共に、「はい」ボタン402及び「いいえ」ボタン403が表示されている。運転者はニュースの詳細を確認したい場合に「はい」ボタン402を押下する。車載装置10は「はい」ボタン402又は「いいえ」ボタン403の押下を受け付ける。
(4)車載装置10が「はい」ボタン402の押下を受け付けた場合、車載装置10は車両を走行車線からパーキングエリアに誘導する。すなわち、運転者をパーキングエリアに案内する。車載装置10は車両8が分岐地点7に到達すると「パーキングエリアの方向(左)に車線変更して下さい」という音声を出力し、また、ディスプレイ24にパーキングエリアへの経路を表示する。経路案内されることで、ユーザは案内にしたがって運転するとニュースを閲覧できることが分かり、また、パーキングエリアに移動することでニュースを閲覧できる。
(5)車載装置10は車両が停止すると写真や動画を含むニュースの全文をディスプレイ24に表示する。
このように、本実施例の車載装置10はパーキングエリアの少し手前で情報の概要を音声出力し、パーキングエリアで車両が停止するとニュースの詳細を表示する。音声出力から詳細の表示までの時間は、分岐地点7からパーキングエリアで停止するまでの時間しかかからないので、運転者は概要が音声出力されたニュースの詳細が、車両の停止で自動的に表示されたことが分かる。したがって、運転者は音声の出力と情報の表示という異なるメディアで1つの提供情報を受け取ることができ、車載装置10は運転者に確実に提供情報を届けることができる。
運転者がパーキングエリアへの誘導を拒否した場合(「いいえ」ボタン403が押下された場合)、音声出力から詳細の表示までの時間が長くなるが、この場合、運転者はニュースにそれほど強い関心がないことになるので、概要の音声出力から詳細が表示されるまでに時間がかかっても支障は少ない。
<用語について>
特許請求の範囲における「運転者が表示装置を閲覧できる状況」とは、法令的又は倫理的に走行中に表示装置を継続的に見ることが許容される状況をいう。一般には車両8が停止した状況である。本実施例では、この状況の一例としてパーキングエリアで停止する場合を説明する。
特許請求の範囲における「運転者が表示装置を閲覧できる状況」とは、法令的又は倫理的に走行中に表示装置を継続的に見ることが許容される状況をいう。一般には車両8が停止した状況である。本実施例では、この状況の一例としてパーキングエリアで停止する場合を説明する。
なお、パーキングエリアという場合にはサービスエリアを含み、これらの他、高速道路や自動車専用道路で車両8が停止できる場所を含むものとする。また、本実施例では、高速道路と自動車専用道路を厳密には区別せず、単に高速道路ということにする。
<システム構成例>
図3は、情報提供システム100のシステム構成図の一例を示す。情報提供システム100は、レコメンドサーバ50及びコンテンツサーバ60、並びに、レコメンドサーバ50とネットワークNを介して通信する車載装置10とを有する。
図3は、情報提供システム100のシステム構成図の一例を示す。情報提供システム100は、レコメンドサーバ50及びコンテンツサーバ60、並びに、レコメンドサーバ50とネットワークNを介して通信する車載装置10とを有する。
このネットワークNは携帯電話網、無線LAN網、又は、WiMAX通信網などの通信事業者が提供する公衆回線とプロバイダ(インターネットに接続するためのサービスを提供する企業)が提供するプロバイダネットワークとを有している。通信事業者の公衆回線に車載装置10が接続するためにネットワークNには基地局9が接続されている。
情報提供システム100は、契約している車両8に有償又は無償で情報を提供するサービスを行う。情報提供システム100は1つ以上のサーバを有している。図3では説明の便宜上、レコメンドサーバ50及びコンテンツサーバ60を図示したがこれらのサーバは一体でもよい。また、コンテンツサーバ60は一例としてSNS(Social Network System)サーバ60a、メールサーバ60b、及び、ニュースサーバ60cであるがこの他のコンテンツが提供されてよい。例えば、映画やプロモーションビデオなどの動画のコンテンツ、周辺の施設、又は、観光スポットに関するコンテンツが配信されていてもよい。
レコメンドサーバ50は車両8の運転者ごとに運転者にとって有用な情報を車載装置10に送信する。また情報提供の他、レコメンドサーバ50は車両8の状態に関する情報を吸い上げて異常検知したり、車速情報に基づいて渋滞情報を作成したり、緊急時のオペレータとの会話等を可能とする。また、有用な情報とは、運転者にとって何らかの価値があると考えられる情報であればよく、実際に有用であるかどうかは問わない。
コンテンツサーバ60は、レコメンドサーバ50が運転者に提供するコンテンツを保持していたりインターネットから収集したりするサーバである。所定の管理者がユーザに提供したいコンテンツを能動的に登録することも可能である。コンテンツサーバ60のうちSNSサーバ60aは運転者が登録しているSNSのサーバであり、メールサーバ60bは運転者のメールアドレスが設定されたPOPサーバである。レコメンドサーバ50には後述するように運転者のユーザIDやパスワードが登録されており、SNSサーバ60aやメールサーバ60bにログインして、運転者に関する情報に更新があると更新された情報を取得する。また、ニュースサーバ60cは、例えば一般的なポータルサイトやニュース配信会社等のサーバである。レコメンドサーバ50はニュースサーバ60cと定期的に通信し最新の情報を取得する。
車載装置10は電子的に情報を処理する電子装置であればよく、車載されているため車載装置10と称することにする。車載装置10は表示装置としてのディスプレイ24を備えており、ディスプレイ24は車両のセンターコンソールの上方、ダッシュボード上、又は、車室の天井等、運転者が閲覧できる位置に設置されている。車載装置10とディスプレイ24は一体に構成されていても、ディスプレイ24のみが移動可能に構成されていてもよい。車載装置10とディスプレイ24が一体の場合、常態では車載装置10にディスプレイ24が収容された状態で、ユーザがディスプレイ24を使用する場合にディスプレイ24がユーザの前方に繰り出されるように現れてもよい。また、車載装置10は車内に固定されている必要はなく、ユーザが搬送して車内に持ち込んだり、車両8が走行していない場合に車内から運転者が持ち出したりすることができるように設置されていてもよい。
車載装置10は、車載専用の電子装置であってもよいし、汎用的な電子装置でもよい。車載専用の電子装置の一例としてナビゲーション装置がある。ナビゲーション装置は、道路地図を用いて目的地までの経路を探索し、進行方向が変更される地点で進行方向を案内する装置である。この他、ラジオやテレビの受信機能、音楽や映像の再生機能などを有していてもよい。また、車載専用の電子装置は、有線又は無線でユーザが携帯する端末装置と通信する機能を有していてもよく、端末装置が再生する音楽や映像を受信して車両8のディスプレイ及びスピーカから出力することができる。更に、端末装置がナビゲーション機能を有する場合、端末装置が道路地図を表示したり経路を案内したりすることができるため、車載装置10はナビゲーション機能を有していなくてもよい。このような端末装置としては、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、及びノートPC(Personal Computer)等がある。
