JP2016079851A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、検出器判定手段の構造が複雑にならないようにするとともに、圧力検出器の正常、あるいは異常判定を行なう際、エンジンの駆動等に悪影響を与えないようにする。
【解決手段】本発明に係る蒸発燃料処理装置によると、燃料タンク15内で発生した蒸発燃料を吸着し、その吸着した蒸発燃料をエンジン14に供給できるように構成されたキャニスタ22と、キャニスタ22と燃料タンク15とをつなぐベーパ通路24に設けられている封鎖弁40と、燃料タンク15内の圧力を検出する圧力検出器15pとを備える蒸発燃料処理装置であって、検出器判定手段19は、エンジン14が停止している状態で封鎖弁40を開弁状態から閉作動、あるいは閉弁状態から開作動させて燃料タンク15内の圧力を変化させ、封鎖弁40の閉作動後、あるいは封鎖弁の開作動後における圧力検出器15pの検出値に基づいて、圧力検出器15pの正常、あるいは異常判定を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着し、その吸着した蒸発燃料をエンジンに供給できるように構成されたキャニスタと、前記キャニスタと前記燃料タンクとをつなぐベーパ通路に設けられている封鎖弁と、前記燃料タンク内の圧力を検出する圧力検出器とを備える蒸発燃料処理装置に関する。
これに関連する従来の蒸発燃料処理装置が特許文献1に記載されている。特許文献1の蒸発燃料処理装置は、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着し、その吸着した蒸発燃料をエンジンに供給できるように構成されたキャニスタを備えている。前記キャニスタと前記燃料タンクとをつなぐベーパ通路には封鎖弁が設けられている。また、蒸発燃料処理装置は、燃料タンク内の圧力を検出できるように構成された圧力検出器を備えている。圧力検出器は、切替弁を介して前記燃料タンクと連通する第1導圧路と、大気圧を導ける第2導圧路とに接続されている。そして、前記切替弁が第1導圧路側に切替られることで、圧力検出器は燃料タンク内の圧力を検出できるようになる。また、前記切替弁が第2導圧路側に切替られると、圧力検出器は大気圧を検出できるようになる。このため、前記切替弁が第2導圧路側に切替られた状態で、圧力検出器の検出値が大気圧に等しくなるか否かを確認することで、エンジンの駆動等に影響を与えず圧力検出器の正常、あるいは異常判定を行なえるようになる。
特開平8−074678号
上記した蒸発燃料処理装置では、圧力検出器の検出位置を切替弁によって燃料タンク側から大気側に切替えて、圧力検出器の正常、あるいは異常判定を行なう構成である。このため、圧力検出器の異常判定手段等の構造が複雑になる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、検出器判定手段の構造が複雑にならないようにするとともに、圧力検出器の正常、あるいは異常判定を行なう際、エンジンの駆動等に影響を与えないようにすることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着し、その吸着した蒸発燃料をエンジンに供給できるように構成されたキャニスタと、前記キャニスタと前記燃料タンクとをつなぐベーパ通路に設けられている封鎖弁と、前記燃料タンク内の圧力を検出する圧力検出器とを備える蒸発燃料処理装置であって、前記圧力検出器の正常、あるいは異常判定を行なう検出器判定手段を備えており、前記検出器判定手段は、前記エンジンが停止している状態で前記封鎖弁を開弁状態から閉作動、あるいは閉弁状態から開作動させて前記燃料タンク内の圧力を変化させ、前記封鎖弁の閉作動後、あるいは前記封鎖弁の開作動後における前記圧力検出器の検出値に基づいて、前記圧力検出器の正常、あるいは異常判定を行なう。
