JP2001178399A - 酒精含有糖質調味料 - Google Patents

酒精含有糖質調味料

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JP2001178399A JP37293599A JP37293599A JP2001178399A JP 2001178399 A JP2001178399 A JP 2001178399A JP 37293599 A JP37293599 A JP 37293599A JP 37293599 A JP37293599 A JP 37293599A JP 2001178399 A JP2001178399 A JP 2001178399A
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boiled
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Masahiro Fukaya
正裕 深谷
Jiro Okumura
治郎 奥村
Jiro Funato
二郎 船戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品の調理加工の際における煮崩れ防止等の
調理加工上の機能にすぐれた、みりん、発酵調味料、み
りん風調味料などの酒精含有糖質調味料を提供するこ
と。 【解決手段】 グリセロール、エリスリトール、アラビ
トール、キシリトール及びマンニトールの中から選ばれ
た1種又は2種以上の多価アルコールを総和濃度で3w
/v%以上20w/v%以下で含有することを特徴とす
る酒精含有糖質調味料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酒精含有糖質調味
料に関し、特に加工食品の煮崩れ防止などの調理機能の
改善に優れた酒精含有糖質調味料とその利用に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明において酒精含有糖質調味料と
は、みりん、発酵調味料、みりん風調味料などを意味
し、成分的には酒精(エタノール)を0.5v/v%程度
もしくはそれ以上含有していると同時に糖分を5w/v
%程度もしくはそれ以上含有しており、従来から食品の
調理に広く利用されている調味料である。酒精含有糖質
調味料のうち、みりんは、蒸し米(もち米)、米麹、ア
ルコール源として酒精、焼酎、清酒等の1種もしくは2
種以上を仕込んだ醪を糖化・熟成させ、原料米中の成分
を分解、溶出させたみりん醪を圧搾して得た圧搾液を火
入れ、滓下げ処理を施して製造される。また、必要に応
じて、部分分解澱粉や酵素製剤をもち米や米麹の一部代
替物として使用する場合もある。さらに、糖化・熟成さ
せた前記みりん醪に、水飴(澱粉加水分解物)などの糖
液や焼酎又は酒精を加えて増量して製品とする場合もあ
る。なお、みりんは、含有するエキス分濃度に応じて本
みりんと本直しに区分されている。
【0003】一方、発酵調味料は、米、米麹及び糖質な
どを主原料として酒精発酵させ、これに糖質、アミノ
酸、酒精などを目的に応じて適宜添加して熟成させたも
のであり、主に食塩を添加して変性させて飲用に適さな
いようにすることから、いわゆる塩みりんと呼ばれる場
合もある。発酵調味料には、みりんタイプを中心とし
て、清酒タイプ、ワインタイプ、中国酒タイプなどがあ
り、主として食品加工業界で使用されている。また、み
りん風調味料は、酒精濃度1v/v%未満のものをい
い、米麹分解物や酒精発酵で得られた香味液に糖類、ア
ミノ酸、有機酸などを適宜混合して製造される。
【0004】これらの酒精含有糖質調味料は、食品の調
理加工の際に調味料として、甘味付与、米麹の糖化・熟
成や酒精発酵などの発酵風味の付与、さらに矯臭、脱
臭、味なれ効果、てりつや出しや保湿効果等の様々な機
能を期待して利用されている。しかし、これらの酒精含
有糖質調味料の調理加工上の機能の内、特に加工食品の
煮崩れ防止、てりつや出し機能については、従来品では
未だ不十分であった。従来から、酒精含有糖質調味料の
てりつや出し機能を強化しうるものとして、グリセロー
ルの存在が知られており、特公平7−4193号公報に
は、リゾープス属(Rhizopus)菌株を用いた麹の自己消
化物を添加したり、又は該麹を用いて糖化・熟成させた
りして、グリセロール濃度を2w/v%程度までに高め
たみりんを試作し、該みりんを用いて菓子パン、ハンバ
ーグを製造した結果、表面のてりつや、焼色及びこれら
の加工食品のしっとり感が向上したことが開示されてい
る。
【0005】しかし、上記方法においても、グリセロー
ル濃度が高々2w/v%程度と低いため、てりつや出し