汎用的な電子装置としては、この端末装置がそのままダッシュボード等に固定され、ナビゲーション装置として使用される場合が挙げられる。この場合、汎用的な電子装置がナビゲーション機能、ラジオやテレビの受信機能、音楽や映像の再生機能を提供するので、車載専用の電子装置は不要になる。
車載装置10は基地局9を介してレコメンドサーバ50と通信し、レコメンドサーバ50から情報を取得する。レコメンドサーバ50のIPアドレスは車載装置10に予め設定されている。外部から車載装置10への侵入を防ぐため、車載装置10から送信するべき情報があるか否かを定期的にレコメンドサーバ50に問い合わせ、情報がある場合にはこの問い合わせに対する応答として情報を受信する。あるいは、レコメンドサーバ50が車載装置10を認証しセッションを接続した後は任意のタイミングでレコメンドサーバ50から車載装置10に情報を送信できてもよい。
<情報提供システムの機能について>
図4(a)はレコメンドサーバ50とコンテンツサーバ60が有する機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。コンテンツサーバ60は通信部61、情報取得部62、及びコンテンツDB63を有する。
図4(a)はレコメンドサーバ50とコンテンツサーバ60が有する機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。コンテンツサーバ60は通信部61、情報取得部62、及びコンテンツDB63を有する。
通信部61は、コンテンツサーバ60のCPUがプログラムを実行しNIC(Network Interface Card)を制御すること等により実現され、レコメンドサーバ50にコンテンツを送信したり、外部からコンテンツを取得したりする。
情報取得部62は、コンテンツサーバ60のCPUがプログラムを実行すること等により実現され、SNS、電子メール又はニュースなどのコンテンツをコンテンツDB63に記憶させる。運転者以外の者がコンテンツサーバ60にSNSや電子メールを送信するので、これを取得すればよい。また、ニュースについては、ニュース配信サーバなどから新たなニュースを収集する。コンテンツDB63はサーバのリソースの例えばHDDなどに構築される記憶装置であり、コンテンツに適した形態でコンテンツを保持している。
レコメンドサーバ50は通信部51、情報提供部52、及びユーザ情報DB53を有する。通信部51は、レコメンドサーバ50のCPUがプログラムを実行しNICを制御することで実現され、コンテンツサーバ60から例えばコンテンツを受信する。通信には、例えばコンテンツサーバ60が公開しているWeb APIを使用する。Web APIとは、インターネットを経由して何らかのプログラムを呼び出すための手順や規則である。
情報提供部52はレコメンドサーバ50のCPUがプログラムを実行することで実現され、ユーザ情報DB53に記憶された運転者のユーザ情報を参照して、運転者に有用な情報(コンテンツ)をコンテンツサーバ60から取得する。情報提供部52は、取得したコンテンツをページに分割しページごとに表示できる提供情報に加工する。1ページは、車載装置10のディスプレイ24に表示された際に運転者がそれほど長くない時間(例えば数秒〜数十秒)で読み取れる文字数である。各ページは例えばHTMLで作成され、CSS(Cascading Style Sheets)でレイアウトが定められる。
図4(b)はユーザ情報DB53に記憶されているユーザ情報を模式的に説明する図の一例である。ユーザ情報には、ユーザID(運転者)ごとに性別や年齢などの属性、ユーザがアンケートなどで回答した嗜好(興味がある分野)が登録されている。例えば、どのようなニュースを好むか、どのような施設情報を好むか、広告の配信を許可するかどうか、電子メールを受信するかどうか、及び、SNSからの通知を取得するかどうか等が登録されている。更に、電子メールやSNSの情報を取得する場合は、メールサーバやSNSのURL、ログイン情報(ユーザIDとパスワード)など必要な情報が記憶されている。
情報提供部52は定期的にコンテンツサーバ60に問い合わせ、更新されたコンテンツがあればコンテンツサーバ60から取得する。そして、ユーザ情報を参照して運転者の嗜好に基づいて各車両8に提供するコンテンツを選択する。
図5は、車載装置10が有する機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。車載装置10は、情報取得部11、現在位置検出部12、車速検出部13、情報出力制御部14、案内部15、確認部16、音声出力部17、及び詳細表示部18を有する。これらの各機能は車載装置10が有するハードウェアリソースがプログラムを実行するCPUの制御により動作することで実現される機能又は手段である。各機能はソフトウェアとして実現されてもよいし、ハードウェアとして実現されてもよい。
また、車載装置10は情報DB31と道路地図DB32を有している。情報DB31は提供情報が記憶されるデータベースであり、道路地図DB32は地図データが記憶されるデータベースである。車載装置10が取得した提供情報はいったん情報DB31に記憶され、概要の音声出力と詳細の表示がそれぞれ後述する適切なタイミングで実行される。
道路地図DB32には、道路を表すノードと分岐を表すリンクを互いに関連付けて記憶する経路探索用のデータと、道路形状や地形を描画するためのポイント、ライン、ポリゴンとこれらの属性情報を有する道路地図描画用のデータとを有している。道路地図DB32を車載装置10が有していなくてもよく、道路地図DB32はインターネットに配置されていてよい。車両には前方又は周囲の道路地図を描画するための最小限のデータがあればよい。
情報取得部11は、通信装置が受信したレコメンドサーバ50から送信される運転者に有用な情報(上記の提供情報)を取得し、情報DB31に記憶させる。情報DB31に記憶された提供情報と提供情報を管理するための管理情報を表1に示す。
通信装置は、携帯電話網、無線LAN網、又は、WiMAX通信網などに接続してレコメンドサーバ50を含むインターネットに接続することができる。通信装置は、車載装置10が有していてもよいし、車両が有するDCM(Data Communication Unit)などを利用してもよい。あるいは、運転者が携帯する上記の端末装置が有する通信装置により受信された提供情報をUSBケーブルなどの有線通信やBluetooth(登録商標)などの無線通信などを介して車載装置10が受信してもよい。
また、提供情報はレコメンドサーバ50から送信されるものに限られない。例えば、路側機からニュースや施設情報などの提供情報が送信されてもよいし、レコメンドサーバ50以外のサーバから提供情報が送信されてもよい。また、VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System)が送信する交通情報が提供情報として出力されてもよい。
