JP2001180126A - 熱転写リボン - Google Patents
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- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱転写プリンターの高速化におけるメディア
の高感度化、印字物性能の向上が求められるなかで、帯
電防止機能を有し、耐擦過性、耐アルコール性等に優
れ、印字の感度が良く、さらに印字品質の優れた熱転写
リボンを提供する。 【解決手段】 基材上に少なくとも剥離層、着色層を設
けた熱転写リボンであり、該着色層中の着色剤の含有量
が10〜25質量%であり、着色剤はDBP吸油量が5
0〜150ml/100g、かつBET比表面積が50
〜250m2/gの範囲の少なくとも1種のカーボンブ
ラックAと、DBP吸油量が350〜500ml/10
0g、かつBET比表面積が800〜1300m2/g
の範囲の少なくとも1種のカーボンブラックBを用いる
ことで、溶液での分散性に優れたカーボンブラックA
と、ストラクチャーを形成しやすい導電性の高いカーボ
ンブラックBを、2種を合わせて合計の含有量を上記範
囲に少なくして、上記課題を解決した。
の高感度化、印字物性能の向上が求められるなかで、帯
電防止機能を有し、耐擦過性、耐アルコール性等に優
れ、印字の感度が良く、さらに印字品質の優れた熱転写
リボンを提供する。 【解決手段】 基材上に少なくとも剥離層、着色層を設
けた熱転写リボンであり、該着色層中の着色剤の含有量
が10〜25質量%であり、着色剤はDBP吸油量が5
0〜150ml/100g、かつBET比表面積が50
〜250m2/gの範囲の少なくとも1種のカーボンブ
ラックAと、DBP吸油量が350〜500ml/10
0g、かつBET比表面積が800〜1300m2/g
の範囲の少なくとも1種のカーボンブラックBを用いる
ことで、溶液での分散性に優れたカーボンブラックA
と、ストラクチャーを形成しやすい導電性の高いカーボ
ンブラックBを、2種を合わせて合計の含有量を上記範
囲に少なくして、上記課題を解決した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写リボンに関
わり、さらに詳しくは帯電防止性が良く、耐擦過性に優
れ、印字品質の優れた熱転写リボンに関するものであ
る。
わり、さらに詳しくは帯電防止性が良く、耐擦過性に優
れ、印字品質の優れた熱転写リボンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、顔料、染料等の着色剤を熱溶融性
のワックスや樹脂等のバインダーに分散させた着色層
を、プラスチックフィルム等の基材シートに担持させた
熱転写リボンを用いて、サーマルヘッド等の加熱デバイ
スにより画像情報に応じたエネルギーを印加し、紙やプ
ラスチックシートなどの受像シート上に着色剤をバイン
ダーとともに転写する溶融転写方式が知られている。こ
の溶融転写方式によって形成される印字画像は、高濃度
で鮮鋭性に優れ、文字、線画等の2値画像の記録に適し
ている。また、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
等の着色層を有する熱転写リボンを用いて、受像シート
上に各着色層を重ねて印字記録することで、減色混合に
より多色ないしフルカラー画像の形成も可能である。
のワックスや樹脂等のバインダーに分散させた着色層
を、プラスチックフィルム等の基材シートに担持させた
熱転写リボンを用いて、サーマルヘッド等の加熱デバイ
スにより画像情報に応じたエネルギーを印加し、紙やプ
ラスチックシートなどの受像シート上に着色剤をバイン
ダーとともに転写する溶融転写方式が知られている。こ
の溶融転写方式によって形成される印字画像は、高濃度
で鮮鋭性に優れ、文字、線画等の2値画像の記録に適し
ている。また、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
等の着色層を有する熱転写リボンを用いて、受像シート
上に各着色層を重ねて印字記録することで、減色混合に
より多色ないしフルカラー画像の形成も可能である。
【0003】上記の溶融転写方式の熱転写リボンを用い
て、ラベルプリンター、バーコードプリンター、ファク
シミリプリンターやワープロプリンター等各種の熱転写
プリンターで、普通紙、コート紙、プラスチックシート
等の被転写体に印字して、きわめて広い分野で使用され
ている。このような熱転写リボンについて、そのリボン
のプリンターにおける取り替え時等の作業性や、プリン
ター内でのゴミ付着によるサーマルヘッドの破壊等の点
から、帯電防止機能を有する熱転写リボンが要求される
ことが多くなっている。カーボンブラックを用いた黒色
印字を提供する熱転写リボンは、カーボンブラックの粒
子構造(ストラクチャー)から比較的導電性を付与しや
すく、一般的に一つの連続層中にカーボンブラックを3
0%以上含有させると、導電性は確保できることが多
く、帯電防止機能上で問題となることが少ない。
て、ラベルプリンター、バーコードプリンター、ファク
シミリプリンターやワープロプリンター等各種の熱転写
プリンターで、普通紙、コート紙、プラスチックシート
等の被転写体に印字して、きわめて広い分野で使用され
ている。このような熱転写リボンについて、そのリボン
のプリンターにおける取り替え時等の作業性や、プリン
ター内でのゴミ付着によるサーマルヘッドの破壊等の点
から、帯電防止機能を有する熱転写リボンが要求される
ことが多くなっている。カーボンブラックを用いた黒色
印字を提供する熱転写リボンは、カーボンブラックの粒
子構造(ストラクチャー)から比較的導電性を付与しや
すく、一般的に一つの連続層中にカーボンブラックを3
0%以上含有させると、導電性は確保できることが多
く、帯電防止機能上で問題となることが少ない。
【0004】先行技術として、特開平2−63791号
公報に熱溶融性インキ層に導電性カーボンブラックとし
て、ケッチェンブラックを含有させて熱転写リボンの帯
電防止性をもたせることが記載されている。しかし、記
載のあるようなワックスを主体とする通常の熱転写リボ
ンと比較して、構造的に非晶質部分を多く含む熱可塑性
樹脂を主体とする着色層を設ける場合、カーボンブラッ
クの分散される見かけ体積は大きくなるため、帯電防止
効果を確保するために必要とされる導電性カーボンブラ
ックの量は多くなり、塗工液として実用をなさなかった
り、経時でインキの安定性が保持できず、インキ中に凝
集物が沈降したりする。さらに、実施例にあるように、
インキ層の厚みが比較的多めであり、高速印字型のプリ
ンターに適用できる印字感度を有するような薄膜リボン
や、さらにリボンを高機能化するような層を着色層上に
設ける場合において、表面抵抗値を充分に低く出来るよ
うな技術ではなかった。また、水系樹脂によって、カー
ボンブラックを分散した塗工液により着色層を構成した
場合は、そのカーボンブラックのストラクチャーは保持
されやすく、導電性は確保しやすいことも同業社にとっ
ては周知の事実となっている。
公報に熱溶融性インキ層に導電性カーボンブラックとし
て、ケッチェンブラックを含有させて熱転写リボンの帯
電防止性をもたせることが記載されている。しかし、記
載のあるようなワックスを主体とする通常の熱転写リボ
ンと比較して、構造的に非晶質部分を多く含む熱可塑性
樹脂を主体とする着色層を設ける場合、カーボンブラッ
クの分散される見かけ体積は大きくなるため、帯電防止
効果を確保するために必要とされる導電性カーボンブラ
ックの量は多くなり、塗工液として実用をなさなかった
り、経時でインキの安定性が保持できず、インキ中に凝
集物が沈降したりする。さらに、実施例にあるように、
インキ層の厚みが比較的多めであり、高速印字型のプリ
ンターに適用できる印字感度を有するような薄膜リボン
や、さらにリボンを高機能化するような層を着色層上に
設ける場合において、表面抵抗値を充分に低く出来るよ
うな技術ではなかった。また、水系樹脂によって、カー
ボンブラックを分散した塗工液により着色層を構成した
場合は、そのカーボンブラックのストラクチャーは保持
されやすく、導電性は確保しやすいことも同業社にとっ
ては周知の事実となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、プリンターの高
速化におけるメディアの高感度化、印字物性能の向上が
求められるなかで、帯電防止機能を容易に付与しつつ、
熱転写リボンの高性能化を図ることが難しい状況であ
る。したがって、本発明は、熱転写プリンターの高速化
におけるメディアの高感度化、印字物性能の向上が求め
られるなかで、帯電防止機能を有し、耐擦過性、耐アル
コール性等の耐久性に優れ、印字の感度が良く、さらに
印字品質の優れた熱転写リボンを提供することを目的と
している。
速化におけるメディアの高感度化、印字物性能の向上が
求められるなかで、帯電防止機能を容易に付与しつつ、
