JP2001180022A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JP2001180022A
JP2001180022A JP36721699A JP36721699A JP2001180022A JP 2001180022 A JP2001180022 A JP 2001180022A JP 36721699 A JP36721699 A JP 36721699A JP 36721699 A JP36721699 A JP 36721699A JP 2001180022 A JP2001180022 A JP 2001180022A
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cassette
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ink
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Junichi Kawato
淳一 川戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の熱転写プリンタは、インクリボンカ
セットを装着した状態において、記録用紙を給紙側に戻
す排紙動作時に、記録用紙に紙ジャム等が発生しない高
精度の排紙が可能な熱転写プリンタを提供することを目
的とする。 【解決手段】 本発明の熱転写プリンタPは、インクリ
ボンカセット13をカセット装着部2に装着時におい
て、リボン引き出し口15cからリボン折り返し部18
cに引き回しされるインクリボン14を、サーマルヘッ
ド6から遠のく方向に離間させるリボン押圧部材9をカ
セット装着部2に配設し、紙送りローラ11による記録
用紙21の排紙時において、記録用紙21は、リボン押
圧部材9にインクリボン14を介して後端部21aが当
接して、この後端部21aをリボン引き出し口15cか
ら遠のく方向の本体部15の底面15d側に湾曲させ、
リボン押圧部材9が記録用紙21の排紙時のガイド部を
構成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱転写プリンタに係
わり、特に、記録用紙を適正に排紙することが可能な熱
転写プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、記録用紙への行ごとまたは頁
ごとの記録を迅速に行う記録装置として、記録用紙の幅
方向に沿って発熱素子が整列配列された長尺なラインサ
ーマルヘッドを有する熱転写プリンタ(図示せず)が使
用されていた。このような従来の熱転写プリンタに使用
されるインクリボンカセット30を、図7、図8を用い
て説明すると、図示右側には、インクリボ31を巻回し
た供給コア32と巻取りコア33とを回転自在に支持す
る本体部34が形成されている。また、本体部34の供
給コア32近傍には、図7に示すように、供給コア32
に巻回しているインクリボン31を矢印B方向に引き出
し可能なリボン引き出し口34aが形成されている。
【0003】また、本体部34からは、図示左方向に延
びるリボン案内部35が形成され、このリボン案内部3
5には、図示左方向に延びるリボン摺接壁35aと、こ
のリボン摺接壁35aの図示左側の先端部から下方に延
びるリボン折り返し部35bとが設けられている。前記
インクリボン31は、リボン引き出し口34aから矢印
B方向に引き出されて、リボン折り返し部35bから折
り返されて、リボン摺接壁35a上を引き回しされて走
行可能になっている。前記リボン引き出し口34aから
リボン折り返し部35bに引き出されたインクリボン3
1と、上方のリボン摺接壁35aとの間には、熱転写プ
リンタ側のラインサーマルヘッド(図示せず)が挿入可
能なヘッド挿入部36が形成されている。
【0004】前記インクリボンカセット30は、従来の
熱転写プリンタのカセット装着部(図示せず)に装着し