現在位置検出部12は、車両の現在地を周期的に検出する。例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)により検出された位置情報を基点にして、ジャイロセンサが検出した進行方向に車輪速センサが検出した車速を累積して現在地を高精度に検出する。更に、道路地図に現在地をマッピングすることで現在地を道路上の位置として検出する。
車速検出部13は、車両の車速を検出する。例えば、単位時間ごとに車輪速センサが出力するパルス信号をカウントし、単位時間のパルス信号の数と車輪の外径から車速を検出する。この他、GNSSが検出する位置情報の変化の早さから車速を算出したり、ジャイロセンサが検出する加速度から車速を検出したりしてもよい。
情報出力制御部14は、概要データと詳細データが出力されるタイミングを制御する。このため情報出力制御部14は、音声出力時間算出部21、及び到達時間算出部22を有している。まず、情報出力制御部14は提供情報の理解のために詳細データが表示された方が好ましいかどうかを判断する。例えば、提供情報が画像又は動画を有する場合、運転者は提供情報の内容を把握しやすくなる。このため、一例としては、提供情報が画像又は動画を有する場合、概要データの出力から詳細データが表示されるまでの時間が短くなるように概要データと詳細データが出力されるタイミングを制御する。また、別の例としては、提供情報の文字数が閾値以上の場合、概要が音声出力されるだけでは運転者が内容を把握できないおそれがあるので、詳細データが表示された方が好ましいと判断される。また、運転者の興味が強い分野のニュースや予め運転者が設定したジャンルのニュースなどでは、詳細データが表示された方が好ましいと判断される。
なお、詳細データが表示された方が好ましいかどうかの判断を行わずに、全ての提供情報について、概要データと詳細データが出力されるタイミングが制御されてよい。
タイミングを制御する場合、音声出力時間算出部21は概要データを音声出力するために必要な音声出力時間を算出する。概要データがテキストデータの場合は文字数を音声出力時間に換算する。例えば、文字数と音声出力時間が対応付けられたテーブルを使用する。概要データが音声データの場合、音声出力時間は音声データに含まれている。
到達時間算出部22は、現在地からパーキングエリアの分岐地点7までの距離を車速で除することで、分岐地点7までの到達時間を算出する。情報出力制御部14は、音声出力時間よりも到達時間の方がやや大きいタイミングで概要データを出力すると判断する。
情報出力制御部14は音声出力することに代えて、又は、音声出力と共に概要データをHUDに出力してもよい。この場合、音声出力時間算出部21はHUDの概要データを運転者が読み取る時間を算出する。この場合も文字数と読取時間が対応付けられたテーブルを使用すればよい。
音声出力部17は、情報出力制御部14からの音声出力命令により概要データをスピーカ23から出力する。詳細表示部18は、情報出力制御部14からの情報表示命令により詳細データをディスプレイ24に表示する。ディスプレイ24は表示装置の一例であり、ディスプレイ24の一例として液晶パネルや有機ELパネルなどのフラットパネルディスプレイが挙げられる。あるいは、プロジェクタ又はHUDでもよい。
確認部16は、情報出力制御部14からの確認命令により運転者にパーキングエリアに停止するかどうかを問い合わせると共に、停止するか否かについて運転者の操作を受け付ける。具体的には、ディスプレイ24に「パーキングエリアで休憩してニュースをご覧になりますか?」というメッセージと共に、「はい」ボタン402及び「いいえ」ボタン403を表示する。確認部16は、「はい」ボタン402又は「いいえ」ボタン403の押下を受け付ける。所定時間どちらのボタンも押下されない場合、「いいえ」ボタン403が押下されたものとみなす。確認部16は、メッセージを音声で出力したりHUDに表示したりしてもよい。また、音声入力で「はい」又は「いいえ」を受け付けてもよい。
案内部15は、運転者が「はい」ボタン402を押下した場合、運転者を走行車線からパーキングエリアに案内する。すなわち、目的地をパーキングエリアに設定し、現在地からパーキングエリアに到達するための経路を算出し、パーキングエリアからの距離に応じた運転の案内を行う。本実施例の場合、概要データが出力されるのはパーキングエリアへの分岐地点7の手前なので、分岐地点7で車両8が分岐できるように分岐地点7のやや手前で左方向への車線変更を促す音声をスピーカ23から出力し、パーキングエリアに車両を誘導する映像をディスプレイ24に表示する。また、車両が自動運転に対応している場合は、自動運転をONにしてパーキングエリアまで自動で移動してもよい。
また、レコメンドサーバ50は詳細データのみを車両8に送信することにして、概要データは車載装置10が詳細データを要約することで作成してもよい。この場合、通信負荷を低減できる。
詳細データは提供情報の本体というべきデータであり、本実施形態ではHTMLデータとした。提供情報はテキストデータの他、写真、音声、動画などの種々の態様のデータを含むことができる。ただし、写真、音声、動画を含まない場合もある。HTMLデータの場合、写真はimgタグで記述され、音声はaudioタグで記述され、動画はvideoタグで記述される。したがって、写真、音声、動画の有無は容易に判断される。HTMLデータ以外の態様で提供情報が送信される場合、ファイル名や拡張子などで写真、音声、動画が含まれるかどうかが区別される。
表1(b)は提供情報を管理するための管理情報の一例である。管理情報は、情報ID、取得日時、優先度、音声出力時間、概要出力済及び詳細出力済の各項目を有する。情報IDは表1(a)の提供情報と対応付けるためのものである。取得日時は提供情報が取得された日時を示す。原則的に取得日時が古いものから出力される。
優先度は提供情報の重要性、緊急度、及び運転者の興味度からレコメンドサーバ50が付与した提供情報の出力が優先される度合いである。数値が小さいほど優先度が高い。後述するように、優先度が閾値以上の場合、概要データと詳細データが出力されるタイミングを制御するか否かに関係なく、情報出力制御部14は提供情報を受信したら概要データを音声出力する。
音声出力時間は、概要データの音声出力を完了させるために必要な時間である。上記のように概要データがテキストデータの場合は文字数から算出され、概要データが音声データの場合は音声データに含まれている。
概要出力済は、概要データが出力されたか否かを示し、出力された場合には概要データが出力された日時が記録されている。詳細出力済は、詳細データが表示されたか否かを示し、表示された場合には詳細データが表示された日時が記録されている。
<複数の提供情報がある場合の出力順の決定について>
走行中に複数の提供情報を車載装置10が受信する場合がある。この場合も、概要データの出力のタイミングと詳細データの表示のタイミングを制御することが好ましい。本実施例では、以下のように提供情報の出力順を決定する。
