JP2001178315A - 釣 竿 - Google Patents

釣 竿

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JP2001178315A
JP2001178315A JP37162099A JP37162099A JP2001178315A JP 2001178315 A JP2001178315 A JP 2001178315A JP 37162099 A JP37162099 A JP 37162099A JP 37162099 A JP37162099 A JP 37162099A JP 2001178315 A JP2001178315 A JP 2001178315A
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JP
Japan
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reinforcing
prepreg
joint
rod
joint portion
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Application number
JP37162099A
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English (en)
Inventor
Toshihisa Okamoto
寿久 岡本
Kenichi Kameda
謙一 亀田
Hiroyasu Suzue
浩康 鈴江
Nobuaki Takamatsu
伸秋 高松
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】節長が短い割に釣竿全体を長くすることが可能
であると共に、たわみバランスに優れた軽量で且つ高強
度の釣竿を提供する。 【解決手段】複数本の竿管1,11を継合するための継
合部100を具備した釣竿において、継合部に強化繊維
を傾斜方向にした補強プリプレグを巻装すると共に、継
合部の長さをL、継合部の直径をDとすると、L/Dを
1.0以上で2.5以下に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は釣竿に関し、竿管同
士の継合部に特徴を有する釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、釣竿は、振り出し式、並継ぎ式、
インロー継ぎ式等、大径の竿管に対して小径の竿管を継
合する構成となっており、各竿管は、強化繊維を引き揃
え、これに合成樹脂を含浸した、いわゆるプリプレグを
巻回することで構成されたものが一般的である。そし
て、各竿管は、それが用いられる個所に応じて、上記プ
リプレグに用いられる強化繊維の引揃方向、弾性率、お
よび樹脂含浸量、巻回数等が設定されている。
【0003】通常、上記した各竿管は、振り出し式の場
合、穂先側の竿管(小径竿管)の基端部外周と、元竿側
の竿管(大径竿管)の先端部内周とが摩擦継合すること
で継ぎ足されるようになっており、各竿管の継合部に
は、竿管を構成している本体層以外に補強層が形成され
た構成となっている。そして、この補強層は、強化繊維
を軸長方向、もしくは周方向に引き揃えて構成された補
強用プリプレグによって形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成では、継合部における強度や剛性が充分でなく、
繰り返して使用すると、せん断力による変形が生じた
り、塑性曲がりが生じたりして、継合状態が悪くなると
いう問題が生じる。また、このような問題を低減するた
めに継合部を長くすることも考えられるが、継合部を長
くすると、釣竿の継合部とその前後においてたわみ量が
大きく変化し、釣竿のたわみバランスが悪くなったり、
節長の長さの割には(継合長さが長いと)釣竿全体の長
さが短くなったり、釣竿の重量が重くなってしまう。ま
た、継合長を短くすると、継合部の強度が低下し、継合
部から破損が生じてしまう場合がある。通常、釣竿の合
せ長さは、振出式釣竿の場合、「(継合部の直径の3
倍)+(20乃至40mm)」程度又はそれ以上にする
必要がある。これに対して、並継式釣竿の場合、更に、
これより長くする必要がある。
【0005】本発明は、節長が短い割に釣竿全体を長く
することが可能であると共に、たわみバランスに優れた
軽量で且つ高強度の釣竿を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、複数本の竿管を継合するための継合部を
具備した釣竿において、前記継合部に強化繊維を傾斜方
