JPH11147337A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

Info

Publication number
JPH11147337A
JPH11147337A JP31724097A JP31724097A JPH11147337A JP H11147337 A JPH11147337 A JP H11147337A JP 31724097 A JP31724097 A JP 31724097A JP 31724097 A JP31724097 A JP 31724097A JP H11147337 A JPH11147337 A JP H11147337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platen roller
recording
printing apparatus
holder
recording head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP31724097A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Yamamoto
寿之 山本
Shusuke Kiuchi
秀典 木内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP31724097A priority Critical patent/JPH11147337A/ja
Publication of JPH11147337A publication Critical patent/JPH11147337A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の印刷装置は、プラテンローラにサーマ
ルヘッドを押圧すると、この押圧力によりサーマルヘッ
ド、またはプラテンローラの上端側が外側に傾いて、サ
ーマルヘッドのプラテンローラに対する押圧力が発熱部
の下端側に比べて上端側が弱くなる問題があった。 【解決手段】 本発発明の印刷装置は、プラテンローラ
23の両端部を回転自在に軸支するホルダ23bと、ホ
ルダ23bに軸支されたプラテンローラ23を記録ヘッ
ド21の移動方向(矢印A方向)と同方向に移動可能に
保持するフレーム22とを配設し、ホルダ23bにバネ
部材24の弾圧部24bを当接して、プラテンローラ2
3を記録ヘッド21側に弾圧したので、プラテンローラ
23を記録ヘッドに対して均一に弾圧することができ、
印刷ムラのない高印字品質の印刷装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ヘッドとプラ
テンローラとを備えた記録装置に係わり、記録ヘッドと
プラテンローラとを均等に圧接することができる印刷装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロール状に巻取りされた長尺のラ
ベルシート等から成る受像テープと、インクリボンと
を、同一ケース内に収納したカートリッジを用いて、前
記受像テープにインクリボンのインクを転写して記録を
行うラベル作成用の印刷装置が広く知られている この従来の印刷装置について図5、6を基に説明する。
まず、従来の印刷装置に用いるカートリッジRは、図5
の要部断面図に示すように、樹脂材料等から成るケース
1が外形が略矩形に形成され、その周囲に側壁1aが形
成され、該側壁1aにより内部が遮蔽されている。ま
た、ケース1の図示右側上方に略コ字状のヘッド挿入部
1bが形成され、該ヘッド挿入部1bを形成する図示左
側の側壁1aの上部にテープ搬送口1cと、図示右側の
側壁1aの上部にテープ排出口1dとがそれぞれ開口し
て形成されている。
【0003】また、ケース1の図示右側の側壁1aに
は、上下に2つの開口を有するリボン位置合わせ部1e
が形成されている。また、前記ケース1内部の図示上方
の底板1fには略半円状の歯車噛み合い窓1gは開放さ
れて形成されている。また、ケース1内部の図示左側に
は、ロール状で長尺のラベルシート等から成る受像テー
プ2を巻回した、テープ供給スプール3が配設されてい
る。また、テープ供給スプール3の下面には、外周部に
歯車が形成された歯車プレート3aがテープ供給スプー
ル3と一体に取付けられている。また、前記受像テープ
2は、テープ搬出口1cからヘッド挿入部1bに引き出
され、該ヘッド挿入部1bで画像記録された受像テープ
2が、テープ排出口1dからカートリッジRの外部に排
出されるようになっている。
【0004】また、前記ヘッド挿入部1bの下方のケー
ス1内部には、所望の色のインクが塗布されたインクリ