て、巻取りコア33を矢印A方向に回転させることによ
り、供給コア32に巻回したインクリボン31が、リボ
ン引き出し口34aから矢印B方向に引き出される。そ
して、インクリボン31は、リボン折り返し部35bで
折り返されて、矢印部から矢印C、D方向に方向転換さ
れてリボン摺接壁35a上を引き回しされて、巻取りコ
ア33に巻取り可能になっている。
【0005】そして、熱転写プリンタのカセット装着部
にインクリボンカセット30を装着すると、ヘッド挿入
部36にラインサーマルヘッド(図示せず)が位置する
と共に、巻取りコア33の回転軸に、駆動源であるモー
タ(図示せず)が係合する。また、リボン引き出し口3
4aから引き出されたインクリボン31の下部には、本
体部34の一部を構成するケース34bの下方から記録
用紙、例えばロール紙、またはカット紙(図示せず)が
給紙される。
【0006】次に、ヘッド挿入部36に位置しているラ
インサーマルヘッドを、プラテンローラ(図示せず)側
にヘッドダウンさせ、インクリボン31と記録用紙とを
ラインサーマルヘッドとプラテンローラとで圧接狭持す
る。そして、ラインサーマルヘッドの発熱素子を選択的
に発熱させながら、紙送りローラ(図示せず)、及び巻
取りコア33を回転させて、インクリボン31と記録用
紙とを矢印B方向に搬送させると、インクリボン31の
インクが記録用紙に転写され、所望の画像を印刷するこ
とができる。
【0007】また、カラー印刷用のインクリボン31
は、例えばシアン、マゼンダ、イエロー等の異なる色の
インクがだんだら状に塗布されており、このようなイン
クリボン31を収納したインクリボンカセット30を用
いて、熱転写プリンタで記録用紙にカラー印刷する場
合、プリンタ側の紙送りローラ(図示せず)を正転、逆
転を繰り返しながら、記録用紙を矢印B方向に搬送、あ
るいは矢印Bと反対方向に戻しながら、異なる色のイン
クを順番に重ね印刷してカラー画像を印刷するようにな
っている。そして、記録用紙にカラー印刷する場合は、
ラインサーマルヘッドをヘッドダウンさせて、インクリ
ボン31と記録用紙とを矢印B方向に移動させる動作
と、ラインサーマルヘッドをヘッドアップさせて、記録
用紙を矢印Bと反対方向の給紙側であるケース34bの
下方側に戻す動作を繰り返して、異なる色のインクを記
録用紙に順番に重ね印刷するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の熱転
写プリンタにおいて、カット紙からなる記録用紙にカラ
ー印刷する場合に、記録用紙を矢印Bと反対方向の給紙
側であるケース34bの下方側に戻す時、カット紙の端
部が、本体部34のケース34bにぶつかって、カット
紙を正常に給紙側であるケース34bの下方側に戻せな
いことがあった。また、カット紙をケース34b側に戻
す時に、記録用紙の端部がリボン引き出し口34aに侵
入して、紙ジャム、あるいはインクリボン21にしわ等
が発生する問題があった。本発明は、前述したした点に
鑑みてなされたもので、記録用紙にカラー印刷するよう
な場合に、記録用紙を給紙側に戻す動作時、記録用紙に
紙ジャム等の発生がない熱転写プリンタを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段として本発明の熱転写プリンタは、インク
リボンを本体部に収納したインクリボカセットと、この
インクリボンカセットを着脱可能なカセット装着部を有
するフレームと、このフレームに片持ち支持されたサー
マルヘッドと、記録用紙が前記サーマルヘッドに給紙さ
れる方向における前記プラテンローラの下流側に設けら
れた紙送りローラとを備え、前記インクリボンカセット
は、前記本体部から一方側に延びて形成されたリボン案
内部の先端部にリボン折り返し部を有し、前記インクリ
ボンは、前記本体部のリボン引き出し口から一旦外部に
引き出されて、前記リボン折り返し部側に引き回し可能
とし、前記インクリボンカセットを前記カセット装着部
に装着時において、前記リボン引き出し口から前記リボ