効果が不十分であり、さらにグリセロールの添加による
煮崩れ防止機能の改良効果については全く開示されてい
ない。このような状況下、これらの機能がより優れてい
る酒精含有糖質調味料の開発が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、食品の調理
加工の際における酒精含有糖質調味料の様々な機能のう
ち、特に煮崩れ防止機能を強化した酒精含有糖質調味料
を開発することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
食品を調理加工する際に、特に煮崩れ防止機能を向上さ
せるために有効な酒精含有糖質調味料について鋭意検討
した。その結果、多価アルコール、なかでもグリセロー
ル、エリスリトール、アラビトール、キシリトール、マ
ンニトールなどが優れた効果を有していることを見出
し、さらにその効果は酒精含有糖質調味料中における多
価アルコールの濃度が3w/v%以上20w/v%以下
という高濃度の領域で特に強いこと、さらにこれらの多
価アルコールを2種以上併用し、かつその総和濃度が3
w/v%以上20w/v%以下であれば、加工食品の煮
崩れ防止効果が有意に向上することを見出して、本発明
を完成することができた。その際、てりつや出し機能に
ついても併せて改善される場合があることが明らかとな
った。
【0008】請求項1に記載の本発明は、グリセロー
ル、エリスリトール、アラビトール、キシリトール及び
マンニトールの中から選ばれた1種又は2種以上の多価
アルコールを総和濃度で3w/v%以上20w/v%以
下で含有することを特徴とする酒精含有糖質調味料であ
る。請求項2に記載の本発明は、酒精含有糖質調味料
が、みりん、発酵調味料又はみりん風調味料のいずれか
であることを特徴とする請求項1に記載の酒精含有糖質
調味料である。請求項3に記載の本発明は、1種又は2
種以上の糖類を含有する培地に請求項1に記載の多価ア
ルコールの生産能を有する微生物を培養して得た発酵液
を、酒精含有糖質調味料もしくはその原料として使用し
てなる請求項1に記載の酒精含有糖質調味料である。請
求項4に記載の本発明は、食品素材に酒精含有糖質調味
料を加えて調理するにあたり、グリセロール、エリスリ
トール、アラビトール、キシリトール及びマンニトール
の中から選ばれた1種又は2種以上の多価アルコールを
総和濃度で0.06w/w%以上1.41w/w%以下
となるように添加することを特徴とする加工食品の品質
改善方法である。請求項5に記載の本発明は、食品素材
が、野菜類又は蒲鉾原料のいずれかである請求項4に記
載の方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】はじめに、酒精含有糖質調味料に
ついて説明する。本発明において、酒精含有糖質調味料
としては、特に制限がなく、前記したように、みりん、
発酵調味料、みりん風調味料などを意味する。この酒精
含有糖質調味料は、既知の組成のものを使用することが
できるが、本発明が意図する効果をより強く発揮させる
ためには、酒精濃度0.5v/v%以上60v/v%以下
で、糖分濃度3w/v%以上75w/v%以下のものが
好ましい。ここで、糖分としては、水飴(ブリックス4
0〜80)、グルコース、糖化物等があり、これらを単
独で、もしくは適宜組み合わせて含有させる。また、旨
味付与のためにグルタミン酸等のアミノ酸やコハク酸等
の有機酸などを調味料成分として使用することができ
る。
【0010】本発明においては、酒精含有糖質調味料
に、グリセロール、エリスリトール、アラビトール、キ
シリトール及びマンニトールの中から選ばれた1種又は
2種以上の多価アルコールを、総和濃度で3w/v%以
上20w/v%以下で含有させることが肝要である。多
価アルコールの総和濃度が3w/v%未満の場合は、加
工食品の調理機能改善効果が不十分であり、また20w
/v%を超える高濃度の場合は、目的とする効果が低下
してくるので、好ましくない。なお、これら多価アルコ
ールを2種以上組み合わせて使用する場合、グリセロー
ル、エリスリトール及びアラビトールの中から選択して
組み合わせると、効果がより大きくなり、しかも甘味質
が良く、好ましい。多価アルコールは、食品に添加する
ことが許容されている品質のものを使用すべきである。
【0011】本発明のより望ましい実施態様としては、
これらの多価アルコールを生産する能力を有する酵母等
の微生物を糖類、その他の栄養分を含有する培地で培養
して得た発酵液を、多価アルコールとして利用すること
が考えられ、さらに、当該発酵液の組成が、多価アルコ
ールの他、上記酒精や糖分等に関する要件を満たすもの
であれば、酒精含有糖質調味料として利用することも可