向にした補強プリプレグを巻装すると共に、前記継合部
の長さをL、前記継合部の直径をDとすると、L/Dを
1.0以上で2.5以下に設定したことを特徴とする。
【0007】また、本発明において、継合部に、強化繊
維を傾斜方向にした補強プリプレグ(バイアス層)を巻
装することによって、せん断力による変形が防止される
ようになり、その結果、継合部の強度の向上が図れる。
なお、補強プリプレグは大径竿管の継合部、小径竿管の
継合部のいずれか一方に巻装すれば良いが、両方に巻装
することが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に沿って具体的に説明する。
【0009】(第1実施形態)図1および図2は、本発
明の第1の実施の形態を示しており、図1は、本発明を
振り出し式の釣竿に適用した場合の継合部における部分
断面図、図2(a),(b)は、そのような継合部を有
する竿管を形成するプリプレグの配置構成例を示してい
る。
【0010】図1において、符号1は小径竿管を、符号
11は大径竿管をそれぞれ示している。符合100で示
す部分は、両竿管を継合させる継合部であって、その継
合部における継合長さを符合Lで示すと共に、その継合
部の直径を符合Dで示す。また、各竿管は、図2に示す
ように、強化繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化プリプ
レグ(竿管全体を形成する本体プリプレグ)を芯金Mに
巻回することで形成される(図2(a)は小径竿管を、
図2(b)は大径竿管を示す)。なお、継合部の長さL
とは、大径竿管と小径竿管が継合した状態での継合長さ
であり、継合時における大径竿管の先端位置P2と小径
竿管の先端位置P1との間の距離で定められる。すなわ
ち、そのような長さLの領域内において、大径竿管内周
と小径竿管外周とが部分的に非接触であっても差し支え
ない。
【0011】上記本体プリプレグは、通常、以下のよう
に構成されており、これらが巻回されることで竿管の本
体層を形成している。ここでは、図2(a)を参照し
て、小径竿管について詳細に説明することとし、図2
(b)に示す大径竿管については、その説明を省略す
る。
【0012】本体プリプレグは、軸長方向に強化繊維を
引き揃えたプリプレグ2aに、周方向に強化繊維を引き
揃えたプリプレグ2bを裏打ちして構成された第1プリ
プレグ2と、周方向に強化繊維を引き揃えたプリプレグ
3bに、軸長方向に強化繊維を引き揃えたプリプレグ3
aを裏打ちして構成された第2プリプレグ3とを備えて
いる。竿管は、これらの本体プリプレグ2,3を順に芯
金Mに対して巻回した後、加熱、脱芯、研磨等、常法に
したがった工程を経ることで形成される。
【0013】これにより、小径竿管1の本体層は、図1
に示すように、内周側から順に周方向繊維層(内層)2
b、軸長方向繊維層(中間層)2a,3a、および周方
向繊維層(外層)3bによって構成される。このよう
に、内側と外側に周方向繊維層を配設し、中間に軸長方
向繊維層(もしくはこれを主体とした層)を配設して本
体層が構成される場合、周方向繊維層として用いられる
プリプレグの繊維の弾性率は24〜50ton/m
2 、樹脂含浸量は25〜50wt%、プリプレグの厚
さは0.06mm以下とし、軸長方向繊維層として用い
られるプリプレグの繊維の弾性率は40〜90ton/
mm2 、樹脂含浸量は10〜28wt%、プリプレグの
厚さは0.14mm以下とし、上記両弾性率の差を50
%以内とするのが好ましい。このような構成により、強
度の安定向上が図れ、比強度、比剛性の向上が図れる。
なお、大径竿管11も同様に、周方向繊維層(内層)1
2b、軸長方向繊維層(中間層)12a,13a、およ
び周方向繊維層(外層)13bによって構成される。
【0014】各竿管の継合部100、すなわち小径竿管
1の基端部と大径竿管11の先端部には補強用のプリプ
レグ5,15が巻装される。各プリプレグ5,15は、
軸長方向に対して強化繊維を+45°に引き揃えたプリ
プレグに、強化繊維を−45°に引き揃えたプリプレグ
を重ね合わせており、図2に示すように、強化繊維が交
差状に引き揃えられた構成となっている。そして、この
ようなプリプレグは、小径竿管1の基端部外周と、大径
竿管11の先端部内周に巻装される。
【0015】このように、各竿管の継合部に強化繊維が
交差状に引き揃えられた補強プリプレグを巻装すること
で、継合部でのせん断弾性率が巻装しないものの数倍に
強化することも可能となり、せん断変形や塑性曲がり
(くの字曲がり)が効果的に抑制され、継合部の強度の
向上が図れる。また、このように強度の向上が図れるこ