熱転写リボンの高性能化を図ることが難しい状況であ
る。したがって、本発明は、熱転写プリンターの高速化
におけるメディアの高感度化、印字物性能の向上が求め
られるなかで、帯電防止機能を有し、耐擦過性、耐アル
コール性等の耐久性に優れ、印字の感度が良く、さらに
印字品質の優れた熱転写リボンを提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は基材の上に少なくとも剥離層、樹脂を主成
分とする着色層を設けた構成である熱転写リボンにおい
て、該着色層中の着色剤の含有量が10〜25質量%で
あり、着色剤はDBP吸油量が50〜150ml/10
0g、かつBET比表面積が50〜250m2/gの範
囲にある少なくとも1種のカーボンブラック(カーボン
ブラックAとする)と、DBP吸油量が350〜500
ml/100g、かつBET比表面積が800〜130
0m2/gの範囲にある少なくとも1種のカーボンブラ
ック(カーボンブラックBとする)からなることを特徴
とする。
に、本発明は基材の上に少なくとも剥離層、樹脂を主成
分とする着色層を設けた構成である熱転写リボンにおい
て、該着色層中の着色剤の含有量が10〜25質量%で
あり、着色剤はDBP吸油量が50〜150ml/10
0g、かつBET比表面積が50〜250m2/gの範
囲にある少なくとも1種のカーボンブラック(カーボン
ブラックAとする)と、DBP吸油量が350〜500
ml/100g、かつBET比表面積が800〜130
0m2/gの範囲にある少なくとも1種のカーボンブラ
ック(カーボンブラックBとする)からなることを特徴
とする。
【0007】また、上記のカーボンブラックAの総質量
と、カーボンブラックBの総質量の比が、95:5〜8
0:20の範囲にあることが好ましい。さらに、前記の
着色層を構成するバインダーが、酢酸ビニル含有率が1
9%〜28%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体を主
成分とし、該エチレン−酢酸ビニル共重合体を溶解する
有機溶剤によるソルベントコーティング法によって、着
色層を設けることが望ましい。また、基材の上に、剥離
層、着色層、顔料を含まない接着層を順に設けること
が、好ましい。
と、カーボンブラックBの総質量の比が、95:5〜8
0:20の範囲にあることが好ましい。さらに、前記の
着色層を構成するバインダーが、酢酸ビニル含有率が1
9%〜28%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体を主
成分とし、該エチレン−酢酸ビニル共重合体を溶解する
有機溶剤によるソルベントコーティング法によって、着
色層を設けることが望ましい。また、基材の上に、剥離
層、着色層、顔料を含まない接着層を順に設けること
が、好ましい。
【0008】本発明の作用は、以下の通りである。本発
明の熱転写リボンは、基材の上に少なくとも剥離層、樹
脂を主成分とする着色層を設けた構成であり、該着色層
中の着色剤の含有量が10〜25質量%であり、着色剤
はDBP吸油量が50〜150ml/100g、かつB
ET比表面積が50〜250m2/gの範囲にある少な
くとも1種のカーボンブラック(カーボンブラックAと
する)と、DBP吸油量が350〜500ml/100
g、かつBET比表面積が800〜1300m2/gの
範囲にある少なくとも1種のカーボンブラック(カーボ
ンブラックBとする)を用いることにより、溶液におけ
る分散性に優れたカーボンブラックAと、ストラクチャ
ーを形成しやすい導電性の高いカーボンブラックBを、
2種を合わせて、合計の含有量で少なくして、帯電防止
性、塗膜の均一性や印字感度等に優れたものが得られ
る。
明の熱転写リボンは、基材の上に少なくとも剥離層、樹
脂を主成分とする着色層を設けた構成であり、該着色層
中の着色剤の含有量が10〜25質量%であり、着色剤
はDBP吸油量が50〜150ml/100g、かつB
ET比表面積が50〜250m2/gの範囲にある少な
くとも1種のカーボンブラック(カーボンブラックAと
する)と、DBP吸油量が350〜500ml/100
g、かつBET比表面積が800〜1300m2/gの
範囲にある少なくとも1種のカーボンブラック(カーボ
ンブラックBとする)を用いることにより、溶液におけ
る分散性に優れたカーボンブラックAと、ストラクチャ
ーを形成しやすい導電性の高いカーボンブラックBを、
2種を合わせて、合計の含有量で少なくして、帯電防止
性、塗膜の均一性や印字感度等に優れたものが得られ
る。
【0009】また、上記のカーボンブラックAの総質量
と、カーボンブラックBの総質量の比を、95:5〜8
0:20の範囲に収めることにより、また前記の着色層
を構成するバインダーを、酢酸ビニル含有率(VA)が
19%〜28%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)を主成分とし、該EVAを溶解する有機溶剤
によるソルベントコーティング法により、着色層を設け
ることにより、カーボンブラックAとBの混合割合を調
整し、バインダーのEVAのVAの範囲を規定すること
で、より均一な塗膜が形成でき、帯電防止性や、耐擦過
性、耐アルコール性等の耐久性に優れ、印字の感度が良
く、さらに印字品質の優れたものが得られる。上記のよ
うに、本発明の熱転写リボンは、溶液における分散性に
優れたカーボンブラックAと、導電性の高いカーボンブ
ラックBを、2種を合わせて、着色層での合計の含有量
を少なくし、カーボンブラックBの含有割合を制限し、
カーボンブラックAと適切に混合、組み合わせた。した
がって、着色層塗工液でのカーボンブラックの分散性が
低下することなく、高速印字型の熱転写プリンターに適
用できる熱転写リボンが得られる。
と、カーボンブラックBの総質量の比を、95:5〜8
0:20の範囲に収めることにより、また前記の着色層
を構成するバインダーを、酢酸ビニル含有率(VA)が
19%〜28%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)を主成分とし、該EVAを溶解する有機溶剤
によるソルベントコーティング法により、着色層を設け
ることにより、カーボンブラックAとBの混合割合を調
整し、バインダーのEVAのVAの範囲を規定すること
で、より均一な塗膜が形成でき、帯電防止性や、耐擦過
性、耐アルコール性等の耐久性に優れ、印字の感度が良
く、さらに印字品質の優れたものが得られる。上記のよ
うに、本発明の熱転写リボンは、溶液における分散性に
優れたカーボンブラックAと、導電性の高いカーボンブ
ラックBを、2種を合わせて、着色層での合計の含有量
を少なくし、カーボンブラックBの含有割合を制限し、
カーボンブラックAと適切に混合、組み合わせた。した
がって、着色層塗工液でのカーボンブラックの分散性が
低下することなく、高速印字型の熱転写プリンターに適
用できる熱転写リボンが得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態につい
て、詳述する。本発明の熱転写リボンの基本形態は、基
材の一方の面に、剥離層、樹脂を主成分とする着色層を
この順に設けた構成であるが、着色層の上に、接着層を
設けることもでき、さらに、基材の他方の面に耐熱層を
設けることができる。
て、詳述する。本発明の熱転写リボンの基本形態は、基
材の一方の面に、剥離層、樹脂を主成分とする着色層を
この順に設けた構成であるが、着色層の上に、接着層を
設けることもでき、さらに、基材の他方の面に耐熱層を
設けることができる。
【0011】(基材)本発明で用いる基材としては、従
来の熱転写リボンに使用されていると同じ基材がそのま
ま用いることが出来ると共に、その他のものも使用する
ことが出来、特に制限されない。好ましい基材の具体例
としては、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、セ
ロハン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロン、ポリ
イミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、
フッ素樹脂、塩化ゴム、アイオノマー等のプラスチック
フィルム、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類、不
織布等があり、又、これらを複合した基材であってもよ
い。特に好ましい基材はポリエチレンテレフタレートフ
ィルムである。この基材の厚さは、その強度及び熱伝導
性が適切になるように材料に応じて適宜変更することが
出来るが、その厚さは、好ましくは、例えば、2〜25
μmである。
来の熱転写リボンに使用されていると同じ基材がそのま
ま用いることが出来ると共に、その他のものも使用する
ことが出来、特に制限されない。好ましい基材の具体例
としては、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、セ