能である。
【0012】発酵によって上記の多価アルコールを生産
することが可能な微生物としては、特殊な麹菌 ( Asper
gillus属、Rhizopus属など)や各種の酵母( Zygosacch
aromyces属、 Saccharomyces属、Torulopsis属、Pichia
属、Debaryomyces属、Candida 属など)及び細菌( Lac
tobacillus属、 Leuconostoc属など)などがある。特
に、耐塩性や耐糖性の Zygosaccharomyces属の酵母は、
高濃度の多価アルコールを生産し、同時に酒精も生産す
る能力を有していることから好適である。これら微生物
を培養する際に用いる培地の炭素源としては、発酵によ
って上記多価アルコールに変換する糖類、例えばグルコ
ース、シュクロース、マンノース、キシロース等が挙げ
られる。また、その他の培養条件については、用いる微
生物の性質などを考慮して決定すればよい。
【0013】なお、本発明においては、前記したよう
に、酒精含有糖質調味料が0.5w/v%程度もしくはそ
れ以上の酒精を含有していることから、酒精を生産する
能力を有する酵母を選択し、当該糖類含有培地に接種し
て発酵を行い、目的とする多価アルコールを生産させて
利用することができる。この場合、生成した発酵液の組
成が、前記した要件を満たしていないものであるとき
は、適宜必要な成分を補給して成分調整を行うことにな
る。
【0014】これらの微生物を培養して上記の多価アル
コールを生産させる場合、目的とする多価アルコールの
生産性を高めたり、所望の組成の発酵液を得るための発
酵条件などは、それぞれの微生物の性質などを考慮して
適宜決定すればよい。但し、発酵液そのものを酒精含有
糖質調味料自体、もしくはその原料として利用するので
あるから、培地として用いるものは、食品や調味料とし
て用いることができるものであることが必須であり、培
地中に重金属などの有害な物質を含まないことなどが重
要である。また、発酵液の成分調整等が必要な場合に
も、その際に有害物質などを含有させないなどの安全性
を確保することが必要である。本発明において、多価ア
ルコールの添加効果は、酒精を比較的高濃度に含有する
みりん及び発酵調味料において、より強く発揮される。
【0015】次に、加工食品の品質改善方法について説
明する。本発明では、芋類(じゃがいも、サトイモな
ど)、豆類(大豆など)、根菜類(大根、人参など)な
どの野菜類や、蒲鉾原料等の食品素材に酒精含有糖質調
味料を加えて調理、加工するにあたり、グリセロール、
エリスリトール、アラビトール、キシリトール及びマン
ニトールの中から選ばれた1種又は2種以上の多価アル
コールを添加することによって、加工食品の品質改善、
例えば煮崩れ防止などを改善する方法を提供する。多価
アルコールの添加時期については特に制限がなく、食品
素材に酒精含有糖質調味料(多価アルコールを全く、あ
るいは実質的に含有していない)や醤油、砂糖などの他
の調味料を添加する際に同時に加えてもよく、これら酒
精含有糖質調味料などの添加前又は後に加えてもよい。
【0016】多価アルコールの添加量については、総和
濃度で0.06w/w%以上1.41w/w%以下とな
るように添加するのが適当である。添加量が下限未満で
は、十分な調理機能改善効果が得られないし、上限を超
える量を加えても、相当する効果が得られない上に、加
工食品の風味に悪影響を及ぼす場合があるので、好まし
くない。なお、加工食品の煮崩れ防止を図るための多価
アルコールの最適な添加量は、調理、加工する食品素材
の種類などを考慮して決めるが、例えばじゃがいも煮物
を作る場合は、0.06〜0.43w/w%、サトイモ
煮物を作る場合は、0.21〜1.41w/w%、煮豆
を作る場合は、0.06〜0.41w/w%、蒲鉾を作
る場合は、0.20〜1.33w/w%を目安とすれば
よい。
【0017】
【実施例】以下において、本発明を試験例、実施例等に
より詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。 試験例1 (グリセロールの含有効果) 酒精含有糖質調味料中でのグリセロールの含有効果を調
べるために、酒精(エタノール)、水飴(ブリックス7
5)及び食塩を混合し、水で全容量を1000mLに調
整し、酒精濃度15v/v%、ブリックス45、食塩濃
度2w/v%の酒精含有糖質調味料(対照)を調製し、
さらにこの酒精含有糖質調味料に対してグリセロールを
2w/v%、3w/v%、4w/v%、5w/v%、1
0w/v%、20w/v%又は40w/v%となるよう
に含有させた酒精含有糖質調味料を調製した。
【0018】この場合、添加したグリセロールによるブ