とから、継合部100を短くすることが可能となり、釣
竿全体の軽量化が図れる。
【0016】ここで、上記したような継合部に設けられ
る補強プリプレグの具体的な構成、並びに各種変形例に
ついて説明する。
【0017】(1)補強プリプレグは、大径竿管および
小径竿管の両方に巻装するのが好ましいが、いずれか一
方の竿管であっても良い。また、図に示した構成では、
各補強プリプレグ5,15は、強化繊維が交差状になる
ように重ねられていたが、強化繊維を傾斜方向に引き揃
えただけのプリプレグを任意の位置に巻装した構成であ
っても良い。この場合、例えば、小径竿管側を−45°
に引き揃えた場合、大径竿管側を+45°に引き揃え
る、というように、両者のプリプレグの強化繊維が交差
状になることが好ましい。
【0018】また、図に示した構成では、補強プリプレ
グ5,15は、それぞれ強化繊維が交差するように、+
45°のプリプレグと−45°のプリプレグを重ね合わ
せた構成となっているが、重ね合わせることなく、個別
に、継合部の任意の位置に巻装しても良い。また、予め
重ねた補強プリプレグ5,15の場合、図に示すよう
に、相互に面接触するように巻装することが好ましい。
【0019】また、強化繊維を交差状にするに際して
は、引き揃えシートを重ね合わせる以外にも、強化繊維
を上下に交差状に重ねたもの、あるいは予め平織りされ
た構成であっても良い。
【0020】(2)強化繊維の傾斜角度については、せ
ん断弾性率が極大となる方向が45°であることから、
±45°にするのが最も好ましいが、巻き付け時の作業
性やつぶれ防止の必要性等を考慮すると、±30°〜±
60°の範囲であっても良く、従来の構成よりも望まし
い効果が発揮できることから、±15°〜±75°、好
ましくは±35°〜±65°の範囲である。もちろん、
0°や90°方向に引き揃えられた強化繊維を付加して
も良い。
【0021】(3)補強プリプレグの肉厚は、せん断応
力に対する強度や補強効果を考えた場合、0.02mm
以上にするのが良く、偏肉や繊維の蛇行が防止されるよ
うに、1.5mm以下にするのが良い。また、継合部に
おける補強プリプレグの層厚は、その部分における全体
厚さの3〜80%、好ましくは7〜50%にするのが良
い。
【0022】(4)補強プリプレグの長さ方向における
配置態様については、図1に示すように、継合部100
の全てに(100%)亘って巻装しても良いし、大径竿
管と小径竿管との間で、部分的に重なるようにしたり、
あるいは重なることなく巻装しても良い。
【0023】例えば、各プリプレグ5,15は、継合部
内における応力分布等を考慮して、継合部100の中間
部のみが相互に重なるように巻装しても良い。あるい
は、小径竿管および大径竿管のそれぞれの端面P1、P
2から所定の範囲に亘って巻装しても良い。この場合、
竿管1,11の先部のみに巻装するのであれば、破損し
易い側である小径竿管側のみに巻装しても良い。あるい
は、各竿管の継合部における元側(P1,P2と反対
側)から所定の範囲に亘って巻装しても良い。この場
合、竿管1,11の元部のみに巻装するのであれば、破
損し易い側である大径竿管側のみに巻装しても良い。
【0024】あるいは、補強プリプレグは、継合部の長
さLを規定する領域を越えて巻装しても良い(図10参
照)。この場合、継合部における傾斜方向繊維層の厚さ
をc、継合部を超えた部分での傾斜方向繊維層の厚さを
dとすると、継合部を超えた部分に作用する応力は継合
部より小さくなることから、c≧dとするのが好まし
い。また、このような構成では、肉厚cは、0.02〜
1.5mmとし、その部分での全肉厚に対して5〜80
%とするのが良く(全体を傾斜方向繊維層で形成しても
良い)、肉厚dは、0.01〜0.05mmとするのが
好ましい。なお、c/dは、2.0倍以上とするのが好
ましい。
【0025】以上のように、補強プリプレグについて
は、軸方向の様々な位置で、様々な長さをもって巻装す
ることが可能である。なお、継合部の長さLの範囲内に
おいて、大径竿管内周と小径竿管外周が部分的に非接触
(例えば、大径竿管の先端位置P2から、小径竿管先端
位置P1に向けて所定範囲だけ非接触状態)であっても
継合部における強度の維持が図れる。
【0026】以上の(1)〜(4)の構成については、
適宜組み合わせて実施することが可能である。
【0027】上述したような構成の釣竿において、継合
部100の長さ(継合長)をL、継合部100の直径を
Dとすると、L/Dは、1.0以上で2.5以下(好ま
しくは、1.2以上で2.2以下、更に好ましくは、
1.2以上で2.0以下)に設定することが好ましい。
【0028】この場合、継合部100の前後の竿管1,
11の節長が長くなると、継合部への影響が大きくなる