ボン4を巻回したリボン供給スプール5と、このリボン
供給スプール5から繰り出されるインクリボン4を巻取
るリボン巻き取りスプール6とが配設されている。そし
て、前記インクリボン4はテープ搬出口1cから前記受
像テープ2と一緒に前記ヘッド挿入部1dに引き出され
て、後述するサーマルヘッド7により受像テープ2にイ
ンクリボン4のインクを転写して画像記録するようにな
っている。前記画像記録後のインクリボン4は、テープ
搬出口1dからケース1の内部に引き込まれ、前記リボ
ン位置合わせ部1eで一旦外部に引く出されてから、再
度ケース1内部に引き込まれてリボン巻き取りスプール
6に巻取られる。前記リボン位置合わせ部1eは、イン
クリボン4がカラーの場合に、最初に印刷を開始したい
所望の色を前記リボン位置合わせ部1eに合わせること
により、受像テープ2の印刷開始位置に所望の色を位置
合わせすることができる。
【0005】前述のようなカートリッジイRを用いて受
像テープ2に画像を記録する印刷装置(図示せず)を図
6を用いて説明する。まず印刷装置には前記カートリッ
ジRを装着するカセット装着部(図示せず)が形成され
ている。このカセット装着部には、発熱部7aを有する
サーマルヘッド7と、このサーマルヘッド7の発熱部7
aが対向する側に、支軸8aを有するプラテンローラ8
が回転可能に配設されている。前記サーマルヘッド7は
プラテンローラ8側に移動可能に前記カセット装着部に
取り付けられている。また、カセット装着部にカートリ
ッジRを装着したとき、このカートリッジRの歯車噛み
合い窓1gが位置する部分のカセット装着部に、小歯車
9が配設されている。
【0006】前記カセット装着部(図示せず)にカート
リッジRを装着すると、カートリッジRのヘッド挿入部
1bにサーマルヘッド7が位置し、前記ケース1の歯車
噛み合い窓1gに小歯車9が位置し、この小歯車10が
テープ供給スプール3の歯車プレート3aの外周部に形
成されている歯車と噛み合うようになっている。また、
従来の印刷装置には、プラテンローラ8側に送られてき
た受像テープ2を検出する用紙検出センサ(図示せず)
がプラテンローラ8の下流側に配設されている。また、
カートリッジRのリボン合わせ部1eが対向するカセッ
ト装着部の位置に、インクリボン4の有無等を検知する
リボン検出センサ(図示せず)が配設されている。
【0007】前述のような構成の従来の印刷装置の動作
は、前記カセット装着部(図示せず)にカートリッジR
を装着し、図6に示すように、受像テープ2とインクリ
ボン4とを重ね合わせた状態で、前記小歯車9の回転に
より前記テープ供給スプール3に巻回されている受像テ
ープ2を、サーマルヘッド7とプラテンローラ8との間
に搬送する。そして、前記用紙検出センサ(図示せず)
が送られてきた受像テープ2の先端を検出する。次に、
前記リボン位置合わせ部1eに、最初に印刷を開始した
い所望の色を位置合わせし、サーマルヘッド7をヘッド
ダウンさせて、該サーマルヘッド7の発熱部7aとラテ
ンローラ8との間に、受像テープ2とインクリボン4と
を押圧狭持する。
【0008】次に、サーマルヘッド7の発熱部7aを発
熱制御すると共に、プラテンローラ8を回転させなが
ら、受像テープ2とインクリボン4とをテープ排出口1
d側に送り、インクリボン7のインクを受像テープ2に
転写して、受像テープ2に所望の画像を記録する。この
ような印刷装置は特に細長のラベル等の印刷に好適であ
り、広く一般に用いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な従来の印刷装置は、プラテンローラ8にサーマルヘッ
ド7を押圧すると、この押圧力によりサーマルヘッド
7、またはプラテンローラ8の上端側が外側に傾いて、
サーマルヘッド7のプラテンローラ8に対する押圧力が
上方側と下方側とで差ができる問題があった。そのため
に、受像テープ2に対してサーマルヘッド7の発熱部7
aを均一に押圧することができなくて、受像テープ2に
印刷される画像がムラになり、印刷画像の品質が著しく
低下するという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するする
ための第1の手段として本発明の印刷装置は、記録部材
を内部に収納するカートリッジと、該カートリッジを装
着可能なカセット装着部と、回転可能なプラテンローラ
と、該プラテンローラと接離する方向に移動可能な記録
ヘッドと、前記プラテンローラの両端部を回転自在に軸
支するホルダとを備え、前記プラテンローラを前記記録
ヘッド側に弾圧する一個のバネ部材を配置し、該バネ部
材の弾圧部を前記ホルダに当接して、前記記録部材を前
記記録ヘッドと前記プラテンローラとで弾圧狭持するよ
うにした構成とした。
【0011】また、前記課題を解決するための第2の手