ン折り返し部に引き回しされる前記インクリボンを、前
記サーマルヘッドから遠のく方向に離間させるリボン押
圧部材を前記カセット装着部に配設した構成とした。
【0010】また、前記課題を解決するための第2の手
段として、前記インクリボンカセットが前記カセット装
着部に装着され、前記紙送りローラによる前記記録用紙
の排紙時において、前記記録用紙は、前記リボン押圧部
材に前記インクリボンを介して端部が当接して、この端
部を前記リボン引き出し口から遠のく方向の前記本体部
の底面側に湾曲させ、前記リボン押圧部材が前記記録用
紙の排紙時のガイド部を構成するようにした。
【0011】また、前記課題を解決するための第3の手
段として、前記サーマルヘッドは、前記フレームの側板
に片持ち支持されたヘッド取付台に取り付けられ、前記
リボン押圧部材は、前記インクリボンカセットを前記カ
セット装着部に装着した時、前記リボン引き出し口から
前記リボン折り返し部に引き回しされる前記インクリボ
ンと対向する側の前記ヘッド取付台に取り付けられてい
る構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱転写プリンタを
図1〜図6に基づいて説明する。図1は本発明の熱転写
プリンタにインクリボンカセットを装着した状態の要部
断面図であり、図2は本発明の熱転写プリンタの正面図
であり、図3は図2の左側面から見た部分断面図であ
り、図4は図2の上面図であり、図5は本発明に係わる
インクリボンカセットの要部断面図であり、図6は図5
の右側面図である。
【0013】本発明の熱転写プリンタPは、図2に示す
ように、外殻を構成するフレーム1が、略矩形で内部が
空洞の筺状に形成されている。前記フレーム1は、金属
板からなり、図2に示すように、手前側に側板1aと、
この側板1aと所定の間隔を有して対向する奥側に側板
1bとが配設され、上方が天板1cで遮蔽されると共
に、下方が解放されている。この解放されたフレーム1
の下方には、フレーム1の下方の一部を覆う金属板から
なる下板1dが配設されている。このようなフレーム1
の空洞内部には、後述するインクリボンカセット13を
装着可能なカセット装着部2が設けられ、このカセット
装着部2の一部を構成するカセット挿入口2aが手前側
の側板1aに打ち抜き形成されて、カセット装着部2の
一方側が解放されている。このようなカセット装着部2
には、後述するインクリボンカセット13をカセット挿
入口2aから着脱可能になっている。
【0014】前記カセット装着部2は、カセット挿入口
2aが形成された側板1aと対向する側の側板1bに、
回転可能な巻き取りボビン3が配設され、この巻き取り
ボビン3に、後述するインクリボンカセット13の巻き
取りコア20が係合可能になっている。また、フレーム
1の互いに対向する側板1a、1b間には、回転自在な
円柱状のプラテンローラ4が配設されており、このプラ
テンローラ4は、図3、4に示すようなプラテン駆動軸
5により、矢印E、F方向に回動可能になっている。
【0015】前記プラテンローラ4と対向する図2に示
す上方には、サーマルヘッド6が配設され、このサーマ
ルヘッド6は、ヘッド基板8を介して接着剤等でヘッド
取付台7に固着されている。このヘッド取付台7は、図
3、4に示すように、フレーム1の一方の側板1bにネ
ジ止め(図示せず)等により片持ち支持され、その自由
端部7aが側板1aのカセット挿入口2aから若干外側
に突出するように取り付けられている。前記ヘッド取付
台7は、図4に示すように、平面形状が略矩形に形成さ
れ、自由端部7aには、図3に示すような、斜面からな
るリボンガイド部7bが形成されている。前記サーマル
ヘッド6は、円柱状のプラテンローラ4が対向する長手
方向の位置に、複数の発熱素子(図示せず)が並列状に
形成されている。
【0016】また、ヘッド取付台7には、図1、2に示
すサーマルヘッド6の左側に、合成樹脂製のリボン押圧
部材9が配設されている。このリボン押圧部材9は、一
方側がヘッド基板8にネジ止め(図示せず)等で取り付