本発明によると、検出器判定手段は、封鎖弁を開弁状態から閉作動、あるいは閉弁状態から開作動させて燃料タンク内の圧力を変化させ、封鎖弁の閉作動後、あるいは封鎖弁の開作動後における圧力検出器の検出値に基づいて、前記圧力検出器の正常、あるいは異常判定を行なう。このため、圧力検出器の圧力検出位置を変えずに圧力検出器の正常、あるいは異常判定を行なえるようになり、検出器判定手段の構造が複雑にならない。また、検出器判定手段は、エンジンの停止中に圧力検出器の正常、あるいは異常判定を行なうため、例えば、封鎖弁の開作動によりキャニスタ内の蒸発燃料が過多となっても、エンジンの空燃費に悪影響を与えない。
請求項2の発明によると、検出器判定手段は、エンジンのイグニッションスイッチがオン状態からオフ作動されるイグニッションオフ時に、封鎖弁を開弁状態から閉作動させる。ここで、イグニッションオフ時には、封鎖弁は初期位置(閉弁位置)まで戻されて燃料タンクとキャニスタ間のベーパ通路を遮断するため、この封鎖弁の予め決められた動作中に圧力検出器の正常、あるいは異常判定を行なうことができる。即ち、圧力検出器の正常、あるいは異常判定のため特別に封鎖弁を作動させる必要がなくなる。
請求項3の発明によると、検出器判定手段は、封鎖弁の閉作動後における圧力検出器の検出値が最小値近傍の第1所定値以上である場合には、前記圧力検出器の正常判定を行なう。ここで、圧力検出器の検出値が最小値近傍の第1所定値以上である場合には、圧力検出器の検出値が最小値に張り付いている状態(0V張り付き状態)ではなく、圧力検出器の正常と判定できる。
請求項4の発明によると、イグニッションオフ時から所定時間が経過する前に燃料タンクの給油口のリッドが開かれて、封鎖弁が閉弁状態から開作動する際、前記封鎖弁の閉弁状態における前記圧力検出器の検出値が最小値近傍の第1所定値より小さい場合には、前記検出器判定手段は、前記圧力検出器の正常、あるいは異常判定を保留する。このため、時間不足により燃料タンク内の圧力(圧力検出器の検出値)が第1所定値まで上昇しないような場合に、圧力検出器が異常と判定されることがなくなる。
請求項5の発明によると、封鎖弁が開弁状態で固着して動作不能になる異常状態を検出する開弁固着異常検出手段を備えており、前記開弁固着異常検出手段は、前記封鎖弁が開弁しているイグニッションオフ時の前記圧力検出器の検出値に対して前記封鎖弁の閉作動後における前記圧力検出器の検出値が第2所定値より上昇した場合に正常判定を行なう。即ち、イグニッションオフ時(封鎖弁の閉弁作動開始時)の圧力検出器の検出値(燃料タンク内圧力)に対して封鎖弁の閉作動後における圧力検出器の検出値(燃料タンク内圧力)が第2所定値以上増加していれば、燃料タンク内の圧力が上昇しており、封鎖弁が正常に閉弁作動していることになる。したがって、封鎖弁は開弁状態で固着する開弁異常状態ではない。このように、イグニッションオフ時に、封鎖弁を開弁状態から閉作動させて、開弁固着異常検出手段により封鎖弁の開弁固着異常の判定を行なえるため、封鎖弁の開弁固着異常の判定と圧力検出器の正常、あるいは異常判定とを同時に行なえるようになる。
請求項6の発明によると、検出器判定手段は、燃料タンクの給油口のリッドが開かれる給油口開時に、封鎖弁を閉弁状態から開作動させる。ここで、給油口開時には、閉弁状態の封鎖弁を開弁作動させて燃料タンク内の蒸発燃料をベーパ通路によりキャニスタまで導くようにするため、この封鎖弁の予め決められた動作中に圧力検出器の正常、あるいは異常判定を行なうことができる。即ち、圧力検出器の正常、あるいは異常判定のため特別に封鎖弁を作動させる必要がなくなる。
請求項7の発明によると、検出器判定手段は、封鎖弁の開作動後における圧力検出器の検出値が最大値近傍の第3所定値より小さい場合には、前記圧力検出器の正常判定を行なう。ここで、圧力検出器の検出値が最大値近傍の第3所定値より小さい場合には、圧力検出器の検出値が最大値に張り付いている状態(5V張り付き状態)ではなく、圧力検出器が正常であると判定できる。
