JP2002019208A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JP2002019208A
JP2002019208A JP2000202095A JP2000202095A JP2002019208A JP 2002019208 A JP2002019208 A JP 2002019208A JP 2000202095 A JP2000202095 A JP 2000202095A JP 2000202095 A JP2000202095 A JP 2000202095A JP 2002019208 A JP2002019208 A JP 2002019208A
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ink cassette
holding
bobbin
ink
printer device
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JP2000202095A
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Takao Uda
孝朗 宇田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い場所に設置される場合であってもインク
カセットの交換が容易な熱転写方式プリンタ装置を提供
する。 【解決手段】 2ボビン式のインクカセットを用いる熱
転写方式のプリンタ装置において、本体前側面に開閉自
在に設けられる前蓋部12と、インクカセット2の一方
のボビン側端を保持すると共に、インクカセット2を保
持した状態で上下方向に回動可能な回転軸14が両側面
に設けられた第1の保持部13と、第1の保持部13を
回動させた後のインクカセット2の他方のボビン側端を
保持する第2の保持部16とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2ボビン式のイン
クカセットに収容された巻取り式インクシートを熱転写
ヘッドで加熱することにより搬送される印刷用紙上に画
像を印刷するプリンタ装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2個のボビン(インクシート用リール)
を内蔵する2ボビン式のインクカセットに収容された巻
取り式インクシートを熱転写ヘッドで加熱することによ
り搬送される印刷用紙上に画像を印刷するプリンタ装置
は、消耗品である印刷用紙やインクカセットを交換する
必要があるため、プリンタ装置の使用者が容易に開閉で
きる蓋が必要である。
【0003】従来のプリンタ装置では、一般的に本体の
上面に蓋(上蓋)が設けられていたので、プリンタ装置
の使用者は、上蓋を開けて印刷用紙やインクカセットを
交換を行っていた。
【0004】図8は、従来のインクカセットを用いる熱
転写方式のプリンタ装置の転写部の構成を側面から示し
た断面図である。プリンタ装置91は、筐体92の中に
熱転写による印刷動作を行うための不図示の電源部、駆
動源(モータ)部及び制御部等を有している。また、筐
体92の上面部に上蓋93を有しており、上蓋93は蝶
番等の回動支持部93aにより筐体92に接続されるこ
とにより開閉自在に構成されている。また、上蓋93に
は、熱転写ヘッド18がヘッド支持部96により取りつ
けられている。
【0005】一方、筐体92内には、2ボビン式のイン
クカセット2とロール状に巻かれた印刷用紙3とが収容
されており、インクカセット2は、その両端を保持する
保持部94および95により保持され、印刷用紙3は最
外周の用紙がインクカセット2の底面部2dに向けて引
き出されて熱転写印刷に供されるように配置されてい
る。
【0006】例えば、インクカセット2内の繰り出し側
のボビン(インクシート用リール)部を32とし、巻取
り側のボビン部を33とし、その両ボビン部間で熱転写
印刷に供されるインクシートをシート部34とした場
合、上蓋93を閉めることにより、熱転写ヘッド18が
シート部34上面に圧接されてシート部34下面に配置
された印刷用紙3への印刷が可能になる。また、熱転写
ヘッド18の下部には、シート部34及び印刷用紙3を
介して、プラテンローラ20が設置されている。また、
印刷用紙3は、搬送ローラ21によって、ロール状に巻
かれた部分から引き出されてプラテンローラ20とシー
ト部34との間を搬送される。
【0007】また、インクカセット2を交換する際に
は、上蓋93を開けて使用済みのインクカセット2を例