段として、前記ホルダに軸支されたプラテンローラを、
前記記録ヘッドの移動方向と同方向に移動可能に保持す
るフレームを配設し、前記ホルダに当接する前記バネ部
材の弾圧部を前記記録部材の幅方向の略中央部に位置さ
せた構成とした。
【0012】また、前記課題を解決するための第3の手
段として、前記ホルダに当接する前記バネ部材の弾圧部
を、前記プラテンローラの略中央部に位置させた構成と
した。
【0013】また、前記課題を解決するための第4の手
段として、前記プラテンローラは両端部から突出する支
軸を有し、前記フレームに奥部と開口部とを有する溝部
を形成し、該溝部の前記開口部寄りに凸部を形成し、該
凸部により前記溝部の幅寸法を前記奥部より前記開口部
側を狭くし、前記奥部に前記支軸を位置させると共に、
前記凸部で前記プラテンローラの開口部側への抜け防止
を行わしめた構成とした。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の印刷装置の1実施の形態
を図1〜図4に基づいて説明する。まず、本発明の印刷
装置に用いるカーートリッジKは、要部断面図である図
1に示すように、樹脂材料等から成るケース10が成形
加工等で外形が略矩形に形成されている。このケース1
0は第1ケース11と第2ケース12とが一体に形成さ
れ、図示右側上部の隅部が階段状に形成されている。そ
して、第1ケース11の外周部には、内部を遮蔽する側
壁11aが底板11bから所定の高さで突出形成され
て、内部が空洞になっているいる。また、第1ケース1
1の図示右上方端部には略コ字状のヘッド挿入部11c
が形成され、該ヘッド挿入部11cを形成する側壁11
aの図示左側上部にリボン搬送口11dが開口状態で形
成されている。また、前記ヘッド挿入部11cを形成す
る側壁11aの図示右側上部には、該側壁11aの端面
で構成したリボン排出部11eが形成されている。ま
た、第1ケース11の図示右側の側壁11aは略L字状
の段部11fが形成され、該段部11fの根元部分であ
るコーナ部にはリボン巻取り口11gが開口状態で形成
されている。
【0015】また、前記第1ケース11の空洞内部の図
示左側には、巻取りリール収納部11hが形成され、図
示右側には供給リール収納部11jがそれぞれ形成され
ている。そして、前記巻取りリール収納部11hの広さ
は前記供給リール収納部11jの広さより広くなってい
る。また、前記リボン巻取り口11gの下方の第1ケー
ス11の内部にはガイドローラ11kが、回転自在に第
1ケース11内部に軸支されている。また、第1ケース
11の図示上方には、第1ケース11に隣り合って第2
ケース12が一体に形成されている。この第2ケース1
2の外周には、内部を遮蔽する側壁12aが底板12b
から前記第1ケース11の側壁11aと同じ高さで突出
形成されて、内部が空洞になっている。そして、第1ケ
ース11と第2ケース12の上部には内部を蓋閉する上
蓋(図示せず)がかぶせられて、ケース10の内部が空
洞になっている。
【0016】また、第2ケース12の図示右側下方に、
受像紙排出口12cと用紙押さえ部12dが形成されて
いる。前記第1ケース11内部の前記巻取りリール収納
部11hにはボビン孔13aを有する巻取りリール13
が、また、前記供給リール収納部11jには供給リール
14が、それぞれ回転自在に第1ケース11内部に軸支
されている。前記第1ケース11の空洞内部には、両端
部をそれぞれ巻取りリール13と供給リール14とに巻
回されたインクリボン15が収納されている。このイン
クリボン15は、例えば複数の色のインクが順番に繰り
返し塗布されたカラーリボン等から成っている。
【0017】また、インクリボン15は、前記リボン搬
送口11dからヘッド挿入部11cに引き出されて、後
述する本発明の印刷装置の記録ヘッド21により所望の
印刷が行われると、印刷後のインクリボン15が、ヘッ
ド挿入部11cのリボン排出部11eにガイドされて、
図示右側外部の略L字状の段部11fに導かれる。この
インクリボン15は、段部11fのコーナ部に形成され
ているリボン巻取り口11gから、供給リール収納部1
1jに再び引き込まれ、回転自在のガイドローラ11k
にガイドされて、第1ケース11の図示下方側の側壁1
1aの内面に沿って案内され、図示左方向に引き回しさ
れて、巻取りリール13に巻取られるようになってい
る。
【0018】また、第2ケース12の空洞内部には、横
長で短冊状に形成されたラベルシート等から成る記録部
材16が、底板12bと直交する方向に直立状態で、第
1ケース11と第2ケース12とを仕切る側壁12aと
平行方向に、平坦に整列されて複数枚収納されている。
また、前記第2ケース12に収納されている記録部材1