請求項8の発明によると、封鎖弁が閉弁している状態で固着して動作不能になる異常状態を検出する閉弁固着異常検出手段を備えており、前記閉弁固着異常検出手段は、前記封鎖弁が閉弁している給油口開時の圧力検出器の検出値に対して前記封鎖弁の開作動後における前記圧力検出器の検出値が第4所定値よりも低下した場合に正常判定を行なう。即ち、給油口開時(封鎖弁の開弁作動開始時)の圧力検出器の検出値(燃料タンク内圧力)に対して封鎖弁の開作動後における圧力検出器の検出値(燃料タンク内圧力)が第4所定値よりも減少していれば、燃料タンク内の圧力が低下しており、封鎖弁が正常に開弁作動していることになる。したがって、封鎖弁は閉弁している状態で固着する閉弁異常状態ではない。このように、給油口開時に、封鎖弁を閉弁状態から開作動させて、閉弁固着異常検出手段により封鎖弁の閉弁固着異常の判定を行なえるため、封鎖弁の閉弁固着異常の判定と圧力検出器の正常、あるいは異常判定とを同時に行なえるようになる。
本発明によると、圧力検出器の異常判定手段が複雑にならない。また、圧力検出器の異常判定を行なう際、エンジンの駆動等に悪影響を与えない。
本発明の実施形態1に係る蒸発燃料処理装置の全体構成図である。 前記蒸発燃料処理装置における圧力検出器の0V張り付き異常判定、及び封鎖弁の開弁固着異常判定を表すフローチャートである。 図2の0V張り付き判定処理1を表すフローチャートである。 図2の0V張り付き判定処理2を表すフローチャートである。 イグニッションスイッチのオン・オフ、リッドスイッチのオン・オフ、燃料タンク内の圧力(タンク内圧の検出値)、及び封鎖弁の閉作動、開作動の関係を表すグラフである。 前記蒸発燃料処理装置における圧力検出器の5V張り付き異常判定、及び封鎖弁の閉弁固着異常判定を表すフローチャートである。 図6の5V張り付き判定処理を表すフローチャートである。 イグニッションスイッチのオン・オフ、リッドスイッチのオン・オフ、燃料タンク内の圧力(タンク内圧の検出値)、及び封鎖弁の閉作動、開作動の関係を表すグラフである。
[実施形態1]
以下、図1から図8に基づいて本発明の実施形態1に係る蒸発燃料処理装置20の説明を行なう。本実施形態の蒸発燃料処理装置20は、図1に示すように、車両のエンジンシステム10に設けられており、車両の燃料タンク15内で発生した蒸発燃料が外部に漏れ出ないようにするための装置である。
<蒸発燃料処理装置20の構造概要について>
蒸発燃料処理装置20は、図1に示すように、キャニスタ22と、そのキャニスタ22に接続されたベーパ通路24、パージ通路26、及び大気通路28とを備えている。キャニスタ22内には、吸着材としての活性炭(図示省略)が装填されており、燃料タンク15内の蒸発燃料を前記吸着材により吸着できるように構成されている。ベーパ通路24の一端部(上流側端部)は、燃料タンク15内の気層部と連通されており、ベーパ通路24の他端部(下流側端部)がキャニスタ22内と連通されている。そして、ベーパ通路24の途中には、ベーパ通路24を連通・遮断する封鎖弁40が介装されている。封鎖弁40は、ステッピングモータの動作により開作動、あるいは閉作動する弁であり、エンジンコントロールユニット19(以下、ECU19という)からの信号に基づいて動作するように構成されている。
パージ通路26の一端部(上流側端部)は、キャニスタ22内と連通されており、パージ通路26の他端部(下流側端部)がエンジン14の吸気通路16におけるスロットルバルブ17よりも下流側通路部と連通されている。そして、パージ通路26の途中にはパージ通路26を連通・遮断するパージ弁26vが介装されている。パージ弁26vは、ECU19からの信号に基づいて動作するように構成されている。大気通路28は、途中にエアフィルタ28aが介装された管路で、基端部側がキャニスタ22に接続されており、先端側が燃料タンク15の給油口15hの近傍位置で大気開放されている。
給油口15hは、車体の表面パネル近傍内側に設けられており、開閉可能な蓋状のリッド15rによって覆われている。リッド15rには、リッドスイッチ15sが設けられており、そのリッドスイッチ15sによってリッド15rの開閉が検出できるように構成されている。リッドスイッチ15sの信号はECU19に入力される。ECU19は、リッドスイッチ15sがオンすると、リッド15rが開かれて燃料タンク15に給油が可能な状態(給油口開時)と判定する。また、ECU19には、燃料タンク15内の圧力を検出するタンク内圧センサ15pの信号が入力される。タンク内圧センサ15pは、燃料タンク15内の圧力(タンク内圧)を0V〜5Vの電圧信号に変換してECU19に伝送できるように構成されている。即ち、タンク内圧センサ15pが本発明の圧力検出器に相当する。
