JP2001173523A - 内燃機関の蒸発燃料処理装置 - Google Patents

内燃機関の蒸発燃料処理装置

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JP2001173523A
JP2001173523A JP36192399A JP36192399A JP2001173523A JP 2001173523 A JP2001173523 A JP 2001173523A JP 36192399 A JP36192399 A JP 36192399A JP 36192399 A JP36192399 A JP 36192399A JP 2001173523 A JP2001173523 A JP 2001173523A
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combustion engine
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JP36192399A
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English (en)
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Shinichi Kitajima
真一 北島
Atsushi Izumiura
篤 泉浦
Asao Ukai
朝雄 鵜飼
Hideyuki Oki
秀行 沖
Atsushi Matsubara
篤 松原
Yasuo Nakamoto
康雄 中本
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイドル停止状態においても圧力検出手段の
異常検知を行えるようにする。 【解決手段】 ステップS101でアイドル停止状態か
否かを判定し、アイドル停止状態であると判断した場合
は、所定時間経過時(ステップS102でセットされた
所定遅延時間T91BIDSの経過時)に、ステップS
14以降の処理を実行させる(ステップS103)。こ
れにより、アイドル停止時においても圧力センサの異常
検出を継続して行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンク内で発
生した蒸発燃料を処理する蒸発燃料処理装置に係わり、
特に、該装置内の圧力を検出する圧力検出手段の故障診
断に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料タンク内で発生する蒸発燃料をキャ
ニスタに貯蔵し、適時内燃機関の吸気系に供給するよう
に構成した蒸発燃料処理装置は、広く使用されている。
この蒸発燃料処理装置において漏れが発生すると、大気
中に蒸発燃料が放出されることになるため、蒸発燃料処
理装置内の圧力を検出する圧力センサ(圧力検出手段)
を設けて、この圧力センサの検出値によって燃料タンク
やキャニスタで発生する漏れを検出することが行われ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、圧力センサの異常検知を燃料タンク内の圧力の変動
が小さいアイドル時のみに行っていたため、アイドル時
に機関を停止する機能を備えた車両においては、異常検
知の頻度が少なくなり、圧力センサの異常を検知し得な
くなるおそれがある。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、機関停止状態におい
ても圧力検出手段の異常検知を行い得る内燃機関の蒸発
燃料処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、燃料タンク(実施の形態では、燃料タン
ク9)内で発生した蒸発燃料を処理する内燃機関(実施
の形態では、エンジン1)の蒸発燃料処理装置(実施の
形態では、蒸発燃料処理装置31)であって、該装置内
の圧力を検出する圧力検出手段(実施の形態では、圧力
センサ11)と、該圧力検出手段の異常を検出する異常
検出手段(実施の形態では、ECU5で実行されるステ
ップS14以降の処理)と、前記内燃機関の停止条件を
判定する停止判定手段(実施の形態では、ECU5で実
行されるステップS101)と、前記内燃機関の停止後
所定時間経過時に前記異常検出手段による異常検出を許
可する許可手段(実施の形態では、ECU5で実行され
るステップS102,S103)とを備えることを特徴
としている。
【0006】この構成によれば、内燃機関の停止条件を
判定する停止判定手段が内燃機関の停止か否かを判定
し、停止判定手段が停止状態であると判断したときは、
所定時間経過時に、異常検出手段による圧力検出手段の
異常検出を許可手段が許可する。これにより、機関停止
時においても異常検出手段による圧力検出手段の異常検