走行中に複数の提供情報を車載装置10が受信する場合がある。この場合も、概要データの出力のタイミングと詳細データの表示のタイミングを制御することが好ましい。本実施例では、以下のように提供情報の出力順を決定する。
図6は、出力順を説明する図の一例である。まず、図6(a)は提供情報が1つの場合の出力順を示す。詳細データを表示することが提供情報の理解に有効な場合、車載装置10はパーキングエリアへの分岐地点7の手前で概要データを出力し、車両8が停止すると詳細データを表示する。
図6(b)は複数の提供情報のうち1つが詳細データを表示することが提供情報の理解に有効な場合の出力順を示す。概要データ1と詳細データ1が1つの提供情報であり、概要データ2と詳細データ2が1つの提供情報である。詳細データ1が画像又は動画を有する場合、車載装置10は概要データ1の出力の後、詳細データ1が表示されるように出力順を決定する。このため、概要データ2を音声出力し、次に、概要データ1を音声出力し、車両8が停止すると詳細データ1を表示し、次に、詳細データ2を表示する。こうすることで、概要データ1が出力されてから画像又は動画を有する詳細データ1が表示されるまでの時間を短くすることができる。
図6(c)は複数の提供情報のうち2つが詳細データを表示することが提供情報の理解に有効な場合の出力順を示す。この場合、詳細データ1,2のどちらも画像又は動画を有しているので、1つの提供情報を除き、残りの提供情報は概要データの出力と詳細データの表示の間に他の提供情報が出力されてしまう。概要データの出力に続けて詳細データが表示される提供情報を本実施例では優先度に基づき決定する。すなわち、最も優先度が高い提供情報の概要データの出力に続けて詳細データが表示される。それ以外の提供情報は、優先度が高い概要データほど後に出力され、優先度が高い詳細データほど手前に表示される。こうすることで、優先度が高い提供情報の概要データが出力されてから詳細データが表示されるまでの時間を短くすることができる。優先度が同じ場合は、取得日時が早い順に出力される。
あるいは、図6(d)に示すように、優先度が高い順に概要データを出力し、優先度が高い順に詳細データを出力してもよい。したがって、概要データと詳細データの出力順が同じになる。運転者は、概要データの出力順に詳細データが表示されるので、概要データと詳細データの対応を把握しやすくなる。
<動作について>
図7は、車載装置10が概要データと詳細データを出力する手順を示すフローチャート図の一例である。図7の手順は車両8の走行中に実行される。
図7は、車載装置10が概要データと詳細データを出力する手順を示すフローチャート図の一例である。図7の手順は車両8の走行中に実行される。
まず、情報出力制御部14は提供情報を取得したか否かを判断する(S10)。情報取得部11は取得した提供情報を情報DB31に記憶させる。情報出力制御部14は、情報DB31に新しい提供情報が記憶されたことを検出するか、又は、情報取得部11からの通知により新しい提供情報を受信したという通知を受ける。
ステップS10の判断がYesの場合、情報出力制御部14は優先度を確認する。そして、優先度が閾値以上か否かを判断する(S20)。
優先度が閾値以上の場合(ステップS20のYes)、まず、概要データを出力することが好ましいと考えられるため、情報出力制御部14は新たに取得された提供情報の概要データの出力を音声出力部17に要求する(S30)。したがって、優先度が閾値以上の提供情報については早期に出力できるため、本実施例の出力制御により運転者に提供情報の概要が提供されるまでの時間が長くなることを抑制できる。一方、優先度が閾値以上の提供情報の概要データは2回、出力されることになるため、運転者が煩わしく感じるおそれもある。このため、優先度が閾値以上の提供情報の概要データを出力するか否かを運転者が設定可能であることが好ましい。なお、ステップS30で概要データが出力されても、情報DB31の概要出力済に日時は記録されない。ステップS30で出力される概要データは、詳細データの表示とは関係なく出力されるためである。
次に、情報出力制御部14は提供情報の理解のために詳細データが表示された方がよいか否かを判断する(S40)。ここでは画像又は動画を有するか否かを判断するものとする。
ステップS40の判断がNoの場合、提供情報が受信されたタイミングで概要データが出力されればよいので、情報出力制御部14は提供情報の概要データの出力を音声出力部17に要求する(S150)。概要データが出力されるのは優先度が閾値未満の場合だけでよい。また、概要出力済に日時を登録する。
次に、情報出力制御部14は車両が停止したか否かを判断する(S160)。車両が停止すると、処理はステップS140に進み詳細データが表示される。
車両が停止するまでは(S160のNo)、処理はステップS10に戻り、次の提供情報に対し処理が行われる。また、提供情報が受信されるまではステップS160で車両が停止したかどうかが判断される。
ステップS40の判断がYesの場合、情報出力制御部14は出力されていない複数の提供情報があるか否を判断する(S50)。情報出力制御部14は情報DB31の管理情報を参照して、概要出力済と詳細出力済が共に出力済でない提供情報を特定する。すでに概要出力済の提供情報がある場合は、この提供情報の概要データは出力しない。この概要データはすでに出力されているし、運転者が詳細データを閲覧するほどの興味を示さなかったことになるためである。
ステップS50の判断がYesの場合、情報出力制御部14は図6にて説明したように提供情報の出力順を決定する(S60)。
次に、情報出力制御部14の到達時間算出部22は最寄りのパーキングエリアの分岐地点7までの到達時間を算出する(S70)。すなわち、現在位置検出部12から現在地を取得し、道路地図DB32から最寄りのパーキングエリアの分岐地点7までの距離を取得する。そして、車速検出部13から車速を検出し、距離を車速で除して分岐地点7までの到達時間を算出する。
次に、情報出力制御部14の音声出力時間算出部21は、各概要データの音声出力時間を算出する(S80)。概要データが音声データの場合は音声データから音声出力時間を抽出し、概要データがテキストデータの場合はテキストデータの文字数を音声出力時間に変換する。
次に、情報出力制御部14は音声出力時間にマージンαを加えた値以下に到達時間がなったか否かを判断する(S90)。例えば、音声出力時間が10秒で、マージンが5秒とすると、到達時間が15秒になるとステップS90の判断がYesとなる。すなわち、車両8が分岐地点7に到達する少し前に概要データの音声出力が完了するように概要データの出力を開始する。マージンの間に運転者は「はい」ボタン402又は「いいえ」ボタン403を押下できる。なお、複数の提供情報がある場合は、複数の概要データの音声出力時間の合計が到達時間と比較される。
ステップS90の判断がNoの場合、処理はステップS10に戻り他の提供情報があればそれを受信する。また、提供情報が受信されるまではステップS90の判断が繰り返される。