<蒸発燃料処理装置20の動作概要について>
イグニッションスイッチがオンしてエンジン14が駆動されると、所定のパージ条件が成立する場合に、ECU19がキャニスタ22の吸着材に吸着されている蒸発燃料をパージさせる制御を実行する。この制御では、キャニスタ22を大気通路28により大気に連通させたまま、パージ弁26vが開閉制御される。パージ弁26vが開弁されると、エンジン14の吸気負圧がパージ通路26を介してキャニスタ22内に作用する。これにより、キャニスタ22内に大気通路28から空気が流入するようになる。さらに、パージ弁26vが開弁されると、封鎖弁40が開作動して燃料タンク15の圧抜き制御が行なわれる。これにより、キャニスタ22内にベーパ通路24から燃料タンク15内の気体が流入するようになる。この結果、キャニスタ22内の吸着材がキャニスタ22に流入する空気等によりパージされ、前記吸着材から離脱した蒸発燃料が空気と共にエンジン14の吸気通路16に導かれて、エンジン14内で燃焼される。
イグニッションスイッチがオフしてエンジン14が停止すると、ECU19がパージ弁26vを閉弁してパージ通路26を遮断するとともに、封鎖弁40を開弁状態から閉作動させてベーパ通路24を遮断する。これにより、燃料タンク15が密閉されて蒸発燃料が燃料タンク15内に保持され、キャニスタ22内に流入することがなくなる。この結果、燃料タンク15内の圧力(タンク内圧)が上昇するようになる。しかし、燃料タンク15に給油が行なわれる際、即ち、リッド15rが開かれてリッドスイッチ15sがオンすると、ECU19は封鎖弁40を閉弁状態から開作動させてベーパ通路24を解放する。これにより、燃料タンク15内で発生した蒸発燃料がベーパ通路24を介してキャニスタ22内に導かれ、その蒸発燃料が吸着材に吸着されるようになる。この結果、タンク内圧が低下するようになる。
<タンク内圧センサ15pの0V張り付き異常判定、及び封鎖弁の開弁固着異常判定について>
次に、図2〜図4のフローチャートと図5の各グラフとに基づいてタンク内圧センサ15pの0V張り付き異常判定、及び封鎖弁40の開弁固着異常判定について説明する。ここで、図2〜図4のフローチャートに示す処理は、ECU19のメモリに格納されているプログラムに基づいて所定時間(ΔT)毎に繰り返し実行される。また、図5は、タンク内圧センサ15pの0V張り付き異常判定、及び封鎖弁40の開弁固着異常判定を行なう際のイグニッションスイッチのオン・オフ、リッドスイッチ15sのオン・オフ、タンク内圧、及び封鎖弁40の開閉との関係を横軸に時間をとって表している。
時系列的に図2〜図4のフローチャートに示す処理を説明する。先ず、図5におけるタイミングT1では、イグニッションスイッチがオンであり、エンジン14は駆動されている。また、リッドスイッチ15sはオフでリッド15rは閉じられている。さらに、封鎖弁40は開弁状態でキャニスタ22と燃料タンク15とはベーパ通路24によって連通されている。即ち、タイミングT1では、図2におけるステップS101のイグニッションスイッチ(IG)がOFF?の判定がNOとなるため、処理を終了する。次の処理、即ち、図5におけるタイミングT2では、イグニッションスイッチがオンからオフに切り替わるため、図2におけるステップS101の判定がYESとなり、ステップS102で前回イグニッションスイッチ(IG)がON?の判定が行なわれる。前回(タイミングT1)ではイグニッションスイッチがオンであったため(ステップS102 YES)、現在のタンク内圧Pm1が記憶される(ステップS103)。なお、タンク内圧Pm1は、タンク内圧センサ15pの検出値であり、0V〜5Vの電圧信号である。さらに、開弁状態の封鎖弁40のステッピングモータが閉方向に駆動(閉作動)させられ(ステップS104)、処理を終了する。ここで、封鎖弁40が閉作動してベーパ通路24を遮断すると燃料タンク15が密閉され、蒸発燃料の発生によりタンク内圧が徐々に上昇するようになる。