ロハン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロン、ポリ
イミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、
フッ素樹脂、塩化ゴム、アイオノマー等のプラスチック
フィルム、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類、不
織布等があり、又、これらを複合した基材であってもよ
い。特に好ましい基材はポリエチレンテレフタレートフ
ィルムである。この基材の厚さは、その強度及び熱伝導
性が適切になるように材料に応じて適宜変更することが
出来るが、その厚さは、好ましくは、例えば、2〜25
μmである。
【0012】(剥離層)上記基材の一方の表面に形成す
る剥離層は、熱転写時に溶融して着色層の剥離性を良く
し、転写後は転写画像の表面に少なくとも一部が着色層
と共に転写され、着色層の保護層、特に転写画像に良好
な滑り性を与えて、転写画像の耐擦過性を向上させる作
用をする。本発明では先ず、上記基材の一方の面に剥離
層を形成する。この剥離層は、例えば、剥離性に優れた
アクリル樹脂、シリコーン樹脂、弗素樹脂、シリコーン
或は弗素で変性した各種の樹脂が使用出来るが、好まし
いものはワックスである。
る剥離層は、熱転写時に溶融して着色層の剥離性を良く
し、転写後は転写画像の表面に少なくとも一部が着色層
と共に転写され、着色層の保護層、特に転写画像に良好
な滑り性を与えて、転写画像の耐擦過性を向上させる作
用をする。本発明では先ず、上記基材の一方の面に剥離
層を形成する。この剥離層は、例えば、剥離性に優れた
アクリル樹脂、シリコーン樹脂、弗素樹脂、シリコーン
或は弗素で変性した各種の樹脂が使用出来るが、好まし
いものはワックスである。
【0013】かかるワックスとしては、印字時に溶融し
て剥離性を発揮する各種のワックスが好ましい。好適に
使用されるワックスとしては、例えばマイクロクリスタ
リンワックス、カルナバワックス、パラフィンワック
ス、フィッシャートロプシュワックス、各種低分子量ポ
リエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、
羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、
ペトロラクタム、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、
脂肪酸アミド等、種々のワックスが挙げられる。特に好
ましいワックスは比較的融点が高く且つ溶剤に溶けにく
いマイクロクリスタリンワックス及びカルナバワックス
等である。
て剥離性を発揮する各種のワックスが好ましい。好適に
使用されるワックスとしては、例えばマイクロクリスタ
リンワックス、カルナバワックス、パラフィンワック
ス、フィッシャートロプシュワックス、各種低分子量ポ
リエチレン、木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、
羊毛ロウ、セラックワックス、キャンデリラワックス、
ペトロラクタム、一部変性ワックス、脂肪酸エステル、
脂肪酸アミド等、種々のワックスが挙げられる。特に好
ましいワックスは比較的融点が高く且つ溶剤に溶けにく
いマイクロクリスタリンワックス及びカルナバワックス
等である。
【0014】剥離層は、上記のようなワックスを主体に
して、熱可塑性樹脂や、タルク、シリカ、カオリン等の
無機フィラー、ポリスチレン系やアクリル系等の有機フ
ィラーや、各種添加剤を、基材との密着性、印字の解像
度向上等の理由により、転写性を阻害しない範囲で添加
することができる。但し、剥離層中のワックス材料の含
有割合は、50質量%以上、好ましくは80質量%以上
が好ましい。上記剥離層は熱転写リボンの感度を低下さ
せることがないように薄い層、例えば、ホットメルトコ
ート法、ソルベントコート法、エマルジョンコート法等
で、乾燥状態で0.1〜2g/m2程度の厚みで形成す
ることができる。
して、熱可塑性樹脂や、タルク、シリカ、カオリン等の
無機フィラー、ポリスチレン系やアクリル系等の有機フ
ィラーや、各種添加剤を、基材との密着性、印字の解像
度向上等の理由により、転写性を阻害しない範囲で添加
することができる。但し、剥離層中のワックス材料の含
有割合は、50質量%以上、好ましくは80質量%以上
が好ましい。上記剥離層は熱転写リボンの感度を低下さ
せることがないように薄い層、例えば、ホットメルトコ
ート法、ソルベントコート法、エマルジョンコート法等
で、乾燥状態で0.1〜2g/m2程度の厚みで形成す
ることができる。
【0015】(着色層)本発明の熱転写リボンは、基材
の上に少なくとも剥離層、樹脂を主成分とする着色層を
設けた構成で、該着色層中の着色剤の含有量が10〜2
5質量%であり、着色剤はDBP吸油量が50〜150
ml/100g、かつBET比表面積が50〜250m
2/gの範囲にある少なくとも1種のカーボンブラック
Aと、DBP吸油量が350〜500ml/100g、
かつBET比表面積が800〜1300m2/gの範囲
にある少なくとも1種のカーボンブラックBからなるも
のである。
の上に少なくとも剥離層、樹脂を主成分とする着色層を
設けた構成で、該着色層中の着色剤の含有量が10〜2
5質量%であり、着色剤はDBP吸油量が50〜150
ml/100g、かつBET比表面積が50〜250m
2/gの範囲にある少なくとも1種のカーボンブラック
Aと、DBP吸油量が350〜500ml/100g、
かつBET比表面積が800〜1300m2/gの範囲
にある少なくとも1種のカーボンブラックBからなるも
のである。
【0016】上記のカーボンブラックAは、塗工液中で
の分散性は比較的良好であるが、導電性の性質は出難
い。一方のカーボンブラックBは、粒子構造を形成しや
すく、優れた導電性を有しているが、塗工液中での分散
性が劣る。したがって、カーボンブラックAとBを適切
な範囲で、混合して使用することになる。カーボンブラ
ックAの総質量と、カーボンブラックBの総質量の比
が、95:5〜80:20の範囲で混合することが好ま
しい。カーボンブラックBが上記の範囲より少ないと、
着色層に導電性を付与することが難しく、また上記の範
囲より多いと、塗工液での分散性が低下してしまう。
の分散性は比較的良好であるが、導電性の性質は出難
い。一方のカーボンブラックBは、粒子構造を形成しや
すく、優れた導電性を有しているが、塗工液中での分散
性が劣る。したがって、カーボンブラックAとBを適切
な範囲で、混合して使用することになる。カーボンブラ
ックAの総質量と、カーボンブラックBの総質量の比
が、95:5〜80:20の範囲で混合することが好ま
しい。カーボンブラックBが上記の範囲より少ないと、
着色層に導電性を付与することが難しく、また上記の範
囲より多いと、塗工液での分散性が低下してしまう。
【0017】また、カーボンブラックAのDBP吸油量
が50ml/100gより小さいと、着色層の導電性を
付与するには、着色層に添加するカーボンブラック総量
を多くするか、あるいは、カーボンブラックBの含有量
を多くするしか方法がなく、結局、熱転写リボンの印字
感度の低下や、着色層塗工液の分散性の低下が生じてし
まう。一方で、カーボンブラックAのDBP吸油量が1
50ml/100gより大きいと、着色層塗工液の分散
性が低下してしまう。また、カーボンブラックAのBE
T比表面積が50m2/g未満であると、着色剤として
の濃度が足らず、実用できるものではない。さらに、カ
ーボンブラックAのBET比表面積が250m2/gよ
り大きいと、着色層の塗工液の分散性が低下してしま
う。
が50ml/100gより小さいと、着色層の導電性を
付与するには、着色層に添加するカーボンブラック総量
を多くするか、あるいは、カーボンブラックBの含有量
を多くするしか方法がなく、結局、熱転写リボンの印字
感度の低下や、着色層塗工液の分散性の低下が生じてし
まう。一方で、カーボンブラックAのDBP吸油量が1
50ml/100gより大きいと、着色層塗工液の分散
性が低下してしまう。また、カーボンブラックAのBE
T比表面積が50m2/g未満であると、着色剤として
の濃度が足らず、実用できるものではない。さらに、カ
ーボンブラックAのBET比表面積が250m2/gよ
り大きいと、着色層の塗工液の分散性が低下してしま
う。
【0018】カーボンブラックBは、DBP吸油量が3
50ml/100gより少なかったり、またはBET比
表面積が800m2/gより少ないと、着色層の導電性
が充分に付与されない。また、カーボンブラックBは、
DBP吸油量が500ml/100gより多かったり、
またはBET比表面積が1300m2/gより多いと、
着色層の塗工液の分散性が低下してしまう。このように
カーボンブラックAとBの2種を合わせて、その合計の
含有量を着色層中で10〜25質量%の範囲として、着
色剤の着色層の含有量を少なくしても、充分な導電性や