けられ、他方側がサーマルヘッド6にのりあげるように
階段状に形成され、サーマルヘッド6にのりあげた他方
側には、図示下方側に突出形成された平坦状のリボン摺
接面9aが設けられている。前記リボン押圧部材9は、
図3に示す左右方向の長さが、サーマルヘッド6と略同
じに形成され、リボン摺接面9aがヘッド取付台7のリ
ボンガイド部7bより下方側に突出するように形成され
ている。
【0017】前記ヘッド取付台7は、図3に示すよう
に、リボンガイド部7bとヘッド基板8との間に隙間7
cが形成され、リボン押圧部材9の右側端部9bには、
隙間7cにもぐり込むような鈎状の突出部9cが形成さ
れている。また、リボン摺接面9aの右側端部9bは面
取りが施されて、ヘッド取付台7のリボンガイド部7b
とリボン摺接面9aとの間で、階段状の段差が発生しな
いようになっている。そのために、後述するインクリボ
ンカセット13をカセット装着部2に装着するときに、
リボンガイド部7bからリボン摺接面9aに、インクリ
ボン14をスムーズに導くことができる。
【0018】前記フレーム1の天板1cとヘッド取付台
7との間には、所定寸法の隙間部2bが形成され、イン
クリボンカセット13をカセット装着部2に装着する
と、インクリボンカセット13のリボン案内部18が隙
間部2bに位置するようになっている。また、本発明の
熱転写プリンタPは、図2に示すフレーム1の左端部側
の空洞内部に、樹脂材料から成る壁部材10が配設さ
れ、この壁部材10には、図3に示すような、内部のカ
セット装着部2に通じる給排紙口10aが解放されて形
成されている。そして、この給排紙口10aから、後述
する記録用紙21を給紙、及び排紙が可能になってい
る。
【0019】また、プラテンローラ4の図1に示す右側
で、後述する記録用紙21が搬送される矢印Jの方向に
おけるプラテンローラ4の下流側に、回転可能な円柱状
の紙送りローラ11が配設されている。また、紙送りロ
ーラ11には、回転自在の圧接ローラ12が圧接してお
り、紙送りローラ11の回転に連動して圧接ローラ12
が回転するようになっている。また、本発明の熱転写プ
リンタPに用いるインクリボンカセット13を、図5、
6に基づいて説明すると、インクリボンカセット13
は、図5に示すように、一方の面にインク面14aが形
成されたインクリボン14を収納する略楕円形状の空洞
部を有する本体部15が形成されている。
【0020】この本体部15には、インクリボン14の
両端部を巻回した回転自在の供給コア16と巻き取りコ
ア17とが収納されている。前記本体部15は、一対の
側壁15aが互いに対向して形成され、この一対の側壁
15aと、図示上下に形成されたケース15bとで内部
が空洞になっている。 また、本体部15の図示下方の
ケース15bは、外面が本体部15の底面15dとなる
ように構成されている。そして、インクリボンカセット
13をカセット装着部2に装着すると、底面15dとフ
レーム1の下板1dとの間に、図1に示すような隙間2
0が形成され、この隙間20が給排紙口10aにつなが
って、紙送りローラ11で給排紙される後述する記録用
紙21が隙間20を図示左右に搬送可能になっている。
【0021】また、図5に示す本体部15内に配設され
た供給コア16の図示右側のケース15bには、供給コ
ア16に巻回したインクリボン14を本体部15から外
部に引き出し可能な、スリット状のリボン引き出し口1
5cが形成されている。このリボン引き出し口15c近
傍のケース15bの外側には、三角形状の用紙ガイド1
5eが、インクリボン14の矢印Gの引き出し方向に突
出形成されている。前記用紙ガイド15eは、図6に示
すように、リボン引き出し口15cから引き出されるイ
ンクリボン14の幅方向の左右端部寄りの2カ所に、所
定の間隔を有して形成されている
【0022】また、図5に示す本体部15の右上部から
図示右方向の一方側に延びて形成されたリボン案内部1
8を有し、このリボン案内部18は、上部に本体部15
から延長形成されたケース15bと、下部に本体部15
