JP2004321087A - 健康食品及びその製造方法 - Google Patents

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宏和 高橋
Noriyuki Takahashi
紀如 高橋
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Abstract

【課題】原料となる田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉、蟻、タツノオトシゴ、スッポン、ウコンの豊富な有効成分を利用し、更に、これらの8種類の原料を陰陽説、五行説、虚実、証等の理論に基づき配合・加工することで、肝機能の向上及び精力増強の両方に効果があり、且つ、栄養バランスのとれた健康食品及びその製造方法を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するために、原料となる植物である田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉を混合し、洗浄する工程と、その混合物に加水する工程と、加水した混合物からエキスを抽出する工程と、抽出したエキスを濃縮する工程と、濃縮エキスを乾燥させる工程と、乾燥させたエキスを粉砕する工程と、を有し、更に、その粉末状エキスに、粉末蟻、粉末タツノオトシゴ、粉末スッポン、粉末ウコンを加する工程と、その混合物を殺菌する工程と、殺菌した混合物を造粒する工程と、を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉から抽出されたエキスと、蟻粉末・タツノオトシゴ粉末・スッポン粉末・ウコン粉末と、を含む健康食品及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の健康食品としては、美容、健康の維持、生活習慣病の予防等に効果があるとされる多くの健康食品の提案が行われている。(例えば、「ケール加工物を含む美容健康食品」特開2002−186457号公報に掲載されているような健康食品が提案されている。)また、従来の健康食品の製造方法としては、特開2001−178410号公報に掲載されているような製造方法が考えられている。
【0003】
特開2002−186457号公報に掲載されている健康食品は、ケール加工物と美容効果を有する素材であるムコ多糖類、セラミド類、コラーゲン、および核酸からなる群より少なくとも1種とを含有する美容健康食品であり、美容効果と体調などを整える健康効果の両方において優れた効果を示す食品に関するものである。
【0004】
また、特開2001−178410号公報に掲載されている健康食品の製造方法は、ウコンを用いた健康食品の製造方法であって、車前子,決明子,シソ葉,サラシア,桑の葉,ギムネマ等の薬効を有する植物のエキスに糖類を加え、その後、酵母菌による発酵を行い、続いて、乳酸菌を加えて酵母菌と乳酸菌とによる共生発酵を行い、続いて、このエキスを濾過し、続いて、この濾過液を発酵処理し、続いて、該発酵処理液にウコン,有機カルシウム,キチンキトサン及びヒアルロン酸を加えて発酵することを特徴とする健康食品の製造方法であり、カルシウム不足に陥ることなくダイエットすることが可能となり、更に、ウコン等の各成分が有する薬効作用により、成人病の問題も改善することができるとされている。
【0005】
また、肝機能の向上又は精力増強に効果があるとされる健康食品やその製造方法に関する提案も行なわれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、肝機能の向上及び精力増強の両方に効果があり、且つ、漢方で言う陰陽説、五行説、虚実、証等の理論と合致した、栄養バランスのとれた健康食品及びその製造方法に関する提案はなされていない。
【0007】
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたものであり、原料となる田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉、蟻、タツノオトシゴ、スッポン、ウコンの豊富な有効成分を利用し、更に、これらの8種類の原料を陰陽説、五行説、虚実、証等の理論に基づき配合・加工することで、肝機能の向上及び精力増強の両方に効果があり、且つ、栄養バランスのとれた健康食品及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を解決するために、本発明に係る健康食品の製造方法は、原料となる植物である田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉を混合し、洗浄する工程と、洗浄した田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉の混合物に加水する工程と、加水した田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉の混合物を加熱し、原料となる植物のエキスを抽出する工程と、前記原料となる植物のエキスを抽出する工程により得られたエキスを低温減圧下において濃縮する工程と、前記濃縮する工程により得られた濃縮エキスを熱風により乾燥させる工程と、前記乾燥させる工程により得られた個体状エキスを粉末状に粉砕する工程と、を有し、更に、前記粉砕する工程により得られた粉末状エキスに、粉砕処理を施した粉末状の蟻、粉末状のタツノオトシゴ、粉末状のスッポン、粉末状のウコンを加する工程と、前記粉末状エキスと、前記粉末状の蟻・タツノオトシゴ・スッポン・ウコンとの混合物を殺菌する工程と、前記殺菌する工程により殺菌された混合物を造粒する工程と、を有することを特徴とする。