出を行えるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
る内燃機関、蒸発燃料処理装置及びこれらの制御装置の
全体構成図である。図中、符号1は例えば4気筒を有す
る内燃機関(以下、「エンジン」という)であって、該
エンジン1の吸気管2の途中にはスロットル弁3が配さ
れている。また、スロットル弁3にはスロットル弁開度
(θTH)センサ4が連結されており、当該スロットル
弁3の開度に応じた電気信号を出力して電子コントロー
ルユニット(以下「ECU」という)51に供給する。
【0008】燃料噴射弁6は、吸気管2の途中であって
エンジン1とスロットル弁3との間の図示しない吸気弁
の少し上流側に各気筒毎に設けられている。また、各燃
料噴射弁6は燃料供給管7を介して燃料タンク9に接続
されており、燃料供給管7の途中には燃料ポンプ8が設
けられている。燃料噴射弁6はECU5に電気的に接続
され、該ECU5からの信号により燃料噴射弁6の開弁
時間が制御される。
【0009】吸気管2の前記スロットル弁3の下流側に
は吸気管内絶対圧PBAを検出する吸気管内絶対圧(P
BA)センサ13及び吸気温TAを検出する吸気温(T
A)センサ14が装着されており、これらのセンサの検
出信号はECU5に供給される。
【0010】エンジン1のシリンダブロックの冷却水が
充満した気筒周壁にはサーミスタ等からなるエンジン水
温(TW)センサ15が挿着され、該TWセンサ15に
より検出されたエンジン冷却水の温度(以下「エンジン
水温TW」という)は電気信号に変換されてECU5に
供給される。
【0011】エンジン1の図示しないカム軸周囲または
クランク軸周囲にはエンジン回転数(NE)センサ16
が取り付けられている。NEセンサ16はエンジン1の
クランク軸の180度回転毎に所定のクランク角度位置
で信号パルス(以下、「TDC信号パルス」という)を
出力し、該TDC信号パルスはECU5に供給される。
【0012】排気管12の途中には、排気濃度センサと
してのO2センサ32が装着されており、排気ガス中の
酸素濃度を検出してその検出値VO2に応じた信号を出
力しECU5に供給する。排気管12のO2センサ32
の下流には、排気ガス浄化装置である三元触媒33が設
けられている。
【0013】またECU5には、エンジン1が搭載され
た車両の走行速度VSPを検出する車速センサ17、バ
ッテリ電圧VBを検出するバッテリ電圧センサ18及び
大気圧PAを検出する大気圧センサ19が接続されてお
り、これらのセンサの検出信号はECU5に供給され
る。
【0014】次に燃料タンク9、チャージ通路20、キ
ャニスタ25、パージ通路27等から構成される蒸発燃
料処理装置31について説明する。
【0015】燃料タンク9はチャージ通路20を介して
キャニスタ25に接続されており、チャージ通路20は
当該車両のエンジンルーム内に設けられた第1及び第2
の分岐部20a,20bを有する。そして、この分岐部
20a,20bと燃料タンク9との間のチャージ通路2
0には、チャージ通路20内の圧力(この圧力は定常状
態においては燃料タンク9内の圧力とほぼ等しい)PT
ANKを検出する圧力センサ(圧力検出手段)11が取
り付けられており、この検出信号がECU5に供給され
る。以下圧力センサ11の出力を「検出値PTANK」
という。
【0016】第1の分岐部20aには二方向弁23が設
けられている。二方向弁23は、タンク内圧PTANK
が大気圧より2.7KPa程度高くなったとき開弁する
正圧弁23a及びタンク内圧PTANKが二方向弁23
のキャニスタ25側の圧力より所定圧だけ低くなったと
きに開弁作動する負圧弁23bより構成されている機械
式の弁である。
【0017】第2の分岐部20bには、バイパス弁24
が設けられている。バイパス弁24は、通常は閉弁状態
とされ、後述するタンクモニタ処理実行中に開閉される
電磁弁であり、その作動はECU5により制御される。
【0018】キャニスタ25は、蒸発燃料を吸着する活
性炭を内蔵し、通路26aを介して大気に連通する吸気
口を有する。通路26aの途中には、ベントシャット弁
26が設けられている。ベントシャット弁26は、通常
は開弁状態に保持され、所定の作動状態において閉弁さ
れる電磁弁であり、その作動はECU5により制御され
る。
【0019】キャニスタ25は、パージ通路27を介し
て吸気管2のスロットル弁3の下流側に接続されてお
り、パージ通路27にはパージ制御弁30が設けられて
いる。パージ制御弁30は、その制御信号のオン−オフ
デューティ比を変更することにより流量を連続的に制御
することができるように構成された電磁弁であり、その
作動はECU5により制御される。
【0020】ECU5は、上述の各種センサからの入力
信号波形を整形して電圧レベルを所定レベルに修正し、
アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を
有する入力回路と、中央演算処理回路(以下「CPU」
という)と、該CPUで実行する演算プログラムや演算
結果等を記憶する記憶回路と、前記燃料噴射弁6、バイ
パス弁24及びパージ制御弁30に駆動信号を供給する
出力回路とを備えており、本発明における異常検出手
段,停止判定手段及び許可手段を構成している。
【0021】ECU5のCPUは、所定の条件が満たさ
れたときにバイパス弁24、ベントシャット弁26及び
パージ制御弁30を開閉駆動し、圧力センサ11によっ
て検出されるタンク内圧PTANKに基づいて蒸発燃料
処理装置の漏れの有無を判定する異常判定処理を実行す
るとともに、図2及び3に示す、圧力センサ11の異常
検出処理を実行する。
【0022】図2及び3の異常検出処理は、一定時間
(例えば80msec)毎にECU5のCPUで実行さ
れる。
【0023】先ずステップS11では、異常検出の実行
を許可することを「1」で示す許可フラグFGO91B
が「1」であるか否かを判別する。この許可フラグFG
O91Bは、エンジン水温TWが、燃料タンク内で発生
する蒸発燃料の量が少なく、異常判定に影響を与えない
程度の温度(例えば35℃)より低い状態でエンジンが
始動された場合に「1」に設定される。すなわち、圧力
センサ11の異常検出は、エンジン1の冷間始動直後に
実行される。
【0024】ステップS11でFGO91B=0であっ
て異常検出の実行が許可されていないときは、圧力セン
サ11の正常判定に使用する正常判定カウンタC91B
OK、及び圧力センサ11の異常判定に使用する異常判
定カウンタC91BNGをともに「0」にリセットし
(ステップS12)、遅延タイマtm91BDLYに所
定遅延時間T91BDLY(例えば5秒から10秒程
度)をセットしてスタートさせ(ステップS15)、イ
ンタバルタイマtmINTVALに所定時間TINTV
AL(例えば3秒)をセットしてスタートさせる(ステ
ップS17)。
【0025】遅延タイマtm91BDLYは、後述する
ステップS19以下の判定処理の実行を所定遅延時間遅
らせるためのダウンカウントタイマであり、インタバル
タイマtmINTVALは、前記正常判定カウンタC9
1BOKまたは異常判定カウンタC91BNGのカウン
ト値の更新処理(ステップS31〜S35)及び該カウ
ント値に基づく判定処理(ステップS38〜S41)の
実行周期を計測するためのダウンカウントタイマであ
る。
【0026】所定遅延時間T91BDLYは、当該車両
の停止後、燃料タンク内の燃料の揺れが落ち着くまでに
要する時間に相当するものとし、例えば5秒から10秒
程度の時間に設定される。また所定時間TINTVAL
は、圧力センサ11を使用した漏れ検出を正確に行うこ
とができない最小の変動を検出できる程度の時間、例え
ば3秒程度に設定される。
【0027】次いで反転フラグFSPIKE及びNGフ
ラグFKNG91Bを共に「0」に設定して(ステップ
S18)、本処理を終了する。
【0028】反転フラグFSPIKEは、後述するステ
ップS20〜S23の処理により、検出値PTANKと
その平均値PTANKAVEの大小関係が反転したこと
を「1」で示すフラグであり、NGフラグFKNG91
Bは、後述するステップS24及びS25の処理によ
り、検出値PTANKとその平均値PTANKAVEと
の偏差の絶対値PCHK(=|PTANK−PTANK
AVE|)が所定圧DLEAKCHKより大きいとき
「1」に設定されるフラグである。
【0029】一方、ステップS11でFGO91B=1
であって異常検出の実行が許可されているときは、エン
ジン1がアイドル停止条件が成立していることを「1」
で示すアイドルストップフラグFIDLSTPが「1」
か否かを判別し(ステップS101)、アイドルストッ
プフラグFIDLSTP=0であってアイドル停止条件
が成立していないときは、遅延タイマtm91BIDS
に所定遅延時間T91BIDS(例えば5秒から10秒
程度)をセットしてスタートさせる(ステップS10
2)。
【0030】遅延タイマtm91BIDSは、エンジン
1がアイドル停止条件が成立しているとき、すなわち、
ステップS101でアイドルストップフラグFIDLS
TP=1のときに、後述するステップS14以下の実行
を所定遅延時間遅らせるためのダウンカウントタイマで
ある。
【0031】これに対し、ステップS101でアイドル
ストップフラグFIDLSTP=1であってアイドル停
止条件が成立しているときは、遅延タイマtm91BI
DSの値が「0」か否かを判別する(ステップS10
3)。最初は、tm91BIDS>0であるので、前記
ステップS15に進み、所定遅延時間T91BIDSが
経過したときは、後述のステップS14に進む。所定遅
延時間T91BIDSは、アイドル停止後、燃料タンク
