JP2001178410A

JP2001178410A - 健康食品の製造方法

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Publication number: JP2001178410A
Application number: JP36797499A
Authority: JP
Inventors: Takashi Kondo; 堯近藤; Minoru Hirano; ▲みのる▼ 平野
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1999-12-24
Filing date: 1999-12-24
Publication date: 2001-07-03
Anticipated expiration: 2019-12-24
Also published as: JP3373471B2

Abstract

(57)【要約】【課題】ウコン及びキチンキトサンとヒアルロン酸の
有するダイエット作用が更に高められ、体内のカルシウ
ムも不足せず、且つ、肌の潤いを保ちながらダイエット
を行うことができる実用性，安全性に秀れた健康食品の
製造方法を提供するものである。【解決手段】車前子，決明子，シソ葉，サラシア，桑
の葉，ギムネマ等の薬効を有する植物のエキスに糖類を
加え、その後、酵母菌及び乳酸菌を加えて共生培養を行
い、続いて、このエキスを濾過し、続いて、この濾過液
を発酵処理し、続いて、該発酵処理液にウコン，有機カ
ルシウム，キチンキトサン及びヒアルロン酸を加えて発
酵するものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ウコン及びキチン
キトサンが有するダイエット作用を更に高める為にヒア
ルロン酸を加えた健康食品の製造方法に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ダイエ
ットに有効な薬効を有する食品としてウコン（鬱金、シ
ョウガ科、Ｃｕｒｃｕｍａｌｏｎｇａ）が知られてい
る。

【０００３】このウコンの有するダイエット作用は、ウ
コンに含まれるクルクミン，α−クルクモール，β−エ
レメン，ターメロン，パラ・メチルトルイリカルビノー
ル，アズトン，シネオール，カンファー，各種ミネラル
（カルシウム，カリウム，鉄，マグネシウム，リン
等），食物繊維等の各成分により、利胆作用（胆汁の出
が良く成る作用）が高められて肝臓機能が高められた
り、コレステロールが溶かされて胆道結石や動脈硬化が
阻止されたり、健胃作用が高められたり、消化酵素の一
つであるペプシンの分泌が促進されて胃の働きが活発化
されたり、強心作用が高められたり、腸管からコレステ
ロールや大腸ガン誘発物質のデヒドロコール酸やアゾキ
シメセン（ＡＯＭ）が良好に排出されたりし、これら作
用の相乗効果により、体内に吸収されている糖分や脂肪
やタンパク質が利用出来る形につくり変えられたり、或
いは、体内での栄養循環が良好になったりすることによ
り発揮されると考えられている。

【０００４】ところで、このウコンのダイエット作用を
更に高める方法として、ウコンにキチンキトサン，ヒア
ルロン酸，車前子若しくはシソ葉等を組み合わせる方法
が提案されている。

【０００５】しかし、これら何れの方法でも、明確な理
由は不明であるが、体内のカルシウムが不足し、ややも
すると体力を極端に消耗させるという問題点がある。

【０００６】本発明は、上記問題点を解決するもので、
ウコン及びキチンキトサンとヒアルロン酸の有するダイ
エット作用が更に高められ、体内のカルシウムも不足せ
ず、且つ、肌の潤いを保ちながらダイエットを行うこと
ができる実用性，安全性に秀れた健康食品の製造方法を
提供するものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。

【０００８】車前子，決明子，シソ葉，サラシア，桑の
葉，ギムネマ等の薬効を有する植物のエキスに糖類を加
え、その後、酵母菌及び乳酸菌を加えて共生培養を行
い、続いて、このエキスを濾過し、続いて、この濾過液
を発酵処理し、続いて、該発酵処理液にウコン，有機カ
ルシウム，キチンキトサン及びヒアルロン酸を加えて発
酵することを特徴とする健康食品の製造方法に係るもの
である。

【０００９】また、請求項１記載の健康食品の製造方法
において、薬効を有する植物として、少なくとも桑の
葉，ギムネマ及びウコンを使用することを特徴とする健
康食品の製造方法に係るものである。

【００１０】また、請求項１，２いずれか１項に記載の
健康食品の製造方法において、発酵処理液にウコン，有
機カルシウム，キチンキトサン及びヒアルロン酸を加え
て発酵した後、該発酵物を乾燥，粉砕して打粒若しくは
顆粒にすることを特徴とする健康食品の製造方法に係る
ものである。