【0009】
(2)また、前記粉末状エキスには、田七人参エキス40〜60重量%、ニラ種エキス20〜30重量%、丹参葉エキス10〜20重量%、杜仲葉エキス5〜10重量%が含まれることを特徴とする。
【0010】
(3)そして、前記造粒する工程が、原料となる殺菌された混合物にエタノールを添加し、常温・常圧・撹拌下で造粒を行なう湿式造粒であり、且つ、乳糖等の賦形剤を用いずに行なうことを特徴とする。
【0011】
(4)更に、前記粉末状エキス・蟻粉末・タツノオトシゴ粉末・スッポン粉末・ウコン粉末の配合比率が、粉末状エキス略60重量%、蟻粉末略15重量%、タツノオトシゴ粉末略5重量%、スッポン粉末略5重量%、ウコン粉末15重量%であることを特徴とする。
【0012】
(5)また、前記粉砕処理を施した粉末状の蟻が、擬黒多刺蟻であり、且つ、該蟻に施す粉砕処理が乾燥処理の後に行なわれることを特徴とする。
【0013】
(6) (1)〜(5)のいずれかに記載の健康食品の製造方法により製造された健康食品を提供する。
【0014】
(7) (6)に記載の健康食品を酒類に加した状態にした液体状の健康食品を提供する。
【0015】
以上のような工程を経て健康食品を製造することにより、原料となる田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉、蟻、タツノオトシゴ、スッポン、ウコンに含まれる豊富な有効成分をあますことなく有効に利用することを可能にすると共に、これらの8種類の原料を陰陽説、五行説、虚実、証等の理論に基づき配合・加工したことにより、体内に摂取した際に、特に、肝機能の向上及び精力増強に効果があり、且つ、栄養バランスのとれた健康食品及びその製造方法を提供する。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明は、健康食品及びその製造方法に関するものであるが、この健康食品の原料となる動植物に対する理解を深める目的で、先ず、使用する各原料の説明を行ない、続いて、この健康食品の製造方法の流れを、図1〜図6の本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造工程を示すフローチャートに基づき説明する。
【0017】
〔各原料の説明〕
本発明の健康食品及びその製造方法に用いる原料は、以下の通りである。
【0018】
▲1▼田七人参。
田七人参(デンシチニンジン/san−chi ginseng)は、別名:人参三七、田三七、参三七とも呼ばれ、産地は中国雲南省文山県であり、ウコギ科に属する植物で、葉は高麗人参に似ており、使用する根の部分は、長さ略3〜4cmの黒褐色で固くずんぐりとした形状である。海抜800〜1500mの山の傾斜地で栽培され、収穫までに3〜7年の長い歳月が必要であり、収穫は、春と秋の年2回行なわれる。また、一度収穫した土地は、やせてしまい連作できないため、通常、10年程度休耕田とする。この田七人参は、近年、世界中の学会で研究が行なわれ、がん、心臓病、循環器系の病気に対する有用性が報告されています。田七人参の主な有効成分には、サポニン、デンシチン、田七ケトン、有機ゲルマニウム、フラボン配糖体等があり、そのうち、サポニンは、配糖体の一種で血液中の酸素代謝を促進し血流の停滞を防ぐ効果や、副腎皮質を活性化させストレスに対する防御反応とタンパク質の合成を促進する効果があり、デンシチンは、アミノ酸の一種で止血作用のある物質で、田七ケトンは、中性脂肪やコレステロールを減少させる働きがあり、有機ゲルマニウムは、体内に酸素を供給する働きをし、抗ウイルス・抗がん物質であるインターフェロンを誘発し産生させ、フラボン配糖体は、冠状動脈を拡張し血流を増加させ、心筋の酸素消費量を減少させて心臓機能を高める効果や、抗菌作用がある物質です。上述のように田七人参には、止血作用・抗炎症作用・免疫力向上・疲労回復・抗がん作用・滋養強壮等の効能があり、また、がん・脳卒中・心臓病・肝臓病・糖尿病・高血圧・低血圧・動脈硬化・コレステロール過多症・胃潰瘍・貧血・更年期障害・生理不順・便秘・肥満・アレルギー疾患・リウマチ・ストレス・虚弱体質等の症状の改善・予防に効果があるとされています。
【0019】
▲2▼ニラ種。