リックス増加分に応じて水飴使用量を減らし、最終的に
いずれの酒精含有糖質調味料においても、酒精濃度15
v/v%、ブリックス45、食塩濃度2w/v%となる
ように調整した。ここに得られたグリセロール含有の酒
精含有糖質調味料をグリセロール含有濃度に対応させて
各々G−2、G−3、G−4、G−5、G−10、G−
20及びG−40と略記する。これらの酒精含有糖質調
味料の調理効果について調べるため、以下において、じ
ゃがいも煮物、サトイモ煮物、煮豆並びに蒲鉾の製造に
おいて、これらの酒精含有調味料を所定量使用して調理
し、得られた加工食品について官能評価を実施した。
【0019】じゃがいも煮物の調理 じゃがいも(男爵種1個をほぼ8等分に切ったもの)2
30gを水200gと共に鍋に入れ、約15分間煮た。
次に、醤油20g、砂糖10g及び上記の酒精含有糖質
調味料をそれぞれ10g加え、落とし蓋をして15分間
煮た後、さらに落とし蓋を取って15分間煮た。これら
のじゃがいもの煮物を室温まで放置、冷却した。冷却
後、さらに2時間程放置した後、官能評価を実施した。
官能評価は、10名の検査員で行い、じゃがいも煮物の
外観上の煮崩れ状態を対照との2点試験法(ペアーテス
ト)で比較した。結果を第1〜7表に示す。
【0020】
【表1】第1表 じゃがいも煮物の煮崩れ防止効果
【0021】
【表2】第2表 じゃがいも煮物の煮崩れ防止効果
【0022】
【表3】第3表 じゃがいも煮物の煮崩れ比較
【0023】
【表4】第4表 じゃがいも煮物の煮崩れ防止効果
【0024】
【表5】第5表 じゃがいも煮物の煮崩れ比較
【0025】
【表6】第6表 じゃがいも煮物の煮崩れ防止効果
【0026】
【表7】第7表 じゃがいも煮物の煮崩れ防止効果
【0027】第1表〜第7表の結果から、グリセロール
2w/v%を含有する酒精含有糖質調味料を添加した場
合は、対照と有意な差は認められないが、3w/v%以
上の添加では、対照と有意な差が認められ、グリセロー
ルを含有する酒精含有糖質調味料によるじゃがいも煮物
の煮崩れ防止効果が確認された。しかし、グリセロール
濃度をより高めていった場合、煮崩れ防止効果は次第に
頭打ちとなり、20w/v%を超えると、かえって効果
が低下する傾向が認められた。以上の結果から、グリセ
ロールを使用する場合の酒精含有糖質調味料中の好適な
含有濃度は、3w/v%以上20w/v%以下(じゃが
いも煮物全重量の0.06〜0.43w/w%に相当)
であることが分かる。
【0028】サトイモ煮物の調理 市販冷凍サトイモ(1個をほぼ2等分に切ったもの)2
0gを水200g、薄口醤油18g並びに上記の酒精含
有糖質調味料のうち対照とG−2、G−3、G−4及び
G−5をそれぞれ18gづつ鍋に入れ、約50分間煮
た。その後、室温で2時間放置、冷却し、サトイモ煮物
の外観上の煮崩れ状態について、じゃがいも煮物の場合
と同様に、対照との2点試験法(ペアーテスト)で比較
した。但し、この試験は9名の検査員で行った。結果を
第8表〜第11表に示す。
【0029】
【表8】第8表 サトイモ煮物の煮崩れ防止効果
【0030】
【表9】第9表 サトイモ煮物の煮崩れ防止効果
【0031】
【表10】第10表 サトイモ煮物の煮崩れ防止効果
【0032】
【表11】第11表 サトイモ煮物の煮崩れ防止効果
【0033】第8〜11表の結果から、グリセロール2
w/v%を含有する酒精含有糖質調味料の添加では、対
照と有意な差は認められないが、3w/v%以上の添加
では、対照と有意な差が認められ、20w/v%程度ま
でのグリセロールを含有する酒精含有糖質調味料による
サトイモ煮物の煮崩れ防止効果が確認された。したがっ
て、サトイモ煮物全重量の0.21〜1.41w/w%
に相当するグリセロールの添加が煮崩れ防止に有効であ
ることが分かる。
【0034】煮豆の調理 水煮した大豆210gを水180gと共に鍋に入れ、1
5分間加熱した。これに醤油18g、砂糖18g及び前
記各種酒精含有糖質調味料9gをそれぞれ加え、落とし
蓋をして30分間煮た後、落とし蓋を取り除いて、さら
に10分間煮て煮豆を製造した。これらの煮豆を室温ま
で放置して冷却した後、5℃の冷蔵庫に2時間入れ、そ
の後取り出して官能評価した。官能評価は、10名の検
査員で行った。煮豆の煮崩れ防止効果については、多価
アルコールの添加量が増すに従って、少し効果があるこ
とが認められたが、全般的に有意な効果はなかった。次
に、てりつやの強さ、甘味の強さ、柔らかさについて、
対照との2点試験法(ペア・ テスト)で行った。結果
を第12表〜第15表に示す。
【0035】
【表12】第12表 煮豆のてりつや出し効果
【0036】
【表13】第13表 煮豆のてりつや出し効果
【0037】