6の後方には、空隙12eが設けられている。この空隙
12eには板バネ17が配設され、記録部材16を後方
から常に第1ケース11側の前方に、所定のバネ圧で押
圧するようになっている。また、前記第1ケース11の
ヘッド挿入部11cの図示左側の底板11bと第2ケー
スの底板12bとにまたがって、前記記録部材16を外
部に供給するための後述する記録装置側の給紙ローラ2
4が挿入される円形の給紙ローラ挿入部18が開口状態
で形成されている。
【0019】前述のような構成のカートリッジKを用い
て、前記記録部材16に画像を印刷記録する本発明の印
刷装置は、所望の画像を入力することができるキー入力
部(図示せず)、及び前記カートリッジKを装着する樹
脂材料等から成るカセット装着部20が形成されてい
る。このカセット装着部20は図2に示すように、カセ
ット装着面20aの4箇所に、カートリッジKの4隅を
ガイドするガイド部20bが突出形成されている。その
ために、カセット装着面20aにカートリッジKを装着
すると、カートリッジKがガイド部20bに位置規制さ
れて、ガタのないようになっている。
【0020】また、カセット装着部20には記録部材1
6に所望の画像を記録するための、発熱部21aを有す
る記録ヘッド21が配設されている。この記録ヘッド2
1は、少なくとも前記記録部材16の幅方向の記録領域
と同等の記録幅が形成されている。また、前記記録ヘッ
ド21と対向する側の図示上方には、内部が空洞のフレ
ーム22が前記カセット装着面20aから所定の高さで
突出形成されている。このフレーム22は図4に示すよ
うに、カセット装着面20aが形成されている下板22
aと、この下板22aから上方に延びる側壁22bと、
この側壁22b上に上板22cとが形成されて構成され
ている。前記下板22aと上板22cには、図3に示す
ような奥部22dと開口部22eとを有する所定の溝幅
の溝部22fを形成し、該溝部22fの開口部22e寄
りに凸部22gが形成されている。また、この凸部22
gにより溝部22fの幅寸法を奥部22dより開口部2
2e側を狭くしている。
【0021】また、前記フレーム22の内部で記録ヘッ
ド21の発熱部21aが対向する側に、回転可能なプラ
テンローラ23が配設されている。このプラテンローラ
23は上下端部から支軸23aが突出形成され、この支
軸23aが図4に示すような略コ字状のホルダ23bに
回転自在に軸支されている。前記支軸23aはホルダ2
3bの上下に位置する側板23c、23cからそれぞれ
突出している。この上下の側板23c、23cからそれ
ぞれ突出した支軸23aを、前記フレーム22の一対の
溝部22fの奥部22dに位置させると共に、前記凸部
22gでプラテンローラ23の開口部22e側への抜け
防止を行っている。そして、記録ヘッド21はプラテン
ローラ23と接離する方向(矢印A方向)に移動可能
に、前記カセット装着面20aに取り付けられている。
また、前記ホルダ23bに軸支されたプラテンローラ2
3は、記録ヘッド21のヘッドアップ、ヘッドダウンの
動作の移動方向(矢印A方向)と同方向に移動可能に、
前述したように支軸23aがフレーム22の前記溝部2
2fの奥部22dに挿入されて保持されている。
【0022】また、前記プラテンローラ23の後方には
図3、4に示すような、ホルダ23bに当接する、ねじ
りコイルバネから成る1個のバネ部材24が配設されて
いる。このバネ部材24は、一方の端部の一端24a
と、他方の端部に弾圧部24bとが形成されている。ま
た、バネ部材24は前記カセット装着面20aから突出
するバネ支持部20cに巻回し、その一端24aをバネ
支持部20c近傍のカセット装着面20aから突出する
ピン20dに当接している。また、弾圧部24bをホル
ダ23bの背面側に形成されたバネ受け溝23dに当接
して、記録ヘッド21のヘッドダウン動作により、記録
部材16を記録ヘッド21とプラテンローラ23とで弾
圧狭持するようになっている。前記フレーム22に保持
されるプラテンローラ23は、バネ部材24で弾圧され
ても、支軸23aが前記凸部22fで抜け防止されてい
るので、フレーム22から抜け出すことがない。
【0023】また、プラテンローラ23をフレーム22
に組み込むには、支軸23aを図3に示す溝部22fの
開口部22eに位置させて、プラテンローラ23を矢印
D方向に手作業で押し込む。すると、フレーム22が樹
脂材料で形成されているので弾性変形して、2つの凸部
22g間の隙間が広がり、支軸23aが溝部22fの奥
部22dに押し込まれ、プラテンローラ23がフレーム
22から抜け防止されてスナップ係合される。そして、
フレーム22には、図2に示すように、前述したような
ホルダ23aに回転自在に軸支されたプラテンローラ2