次の処理、即ち、図5におけるタイミングT3では、イグニッションスイッチがオフであり、さらに、前回(タイミングT2)もイグニッションスイッチがオフであるため(ステップS101 YES、ステップS102 NO)、ステップS105でリッドスイッチがOFF?の判定が行なわれる。タイミングT3では、リッドスイッチがオフ状態であるため(ステップS105 YES)、ステップS120でイグニッションスイッチがオン状態からオフ作動されたタイミングT2(イグニッションオフ時)から時間Dが経過したか否かが判定される。ここで、時間Dは、封鎖弁40の閉作動されることで燃料タンク15内の圧力が上昇し、タンク内圧の上昇分がタンク内圧センサ15pによって検出可能な時間E(図5のタンク内圧参照)よりも十分に大きな値に設定されている。タイミングT3では、イグニッションオフ時から時間D経過していないため(ステップS120 NO)、処理を終了する。
このようにして、時間の経過とともに、図2のステップS101、S102、S105、S120の処理か繰り返し実行される。そして、図5のタイミングT4でリッドスイッチ15sがオンすると(ステップS105 NO)、即ち、リッド15rが開かれて給油が可能になると(給油口開時)、蒸発燃料処理装置20の動作概要で説明したように、封鎖弁40が閉弁状態から開作動してベーパ通路24を解放する(図5 下図参照)。この場合、図2のステップS106で、イグニッションオフ時からリッドスイッチ15sがオンするまでの時間F1と時間Dとが比較される。タイミングT4における時間F1は、時間Dよりも短いため(ステップS106 YES)、ステップS107においてタイミングT2(イグニッションオフ時)に記憶したタンク内圧Pm1(0V〜5V)<0V+X ?が判定される。ここで、X=約0.3Vに設定されている。タンク内圧Pm1が0V+Xより大きければ(ステップS107 NO)、タンク内圧センサ15pが0V張り付き状態ではなく正常であるため、0V張り付き判定処理1を行なわず処理をステップS110に進める。また、タンク内圧Pm1が0V+Xより小さければ(ステップS107 YES)、0V張り付き判定処理1が行なわれる(ステップS108)。
0V張り付き判定処理1は、図3に示すフローチャートに基づいて実行される。先ず、現在のタンク内圧P4、即ち、タイミングT4におけるタンク内圧P4が0V+X と比較される(ステップS201)。図5に示すように、タンク内圧P4≧0V+X であるため(ステップS201 YES)、タンク内圧センサ15pが0V張り付き状態ではなく正常である。このため、0V張り付き正常処理を行ない(ステップS202)、処理を図2のステップS110に進める。また、仮に、タンク内圧P4が0V+Xよりも小さい場合には(図3のステップS201 NO)、時間Dの経過によりタンク内圧P4が増加することも考えられるためタンク内圧センサ15pの判定を保留して、処理を図2のステップS110に進める。即ち、タンク内圧センサ15pの検出値(タンク内圧)における0Vが本発明の圧力検出器の検出値の最小値に相当し、0V+Xが本発明の最小値近傍の第1所定値に相当する。
次に、図2のステップS110で、現在のタンク内圧P4とタイミングT2(イグニッションオフ時)に記憶したタンク内圧Pm1とが比較される。図5のタイミングT4に示すように、タンク内圧P4≧Pm1+αであるため(ステップS110 YES)、イグニッションオフ時に封鎖弁40が開弁状態から閉作動することでタンク内圧がα以上上昇している。このため、封鎖弁40が正常に閉作動しており、開弁状態で固着しているとは考えられない。したがって、ステップS114で開弁固着正常処理を行なう。また、仮に、タンク内圧P4がPm1+αよりも小さく(ステップS110 NO)、Pm1−βよりも大きい場合(ステップS112 NO)には、時間の経過とともにタンク内圧P4が増加することも考えられるため、封鎖弁40の開弁固着判定を保留して処理を終了する。なお、タンク内圧P4がPm1+αよりも小さく(ステップS110 NO)、さらに、Pm1−βよりも小さい場合(ステップS112 YES)には、封鎖弁40が開弁状態で固着している可能性があるため、ステップS113で開弁固着異常におけるフェールセーフ処理を行なう。
