JP2001177326A - アンテナ装置、通信システム - Google Patents

アンテナ装置、通信システム

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JP2001177326A
JP2001177326A JP2000127611A JP2000127611A JP2001177326A JP 2001177326 A JP2001177326 A JP 2001177326A JP 2000127611 A JP2000127611 A JP 2000127611A JP 2000127611 A JP2000127611 A JP 2000127611A JP 2001177326 A JP2001177326 A JP 2001177326A
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radiating element
antenna device
power supply
spiral
ground
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JP2000127611A
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Hirotaka Ishihara
広隆 石原
Joji Kane
丈二 加根
Noboru Nomura
登 野村
Shinji Naka
信二 中
Michio Sasaki
佐々木実知夫
Akinori Yanase
明典 柳瀬
Satoru Yamada
哲 山田
Hirokazu Kaido
▲ひろ▼一 海藤
Katsuya Tanioka
勝也 谷岡
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/38Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
    • HELECTRICITY
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    • H01Q19/00Combinations of primary active antenna elements and units with secondary devices, e.g. with quasi-optical devices, for giving the antenna a desired directional characteristic
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    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
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    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/30Arrangements for providing operation on different wavebands
    • H01Q5/378Combination of fed elements with parasitic elements
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    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
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    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
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    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/06Details
    • H01Q9/065Microstrip dipole antennas

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のアンテナ装置は、受信帯域もしくは送
信帯域において十分なゲインを有していなかった。 【解決手段】 第一の放射エレメント101と、第一の
放射エレメント101に対向している第二の放射エレメ
ント103と、第二の放射エレメント103に対して第
一の放射エレメント101とは反対側にあって第二の放
射エレメント103に対向しているアース104とを備
え、第一の放射エレメント101または第二の放射エレ
メント103には給電端子105が設けられており、少
なくとも第一の放射エレメント101と第二の放射エレ
メント103との間、および第二の放射エレメント10
3とアース104との間に電場が生じて、電波の送受信
を行うことを特徴とするアンテナ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ装置、通
信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】はじめに、図20および図21を参照し
ながら、従来の技術によるアンテナ装置の構成について
説明する。ただし、図20は、従来の技術によるダブル
スパイラル型アンテナ、従来の技術による円形パッチ型
アンテナ、および本発明における合成アンテナを対比的
に説明した概念図である。また、図21は、従来の技術
によるダブルスパイラル型アンテナ、および本発明にお
ける合成アンテナの性能特性を対比的に説明した概念図
である。
【0003】まず、図20を参照しながら、従来の技術
によるダブルスパイラル型アンテナの構成について説明
する。
【0004】スパイラル型放射エレメント107は、共
有器(図示省略)を介して共通端子化された、通信装置
(図示省略)の受信用入力端子(図示省略)および送信
用出力端子(図示省略)と接続される給電端子105を
もっている。なお、スパイラル型放射エレメント107
の長さL3の限定は、電波波長の1/4程度である。し
たがって、たとえば1454MHzが共振周波数である
とき、スパイラル型放射エレメント107の長さL3が
約51.6mmであるように、スパイラル型放射エレメ
ント107は設計されている。
【0005】円形パッチ型放射エレメント108は、ス
パイラル型放射エレメント107に対向している。な
お、円形パッチ型放射エレメント108の外周の長さL
4の限定は、電波波長の1/2程度である。したがっ
て、たとえば1513MHzを共振周波数とするとき、
円形パッチ型放射エレメント108の外周の長さL4が
約99.1mmであるように、円形パッチ型放射エレメ
ント108は設計されている。
【0006】インダクタンス109は、スパイラル型放
射エレメント107と円形パッチ型放射エレメント10
8とを接続し、スパイラル型放射エレメント107の電
位を安定化するための金属片である。
【0007】スパイラル型無給電エレメント110は、
給電端子をもっておらず、スパイラル型放射エレメント
107に並設されている部分である。なお、図21にも
示されているように、スパイラル型無給電エレメント1
10をもつアンテナ(ダブルスパイラル型エレメントを
もつアンテナ)のゲインは、スパイラル型無給電エレメ
ント110をもたないアンテナ(シングルスパイラル型
エレメントをもつアンテナ)のゲインよりも向上してい
る。
【0008】このような構成を有する、従来の技術によ
るダブルスパイラル型アンテナの動作について、図20
を参照しながら説明する。なお、従来の技術によるダブ
ルスパイラル型アンテナの受信動作は以下で説明される
送信動作のほぼ逆として理解されるので、以下では送信
動作についてのみ説明する。
【0009】通信装置(図示省略)の送信用出力端子
(図示省略)は、給電端子105を通してスパイラル型
放射エレメント107への信号出力を行う。
【0010】通信装置(図示省略)からの上記信号出力
により、スパイラル型放射エレメント107と円形パッ
チ型放射エレメント108の間に生じた電界155は、
送信電波として送出される。
【0011】つぎに、図20を参照しながら、従来の技
術による円形パッチ型アンテナの構成について説明す
る。
【0012】円形パッチ型放射エレメント108は、共
有器(図示省略)を介して共通端子化された、通信装置
(図示省略)の受信用入力端子(図示省略)および送信
用出力端子(図示省略)と接続される給電端子105を
もっている。
【0013】アース板104は、円形パッチ型放射エレ
メント108に対向している。
【0014】このような構成を有する、従来の技術によ
る円形パッチ型アンテナの動作について、図20を参照
しながら説明する。なお、円形パッチ型アンテナの受信
動作は以下で説明される送信動作のほぼ逆として理解さ
れるので、以下では送信動作についてのみ説明する。
【0015】通信装置(図示省略)の送信用出力端子
(図示省略)は、給電端子105を通してス円形パッチ
型放射エレメント108への信号出力を行う。
【0016】通信装置(図示省略)からの上記信号出力
により、円形パッチ型放射エレメント108とアース板
104の間に生じた電界156は、送信電波として送出
される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の技術
によるダブルスパイラル型アンテナは、図20にも示さ
れているように、送信帯域(1453MHz〜1465
MHz)において十分なゲインを有するが、受信帯域
(1501MHz〜1513MHz)において十分なゲ
インを有しない。また、従来の技術による円形パッチ型
アンテナは、図20にも示されているように、受信帯域
(1501MHz〜1513MHz)において十分なゲ