3と、該プラテンローラ23の図示右側に紙送りローラ
25と、この紙送りローラ25に図示しないバネ部材に
より圧接する圧接ローラ25aとが、それぞれ回転可能
に保持されている。
【0024】前記カセット装着部20にカートリッジK
を装着すると、図2に示すように、カートリッジKの4
隅が前記ガイド部20bにガイドされて、カートリッジ
Kがガタなくカセット装着部20に装着されるようにな
っている。また、カセット装着部20にカートリッジK
を装着した状態では、前記記録ヘッド21は前記第1ケ
ース11のヘッド挿入部11cに位置し、前記記録ヘッ
ド21の発熱部21aが対向する図示上方に、所定の隙
間を有して、前記プラテンローラ23が位置するように
なっている。そして、前記記録ヘッド21は、その発熱
部21aがプラテンローラ23に対してヘッドアップ、
ヘッドダウンできるようになっている。
【0025】また、前記カセット装着部20には、前記
カートリッジKに収納されている記録部材16をカート
リッジKの外部の前記記録ヘッド21側に供給するため
の給紙ローラ26がカセット装着面20aから突出し
て、モータ等の駆動源(図示せず)により回転可能に配
設されている。この給紙ローラ26は円筒状に形成され
た部分と、この円筒状に形成された一部がカットされた
カット面26aとが形成されて、外形が略D字状に形成
されている。また給紙ローラ26の外周部には、前記記
録部材16に対して摩擦抵抗の大きいゴム等が被着され
ている。
【0026】また、図2に示すようにカセット装着面2
0aのカートリッジKを装着すると、前記略D字状の給
紙ローラ26がカートリッジKの給紙ローラ挿入部18
に挿入され、給紙ローラ26のカット面26aと、短冊
状で平坦な記録部材16とが、対向するようになってい
る。また、前記カット面26aと記録部材16との間に
は所定の隙間12fが形成されて、給紙ローラ26がい
つでも記録部材16の搬送を開始することができる待機
状態になるようになっている。
【0027】また、前記カセット装着部20の図示下方
の左側には、カセット装着面20aから直立する回転可
能な巻取りボビン27が配設されて、該巻取りボビン2
7に前記カートリッジKの巻取りリール13のボビン孔
13aが係合するようになっている。そして、インクリ
ボン15の巻取りは、巻取りボビン27を時計方向に回
転させて、供給リール14に巻回されているインクリボ
ン15を巻き取りボビン27側に巻取るようになってい
る。
【0028】また、前記フレーム22の図示右側の外側
には、記録部材16が送られてきたことを検出する用紙
検出センサ28が配設されている。また、前記圧接ロー
ラ25aの図示下方で、カートリッジKをカセット装着
部に装着したときの第1ケース11の段部11fが位置
する部分には、リボン検出センサ29が配設されてい
る。そして、このリボン検出センサ29により、前記イ
ンクリボン15がカラーの場合には、各色毎に形成され
ている検出マーカ(図示せず)、あるいはリボンエンド
マーカ(図示せず)等を検出できるようになっている。
【0029】次に、本発明の印刷装置の動作について説
明する。図2は、本発明の印刷装置のカセット装着部2
0にカートリッジKを装着した状態を説明する概略図
で、記録開始前の待機状態を示している。そして、図2
の状態から前記図示しない印刷装置側から記録開始指令
が出されると、給紙ローラ26を時計方向の矢印B方向
に回転させ、カット面24aの左端部が記録部材16を
押圧する。すると、記録部材16は板バネ17の作用で
後方の隙間12eがせばまる方向に移動する。そして、
給紙ローラ26を更に時計方向に回転させると、給紙ロ
ーラ26の円筒状の外周面に圧接されている、最前部の
1枚目の記録部材16が、後方の記録部材16から離さ
れて、受像紙排出口12cから下流側のヘッドアップ状
態の記録ヘッド21とプラテンローラ23の間を通過し
て、記録部材16の先端が反時計方向に回転している紙
送りローラ25まで搬送される。
【0030】この紙送りローラ25に、圧接ローラ25
aが図示しないバネ部材で弾圧されて、紙送りローラ2
5の回転に追従して圧接ローラ25aが逆方向の時計方
向に回転している。このような紙送りローラ25と圧接
ローラ25aとに記録部材16の先端が弾圧狭持され
て、記録部材16が下流側の用紙検出センサ28側に搬
送される。このとき、給紙ローラ26が矢印B方向に1
回転して、給紙ローラ26の円筒状の外周部が、前記最
前部にあった記録部材16から離れ、カット面26aが
ケース10の第2ケース12に収納されている2枚目の
記録部材16と対向する状態になる。そして、給紙ロー
ラ26と2枚目の記録部材16との間に所定の隙間12
fが形成される。また、紙送りローラ25と圧接ローラ
25aと弾圧狭持されて下流側に搬送される記録部材1