ニラ種(ニラタネ/allii tuberrosi semen)は、漢名:韮子といい、産地は中国山東省菜陽であり、ユリ科のニラの種子で、秋に採集します。黒色の微細な粒子で表面にしわが多いのが特徴です。味は辛く、ニラ特有の匂いがあります。使用するニラ種は、十分に熟成した種をエキスを抽出し易いよう種皮を取り除いて使用します。中国の五味五性で「温」に属し、体を温める作用があるとされています。ニラ種の主な有効成分には、硫化アリル、β−カロチン、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、亜鉛等があり、そのうち、硫化アリルは、刺激臭の香気成分でビタミンB1の吸収率を高める効果や、消化液の分泌を促す効果や、血液の凝固を抑制する働きがあり、β−カロチンは、視聴覚機能を維持する働きがあり、ビタミンCは、抗酸化物質であり、ビタミンEは、生殖腺に対する賦活作用があり、カリウムは、糖の代謝や筋収縮に不可欠なミネラルであり、亜鉛は、正常な発育に不可欠な非常に重要なミネラルであり、男性ホルモンや酵素に働きかけることで精子の数を増加させ、性機能を高める作用や、女性の生殖器官の発育を助ける作用や、皮膚や骨の新陳代謝を活発にする作用がある物質です。上述のようにニラ種には、精力回復・疲労回復・血行促進等の効能があり、また、精力減退・筋肉疲労・腰痛・冷え性・尿漏れ・頻尿等の症状の改善・予防に効果があるとされています。
【0020】
▲3▼丹参葉。
丹参葉(タンジンヨウ/salviae miltiorrhizae radix)は、別名:紫丹参とも呼ばれ、産地は中国江西省井岡山であり、シソ科の多年草であり、宿根又は種を用いて栽培し、使用する葉の部分は11月上旬頃に収穫されます。また、根の部分は医薬品(慢性肝炎・肝機能障害等の薬)に使用されます。丹参葉は、お茶(煎茶)のように煎じて飲用することで血行促進に良いとされ、血行が悪いことから起きる肩こり・腰痛・顔色や唇の色の改善や頭の回転が良くなる等の効果があります。丹参葉の主な有効成分には、タンシノン、ビタミンE等があり、そのうち、タンシノンは、汚血の除去により血管を拡張して疼痛をやわらげる効果や、末梢血管を拡張することにより血圧降下の効果や、精神安定を促す効果があり、ビタミンEは、生殖腺に対する賦活作用がある物質です。上述のように丹参葉には、活血作用・血行促進・鎮静作用・精神安定・鎮痛作用等の効能があり、また、疼痛・月経困難症・月経痛・神経衰弱・高血圧症等の症状の改善・予防に効果があるとされています。
【0021】
▲4▼杜仲葉。
杜仲葉(トチュウハ/chinese gutta percha)は、別名:恩仙、恩仲とも呼ばれ、産地は中国湖北省武当山であり、トチュウ科トチュウ属トチュウという「一科一属一種」の世界でも大変珍しい落葉高木であり、使用する葉は、樹齢15〜20年の樹の葉で、短い柄があり、長さは略6〜18cmの長楕円形縁に鋭い微鋸歯があり先端部は尖っています。葉を切るとグッタペルカというゴム質状の液体が白く糸を引きます。葉は夏期に収穫されます。また、葉にはカフェインが含まれていないため幼児から高齢者まで幅広く安心してお茶(煎茶)のように煎じて飲用することができます。また、樹皮の部分は医薬品に使用されます。杜仲葉の主な有効成分には、リグナン配糖体、ゲニポシド酸、ビタミンC、鉄、カリウム、タンニン等があり、そのうち、リグナン配糖体は、降圧作用をもつ物質で、更に、抗酸化作用もあり、ゲニポシド酸は、副交感神経に働きかけて血管を拡張し血液の循環を良くしたり緊張をやわらげストレスを受け難くする作用があり、ビタミンCは、抗酸化物質であり、鉄は、血液の赤い色素を生み出す物質で、不足すると貧血や細胞・筋肉の酸素欠乏を起こします。カリウムは、糖の代謝や筋収縮に不可欠なミネラルであり、タンニンは、細胞や細胞分泌物のタンパク質と結合して組織を保護するため下痢止め効果や、小出血を止血する働きがある物質です。上述のように杜仲葉には、降圧作用・鎮静作用・利尿作用・滋養強壮・造血機能の促進・筋骨の強化・脂質代謝の促進等の効能があり、また、高血圧・血行障害・ストレス・便秘症・下痢症・虚弱体質・肌荒れ等の症状の改善・予防に効果があるとされています。
【0022】
▲5▼蟻。
蟻は、別名:神蜉とも呼ばれ、生薬として用いられる食用の蟻である「擬黒多刺蟻」という種類の蟻を指し、その原産地は中国広西自治州であるが、現在では室内養殖が一般的であり、衛生面や品質管理面等から養殖されたものを用いるのが望ましい。室内養殖では、新しい藁を束にしたものに女王蟻を入れ、そこに働き蟻が絲を吐いて巣を作ります。人体に不可欠な必須アミノ酸8種類全てを含む28種類のアミノ酸を含んでいるうえに、亜鉛・銅・カルシウム・リン・鉄・セレン・マンガン等が豊富に含まれており栄養バランス的にも優れています。中国医学の見方では、リウマチは「腎」と「脾」が弱っている時に、「風・寒・湿」の3つの邪気が体内に侵入して関節や筋肉に痛みが生じる「痺証」の病気とされており、リウマチを治療するには「腎」と「脾」を強くする必要があることから「腎・脾・肝」を強くする効果がある蟻が古くからリウマチ治療に用いられてきました。蟻の主な有効成分には、亜鉛、銅、アルデヒド類等があり、そのうち、亜鉛は、正常な発育に不可欠な非常に重要なミネラルであり、男性ホルモンや酵素に働きかけることで精子の数を増加させ、性機能を高める作用や、女性の生殖器官の発育を助ける作用や、皮膚や骨の新陳代謝を活発にする作用がある物質であり、銅は、細胞に広く分布し脳や筋肉に常在する成分であり、ヘモグロビンが作られる時に鉄の利用度を高める働きがあり、アルデヒド類は、人体免疫系統機能を調整する働きがある物質です。上述のように蟻には、性機能回復作用・免疫調整作用・抗炎症作用・鎮痛作用等の効能があり、また、リウマチ・関節痛・慢性肝炎・勃起不全・腰痛等の症状の改善・予防に効果があるとされています。