着色濃度を付与でき、また着色剤の量が少ないので、よ
り高感度の熱転写リボンが得られる。
50ml/100gより少なかったり、またはBET比
表面積が800m2/gより少ないと、着色層の導電性
が充分に付与されない。また、カーボンブラックBは、
DBP吸油量が500ml/100gより多かったり、
またはBET比表面積が1300m2/gより多いと、
着色層の塗工液の分散性が低下してしまう。このように
カーボンブラックAとBの2種を合わせて、その合計の
含有量を着色層中で10〜25質量%の範囲として、着
色剤の着色層の含有量を少なくしても、充分な導電性や
着色濃度を付与でき、また着色剤の量が少ないので、よ
り高感度の熱転写リボンが得られる。
【0019】本発明で規定するDBP吸油量は、JIS
−K6221の吸油量測定A法に従って、測定した値で
ある。また、BET比表面積はブルナウアー、エメッ
ト、テラーが規定した、顔料表面に一定温度で気体が吸
着される場合の吸着量である。着色層を構成するバイン
ダーは、エチレン−酢酸ビニル共重合体が好ましく、カ
ーボンブラックの分散性や、印字物の耐擦過性に優れた
ものとなる。またバインダー樹脂のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体は、酢酸ビニル含有率(VA)が19%〜2
8%であるものが、特に好ましく用いられる。そのVA
が19%未満では接着性を付与する基が少なく、被転写
体への接着力が低くなりやすく、一方VAが28%より
大きいと着色層の導電性が付与し難い。それはエチレン
−酢酸ビニル共重合体のVAが28%より大きいと、樹
脂の非晶質の部分が多くなるためと思われる。
−K6221の吸油量測定A法に従って、測定した値で
ある。また、BET比表面積はブルナウアー、エメッ
ト、テラーが規定した、顔料表面に一定温度で気体が吸
着される場合の吸着量である。着色層を構成するバイン
ダーは、エチレン−酢酸ビニル共重合体が好ましく、カ
ーボンブラックの分散性や、印字物の耐擦過性に優れた
ものとなる。またバインダー樹脂のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体は、酢酸ビニル含有率(VA)が19%〜2
8%であるものが、特に好ましく用いられる。そのVA
が19%未満では接着性を付与する基が少なく、被転写
体への接着力が低くなりやすく、一方VAが28%より
大きいと着色層の導電性が付与し難い。それはエチレン
−酢酸ビニル共重合体のVAが28%より大きいと、樹
脂の非晶質の部分が多くなるためと思われる。
【0020】上記の基材の上に剥離層を介して形成され
る着色層は、エチレン−酢酸ビニル共重合体の樹脂バイ
ンダーと必要に応じて、その他の樹脂バインダーと、着
色剤及び必要に応じて、分散剤、フィラーなど、種々の
添加剤を加えた塗布液から形成する。上記のエチレン−
酢酸ビニル共重合体以外の樹脂バインダー樹脂として
は、転写性を阻害しない範囲で石油樹脂、スチレン系樹
脂、テルペン系樹脂、ロジン系樹脂等を加えて、印字物
の耐久性を向上させたり、塗工液の流動性を向上させた
りすることができる。また、印字物のシャープネスを向
上させたり、転写できる印字用紙の範囲を拡大させたり
する目的でワックスを添加しても良い。
る着色層は、エチレン−酢酸ビニル共重合体の樹脂バイ
ンダーと必要に応じて、その他の樹脂バインダーと、着
色剤及び必要に応じて、分散剤、フィラーなど、種々の
添加剤を加えた塗布液から形成する。上記のエチレン−
酢酸ビニル共重合体以外の樹脂バインダー樹脂として
は、転写性を阻害しない範囲で石油樹脂、スチレン系樹
脂、テルペン系樹脂、ロジン系樹脂等を加えて、印字物
の耐久性を向上させたり、塗工液の流動性を向上させた
りすることができる。また、印字物のシャープネスを向
上させたり、転写できる印字用紙の範囲を拡大させたり
する目的でワックスを添加しても良い。
【0021】また、カーボンブラック以外の顔料とし
て、熱転写リボンのブロッキング防止、印字用紙との貼
り付き防止等の目的で、シリカ、炭酸カルシウム、クレ
ー等の無機フィラー、ポリエチレンビーズ、スチレンビ
ーズ、アクリルビーズ等の有機フィラーが適宜使用でき
る。着色層は、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂溶液
にて、各顔料を分散したものを用い、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体を溶解する有機溶剤による、いわゆるソル
ベントコート法により形成される。エマルジョンコート
により、着色層を形成すると、帯電防止効果は高くなる
ものの、耐久性、特にアルコール類の耐久性が低下した
り、高温高湿化におけるブロッキングが発生しやすい等
の不具合が起こりやすい。
て、熱転写リボンのブロッキング防止、印字用紙との貼
り付き防止等の目的で、シリカ、炭酸カルシウム、クレ
ー等の無機フィラー、ポリエチレンビーズ、スチレンビ
ーズ、アクリルビーズ等の有機フィラーが適宜使用でき
る。着色層は、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂溶液
にて、各顔料を分散したものを用い、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体を溶解する有機溶剤による、いわゆるソル
ベントコート法により形成される。エマルジョンコート
により、着色層を形成すると、帯電防止効果は高くなる
ものの、耐久性、特にアルコール類の耐久性が低下した
り、高温高湿化におけるブロッキングが発生しやすい等
の不具合が起こりやすい。
【0022】着色層の厚みは、固形分で0.5g/m2
〜3.0g/m2の範囲で形成される。着色層の厚み
が、0.5g/m2未満では、充分な着色性が得られ
ず、3.0g/m2を越えると印字の転写感度が低下
し、好ましくない。本発明では、着色層を、ソルベント
塗工方式によって、連続層の状態で塗布することが好ま
しく、着色層の塗工面を凹凸を少なくして、平滑化し
て、印字物としての耐擦過性を向上させることができ
る。
〜3.0g/m2の範囲で形成される。着色層の厚み
が、0.5g/m2未満では、充分な着色性が得られ
ず、3.0g/m2を越えると印字の転写感度が低下
し、好ましくない。本発明では、着色層を、ソルベント
塗工方式によって、連続層の状態で塗布することが好ま
しく、着色層の塗工面を凹凸を少なくして、平滑化し
て、印字物としての耐擦過性を向上させることができ
る。
【0023】(接着層)本発明の熱転写リボンは、着色
層の上に接着層を設けることができる。接着層は、表面
平滑性の低い用紙に対する転写性を向上させたり、着色
剤としての顔料を含まない構成で、実質的に無色透明な
層とすることにより、被転写体と熱転写リボンとの印字
搬送時の擦れによる被転写体の表面汚れを防止すること
ができる。この接着層は、サーマルヘッド、レーザー等
の加熱により、軟化して接着性を発揮する熱可塑性樹脂
を主体とし、得られる熱転写リボンをロール状に巻き取
った時にブロッキングを防止するために、ワックス類、
高級脂肪酸のアミド、エステル及び塩、フッ素樹脂や無
機物質のフィラーのようにブロッキング防止剤を添加す
ることができる。
層の上に接着層を設けることができる。接着層は、表面
平滑性の低い用紙に対する転写性を向上させたり、着色
剤としての顔料を含まない構成で、実質的に無色透明な
層とすることにより、被転写体と熱転写リボンとの印字
搬送時の擦れによる被転写体の表面汚れを防止すること
ができる。この接着層は、サーマルヘッド、レーザー等
の加熱により、軟化して接着性を発揮する熱可塑性樹脂
を主体とし、得られる熱転写リボンをロール状に巻き取
った時にブロッキングを防止するために、ワックス類、
高級脂肪酸のアミド、エステル及び塩、フッ素樹脂や無
機物質のフィラーのようにブロッキング防止剤を添加す
ることができる。
【0024】熱可塑性樹脂として、例えば、エチレン−
酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸
エステル共重合体(EEA)、ポリエステル樹脂、ポリ
エチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリブデ
ン、石油樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリビニルアルコール、塩化ビニリデン樹
脂、メタクリル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート、
ポリビニルフォルマール、ポリビニルブチラール、アセ
チルセルロース、ニトロセルロース、ポリ酢酸ビニル、
ポリイソブチレン、エチルセルロースまたはポリアセタ
ールなどが挙げられ、特に従来感熱接着剤として使用さ
れている比較的低軟化点、例えば、50〜150℃の軟
化点を有するものが好ましい。
酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸
エステル共重合体(EEA)、ポリエステル樹脂、ポリ
エチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリブデ
ン、石油樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリビニルアルコール、塩化ビニリデン樹
脂、メタクリル樹脂、ポリアミド、ポリカーボネート、
ポリビニルフォルマール、ポリビニルブチラール、アセ
チルセルロース、ニトロセルロース、ポリ酢酸ビニル、
ポリイソブチレン、エチルセルロースまたはポリアセタ
ールなどが挙げられ、特に従来感熱接着剤として使用さ
れている比較的低軟化点、例えば、50〜150℃の軟
化点を有するものが好ましい。
【0025】接着層の形成は、上記の熱可塑性樹脂と添
加剤を適当な有機溶剤または水に溶解または分散した接
着層形成用塗工液を、従来公知のホットラッカーコー
ト、グラビアダイレクトコート、グラビアリバースコー
ト、ナイフコート、エアコート、ロールコート等の方法
により、乾燥状態で厚さ0.05〜5g/m2を設ける
ものである。乾燥塗膜の厚さが、0.05g/m2未満
の場合、受像シート及び着色層との接着性が劣り、印字
の際に転写不良となる。また、厚さが5g/m2を越え
た場合、印字時の転写感度が低下し、満足のいく印字品
質が得られない。
加剤を適当な有機溶剤または水に溶解または分散した接
着層形成用塗工液を、従来公知のホットラッカーコー
ト、グラビアダイレクトコート、グラビアリバースコー
ト、ナイフコート、エアコート、ロールコート等の方法
により、乾燥状態で厚さ0.05〜5g/m2を設ける
ものである。乾燥塗膜の厚さが、0.05g/m2未満
の場合、受像シート及び着色層との接着性が劣り、印字
の際に転写不良となる。また、厚さが5g/m2を越え
た場合、印字時の転写感度が低下し、満足のいく印字品
質が得られない。
【0026】(耐熱層)また、本発明においては、基材
として熱に弱い材料を用いる場合、サーマルヘッドに接
する側の熱転写リボン表面に、サーマルヘッドの滑り性
を良くし、かつスティッキングを防止する耐熱層を設け
ることが好ましい。耐熱層は、耐熱性のある樹脂と熱離
型剤または滑剤の働きをする物質とを基本的な構成成分
とする。このような耐熱層を設けることによって、熱に
弱いプラスチックフィルムを基材とした熱転写リボンに
おいてもスティッキングが起こることなく熱印字が可能
であって、プラスチックフィルムの持つ切れにくさ、加
工のし易さ等のメリットが生かせる。
として熱に弱い材料を用いる場合、サーマルヘッドに接
する側の熱転写リボン表面に、サーマルヘッドの滑り性
を良くし、かつスティッキングを防止する耐熱層を設け
ることが好ましい。耐熱層は、耐熱性のある樹脂と熱離
型剤または滑剤の働きをする物質とを基本的な構成成分
とする。このような耐熱層を設けることによって、熱に
弱いプラスチックフィルムを基材とした熱転写リボンに
おいてもスティッキングが起こることなく熱印字が可能
であって、プラスチックフィルムの持つ切れにくさ、加
工のし易さ等のメリットが生かせる。
【0027】この耐熱層は、バインダー樹脂に滑り剤、
界面活性剤、無機粒子、有機粒子、顔料等を添加したも
のを、好適に使用し、形成される。耐熱層に使用される
バインダー樹脂は、例えば、エチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロ
ース、硝化綿などのセルロース系樹脂、ポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、アクリル樹
脂、ポリアクリルアミド、アクリロニトリル−スチレン
共重合体などのビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、シリコーン変性またはフッ素変性ウレタ
ン樹脂等が、挙げられる。
界面活性剤、無機粒子、有機粒子、顔料等を添加したも
のを、好適に使用し、形成される。耐熱層に使用される
バインダー樹脂は、例えば、エチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロ
ース、硝化綿などのセルロース系樹脂、ポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、アクリル樹
脂、ポリアクリルアミド、アクリロニトリル−スチレン
共重合体などのビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、シリコーン変性またはフッ素変性ウレタ
ン樹脂等が、挙げられる。
【0028】これらのなかで、数個の反応性基、例え
ば、水酸基を有しているものを使用し、架橋剤として、
ポリイソシアネートなどを併用して、架橋樹脂を使用す
ることが好ましい。耐熱層を形成する手段は、上記のご
とき、バインダー樹脂に滑り剤、界面活性剤、無機粒
子、有機粒子、顔料等を添加した材料を、適当な溶剤中
に溶解または分散させて、塗工液を調整し、この塗工液
をグラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバー等
の慣用の塗工手段により、塗工し、乾燥するものであ
る。
ば、水酸基を有しているものを使用し、架橋剤として、
ポリイソシアネートなどを併用して、架橋樹脂を使用す
ることが好ましい。耐熱層を形成する手段は、上記のご
とき、バインダー樹脂に滑り剤、界面活性剤、無機粒
子、有機粒子、顔料等を添加した材料を、適当な溶剤中
に溶解または分散させて、塗工液を調整し、この塗工液
をグラビアコーター、ロールコーター、ワイヤーバー等
の慣用の塗工手段により、塗工し、乾燥するものであ
る。
【0029】
【実施例】次に実施例及び比較例をあげて、本発明を更
に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは、
特に断りのない限り質量基準である。 (実施例1)基材として、厚さ4.5μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製、ルミラ
ー)の一方の面に、下記組成の剥離層用塗工液をグラビ
アコーティングにより、乾燥塗布量が0.7g/m2に
なるように塗布、乾燥して剥離層を形成する。さらに、
その剥離層の上に、下記組成の着色層用塗工液1を35
℃の液温に保ちながら、グラビアコーティングにより、
乾燥塗布量が1.2g/m2になるように塗布、乾燥し
て着色層を形成し、実施例1の熱転写リボンを作成す
る。尚、上記の基材の他方の面に、予め下記組成の耐熱
層用塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量
が0.1g/m2になるように塗布、乾燥して、耐熱層
を形成しておく。
に具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは、
特に断りのない限り質量基準である。 (実施例1)基材として、厚さ4.5μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製、ルミラ
ー)の一方の面に、下記組成の剥離層用塗工液をグラビ
アコーティングにより、乾燥塗布量が0.7g/m2に
なるように塗布、乾燥して剥離層を形成する。さらに、
その剥離層の上に、下記組成の着色層用塗工液1を35
℃の液温に保ちながら、グラビアコーティングにより、
乾燥塗布量が1.2g/m2になるように塗布、乾燥し
て着色層を形成し、実施例1の熱転写リボンを作成す
る。尚、上記の基材の他方の面に、予め下記組成の耐熱
層用塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量
が0.1g/m2になるように塗布、乾燥して、耐熱層
を形成しておく。
【0030】 [剥離層用塗工液] カルナバワックスエマルジョン 95部 (コニシ(株)製、WE95、固形分40%) スチレン−ブタジエン共重合体エマルジョン 5部 (日本ゼオン(株)製、LX430、固形分50%)
【0031】 [着色層用塗工液1] カーボンブラック(DBP吸油量78、BET比表面積115) 18部 (三菱化学(株)製、#44) ケッチェンブラックEC600JD 2部 (ケッチェンブラックインダストリー社製、DBP吸油量495、BET比表面 積1270) エチレン−酢酸ビニル共重合体 50部 (三井デュポンポリケミカル社製、#250、VA=19%、MI=15) キャンデリラワックス 20部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 10部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
【0032】 [耐熱層用塗工液] シリコーンアクリル共重合体 20部 (東亜合成化学(株)製、サイマックUS350) トルエン 50部 メチルエチルケトン 50部