6の先端部が、用紙検出センサ28まで送られると、該
用紙検出センサ28が記録部材16を検出してONされ
る。
【0031】この用紙検出センサ28がONされた状態
で、紙送りローラ25を反時計方向に回転させ、記録部
材16の後端部が第2ケース12の用紙押さえ部12d
からはずれるまで、記録部材16を下流側に搬送する。
そして、記録部材16の後端部が用紙押さえ部12dか
らはずれると、紙送りローラ25を反転させて時計方向
に回転させ、用紙検出センサ28がOFFになるまで記
録部材16を上流側のリボン搬送口11d側に戻す。そ
して、用紙検出センサ27がOFFすると共に、紙送り
ローラ25の回転がストップする。
【0032】次に、記録部材16の先端を紙送りローラ
25と圧接ローラ25aとで弾接狭持した状態で、巻取
りボビン27を時計方向の矢印C方向に回転させて、イ
ンクリボン15の巻取りを行う。すると、リボン検出セ
ンサ29が所望の色のインクを検出すると、巻取りリー
ル13の回転をストップさせてリボン巻取り動作を一時
停止する。次に、図4に示すように記録ヘッド21をヘ
ッドダウンさせて、プラテンローラ23側に移動させ、
記録ヘッド21の発熱部21aとプラテンローラ23と
の間に、記録部材16とインクリボン15とを狭持す
る。このとき、バネ部材24の弾圧力に抗してプラテン
ローラ23が記録ヘッド21の移動方向と同方向(矢印
D方向)に移動し、フレーム22の溝部22fに抜け防
止されている凸部22gから離れる。すると、ホルダ2
3bに当接する1個のバネ部材24の弾圧部24bが、
プラテンローラ23の略中央部に位置しているので、プ
ラテンローラ23は前記弾圧部24bを支点として、図
4に示す矢印E方向に揺動可能になる。そのために、例
えば記録ヘッド21が斜めになってヘッドダウンしたと
しても、プラテンローラ23が前記斜めになった発熱部
21aに均等に弾圧することができる。
【0033】この状態で、紙送りローラ25を反時計方
向に回転させて、記録部材16を下流側の用紙検出セン
サ28がONするまで搬送する。同時にインクリボン1
5も記録部材16と一緒に下流側に送られて巻取りリー
ル13により巻取られる。そして、用紙検出センサ28
がONした時点を印刷開始位置とし、この時点から紙送
りローラ23を所定の回転数だけ回転させて、記録ヘッ
ド21による記録部材16への画像の印刷を行う。この
画像がカラーの場合だと、最初の色の印刷が終わると、
記録ヘッド21をヘッドアップさせて、紙送りローラ2
3を時計方向に反転させて記録部材16を上流側のをリ
ボン搬送口11d内に戻し、前述した印刷動作を繰り返
して、別な色のインクリボン15のインクを重ね印刷す
る。
【0034】このような印刷動作の繰り返しにより、所
望の色の印刷が終了すると、前記紙送りローラ24を反
時計方向に更に回転させて、記録部材16を記録装置の
外部に排出して本発明の印刷装置の印刷動作が終了す
る。次の2枚目の記録部材16に対しても、上記と同様
の動作を繰り返すことで所望の画像記録を行うことがで
きる。
【0035】前記カートリッジKの説明では、インクリ
ボン15を使用してラベルシート等から成る記録部材1
6に、インクリボン15のインクを転写するもので説明
したが、記録部材16に感熱紙を使う場合は、ケース1
0の第1ケース11内にインクリボン15を収納しない
種類のカートリッジKを使用してもよい。また、前記バ
ネ部材24をねじりコイルバネで説明したが、バネ部材
24を板バネ等で形成したものでもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明の印刷装置は、記録部材を内部に
収納するカートリッジと、該カートリッジを装着可能な
カセット装着部と、回転可能なプラテンローラと、該プ
ラテンローラと接離する方向に移動可能な記録ヘッド
と、前記プラテンローラの両端部を回転自在に軸支する
ホルダとを備え、前記プラテンローラを前記記録ヘッド
側に弾圧する1個のバネ部材を配置し、該バネ部材の弾
圧部を前記ホルダに当接して、前記記録部材を前記記録
ヘッドと前記プラテンローラとで弾圧狭持するようにし
たので、記録部材の幅方向に対して、プラテンローラを
均一に弾圧することができる。そのために、印刷ムラ等
のない高品質の画像を記録部材に印刷することができ
る。また、1個のバネ部材でプラテンローラを軸支する
ホルダに弾圧しているので、構造がシンプルで、且つ確
実にプラテンローラを揺動させることができる印刷装置
を提供することができる。
【0037】また、前記ホルダに軸支されたプラテンロ
ーラを、前記記録ヘッドの移動方向と同方向に移動可能
に保持するフレームを配設し、前記ホルダに当接する前
記バネ部材の弾圧部を前記記録部材の幅方向の略中央部