えば図8の2bの位置に取り出し、代わりの新しいイン
クカセット2を保持部94および95に嵌めこんでから
上蓋93を閉めて、再び印刷を実行する。
【0008】従って、従来の2ボビン式インクカセット
を用いた熱転写方式のプリンタ装置では、上蓋93の開
閉及びインクカセット2の交換のために、本体の上面に
十分な空きスペースが必要であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
2ボビン式インクカセットを用いた熱転写方式のプリン
タ装置は、その形状が比較的小型である等の特性から比
較的狭い場所に設置される場合が多く、上面に十分なス
ペースがとれない場所に設置される場合も多かった。例
えば、他の計測装置や制御装置と縦1列に並べて幅の狭
いラックに収容される場合も多かった。
【0010】そのような狭い場所に設置された場合にイ
ンクカセットを交換する際には、プリンタ装置の上に設
けられるスペースも限られているため、幅の狭いラック
にプリンタ装置を収容した状態でインクカセットを交換
する作業は困難であった。
【0011】従って、インクカセットを交換する多くの
場合には、まず、ラックの前に広い作業用空間を確保
し、それからラックにプリンタ装置を固定するネジ等を
緩めて(またはネジ等を外して)ラックから一旦プリン
タ装置本体を前面の作業用空間に引き出し、その後にプ
リンタ装置の上蓋を開けてインクカセットを交換すると
いう煩雑な作業を行わなければならないという問題を有
していた。
【0012】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、狭
い場所に設置される場合であってもインクカセットの交
換が容易な熱転写方式プリンタ装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載した本発明のプリンタ装置は、2ボ
ビン式のインクカセットに収容された巻取り式インクシ
ートを熱転写ヘッドで加熱することにより搬送される印
刷用紙上に画像を印刷するプリンタ装置であって、本体
前側面に開閉自在に設けられる前蓋部と、前記インクカ
セットの一方のボビン側端を保持すると共に、該インク
カセットを保持した状態で上下方向に回動可能な回転軸
が両側面に設けられた第1の保持部と、前記第1の保持
部を回動させた後の前記インクカセットの他方のボビン
側端を保持する第2の保持部とを備えることを特徴とす
る。
【0014】請求項2の本発明は、請求項1記載のプリ
ンタ装置において、前記第1の保持部は、前記インクカ
セットの一方のボビン軸を保持する第1の軸受けを有
し、前記第2の保持部は、前記インクカセットの他方の
ボビン軸を保持する第2の軸受けを有することを特徴と
する。
【0015】請求項3の本発明は、請求項1又は2記載
のプリンタ装置において、前記第1の保持部の回転軸
は、前記インクカセットの一方のボビン軸と一致させる
ことを特徴とする
【0016】請求項4の本発明は、請求項1〜3の何れ
か1項記載のプリンタ装置において、前記前蓋部は、該
前蓋部を閉じる動作により前記第1の保持部に保持され
た前記インクカセットの他方のボビン側端を、第2の保
持部に保持させる位置まで回動させる突出部を有するこ
とを特徴とする。
【0017】請求項5の本発明は、請求項1〜4の何れ
か1項記載のプリンタ装置において、前記熱転写ヘッド
は、前記インクシートと接離自在となるように可動する
ヘッド支持部により支持され、前記インクカセットの他
方のボビン軸側端が前記第2の保持部に保持されていな
い場合に、前記熱転写ヘッドを前記インクシートから離
隔させる機構手段が、前記第1の保持部および前記ヘッ
ド支持部の少なくとも一方に設けられることを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明をその実施の形態
を示す図面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1に係るイン
クカセットを用いる熱転写方式のプリンタ装置の前扉を
開いた場合の転写部の構成を側面から示した断面図であ
り、図2は、図1のプリンタ装置の前扉を閉じた場合の
構成を示した断面図である。尚、図1あるいは図2にお
いて、図8に示した従来のプリンタ装置91と同じ機能
の部分については同じ符号を付し、重複する説明を省略
する。
【0019】図1及び図2のプリンタ装置1は、筐体1
1の中に熱転写による印刷動作を行うための不図示の電
源部、駆動源(モータ)部及び制御部等を有しており、