ステップS90の判断がYesの場合、情報出力制御部14は概要出力済に日時が登録されていない提供情報の概要データの出力を音声出力部17に要求する(S100)。複数の概要データがある場合は、決定された出力順で概要データの出力を要求する。また、情報出力制御部14は確認受付画面401をディスプレイ24に表示する。
確認部16は「はい」ボタン402が押下されたか否かを判断する(S110)。ステップS110の判断がYesの場合、案内部15はパーキングエリアへの案内を開始する(S120)。なお、「はい」ボタン402が押下されなくても、運転者は任意にパーキングエリアに停止できる。
その後、情報出力制御部14は例えば車速に基づいて車両が停止したか否かを判断する(S130)。車両が停止すると、情報出力制御部14は詳細データの表示を詳細表示部18に要求する(S140)。複数の詳細データがある場合は、決定された出力順で詳細データの出力を要求する。情報出力制御部14は、情報DB31の詳細出力済に日時が登録されていない全ての詳細データを表示する。そして、運転者が表示させた詳細データの詳細出力済に日時を登録する。
以上の処理により、概要データの出力から詳細データの表示までの時間を短縮できる。
<出力例>
図8(a)は詳細データの一例を示す。詳細データには画像が含まれているため、情報出力制御部14は分岐地点7の手前で概要データを出力すると判断する。ボタン301は表示中の提供情報の次ページを表示させるためのボタンであり、ボタン302は次の提供情報を表示させるためのボタンである。
図8(a)は詳細データの一例を示す。詳細データには画像が含まれているため、情報出力制御部14は分岐地点7の手前で概要データを出力すると判断する。ボタン301は表示中の提供情報の次ページを表示させるためのボタンであり、ボタン302は次の提供情報を表示させるためのボタンである。
図8(b)は分岐地点7の手前で出力される概要データの一例を示す。図8(b)では「鈴木選手がヒットを放ち、メジャー通算3000本安打を達成しました。」という音声が出力されることを示している。
図8(b)の音声出力のすぐ後に図8(a)の詳細データが表示されるため、運転者は概要データと詳細データのつながりを把握して詳細データを閲覧することができる。
以上説明したように、本実施例の情報提供システム100は、概要データの出力から詳細データの表示までの時間を短くすることで、概要データと詳細データの関係を運転者に把握させやすくなる。運転者は音声の出力と情報の表示という異なるメディアで1つの提供情報を受け取ることができ、車載装置10は運転者に確実に提供情報を届けることができる。
なお、本実施例では、詳細データの表示前に概要データの出力が完了していると説明したが、概要データの出力が継続した状態で詳細データが表示されてもよい。つまり、概要データの音声出力の少なくとも一部が終わっており、概要データの音声出力が完全に終わる前に詳細データが表示されてもよい。概要データの一部が音声出力された時点で運転者が内容を把握できる場合があるためである。運転者は概要データを聞きながら詳細データを閲覧できる。
本実施例では、自動運転区間を利用して提供情報を提供する情報提供システム100について説明する。
図9は、本実施例の車載装置10による情報の提供の概略を説明する図の一例である。まず、自動運転区間25について説明する。自動運転区間25は、車両の自動運転が許可された区間であり、高速道路や自動車専用道路などに設定されている。自動運転が許可されているため、運転者はステアリングホイールを把持していなかったり、ディスプレイ24を閲覧したりしても法令に違反したことにならない。したがって、車両が自動運転区間25に進入すると、車載装置10は詳細データを表示することが可能になる。
図9では開始地点Sから終了地点Eまでが自動運転区間25であり、予め道路地図DB32に自動運転区間25が登録されている。車載装置10は自動運転区間25の手前で概要データの出力が完了するように概要データの出力を開始する。したがって、実施例1のパーキングエリアの分岐地点7が自動運転区間25の開始地点Sに置き換わった態様となる。本実施例の概略を説明する。
(1)高速道路を走行中の車両がニュースを受信する。しかしながら、ニュースを受信した時点では音声を出力しない。
(2)車載装置10は前方で最も近い自動運転区間25の開始地点Sを道路地図DB32から検出する。車速などから開始地点Sまでの到達時間を算出する。また、ニュースの概要を音声で出力した場合、どのくらい音声出力時間が必要かを算出する。そして、到達時間が音声出力時間よりやや長くなるタイミングで音声の出力を開始する。こうすることで、自動運転区間25の開始手前で音声が読み終わるタイミングで音声出力を開始できる。例えば、音声出力時間が10秒であるとすると、到達時間が15秒程度になると音声の出力を開始する。
(3)車載装置10は、音声出力と共に確認受付画面401をディスプレイ24に表示する。確認受付画面401には、「自動運転区間25で詳細データを表示しますか?」というメッセージと共に、「はい」ボタン402及び「いいえ」ボタン403が表示されている。運転者はニュースの詳細を確認したい場合に「はい」ボタン402を押下するので、車載装置10は「はい」ボタン402又は「いいえ」ボタン403の押下を受け付ける。
(4)車載装置10が「はい」ボタン402の押下を受け付けた場合、車載装置10は自動運転機能をONに設定する。自動運転機能がONでないと運転者が詳細データを閲覧できないためである。例えば、車両が開始地点Sに到達すると持度運転機能をONに制御し、「自動運転機能をONにしました」という音声を出力する。
(5)車載装置10は車両が自動運転区間25に進入すると写真や動画などニュースの全文をディスプレイ24に表示する。
このように、本実施例の車載装置10は自動運転区間25の少し手前でニュースの概要を音声出力して、自動運転をONに設定し、自動運転区間25ではニュースの詳細を表示する。音声出力から詳細の表示までの時間は、開始地点Sの手前から自動運転区間25に車両8が進入するまでの時間でよいので、運転者は概要が音声出力されたニュースの詳細が、自動運転区間25で自動的に表示されたことが分かる。したがって、運転者は音声の出力と情報の表示という異なるメディアで1つの提供情報を受け取ることができ、車載装置10は運転者に確実に提供情報を届けることができる。
<機能について>
図10は、車載装置10の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。本実施例において、図5において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。図10の車載装置10は案内部15の代わりに自動運転起動部29を有する。自動運転起動部29は、運転者が詳細データを表示するため「はい」ボタン402を押下すると、自動運転装置40をOFFからONに制御する。あるいは、運転者による明示的な操作がある場合に、自動運転装置40をOFFからONに制御する。運転者が準備していないのに自動運転がOFFになると運転者による運転が間に合わないおそれがあるため、ONからOFFへの制御部は、運転者が明示的に操作する。