【表14】第14表 煮豆のてりつや出し効果
【0038】
【表15】第15表 煮豆のてりつや出し効果
【0039】第12表〜第15表の結果から、てりつや
はグリセロール2w/v%添加では対照と有意な差はな
かったが、3w/v%以上の添加によって有意に強いと
の評価を得た。20w/v%程度までの添加は同様に有
効であることが分かった。したがって、煮豆全重量の
0.06〜0.41w/w%に相当するグリセロールの
添加が有効であることが分かる。一方、甘味や柔らかさ
については、いずれも対照と有意の差は認められなかっ
た。
【0040】蒲鉾の製造 市販冷凍すり身(スケトウダラ)3Kgに食塩0.04K
g、澱粉0.4Kg、水1.6Kg及び酒精含有糖質調味料
(対照試料及びG−4試料)0.36Kgを混合し、90
℃で35分間蒸煮して板付け成型した。その後、40℃
で45分間蒸したのち、2時間30分室温に放置して冷
却した。冷却した蒲鉾の弾力について、検査員9名で対
照との2点試験法で官能評価した。結果を表16に示し
た。
【0041】
【表16】第16表 蒲鉾の弾力性比較
【0042】第16表の結果から、グリセロールを4w
/v%含有する酒精含有糖質調味料を用いた場合は、対
照と比較して蒲鉾の弾力が有意に強いことが確認され
た。グリセロール含有量を変えて同様に試験したとこ
ろ、3〜20w/v%含有する酒精含有糖質調味料(蒲
鉾全重量の0.20〜1.33w/w%に相当するグリ
セロール)の添加は、対照よりも蒲鉾の弾力が有意に強
いことが明らかとなった。
【0043】試験例2 (その他の多価アルコールの添
加効果) 試験例1の結果から、グリセロールが煮崩れ防止機能を
有しており、さらにてりつや出し機能などの向上効果が
認められた。ところで、グリセロールは、いわゆる多価
アルコールであり、このような効果は、多価アルコール
に共通して認められることが期待される。そこで、酒精
含有糖質調味料中へのグリセロール以外の各種多価アル
コールの添加効果を調べるために、酒精(エタノー
ル)、水飴(ブリックス75)、食塩を混合し、水にて
全容量を1000mLに調整し、酒精(エタノール)濃
度15v/v%、ブリックス45、食塩濃度2w/v%
の酒精含有糖質調味料(対照)を調製した。
【0044】さらに、この酒精含有糖質調味料に対して
エリスリトール、アラビトール、キシリトール、マンニ
トール、ソルビトール又は還元水飴(東和化成( 株)
製、商品名:アマミール、ブリックス75)を各々2w
/v%、3w/v%、4w/v%又は5w/v%となる
ように、またエリスリトール及びアラビトールについて
は、さらに10w/v%、20w/v%及び40w/v
%となるように含有させた酒精含有糖質調味料を調製し
た。この場合、添加した各種糖アルコールのブリックス
増加分に対応する量の水飴の使用量を減らし、いずれ
も、酒精(エタノール)濃度15v/v%、ブリックス
45、食塩濃度2w/v%となるように調整した。
【0045】ここに得られた各種多価アルコール含有の
酒精含有糖質調味料は、添加した多価アルコールの種類
とその添加濃度に対応させて、エリスリトール添加の場
合はE−2、E−3、E−4、E−5、E−10、E−
20及びE−40と、アラビトール添加の場合はA−
2、A−3、A−4、A−5、A−10、A−20及び
A−40と、キシリトール添加の場合はX−2、X−
3、X−4及びX−5と、マンニトール添加の場合はM
−2、M−3、M−4及びM−5と、ソルビトール添加
の場合はS−2、S−3、S−4及びS−5と、還元水
飴添加の場合はR−2、R−3、R−4及びR−5とそ
れぞれ略記する。
【0046】このようにして調製した各種多価アルコー
ルを所定濃度で含有する酒精含有糖質調味料を用い、じ
ゃがいも煮物及び煮豆についてその調理機能の改善効果
を調べた。 じゃがいも煮物の調理 上記各種多価アルコールを所定濃度で含有する酒精含有
糖質調味料を10g添加したこと以外は、試験例1と同
様にしてじゃがいも煮物を製造し、煮崩れ防止効果につ
いて検査員10名で官能評価した。その結果を第17表
及び第18表にまとめた。第17表、第18表では、対
照と相対比較した場合の、有意差のあり、なし及び有意
差ありの場合の危険率を表示した。
【0047】
【表17】第17表 じゃがいも煮物の煮崩れ防止効果
【0048】
【表18】第18表 じゃがいも煮物の煮崩れ防止効果
【0049】第17表、第18表の結果から、グリセロ
ール以外にも、エリスリトール、アラビトール、キシリ
トール及びマンニトールに煮崩れ防止機能があり、その
機能は3w/v%以上含有させた場合に発揮されること
が確認された。しかし、これらの多価アルコールの濃度
を高めていった場合、例えばエリスリトールやアラビト