次に、リッドスイッチ15sがオンするタイミングが図5におけるタイミングT6に変更された場合を考える(一点鎖線参照)。この場合、図5のタイミングT5では、リッドスイッチ15sがオフであるため(図2のステップS105 YES)、ステップS120においてタイミングT2(イグニッションオフ時)からD時間が経過したか否かが判定される。タイミングT5では、D時間が経過しているため(ステップS120 YES)、ステップS121においてタイミングT2(イグニッションオフ時)に記憶したタンク内圧Pm1(0V〜5V)<0V+X ?が判定される。タンク内圧Pm1が0V+Xより大きければ(ステップS121 NO)、タンク内圧センサ15pが0V張り付き状態ではなく正常であるため、0V張り付き判定処理2を行なわず処理をステップS123に進める。また、タンク内圧Pm1が0V+Xより小さければ(ステップS121 YES)、0V張り付き判定処理2が行なわれる(ステップS122)。
0V張り付き判定処理2は、図4に示すフローチャートに基づいて実行される。先ず、現在のタンク内圧P5、即ち、タイミングT5におけるタンク内圧P5が0V+X と比較される(ステップS301)。図5に示すように、タンク内圧P5≧0V+X であるため(ステップS301 YES)、タンク内圧センサ15pが0V張り付き状態ではなく正常である。このため、0V張り付き正常処理を行ない(ステップS302)、処理を図2のステップS123に進める。また、仮に、タンク内圧P5が0V+Xよりも小さい場合には(図4のステップS301 NO)、時間Dを経過してもタンク内圧P5が十分に増加せず、タンク内圧センサ15pが0V張り付き異常の可能性が考えられるため、0V張り付き異常におけるフェールセーフ処理を行ない(ステップS303)、処理を図2のステップS123に進める。
図2のステップS123では、現在のタンク内圧P5とタイミングT2(イグニッションオフ時)に記憶したタンク内圧Pm1とが比較される。図5のタイミングT5に示すように、タンク内圧P5≧Pm1+αであるため(ステップS123 YES)、イグニッションオフ時に封鎖弁40が開弁状態から閉作動することでタンク内圧がα以上上昇している。このため、封鎖弁40が正常に閉作動しており、開弁状態で固着しているとは考えられないため、ステップS124で開弁固着正常処理を行なう。また、仮に、タンク内圧P5がPm1+αよりも小さい場合(ステップS123 NO)には、時間Dを経過してもタンク内圧P5が十分に増加しておらず、封鎖弁40が開弁状態で固着していることも考えられるため、開弁固着異常によるフェールセーフ処理を行なう(ステップS125)。即ち、αが本発明の第2所定値に相当する。
次に、図5のタイミングT6では、リッドスイッチ15sがオンするため(図2 ステップS105 NO)、図2のステップS106でイグニッションオフ時からリッドスイッチ15sがオンするまでの時間F2と時間Dとが比較される。タイミングT6における時間F2は、時間Dよりも大きいため(ステップS106 NO)、処理がステップS121に進み、上記したステップS121からステップS125までの処理が適宜実行される。
<タンク内圧センサ15pの5V張り付き異常判定、及び封鎖弁の閉弁固着異常判定について>
次に、図6、図7のフローチャートと図8の各グラフとに基づいてタンク内圧センサ15pの5V張り付き異常判定、及び封鎖弁の閉弁固着異常判定について説明する。ここで、図6、図7のフローチャートに示す処理は、ECU19のメモリに格納されているプログラムに基づいて所定時間(ΔT)毎に繰り返し実行される。また、図8は、タンク内圧センサ15pの5V張り付き異常判定、及び封鎖弁40の閉弁固着異常判定を行なう際のイグニッションスイッチのオン・オフ、リッドスイッチ15sのオン・オフ、タンク内圧、及び封鎖弁40の開閉との関係を横軸に時間をとって表している。