ため、継合長Lをやや長くすることが好ましい。例え
ば、継合部の前後の竿管の長さを夫々1000mm以上
として、且つ、継合部の長さをL、継合部の直径をDと
すると、L/Dを1.0以上で3.0未満(好ましく
は、1.5以上で2.5以下、更に好ましくは、1.5
以上で2.2以下)に設定することが好ましい。
【0029】なお、直径Dの測定において、オス側の竿
管1は、その外径を基準とし、これに対して、メス側の
竿管11は、その内径を基準として夫々の直径を測定す
ることが好ましい。また、継合長Lの測定において、そ
の基準位置は、非破壊代用特性に基づいて、継合部の中
間位置とするが、オス側の竿管1の場合、その端部(端
面P1寄りの部分)の外径を基準にしても良く、一方、
メス側の竿管11の場合、その端部(端面P2寄りの部
分)の内径を基準にしても良い。
【0030】以上のように、継合部における長さLとそ
の部分の直径Dとの関係の比率を合理的な数値にするこ
とによって、継合部を短くすることができ、その結果、
節長が短い割に釣竿全体を長くすることが可能であると
共に、たわみバランスに優れた軽量で且つ高強度の釣竿
を実現することができる。
【0031】更に、このような数値限定に基づいて構成
された釣竿において、継合部100が振出式の場合、メ
ス側竿管の内径にテーパを施すことが好ましい。例え
ば、1.5/1000乃至4.5/1000のテーパを
施すことによって、竿管同士の抜けや節落ちの発生を防
止することができる。
【0032】また、穂先から元竿側に向って形成される
継合部の継合長Lは、元竿に向うに従って順次長くする
ことが好ましい。例えは8本継竿では、30、30、3
0、30、35、40、45mmという具合に設定す
る。この場合、釣竿全体として元竿側の継合長さLが長
くなれば良いため、一部長さを逆転させても良い。
【0033】また、継合部の肉厚と外径との比率関係と
しては、肉厚をt、外径(直径)をDとすると、t/D
は、0.10乃至0.03の範囲(好ましくは、0.0
7乃至0.03の範囲)に設定することが好ましい。こ
の場合の外径Dは、オス側の竿管1の場合、その端部
(端面P1寄りの部分)の外径を基準に、これに対し
て、メス側の竿管11の場合、その端部(端面P2寄り
の部分)の内径を基準にして測定する。このよな構成に
よれば、継合部の肉厚を必要以上に厚くすることなく、
傾斜方向繊維層を効率良く補強することができ、その結
果、釣竿の軽量化と強度向上を図ることができる。
【0034】更に、傾斜方向繊維層の厚さは、補強層全
体の25%以上、好ましくは、50%以上にすることが
好ましい。
【0035】なお、上述したような合理的な数値限定
は、本実施の形態に限らず、後述する各実施の形態にも
夫々適用可能であることは言うまでもない。従って、下
記の各実施の形態では、上述した数値限定についての記
載は省略する。
【0036】(第2実施形態)図3は、第2の実施の形
態を示す図である。なお、以下の実施の形態では、上記
実施の形態と同一の構成部分については、同一の参照符
号を付し、その説明を省略する。
【0037】この実施の形態では、前記実施の形態と同
様、小径竿管1の基端部外周と、大径竿管11の先端部
内周に、夫々補強プリプレグ5,15を巻装すると共
に、継合部100において、各竿管1,11の外側およ
び内側の軸長方向プリプレグ3a,12aを、それぞれ
端部P1、P2から50%程度カットし、この部分に強
化繊維を周方向に引き揃えたプリプレグ3d,12dを
巻装している。このように、継合部において、釣竿が撓
んだ際に、つぶれの影響を受け易い部分に周方向プリプ
レグを別途巻装することで、つぶれに対する補強効果が
得られる。
【0038】(第3実施形態)図4は、第3の実施の形
態を示す図である。
【0039】この実施の形態では、小径竿管1の基端部
外周と、大径竿管11の先端部内周に、夫々補強プリプ
レグ6,16を巻装する構成となっている。この場合、
補強プリプレグ6は、内層側から順に、強化繊維が−4
5°、90°(周方向)、+45°に引き揃えられたプ
リプレグ6a,6b,6cを重ね合わせたものであり、
補強プリプレグ16は、内層側から順に、強化繊維が−
45°、90°(周方向)、+45°に引き揃えられた
プリプレグ16a,16b,16cを重ね合わせたもの
である。
【0040】このように、補強用のプリプレグを形成す
るにあたっては、つぶれに対する強度を効果的に向上さ
せるように、強化繊維が周方向に引き揃えられたプリプ
レグを、図に示すように別途介在させたり、あるいは任
意の位置に重ね合わせても良い。
【0041】(第4実施形態)図5は、第4の実施の形
態を示す図である。