インを有するが、送信帯域(1453MHz〜1465
MHz)において十分なゲインを有しない。
【0018】本発明は、上記従来のこのような課題を考
慮し、高ゲイン化および比帯域拡大化が可能なアンテナ
装置、通信システムを提供することを目的とするもので
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】第一の本発明(請求項1
に対応)は、第一の放射エレメントと、前記第一の放射
エレメントに対向している第二の放射エレメントと、前
記第二の放射エレメントに対して前記第一の放射エレメ
ントとは反対側にあって、前記第二の放射エレメントに
対向しているアースとを備え、前記第一の放射エレメン
トまたは前記第二の放射エレメントには給電端子が設け
られており、少なくとも前記第一の放射エレメントと前
記第二の放射エレメントとの間、および前記第二の放射
エレメントと前記アースとの間に電場が生じて、電波の
送受信を行うことを特徴とするアンテナ装置である。
【0020】第二の本発明(請求項2に対応)は、前記
第一の放射エレメントは所定のインダクタンスを介して
前記第二の放射エレメントに接続されていることを特徴
とする第一の本発明のアンテナ装置である。
【0021】第三の本発明(請求項3に対応)は、前記
第一の放射エレメントは直線の形状を有していることを
特徴とする第一または第二の何れかの本発明のアンテナ
装置である。
【0022】第四の本発明(請求項4に対応)は、前記
第一の放射エレメントには線状無給電エレメントが並設
されていることを特徴とする第三の本発明のアンテナ装
置である。
【0023】第五の本発明(請求項5に対応)は、前記
第一の放射エレメントはスパイラルの形状を有している
ことを特徴とする第一または第二の何れかの本発明のア
ンテナ装置である。
【0024】第六の本発明(請求項6に対応)は、前記
第一の放射エレメントにはスパイラル型無給電エレメン
トが並設されていることを特徴とする第五の本発明のア
ンテナ装置である。
【0025】第七の本発明(請求項7に対応)は、前記
第一の放射エレメントと前記第二の放射エレメントとの
間には誘電体が挿入されていることを特徴とする第一か
ら第六の何れかの本発明のアンテナ装置である。
【0026】第八の本発明(請求項8に対応)は、前記
アースは前記第二の放射エレメントの面積に比べてより
大きい有限面積を有するアース板であることを特徴とす
る第一から第六の何れかの本発明のアンテナ装置であ
る。
【0027】第九の本発明(請求項9に対応)は、前記
第一の放射エレメントと前記第二の放射エレメントとの
間にはプリント基板が装着されており、前記第一の放射
エレメントはそのプリント基板上に形成されていること
を特徴とする第一から第六の何れかの本発明のアンテナ
装置である。
【0028】第十の本発明(請求項10に対応)は、前
記第一の放射エレメントまたは前記第二の放射エレメン
トは支持体によって支持されていることを特徴とする第
一から第六の何れかの本発明のアンテナ装置である。
【0029】第十一の本発明(請求項11に対応)は、
前記アースは前記第一の放射エレメント、および前記第
二の放射エレメントを収納する筐体を形成していること
を特徴とする第一から第六の何れかの本発明のアンテナ
装置である。
【0030】第十二の本発明(請求項12に対応)は、
前記第一の放射エレメントはアース位置決定片をもって
いることを特徴とする第一から第六の何れかの本発明の
アンテナ装置である。
【0031】第十三の本発明(請求項13に対応)は、
前記第一の放射エレメント、前記第二の放射エレメン
ト、および前記アースはカバーによって覆われており、
前記第一の放射エレメントと前記カバーとは所定値以上
の距離だけ離れていることを特徴とする第一から第六の
何れかの本発明のアンテナ装置である。
【0032】第十四の本発明(請求項14に対応)は、
前記第二の放射エレメントと前記アースとの間に、前記
アースには接触し、前記第二の放射エレメントには接触
しない台座部を備えたことを特徴とする第一から第六の
何れかの本発明のアンテナ装置である。
【0033】第十五の本発明(請求項15に対応)は、
前記給電端子を前記第一の放射エレメントに接続するた
めの給電ラインを備え、前記給電端子は前記アース位置
決定片の近傍に設けられていることを特徴とする第十二
の本発明のアンテナ装置である。
【0034】第十六の本発明(請求項16に対応)は、
前記給電ラインにはリアクタンス素子が設けられている
ことを特徴とする第十五の本発明のアンテナ装置であ
る。
【0035】第十七の本発明(請求項17に対応)は、
前記アース位置決定片は、前記第一の放射エレメントと
同一平面上に配置されていることを特徴とする第十五の
本発明のアンテナ装置である。
【0036】第十八の本発明(請求項18に対応)は、
第一の放射エレメントと、前記第一の放射エレメントに
対向している第二の放射エレメントと、前記第二の放射
エレメントに対して前記第一の放射エレメントとは反対
側にあって、前記第二の放射エレメントに対向している
第三の放射エレメントとを備え、前記第一の放射エレメ
ントおよび前記第三の放射エレメントには給電端子が設
けられており、少なくとも前記第一の放射エレメントと
前記第二の放射エレメントとの間、および前記第二の放
射エレメントと前記第三の放射エレメントとの間に電場
が生じて、電波の送受信を行うことを特徴とするアンテ
ナ装置である。
【0037】第十九の本発明(請求項19に対応)は、
前記第一の放射エレメントおよび前記第三の放射エレメ
ントは、ともに直線の形状を有しているか、またはとも
にスパイラルの形状を有していることを特徴とする第十
八の本発明のアンテナ装置である。
【0038】第二十の本発明(請求項20に対応)は、
前記第一の放射エレメントおよび前記第三の放射エレメ
ントは、ともにスパイラルの形状を有しており、それぞ
れにスパイラル型無給電エレメントが並設されているこ
とを特徴とする第十九の本発明のアンテナ装置である。
【0039】第二十一の本発明(請求項21に対応)
は、前記第一の放射エレメントと前記第二の放射エレメ
ントとの間、および/または前記第二の放射エレメント
と前記第三の放射エレメントとの間には、誘電体が挿入
されていることを特徴とする第十八から第二十の何れか
の本発明のアンテナ装置である。
【0040】第二十二の本発明(請求項22に対応)
は、前記第一の放射エレメントに給電を行うための第一
の給電ラインと、前記第二の放射エレメントに給電を行
うための第二の給電ラインとを備え、前記第一の給電ラ
インおよび前記第二の給電ラインに対する共通な給電を
行うことを特徴とする第十八から第二十一の何れかの本
発明のアンテナ装置である。
【0041】第二十三の本発明(請求項23に対応)
は、前記第一の給電ラインまたは前記第二の給電ライン
に、リアクタンス素子が設けられていることを特徴とす
る第二十二の本発明のアンテナ装置である。
【0042】第二十四の本発明(請求項24に対応)
は、前記第一の給電ラインおよび前記第二の給電ライン
に対して、前記電波の送受信に利用される共通な給電を
行うための混合器を備えたことを特徴とする第二十二ま
たは第二十三の本発明のアンテナ装置である。
【0043】第二十五の本発明(請求項25に対応)
は、第一の放射エレメントと、前記第一の放射エレメン
トに対向している第二の放射エレメントと、前記第二の
放射エレメントに対して前記第一の放射エレメントとは
反対側にあって、前記第二の放射エレメントに対向して
いるアースとを備え、前記第一の放射エレメントまたは
前記第二の放射エレメントには給電端子が設けられてお
り、少なくとも前記第一の放射エレメントと前記第二の
放射エレメントとの間、および前記第二の放射エレメン
トと前記アースとの間に電場が生じて、電波の送受信を
行うことを特徴とするアンテナ装置と前記給電端子を直
線偏波用の通信機および/または円偏波用の通信機に接
続するための分配器とを備えたことを特徴とする通信シ
ステムである。
【0044】第二十六の本発明(請求項26に対応)
は、第一の放射エレメントと、前記第一の放射エレメン
トに対向している第二の放射エレメントと、前記第二の
放射エレメントに対して前記第一の放射エレメントとは
反対側にあって、前記第二の放射エレメントに対向して
いる第三の放射エレメントとを備え、前記第一の放射エ
レメントおよび前記第三の放射エレメントには給電端子
が設けられており、少なくとも前記第一の放射エレメン
トと前記第二の放射エレメントとの間、および前記第二
の放射エレメントと前記第三の放射エレメントとの間に
電場が生じて、電波の送受信を行うことを特徴とするア
ンテナ装置と前記給電端子を直線偏波用の通信機および
/または円偏波用の通信機に接続するための分配器とを
備えたことを特徴とする通信システムである。
【0045】本発明のアンテナ装置は、図20および図
21にも示されているように、電界155および電界1
56の合成和である電界を送信および受信電波とし、受
信帯域および送信帯域の両方において十分なゲインを有
する。
【0046】
【発明の実施の形態】以下では、当該発明にかかる実施
の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。 (実施の形態1)はじめに、図1(a)、(b)を参照
しながら、本実施の形態1におけるアンテナ装置の構成
について説明する。なお、後述されるように、図1
(a)に示されているアンテナ装置においては直線の形
状を有する線状放射エレメント101とパッチ型放射エ
レメント103との間に誘電体102が挿入されてお
り、図1(b)に示されているアンテナ装置においては
誘電体102が挿入されていないが、以下における本実
施の形態のアンテナ装置は、誘電体が挿入された構成を
有している。
【0047】線状放射エレメント101は、金属製であ
って、共有器(図示省略)を介して共通端子化された、
通信装置(図示省略)の受信用入力端子(図示省略)お
よび送信用出力端子(図示省略)と接続される給電端子