回動支持部12aにより開閉自在にプリンタ装置1の前
側面に設けられた前蓋部12と、インクカセット2の一
方のボビン32側端を保持すると共に、インクカセット
2を保持した状態で上下方向に回動可能な回転軸(第1
保持軸)14が両側面に設けられた第1の保持部13
と、弾性体からなり第1の保持部13の開口側13aを
第1保持軸14を中心として前蓋部12側に付勢する第
1付勢部15と、第1の保持部13によりインクカセッ
ト2が回動された後のインクカセット2の他方のボビン
側端を保持する突出部16aが支持部16bにより支持
された第2の保持部16と、固定位置のインクカセット
2内部のシート部34に熱転写ヘッド18を接触させる
と共に、熱転写ヘッド18を回動する第1の保持部13
に接触させないように支持するヘッド支持部17と、ヘ
ッド支持部17を固定する支持固定部材19とから構成
される。
【0020】前蓋部12は、前蓋部12を閉じた場合に
筐体11の内部に収納される向きに突出する側板12b
を両側辺部に有しており、両側辺部の側板12b間に印
刷用紙3、プラテンローラ20および搬送ローラ21を
保持している。従って、前蓋部12を開けることによ
り、容易に印刷用紙3を交換することができる。
【0021】第1の保持部13は、インクカセット2の
ボビン32側端が挿入されると、そのボビン32側端を
保持する。次に、インクカセット2は、第1の保持部1
3の第1保持軸14を中心に上部に押し上げられること
により回動され、インクカセット2のボビン33側端が
第2の保持部16の突出部16aにより保持される。
【0022】インクカセット2のボビン33側端が第2
の保持部16により保持されると、ヘッド18はインク
カセット2内のシート部34に接触し、プラテンローラ
20との間でシート部34とト共に印刷用紙3を挟みこ
む。
【0023】図3は、図1及び図2に示した2ボビン式
のインクカセット2の構成を詳細に示した斜視図であ
る。インクカセット2には、インクシートが巻きつけら
れた繰り出し側のボビン32と巻取り側のボビン33と
がカセット筐体31に装着されている。
【0024】カセット筐体31は、インクシートによる
熱転写印刷が可能であるように下面に下面開口部41を
有し、さらに、インクシートを交換できるように上面が
開口して上面開口部42となっている。また、カセット
筐体31の対向する側板部には、繰り出し側のボビン3
2と巻取り側のボビン33の各軸が固定できるように、
繰り出し側右軸溝37、巻取り側右軸溝38、繰り出し
側左軸溝39、巻取り側左軸溝40が設けられている。
【0025】繰り出し側のボビン32は、繰り出し側軸
35にインクシートが巻きつけられる構成であり、その
繰り出し側軸35がカセット筐体31の繰り出し側右軸
溝37と繰り出し側左軸溝39に回動可能に嵌合され
る。
【0026】一方、巻取り側のボビン33は、巻取り側
軸36にインクシートが巻きつけられる構成であり、そ
の巻取り側軸36がカセット筐体31の巻取り側右軸溝
38と巻取り側左軸溝40に回動可能に嵌合される。ま
た、巻取り側軸36は、プリンタ装置1内の図示されな
い巻取りモータにより駆動される。
【0027】次に本実施の形態1のプリンタ装置1の動
作について説明する。プリンタ装置1の通常動作として
は、2ボビン式のインクカセット2に収容された巻取り
式のインクシートのシート部34は熱転写ヘッド18に
より加熱され、その際にプラテンローラ20によりシー
ト部34に圧着されている印刷用紙3に画像が印刷さ
れ、インクシートはインクカセット2内の巻取り側ボビ
ン33に巻き取られると共に、印刷済みの印刷用紙3は
搬送ローラ21により搬送されてプリンタ装置1の外部
に排紙される。
【0028】また、使用済みのインクカセット2を新し
いインクカセット2に取り替える際の動作は以下のよう
に実施される。前蓋部12が矢印Cの方向に開けられる
と、前蓋部12と共に印刷用紙3が筐体11の外に引き
出されて、筐体11内部の手前側に使用済みのインクカ
セット2を取り出すための作業用空間が形成される。
【0029】使用者により第2の保持部16から使用済
みのインクカセット2が取り外されると、そのインクカ
セット2は、自重または第1付勢部15の作用により、
矢印Bの方向に第1の保持軸14を中心として回動し、
熱転写ヘッド18がインクカセット2内部から離脱する
任意の位置に設けられた図示しないストッパ等により停
止する。すると、インクカセット2は手前側(矢印Aの
方向)に引き出せるようになるので、使用者は使用済み
のインクカセット2を2aの位置まで取り出す。