【0042】この実施の形態では、小径竿管1の軸長方
向繊維層3aと、大径竿管11の軸長方向繊維層12a
を、それぞれ継合部100の領域に亘ってカットし、こ
こに強化繊維が−45°、+45°に引き揃えられた補
強プリプレグ7,17を巻装している。そして、補強プ
リプレグ7の外層側および補強プリプレグ17の内層側
には、それぞれ強化繊維を周方向に引き揃えた周方向プ
リプレグ8,18を巻装している。このように継合部1
00における任意の層をカットしてここに補強プリプレ
グ7,17を配し、かつ両竿管同士の面接触部分を周方
向繊維層8,18としたことにより、継合部における剛
性変化を少なくし、竿の剛性バランスの向上が図れる。
なお、上述した構成において周方向繊維層8,18は省
略しても良い。
【0043】(第5実施形態)図6は、第5の実施の形
態を示す図である。
【0044】この実施の形態では、大径竿管11の継合
部100の最内周に周方向プリプレグ19を巻装し、か
つ最外周に強化繊維が−45°、+45°に引き揃えら
れた補強プリプレグ20を巻装している。このように、
補強プリプレグ20は、継合部における大径竿管の最外
層に巻装しても良く、最外層に巻装することで、本体プ
リプレグの乱れを少なくすることが可能となる。また、
外層に配設することで、強化繊維の弾性を有効に使え、
効率良く高強度にできる。
【0045】(第6実施形態)図7は、第6の実施の形
態を示す図である。
【0046】この実施の形態では、小径竿管1の継合部
100の最外周および大径竿管11の継合部100の最
内周に、それぞれ周方向プリプレグ21,25を巻装
し、かつ各周方向プリプレグ21,25の中間領域を所
定の範囲に亘ってカットし、ここに強化繊維が±45°
に引き揃えられた補強プリプレグ22,23を巻装して
いる。このように継合部100における最もせん断力に
よる変形が生じる部分に補強プリプレグを巻装すること
で竿の剛性バランスの変化を少なくすることができる。
【0047】(第7実施形態)図8は、第7の実施の形
態を示す図である。
【0048】この実施の形態では、大径竿管11の継合
部100の最内周に周方向プリプレグ30を巻装し、小
径竿管1の最外周に、強化繊維が±45°に引き揃えら
れた補強プリプレグ35を部分的に配設している。この
場合、補強プリプレグ35は、径方向に対向して2個
所、所定の幅を有して配設されている。このように、補
強プリプレグを巻装するのではなく、周方向に部分的に
配設することで、竿の曲がり方向によって、調子を任意
に変化させることが可能となる。なお、図に示した構成
では、矢印方向には曲がり易く、矢印と直交する方向に
は曲がりにくい調子の竿となる。
【0049】(第8実施形態)図9は、第8の実施の形
態を示す図である。
【0050】この実施の形態では、大径竿管11の継合
部100の最内周部分に、フランジ40aを有する筒状
の補強部材40を着脱可能に構成している。補強部材4
0は、強化繊維を±45°に引き揃えたプリプレグを筒
状に成形したものであり、このように補強プリプレグ
を、筒状として成形しておき、これを竿管本体とは別体
に巻装しても同様な効果を奏することが可能である。
【0051】(第9実施形態)図10は、第9の実施の
形態を示す図である。
【0052】この実施の形態では、上述したような構成
の本体層を有する小径竿管1及び大径竿管11の継合部
100に、以下のような構成の補強プリプレグを配設し
ている。
【0053】小径竿管1の継合部100における本体層
の内側および外側に、それぞれ強化繊維が±45°に引
き揃えられた補強プリプレグ51,53を巻装してい
る。この構成において、釣人の合わせを出す力が人によ
って一定でなく、継合長さがばらつくことがあるため、
両補強プリプレグ51,53とも継合長さLよりも長く
形成することが好ましく、特に、外観への影響を考慮す
ると、内側の方が影響が少ないことから、内側の補強プ
リプレグ51を外側の補強プリプレグ53よりも長く形
成することが好ましい。ただし、外側の補強プリプレグ
53については、使用時において、大径竿管11から露
出しないように、継合部の範囲内で形成しても良い。具
体的には、各補強プリプレグ53,51の大径竿管11
の端面P2からのそれぞれの突出長さL1,L2につい
て、L1は15mm〜−10mm、好ましくは0mm〜
−10mmとするのが良く、L2は10mm〜50mm
とするのが良い。また、内側の補強プリプレグ51によ
る補強層の厚さより、外側のプリプレグ53による補強
層の厚さを厚くすることが好ましい。
【0054】上述したように、小径竿管1の外側の補強
プリプレグ53は±45°の傾斜方向繊維層(外側補強
層)であるが、(イ)その厚さ合計を、0.05〜0.