【0033】(実施例2)上記の実施例1で作製した熱
転写リボンにおいて、着色層を下記組成の着色層用塗工
液2に変更した以外は、実施例1と同様にして実施例2
の熱転写リボンを作成した。
転写リボンにおいて、着色層を下記組成の着色層用塗工
液2に変更した以外は、実施例1と同様にして実施例2
の熱転写リボンを作成した。
【0034】 [着色層用塗工液2] カーボンブラック(DBP吸油量113、BET比表面積115) 18部 (三菱化学(株)製、#30) ケッチェンブラックEC 2部 (ケッチェンブラックインダストリー社製、DBP吸油量360、BET比表面 積800) エチレン−酢酸ビニル共重合体 50部 (三井デュポンポリケミカル社製、#250、VA=19%、MI=15) キャンデリラワックス 20部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 10部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
【0035】(実施例3)上記の実施例1で作製した熱
転写リボンにおいて、着色層の上に下記組成の接着層用
塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が
0.7g/m2になるように塗布、乾燥して接着層を形
成して、実施例3の熱転写リボンを作成した。 [接着層用塗工液] カルナバワックスエマルジョン(固形分40%) 30部 エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(固形分40%) 40部
転写リボンにおいて、着色層の上に下記組成の接着層用
塗工液をグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が
0.7g/m2になるように塗布、乾燥して接着層を形
成して、実施例3の熱転写リボンを作成した。 [接着層用塗工液] カルナバワックスエマルジョン(固形分40%) 30部 エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(固形分40%) 40部
【0036】(比較例1)上記の実施例1の熱転写リボ
ンにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更した以外
は、実施例1と同様にして、比較例1の熱転写リボンを
作成した。 [着色層用塗工液3] カーボンブラック(DBP吸油量78、BET比表面積115) 20部 (三菱化学(株)製、#44) エチレン−酢酸ビニル共重合体 50部 (三井デュポンポリケミカル社製、#250、VA=19%、MI=15) キャンデリラワックス 20部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 10部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
ンにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更した以外
は、実施例1と同様にして、比較例1の熱転写リボンを
作成した。 [着色層用塗工液3] カーボンブラック(DBP吸油量78、BET比表面積115) 20部 (三菱化学(株)製、#44) エチレン−酢酸ビニル共重合体 50部 (三井デュポンポリケミカル社製、#250、VA=19%、MI=15) キャンデリラワックス 20部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 10部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
【0037】(比較例2)上記の実施例1の熱転写リボ
ンにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更した以外
は、実施例1と同様にして、比較例2の熱転写リボンを
作成した。 [着色層用塗工液4] カーボンブラック(DBP吸油量78、BET比表面積115) 30部 (三菱化学(株)製、#44) エチレン−酢酸ビニル共重合体 45部 (三井デュポンポリケミカル社製、#250、VA=19%、MI=15) キャンデリラワックス 17.5部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 7.5部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
ンにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更した以外
は、実施例1と同様にして、比較例2の熱転写リボンを
作成した。 [着色層用塗工液4] カーボンブラック(DBP吸油量78、BET比表面積115) 30部 (三菱化学(株)製、#44) エチレン−酢酸ビニル共重合体 45部 (三井デュポンポリケミカル社製、#250、VA=19%、MI=15) キャンデリラワックス 17.5部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 7.5部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
【0038】(比較例3)上記の実施例1の熱転写リボ
ンにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更した以外
は、実施例1と同様にして、比較例3の熱転写リボンを
作成した。 [着色層用塗工液5] カーボンブラック(DBP吸油量46、BET比表面積45) 28.5部 (西独デグサ社製、printex25) ケッチェンブラックEC600JD 1.5部 (ケッチェンブラックインダストリー社製、DBP吸油量495、BET比表面 積1270) エチレン−酢酸ビニル共重合体 45部 (三井デュポンポリケミカル社製、#250、VA=19%、MI=15) キャンデリラワックス 17.5部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 7.5部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
ンにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更した以外
は、実施例1と同様にして、比較例3の熱転写リボンを
作成した。 [着色層用塗工液5] カーボンブラック(DBP吸油量46、BET比表面積45) 28.5部 (西独デグサ社製、printex25) ケッチェンブラックEC600JD 1.5部 (ケッチェンブラックインダストリー社製、DBP吸油量495、BET比表面 積1270) エチレン−酢酸ビニル共重合体 45部 (三井デュポンポリケミカル社製、#250、VA=19%、MI=15) キャンデリラワックス 17.5部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 7.5部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
【0039】(比較例4)上記の実施例1の熱転写リボ
ンにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更した以外
は、実施例1と同様にして、比較例4の熱転写リボンを
作成した。 [着色層用塗工液6] カーボンブラック(DBP吸油量200、BET比表面積300) 21部 ケッチェンブラックEC600JD 9部 (ケッチェンブラックインダストリー社製、DBP吸油量495、BET比表面 積1270) エチレン−酢酸ビニル共重合体 45部 (三井デュポンポリケミカル社製、#250、VA=19%、MI=15) キャンデリラワックス 17.5部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 7.5部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
ンにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更した以外
は、実施例1と同様にして、比較例4の熱転写リボンを
作成した。 [着色層用塗工液6] カーボンブラック(DBP吸油量200、BET比表面積300) 21部 ケッチェンブラックEC600JD 9部 (ケッチェンブラックインダストリー社製、DBP吸油量495、BET比表面 積1270) エチレン−酢酸ビニル共重合体 45部 (三井デュポンポリケミカル社製、#250、VA=19%、MI=15) キャンデリラワックス 17.5部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 7.5部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