に位置させたので、前記記録部材の幅方向に対して、前
記プラテンローラの弾圧力を均等に加えることができ
る。そのために、高品質の画像を記録部材に印刷するこ
とができる。
【0038】また、前記ホルダに当接するバネ部材の弾
圧部を、前記プラテンローラの略中央部に位置させたの
で、前記ホルダに軸支されたプラテンローラがバネ部材
の弾圧部を揺動中心として揺動することができ、更に確
実にプラテンローラを記録部材に対して均等に弾圧力を
加えることができる。
【0039】また、前記プラテンローラは両端部から突
出する支軸を有し、前記フレームに奥部と開口部とを有
する溝部を形成し、該溝部の前記開口部寄りに凸部を形
成し、該凸部により前記溝部の幅寸法を前記奥部より前
記開口部側を狭くし、前記奥部に前記支軸を位置させる
と共に、前記凸部で前記プラテンローラの前記開口部側
への抜け防止を行わしめたので、前記プラテンローラを
フレームに組み込むとき、手作業でプラテンローラの支
軸を前記溝部の凸部に押し込むと、プラテンローラは溝
部の奥部にスナップイン止めされて抜け防止される。そ
のために、プラテンローラをフレームに取り付けるの
に、特別な組立治具等が必要なく本発明の印刷装置を容
易に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置に用いるカートリッジの要部
断面平面図。
【図2】本発明の印刷装置にカートリッジを装着した状
態の要部断面平面図。
【図3】本発明の印刷装置のプラテンローラとバネ部材
の関係を説明する概略平面図。
【図4】本発明の印刷装置の印刷時の状態を説明する要
部断面側面図。
【図5】従来の印刷装置に用いるカートリッジの要部断
面図。
【図6】従来の印刷装置にカートリッジを装着した状態
の要部断面平面図。
【符号の説明】
K カートリッジ 10 ケース 11 第1ケース 11b底板 11cヘッド挿入部 11dリボン搬送口 11h巻取りリール収納部 11j供給リール収納部 11kガイドローラ 12 第2ケース 12b底板 12e空隙 13 巻取りリール 14 供給リール 15 インクリボン 16 記録部材 17 板バネ 18 給紙ローラ挿入部 20 カセット装着部 20aカセット装着面 20bガイド部 20cバネ支持部 20dピン 21 記録ヘッド 21a発熱部 22 フレーム 22a下板 22b側壁 22c上板 22d奥部 22e開口部 22f溝部 22g凸部 23 プラテンローラ 23a支軸 23bホルダ 23c側板 23dバネ受け溝 24バネ部材 24a一端 24b弾圧部 25 紙送りローラ 25a圧接ローラ 26 給紙ローラ 26aカット面 27 巻取りボビン 28 用紙検出センサ 29 リボン検出センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録部材を内部に収納するカートリッジ
    と、該カートリッジを装着可能なカセット装着部と、回
    転可能なプラテンローラと、該プラテンローラと接離す
    る方向に移動可能な記録ヘッドと、前記プラテンローラ
    の両端部を回転自在に軸支するホルダとを備え、前記プ
    ラテンローラを前記記録ヘッド側に弾圧する一個のバネ
    部材を配置し、該バネ部材の弾圧部を前記ホルダに当接
    して、前記記録部材を前記記録ヘッドと前記プラテンロ
    ーラとで弾圧狭持するようにしたことを特徴とする印刷
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ホルダに軸支されたプラテンローラ
    を、前記記録ヘッドの移動方向と同方向に移動可能に保
    持するフレームを配設し、前記ホルダに当接する前記バ
    ネ部材の弾圧部を前記記録部材の幅方向の略中央部に位
    置させたことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記ホルダに当接する前記バネ部材の弾
    圧部を、前記プラテンローラの略中央部に位置させたこ
    とを特徴とする請求項1、または2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記プラテンローラは両端部から突出す
    る支軸を有し、前記フレームに奥部と開口部とを有する
    溝部を形成し、該溝部の前記開口部寄りに凸部を形成
    し、該凸部により前記溝部の幅寸法を前記奥部より前記
    開口部側を狭くし、前記奥部に前記支軸を位置させると
    共に、前記凸部で前記プラテンローラの前記開口部側へ
    の抜け防止を行わしめたことを特徴とする請求項2、ま
    たは3記載の印刷装置。