の一対の側壁15aを連結するリボン摺接壁18aとで
構成され、このリボン摺接壁18aと上部のケース15
bに挟まれた間に、所定の隙間寸法から成るリボン走行
溝18bが形成されている。前記リボン案内部18の図
示右側の先端部には、リボン折り返し部18cが形成さ
れ、このリボン折り返し部18cには、回転自在のロー
ラが配設されている。
【0023】前記リボン引き出し口15cからリボン折
り返し部18cに引き出されたインクリボン14と、リ
ボン摺接壁18aとの間には、熱転写プリンタPのフレ
ーム1の側板1bに片持ち支持されたヘッド取付台7が
挿入可能なヘッド挿入部19が形成されている。また、
図6に示すインクリボンカセット13の右側側壁15a
には、位置決め突起23が突出形成されており、インク
リボンカセット13をカセット装着部2に装着すると、
位置決め突起23が側板1bの位置決め孔1eに係合し
て、インクリボンカセット13が位置決めされるように
なっている。
【0024】前記供給コア16に巻回されたインクリボ
ン14は、巻き取りコア17の矢印E方向の回転で、リ
ボン引き出し口15cから外部に一旦引き出しされて、
ヘッド挿入部19の下を矢印G方向に引き回しされ、リ
ボン折り返し部18cで折り返された状態から、リボン
案内部6のリボン摺接壁18a上を走行可能とし、リボ
ン走行溝18bから再度本体部15内に引き入れられ
て、巻取りコア17に巻取り可能になっている。即ち、
インクリボン14は、本体部15のリボン引き出し口1
5cから外部に一旦引き出しされて、リボン折り返し部
18c側に引き回し可能になっている。
【0025】このような構成のインクリボカセット13
を、本発明の熱転写プリンタPのカセット装着部2に装
着すると、図3に示すヘッド取付台7の自由端部7aが
リボンカセット13のヘッド挿入部19に位置するする
と共に、リボン案内部18がヘッド取付台7とフレーム
1の天板1cとの間の隙間部2bに位置する。また、リ
ボン引き出し口15cからリボン折り返し部18c側に
引き出されたインクリボン14は、ヘッド取付台7のテ
ーパ状のリボンガイド部7bにガイドされ、リボン押圧
部材9の面取りされた右側端部9bから、リボン摺接面
9aに案内されて、図1に示すように、サーマルヘッド
6から遠のく方向に離間されて、サーマルヘッド6とプ
ラテンローラ4との間に位置する。
【0026】前記インクリボンカセット13をカセット
装着部2に装着した本発明の熱転写プリンタPの印刷動
作を図1に基づいて説明すると、まず、プラテンローラ
4を矢印F方向に回動させてサーマルヘッド8から離間
させる。次に、給排紙口10aから記録用紙21を挿入
し、矢印Mの給紙方向に搬送すると、記録用紙21は、
下板1dから延長形成された用紙案内板22に案内され
て、前端部が紙送りローラ11と圧接ローラ12とに圧
接狭持される。次に、プラテンローラ4を矢印E方向に
回動させて、インクリボン14と記録用紙21を、サー
マルヘッド6に圧接狭持する。
【0027】そして、サーマルヘッド6の複数の発熱素
子(図示せず)を印刷情報に基づいて選択的に発熱させ
ると共に、紙送りローラ11を時計回り方向に回転させ
て、記録用紙21を矢印Jの搬送方向の下流側に搬送す
ると、記録用紙21にインクリボン14のインクが転写
されて、記録用紙21に所望の画像を印刷することがで
きる。また、記録用紙21にインクを転写した後のイン
クリボン14は、巻取りボビン3による巻取りコア17
の回転で、リボン折り返し部18cから、リボン摺接壁
18a上を引き回しされて、リボン走行溝18bから本
体部15内に引き入れられ、巻取りコア17に巻取られ
る。そのために、印刷中、あるいは印刷終了後において
も、インクリボン14にたるみ等が発生することはな
い。
【0028】そして、記録用紙21への印刷終了後、プ
ラテンローラ4を矢印F方向に回動させて、記録用紙2
1とインクリボン14の圧接を解除する。その後、紙送
りローラ11を反時計回り方向に逆転させて、記録用紙