【0030】次に、新しいインクカセット2を、繰り出
し側ボビン32側を前にして上記と逆のステップで2a
の位置から第1の保持部13に挿入する。インクカセッ
ト2が第1の保持部13に完全に保持されたら、インク
カセット2の巻取りボビン33側を上に押し上げて、第
2の保持部16の突出部16aに保持させてインクカセ
ット2を固定し、前蓋部12が矢印Cの方向に閉じるこ
とにより取り替え作業を終了する。
【0031】また、前蓋部12を閉じることによって、
熱転写ヘッド18とインクカセット2内のシート部34
とが接触し、熱転写ヘッド18とプラテンローラ20と
の間にシート部34と印刷用紙3が挟まれるようにな
る。熱転写ヘッド18は、筐体11内の図示しない電源
部および制御部により制御される。また、インクカセッ
ト2内のシート部34、および、印刷用紙3は、図示し
ない電源部および駆動部(モータ等)により各々独自に
駆動される。
【0032】なお、上記の動作例では、インクカセット
2を2組以上準備しておき、1個のインクカセットが使
用済みになった場合には、新しいインクカセット2を装
着する場合とする。例えば、インクカセット2が1組し
かない場合には、上記した手順に従ってインクカセット
2を取り出し、次に、繰り出し側ボビン32と巻取り側
ボビン33とを交換し、その後、再度上記手順に従って
インクカセット2を筐体11内の元の位置(第1の保持
部13と第2の保持部16により保持される位置)に戻
すことになる。
【0033】このように本実施の形態1によれば、プリ
ンタ装置1の前蓋部12は筐体11の前面に配置されて
プリンタ装置1の上面は固定されるので、インクカセッ
ト2等を交換するために、プリンタ装置1の上面に広い
作業用空間を設けたり、プリンタ装置1をラック等から
前面に引き出すための広い前面空間を確保するという余
分な空間の確保や、プリンタ装置1を前面に引き出す煩
雑な処理が必要が無くなる。従って、本実施の形態1の
プリンタ装置1は、上方および前方に大きな空間を必要
としない構造であるので、従来よりも狭い場所に設置す
ることができる。
【0034】なお、本実施の形態1では、インクカセッ
ト2の繰り出し側軸35と、第1の保持部13の第1保
持軸14を同軸としたが、例えば、第1の保持部13の
底面等の他の位置に第1保持軸14を設けても良い。
【0035】また、第1の保持部13の開口側13aの
自重により、矢印Bの方向に第1の保持軸14を中心と
して開口側13a回動する場合には、第1付勢部15を
削除しても良い。
【0036】実施の形態2.上記した実施の形態1で
は、カセット筐体31の外部形状によりインクカセット
2をプリンタ装置1内に保持していた。ところで、図3
に示したようにインクカセット2の各ボビン32および
33の各軸35および36は、カセット筐体31の外部
に突出していることから、カセット内部における各ボビ
ン32および33の設置誤差等を考慮すると、熱転写ヘ
ッド18に対するシート部34の正確な位置出しのため
には、プリンタ装置1内で各軸35および36を支持す
ることが好ましいことになる。そこで、以下の実施の形
態2では、インクカセット2の各軸35および36をプ
リンタ装置1内で支持するようにした。
【0037】図4は本発明の実施の形態2に係るインク
カセットを用いる熱転写方式のプリンタ装置の前扉を開
いた場合の転写部の構成を側面から示した断面図であ
り、図5は、図4のプリンタ装置の前扉を閉じた場合の
構成を示した断面図である。尚、図4あるいは図5にお
いて、図1および図2に示した実施の形態1のプリンタ
装置1と同じ機能の部分については同じ符号を付し、重
複する説明を省略する。
【0038】本実施の形態2と実施の形態1との相違点
は、インクカセット2を保持する第1の保持部61およ
び第2の保持部62の形状と機能であり、他は実施の形
態1と同様である。
【0039】第1の保持部61は、インクカセット2の
繰り出し側ボビン32の繰り出し側軸35を保持する第
1の軸受け61bを有するようにし、その第1の軸受け
61bによりインクカセット2の繰り出しボビン側を支
持するようにした。そのため、第1の保持部61の形状
としては、実施の形態1のように箱形状にする必要がな
く、繰り出し側軸35を第1の軸受け61bに導くリー
ド部61aを設けるのみに形状を簡略化している。ま
た、本実施の形態2における第1保持軸14は、インク
カセット2の繰り出し側軸35と共通になるので、実施
の形態1のように別個に第1保持軸14を設ける必要は
無くなる。
【0040】第2の保持部62は、インクカセット2の
巻取り側ボビン33の巻取り側軸36を保持する第2の