【００１１】また、車前子，決明子，シソ葉，サラシ
ア，桑の葉及びギムネマの混合抽出エキスに糖類を加
え、その後、酵母菌及び乳酸菌を加えて共生培養を行
い、続いて、このエキスを濾過し、続いて、この濾過液
を発酵処理し、続いて、該発酵処理液にウコンを加えて
２４時間発酵を行い、続いて、更に有機カルシウム，キ
チンキトサン及びヒアルロン酸を加えて発酵乾燥処理を
行い、該発酵乾燥物を乾燥，粉砕して打粒若しくは顆粒
にすることを特徴とする健康食品の製造方法に係るもの
である。

【００１２】

【発明の作用及び効果】本発明は、野草に糖類を加えて
有効菌の繁殖を促し、そこにウコン，キチンキトサン，
ヒアルロン酸を加えて発酵させたものを製品としている
が、この発酵の際に有機カルシウムを加える為、従来の
ダイエットを目的とした健康食品と異なり、カルシウム
不足によって各臓器が変調をきたしたり、衰弱したりす
るおそれがなくなる。

【００１３】また、近年は、脂肪が体内にとどまって各
臓器に付着し、成人病を引き起こしているが、本発明の
健康食品では、ウコン等の各成分が有する薬効作用によ
り、この成人病の問題も改善することができる。

【００１４】

【発明の実施の形態】図面は本発明の一実施例を図示し
たものであり、以下に説明する。

【００１５】車前子，決明子，シソ葉，サラシア，桑の
葉及びギムネマを混合し、該混合物の煮出しをし、液状
とする。

【００１６】続いて、前記混合液にグルコース等の糖類
を加え、先ず、酵母菌により７２時間発酵を行い、更
に、乳酸菌により２４時間発酵を行う。尚、この乳酸菌
による発酵時には、同時に酵母菌による発酵も継続して
行われる。

【００１７】続いて、ウコンの粉末を加え、更に、２４
時間発酵を行う。尚、この際にも、乳酸菌による発酵と
酵母菌による発酵とが同時に行われる。

【００１８】続いて、水溶性の有機カルシウム、キチン
キトサン、ヒアルロン酸を加え、９６時間発酵を行う。

【００１９】続いて、７２時間、乾燥状態で発酵を行
い、発酵処理を完了する。

【００２０】続いて、温風等で乾燥を行い、粉砕して打
粒若しくは顆粒とし製品とする。

【００２１】ところで、前記薬草の内、桑の葉（生薬
名：桑葉（ソウヨウ））は、一般に、動脈硬化の予防，
高血圧症の改善，滋養強壮の効果があるが、更に、多量
のカルシウムが含まれており（桑の葉１００ｇ中に２６
９９ｍｇ、お茶の約６倍，キャベツの約４０倍。）、ダ
イエットの際に不足しがちなカルシウムを補給できるこ
とになる。また、亜鉛も豊富に含まれており、これらミ
ネラルによって体調を整える効果が発揮される。

【００２２】また、ギムネマ（ギムネマシルベスタ、イ
ンド原産、ガガイモ科のつる性植物）は健胃，強壮，利
尿，糖尿病防止の効果があるが、更に、ギムネマ酸とい
う血糖上昇抑制作用，甘味抑制作用，糖吸収抑制作用を
有する物質が多量に含まれており，高い肥満回避効果が
発揮される。

【００２３】また、車前子（オオバコ（大葉子）の種
子、車前子は生薬名）には、粘液多糖のプランタザン及
びアウクビンが含まれており、利尿，鎮咳，下痢止めの
効果がある。

【００２４】また、決明子（エビスグサの種子）には、
アントラキノン誘導体（クリソファノール，オブツシフ
ォリン，エモジン）が含まれており、穏やかに通じをつ
ける効果がある。

【００２５】また、シソ葉（生薬名：蘇葉，紫蘇葉）
は、食欲不振，動脈硬化の予防，食中毒，急性腸炎，下
痢，冷え症等に効果があり、また、ペリアルデヒド，リ
モネン，ピネン等の精油が５５％程度含まれており防腐
性が強い。特に、精油中のペリアルデヒドは砂糖の２０
０倍の甘みを有し、且つ、細菌の繁殖を押さえる性質を
有する。また、精油全体としては、発汗の促進，タンを
切る効果，粘膜の組織をひきしめる効果，下痢を抑制す
る効果を有する。