21を矢印K方向に戻して排紙行う。この排紙動作時に
おいて、記録用紙21は、後端部21aがインクリボン
14に沿ってリボン押圧部材9まで戻され、リボン押圧
部9において、インクリボン14を介して後端部21a
がリボン押圧部9に当接する。そして、記録用紙21
は、後端部21aがリボン引き出し口15cから遠のく
方向の本体部15の底面15d側に湾曲される。即ち、
リボン押圧部材9が、記録用紙21の排紙時のガイド部
を構成するようになっているので、排紙時の記録用紙2
1は、後端部21aがリボン引き出し口15cに侵入す
るような弊害を防ぐことができ、紙ジャム等のない高精
度の排紙を行うことができる。
【0029】また、リボン押圧部9によって、リボン引
き出し口15cから遠のく方向に湾曲された記録用紙2
1の後端部21aは、略三角形状の用紙ガイド15eの
斜面に当接する。そのために、更に確実な排紙を行うこ
とができる。そして、用紙ガイド15eに当接した記録
用紙21の後端部21aは、矢印L方向の本体部15の
底面15d側に搬送され、隙間20を経て給排紙口10
aから外部に排紙することができる。前記記録用紙21
は、インクリボン14に沿って矢印K方向に排紙時に、
インクリボン14に静電気が帯電して、記録用紙21が
インクリボン14に吸着したとしても、リボン押圧部9
によって、記録用紙21の後端部21aが、本体部15
の底面15d側に湾曲するので、インクリボン14に吸
着した記録用紙21は、インクリボン14から容易に剥
がれるようになっている。
【0030】また、排紙時の記録用紙21は、紙送りロ
ーラ11と圧接ローラ12との圧接が解除されると共
に、後端部21aが給排紙口10aから矢印N方向に排
紙されて、熱転写プリンタPの壁部材10から所定の量
だけ排出される。そして、熱転写プリンタPの壁部材1
0から所定の量だけ排出した記録用紙21を、操作者が
手作業で、熱転写プリンタPから取り出すことができ
る。
【0031】また、インクリボン14が、例えばシア
ン、マゼンダ、イエロー等の複数の色のインクを、順番
にだんだら状に塗布したカラー印刷用の場合は、シア
ン、マゼンダ、イエローの複数の色のインクを記録用紙
21に重ね印刷して、カラー画像を印刷するようになっ
ている。このようなカラー印刷する動作は、プラテン4
をサーマルヘッド6側に回動させて、インクリボン14
と記録用紙21をサーマルヘッド6に圧接狭持する。そ
して、紙送りローラ11に給紙された記録用紙21を、
矢印Jの搬送方向に搬送させながらインクリボン14の
インクを転写する動作と、プラテン4をサーマルヘッド
6から離間させ、紙送りローラ11を逆転させて、記録
用紙21を矢印K方向に戻す動作とを繰り返して、異な
る複数の色のインクを記録用紙に重ね印刷して、所望の
カラー画像を印刷するようになっている。
【0032】本発明の熱転写プリンタPは、記録用紙2
1の排紙動作だけでなく、カラー印刷時の記録用紙21
を矢印J、Kの方向に往復移動させる動作においても、
記録用紙21の後端部21aは、リボン押圧部9によっ
て、リボン引き出し口15cから遠のく方向に湾曲さ
れ、後端部21aがリボン引き出し口15cに侵入する
ことがなく、紙ジャム等のない高精度な排紙を行うこと
ができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の熱転写プリ
ンタは、インクリボンカセットをカセット装着部に装着
時において、リボン引き出し口から前記リボン折り返し
部に引き回しされるインクリボンを、サーマルヘッドか
ら遠のく方向に離間させるリボン押圧部材を前記カセッ
ト装着部に配設しているので、排紙時の記録用紙をリボ
ン押圧部材で湾曲させて、リボン引き出し口への侵入を
防ぐことができ、紙ジャム等のない高精度な排紙を行う
ことができる熱転写プリンタを提供できる。
【0034】また、前記インクリボンカセットが前記カ
セット装着部に装着され、前記紙送りローラによる前記
記録用紙の排紙時において、前記記録用紙は、前記リボ
ン押圧部材に前記インクリボンを介して端部が当接し