軸受け62bを有するようにし、その第2の軸受け62
bによりインクカセット2の巻き取りボビン側を支持す
るようにした。そのため、第2の保持部62の形状とし
ては、実施の形態1の第2の保持部16に設けられてい
た突出部16aおよびその支持部16bを削除して、巻
取り側軸36を第2の軸受け62bに導くリード部62
aを設けるのみに形状を簡略化している。
【0041】本実施の形態2の動作は、基本的に実施の
形態1と同様であるので重複する説明を省略するが、本
実施の形態2では第1付勢部15は設けられないので、
使用者により第2の保持部62から使用済みのインクカ
セット2が取り外される場合には、そのインクカセット
2は、自重により、矢印Bの方向に第1の保持軸14を
中心として回動するのみとなる。
【0042】このように本実施の形態2によれば、イン
クカセット2から突出する2個のボビンの軸を利用して
プリンタ装置1内部にインクカセット2を固定し、第1
の保持部の回転軸14は、インクカセット2の繰り出し
側ボビン32の繰り出し側軸35と一致されるので、実
施の形態1と同様に、インクカセット2等を交換するた
めに、上方および前方に大きな空間を必要としない構造
であり、プリンタ装置1を前面に引き出す煩雑な処理が
必要が無いことに加え、インクシートと熱転写ヘッドの
位置関係をより正確にでき、プリンタ装置1の内部構成
を簡略化することができる。
【0043】実施の形態3.上記した実施の形態1およ
び2では、インクカセット2を新しいものに取り替えた
後に、使用者は、インクカセット2の繰り出しボビン3
2側を第1の保持部に装着した後、インクカセット2の
巻取りボビン33側を上に押し上げて、第2の保持部に
保持させることによりインクカセット2を固定するとい
う作業が必要であった。ところが、インクカセット2の
巻取りボビン33側を上に押し上げて、第2の保持部に
保持させる作業は、インクカセット2が第2の保持部に
保持されたか否かの確認が難しく、失敗した場合には、
前蓋部12が閉まらないため、再度、インクカセット2
の固定作業を実施しなければならなくなる。
【0044】確実にインクカセット2を第2の保持部に
保持させるには、回動用のレバー等を別途に付加するこ
とが考えられるが、それらの複雑な構成を付加すること
はプリンタ装置をコストアップさせてしまうことになっ
た。本実施の形態3では、このインクカセット2の巻取
りボビン33側を上に押し上げて第2の保持部に保持さ
せる作業を実施せずとも、前蓋部12を矢印Cの方向に
閉じることにより、簡単な構成で自動的にインクカセッ
ト2が第2の保持部に保持されるようにした。
【0045】図6は本発明の実施の形態3に係るインク
カセットを用いる熱転写方式のプリンタ装置の前扉を開
いた状態から閉じた状態に至る転写部の構成を側面から
示した断面図である。尚、図6において、図1および図
2に示した実施の形態1のプリンタ装置1と同じ機能の
部分については同じ符号を付し、重複する説明を省略す
る。
【0046】本実施の形態3と実施の形態1との相違点
は、前蓋部72の側板72bの形状が、実施の形態1の
側板12よりも大型化しており、前蓋部72を閉めた場
合に、印刷用紙3およびプラテンローラ20がインクカ
セット2に接触せず、側板72bのエッジ部72cがイ
ンクカセット2の下面2dに接触する突出部となるよう
に構成されている点である。
【0047】本実施の形態3でインクカセット2を交換
する際の動作は、インクカセット2をプリンタ71から
取り外して、新規のインクカセットを第1の保持部に装
着するまでの動作については実施の形態1と同様である
が、本実施の形態3では、その後に、使用者が手動でイ
ンクカセット2の巻取りボビン33側を上に押し上げて
第2の保持部に保持させる作業を実施する必要は無く、
前蓋部12を矢印Cの方向に閉じるだけで、自動的にイ
ンクカセット2の巻取りボビン33側を上に押し上げて
第2の保持部に保持されることになる。
【0048】このように本実施の形態3によれば、イン
クカセット2を交換する際に、前蓋部12を矢印Cの方
向に閉じるだけで自動的にインクカセット2の巻取りボ
ビン33側を上に押し上げて第2の保持部に保持される
ようにできるので、実施の形態1と同様に、インクカセ
ット2等を交換するために、上方および前方に大きな空
間を必要としない構造であり、プリンタ装置1を前面に
引き出す煩雑な処理が必要が無いことに加え、前蓋部1
2に追加する簡単な構造によりインクカセット2の交換
時の煩わしい処理を軽減させることができる。
【0049】実施の形態4.上記した実施の形態1乃至