3mm(好ましくは0.1〜0.25mm)とする、
(ロ)本体層の厚さの20%以上で80%以下とする、
(ハ)竿管の内径をd、本体層を含む総厚さをtとした
場合、t/dを、0.15〜0.015(好ましくは
0.06〜0.02)とする、の各要件の内、少なくと
も1つの要件が満足されるように、外側補強層を形成す
るのが好ましい。このような構成にすることで、軽量で
高強度の継合部にすることができる。
【0055】また、大径竿管11の継合部における本体
層の内側及び外側に、それぞれ強化繊維が±45°に引
き揃えられた補強プリプレグ61,63を巻装してい
る。この構成において、釣人が竿管を引出し係合すると
きの継合長さのバラツキを考慮して、両補強プリプレグ
61,63とも、標準的継合長さLより長く形成するこ
とが好ましく、特に、合わせ長さがばらついた際に、メ
ス側の竿管の本体層が保護されるように、内側の補強プ
リプレグ61を外側の補強プリプレグ63よりも長く形
成することが好ましい。
【0056】なお、この実施の形態においても、補強プ
リプレグ51,53(61,63)の繊維方向は、それ
ぞれ−45°、+45°(±30°〜±75°の範囲で
あっても良い)のようにして、交差状に構成しなくても
良い。また、上記したような内側補強プリプレグ及び外
側補強プリプレグを巻装するのは、図に示すように、小
径竿管及び大径竿管の両方であっても良いしいずれか一
方の竿管であっても良い。また、そのような補強プリプ
レグは、例えば、交差状もしくは傾斜方向に引き揃えて
内側のみに巻装しても良い。また、上記した内側補強プ
リプレグ、外側補強プリプレグ以外にも、その中間部分
や外側補強プリプレグの外側に、更に別途補強プリプレ
グ(第3補強プリプレグ)を巻装しても良い。このよう
に第3補強プリプレグを巻装する構成では、内側補強プ
リプレグ、外側補強プリプレグ(これらは、いずれか一
方を省略しても良い)、第3補強プリプレグの各繊維の
方向については、傾斜/交差方向の層があれば、それ以
外に、軸方向、周方向に繊維が引き揃えられている層が
あっても良い。例えば、小径竿管において、外側補強プ
リプレグの繊維を軸方向、内側補強プリプレグを省略、
第3補強プリプレグを外側補強プリプレグの外側に巻装
し、かつ繊維方向を傾斜/交差方向とすることによっ
て、軸長方向での剛性を高くし、変形を抑制することが
可能となる。あるいは、小径竿管において、外側補強プ
リプレグの繊維を周方向、内側補強プリプレグを省略、
第3補強プリプレグを外側補強プリプレグの外側に巻装
し、かつ繊維方向を傾斜/交差方向とすることによっ
て、端面でのつぶれや点当たりを効果的に補強すること
ができる。
【0057】上述したように、内側補強プリプレグ、外
側補強プリプレグ、第3補強プリプレグを巻装する構成
の場合、内側補強プリプレグ、外側補強プリプレグの層
厚は0.01〜1.5mmにするのが良い。この場合、
外側補強層の肉厚が第3補強層の肉厚よりも厚ければ、
これらの境界での急激な曲がりを抑制でき、竿管が曲が
って玉口が当たった場合の集中応力を分散することがで
きる。また、この構成において、内側補強プリプレグを
巻装した場合、端面からの亀裂の進展やササクレを防止
することができ、強度の向上を図ることができる。
【0058】また、上述したように、継合部100に巻
装される補強プリプレグは、成形時に繊維が動いたり、
あるいは繊維を斜め方向に引き揃えていることから、巻
回作業中に繊維がバラけたりすることがある。このた
め、補強プリプレグについては、例えば図11に示すよ
うに構成するのが好ましい。すなわち、+45°±15
°傾斜した繊維を引き揃えたプリプレグ70aと、−4
5°±15°傾斜した繊維を引き揃えたプリプレグ70
bとを重ねて構成された補強プリプレグ70に、ガラス
繊維の織布75を重ね合わせ、これを補強プリプレグと
して竿管の継合部に巻装する。このように、ガラス繊維
の織布をさらに重ねることによって、成形時の継合部に
おける補強プリプレグの繊維の動きを規制してバラツキ
を防止することができ、高強度の継合部にすることがで
きる、また、作業中の繊維のバラケ等を防止することが
でき、竿管を製造しやすくなる。なお、ガラス繊維の織
布は、その繊維方向を軸長方向と周方向になるように配
しても良いが、好ましくは、補強プリプレグの傾斜方向
繊維と同じく傾斜方向(±45°)とするのが良い。こ
のような傾斜方向とすることで、効率良くせん断に対す
る補強(傾斜方向繊維との組み合わせ)ができる。
【0059】図11に示す構成において、継合部として
好ましい効果が得られるように、補強プリプレグ70
a,70b及びガラス繊維の織布75は、以下のように
構成するのが良い。各プリプレグ70a,70bの厚さ
を、それぞれ0.01〜0.04mmとして両方合わせ
た厚さを0.05mm以下とし、ガラス繊維の織布75
の厚さを0.01〜0.03mmとし、補強プリプレグ
70及びガラス繊維の織布75の合計厚さを0.06m
m以下とする。また、これに限らず、各プリプレグ70
a,70bの厚さを、それぞれ0.01〜0.15mm
として両方合わせた厚さを0.3mm以下とし、ガラス
繊維の織布75の厚さを0.01〜0.1mmとし、補
強プリプレグ70及びガラス繊維の織布75の合計厚さ
を0.4mm以下としても良い。