図10は、車載装置10の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。本実施例において、図5において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。図10の車載装置10は案内部15の代わりに自動運転起動部29を有する。自動運転起動部29は、運転者が詳細データを表示するため「はい」ボタン402を押下すると、自動運転装置40をOFFからONに制御する。あるいは、運転者による明示的な操作がある場合に、自動運転装置40をOFFからONに制御する。運転者が準備していないのに自動運転がOFFになると運転者による運転が間に合わないおそれがあるため、ONからOFFへの制御部は、運転者が明示的に操作する。
また、本実施例の車両8は自動運転装置40を有している。運転者が関与する程度に応じて自動運転にはレベル1〜レベル4の4段階のレベルが定められている。
0 運転者が全ての主制御系統の操作を行う。
1 加速、操舵、制動のいずれかをシステムが行う。
2 加速、操舵、制動のうちの複数をシステムが行う。
3 加速、操舵、制動の全てをシステムが行い、システムが要請した場合にはドライバーが対応する。
4 完全自動運転。
0 運転者が全ての主制御系統の操作を行う。
1 加速、操舵、制動のいずれかをシステムが行う。
2 加速、操舵、制動のうちの複数をシステムが行う。
3 加速、操舵、制動の全てをシステムが行い、システムが要請した場合にはドライバーが対応する。
4 完全自動運転。
本実施例の自動運転のレベルは、走行中に運転者が詳細データを閲覧することが法令的に許可されるレベルであればよい。
自動運転装置40は、情報取得部41、分析認識部42、行動決定部43、及び、機構制御部44を有している。情報取得部41は車両8の周囲の情報を収集する。情報取得部41は、例えば、ステレオカメラ(単眼カメラ)、レーザー、又はミリ波の少なくとも1つを使用して、周囲にある物体の距離や相対速度を検知する。取得した情報を地図情報に重ね合わせ、これらの位置を特定する。
分析認識部42は、情報取得部41が収集した物体が何かを分析して認識する。例えば、画像情報の中から被写体(人やクルマ、自転車等)を特定し、3次元空間でのその位置や動きを抽出する。主に構造推定とパターン認識が用いられる。構造推定は、視差を利用して立体的な構造を推定する技術であり、平坦な路面と立体的な障害物を区別することなどに使用される。パターン認識は、機械学習により歩行者や車両などを区別して認識する技術である。
行動決定部43は、検知した対象物をモデル化し、三次元地図上に配置して、その瞬間の周辺環境を写し取ったダイナミックナビゲーションマップを作成する。そして、ダイナミックナビゲーションマップで自車の走行ラインと車速を決める。目的地への経路が設定されているので、走行ラインは右左折する以外は中央でよいし、車速は法定速度である。先行車両が検出されている場合は追従走行する。障害物との衝突が不可避の場合は急減速したり、安全確認の後、車線変更したりする。
機構制御部44は、決定した走行ラインで走行できるようステアリングシャフトを回転駆動し、決定した車速で走行するようアクセル開度、シフトポジション、及び、制動量を決定し、それぞれのECU(Electronic Controller Unit)がこれらを制御する。
なお、自動運転の実現方法は一例に過ぎず、自動運転の実現方法は車両やメーカによって異なってよい。
<動作手順>
図11は、車載装置10が概要データと詳細データを出力する手順を示すフローチャート図の一例である。なお、図11の説明では主に図7との相違点を説明する。
図11は、車載装置10が概要データと詳細データを出力する手順を示すフローチャート図の一例である。なお、図11の説明では主に図7との相違点を説明する。
ステップS10〜S60の手順は図8と同様でよい。ステップS70では、到達時間算出部22が最寄りの自動運転区間25の開始地点Sまでの到達時間を算出する(S70)。自動運転区間25の開始地点S及び終了地点Eは道路地図DB32に登録されている。あるいは、走行中に路側機から送信される前方の自動運転区間25の開始地点Sまでの距離を車載装置10が受信してもよい。
ステップS80〜S110の手順は図7と同様でよい。ステップS120では、自動運転起動部29が自動運転装置40をONに制御する(S120)。なお、自動運転装置40がONに制御されない場合、運転者は詳細データを閲覧できないので詳細データは表示されない。
そして、現在地に基づいて情報出力制御部14が自動運転区間25に進入したと判断すると(S130のYes)、情報出力制御部14は詳細データの表示を詳細表示部18に要求する(S140)。
このような処理により、本実施例の車載装置10は車両8が自動運転区間25に進入する手前で概要データを出力し、自動運転区間25に進入すると詳細データを表示できる。したがって、概要データが出力されてから詳細データが表示されるまでの時間を短くできる。
なお、自動運転では目的地までの経路が設定されている方が、車載装置10が自動運転区間25を通過することを確定しやすいが、経路が設定されていなくても前方の自動運転区間25を検出すればよい。
また、高速道路や自動車専用道路の全般で自動運転が認められている場合、高速道路や自動車専用道路のインターチェンジの手前で概要データが音声出力され、インターチェンジを通過すると詳細データが表示されてよい。
また、自動運転区間25を走行中に提供情報が送信される場合、自動運転装置40がONであれば概要データを出力することなく詳細データを表示すればよい。自動運転装置40がOFFであれば概要データを出力して確認受付画面401を表示し、自動運転をONにするか否かを受け付ける。こうすることで、自動運転区間25を走行中に提供情報を受信しても、概要データが出力されてから詳細データが表示されるまでの時間を短くできる。
本実施例では、信号機のサイクル情報を利用して提供情報を提供する情報提供システム100について説明する。
図12は信号機26のサイクル情報を説明する図の一例である。信号機26の手前に路側機27が設置されており、路側機27は付近(主に真下)を通過した車両8にサイクル情報を送信する。路側機27としてはVICS(登録商標)の光ビーコンの送信機が知られている。
サイクル情報には以下の情報が含まれている。
・信号機までの距離X〔m〕
・青、黄、赤の保持時間
・サイクルの経過時間
したがって、サイクル情報により信号機26が次に赤になるまでの時間が分かる。また、車両8の車速と距離X〔m〕により、車載装置10は信号機26に到達するまでの時間が分かる。信号機26が次に赤になるまでの時間よりも信号機26に到達するまでの時間の方が短ければ、車両8は停止しない。逆に、信号機26が次に赤になるまでの時間が信号機26に到達するまでの時間以下であれば、車両8は信号で停止する。路側機27は前方の複数(最大で16箇所)の信号機26のサイクル情報を提供しているので、車載装置10は停止する信号機26を予測できる。
・信号機までの距離X〔m〕
・青、黄、赤の保持時間
・サイクルの経過時間