3では、熱転写ヘッド18は筐体11の内部に固定され
ているため、インクカセット2を新しいものに取り替え
る際に、使用者は、使用済みのインクカセット2を取り
出す際や、新規のインクカセット2を第1の保持部に装
着する際に、熱転写ヘッド18にインクカセット2が引
っ掛かって破損させないように注意して行う必要があっ
た。本実施の形態4では、このインクカセット2の取り
替えの際に、熱転写ヘッド18を退避させることによ
り、熱転写ヘッド18への接触を注意しなくとも容易に
インクカセット2を交換できるようにした。
【0050】図7は本発明の実施の形態4に係るインク
カセットを用いる熱転写方式のプリンタ装置のインクカ
セットを第1の保持部のみに装着した状態から第2の保
持部に装着した状態に至るインクカセット保持部の構成
を側面から示した断面図である。尚、図7において、図
1および図2に示した実施の形態1のプリンタ装置1と
同じ機能の部分については同じ符号を付し、重複する説
明を省略する。
【0051】本実施の形態4と実施の形態1との相違点
は、熱転写ヘッド18を支持するヘッド支持部82が、
インクシートと接離自在となるように支持部固定部材1
9aを中心として回動可能に支持される点と、ヘッド支
持部82を第1の保持部13側に付勢する第2付勢部8
3が設けられている点と、第1の保持部13とヘッド支
持部82との間に、インクカセット2の巻取りボビン3
3側端が第2の保持部16に保持されていない場合に熱
転写ヘッド18をシート部34から離隔させる機構手段
であるカム82aが、ヘッド支持部82に設けられてい
る点である。なお、熱転写ヘッド18をシート部34か
ら離隔させる機構手段であるカム82aは、ヘッド支持
部82でなく第1の保持部13に設けられても良く、ヘ
ッド支持部82と第1の保持部13の少なくとも何れか
一方に設けられていれば良い。
【0052】本実施の形態4でインクカセット2を交換
する際の動作は、基本的に実施の形態1と同様である
が、本実施の形態4では、使用済みのインクカセット2
を取り出す際および新規のインクカセット2を第1の保
持部13に装着する際に、第1の保持部13の開口側1
3aは矢印Bに従って下側に回動される。すると、第1
の保持部13の底面13aが、ヘッド支持部82のカム
82aを押し上げる。その結果、ヘッド支持部82は図
7の矢印Dの方向に跳ね上げられて、熱転写ヘッド18
がインクカセット2と離隔する。従って、インクカセッ
ト2を交換する際に熱転写ヘッド18を破損させること
が無くなる。
【0053】このように本実施の形態4によれば、イン
クカセット2を交換する際に、熱転写ヘッド18がイン
クカセット2と離隔されるようにしたので、実施の形態
1と同様に、インクカセット2等を交換するために、上
方および前方に大きな空間を必要としない構造であり、
プリンタ装置1を前面に引き出す煩雑な処理が必要が無
いことに加え、ヘッド支持部82と第1の保持部13の
少なくとも何れか一方に設けられる簡単な構造により、
熱転写ヘッドを破損する事態無くインクカセット2を容
易に交換することができる。
【0054】
【発明の効果】上記のように請求項1の本発明では、プ
リンタ装置の前蓋部は筐体の前面に配置されてプリンタ
装置の上面は固定されるので、インクカセット等を交換
するために、プリンタ装置の上面に広い作業用空間を設
けたり、プリンタ装置をラック等から前面に引き出すた
めの広い前面空間を確保するという余分な空間の確保
や、プリンタ装置を前面に引き出す煩雑な処理が必要が
無くなる。従って、プリンタ装置を従来よりも狭い場所
に設置することができる。
【0055】また、請求項2の本発明では、インクカセ
ットから突出する2個のボビンの軸を利用してプリンタ
装置内部にインクカセットを固定するので、請求項1の
効果に加え、インクシートと熱転写ヘッドの位置関係を
より正確にでき、プリンタ装置の内部構成を簡略化する
ことができる。
【0056】また、請求項3の本発明では、第1の保持
部の回転軸は、インクカセットの一方のボビン軸と一致
されるので、請求項2の効果に加え、プリンタ装置の内
部構成をさらに簡略化することができる。
【0057】また、請求項4の本発明では、インクカセ
ットを交換する際に、前蓋部を閉じるだけで自動的にイ
ンクカセットの巻取りボビン側を上に押し上げて第2の
保持部に保持されるようにできるので、請求項1の効果
に加え、前蓋部に追加する簡単な構造によりインクカセ
ットの交換時の煩わしい処理を軽減させることができ
る。
【0058】また、請求項5の本発明では、インクカセ