て、この端部を前記リボン引き出し口から遠のく方向の
前記本体部の底面側に湾曲させ、前記リボン押圧部材が
前記記録用紙の排紙時のガイド部を構成するようにした
こので、リボン押圧部によって記録用紙の端部を、イン
クリボンカセットの本体部の底面側に、確実に湾曲させ
てガイドすることができる。
【0035】また、前記リボン押圧部材は、前記インク
リボンカセットを前記カセット装着部に装着時におい
て、前記リボン引き出し口から前記リボン折り返し部に
引き回しされる前記インクリボンと対向する側の前記ヘ
ッド取付台に取り付けられているので、リボン押圧部材
材質を、ヘッド取付台と異なる、インクリボンに対して
摩擦抵抗の小さいもので形成することができる。そのた
めに、リボン押圧部を摺接するインクリボンの走行性が
良くなり、インクリボンの斜行等をなくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写プリンタにインクリボンカセッ
トを装着した状態の要部断面図である。
【図2】本発明の熱転写プリンタの正面図である。
【図3】図2の左側面から見た要部断面図である。
【図4】図2の上面図である。
【図5】本発明に係わるインクリボンカセットの要部断
面図である。
【図6】図5の右側面図である。
【図7】従来の熱転写プリンタに用いるインクリボンカ
セットの斜視図である。
【図8】従来の熱転写プリンタに用いるインクリボンカ
セットの要部断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】 】
  1. 【請求項1】 インクリボンを本体部に収納したインク
    リボカセットと、このインクリボンカセットを着脱可能
    なカセット装着部を有するフレームと、このフレームに
    片持ち支持されたサーマルヘッドと、記録用紙が前記サ
    ーマルヘッドに給紙される方向における前記プラテンロ
    ーラの下流側に設けられた紙送りローラとを備え、前記
    インクリボンカセットは、前記本体部から一方側に延び
    て形成されたリボン案内部の先端部にリボン折り返し部
    を有し、前記インクリボンは、前記本体部のリボン引き
    出し口から一旦外部に引き出されて、前記リボン折り返
    し部側に引き回し可能とし、前記インクリボンカセット
    を前記カセット装着部に装着時において、前記リボン引
    き出し口から前記リボン折り返し部に引き回しされる前
    記インクリボンを、前記サーマルヘッドから遠のく方向
    に離間させるリボン押圧部材を前記カセット装着部に配
    設したことを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記インクリボンカセットが前記カセッ
    ト装着部に装着され、前記紙送りローラによる前記記録
    用紙の排紙時において、前記記録用紙は、前記リボン押
    圧部材に前記インクリボンを介して端部が当接して、こ
    の端部を前記リボン引き出し口から遠のく方向の前記本
    体部の底面側に湾曲させ、前記リボン押圧部材が前記記
    録用紙の排紙時のガイド部を構成するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の熱転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記サーマルヘッドは、前記フレームの
    側板に片持ち支持されたヘッド取付台に取り付けられ、
    前記リボン押圧部材は、前記インクリボンカセットを前
    記カセット装着部に装着した時、前記リボン引き出し口
    から前記リボン折り返し部に引き回しされる前記インク
    リボンと対向する側の前記ヘッド取付台に取り付けられ
    ていることを特徴とする請求項1、または2記載の熱転
    写プリンタ。
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