ールでは、煮崩れ防止効果は次第に頭打ちになり、20
w/v%を超えると、かえって低下する傾向が認められ
た。以上の結果から、グリセロール以外の多価アルコー
ルを使用する場合の、好適な含有濃度は3w/v%以上
20w/v%以下であることが分かる。一方、同じ多価
アルコールでも、ソルビトール及び還元水飴は煮崩れ防
止機能を有意に増強できないことが確認された。
【0050】煮豆の調理 前記の各種酒精含有糖質調味料9gを用い、試験例1の
場合と同様にして、煮豆を調製し、煮豆のてりつや、甘
さ、柔らかさなどの調理機能について、10名の検査員
によって対照と相対比較した官能評価を実施したが、こ
の場合は、いずれの調理機能についても有意な増強効果
は認められなかった。
【0051】試験例3 (グリセロールとアラビトール
の併用効果) 酒精含有糖質調味料にグリセロールとアラビトールを併
用して添加した場合の効果を調べるために、酒精(エタ
ノール)、水飴(ブリックス75)及び食塩を混合し、
水にて全容量を1000mLに調整し、酒精濃度15v
/v%、ブリックス45、食塩濃度2w/v%の酒精含
有糖質調味料(対照)を調製し、さらにこの酒精含有調
味料に対してグリセロール1w/v%、1.5w/v%又
は2w/v%とアラビトール1w/v%、2w/v%、
3w/v%又は4w/v%を併用し、第19表に示した
組み合わせで添加して、各種の酒精含有糖質調味料を調
製した。この場合、添加したグリセロールとアラビトー
ルによるブリックス増加分に対応する量の水飴の使用量
を減らし、いずれも酒精濃度15v/v%、ブリックス
45、食塩濃度2w/v%となるように調整した。ここ
に得られたグリセロールとアラビトールを併用添加した
酒精含有糖質調味料は、添加した糖アルコールの種類と
添加濃度に対応させて、各々G1A1、G1A2、G1.
5A1.5、G2A1、G2A2、G2A3、G2A4と
略記する。
【0052】
【表19】第19表 グリセロールとアラビトールの併
用試験区 注)表中の数値の単位はいずれもw/v%である。
【0053】上記の酒精含有糖質調味料を用いて、じゃ
がいも煮物、煮豆についてその調理機能改善効果を確認
すべく、以下の実験を実施した。 じゃがいも煮物の調理 上記のグリセロールとアラビトールを併用添加した酒精
含有糖質調味料をそれぞれ10g使用したこと以外は、
前記試験例1と同様にしてじゃがいも煮物を調製し、煮
崩れ防止効果を官能評価した。なお、官能評価は10名
の検査員によって、試験例1と同様の手法で実施した。
対照との有意差のあり、なし及び有意差ありの場合の危
険率を第20表に示した。
【0054】
【表20】第20表 じゃがいも煮物の煮崩れ防止効果
【0055】第20表の結果から、グリセロールとアラ
ビトールを併せて含有し、その総和濃度が3w/v%以
上の酒精含有糖質調味料を使用した場合に、じゃがいも
煮物の煮崩れ防止効果が有意に増強されることが確認さ
れた。
【0056】煮豆の調理 上記のグリセロールとアラビトールを併用添加した酒精
含有糖質調味料をそれぞれ9g使用したこと以外は、前
記試験例1と同様にして煮豆を調製し、てりつや出し効
果などを官能評価した。官能評価は10名の検査員によ
って、試験例1と同様の手法で実施し、対照との有意差
のあり、なし及び有意差ありの場合の危険率を第21表
に示した。
【0057】
【表21】第21表 煮豆のてりつや出し効果
【0058】第21表の結果から、グリセロールとアラ
ビトールを併せて含有する場合に、その総和濃度が5w
/v%以上になると、煮豆のてりつや出し機能が対照に
比べて有意に増強されることが分かった。
【0059】試験例4 (エリスリトールとアラビトー
ルの併用効果) 酒精含有糖質調味料にエリスリトールとアラビトールを
併用して添加した場合の効果を調べるために、酒精、水
飴(ブリックス75)、食塩を混合し、水にて全容量を
1000mLに調整し、酒精濃度15v/v%、ブリッ
クス45及び食塩濃度2w/v%の酒精含有糖質調味料
(対照)を調製し、さらにこの酒精含有調味料に対して
エリスリトール1w/v%、1.5w/v%又は2w/v
%とアラビトール1w/v%、2w/v%、3w/v%
又は4w/v%を併用して第22表に示した組み合わせ
で添加して各種の酒精含有糖質調味料を調製した。この
場合、添加したエリスリトールとアラビトールによるブ
リックス増加分に対応する量の水飴の使用量を減らし、
いずれも酒精濃度15v/v%、ブリックス45、食塩
濃度2w/v%となるように調整した。このようにして
得られたエリスリトールとアラビトールを併用添加した
酒精含有糖質調味料は、添加した糖アルコールの種類と
添加濃度に対応させて、各々E1A1、E1A2、E1.