ットを交換する際に、熱転写ヘッドがインクカセットと
離隔されるようにしたので、請求項1の効果に加え、ヘ
ッド支持部と第1の保持部の少なくとも何れか一方に設
けられる簡単な構造により、熱転写ヘッドを破損する事
態無くインクカセットを容易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るプリンタ装置の
前扉を開いた場合の転写部の構成を側面から示した断面
図である。
【図2】 図1のプリンタ装置の前扉を閉じた場合の構
成を示した断面図である。
【図3】 図1及び図2に示した2ボビン式のインクカ
セット2の構成を詳細に示した斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係るプリンタ装置の
前扉を開いた場合の転写部の構成を側面から示した断面
図である。
【図5】 図4のプリンタ装置の前扉を閉じた場合の構
成を示した断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態3に係るプリンタ装置の
前扉を開いた状態から閉じた状態に至る転写部の構成を
側面から示した断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態4に係るプリンタ装置の
インクカセット保持部の構成を側面から示した断面図で
ある。
【図8】 従来のインクカセットを用いる熱転写方式の
プリンタ装置の転写部の構成を側面から示した断面図で
ある。
【符号の説明】
1 プリンタ装置、 2 (2ボビン式)インクカセッ
ト、 2a 位置、2d 下面、 3 印刷用紙、 1
1 筐体、 12 前蓋部、 12a 回動支持部、
12b 側板、 13 第1の保持部、 13a 開口
側、 14第1保持軸、 15 第1付勢部、 16
第2の保持部、 16a 突出部、16b 支持部、
17 ヘッド支持部、 18 熱転写ヘッド、 19
支持部固定部材、 20 プラテンローラ、 21 搬
送ローラ、 32 繰り出し側ボビン、 33 巻取り
側ボビン、 34 シート部、 A〜C 矢印。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2ボビン式のインクカセットに収容され
    た巻取り式インクシートを熱転写ヘッドで加熱すること
    により搬送される印刷用紙上に画像を印刷するプリンタ
    装置であって、 本体前側面に開閉自在に設けられる前蓋部と、 前記インクカセットの一方のボビン側端を保持すると共
    に、該インクカセットを保持した状態で上下方向に回動
    可能な回転軸が両側面に設けられた第1の保持部と、 前記第1の保持部を回動させた後の前記インクカセット
    の他方のボビン側端を保持する第2の保持部とを備える
    ことを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の保持部は、前記インクカセッ
    トの一方のボビン軸を保持する第1の軸受けを有し、 前記第2の保持部は、前記インクカセットの他方のボビ
    ン軸を保持する第2の軸受けを有することを特徴とする
    請求項1記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の保持部の回転軸は、前記イン
    クカセットの一方のボビン軸と一致させることを特徴と
    する請求項1又は2記載のプリンタ装置
  4. 【請求項4】 前記前蓋部は、該前蓋部を閉じる動作に
    より前記第1の保持部に保持された前記インクカセット
    の他方のボビン側端を、第2の保持部に保持させる位置
    まで回動させる突出部を有することを特徴とする請求項
    1〜3の何れか1項記載のプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 前記熱転写ヘッドは、前記インクシート
    と接離自在となるように可動するヘッド支持部により支
    持され、 前記インクカセットの他方のボビン軸側端が前記第2の
    保持部に保持されていない場合に、前記熱転写ヘッドを
    前記インクシートから離隔させる機構手段が、前記第1
    の保持部および前記ヘッド支持部の少なくとも一方に設
    けられることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記
    載のプリンタ装置。
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