【0023】
▲6▼タツノオトシゴ。
タツノオトシゴ(seahorse)は、別名:海馬、水馬、龍落子とも呼ばれ、原産地は中国広東沿岸部の海で捕ったものを用いるのが望ましい。ヨウジウオ科の魚で、メスがオスの育児嚢に産卵し、その略2〜3週間後に、体を「く」の字に曲げる運動を繰り返しながら、体長2cm程度の稚魚を約30〜50匹、略2時間で生み出すという産卵スタイルに特徴があります。タツノオトシゴには、男性ホルモンのような強壮作用があり、精力回復ドリンク等によく用いられます。また、腰痛の痛み止めや止血剤としても有用であるとされます。タツノオトシゴの主な有効成分には、タンパク質等があり、そのタンパク質は、細胞の主要成分として含まれる有機化合物で、吸収の段階でアミノ酸に分解され必要に応じて再合成されるという、たえず代謝を繰り返す物質です。上述のようにタツノオトシゴには、滋養強壮・疲労回復・老化防止・新陳代謝の促進・温腎助陽作用等の効能があり、また、精力減退・排尿困難・夜間頻尿・腎臓疾患・虚弱体質等の症状の改善・予防に効果があるとされています。
【0024】
▲7▼スッポン。
スッポン(鼈/snapping turtle)は、中国名:水魚といい、原産地は中国浙江省杭州であり、以前は湖沼、小川、池等の泥の中に棲息する天然ものを捕獲して用いていたが、現在では人工養殖が一般的であり、衛生面や品質管理面等から池に稚魚を入れて、そこで養殖された3年ものを用いるのが望ましい。爬虫類亀目スッポン科に属する淡水性のカメの一種で、約30種類ほどいるといわれます。甲長は略25cmで極端に平べったく、表面はやわらかい皮膚で覆われています。使用するスッポンは、漢方でいう一物全体の思想から、フリーズドライにした全体(全ての部位)をまるごと粉砕し使用する。スッポンは、現代の食べ物の中で稀にみる高栄養素の宝庫であり、特に、そのタンパク質は非常に良質である。スッポンの主な有効成分には、アミノ酸、タンパク質、不飽和脂肪酸、鉄、カルシウム等があり、そのうち、アミノ酸は、人体に不可欠な必須アミノ酸8種類全てと、その他18種類のアミノ酸を含んでおり、タンパク質は、細胞の主要成分として含まれる有機化合物で、吸収の段階でアミノ酸に分解され必要に応じて再合成されるという、たえず代謝を繰り返す物質であり、不飽和脂肪酸は、細胞膜や細胞を活性化させ老化を防ぐ効果があり、鉄は、血液の赤い色素を生み出す物質であり、カルシウムは、鉄の代謝を助けたり、筋収縮を支配したり、マグネシウムと協力して心臓と血管の健康を促したり、また、神経の伝達にも関わっているので不足すると自律神経の失調や不眠、イライラ感を起こしてしまう物質です。これら主な有効成分の他にも、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、リン、パントテン酸、葉酸等の有効成分をバランス良く含みます。上述のようにスッポンには、浄血作用・強精作用・疲労回復・抗炎症作用・老化防止・抗がん作用等の効能があり、また、不眠・腰痛・肩こり・リウマチ・更年期障害・冷え性・肝臓病・動脈硬化・心臓病・高血圧・脳卒中・貧血症・月経過多症・慢性の下痢・痔・虚弱体質等の症状の改善・予防に効果があるとされています。
【0025】
▲8▼ウコン。
ウコン(鬱金/gelbwurzel)は、別名:姜黄とも呼ばれ、産地は中国四川省阿具州であり、ショウガ科の多年草であり、草丈は略1.5mで黄色い花が咲きます。使用する根茎の部分はショウガに大変良く似ており、内部は黄色で、苦味があり、冬・春に収穫されます。ストレス・飲酒・喫煙等による体調不良の予防や、強肝作用が強いことから肝臓病への効果や、食欲増進目的や、健胃薬として用いられます。ウコンの主な有効成分には、クルクミン、フラボノイド、アズレン、シネオール、リン等があり、そのうち、クルクミンは、アルコール摂取による害を軽減する作用や、肝臓の働きを助け肝機能を高める効果があり、また、胆汁の分泌を促しコレステロールの消費や胃腸の働きを高めます。更に、抗酸化力は、ビタミンCやビタミンEよりも高いといわれています。フラボノイドは、毛細血管の壁に厚みと弾力性をもたせる作用があり、アズレンは、炎症を治す作用があり、シネオールは、殺菌、防腐作用に優れた効果があり、リンは、血液を中性に保ち、脂肪や糖の代謝を円滑にする物質です。上述のようにウコンには、健胃作用・利尿作用・強肝作用・血液浄化作用・活血促進・止血作用・止痛作用等の効能があり、また、肝炎・胆管炎・カタル性黄疸・高脂血症・食欲不振・血行不良・泌尿器系疾患・痔・月経痛等の症状の改善・予防に効果があるとされています。
【0026】
次に、これらの原料を用いた健康食品の製造方法の流れを、図1〜図6に基づき説明する。
【0027】
〔製造工程の流れ〕
図1は、本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造工程のうちエキス抽出工程等を示すフローチャートである。本発明の健康食品の製造方法は、先ず、原料となる植物である田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉を混合し、洗浄する(ステップS101)。
【0028】
各原料の混合比率は、田七人参:略40〜60重量%、ニラ種:略20〜30重量%、丹参葉:略10〜20重量%、杜仲葉:略5〜10重量%とするのが望ましい。