【0040】(比較例5)上記の実施例1で作製した熱
転写リボンにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更
した以外は、実施例1と同様にして比較例5の熱転写リ
ボンを作成した。 [着色層用塗工液7] カーボンブラック(DBP吸油量170、BET比表面積270)28.5部 (コロンビヤンカーボン社製、Conductex975ULTRA) ケッチェンブラックEC 1.5部 (ケッチェンブラックインダストリー社製、DBP吸油量360、BET比表面 積800) エチレン−酢酸ビニル共重合体 45部 (VA=15%) キャンデリラワックス 17.5部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 7.5部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
転写リボンにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更
した以外は、実施例1と同様にして比較例5の熱転写リ
ボンを作成した。 [着色層用塗工液7] カーボンブラック(DBP吸油量170、BET比表面積270)28.5部 (コロンビヤンカーボン社製、Conductex975ULTRA) ケッチェンブラックEC 1.5部 (ケッチェンブラックインダストリー社製、DBP吸油量360、BET比表面 積800) エチレン−酢酸ビニル共重合体 45部 (VA=15%) キャンデリラワックス 17.5部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 7.5部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
【0041】(比較例6)上記の実施例1で作製した熱
転写リボンにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更
した以外は、実施例1と同様にして比較例6の熱転写リ
ボンを作成した。 [着色層用塗工液8] カーボンブラック(DBP吸油量200、BET比表面積300)28.5部 ケッチェンブラックEC 1.5部 (ケッチェンブラックインダストリー社製、DBP吸油量360、BET比表面 積800) エチレン−酢酸ビニル共重合体 45部 (三井デュポンポリケミカル社製、V5773W、VA=33%、MI=90) キャンデリラワックス 17.5部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 7.5部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
転写リボンにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更
した以外は、実施例1と同様にして比較例6の熱転写リ
ボンを作成した。 [着色層用塗工液8] カーボンブラック(DBP吸油量200、BET比表面積300)28.5部 ケッチェンブラックEC 1.5部 (ケッチェンブラックインダストリー社製、DBP吸油量360、BET比表面 積800) エチレン−酢酸ビニル共重合体 45部 (三井デュポンポリケミカル社製、V5773W、VA=33%、MI=90) キャンデリラワックス 17.5部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 7.5部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
【0042】(比較例7)上記の比較例2の熱転写リボ
ンにおいて、着色層用塗工液を有機溶剤の溶媒から水系
溶媒に変更した以外は、比較例2と同様にして、比較例
7の熱転写リボンを作成した。すなわち、カーボンブラ
ック水分散体(三菱化学(株)製、#44、DBP吸油
量78、BET比表面積115)、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体エマルジョン(三井デュポンポリケミカル社
製、#250、VA=19%、MI=15)、キャンデ
リラワックスエマルジョン及び石油樹脂エマルジョンを
用い、各固形分の比率を比較例2と同等とした。
ンにおいて、着色層用塗工液を有機溶剤の溶媒から水系
溶媒に変更した以外は、比較例2と同様にして、比較例
7の熱転写リボンを作成した。すなわち、カーボンブラ
ック水分散体(三菱化学(株)製、#44、DBP吸油
量78、BET比表面積115)、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体エマルジョン(三井デュポンポリケミカル社
製、#250、VA=19%、MI=15)、キャンデ
リラワックスエマルジョン及び石油樹脂エマルジョンを
用い、各固形分の比率を比較例2と同等とした。
【0043】(比較例8)上記の実施例1の熱転写リボ
ンにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更した。そ
れ以外は、実施例1と同様にして、比較例8の熱転写リ
ボンを作成することにしたが、下記組成の塗工液9は、
インキ化において、増粘してしまい、塗工できるインキ
を作製することが出来なかった。
ンにおいて、着色層用塗工液を下記組成に変更した。そ
れ以外は、実施例1と同様にして、比較例8の熱転写リ
ボンを作成することにしたが、下記組成の塗工液9は、
インキ化において、増粘してしまい、塗工できるインキ
を作製することが出来なかった。
【0044】 [着色層用塗工液9] カーボンブラック(DBP吸油量113、BET比表面積115) 15部 (三菱化学(株)製、#30) ケッチェンブラックEC 5部 (ケッチェンブラックインダストリー社製、DBP吸油量360、BET比表面 積800) エチレン−酢酸ビニル共重合体 50部 (三井デュポンポリケミカル社製、#250、VA=19%、MI=15) キャンデリラワックス 20部 石油樹脂(日本石油化学(株)製、ネオポリマー160) 10部 トルエン 285部 メチルエチルケトン 15部
【0045】上記、実施例および比較例の熱転写リボン
を用いて、下記の条件にて、導電性の評価と、下記の印
字条件にて、印字を実施し、その印字物を下記の評価方
法にて、印字感度及び印字物の耐擦過性の評価を行う。 (導電性)熱転写リボンの表面電気抵抗率をダイヤイン
スツルメンツ(株)製、HIRESTA−IR MCP
−HT260の抵抗率測定機を用いて、測定した。ま
た、熱転写リボンの取扱い上、不具合がないかを調べ
た。
を用いて、下記の条件にて、導電性の評価と、下記の印
字条件にて、印字を実施し、その印字物を下記の評価方
法にて、印字感度及び印字物の耐擦過性の評価を行う。 (導電性)熱転写リボンの表面電気抵抗率をダイヤイン
スツルメンツ(株)製、HIRESTA−IR MCP
−HT260の抵抗率測定機を用いて、測定した。ま
た、熱転写リボンの取扱い上、不具合がないかを調べ
た。
【0046】(印字条件)使用プリンターは東芝TEC
社製、熱転写バーコードプリンターB472にて、印字
速度8inch/secにて印字し、受像シートはキャ
ストコート紙を使用し、実施例および比較例の熱転写リ
ボンを使用して、バーコードテストパターンの印字を行
い、評価サンプルを作成した。
社製、熱転写バーコードプリンターB472にて、印字
速度8inch/secにて印字し、受像シートはキャ
ストコート紙を使用し、実施例および比較例の熱転写リ
ボンを使用して、バーコードテストパターンの印字を行
い、評価サンプルを作成した。
【0047】(印字感度)上記の印字条件にて、得られ
た印字物について、印字品質で、鮮明性(かすれの有無
等)を目視にて観察し、下記の判断基準にて評価する。 ○:鮮明性に優れ、印字のかすれは認められず、良好で
ある。 △:鮮明性がほぼ良好で、印字のかすれが少し認められ
る。 ×:鮮明性に欠け、印字のかすれが非常に多い。
た印字物について、印字品質で、鮮明性(かすれの有無
等)を目視にて観察し、下記の判断基準にて評価する。 ○:鮮明性に優れ、印字のかすれは認められず、良好で
ある。 △:鮮明性がほぼ良好で、印字のかすれが少し認められ
る。 ×:鮮明性に欠け、印字のかすれが非常に多い。
【0048】(耐擦過性)上記の印字条件にて、得られ
た印字物に対し、布にイソプロピルアルコールを含ませ
た布を用いて、指で5回往復して擦って、非印字部(地
の部分)の汚れ、印字部の脱落を目視にて評価した。そ
の評価基準は、以下の通りである。 ○:印字部の脱落がほとんど無く、地の部分の汚れが実
用上問題になるレベルではない。 △:印字部の脱落が少しあり、地の部分の汚れがある。 ×:印字部の脱落が目立ち、地の部分の汚れが非常にあ
る。
た印字物に対し、布にイソプロピルアルコールを含ませ
た布を用いて、指で5回往復して擦って、非印字部(地
の部分)の汚れ、印字部の脱落を目視にて評価した。そ