内の燃料の揺れが落ち着くまでに要する時間に相当する
ものとし、例えば5秒から10秒程度の時間に設定され
る。
【0032】ステップS13では、エンジン1がアイド
ル状態にあることを「1」で示すアイドルフラグFID
LEが「1」か否かを判別し、FIDLE=1であって
アイドル状態にあるときは、車速VSPが0か否かを判
別する(ステップS14)。そして、FIDLE=0で
あってエンジン1がアイドル以外の運転状態にあると
き、またはVSP>0であって走行中であるときは、前
記ステップS15に進み、VSP=0であって停車中で
あるときは、遅延タイマtm91BDLYの値が「0」
か否かを判別する(ステップS16)。最初は、tm9
1BDLY>0であるので、前記ステップS17に進
み、所定遅延時間T91BDLYが経過したときは、イ
ンタバルタイマtmINTVALの値が「0」か否かを
判別する(ステップS19)。
【0033】最初はtmINTVAL>0であるので、
ステップS20に進み、検出値PTANKの前回値PT
ANK(n−1)(「前回値」は、本処理の前回実行時
における値である)が平均値PTANKAVEの前回値
PTANKAVE(n−1)以上か否かを判別し、さら
にステップS21またはS22で、検出値PTANKの
今回値PTANK(n)が平均値PTANKAVEの今
回値PTANKAVE(n)以下か否かを判別する。こ
こで(n)は、今回値を示すために付したものである
が、通常は省略している。また、平均値PTANKAV
Eは、下記式(1)により、ECU5のCPUで算出さ
れる。
【0034】 PTANKAVE(n)=α×PTANK(n) +(1−α)×PTANKAVE(n−1)…(1) ここで、αは0から1の間の値に設定されるなまし係数
である。
【0035】ステップS20〜ステップS22の判別の
結果、PTANK(n−1)≧PTANKAVE(n−
1)かつPTANK(n)≦PTANKAVE(n)で
あるとき、またはPTANK(n−1)<PTANKA
VE(n−1)かつPTANK(n)>PTANKAV
E(n)であるとき、すなわち検出値PTANKと平均
値PTANKAVEとの大小関係が反転したときは、反
転フラグFSPIKEを「1」に設定して(ステップS
23)ステップS24に進む一方、PTANK(n−
1)≧PTANKAVE(n−1)かつPTANK
(n)>PTANKAVE(n)であるとき、またはP
TANK(n−1)<PTANKAVE(n−1)かつ
PTANK(n)<PTANKAVE(n)であると
き、すなわち検出値PTANKと平均値PTANKAV
Eとの大小関係が反転していないときは直ちにステップ
S24に進む。
【0036】ステップS24では、検出値PTANKと
平均値PTANKAVEとの偏差の絶対値PCHKが所
定値DLEAKCHKより大きいか否かを判別し、|P
TANK−PTANKAVE|≦DLEAKCHKであ
るときは直ちに、また|PTANK−PTANKAVE
|>DLEAKCHKであるときはNGフラグFKNG
91Bを「1」に設定して(ステップS25)、本処理
を終了する。
【0037】所定値DLEAKCHKは、圧力センサ1
1を使用した漏れ検出を正確に行うことができない最小
の変動を検出できる程度の値、例えば2mmHg程度に
設定される。
【0038】一方ステップS19でtmINTVAL=
0となると、ステップS31に進み、反転フラグFSP
IKEが「1」であるか否かを判別する。FSPIKE
=0であって、所定時間TINTVALの間に検出値P
TANKと平均値PTANKAVEとの大小関係が反転
しなかったときは直ちにステップS36に進み、FSP
IKE=1であって反転があったとき、NGフラグFK
NG91Bが「1」であるか否かを判別する(ステップ
S32)。そしてFKNG91B=1であるときは、異
常判定カウンタC91BNGを「1」だけインクリメン
トし(ステップS33)、正常判定カウンタC91BO
Kの値を「0」にリセットして、またFKNG91B=
0であるときは、正常判定カウンタC91BOKを
「1」だけインクリメントして(ステップS34)、ス
テップS36に進む。
【0039】ステップS36では、インタバルタイマt
mINTVALに前記所定時間TINTVALをセット
してスタートさせ、次いで反転フラグPSPIKE及び
NGフラグFKNG91Bをともに「0」に設定する
(ステップS37)。
【0040】続くステップS38では、異常判定カウン
タC91BNGの値が判定閾値91BJVD(例えば
4)より大きいか否かを判別し、C91BNG≦91B
JVDであるときは、正常判定カウンタC91BOKが
判定閾値91BJVDより大きいか否かを判別する(ス
テップS40)。ステップS38及びS40の答がとも
に否定(NO)であるときは、正常または異常のいずれ
の判定も行わずに直ちに本処理を終了する。
【0041】またステップS38でC91BNG>91