【0029】
また、洗浄処理は、水を用いて該原料の泥等の汚れを綺麗に洗い流す目的で行なわれるものである。
【0030】
この混合・洗浄処理の前に、ニラ種は、エキスを抽出し易いように種皮を取り除き、また、その他の原料においても各原料からエキスを抽出し易くする目的で、該原料を適宜任意の大きさ・厚さにカット又はスライスしても良い。
【0031】
次に、混合・洗浄した田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉の原料の混合物に水を加える加水処理を行なう(ステップS102)。
【0032】
この加水処理は、エキス抽出のために行なうものであり、使用する水は、エキス抽出の際の溶媒に該当するものである。
【0033】
また、この加水処理の際の加水率は、通常、原料に対して略1000%の加水率で行なわれる。
【0034】
次に、加水処理を行なった原料の混合物からエキスを抽出するエキス抽出処理を行なう(ステップS103)。
【0035】
このエキス抽出処理は、加水処理した原料の混合物を100℃〜110℃程度(好ましくは、略105℃)に加熱し、40分〜1時間程度(好ましくは、略50分)行なわれる。
【0036】
また、このエキス抽出処理は、撹拌しながら行なうのが望ましく、更に、このエキス抽出処理においては、水以外のもの(例えば、エタノール・アセトン・へキサン等)を用いずにエキスの抽出が行なわれる。
【0037】
次に、エキス抽出処理を行なった混合物を固液分離する濾過処理が行なわれる(ステップS104)。
【0038】
この濾過処理は、該混合物から残渣を取り除き、エキス分を回収する目的で行なわれるものであり、この目的を達成することができる方法であれば良いため、適宜周知の濾過方法のうちのいずれかを用いて行なって良いものである。
【0039】
次に、濾過処理により回収した液体を濃縮する処理が行なわれる(ステップS105)。
【0040】
この濃縮処理は、回収した液体を略8倍に濃縮する目的で行なわれるものであり、この目的を達成するために、該液体を低温且つ減圧状態で保持しながら濃縮処理を行なうのが望ましい。
【0041】
次に、濃縮処理により略8倍に濃縮された田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉の濃縮エキス液を乾燥させて固体状にする乾燥処理が行なわれる(ステップS106)。
【0042】
この乾燥処理は、濃縮エキス液を固体状にする目的で行なわれるものであり、温度80℃〜90℃程度(好ましくは、略85℃)・時間15分〜30分程度(好ましくは、略20分)、熱風を送りながら行なわれるのが望ましい。
【0043】
但し、この乾燥処理は、その目的を達成することができる方法であれば良いため、適宜上述の熱風乾燥以外の周知の乾燥方法のうちのいずれかを用いて行なって良いのは勿論である。
【0044】
次に、乾燥処理を行なった濃縮エキスを粉末状に粉砕する粉砕処理が行なわれる(ステップS107)。
【0045】
この粉砕処理では、該濃縮エキスを略80〜100メッシュに粉砕し、粉末状の濃縮エキス粉末にする。
【0046】
また、この濃縮エキス粉末には、その原料である田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉のエキスが、それぞれ、田七人参エキス:略40〜60重量%、ニラ種エキス:略20〜30重量%、丹参葉エキス:略10〜20重量%、杜仲葉エキス:略5〜10重量%の割合で含まれている。
【0047】
また、乾燥処理(ステップS106)と粉砕処理(ステップS107)とを、例えば、噴霧乾燥法(スプレードライ法)を用いて行ない、乾燥・粉砕の2つの工程を同時に行なっても良い。
【0048】
噴霧乾燥法とは、濃縮エキス液を微細な霧状にし、これを熱風中に噴出させ、瞬間的に粉状の乾燥物を得る方法である。また、噴霧乾燥法において、液体を霧状にする方法として、回転円盤による遠心噴霧と圧力ノズルによる加圧噴霧がある。そして、噴霧乾燥法で得られた粉末は、乾燥中の粒子は滞留時間が数秒間であり、その後すぐに冷却されるため、品質の変化がとても少ないという特徴がある。
【0049】
次に、粉砕処理を行なった濃縮エキス粉末を秤量し(ステップS108)、その他の粉末状の原料等と混合(配合)する混合処理が行なわれる(ステップS109)。
【0050】
この混合処理(ステップS109)で混合されるその他の原料は、粉砕処理を施した粉末状の蟻、粉末状のタツノオトシゴ、粉末状のスッポン、粉末状のウコンであり、これらの粉末と濃縮エキス粉末とを混合する。
【0051】
図3は、本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造工程のうち蟻の加工工程を示すフローチャートであり、この図に基づき混合処理(ステップS109)にて混合する粉砕処理を施した蟻粉末の製造方法を説明する。
【0052】
先ず、室内養殖された「擬黒多刺蟻」という種類の生薬として用いられる食用蟻を捕獲する(ステップS121〜S122)。
【0053】
次に、捕獲した蟻を乾燥する乾燥処理が行なわれる(ステップS123)。
【0054】
この乾燥処理は、温度80℃〜90℃程度(好ましくは、略85℃)・時間15分〜30分程度(好ましくは、略20分)、熱風を送りながら行なわれるのが望ましい。