105をもっている。なお、本実施の形態1における線
状放射エレメント101は、本発明の第一の放射エレメ
ントに対応している。
【0048】パッチ型放射エレメント103は、金属製
であって、線状放射エレメント101に対向している。
なお、本実施の形態1におけるパッチ型放射エレメント
103は、本発明の第二の放射エレメントに対応してい
る。
【0049】アース板104は、金属製であって、パッ
チ型放射エレメント103に対して線状放射エレメント
101とは反対側にあって、パッチ型放射エレメント1
03に対向している。また、アース板104は接地され
ており実質的に無限の面積を有している。なお、本実施
の形態1におけるアース板104は、本発明のアースに
対応している。
【0050】インダクタンス109は、線状放射エレメ
ント101とパッチ型放射エレメント103とを接続
し、線状放射エレメント101の電位を安定化するため
の金属片である。
【0051】誘電体102は、線状放射エレメント10
1とパッチ型放射エレメント103との間に挿入され
た、スペーサとしての機能を有する、セラミックにより
形成された部分である。また、誘電体102は、線状放
射エレメント101を支持している。
【0052】なお、誘電体102が挿入されていないア
ンテナ装置(図1(b)参照)における、送信帯域の周
波数が1453MHz〜1465MHzであり、受信帯
域の周波数が1501MHz〜1513MHzであると
きの設計パラメータ基準は、つぎの通りである。
【0053】線状放射エレメント101のパッチ型放射
エレメント103に対する高さH1の限定は、電波波長
の1/20程度である。パッチ型放射エレメント103
のアース板104に対する高さH2の限定は、電波波長
の1/60程度である。線状放射エレメント101の長
さL1の限定は、電波波長の1/4程度である。パッチ
型放射エレメント103の外周L2の限定は、電波波長
の1/2程度である。
【0054】このような構成を有する、本実施の形態1
におけるアンテナ装置の動作について、図2を参照しな
がら説明する。ただし、図2は、本実施の形態1におけ
るアンテナ装置の送信動作を説明するための模式図であ
る。なお、本実施の形態1におけるアンテナ装置の受信
動作は以下で説明される送信動作のほぼ逆として理解さ
れるので、以下では送信動作についてのみ説明する。
【0055】通信装置(図示省略)の送信用出力端子
(図示省略)は、給電端子105を通して線状放射エレ
メント101への信号出力を行う。
【0056】通信装置(図示省略)からの上記信号出力
により、線状放射エレメント101とパッチ型放射エレ
メント103の間には、電界151が生じる。また、通
信装置(図示省略)からの上記信号出力により、パッチ
型放射エレメント103とアース板104の間には、電
界152が生じる。
【0057】電界151、および電界152の合成和で
ある電界150は、送信電波として送出される。
【0058】なお、本実施の形態1におけるアース板1
04は、実質的に無限の面積を有している必要はなく、
図6に示されているように、パッチ型放射エレメント1
03の面積のおよそ3倍以上の面積を有していればよ
い。ただし、図6は、面積が有限であるようなアース板
201をもつアンテナ装置の斜視図である。
【0059】また、本実施の形態1における線状放射エ
レメント101とパッチ型放射エレメント103との間
には、図10に示されているようなプリント基板301
が装着されており、線状放射エレメント101は、プリ
ント基板301上に形成されていてもよい。ただし、図
10は、プリント基板301が装着されたアンテナ装置
の斜視図である。 (実施の形態2)はじめに、図3(a)、(b)を参照
しながら、本実施の形態2におけるアンテナ装置の構成
について説明する。なお、図3(a)に示されているア
ンテナ装置においては線状放射エレメント101とパッ
チ型放射エレメント103との間に誘電体102が挿入
されており、図3(b)に示されているアンテナ装置に
おいてはそのような誘電体は挿入されていないが、以下
における本実施の形態のアンテナ装置は、誘電体が挿入
された構成を有している。
【0060】また、本実施の形態2におけるアンテナ装
置は、つぎに説明される直線の形状を有する線状無給電
エレメント106を具備している点で、本実施の形態1
におけるアンテナ装置と異なっている。
【0061】線状無給電エレメント106は、金属製で
あって、給電端子をもっておらず、線状放射エレメント
101に並設されている部分である。すでに説明された
ように、線状無給電エレメント106の存在により、本
実施の形態2におけるアンテナ装置のゲインは、本実施
の形態1におけるアンテナ装置のゲインよりも向上して
いる。
【0062】なお、誘電体102が挿入されていないア
ンテナ装置(図3(b)参照)における、送信帯域の周
波数が1453MHz〜1465MHzであり、受信帯
域の周波数が1501MHz〜1513MHzであると
きの、線状放射エレメント101と線状無給電エレメン
ト106とのギャップD1の限定は、電波波長の1/6
00程度である。
【0063】このような構成を有する、本実施の形態2
におけるアンテナ装置の動作は、本実施の形態1におけ
るアンテナ装置の動作と同様である。
【0064】なお、本実施の形態2におけるアース板1
04は、実質的に無限の面積を有している必要はなく、
図7に示されているように、パッチ型放射エレメント1
03の面積のおよそ3倍以上の面積を有していればよ
い。ただし、図7は、面積が有限であるようなアース板
201をもつアンテナ装置の斜視図である。
【0065】また、本実施の形態2における線状放射エ
レメント101とパッチ型放射エレメント103との間
には、図11に示されているようなプリント基板301
が装着されており、線状放射エレメント101は、プリ
ント基板301上に形成されていてもよい。ただし、図
11は、プリント基板301が装着されたアンテナ装置
の斜視図である。 (実施の形態3)はじめに、図4(a)、(b)を参照
しながら、本実施の形態3におけるアンテナ装置の構成
について説明する。なお、後述されるように、図4
(a)に示されているアンテナ装置においてはスパイラ
ル型放射エレメント107と円形パッチ型放射エレメン
ト108との間に誘電体102が挿入されており、図4
(b)に示されているアンテナ装置においては誘電体1
02が挿入されていないが、以下における本実施の形態
のアンテナ装置は、誘電体が挿入された構成を有してい
る。
【0066】スパイラル型放射エレメント107は、金
属製であって、共有器(図示省略)を介して共通端子化
された、通信装置(図示省略)の受信用入力端子(図示
省略)および送信用出力端子(図示省略)と接続される
給電端子105をもっている。なお、本実施の形態3に
おけるスパイラル型放射エレメント107は、本発明の
第一の放射エレメントに対応している。
【0067】円形パッチ型放射エレメント108は、金
属製であって、スパイラル型放射エレメント107に対
向している。なお、本実施の形態3における円形パッチ
型放射エレメント108は、本発明の第二の放射エレメ
ントに対応している。
【0068】アース板104は、金属製であって、円形
パッチ型放射エレメント108に対してスパイラル型放
射エレメント107とは反対側にあって、円形パッチ型
放射エレメント108に対向している。また、アース板
104は接地されており実質的に無限の面積を有してい
る。なお、本実施の形態3におけるアース板104は、
本発明のアースに対応している。
【0069】インダクタンス109は、スパイラル型放
射エレメント107と円形パッチ型放射エレメント10
8とを接続し、スパイラル型放射エレメント107の電
位を安定化するための金属片である。
【0070】誘電体102は、スパイラル型放射エレメ
ント107と円形パッチ型放射エレメント108との間
に挿入された、スペーサとしての機能を有する、セラミ
ックにより形成された部分である。また、誘電体102
は、スパイラル型放射エレメント107を支持してい
る。
【0071】なお、誘電体102が挿入されていないア
ンテナ装置(図4(b)参照)における、送信帯域の周
波数が1453MHz〜1465MHzであり、受信帯
域の周波数が1501MHz〜1513MHzであると
きの設計パラメータ基準は、つぎの通りである。
【0072】スパイラル型放射エレメント107の円形
パッチ型放射エレメント108に対する高さH3の限定
は、電波波長の1/20程度である。円形パッチ型放射
エレメント108のアース板104に対する高さH4の
限定は、電波波長の1/60程度である。スパイラル型
放射エレメント107の長さL3の限定は、電波波長の
1/4程度である。円形パッチ型放射エレメント108
の外周の長さL4の限定は、電波波長の1/2程度であ
る。
【0073】このような構成を有する、本実施の形態3
におけるアンテナ装置の動作は、本実施の形態1におけ
るアンテナ装置の動作と同様である。
【0074】なお、本実施の形態3におけるアース板1
04は、実質的に無限の面積を有している必要はなく、
図8に示されているように、円形パッチ型放射エレメン
ト108の面積のおよそ3倍以上の面積を有していれば
よい。ただし、図8は、面積が有限であるようなアース
板201をもつアンテナ装置の斜視図である。
【0075】また、本実施の形態3におけるスパイラル
型放射エレメント107と円形パッチ型放射エレメント
108との間には、図12に示されているようなプリン
ト基板301が装着されており、スパイラル型放射エレ
メント107は、プリント基板301上に形成されてい
てもよい。ただし、図12は、プリント基板301が装
着されたアンテナ装置の斜視図である。 (実施の形態4)はじめに、図5(a)、(b)を参照
しながら、本実施の形態4におけるアンテナ装置の構成
について説明する。なお、図5(a)に示されているア
ンテナ装置においてはスパイラル型放射エレメント10
7と円形パッチ型放射エレメント108との間に誘電体