5A1.5、E2A1、E2A2、E2A3、E2A4と
略記する。
【0060】
【表22】第22表 エリスリトールとアラビトールの
併用試験区 注)表中の数値の単位はいずれもw/v%である。
【0061】以上の酒精含有糖質調味料を用いて、じゃ
がいも煮物及び煮豆についてその調理機能改善効果を確
認すべく、以下の実験を実施した。 じゃがいも煮物の調理 上記のエリスリトールとアラビトールを併用添加した酒
精含有糖質調味料を、それぞれ10g使用したこと以外
は、前記試験例1と同様にしてじゃがいも煮物を調製
し、煮崩れ防止効果を官能評価した。官能評価は10名
の検査員により、試験例1と同様の手法で実施し、対照
との有意差のあり、なし及び有意差ありの場合の危険率
を第23表に示した。
【0062】
【表23】第23表 じゃがいも煮物の煮崩れ防止効果
【0063】第23表の結果から、エリスリトールとア
ラビトールを併せて含有し、その総和濃度が3w/v%
以上の酒精含有糖質調味料を使用した場合に、じゃがい
も煮物の煮崩れ防止効果が有意に増強されることが確認
された。
【0064】煮豆の調理 上記のエリスリトールとアラビトールを併用添加した酒
精含有糖質調味料を、それぞれ9g使用したこと以外
は、前記試験例1と同様にして煮豆を調製し、てりつや
出し効果などを10名の検査員によって官能評価した。
その結果、この場合は、いずれの場合も、対照との有意
な差は認められなかった。
【0065】実施例1 (グリセロール含有本みりんの
効果) 市販本みりん((株) ミツカン製)に濃度が2w/v
%、3w/v%又は4w/v%となるようにグリセロー
ルを加えて、グリセロール含有本みりんを製造した。対
照として、グルコースをそれぞれ同濃度加えた本みりん
を製造した。いずれの本みりんも酒精(エタノール)を
加えて酒精濃度を15v/v%とした。これらみりんの
調製にあたってのグリセロール及びグルコースの添加量
及び出来上がった酒精含有糖質調味料のブリックスを第
24表〜第26表に示す。
【0066】
【表24】第24表 グリセロール2%含有本みりんと
その対照本みりんの配合
【0067】
【表25】第25表 グリセロール3%含有本みりんと
その対照本みりんの配合
【0068】
【表26】第26表 グリセロール4%含有本みりんと
その対照本みりんの配合
【0069】以上の第24表〜第26表の配合で調製さ
れたグリセロール含有本みりん(HG−2、HG−3及
びHG−4)の調理機能改善効果を調べるため、じゃが
いも煮物及び煮豆を調理し、それぞれを対応するグルコ
ース含有本みりん(対照−2、対照−3及び対照−4)
を用いて調理した場合との相対比較で官能評価した。
【0070】じゃがいも煮物の調理 前記のグリセロール含有本みりんとそれぞれの対照本み
りんとを10gづづ使用したこと以外は、試験例1と同
様の方法でじゃがいもの煮物を調製し、それぞれの調理
効果を2点試験法で官能評価した。検査員は10名で行
った。結果を第27表に示した。
【0071】
【表27】第27表 グリセロール含有本みりんの煮崩
れ防止効果
【0072】第27表の結果から、本みりんにおいて
も、グリセロールを3w/v%以上含有する本みりんの
方が、対照の本みりんに比較して、有意に煮崩れ防止機
能が優れていることが確認された。
【0073】煮豆の調理 前記のグリセロール含有本みりんとそれぞれの対照本み
りんとを9gづつ使用したこと以外は、試験例1と同様
の方法で煮豆を調製し、てりつや出し効果を2点比較法
で官能評価した。検査員は10名で行った。結果を第2
8表に示した。
【0074】
【表28】第28表 グリセロール含有本みりんのてり
つや出し効果
【0075】第28表の結果から、本みりんにおいて
は、グリセロールを4w/v%以上含有する本みりんの
方が、対照の本みりんに比較して、有意にてりつや出し
機能が優れていることが確認された。
【0076】実施例2 (発酵調味料の効果) グルコース培地(組成:グルコース21%、酵母エキス
0.3%、麦芽エキス0.3%、ペプトン0.3%)に醤油酵