【0055】
但し、この乾燥処理は、その目的を達成することができる方法であれば良いため、適宜上述の熱風乾燥以外の周知の乾燥方法のうちのいずれかを用いて行なって良いのは勿論である。
【0056】
次に、乾燥処理を行なった蟻を粉末状に粉砕する粉砕処理が行なわれる(ステップS124)。
【0057】
この粉砕処理では、該蟻を略80〜100メッシュに粉砕し、粉末状の蟻粉末にする。
【0058】
次に、粉砕処理を行なった蟻粉末を秤量し(ステップS125)、その他の粉末状の原料等と混合(配合)する(ステップS109)。
【0059】
図4は、本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造工程のうちタツノオトシゴの加工工程を示すフローチャートであり、この図に基づき混合処理(ステップS109)にて混合する粉砕処理を施したタツノオトシゴ粉末の製造方法を説明する。
【0060】
先ず、タツノオトシゴを捕獲する(ステップS131)。好ましくは、中国広東沿岸部の海にて天然もののタツノオトシゴを捕獲する。
【0061】
次に、捕獲したタツノオトシゴを乾燥する乾燥処理が行なわれる(ステップS132)。
【0062】
この乾燥処理は、温度80℃〜90℃程度(好ましくは、略85℃)・時間15分〜30分程度(好ましくは、略20分)、熱風を送りながら行なわれるのが望ましい。
【0063】
但し、この乾燥処理は、その目的を達成することができる方法であれば良いため、適宜上述の熱風乾燥以外の周知の乾燥方法のうちのいずれかを用いて行なって良いのは勿論である。
【0064】
次に、乾燥処理を行なったタツノオトシゴを粉末状に粉砕する粉砕処理が行なわれる(ステップS133)。
【0065】
この粉砕処理では、該タツノオトシゴを80〜120メッシュ程度(好ましくは、略100メッシュ)に粉砕し、粉末状のタツノオトシゴ粉末にする。
【0066】
次に、粉砕処理を行なったタツノオトシゴ粉末を秤量し(ステップS134)、その他の粉末状の原料等と混合(配合)する(ステップS109)。
【0067】
図5は、本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造工程のうちスッポンの加工工程を示すフローチャートであり、この図に基づき混合処理(ステップS109)にて混合する粉砕処理を施したスッポン粉末の製造方法を説明する。
【0068】
先ず、養殖されたスッポンの中から略3年もので、健康食品の原料として適当な大きさで、病気等を持たないものを選別する(ステップS141〜S142)。
【0069】
次に、選別したスッポンをまるごと水で洗浄し泥等を洗い流す洗浄処理が行なわれる(ステップS143)。
【0070】
次に、洗浄したスッポンをまるごと乾燥する乾燥処理が行なわれる(ステップS144)。
【0071】
この乾燥処理は、凍結乾燥法(フリーズドライ法)を用いて、スッポンを急速に凍結させ、真空装置内で昇華させて乾燥させるのが望ましい。
【0072】
この凍結乾燥法は、スッポンを低温で乾燥できるため、乾燥品は色、味、香り、成分(ビタミン類など)の変化が少なくてすむという特徴があり、更に、低水分であることから貯蔵性に優れ、迅速且つ容易に復元可能であるという特徴もある。
【0073】
但し、この乾燥処理は、その目的を達成することができる方法であれば良いため、適宜上述の凍結乾燥以外の周知の乾燥方法のうちのいずれかを用いて行なって良いのは勿論である。
【0074】
次に、乾燥処理を行なったスッポンをまるごと粉末状に粉砕する粉砕処理が行なわれる(ステップS145)。
【0075】
この粉砕処理では、該スッポンをまるごと略80〜100メッシュに粉砕し、粉末状のスッポン粉末にする。
【0076】
次に、粉砕処理を行なったスッポン粉末を秤量し(ステップS146)、その他の粉末状の原料等と混合(配合)する(ステップS109)。
【0077】
図6は、本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造工程のうちウコンの加工工程を示すフローチャートであり、この図に基づき混合処理(ステップS109)にて混合する粉砕処理を施したウコン粉末の製造方法を説明する。
【0078】
先ず、栽培したウコンの根茎を収穫する(ステップS151)。
【0079】
次に、収穫したウコンの根茎を水で洗浄し泥等を洗い流す洗浄処理が行なわれる(ステップS152)。
【0080】
次に、洗浄したウコンの根茎を乾燥する乾燥処理が行なわれる(ステップS153)。
【0081】
この乾燥処理は、温度70℃〜90℃程度(好ましくは、略80℃)・時間100分〜150分程度(好ましくは、略120分)、熱風を送りながら行なわれるのが望ましい。
【0082】
但し、この乾燥処理は、その目的を達成することができる方法であれば良いため、適宜上述の熱風乾燥以外の周知の乾燥方法のうちのいずれかを用いて行なって良いのは勿論である。
【0083】
次に、乾燥処理を行なったウコンの根茎を粉末状に粉砕する粉砕処理が行なわれる(ステップS154)。
【0084】
この粉砕処理では、該ウコンの根茎を70〜100メッシュ程度(好ましくは、略80メッシュ)に粉砕し、粉末状のウコン粉末にする。