【0060】具体的には、例えば、各プリプレグ70
a,70bの厚さを、0.063mmとし、織布75の
厚さをそれよりも薄い厚さの0.012mmとして、合
計厚さを0.138mmとしたり、あるいは各プリプレ
グ70a,70bの厚さを、0.051mmとし、織布
75の厚さをそれよりも薄い厚さの0.012mmとし
て、合計厚さを0.114mmとしたり、あるいは各プ
リプレグ70a,70bの厚さを、0.033mmと
し、織布75の厚さをそれよりも薄い厚さの0.012
mmとして、合計厚さを0.078mmとすることがで
きる。
【0061】また、各プリプレグ70a,70bの樹脂
含浸量は15〜70wt%とし、本体層の軸長方向繊維
層の樹脂含浸量よりも多くする。また、ガラス繊維の織
布75については、樹脂含浸量を20〜60wt%とす
る。また、プリプレグ70a,70bの繊維について
は、1〜90ton/mm2 の弾性率のものを用いる。
以上のように構成される継合部とすることによって、継
合部分のせん断弾性率を従来品より高くすることができ
る。また、せん断変形を抑えることで継合部の強度を上
げることができる。
【0062】上記したような補強プリプレグ70にガラ
ス繊維の織布75を重ね合わせて構成される継合部10
0には、さらに、周方向に繊維を引き揃えたプリプレグ
(以下、第2補強プリプレグとする)を重ねても良い。
図10に示した構成では、そのような第2補強プリプレ
グ78による補強層(以下、第2補強層とする)を小径
竿管1の先端側の補強プリプレグ53の内側(補強プリ
プレグ53を部分的に切欠いて巻装しても良い)、及び
大径竿管11の先端側の補強プリプレグ63の外側に巻
装している。このような第2補強プリプレグは、補強プ
リプレグ側(ガラス繊維の織布側でない方)に重ねるの
が良い。また、これらの補強プリプレグ70,78及び
ガラス繊維の織布75は、予めシート状に重ねて1枚の
プリプレグとして構成しても良いし、芯金へ巻回する
際、それぞれ個別に巻回しても良い。
【0063】上記したような第2補強プリプレグ78を
更に重ねることにより、継合部におけるつぶれを効果的
に防止することができる。従って、このようなプリプレ
グ78は、継合部の端部に部分的(5〜20mm程度
幅)追加巻回するのが良い。
【0064】以上のように構成される継合部について
は、上述した各実施形態に適用可能である。
【0065】次に、上述した継合部における本体層、傾
斜方向に繊維を引き揃えたプリプレグによる補強層、お
よび周方向に繊維を引き揃えたプリプレグによる第2補
強層の各層における層厚(繊維量)の割合について好ま
しい構成例を、図12を参照して説明する。なお、図1
2において、大径竿管11の本体層は符号80で、補強
層は符号81で、補強層81上に巻装される第2補強層
は符号82で示してあり、小径竿管1については、本体
層は符号90で、補強層は符号91で、補強層91を部
分的に切欠いて巻装される第2補強層は符号92で示し
てある。また、図12において、それぞれX,Y,Z
は、継合部100における先端部、中間部、本体側の基
端部を示している。
【0066】そして、図12に示すような構造の継合部
100の各位置での、軸長方向における各層の繊維量の
相対的な比率を以下の表のように設定する。
【0067】
【表1】
【0068】各層において、軸長方向での各位置の繊維
量の相対的な比率を上記のようにすることで、先端部X
では裂けが防止でき、中間部Xではせん断が防止でき、
本体側の基端部Yでは剛性バランスの向上が図れるよう
になる。上記のような継合部における軸長方向での繊維
量の相対的な比率は、いずれか一方の竿管に適用しても
良いが、両竿管に適用することが好ましい。また、上記
したような繊維量の比率は、上述したすべての実施の形
態について適用することが可能である。
【0069】なお、図12に示す構成では、小径竿管1
の補強層91は、全周に巻装することが好ましいが、複
数に分割して円周方向の一部に部分的に配設すると(図
8参照)、軽量化を図ることができる。また、補強層8
1,91の繊維は、本体層80,90における軸長方向
繊維の弾性率より、高弾性のものを用いることで、効率
良く補強することができる。
【0070】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、上述した第1実施形態以外の実施の形態において
は、上述した第1実施形態における(1)〜(4)の構
成を適宜用いることが可能である。また、上述した各実
施の形態において、竿管本体を構成するプリプレグの枚
数、樹脂含浸量、肉厚、巻回数、用いられる強化繊維の
方向、繊維量、弾性率等の構成は種々変形することが可
能である。例えば、竿管本体の軸長方向繊維を端部に行
くに従って少なくし、継合部の周方向繊維を端部に行く
に従って多くすることで、継合部のたわみ、しなり性の
向上が図れる。さらに、上述した実施の形態では、振り
出し式の竿について説明したが、インロー継ぎ、並み継
ぎ式の竿にも適用することが可能である。
【0071】上述した実施の形態のように、繊維が交差
した(傾斜した)補強層を継合部に巻装することで、合
わせ部分でのせん断変形量を抑えることができるため、
竿全体としての剛性を向上することができる。この場
合、補強層の繊維の弾性率を上げることにより、更に剛