したがって、サイクル情報により信号機26が次に赤になるまでの時間が分かる。また、車両8の車速と距離X〔m〕により、車載装置10は信号機26に到達するまでの時間が分かる。信号機26が次に赤になるまでの時間よりも信号機26に到達するまでの時間の方が短ければ、車両8は停止しない。逆に、信号機26が次に赤になるまでの時間が信号機26に到達するまでの時間以下であれば、車両8は信号で停止する。路側機27は前方の複数(最大で16箇所)の信号機26のサイクル情報を提供しているので、車載装置10は停止する信号機26を予測できる。
路側機27は任意の間隔で設定されているので、車載装置10は最新のサイクル情報に基づいて、停止する信号機26を予測できる。車載装置10は停止する信号機26を決定できると、信号機26に到達する手前で概要データの音声出力が完了するように概要データの音声出力を開始する。
図13は、本実施例の提供情報の出力の概略を説明する図である。
(1)一般道を走行中の車両がニュースを受信する。しかしながら、ニュースを受信した時点では音声を出力しない。
(2)路側機27の付近を通過すると車載装置10はサイクル情報を受信する。車載装置10は車速と距離X〔m〕により停止する信号機26を決定する。図13では信号機26dが停止する信号機として予測された。(1)と(2)は順不同でよい。
(3)車載装置10は車速と信号機26dまでの距離X〔m〕を用いて信号機26dまでの到達時間を算出する。また、ニュースの概要を音声で出力した場合、どのくらい音声出力時間が必要かを算出する。そして、到達時間が音声出力時間よりやや長くなるタイミングで音声の出力を開始する。こうすることで、信号機26dの手前で音声が読み終わるタイミングで音声出力を開始できる。例えば、音声出力時間が10秒であるとすると、到達時間が15秒程度になると音声の出力を開始する。
(4)車載装置10は、音声出力と共に確認受付画面401をディスプレイ24に表示する。確認受付画面401には、「信号での停止時に詳細データを表示しますか?」というメッセージと共に、「はい」ボタン402及び「いいえ」ボタン403が表示されている。運転者はニュースの詳細を確認したい場合に「はい」ボタン402を押下するので、車載装置10は「はい」ボタン402又は「いいえ」ボタン403の押下を受け付ける。信号での停止時間は必ずしも長くないので詳細データを閲覧したくない場合、運転者は「いいえ」ボタン403を押下できる。なお、確認受付画面401で信号が赤を維持する時間を表示すると、詳細データを表示するか否かを運転者が判断しやすくなる。
(5)車載装置10が「はい」ボタン402の押下を受け付けた場合、車載装置10は車両8が停止したことを検出して、写真や動画などのニュースの全文をディスプレイ24に表示する。
このように、本実施例の車載装置10はサイクル情報を利用して車両8が停止する信号機26の少し手前でニュースの概要を音声出力して、信号機26で停止するとニュースの詳細を表示する。音声出力から詳細の表示までの時間は音声出力時間と同程度なので、運転者は概要が音声出力されたニュースの詳細が、車両の停止で自動的に表示されたことが分かる。したがって、運転者は音声の出力と情報の表示という異なるメディアで1つの提供情報を受け取ることができ、情報提供システム100は運転者に確実に提供情報を届けることができる。
<機能について>
図14は、車載装置10の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。本実施例において、図5において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。本実施例では案内部15が不要になる。また、新たにサイクル情報取得部28を有している。サイクル情報取得部28は路側機27からサイクル情報を取得する。路側機27は例えばVICS(登録商標)の一部であるためVICS(登録商標)の受信機によりサイクル情報を取得できる。
図14は、車載装置10の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。本実施例において、図5において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。本実施例では案内部15が不要になる。また、新たにサイクル情報取得部28を有している。サイクル情報取得部28は路側機27からサイクル情報を取得する。路側機27は例えばVICS(登録商標)の一部であるためVICS(登録商標)の受信機によりサイクル情報を取得できる。
到達時間算出部22は、サイクル情報が有する信号機までの距離Xと車速から各信号機までの到達時間を算出する。そして、信号機26がそれぞれ次に赤になるまでの時間と各到達時間を比較して、車両8が停止する信号機26を予測する。情報出力制御部14は、停止する信号機26の手前で音声が読み終わるタイミングで音声出力を開始する。
<動作手順>
図15は、車載装置10が概要データと詳細データを出力する手順を示すフローチャート図の一例である。なお、図15の説明では主に図7との相違点を説明する。
図15は、車載装置10が概要データと詳細データを出力する手順を示すフローチャート図の一例である。なお、図15の説明では主に図7との相違点を説明する。
ステップS10で情報取得部11が提供情報を取得する。サイクル情報取得部28は路側機27の付近を車両8が通過することでサイクル情報を取得する(S15)。
次のステップS20〜S60の手順は図7と同様でよい。ステップS70では、到達時間算出部22が停止する信号機26を予測し、信号機26までの到達時間を算出する(S70)。
次のステップS80〜S110の手順は図7と同様でよい。ステップS130で車両が停止したと判断されると、情報出力制御部14は詳細データの表示を詳細表示部18に要求する(S140)。なお、ステップS110でNoと判断された場合、詳細データは表示されない。また、本実施例ではステップS100の確認受付画面401を表示せずに、車両が停止した場合は常に詳細データを表示してもよい。運転者は興味がない提供情報を見なければよいためである。しかし、運転者が停止時にAVメニューや道路地図など別のコンテンツを表示させたい場合には、確認受付画面401を表示することで詳細データを表示させないことができるので、詳細データを別のコンテンツに運転者が切り替える必要がない。
このような処理により、本実施例の車載装置10は車両8が信号機で停止する手前で概要データを出力し、信号機で停止すると詳細データを表示できる。したがって、概要データが出力されてから詳細データが表示されるまでの時間を短くできる。
なお、前方の車両が停止するなどにより、停止すると予測した信号機26よりも手前の信号で車両8が停止してしまうこと生じ得る。この場合、車載装置10は概要データを音声出力することなく、詳細データを表示すればよい。詳細データを表示したが運転者が十分な時間、閲覧していない場合(停止時間が短い、又は、視線方向がディスプレイを向いていない)、車両8が発進すると、車載装置10がまだ音声出力していなかった概要データを出力してもよい。