【００２６】また、サラシア（サラシアレティキュラー
タ、ニシキギ科のつる性植物）は、体内の余分な糖分を
体外に排出する効果を有し、更に、α−グルシコターゼ
の働きを阻害する作用があり、食後の血糖上昇を抑制す
る効果を有する。

【００２７】また、ヒアルロン酸は、体内の細胞を活性
化し、各細胞に水分保湿を高める作用がある。また、皮
膚においては、結合組織のタンパク質を結合して細胞間
隔を埋める成分であり、美肌を保つことができる。

【００２８】本実施例は上述のようにしたから、ウコン
の有するダイエット作用が良好に発揮され、このダイエ
ットの際にカルシウム欠乏による体力の消耗が発生せ
ず、共生培養によって増殖された有効菌によっても体内
の脂肪が分解され、特に成人病の原因となる臓器に付着
した脂肪の分解が促進されることになる実用性，安全性
に秀れた健康食品を得ることができる。

【００２９】また、ウコンの有する薬効成分以外にも、
特に桑の葉に多く含まれるカルシウムによってもカルシ
ウム欠乏が阻止され、更に、ギムネマに多く含まれるギ
ムネマ酸によって肥満回避効果が発揮され、良好にダイ
エットすることができる実用性に秀れた健康食品を得る
ことができる。

【００３０】また、車前子，決明子，シソ葉，サラシ
ア，桑の葉，ギムネマに含まれる各薬効成分により、健
康な状態を維持したままダイエットすることができる実
用性に秀れた健康食品を得ることができる。

【００３１】また、キチンキトサンが加えられているこ
とによって、キトサンの持つプラスイオンと脂肪の持つ
マイナスイオンが結合されて余剰の脂肪が吸収されない
ことによっても大きなダイエット効果が発揮される。

【００３２】また、ダイエットする場合には、女性にと
って大敵であるシワの発生が問題となるが、本実施例で
はヒアルロン酸が加えられている為、皮膚に潤いが与え
られることになり、美しくダイエットすることができ
る。

【００３３】尚、使用する薬効を有する植物、各添加物
の添加順序、発酵時間等は適宜選択することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例のフローチャートである。

【符号の説明】なし

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者平野 ▲みのる▼ 東京都立川市幸町６丁目16番地の17 Ｆターム(参考） 4B016 LC07 LC08 LE02 LG16 LK01 LK08 LK09 LK16 LK18 LP01 LP02 LP06 LP08 LP13 4B018 MD04 MD28 MD33 MD41 MD61 MD62 MD81 MD86 ME01 MF01 MF04 MF06 MF07 MF08 MF13 4B065 AA01X AA72X BB02 BB15 BB18 BB23 BB26 BD01 BD10 BD16 BD18 CA41

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】車前子，決明子，シソ葉，サラシア，桑
の葉，ギムネマ等の薬効を有する植物のエキスに糖類を
加え、その後、酵母菌及び乳酸菌を加えて共生培養を行
い、続いて、このエキスを濾過し、続いて、この濾過液
を発酵処理し、続いて、該発酵処理液にウコン，有機カ
ルシウム，キチンキトサン及びヒアルロン酸を加えて発
酵することを特徴とする健康食品の製造方法。
【請求項２】請求項１記載の健康食品の製造方法にお
いて、薬効を有する植物として、少なくとも桑の葉，ギ
ムネマ及びウコンを使用することを特徴とする健康食品
の製造方法。
【請求項３】請求項１，２いずれか１項に記載の健康
食品の製造方法において、発酵処理液にウコン，有機カ
ルシウム，キチンキトサン及びヒアルロン酸を加えて発
酵した後、該発酵物を乾燥，粉砕して打粒若しくは顆粒
にすることを特徴とする健康食品の製造方法。
【請求項４】車前子，決明子，シソ葉，サラシア，桑
の葉及びギムネマの混合抽出エキスに糖類を加え、その
後、酵母菌及び乳酸菌を加えて共生培養を行い、続い
て、このエキスを濾過し、続いて、この濾過液を発酵処
理し、続いて、該発酵処理液にウコンを加えて２４時間
発酵を行い、続いて、更に有機カルシウム，キチンキト
サン及びヒアルロン酸を加えて発酵乾燥処理を行い、該
発酵乾燥物を乾燥，粉砕して打粒若しくは顆粒にするこ
とを特徴とする健康食品の製造方法。