102が挿入されており、図5(b)に示されているア
ンテナ装置においてはそのような誘電体は挿入されてい
ないが、以下における本実施の形態のアンテナ装置は、
誘電体が挿入された構成を有している。
【0076】また、本実施の形態4におけるアンテナ装
置は、つぎに説明されるスパイラル型無給電エレメント
110を具備している点で、本実施の形態3におけるア
ンテナ装置と異なっている。
【0077】スパイラル型無給電エレメント110は、
金属製であって、給電端子をもっておらず、スパイラル
型放射エレメント107に並設されている部分である。
すでに説明されたように、スパイラル型無給電エレメン
ト110の存在により、本実施の形態4におけるアンテ
ナ装置のゲインは、本実施の形態3におけるアンテナ装
置のゲインよりも向上している。
【0078】なお、誘電体102が挿入されていないア
ンテナ装置(図5(b)参照)における、送信帯域の周
波数が1453MHz〜1465MHzであり、受信帯
域の周波数が1501MHz〜1513MHzであると
きの、スパイラル型放射エレメント107とスパイラル
型無給電エレメント110とのギャップD2の限定は、
電波波長の1/600程度である。
【0079】このような構成を有する、本実施の形態4
におけるアンテナ装置の動作は、本実施の形態3におけ
るアンテナ装置の動作と同様である。
【0080】なお、本実施の形態4におけるアース板1
04は、実質的に無限の面積を有している必要はなく、
図9に示されているように、円形パッチ型放射エレメン
ト108の面積のおよそ3倍以上の面積を有していれば
よい。ただし、図9は、面積が有限であるようなアース
板201をもつアンテナ装置の斜視図である。
【0081】また、本実施の形態4におけるスパイラル
型放射エレメント107と円形パッチ型放射エレメント
108との間には、図13に示されているようなプリン
ト基板301が装着されており、スパイラル型放射エレ
メント107は、プリント基板301上に形成されてい
てもよい。ただし、図13は、プリント基板301が装
着されたアンテナ装置の斜視図である。 (実施の形態5)はじめに、図14(a)、(b)を参
照しながら、本実施の形態5におけるアンテナ装置の構
成について説明する。ただし、図14(a)は本実施の
形態5におけるアンテナ装置の斜視図であり、図14
(b)は本実施の形態5におけるアンテナ装置の正面図
である。
【0082】線状放射エレメント支持台501は、パッ
チ型放射エレメント103上に設置されており、線状放
射エレメント101を支持している。ただし、線状放射
エレメント支持台501は、電場の乱れの発生を回避す
るために、線状放射エレメント101とパッチ型放射エ
レメント103の対向領域503の外部に設置されてい
る。
【0083】パッチ型放射エレメント支柱502は、ア
ース板104上に設置されており、線状放射エレメント
101を支持している。
【0084】なお、本実施の形態5における線状放射エ
レメント支持台501およびパッチ型放射エレメント支
柱502は、本発明の支持体に対応している。
【0085】このような構成を有する、本実施の形態5
におけるアンテナ装置の動作は、本実施の形態1におけ
るアンテナ装置の動作と同様である。
【0086】なお、本実施の形態5における線状放射エ
レメント101には、図15に示されているように、線
状無給電エレメント106が並設されていてもよい。た
だし、図15(a)は線状無給電エレメント106が並
設されているようなアンテナ装置の斜視図であり、図1
5(b)は線状無給電エレメント106が並設されてい
るようなアンテナ装置の正面図である。 (実施の形態6)はじめに、図16(a)、(b)を参
照しながら、本実施の形態6におけるアンテナ装置の構
成について説明する。ただし、図16(a)は本実施の
形態6におけるアンテナ装置の斜視図であり、図16
(b)は本実施の形態6におけるアンテナ装置の断面図
である。なお、本実施の形態6におけるアンテナ装置
は、つぎに説明される筐体701を具備している点で、
本実施の形態1における、有限面積を有するアース板2
01をもつアンテナ装置と異なっている。
【0087】筐体701は、アース板201と一体化さ
れており、線状放射エレメント101およびパッチ型放
射エレメント103を収納している。ただし、筐体70
1は縁部703をもっており、その上部702は開放さ
れている。また、筐体701の高さH5は、図16
(b)にも示されているように、線状放射エレメント1
01のアース板104に対する高さH6にほぼ等しい。
【0088】このような構成を有する、本実施の形態6
におけるアンテナ装置の動作は、本実施の形態1におけ
るアンテナ装置の動作と同様である。 (実施の形態7)はじめに、図17を参照しながら、本
実施の形態7におけるアンテナ装置の構成について説明
する。ただし、図17は、本実施の形態7におけるアン
テナ装置の斜視図である。なお、本実施の形態7におけ
るアンテナ装置は、つぎに説明されるケーブルアース8
01を具備している点で、本実施の形態1におけるアン
テナ装置と異なっている。
【0089】ケーブルアース801は、アース802に
よって接地されており、パッチ型放射エレメント103
の電位を安定化するための金属片である。なお、本実施
の形態7におけるケーブルアース801は、本発明のア
ース位置決定片に対応している。また、ケーブルアース
801より線状放射エレメント101の先端部までの長
さL5は、電波波長の1/4程度でよい。すなわち、ケ
ーブルアース801が設けられているために、そこから
線状放射エレメント101の先端部までの長さを電波波
長の1/4程度に設定しさえすればよいことになるか
ら、アンテナ装置の製造は容易になる。
【0090】このような構成を有する、本実施の形態7
におけるアンテナ装置の動作は、本実施の形態1におけ
るアンテナ装置の動作と同様である。 (実施の形態8)はじめに、図18(a)、(b)を参
照しながら、本実施の形態8におけるアンテナ装置の構
成について説明する。ただし、図18(a)は本実施の
形態8におけるアンテナ装置の斜視図であり、図18
(b)は本実施の形態8におけるアンテナ装置の断面図
である。なお、本実施の形態8におけるアンテナ装置
は、つぎに説明されるカバー901を具備している点
で、本実施の形態5におけるアンテナ装置と異なってい
る。
【0091】カバー901は、線状放射エレメント10
1、パッチ型放射エレメント103、およびアース板1
04を覆っており、ABSにより形成されている。な
お、カバー901と線状放射エレメント101との間隔
の大きさD3は電波波長の1/60程度以上であること
が望ましく、同調周波数のずれがそれによって回避され
る。また、カバー901は、線状放射エレメント10
1、パッチ型放射エレメント103、およびアース板1
04を保護している。
【0092】このような構成を有する、本実施の形態8
におけるアンテナ装置の動作は、本実施の形態5におけ
るアンテナ装置の動作と同様である。 (実施の形態9)はじめに、図19(a)、(b)を参
照しながら、本実施の形態9におけるアンテナ装置の構
成について説明する。ただし、図19(a)は本実施の
形態9におけるアンテナ装置の斜視図であり、図19
(b)は本実施の形態9におけるアンテナ装置の正面図
である。なお、本実施の形態9におけるアンテナ装置
は、パッチ型放射エレメント103の外部まで張り出し
ている線状放射エレメント1001を具備している点
で、本実施の形態1におけるアンテナ装置と異なってい
る。
【0093】線状放射エレメント1001は、図19に
も示されているように、パッチ型放射エレメント103
の外部まで張り出している。そのために、後述される電
界154を、電波の送信および受信に利用することが可
能となる。なお、本実施の形態9における線状放射エレ
メント1001は、本発明の第一の放射エレメントに対
応している。
【0094】このような構成を有する、本実施の形態9
におけるアンテナ装置の動作について、図19を参照し
ながら説明する。なお、本実施の形態9におけるアンテ
ナ装置の受信動作は以下で説明される送信動作のほぼ逆
として理解されるので、以下では送信動作についてのみ
説明する。
【0095】通信装置(図示省略)の送信用出力端子
(図示省略)は、給電端子105を通して線状放射エレ
メント1001への信号出力を行う。
【0096】通信装置(図示省略)からの上記信号出力
により、線状放射エレメント1001とパッチ型放射エ
レメント103の間には電界151が生じ、パッチ型放
射エレメント103とアース板104の間には電界15
2が生じる。また、線状放射エレメント1001とアー
ス板104の間には電界154が生じる。このように、
本実施の形態9においては、線状放射エレメント100
1とアース板104の間にも電界154が生じる。
【0097】電界151、電界152、および電界15
4の合成和である電界153は、送信電波として送出さ
れる。 (実施の形態10)はじめに、図22(a)、(b)を
参照しながら、本実施の形態10におけるアンテナ装置
の構成について説明する。なお、図22(a)に示され
ているアンテナ装置においてはスパイラル型放射エレメ
ント107と円形パッチ型放射エレメント108との間
に誘電体102が挿入されており、図22(b)に示さ
れているアンテナ装置においてはそのような誘電体は挿
入されていないが、以下における本実施の形態のアンテ
ナ装置は、誘電体が挿入された構成を有している。
【0098】また、本実施の形態10におけるアンテナ
装置は、次に説明する金属台座1101を具備している
点で、本実施の形態4におけるアンテナ装置と異なって
いる。
【0099】金属台座1101は、円形パッチ型放射エ
レメント108とアース板104の間にあり、アース板
104とは接触しているが、円形パッチ型放射エレメン
ト108とは非接触である。金属台座1101はマグネ
ットなどでアース板104と接触し、ア−ス板104に
対し簡便に取り付け、取り外しを行うことが出来る。ス