JP31724097A 1997-11-18 1997-11-18 印刷装置 Ceased JPH11147337A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31724097A JPH11147337A (ja) 1997-11-18 1997-11-18 印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31724097A JPH11147337A (ja) 1997-11-18 1997-11-18 印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11147337A true JPH11147337A (ja) 1999-06-02

Family

ID=18086053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31724097A Ceased JPH11147337A (ja) 1997-11-18 1997-11-18 印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11147337A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004058510A1 (en) * 2002-12-23 2004-07-15 Polaroid Corporation Roller assembly

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004058510A1 (en) * 2002-12-23 2004-07-15 Polaroid Corporation Roller assembly
US7086795B2 (en) 2002-12-23 2006-08-08 Zink Imaging, Llc Roller assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0467414B1 (en) Tape cassette housing for a tape cassette and tape printer for use therewith
JPH061823Y2 (ja) 印字装置
US4676678A (en) Ribbon cassette cartridge having a lid and a locator slot
US5419643A (en) Attachment for ink ribbon replacement and ink ribbon cassette applicable thereto
JP2006306511A (ja) ロール紙頭出し機構、給紙カセット、及びプリンタ
JPH05155067A (ja) 画像形成装置
JP2867886B2 (ja) レタリングテープカートリッジ
JP2003145902A (ja) リボンカセット及びこれを用いた熱転写プリンタ
US6650351B2 (en) Ink ribbon cassette and thermal transfer printer using the same
KR100318642B1 (ko) 인쇄용카트리지
JPH0756201Y2 (ja) 印刷媒体カセット
US3425531A (en) Ribbon supply unit
JPH11147337A (ja) 印刷装置
JP3337549B2 (ja) 転写式プリンタ及びこのプリンタに用いるインクリボンマガジン
JPH11179988A (ja) 印刷装置
JPH1178190A (ja) 記録装置
JPH11157698A (ja) 印刷装置
JP3010703B2 (ja) 転写紙・記録紙カートリッジ及び記録装置
JPH1148550A (ja) カートリッジおよびこのカートリッジを用いた記録装置
JP2002019208A (ja) プリンタ装置
JP3686799B2 (ja) サーマルヘッドおよび記録装置
JPH11157157A (ja) カートリッジ
JP2001301293A (ja) インクリボン巻戻し方法
JP2001253568A (ja) プリンタ装置
JP3033283B2 (ja) 熱転写記録装置及びそのインク紙装填方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A045 Written measure of dismissal of application

Effective date: 20050726

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045