性を高めることが可能となる。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、継合部にバイアス層を
設けた構成において、継合部における長さLとその部分
の直径Dとの関係の比率を合理的な数値にすることによ
って、継合部を短くすることができ、その結果、以下の
効果が得られる。即ち、継合部を短くすると、釣竿全体
のしなりが「へ」の字にならず、バランスが良くなる。
また、釣竿全体の軽量化が達成できると共に、節長が短
い割に釣竿全体を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示しており、本発明
を振り出し式の釣竿に適用した場合の継合部における部
分断面図。
【図2】(a)は、図1に示す継合部を有する小径竿管
を形成するプリプレグの配置構成例を示す図、(b)
は、図1に示す継合部を有する小径竿管を形成するプリ
プレグの配置構成例を示す図。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す継合部の部分断
面部。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す継合部の部分断
面部。
【図5】本発明の第4の実施形態を示す継合部の部分断
面部。
【図6】本発明の第5の実施形態を示す継合部の部分断
面部。
【図7】本発明の第6の実施形態を示す継合部の部分断
面部。
【図8】本発明の第7の実施形態を示す継合部の部分断
面部。
【図9】本発明の第8の実施形態を示す継合部の部分断
面部。
【図10】本発明の第9の実施形態を示す図である。
【図11】継合部における好ましい構造を説明するため
の図。
【図12】継合部の各位置における各層の好ましい繊維
量を説明するための図。
【符号の説明】
1…小径竿管、5,6,7,22,35…補強プリプレ
グ 11…大径竿管、15,16,17,20,23,40
…補強プリプレグ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴江 浩康 東京都東久留米市前沢3丁目14番16号 ダ イワ精工株式会社内 (72)発明者 高松 伸秋 東京都東久留米市前沢3丁目14番16号 ダ イワ精工株式会社内 Fターム(参考) 2B019 AA10 AB32 AB33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の竿管を継合するための継合部を
    具備した釣竿において、前記継合部に強化繊維を傾斜方
    向にした補強プリプレグを巻装すると共に、前記継合部
    の長さをL、前記継合部の直径をDとすると、L/Dを
    1.0以上で2.5以下に設定したことを特徴とする釣
    竿。
  2. 【請求項2】 複数本の竿管を継合するための継合部を
    具備した釣竿において、前記継合部に強化繊維を傾斜方
    向にした補強プリプレグを巻装すると共に、前記継合部
    の前後の竿管の長さを夫々1000mm以上とし、且
    つ、前記継合部の長さをL、前記継合部の直径をDとす
    ると、L/Dを1.0以上で3.0未満に設定したこと
    を特徴とする釣竿。
  3. 【請求項3】 前記継合部を構成する竿管のうち、少な
    くとも一方又は少なくともオス側の竿管の継合部に強化
    繊維を傾斜方向にした補強プリプレグを巻装したことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の釣竿。
  4. 【請求項4】 前記補強プリプレグの強化繊維は、交差
    状に引き揃えられていることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1に記載の釣竿。
  5. 【請求項5】 前記大径竿管の継合部と小径竿管の継合
    部に、それぞれ強化繊維を傾斜方向に引き揃えた補強プ
    リプレグを巻装し、両プリプレグの強化繊維は、互いに
    交差していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か1に記載の釣竿。
  6. 【請求項6】 前記強化繊維は、軸長方向に対して略±
    15°〜±75°の角度に引き揃えられていることを特
    徴とする請求項4又は5に記載の釣竿。
  7. 【請求項7】 前記補強プリプレグには、ガラス繊維の
    織布が重ねられていることを特徴とする請求項1乃至6
    のいずれか1に記載の釣竿。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007143436A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Daiwa Seiko Inc 外通し継式釣竿

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JP2007143436A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Daiwa Seiko Inc 外通し継式釣竿

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