パイラル型放射エレメント107、スパイラル型無給電
エレメント110、円形パッチ型放射エレメント10
8、給電端子105は、金属台座1101と一体化され
ており、金属台座1101とともに簡便に移設可能なア
ンテナ装置を構成している(なお、円形パッチ型放射エ
レメント108は、金属台座1101との間に絶縁物を
挿入されることにより、金属台座1101と実質上非接
触な状態で保持されている)。
【0100】また、金属台座1101は導電体である。
したがって、金属台座1101とアース板104が接触
することにより、金属台座1101はスパイラル型放射
エレメント107および円形パッチ型放射エレメント1
08に対し、アースとして有効に機能する。
【0101】ここに、誘電体102のスパイラル型放射
エレメント107側の面はスパイラル型放射エレメント
107に接触しており、誘電体102の円形パッチ型放
射エレメント108側の面は円形パッチ型放射エレメン
ト108に接触している。このように、スパイラル型放
射エレメント107と円形パッチ型放射エレメント10
8の間に誘電体を挿入することにより、アンテナ装置の
低背化が実現され、スパイラル型放射エレメント107
が都合よく支持される。なお、スパイラル型放射エレメ
ント107、円形パッチ型放射エレメント108は、誘
電体102の内部に含まれていてもよい。
【0102】このような構成を有する、本実施の形態1
0におけるアンテナの動作は、本実施の形態4における
アンテナ装置の動作と同様である。 (実施の形態11)はじめに、図23(a)、(b)を
参照しながら、本実施の形態11におけるアンテナ装置
の構成について説明する。なお、図23(a)に示され
ているアンテナ装置においてはスパイラル型放射エレメ
ント107と円形パッチ型放射エレメント108との間
に誘電体102が挿入されており、図23(b)に示さ
れているアンテナ装置においてはそのような誘電体は挿
入されていないが、以下における本実施の形態のアンテ
ナ装置は、誘電体が挿入された構成を有している。
【0103】また、本実施の形態11におけるアンテナ
装置は、給電ライン1201を具備している点で、本実
施の形態7におけるアンテナ装置と異なっている。
【0104】給電ライン1201は給電端子105をケ
ーブルアース801近傍まで延長するためのラインであ
る。給電ライン1201を設けることにより通信装置
(図示省略)とアンテナ装置を簡易に接続することがで
きる。
【0105】なお、通信装置(図示省略)とアンテナ装
置を同軸ケーブル(図示省略)により接続する際、同軸
ケーブルのケーブルグラウンドをケーブルアース801
に接続し、同軸ケーブルの信号線を給電端子105に接
続する。
【0106】このような構成を有する、本実施の形態1
1におけるアンテナの動作は、本実施の形態7における
アンテナ装置の動作と同様である。 (実施の形態12)はじめに、図24(a)、(b)を
参照しながら、本実施の形態12におけるアンテナ装置
の構成について説明する。なお、図24(a)に示され
ているアンテナ装置においてはスパイラル型放射エレメ
ント107と円形パッチ型放射エレメント108との間
に誘電体102が挿入されており、図24(b)に示さ
れているアンテナ装置においてはそのような誘電体は挿
入されていないが、以下における本実施の形態のアンテ
ナ装置は、誘電体が挿入された構成を有している。
【0107】また、本実施の形態12におけるアンテナ
装置は、次に説明するキャパシタ1301を具備してい
る点で、本実施の形態11におけるアンテナ装置と異な
っている。
【0108】キャパシタ1301は、給電ライン120
1と同軸ケーブルの信号線の間に接続する(本実施の形
態11において説明されたように、同軸ケーブルのケー
ブルグラウンドはケーブルアースに接続され、同軸ケー
ブルの信号線は給電端子に接続される)。キャパシタを
接続することにより、給電ラインによって生じたリアク
タンス成分をキャンセルすることができ、インピーダン
スの実成分のみを計測することが出来るため、アンテナ
のインピーダンスマッチングが取り易くなる。
【0109】このような構成を有する、本実施の形態1
2におけるアンテナの動作は、本実施の形態1における
アンテナ装置の動作と同様である。 (実施の形態13)はじめに、図25(a)、(b)を
参照しながら、本実施の形態13におけるアンテナ装置
の構成について説明する。なお、図25(a)に示され
ているアンテナ装置においてはスパイラル型放射エレメ
ント107と円形パッチ型放射エレメント108との間
に誘電体102が挿入されており、図25(b)に示さ
れているアンテナ装置においてはそのような誘電体は挿
入されていないが、以下における本実施の形態のアンテ
ナ装置は、誘電体が挿入された構成を有している。
【0110】また、本実施の形態13におけるアンテナ
装置は、次に説明するケーブルアース801の設置位置
の点で、本実施の形態11におけるアンテナ装置と異な
っている。
【0111】ケーブルアース801をスパイラル型放射
エレメント107と同一平面上に配置することにより、
給電ライン1201の給電部とケーブルアース801を
同一平面上に配置することが出来る。それによりスパイ
ラル型放射エレメント107とケーブルアースとの間で
直角に曲がる部分をなくし、エレメントが曲がることに
よる電流の損失を小さくすることが出来る。
【0112】このような構成を有する、本実施の形態1
3におけるアンテナの動作は、本実施の形態11におけ
るアンテナ装置の動作と同様である。 (実施の形態14)はじめに、図26(a)、(b)を
参照しながら、本実施の形態14におけるアンテナ装置
の構成について説明する。なお、図26(a)に示され
ているアンテナ装置においては、第一のスパイラル型放
射エレメント2001および第一のスパイラル型放射エ
レメント2001に並設するスパイラル型無給電エレメ
ント2004と、第二のスパイラル型放射エレメント2
002および第二のスパイラル型放射エレメント200
1に並設するスパイラル型無給電エレメント2004’
との間に誘電体2007が挿入されており、図26
(b)に示されているアンテナ装置においてはそのよう
な誘電体は挿入されていないが、以下における本実施の
形態のアンテナ装置は、誘電体が挿入された構成を有し
ている。
【0113】第一のスパイラル型放射エレメント200
1および第二のスパイラル型放射エレメント2002
は、ともに金属製であって、共有器(図示省略)を介し
て共通端子化された通信機(図示省略)の受信用入力端
子(図示省略)および送信用出力端子(図示省略)と接
続される給電端子2005を持っている。
【0114】第一のスパイラル型放射エレメント200
1および第二のスパイラル型放射エレメント2002の
それぞれのエレメントに対し、給電端子2005から共
通な給電が行われる。第二のスパイラル型放射エレメン
ト2002は、金属製の円形パッチ型エレメント200
3に対して第一のスパイラル型放射エレメント2001
とは反対側にあって、円形パッチ型エレメント2003
に対向している。
【0115】なお、第一のスパイラル型放射エレメント
2001は、本発明の第一の放射エレメントに対応し、
第二のスパイラル型放射エレメント2002は、本発明
の第三の放射エレメントに対応している。また、円形パ
ッチ型エレメント2003は、本発明の第二の放射エレ
メントに対応している。
【0116】本実施の形態1と同様、インダクタンス2
006は、第一のスパイラル型放射エレメント2001
と円形パッチ型エレメント2003を接続し、インダク
タンス2006’は、および第二のスパイラル型放射エ
レメント2002と円形パッチ型エレメント2003と
を接続する。これらは、第一のスパイラル型放射エレメ
ント2001および第二のスパイラル型放射エレメント
2002の電位を安定化させるための金属片である。
【0117】誘電体2007は、第一のスパイラル型放
射エレメント2001および第一のスパイラル型放射エ
レメント2001に並設するスパイラル型無給電エレメ
ント2004と、第二のスパイラル型放射エレメント2
002および第二のスパイラル型放射エレメント200
1に並設するスパイラル型無給電エレメント2004’
との間に挿入された、スペーサとしての機能を有する、
セラミックにより形成された部分である。また、誘電体
2007は第一のスパイラル型放射エレメント2001
および第二のスパイラル型放射エレメント2002を支
持している。
【0118】また、第一のスパイラル型放射エレメント
2001には第一の給電ライン2022が接続され、第
二のスパイラル型放射エレメント2002には第二の給
電ライン2022’が接続され、これらには共通な給電
が給電端子2005から行われる。
【0119】このような構成を有する、本実施の形態1
4におけるアンテナ動作について図27を参照しながら
説明する。ただし図27は、本実施の形態14における
アンテナ装置の送信動作を説明するための模式図であ
る。なお、本実施の形態14におけるアンテナ装置の受
信動作は以下で説明される送信動作のほぼ逆として理解
されるので、以下では送信動作についてのみ説明する。
【0120】通信装置(図示省略)は本実施の形態1と
同様の信号出力を、給電端子2005を通して第一のス
パイラル型放射エレメント2001および第二のスパイ
ラル型放射エレメント2002に対し行う。
【0121】通信装置(図示省略)からの上記信号出力
により、第一のスパイラル型放射エレメント2001と
円形パッチ型エレメント2003の間には電界2011
が生じる。また、通信装置(図示省略)からの上記信号
出力により第二のスパイラル型放射エレメント2002
と円形パッチ型エレメント2003の間に対しても電界
2012が生じる。ただし、実施の形態1と異なり円形
パッチ型エレメント2003は対向するアースが存在し
ないため円形パッチ型エレメント2003から放射され
る電界は存在しない。
【0122】このようにして生じる電界2011、20
12が合成され、送信電波として送出される。