【0085】
次に、粉砕処理を行なったウコン粉末を秤量し(ステップS155)、その他の粉末状の原料等と混合(配合)する(ステップS109)。
【0086】
図2は、本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造工程のうち造粒工程等を示すフローチャートであり、この図に基づき混合処理(ステップS109)後の製造方法の流れを説明する。
【0087】
先ず、濃縮エキス粉末(粉末状エキス)、蟻粉末、タツノオトシゴ粉末、スッポン粉末、ウコン粉末をそれぞれ秤量し、それらの粉末状の原料を混合する(ステップS109)。
【0088】
この際の配合比率は、陰陽説、五行説、虚実、証等の理論に基づき、且つ、肝機能の向上及び精力増強の両方に効果があり、食品としてのバランスが最も良いと判断された数値が算出され、各粉末の配合比率は、濃縮エキス粉末(粉末状エキス):略60%、蟻粉末:略15%、タツノオトシゴ粉末:略5%、スッポン粉末:略5%、ウコン粉末:略15%である。
【0089】
次に、上述の配合比率で混合された濃縮エキス粉末(粉末状エキス)、蟻粉末、タツノオトシゴ粉末、スッポン粉末、ウコン粉末の混合物を殺菌する殺菌処理が行なわれる(ステップS110)。
【0090】
この殺菌処理は、温度80℃〜90℃程度(好ましくは、略85℃)・時間10分〜20分程度(好ましくは、略15分)にて加熱殺菌されるのが望ましい。
【0091】
但し、この殺菌処理は、その目的を達成することができる方法であれば良いため、適宜上述の加熱殺菌以外の周知の殺菌方法のうちのいずれかを用いて行なって良いのは勿論である。
【0092】
次に、殺菌処理された濃縮エキス粉末(粉末状エキス)、蟻粉末、タツノオトシゴ粉末、スッポン粉末、ウコン粉末の混合物を造粒する造粒処理が行なわれる(ステップS111)。
【0093】
この造粒処理は、殺菌処理された濃縮エキス粉末(粉末状エキス)、蟻粉末、タツノオトシゴ粉末、スッポン粉末、ウコン粉末の混合物に(70%の)エタノールのみを添加し、常温・常圧下でミキサーを用いて撹拌しながら行なう方法である湿式造粒にて行ない、且つ、乳糖等の賦形剤を用いずに行なう。
【0094】
そして、湿式造粒により粒状又は顆粒状になった混合物を熱風乾燥により乾燥させて完成品にする仕上げ処理を行なう。
【0095】
尚、完成品の粒・顆粒の水分含有率は、品質管理の観点から10%以下(好ましくは、略5〜8%)に乾燥し、保管するのが望ましい。
【0096】
次に、完成した粒・顆粒を任意の重さ(例えば、カプセルに充填可能な重さ)に秤量し(ステップS112)、カプセルに充填する(ステップS113)。
【0097】
完成した粒・顆粒は、特に、このカプセル充填処理(ステップS113)を行なわずに、そのまま又は水等と共に食しても良いし、水に加して液体(健康飲料)として飲用しても良い。更に、該完成した粒・顆粒を他の食品等に配合し食しても良い。
【0098】
また、該完成した粒・顆粒を酒類に加して液体(健康アルコール飲料)として飲用しても良い。
【0099】
次に、完成した粒・顆粒を充填したカプセルの検査を行ない(ステップS114)、不良品でないことが検査・確認されたカプセルを袋詰・ダンボール詰をして、出荷する(ステップS115〜S116)。
【0100】
以上述べたように、本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造方法によれば、▲1▼エキスを抽出する複数(4種類)の原料を同時に混合し処理することが可能であるため、製造時間を短縮することができる(製造効率の向上)。
【0101】
そして、消費者にとっては、▲1▼通常は極めて入手が困難な原料である田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉、蟻、タツノオトシゴ、スッポン、ウコンの豊富な有効成分を手軽に摂取することができるようになる。▲2▼また、これらの8種類の原料が陰陽説、五行説、虚実、証等の理論に基づき配合・加工されていることから、肝機能の向上及び精力増強の両方に効果がある。▲3▼そして、健康食品としての栄養バランスがとても良い食品である。▲4▼更に、エキス抽出処理・濃縮処理・粉砕処理等の各種加工がなされていることで、体内吸収率(消化吸収率)が良い健康食品である。▲5▼水分含有率が極めて低い(10%以下・好ましくは、5〜8%)ため、長期間の保存が可能であり、且つ、品質の変化(劣化)が少ない。▲6▼見た目を気にすることなく高栄養食材を食することができる。(例えば、食用蟻やタツノオトシゴやスッポン等の見た目がグロテスクな食材。)▲7▼カプセルに充填してあるため、原料の苦味・えぐみ等を気にすることなく摂取することが可能である。
【0102】
また、本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造方法により製造された健康食品の有する効果・効能には、止血作用・抗炎症作用・免疫力向上・疲労回復・抗がん作用・滋養強壮・精力回復・血行促進・活血作用・鎮静作用・精神安定・鎮痛作用・降圧作用・利尿作用・造血機能の促進・筋骨の強化・脂質代謝の促進・性機能回復作用・免疫調整作用・老化防止・新陳代謝の促進・温腎助陽作用・浄血作用・強精作用・健胃作用・強肝作用・血液浄化作用・止痛作用等があり、これらの効果・効能は、陰陽説、五行説、虚実、証等の理論に基づき配合・加工されたことから、それぞれの原料が持つ効果・効能に、配合・加工による相乗効果がプラスされ、更に、高い効果・効能を得ることが可能となる。