の評価基準は、以下の通りである。 ○:印字部の脱落がほとんど無く、地の部分の汚れが実
用上問題になるレベルではない。 △:印字部の脱落が少しあり、地の部分の汚れがある。 ×:印字部の脱落が目立ち、地の部分の汚れが非常にあ
る。
【0049】(評価結果)上記の実施例および比較例の
評価結果を、下記の表1及び表2に示す。
評価結果を、下記の表1及び表2に示す。
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱転写リ
ボンは、基材の上に少なくとも剥離層、樹脂を主成分と
する着色層を設けた構成であり、該着色層中の着色剤の
含有量が10〜25質量%であり、着色剤はDBP吸油
量が50〜150ml/100g、かつBET比表面積
が50〜250m2/gの範囲にある少なくとも1種の
カーボンブラックAと、DBP吸油量が350〜500
ml/100g、かつBET比表面積が800〜130
0m2/gの範囲にある少なくとも1種のカーボンブラ
ックBを用いることにより、溶液における分散性に優れ
たカーボンブラックAと、粒子構造を形成しやすく、導
電性の高いカーボンブラックBを、2種を合わせて、合
計の含有量で少なくして、高速印字型の熱転写プリンタ
ーに適用でき、帯電防止性、塗膜の均一性等に優れたも
のが得られる。
ボンは、基材の上に少なくとも剥離層、樹脂を主成分と
する着色層を設けた構成であり、該着色層中の着色剤の
含有量が10〜25質量%であり、着色剤はDBP吸油
量が50〜150ml/100g、かつBET比表面積
が50〜250m2/gの範囲にある少なくとも1種の
カーボンブラックAと、DBP吸油量が350〜500
ml/100g、かつBET比表面積が800〜130
0m2/gの範囲にある少なくとも1種のカーボンブラ
ックBを用いることにより、溶液における分散性に優れ
たカーボンブラックAと、粒子構造を形成しやすく、導
電性の高いカーボンブラックBを、2種を合わせて、合
計の含有量で少なくして、高速印字型の熱転写プリンタ
ーに適用でき、帯電防止性、塗膜の均一性等に優れたも
のが得られる。
【0052】また、上記のカーボンブラックAの総質量
と、カーボンブラックBの総質量の比を、95:5〜8
0:20の範囲に収め、カーボンブラックBの含有割合
を制限し、カーボンブラックAと適切に混合、組み合わ
せることで、着色層塗工液でのカーボンブラックの分散
性が低下することなく、また前記の着色層を構成するバ
インダーを、酢酸ビニル含有率(VA)が19%〜28
%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)を主
成分とし、該EVAを溶解する有機溶剤によるソルベン
トコーティング法により、着色層を設けることにより、
カーボンブラックAとBの混合割合を調整し、バインダ
ーのEVAのVAの範囲を規定することで、より均一な
塗膜が形成でき、帯電防止性や、耐擦過性、耐アルコー
ル性等の耐久性に優れ、印字の感度が良く、さらに印字
品質の優れたものが得られる。
と、カーボンブラックBの総質量の比を、95:5〜8
0:20の範囲に収め、カーボンブラックBの含有割合
を制限し、カーボンブラックAと適切に混合、組み合わ
せることで、着色層塗工液でのカーボンブラックの分散
性が低下することなく、また前記の着色層を構成するバ
インダーを、酢酸ビニル含有率(VA)が19%〜28
%であるエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)を主
成分とし、該EVAを溶解する有機溶剤によるソルベン
トコーティング法により、着色層を設けることにより、
カーボンブラックAとBの混合割合を調整し、バインダ
ーのEVAのVAの範囲を規定することで、より均一な
塗膜が形成でき、帯電防止性や、耐擦過性、耐アルコー
ル性等の耐久性に優れ、印字の感度が良く、さらに印字
品質の優れたものが得られる。
【0053】上記のように本発明の熱転写リボンは、着
色層で少ないカーボンブラックの含有量で導電性を付与
することができるため、熱転写リボンは高感度に構成す
ることができる。熱転写リボンに帯電防止層を別途設け
ることが不要なため、安価に作成できる。また、樹脂溶
液で分散された均一系インキで着色層を構成しても導電
性が確保できるため、樹脂エマルジョン分散液等で製造
したものよりも、耐アルコール性に強い印字物が得られ
る。
色層で少ないカーボンブラックの含有量で導電性を付与
することができるため、熱転写リボンは高感度に構成す
ることができる。熱転写リボンに帯電防止層を別途設け
ることが不要なため、安価に作成できる。また、樹脂溶
液で分散された均一系インキで着色層を構成しても導電
性が確保できるため、樹脂エマルジョン分散液等で製造
したものよりも、耐アルコール性に強い印字物が得られ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 基材の上に少なくとも剥離層、樹脂を主
成分とする着色層を設けた構成である熱転写リボンにお
いて、該着色層中の着色剤の含有量が10〜25質量%
であり、着色剤はDBP吸油量が50〜150ml/1
00g、かつBET比表面積が50〜250m2/gの
範囲にある少なくとも1種のカーボンブラックと、DB
P吸油量が350〜500ml/100g、かつBET
比表面積が800〜1300m2/gの範囲にある少な
くとも1種のカーボンブラックからなることを特徴とす
る熱転写リボン。 - 【請求項2】 DBP吸油量50〜150mg/100
g、かつBET比表面積50〜250m2/gの範囲に
あるカーボンブラックの総質量と、DBP吸油量350
〜500mg/100g、かつBET比表面積800〜
1300m2/gの範囲にあるカーボンブラックの総質
量の比が、95:5〜80:20の範囲にあることを特
徴とする上記の請求項1に記載する熱転写リボン。 - 【請求項3】 前記の着色層を構成するバインダーが、
酢酸ビニル含有率が19%〜28%であるエチレン−酢
酸ビニル共重合体を主成分とし、該エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体を溶解する有機溶剤によるソルベントコーテ
ィング法によって、着色層を設けることを特徴とする請
求項1または2に記載する熱転写リボン。 - 【請求項4】 基材の上に、剥離層、着色層、顔料を含
まない接着層を順に設けたことを特徴とする上記の請求
項1〜3のいずれか一つに記載する熱転写リボン。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36954499A JP2001180126A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 熱転写リボン |
EP00311677A EP1125754B1 (en) | 1999-12-27 | 2000-12-22 | Thermal transfer ribbon and method of manufacturing the same |
US09/747,728 US6468636B1 (en) | 1999-12-27 | 2000-12-22 | Thermal transfer ribbon and method of manufacturing same |
DE60026256T DE60026256T2 (de) | 1999-12-27 | 2000-12-22 | Thermofarbband für den Thermotransferdruck sowie dessen Herstellung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36954499A JP2001180126A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 熱転写リボン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001180126A true JP2001180126A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18494700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36954499A Pending JP2001180126A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 熱転写リボン |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6468636B1 (ja) |
EP (1) | EP1125754B1 (ja) |
JP (1) | JP2001180126A (ja) |
DE (1) | DE60026256T2 (ja) |
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