【0123】ここで、本実施の形態14のアンテナ装置
の指向性を、図28(a)、(b)を用いて説明する。
なお、図28(a)は前述された本実施の形態1〜13
におけるアンテナ装置の指向性を説明するための模式図
であり、図28(b)は本実施の形態14、および後述
される本実施の形態15、16におけるアンテナ装置の
指向性を説明するための模式図である。
【0124】電界2011(図27参照)により、半円
球形の指向性2013(図28(a)、(b)参照)が
得られる。また、第二のスパイラル型放射エレメント2
002と円形パッチ型エレメント2003の間の電界2
012(図27参照)により得られる指向性2014
(図28(b)参照)も半円球形であるので、その合成
として得られるアンテナの指向性は、指向性2013と
指向性2014とを合わせて得られ、図28(b)に示
されているように円球形となる。それにより、全ての電
波到来方向に対して高ゲインをもつアンテナ装置が実現
できる。 (実施の形態15)はじめに、図29を参照しながら、
本実施の形態15におけるアンテナ装置の構成について
説明する。なお、図29(a)に示されているアンテナ
装置においては、第一のスパイラル型放射エレメント2
001および第一のスパイラル型放射エレメント200
1に並設するスパイラル型無給電エレメント2004
と、第二のスパイラル型放射エレメント2002および
第二のスパイラル型放射エレメント2001に並設する
スパイラル型無給電エレメント2004’との間に、誘
電体2007が挿入されており、図29(b)に示され
ているアンテナ装置においては、そのような誘電体は挿
入されていないが、以下における本実施の形態のアンテ
ナ装置は、誘電体が挿入された構成を有している。
【0125】また、本実施の形態16におけるアンテナ
装置は、次に説明するキャパシタ2021、2021’
を具備している点で、本実施の形態14におけるアンテ
ナ装置と異なっている。
【0126】キャパシタ2021は、第一のスパイラル
型放射エレメント2001側の第一の給電ライン202
2に接続され、キャパシタ2021’は、第二のスパイ
ラル型放射エレメント2002側の第二の給電ライン2
022’に接続される。キャパシタを接続することによ
り、給電ラインによって生じたリアクタンス成分をキャ
ンセルすることができ、インピーダンスの実成分のみを
計測することが出来るため、アンテナのインピーダンス
マッチングが取り易くなる。
【0127】このような構成を有する、本実施の形態1
6におけるアンテナの動作は、本実施の形態14におけ
るアンテナ装置の動作と同様である。 (実施の形態16)はじめに、図30を参照しながら、
本実施の形態16におけるアンテナ装置の構成について
説明する。なお、図30(a)に示されているアンテナ
装置においては、第一のスパイラル型放射エレメント2
001および第一のスパイラル型放射エレメント200
1に並設するスパイラル型無給電エレメント2004
と、第二のスパイラル型放射エレメント2002および
第二のスパイラル型放射エレメント2001に並設する
スパイラル型無給電エレメント2004’との間に、誘
電体2007が挿入されており、図29(b)に示され
ているアンテナ装置においてはそのような誘電体は挿入
されていないが、以下における本実施の形態のアンテナ
装置は、誘電体が挿入された構成を有している。
【0128】また、本実施の形態16におけるアンテナ
装置は、次に説明する混合器2031を具備している点
で、本実施の形態14におけるアンテナ装置と異なって
いる。
【0129】混合器2031は、第一のスパイラル型放
射エレメント2001側の第一の給電ライン2032
と、第二のスパイラル型放射エレメント2002側の第
二の給電ライン2033との間に接続されており、混合
器2031を介して給電端子2005から給電を行うた
めの手段である。混合器2031により、第一のスパイ
ラル型放射エレメント2001側の信号と第二のスパイ
ラル型放射エレメント2002側の信号とが分離され、
第一のスパイラル型放射エレメント2001と第二のス
パイラル型放射エレメント2002との分離度が向上す
る。それにより、第一のスパイラル型放射エレメント2
001と第二のスパイラル型放射エレメント2002の
相互の影響を除くことが出来る。
【0130】このような構成を有する、本実施の形態1
6におけるアンテナの動作は、本実施の形態14におけ
るアンテナ装置の動作と同様である。 (実施の形態17)はじめに、図31を参照しながら、
本実施の形態18における通信システムの構成について
説明する。
【0131】ここでは、実施の形態13におけるアンテ
ナ装置を同軸ケーブル2041に接続する。同軸ケーブ
ル2041は、分配器2042を介して、アンテナ装置
を直線偏波用通信機2043、円偏波用通信機2044
に接続するが、図31におけるアンテナ装置は、本実施
の形態13におけるアンテナ装置(ただし誘電体の図示
を省略している)であって、前述されたように、同軸ケ
ーブルのケーブルグラウンドをケーブルアース801に
接続し、同軸ケーブルの信号線を給電端子105に接続
している。
【0132】なお、同軸ケーブル2041に接続される
アンテナ装置は、上述された何れの実施の形態における
アンテナ装置であってもよいが、前述したように、本実
施の形態1〜13は半球形、本実施の形態14〜16の
アンテナ装置は球形の指向性をもつアンテナ装置であ
る。
【0133】半球形または球形の指向性があることで地
上からの電波および人工衛星からの電波に対し共に受信
することが出来る(半球型の指向性を有する、本実施の
形態13におけるアンテナ装置は、地上用の通信に使わ
れる直線偏波、および人工衛星との通信に使われる円偏
波の送受信能力をともに備えているが、球形の指向性を
有するアンテナ装置(たとえば、本実施の形態14にお
けるアンテナ装置)も上述の直線偏波および円偏波の送
受信能力をともに備えている)。
【0134】本実施の形態17に示す構成とすること
で、地上からの電波を受ける通信機および人工衛星から
の電波を受ける通信機の両方が、同時に1台のアンテナ
装置により使用可能となり、通信システムの構成を簡易
なものと出来る。
【0135】なお、本発明における給電端子は、上述し
た実施の形態1から13におけるように第一の放射エレ
メントに設けられている必要はなく、第二の放射エレメ
ントに設けられていてもよい。
【0136】また、本発明におけるインダクタンスは、
上述した実施の形態においては設けられていたが、これ
に限らず、設けられていなくてもよい。ただし、たとえ
ば、インダクタンス109が設けられていない場合にお
いては、線状放射エレメント101の長さL1の限定、
およびスパイラル型放射エレメント107の長さL3の
限定は、ともに電波波長の1/2程度である。
【0137】また、本発明における誘電体は、上述した
実施の形態におけるようにセラミックにより形成されて
いる必要はなく、デュポン、テフロン、エポキシ、AB
Sなどで形成されていてもよい。なお、本発明における
誘電体は、上述した実施の形態においては、本発明の第
一の放射エレメントと第二の放射エレメントとの間にの
み挿入されていたが、これに限らず、たとえば(1)そ
の内部に第一の放射エレメントと第二の放射エレメント
とを含むように挿入されていてもよいし、(2)その内
部に第一の放射エレメントと第三の放射エレメントとを
含むように挿入されていてもよいし、(3)第一の放射
エレメントと第二の放射エレメントとの間および/また
は第二の放射エレメントと第三の放射エレメントとの間
に挿入されていてもよいし、(4)挿入されていなくて
もよい。ただし、誘電率の高い誘電体を挿入することに
より、アンテナ装置の低背化が実現される。
【0138】また、本発明におけるカバーは、上述した
実施の形態におけるようにセラミックにより形成されて
いる必要はなく、デュポン、テフロン、エポキシ、AB
Sなどで形成されていてもよい。
【0139】また、本発明における第一の放射エレメン
トおよび第三の放射エレメントは、上述した実施の形態
14から16においては、ともにスパイラルの形状を有
していたが、これに限らず、たとえば(1)ともに直線
の形状を有していてもよいし、(2)第一の放射エレメ
ントは直線の形状を有しており、第三の放射エレメント
はスパイラルの形状を有していてもよい。
【0140】また、本発明における第一の放射エレメン
トおよび第三の放射エレメントには、上述した実施の形
態14から16においては、それぞれにスパイラル型無
給電エレメントが並設されていが、これに限らず、たと
えば(1)ともにスパイラル型無給電エレメントが並設
されていなくてもよいし、(2)第一の放射エレメント
にのみスパイラル型無給電エレメントが並設されていて
もよい。
【0141】また、上述した実施の形態14から16に
おいては、本発明における第一の放射エレメントには第
一の給電ラインが設けられ、本発明における第二の放射
エレメントには第二の給電ラインが設けられ、第一の給
電ラインおよび第二の給電ラインに対して共通な給電が
行われたが、これに限らず、たとえば(1)第一の給電
ラインおよび/または第二の給電ラインは設けられてお
らず、給電を直接行ってもよいし、(2)給電ラインの
有無に関わらず、第一の給電ラインおよび第二の給電ラ
インに独立な給電を行ってもよい。
【0142】また、本発明における台座部は、上述した
実施の形態10においては、導電体であったが、これに
限らず、導電体でなくともよい。
【0143】また、本発明におけるリアクタンス素子
は、上述した実施の形態においては、キャパシタであっ
たが、これに限らず、コイルなどであってもよい。
【0144】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に対応する第一の本発明は、高ゲイン化および比帯域
拡大化がともに実現されていることを特徴とするアンテ
ナ装置を提供することができる。
【0145】請求項2に対応する第二の本発明は、上記