BJVDとなったときは、圧力センサ11が異常と判定
して、そのことを「1」で示す異常フラグFFSD91
Bを「1」に設定するとともに、圧力センサ11が正常
であることを「1」で示す正常フラグFOK91Bを
「0」に設定し(ステップS39)、さらに異常または
正常の判定が終了したことを「1」で示す終了フラグP
DN91Bを「1」に設定して(ステップS42)、前
記ステップS42に進む。
【0042】またステップS40でC91BOK>91
BJVDとなったときは、圧力センサ11は正常と判定
し、正常フラグFOK91Bを「1」に設定して(ステ
ップS41)、本処理を終了する。
【0043】以上のように本実施の形態によれば、ステ
ップS101でアイドル停止状態か否かを判定し、アイ
ドル停止状態であると判断した場合は、アイドル停止後
所定時間経過時(ステップS102でセットされた所定
遅延時間T91BIDSの経過時)に、ステップS14
以降の処理を実行させるようにしたので(ステップS1
03)、アイドル停止時においても圧力センサ11の異
常検出を継続して行うことができる。
【0044】図4は、図2,3の異常検出処理を説明す
るためのタイムチャートである。同図(e)(f)
(g)(h)は、圧力センサ11が正常である場合に対
応し、同図(i)(j)(k)(1)は、圧力センサ1
1の検出値PTANKが継続的に変動する異常が発生し
た場合に対応する。同図(e)(i)において、実線が
検出値PTANKに、中心の破線が平均値PTANKA
VEに、また上下の破線が平均値PTANKAVE±所
定値DLEAKCHKにそれぞれ対応する。
【0045】先ず圧力センサ11が正常である場合につ
いて説明する。時刻t1においてエンジン1がアイドル
状態にあり(同図(b))かつ車速VSP(同図
(a))が「0」となると、遅延タイマtm91BDL
Y(同図(c))がダウンカウントを開始し、所定遅延
時間T91BDLYが経過して時刻t2から異常検出期
間TDETが開始する。そしてインタバルタイマtmI
NTVAL(同図(d))の値が「0」となると(時刻
t3)、異常フラグFKNG91B(図(g))が
「0」であるため、正常判定カウンタC91BOKが
「1」だけインクリメントされる。時刻t4,t5にお
いても同様に正常判定カウンタC91BOK(同図
(h))が「1」だけインクリメントされ、時刻t6か
ら車両が走行を開始するため、異常検出期間TDETが
終了し、正常判定カウンタC91BOKの値は保持され
る。時刻t7において車両が停止し、所定遅延時間T9
1BDLY経過後の時刻t8から異常検出期間TDET
が再開する。そして、時刻t9,t10においても正常
判定カウンタC91OKBがインクリメントされ、時刻
t10において判定閾値91BJVDを越えるので、正
常判定(OK判定)がなされる。なお、正常の場合は、
検出値PTANKはその平均値PTANKAVEの近傍
を上下するため、反転フラグFSPIKE(同図
(f))は、時刻t3,t4などにおいて「0」にリセ
ットされてもすぐに「1」に設定される。
【0046】一方、圧力センサ11がその出力が継続的
に変動する異常となった場合は、時刻t21の直後に、
検出値PTANKが平均値PTANKAVE+所定値D
LEAKCHKを越える(同図(i))ので、異常フラ
グFKNG91B(同図(k))が「1」に設定され、
時刻t2で反転フラグFSPIKE(同図(j))が
「1」に設定されるので、時刻t3において異常判定カ
ウンタC91BNG(同図(1))が「1」だけインク
リメントされる。時刻t3以後においても、時刻t3
1、t41で反転フラグFSPIKEが「1」に設定さ
れ、異常フラグFKNG91Bは「1」となる(時刻t
3で「0」にリセットされるが、図示例では直ちに
「1」に設定されるので、「1」を維持するように示し
ている。時刻t4,t9及びt10において同じ。)の
で、時刻t4,t5においても同様に異常判定カウンタ
C91BNGがインクリメントされ、時刻t6以後はそ
の値が保持される。時刻t8から異常検出期間TDET
が再開されると、時刻t9,t10においても異常判定
カウンタC91BNGがインクリメントされ、時刻t1
0において判定開値91BJVDを越えるので、異常と
の判定がなされる。
【0047】以上のように本実施形態では、所定時間T
INTVALの期間内において圧力センサ11の検出値
PTANKとその平均値PTANKAVEとの偏差の絶
対値PCHKが所定値DLEAKCHKを越えたか否か
の偏差判定を繰り返し実行し、前記絶対値PCHKが所
定値DLEAKCHKを越えたと判定された回数に対応
する異常判定カウンタC91BNGの値が判定開値91
BJVDを越えたとき、圧力センサ11が異常と判定す
るようにしたので、図4(i)に示すようにセンサ出力
が継続的に変動するような異常を正確に検出することが
できる。