図8におけるタイミングT2では、イグニッションスイッチがオンからオフに切り替わるため、図6におけるステップS401の判定がYESとなり、ステップS402でリッドスイッチ15sがON?の判定が行なわれる。タイミングT2ではリッドスイッチ15sがオフであるため(ステップS402 NO)、処理を終了する。そして、時間の経過とともに、図6のステップS401、S402が繰り返し実行されて、図8のタイミングT4でリッドスイッチ15sがオンすると(ステップS402 YES)、ステップS403で前回の処理(タイミングT3)でリッドスイッチ15sがオフであったかが判定される。タイミングT3では、リッドスイッチ15sがオフであるため(ステップS403 YES)、現在のタンク内圧Pm2(0V〜5V)が記憶される(ステップS404)。さらに、閉弁状態の封鎖弁40が開作動させられ(ステップS405)、処理を終了する。ここで、封鎖弁40が開作動してベーパ通路24を解放すると燃料タンク15の圧抜きが行なわれてタンク内圧が徐々に低下する。
次の処理、即ち、図8におけるタイミングT5では、図6におけるステップS401、S402の判定がYESとなり、前回の処理(タイミングT4)のリッドスイッチ15sがオンであるため、ステップS403の判定がNOとなり、ステップS406でリッドスイッチ15sがオン作動されたタイミングT4から時間Gが経過したか否かが判定される。ここで、時間Gは、封鎖弁40が開作動されることで燃料タンク15内の圧力が低下し、タンク内圧の低下分がタンク内圧センサ15pによって検出可能な時間Hよりも十分に大きな値に設定されている。タイミングT5では、リッドスイッチ15sがオン作動されたタイミングT4から時間G経過していないため(ステップS406 NO)、処理を終了する。
このようして、時間の経過とともに、図6のステップS401、S402、S403、S406の処理か繰り返し実行される。そして、図8のタイミングT6でリッドスイッチ15sがオン作動されたタイミングT4から時間Gが経過すると(ステップS406 YES)、タイミングT4で記憶したタンク内圧Pm2≧5V−Y ?が判定される。ここで、Y=約0.3Vに設定されている。タンク内圧Pm2が5V−Yより小さければ(ステップS407 NO)、タンク内圧センサ15pが5V張り付き状態ではなく正常であるため、5V張り付き判定処理を行なわず処理をステップS409に進める。また、タンク内圧Pm2が5V−Y 以上であれば(ステップS407 YES)、5V張り付き判定処理が行なわれる(ステップS408)。
5V張り付き判定処理は、図7に示すフローチャートに基づいて実行される。先ず、現在のタンク内圧P6(0V〜5V)、即ち、タイミングT6におけるタンク内圧P6が5V−Y と比較される(ステップS501)。図8に示すように、タンク内圧P6<5V−Y であるため(ステップS501 YES)、タンク内圧センサ15pが5V張り付き状態ではなく正常である。このため、5V張り付き正常処理を行ない(ステップS502)、処理を図6のステップS409に進める。また、仮に、タンク内圧P6が5V−Yよりも大きい場合には(図7のステップS501 NO)、封鎖弁40が開作動させられてから時間Gを経過してもタンク内圧P6が十分に低下せず、タンク内圧センサ15pが5V張り付き異常の可能性が考えられる。このため、5V張り付き異常のフェールセーフ処理を行ない(ステップS503)、処理を図6のステップS409に進める。即ち、タンク内圧センサ15pの検出値(タンク内圧)における5Vが本発明の圧力検出器の検出値の最大値に相当し、5V−Yが本発明の最大値近傍の第3所定値に相当する。