逆に、交通の流れがよく、停止すると予測した信号機26を通過してしまうことも生じうる。この場合、概要データを音声出力してから詳細データを表示するまでの時間が長くなってしまうが、一般道を走行しているため次の停止まではそれほど時間はかからない。しかし、サイクル情報で次に停止する信号機26を再度予測し、停止するまでの時間が所定以上の場合、再度、概要データを音声出力してもよい。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、車両8にレコメンドサーバ50から送信された提供情報を表示すると説明したが、予めHDD等に記憶されている情報を表示してもよいし、ユーザが端末装置に記憶させて車内に持ち込んだ情報を表示してもよい。
また、車両8に搭載される他、自動二輪車又は自転車に車載装置10が搭載されてもよい。
また、図5、図10,図14などの構成例は、車載装置10の処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。また、車載装置10の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
なお、情報出力制御部14はタイミング決定手段の一例であり、音声出力部17は音声出力手段の一例であり、詳細表示部18は表示手段の一例であり、自動運転起動部29は自動運転起動手段の一例であり、サイクル情報取得部28はサイクル情報取得手段の一例であり、案内部15は案内手段の一例であり、情報提供部52は送信手段の一例であり、情報取得部11は受信手段の一例である。
10:車載装置、11:情報取得部、12:現在位置検出部、13:車速検出部、14:情報出力制御部、15:案内部、16:確認部、17:音声出力部、18:詳細表示部、50:レコメンドサーバ、100:情報提供システム
Claims (11)
- 表示装置に情報を表示する車載装置において、
運転者が前記表示装置を閲覧できる状況よりも前のタイミングを決定するタイミング決定手段と、
前記タイミング決定手段が決定したタイミングで前記情報の音声出力を開始する音声出力手段と、
前記状況になると前記情報を前記表示装置に表示する表示手段と、
を有する車載装置。 - 前記タイミング決定手段は、前記状況になる際に前記情報の少なくとも一部の音声出力が完了するタイミングを決定し、
前記音声出力手段は、前記タイミング決定手段が決定したタイミングで前記情報の音声出力を開始する請求項1に記載の車載装置。 - 前記タイミング決定手段は、前記状況となる地点までの距離と車速から前記地点に到達するための到達時間、及び、前記情報の少なくとも一部を音声出力するために必要な音声出力時間を算出し、
前記到達時間よりも前記音声出力時間の方がやや大きいタイミングを前記情報の音声出力を開始するタイミングに決定する請求項1又は2に記載の車載装置。 - 前記状況はパーキングエリアにおける停止であり、
前記タイミング決定手段は、走行車線からパーキングエリアへ分岐する分岐地点の手前で前記情報の少なくとも一部の音声出力が完了するタイミングを決定し、
前記音声出力手段は、前記タイミング決定手段が決定したタイミングで前記情報の少なくとも一部の音声出力を開始し、
前記表示手段は車両がパーキングエリアで停止すると前記情報を前記表示装置に表示する請求項1〜3のいずれか1項に記載の車載装置。 - 前記音声出力手段が前記情報を出力する際、前記タイミング決定手段は前記情報を表示するか否かを受け付ける受付画面を表示し、
前記受付画面で前記情報を表示すると受け付けられた場合、車両を前記パーキングエリアに案内する案内手段を有する請求項4に記載の車載装置。 - 前記状況は自動運転区間への進入であり、
車両が前記自動運転区間に進入すると自動運転装置をONに制御する自動運転起動手段を有し、
前記タイミング決定手段は、前記自動運転区間の開始地点の手前で前記情報の少なくとも一部の音声出力が完了するタイミングを決定し、
前記音声出力手段は、前記タイミング決定手段が決定したタイミングで前記情報の少なくとも一部の音声出力を開始し、
前記表示手段は車両が前記自動運転区間に進入すると前記情報を前記表示装置に表示する請求項1〜3のいずれか1項に記載の車載装置。 - 前記状況は信号機による停止であり、
前記信号機のサイクル情報を取得するサイクル情報取得手段を有し、
前記タイミング決定手段は、前記サイクル情報と車速で予測される車両が停止する信号機の手前で前記情報の少なくとも一部の音声出力が完了するタイミングを決定し、
前記音声出力手段は、前記タイミング決定手段が決定したタイミングで前記情報の音声出力を開始し、
前記表示手段は車両が信号機で停止すると前記情報を前記表示装置に表示する請求項1〜3のいずれか1項に記載の車載装置。 - 前記タイミング決定手段は、前記情報が画像又は動画を有する場合、前記情報の音声出力が開始されるタイミングを決定する請求項1〜7のいずれか1項に記載の車載装置。
- 前記情報は優先度を有しており、
前記タイミング決定手段は、前記優先度が閾値以上の場合、前記情報を取得したタイミングで前記情報を音声出力し、
更に、前記音声出力手段は、前記タイミング決定手段が決定したタイミングで前記情報の音声出力を開始する請求項1〜8のいずれか1項に記載の車載装置。 - 表示装置に情報を表示する車載装置が行う情報提供方法において、
タイミング決定手段が、運転者が前記表示装置を閲覧できる状況よりも前のタイミングを決定するステップと、
前記タイミング決定手段が決定したタイミングで音声出力手段が前記情報の音声出力を開始するステップと、
表示手段が、前記状況になると前記情報を前記表示装置に表示するステップと、
を有する情報提供方法。 - 情報を送信するサーバと、前記サーバから取得した情報を表示装置に表示する車載装置とを有する情報提供システムにおいて、
前記サーバは、
前記情報を前記車載装置に送信する送信手段を有し、
前記車載装置は、
前記情報を受信する受信手段と、
運転者が前記表示装置を閲覧できる状況よりも前のタイミングを決定するタイミング決定手段と、
前記タイミング決定手段が決定したタイミングで前記情報の音声出力を開始する音声出力手段と、
前記状況になると前記情報を前記表示装置に表示する表示手段と、
を有する情報提供システム。
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Cited By (1)
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JP2021124930A (ja) * | 2020-02-04 | 2021-08-30 | 株式会社デンソーテン | 情報処理装置、配信システムおよび情報処理方法 |
-
2017
- 2017-01-30 JP JP2017014773A patent/JP2018124097A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021124930A (ja) * | 2020-02-04 | 2021-08-30 | 株式会社デンソーテン | 情報処理装置、配信システムおよび情報処理方法 |
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