効果に加えて、安定した動作性を有することを特徴とす
るアンテナ装置を提供することができる。
【0146】請求項3に対応する第三の本発明は、上記
効果に加えて、簡易な構造を有することを特徴とするア
ンテナ装置を提供することができる。
【0147】請求項4に対応する第四の本発明は、上記
効果に加えて、より高ゲイン化の実現されていることを
特徴とするアンテナ装置を提供することができる。
【0148】請求項5に対応する第五の本発明は、上記
効果に加えて、簡易な構造を有することを特徴とするア
ンテナ装置を提供することができる。
【0149】請求項6に対応する第六の本発明は、上記
効果に加えて、より高ゲイン化の実現されていることを
特徴とするアンテナ装置を提供することができる。
【0150】請求項7に対応する第七の本発明は、上記
効果に加えて、装置の低背化が実現されていることを特
徴とするアンテナ装置を提供することができる。
【0151】請求項8に対応する第八の本発明は、上記
効果に加えて、装置の小型化が実現されていることを特
徴とするアンテナ装置を提供することができる。
【0152】請求項9に対応する第九の本発明は、上記
効果に加えて、装置のコンパクト化が実現されているこ
とを特徴とするアンテナ装置を提供することができる。
【0153】請求項10に対応する第十の本発明は、上
記効果に加えて、安定な構造を有することを特徴とする
アンテナ装置を提供することができる。
【0154】請求項11に対応する第十一の本発明は、
上記効果に加えて、別の筐体を必要としないことを特徴
とするアンテナ装置を提供することができる。
【0155】請求項12に対応する第十二の本発明は、
上記効果に加えて、製造が簡易であることを特徴とする
アンテナ装置を提供することができる。
【0156】請求項13に対応する第十三の本発明は、
上記効果に加えて、ノイズが少なく高い耐久性を有する
ことを特徴とするアンテナ装置を提供することができ
る。
【0157】請求項14に対応する第十四の本発明は、
上記効果に加えて、設置の簡便性を向上させたことを特
徴とするアンテナ装置を提供することができる。
【0158】請求項15に対応する第十五の本発明は、
上記効果に加えて、安定した動作性を有することを特徴
とするアンテナ装置を提供することができる。
【0159】請求項16に対応する第十六の本発明は、
上記効果に加えて、製造時の性能調整の簡便性を向上さ
せることを特徴とするアンテナ装置を提供することがで
きる。
【0160】請求項17に対応する第十七の本発明は、
上記効果に加えて、より高ゲインの実現されていること
を特徴とするアンテナ装置を提供することができる。
【0161】請求項18に対応する第十八の本発明は、
立体的に全方向に対して高ゲインがあることを特徴とす
るアンテナ装置を提供することができる。
【0162】請求項19に対応する第十九の本発明は、
上記効果に加えて、方向によるゲインの差が小さく、全
方向で安定して高ゲインであることを特徴とするアンテ
ナ装置を提供することができる。
【0163】請求項20に対応する第二十の本発明は、
上記効果に加えて、より高ゲイン化の実現されているこ
とを特徴とするアンテナ装置を提供することができる。
【0164】請求項21に対応する第二十一の本発明
は、上記効果に加えて、装置の低背化の実現されている
ことを特徴とするアンテナ装置を提供することができ
る。
【0165】請求項22に対応する第二十二の本発明
は、上記効果に加えて、簡易な構造を有することを特徴
とするアンテナ装置を提供することができる。
【0166】請求項23に対応する第二十三の本発明
は、上記効果に加えて、製造時の性能調整の簡便性を向
上させることを特徴とするアンテナ装置を提供すること
ができる。
【0167】請求項24に対応する第二十四の本発明
は、上記効果に加えて、安定した動作性を有することを
特徴とするアンテナ装置を提供することができる。
【0168】請求項25に対応する第二十五の本発明
は、簡易な構成を有することを特徴とする通信システム
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1で説明される誘電体の挿
入されたアンテナ装置の斜視図(図1(a))、誘電体
の挿入されていないアンテナ装置の斜視図(図1
(b))
【図2】本発明の実施の形態1で説明されるアンテナ装
置の送信動作を説明するための模式図
【図3】本発明の実施の形態2で説明される誘電体の挿
入されたアンテナ装置の斜視図(図3(a))、誘電体
の挿入されていないアンテナ装置の斜視図(図3
(b))
【図4】本発明の実施の形態3で説明される誘電体の挿
入されたアンテナ装置の斜視図(図4(a))、誘電体
の挿入されていないアンテナ装置の斜視図(図4
(b))
【図5】本発明の実施の形態4で説明される誘電体の挿
入されたアンテナ装置の斜視図(図5(a))、誘電体
の挿入されていないアンテナ装置の斜視図(図5
(b))
【図6】本発明の実施の形態1で説明されるアンテナ装
置の斜視図
【図7】本発明の実施の形態2で説明されるアンテナ装
置の斜視図
【図8】本発明の実施の形態3で説明されるアンテナ装
置の斜視図
【図9】本発明の実施の形態4で説明されるアンテナ装
置の斜視図
【図10】本発明の実施の形態1で説明されるアンテナ
装置の斜視図
【図11】本発明の実施の形態2で説明されるアンテナ
装置の斜視図
【図12】本発明の実施の形態3で説明されるアンテナ
装置の斜視図
【図13】本発明の実施の形態4で説明されるアンテナ
装置の斜視図
【図14】本発明の実施の形態5で説明されるアンテナ
装置の斜視図(図14(a))、および正面図(図14
(b))
【図15】本発明の実施の形態5で説明されるアンテナ
装置の斜視図(図15(a))、および正面図(図15
(b))
【図16】本発明の実施の形態6で説明されるアンテナ
装置の斜視図(図16(a))、および断面図(図16
(b))
【図17】本発明の実施の形態7で説明されるアンテナ
装置の斜視図
【図18】本発明の実施の形態8で説明されるアンテナ
装置の斜視図(図18(a))、および断面図(図18
(b))
【図19】本発明の実施の形態9で説明されるアンテナ
装置の斜視図(図19(a))、および正面図(図19
(b))、
【図20】従来の技術によるアンテナおよび本発明の実
施の形態におけるアンテナを対比的に説明した概念図
【図21】従来の技術によるアンテナおよび本発明の実
施の形態におけるアンテナの性能特性を対比的に説明し
た概念図
【図22】本発明の実施の形態10で説明される誘電体
の挿入されたアンテナ装置の斜視図(図22(a))、
誘電体の挿入されていないアンテナ装置の斜視図(図2
2(b))
【図23】本発明の実施の形態11で説明される誘電体
の挿入されたアンテナ装置の斜視図(図23(a))、
誘電体の挿入されていないアンテナ装置の斜視図(図2
3(b))
【図24】本発明の実施の形態12で説明される誘電体
の挿入されたアンテナ装置の斜視図(図24(a))、
誘電体の挿入されていないアンテナ装置の斜視図(図2
4(b))
【図25】本発明の実施の形態13で説明される誘電体
の挿入されたアンテナ装置の斜視図(図25(a))、
誘電体の挿入されていないアンテナ装置の斜視図(図2
5(b))
【図26】本発明の実施の形態14で説明される誘電体
の挿入されたアンテナ装置の斜視図(図26(a))、
誘電体の挿入されていないアンテナ装置の斜視図(図2
6(b))
【図27】本発明の実施の形態14で説明されるアンテ
ナ装置の送信動作を説明するための模式図
【図28】本発明の実施の形態1〜13で説明されるア
ンテナ装置の指向性と本発明の実施の形態14で説明さ
れるアンテナ装置の指向性を対比的に説明した概念図
【図29】本発明の実施の形態15で説明される誘電体
の挿入されたアンテナ装置の斜視図(図29(a))、
誘電体の挿入されていないアンテナ装置の斜視図(図2
9(b))
【図30】本発明の実施の形態16で説明される誘電体
の挿入されたアンテナ装置の斜視図(図30(a))、
誘電体の挿入されていないアンテナ装置の斜視図(図3
0(b))
【図31】本発明の実施の形態17で説明される通信シ
ステムの構成図
【符号の説明】
101 線状放射エレメント 102 誘電体 103 パッチ型放射エレメント 104 アース板 105 給電端子 106 線状無給電エレメント 107 スパイラル型放射エレメント 108 円形パッチ型放射エレメント 109 インダクタンス 110 スパイラル型無給電エレメント 201 (有限面積を有する)アース板 301 プリント基板 501 線状放射エレメント支持台 502 パッチ型放射エレメント支柱 701 筐体 702 (筐体701の)上部 703 (筐体701の)縁部 801 ケーブルアース 802 アース 901 カバー 1001 線状放射エレメント 1101 金属台座 1201 給電ライン 1301 キャパシタ 2001 第一のスパイラル型放射エレメント 2002 第二のスパイラル型放射エレメント 2003 円形パッチ型エレメント 2004、2004’ スパイラル型無給電エレメント 2005 給電端子 2006、2006’ インダクタンス 2007 誘電体 2011 第一のスパイラル型放射エレメントによる電
界 2012 第二のスパイラル型放射エレメントによる電
界 2013 第一のスパイラル型放射エレメントによる指
向性 2014 第二のスパイラル型放射エレメントによる指