母(Zygosaccharomyces rouxii AHU3264株)を植菌し、
ジャーファーメンターで培養した。ジャーファーメンタ
ーでの培養は、3 L容量の発酵槽に培地1.5Lを張り込
み、攪拌数500rpm、通気量0.2vvm、温度30
℃で、6日間実施した。培養終了後、培養液に食塩を加
えたのち、遠心分離を行って菌体を除いて発酵液を得
た。この発酵液の酒精濃度は6.7v/v%、ブリックス
11.1、グリセロール4.2w/v%、アラビトール6.0
w/v%であった。
【0077】この発酵液に酒精、水飴(ブリックス7
5)、食塩及び水を混合して、これを発酵調味料とし
た。この発酵調味料の酒精濃度は15v/v%、ブリッ
クス45、食塩2w/v%、グリセロール1.65w/v
%、アラビトール2.35w/v%であった。一方、発酵
液の代わりに、酒精、水飴、食塩及び水を混合して、上
記の発酵調味料と酒精濃度、ブリックス及び食塩濃度が
同一の混合液を調製し、これを対照とした。以下、これ
らの調味料を用いて、じゃがいも煮物及び煮豆での調理
機能改善効果を調べた。
【0078】じゃがいも煮物の調理 上記発酵調味料を10g使用したこと以外は、前記試験
例1と同様にしてじゃがいも煮物を調製し、煮崩れ防止
効果を2点試験法で官能評価を実施した。結果を第29
表に示す。
【0079】
【表29】第29表 発酵調味料の煮崩れ防止効果
【0080】第29表の結果から、上記発酵調味料は煮
崩れ防止機能が有意に優れていることが確認できた。 煮豆の調理 上記発酵調味料を9g使用したこと以外は、前記試験例
1と同様にして煮豆を調製し、煮豆での調理機能改善効
果を対照との2点試験法で比較する官能評価を実施し
た。結果を第30表に示す。
【0081】
【表30】第30表 発酵調味料のてりつや出し効果
【0082】第30表の結果から、上記発酵調味料はて
りつや出し機能が有意に優れていることが確認できた。
しかし、甘味の強さや煮豆の柔らかさについては、対照
の発酵調味料と有意差は認められなかった。
【0083】
【発明の効果】本発明により、食品の調理加工の際に添
加することによって、加工食品の調理機能、特に煮崩れ
防止機能を有意に改善することができる酒精含有糖質調
味料が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B016 LC05 LG05 LG06 LK08 LK18 4B034 LC05 LK14X LK37X 4B047 LB09 LF01 LF04 LG25 LG63 LP02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリセロール、エリスリトール、アラビ
    トール、キシリトール及びマンニトールの中から選ばれ
    た1種又は2種以上の多価アルコールを総和濃度で3w
    /v%以上20w/v%以下で含有することを特徴とす
    る酒精含有糖質調味料。
  2. 【請求項2】 酒精含有糖質調味料が、みりん、発酵調
    味料又はみりん風調味料のいずれかであることを特徴と
    する請求項1に記載の酒精含有糖質調味料。
  3. 【請求項3】 1種又は2種以上の糖類を含有する培地
    に請求項1に記載の多価アルコールの生産能を有する微
    生物を培養して得た発酵液を、酒精含有糖質調味料もし
    くはその原料として使用してなる請求項1に記載の酒精
    含有糖質調味料。
  4. 【請求項4】 食品素材に酒精含有糖質調味料を加えて
    調理するにあたり、グリセロール、エリスリトール、ア
    ラビトール、キシリトール及びマンニトールの中から選
    ばれた1種又は2種以上の多価アルコールを総和濃度で
    0.06w/w%以上1.41w/w%以下となるよう
    に添加することを特徴とする加工食品の品質改善方法。
  5. 【請求項5】 食品素材が、野菜類又は蒲鉾原料のいず
    れかである請求項4に記載の方法。
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