【0103】
また、本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造方法により製造された健康食品は、がん・脳卒中・心臓病・肝臓病・糖尿病・高血圧・低血圧・動脈硬化・コレステロール過多症・胃潰瘍・貧血・更年期障害・生理不順・便秘・肥満・アレルギー疾患・リウマチ・ストレス・虚弱体質・精力減退・筋肉疲労・腰痛・冷え性・尿漏れ・頻尿・疼痛・月経困難症・月経痛・神経衰弱・血行障害・下痢症・肌荒れ・関節痛・慢性肝炎・勃起不全・排尿困難・夜間頻尿・腎臓疾患・不眠・肩こり・月経過多症・痔・胆管炎・カタル性黄疸・高脂血症・食欲不振・血行不良・泌尿器系疾患等の症状の改善や予防に効果があるとされています。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る健康食品の製造方法によれば、原料となる田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉、蟻、タツノオトシゴ、スッポン、ウコンの豊富な有効成分を利用し、更に、これらの8種類の原料を陰陽説、五行説、虚実、証等の理論に基づき配合・加工することで、肝機能の向上及び精力増強の両方に効果があり、且つ、栄養バランスのとれた健康食品及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造工程のうちエキス抽出工程等を示すフローチャートである。
【図2】本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造工程のうち造粒工程等を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造工程のうち蟻の加工工程を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造工程のうちタツノオトシゴの加工工程を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造工程のうちスッポンの加工工程を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る一実施の形態である健康食品の製造工程のうちウコンの加工工程を示すフローチャートである。

Claims (7)

  1. 原料となる植物である田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉を混合し、洗浄する工程と、
    洗浄した田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉の混合物に加水する工程と、
    加水した田七人参、ニラ種、丹参葉、杜仲葉の混合物を加熱し、原料となる植物のエキスを抽出する工程と、
    前記原料となる植物のエキスを抽出する工程により得られたエキスを低温減圧下において濃縮する工程と、
    前記濃縮する工程により得られた濃縮エキスを熱風により乾燥させる工程と、
    前記乾燥させる工程により得られた個体状エキスを粉末状に粉砕する工程と、を有し、
    更に、前記粉砕する工程により得られた粉末状エキスに、粉砕処理を施した粉末状の蟻、粉末状のタツノオトシゴ、粉末状のスッポン、粉末状のウコンを加する工程と、
    前記粉末状エキスと、前記粉末状の蟻・タツノオトシゴ・スッポン・ウコンとの混合物を殺菌する工程と、
    前記殺菌する工程により殺菌された混合物を造粒する工程と、
    を有することを特徴とする健康食品の製造方法。
  2. 前記粉末状エキスには、田七人参エキス40〜60重量%、ニラ種エキス20〜30重量%、丹参葉エキス10〜20重量%、杜仲葉エキス5〜10重量%が含まれることを特徴とする請求項1に記載の健康食品の製造方法。
  3. 前記造粒する工程が、原料となる殺菌された混合物にエタノールを添加し、常温・常圧・撹拌下で造粒を行なう湿式造粒であり、且つ、乳糖等の賦形剤を用いずに行なうことを特徴とする請求項1に記載の健康食品の製造方法。
  4. 前記粉末状エキス・蟻粉末・タツノオトシゴ粉末・スッポン粉末・ウコン粉末の配合比率が、粉末状エキス略60重量%、蟻粉末略15重量%、タツノオトシゴ粉末略5重量%、スッポン粉末略5重量%、ウコン粉末15重量%であることを特徴とする請求項1に記載の健康食品の製造方法。
  5. 前記粉砕処理を施した粉末状の蟻が、擬黒多刺蟻であり、且つ、該蟻に施す粉砕処理が乾燥処理の後に行なわれることを特徴とする請求項1又は4に記載の健康食品の製造方法。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の健康食品の製造方法により製造された健康食品。
  7. 請求項6に記載の健康食品を酒類に加した状態にした液体状の健康食品。
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