向性 2021、2021’ キャパシタ 2022、2022’ 給電ライン 2031 混合器 2041 同軸ケーブル 2042 分配器 2043 直線偏波用通信機 2044 円偏波用通信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 登 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中 信二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐々木実知夫 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 柳瀬 明典 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 山田 哲 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 海藤 ▲ひろ▼一 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 谷岡 勝也 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5J045 AA02 AA05 DA10 EA07 GA04 NA01 5J046 AA03 AB11 AB13 PA06 PA07

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の放射エレメントと、前記第一の放
    射エレメントに対向している第二の放射エレメントと、
    前記第二の放射エレメントに対して前記第一の放射エレ
    メントとは反対側にあって、前記第二の放射エレメント
    に対向しているアースとを備え、 前記第一の放射エレメントまたは前記第二の放射エレメ
    ントには給電端子が設けられており、 少なくとも前記第一の放射エレメントと前記第二の放射
    エレメントとの間、および前記第二の放射エレメントと
    前記アースとの間に電場が生じて、電波の送受信を行う
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記第一の放射エレメントは所定のイン
    ダクタンスを介して前記第二の放射エレメントに接続さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第一の放射エレメントは直線の形状
    を有していることを特徴とする請求項1または2の何れ
    かに記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記第一の放射エレメントには線状無給
    電エレメントが並設されていることを特徴とする請求項
    3記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記第一の放射エレメントはスパイラル
    の形状を有していることを特徴とする請求項1または2
    の何れかに記載のアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記第一の放射エレメントにはスパイラ
    ル型無給電エレメントが並設されていることを特徴とす
    る請求項5記載のアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 前記第一の放射エレメントと前記第二の
    放射エレメントとの間には誘電体が挿入されていること
    を特徴とする請求項1から6の何れかに記載のアンテナ
    装置。
  8. 【請求項8】 前記アースは前記第二の放射エレメント
    の面積に比べてより大きい有限面積を有するアース板で
    あることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の
    アンテナ装置。
  9. 【請求項9】 前記第一の放射エレメントと前記第二の
    放射エレメントとの間にはプリント基板が装着されてお
    り、前記第一の放射エレメントはそのプリント基板上に
    形成されていることを特徴とする請求項1から6の何れ
    かに記載のアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 前記第一の放射エレメントまたは前記
    第二の放射エレメントは支持体によって支持されている
    ことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載のアン
    テナ装置。
  11. 【請求項11】 前記アースは前記第一の放射エレメン
    ト、および前記第二の放射エレメントを収納する筐体を
    形成していることを特徴とする請求項1から6の何れか
    に記載のアンテナ装置。
  12. 【請求項12】 前記第一の放射エレメントはアース位
    置決定片をもっていることを特徴とする請求項1から6
    の何れかに記載のアンテナ装置。
  13. 【請求項13】 前記第一の放射エレメント、前記第二
    の放射エレメント、および前記アースはカバーによって
    覆われており、前記第一の放射エレメントと前記カバー
    とは所定値以上の距離だけ離れていることを特徴とする
    請求項1から6の何れかに記載のアンテナ装置。
  14. 【請求項14】 前記第二の放射エレメントと前記アー
    スとの間に、前記アースには接触し、前記第二の放射エ
    レメントには接触しない台座部を備えたことを特徴とす
    る請求項1から6の何れかに記載のアンテナ装置。
  15. 【請求項15】 前記給電端子を前記第一の放射エレメ
    ントに接続するための給電ラインを備え、 前記給電端子は前記アース位置決定片の近傍に設けられ
    ていることを特徴とする請求項12記載のアンテナ装
    置。
  16. 【請求項16】 前記給電ラインにはリアクタンス素子
    が設けられていることを特徴とする請求項15記載のア
    ンテナ装置。
  17. 【請求項17】 前記アース位置決定片は、前記第一の
    放射エレメントと同一平面上に配置されていることを特
    徴とする請求項15記載のアンテナ装置。
  18. 【請求項18】 第一の放射エレメントと、前記第一の
    放射エレメントに対向している第二の放射エレメント
    と、前記第二の放射エレメントに対して前記第一の放射
    エレメントとは反対側にあって、前記第二の放射エレメ
    ントに対向している第三の放射エレメントとを備え、 前記第一の放射エレメントおよび前記第三の放射エレメ
    ントには給電端子が設けられており、 少なくとも前記第一の放射エレメントと前記第二の放射
    エレメントとの間、および前記第二の放射エレメントと
    前記第三の放射エレメントとの間に電場が生じて、電波
    の送受信を行うことを特徴とするアンテナ装置。
  19. 【請求項19】 前記第一の放射エレメントおよび前記
    第三の放射エレメントは、ともに直線の形状を有してい
    るか、またはともにスパイラルの形状を有していること
    を特徴とする請求項18記載のアンテナ装置。
  20. 【請求項20】 前記第一の放射エレメントおよび前記
    第三の放射エレメントは、ともにスパイラルの形状を有
    しており、それぞれにスパイラル型無給電エレメントが
    並設されていることを特徴とする請求項19記載のアン
    テナ装置。
  21. 【請求項21】 前記第一の放射エレメントと前記第二
    の放射エレメントとの間、および/または前記第二の放
    射エレメントと前記第三の放射エレメントとの間には、
    誘電体が挿入されていることを特徴とする請求項18〜
    20記載のアンテナ装置。
  22. 【請求項22】 前記第一の放射エレメントに給電を行
    うための第一の給電ラインと、 前記第二の放射エレメントに給電を行うための第二の給
    電ラインとを備え、 前記第一の給電ラインおよび前記第二の給電ラインに対
    する共通な給電を行うことを特徴とする請求項18〜2
    1記載のアンテナ装置。
  23. 【請求項23】 前記第一の給電ラインまたは前記第二
    の給電ラインに、リアクタンス素子が設けられているこ
    とを特徴とする請求項22記載のアンテナ装置。
  24. 【請求項24】 前記第一の給電ラインおよび前記第二
    の給電ラインに対して、前記電波の送受信に利用される
    共通な給電を行うための混合器を備えたことを特徴とす
    る請求項22または23記載のアンテナ装置。
  25. 【請求項25】 第一の放射エレメントと、前記第一の
    放射エレメントに対向している第二の放射エレメント
    と、前記第二の放射エレメントに対して前記第一の放射
    エレメントとは反対側にあって、前記第二の放射エレメ
    ントに対向しているアースとを備え、前記第一の放射エ
    レメントまたは前記第二の放射エレメントには給電端子
    が設けられており、少なくとも前記第一の放射エレメン
    トと前記第二の放射エレメントとの間、および前記第二
    の放射エレメントと前記アースとの間に電場が生じて、
    電波の送受信を行うことを特徴とするアンテナ装置と、 前記給電端子を直線偏波用の通信機および/または円偏
    波用の通信機に接続するための分配器とを備えたことを
    特徴とする通信システム。
  26. 【請求項26】 第一の放射エレメントと、前記第一の
    放射エレメントに対向している第二の放射エレメント
    と、前記第二の放射エレメントに対して前記第一の放射
    エレメントとは反対側にあって、前記第二の放射エレメ
    ントに対向している第三の放射エレメントとを備え、前
    記第一の放射エレメントおよび前記第三の放射エレメン
    トには給電端子が設けられており、少なくとも前記第一
    の放射エレメントと前記第二の放射エレメントとの間、
    および前記第二の放射エレメントと前記第三の放射エレ
    メントとの間に電場が生じて、電波の送受信を行うこと
    を特徴とするアンテナ装置と、 前記給電端子を直線偏波用の通信機および/または円偏
    波用の通信機に接続するための分配器とを備えたことを
    特徴とする通信システム。
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