【0048】図5は給油時における圧力センサ11の検
出値PTANKとその平均値PTANKAVEの推移を
示すタイムチャートであり、時刻t11からt12まで
給油が行われた場合を示す。この図から明らかなよう
に、給油中あるいは給油終了後しばらくの間は、検出値
PTANKと平均値PTANKAVEとの偏差の絶対値
PCHKが所定値DLEAKCHKより大きい状態が継
続するので、検出値PTANKと平均値PTANKAV
Eの大小関係の反転(FSPIKE=1)を条件としな
いで、異常判定カウンタC91BNGのインクリメント
を行うと、正常であるのに異常と誤判定する可能性が高
い。そこで本実施形態では、所定時間TINTVAL内
に反転フラグFSPIKEが「1」に設定されたことを
条件として異常判定カウンタC91BNGのインクリメ
ントを行うようにし、かかる誤判定を防止している。
【0049】また、車速VSPが「0」である停車中に
異常検出処理を実行するようにしたので、車両の走行に
よって燃料タンク内の燃料が揺れ、正常であるのに異常
と誤判定することを防止することができる。なお、図5
に示すような検出値PTANKと平均値PTANKAV
Eとの関係があらわれる場合は、給油時以外にも急激な
環境変化が起きた場合が考えられる。
【0050】本発明は、上述した実施形態に限るもので
はなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実
施形態では、時刻t6から異常検出期間TDETが再開
する時刻t8の間、正常判定カウンタC91BOK及び
異常判定カウンタC91BNGのカウント値を保持する
ようにしたが、異常検出期間TDETが終了した時点
(時刻t6)で、「0」にリセットするようにしてもよ
い。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
内燃機関の停止条件を判定する停止判定手段が、内燃機
関が停止状態か否かを判定し、停止判定手段が停止状態
であると判断したときは、所定時間経過時に、異常検出
手段による圧力検出手段の異常検出を許可手段が許可す
るようにしたので、機関停止時においても異常検出手段
による圧力検出手段の異常検出を継続して行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかる内燃機関、蒸発
燃料処理装置及びこれらの制御装置の構成を示す図であ
る。
【図2】 圧力センサの異常検を行う処理のフローチャ
ートである。
【図3】 圧力センサの異常検出を行う処理のフローチ
ャートである。
【図4】 図2,3の処理による異常検出を説明するた
めのタイムチャートである。
【図5】 給油時における圧力センサの検出値とその平
均値の推移を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 エンジン(内燃機関) 9 燃料タンク 5 ECU(異常検出手段、停止判定手段、許可手段) 11 圧力センサ(圧力検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鵜飼 朝雄 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 沖 秀行 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 松原 篤 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 中本 康雄 栃木県芳賀郡芳賀町芳賀台143番地 株式 会社ピーエスジー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内で発生した蒸発燃料を処理
    する内燃機関の蒸発燃料処理装置であって、 該装置内の圧力を検出する圧力検出手段と、 該圧力検出手段の異常を検出する異常検出手段と、 前記内燃機関の停止条件を判定する停止判定手段と、 前記内燃機関の停止後所定時間経過時に前記異常検出手
    段による異常検出を許可する許可手段とを備えることを
    特徴とする内燃機関の蒸発燃料処理装置。
JP36192399A 1999-12-20 1999-12-20 内燃機関の蒸発燃料処理装置 Withdrawn JP2001173523A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016079851A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016079851A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 愛三工業株式会社 蒸発燃料処理装置

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