次に、図6のステップS409で、現在のタンク内圧P6とタイミングT4(リッドスイッチ15sオン時)に記憶したタンク内圧Pm2とが比較される。図8のタイミングT6に示すように、タンク内圧P6<Pm2−βであるため(ステップS409 YES)、タイミングT4(リッドスイッチ15sオン時)に閉弁状態の封鎖弁40が開作動してからタンク内圧がβ以上低下している。このため、封鎖弁40が正常に開作動しており、閉弁状態で固着しているとは考えられないため、ステップS410で閉弁固着正常処理を行なう。また、仮に、タンク内圧P6がPm2−βよりも大きい場合(ステップS409 NO)には、時間Gを経過してもタンク内圧P6が十分に低下しておらず、封鎖弁40が閉弁状態で固着していることも考えられるため、閉弁固着異常によるフェールセーフ処理を行なう(ステップS411)。上記したように、図2〜図4、及び、図6、図7のフローチャートに示す処理を実行するECU19が本発明における検出器判定手段、開弁固着異常検出手段、及び閉弁固着異常検出手段に相当する。また、βが本発明の第4所定値に相当する。
<本実施形態に係る蒸発燃料処理装置20の長所>
本実施形態に係る蒸発燃料処理装置20によると、ECU19(検出器判定手段)は、封鎖弁40を開弁状態から閉作動、あるいは閉弁状態から開作動させて燃料タンク15内の圧力(タンク内圧)を変化させ、封鎖弁40の閉作動後、あるいは封鎖弁40の開作動後におけるタンク内圧センサ15p(圧力検出器)の検出値(0V〜5V)に基づいて、タンク内圧センサ15pの正常、あるいは異常判定を行なう。このため、タンク内圧センサ15pの圧力検出位置を変えずにタンク内圧センサ15pの正常、あるいは異常判定を行なえるようになり、検出器判定手段の構造が複雑にならない。また、ECU19(検出器判定手段)は、エンジン14の停止中にタンク内圧センサ15pの正常、あるいは異常判定を行なうため、例えば、封鎖弁40の開作動によりキャニスタ22内の蒸発燃料が過多となっても、エンジン14の空燃費に悪影響を与えない。
また、ECU19(検出器判定手段)は、イグニッションスイッチがオン状態からオフ作動されるイグニッションオフ時に封鎖弁40を開弁状態から閉作動させる。さらに、燃料タンク15の給油口が開かれる給油口開時(リッドスイッチ15s オン時)に、封鎖弁40を閉弁状態から開作動させる。即ち、封鎖弁40の予め決められた動作中にタンク内圧センサ15pの正常、あるいは異常判定を行なうことができるようになり、タンク内圧センサ15pの正常、あるいは異常判定のために特別に封鎖弁40を作動させる必要がなくなる。また、イグニッションオフ時から所定時間Dが経過する前にリッドスイッチ15sがオンして、封鎖弁が閉弁状態から開作動する際、封鎖弁40の閉弁状態におけるタンク内圧センサ15pの検出値が最小値近傍の第1所定値(0V+X)より小さい場合には、ECU19(検出器判定手段)は、タンク内圧センサ15pの正常、あるいは異常判定を保留する。このため、時間不足により燃料タンク15内の圧力(圧力検出器の検出値)が第1所定値(0V+X)まで上昇しない場合に、タンク内圧センサ15pが異常と判定されるようなことがなくなる。
また、イグニッションオフ時に、封鎖弁40を開弁状態から閉作動させて、封鎖弁40の開弁固着異常の判定とタンク内圧センサ15pの正常、あるいは異常判定とを同時に行なえるようになるため、効率的である。また、給油口開時(リッドスイッチ15s オン時)に、封鎖弁40を閉弁状態から開作動させて、封鎖弁40の閉弁固着異常の判定とタンク内圧センサ15pの正常、あるいは異常判定とを同時に行なえるようになるため、効率的である。
<変更例>
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、給油口開時(リッドスイッチ15s オン時)に封鎖弁40を閉弁状態から開作動させて、タンク内圧センサ15pの正常、あるいは異常判定と、封鎖弁40の閉弁固着異常判定を行なう例を示した。しかし、エンジンが停止している状態で燃料タンク15の圧抜きを行なう際、即ち、封鎖弁40を閉弁状態から開作動させる際に、タンク内圧センサ15pの正常、あるいは異常判定と、封鎖弁40の閉弁固着異常判定を行なうことも可能である。また、前記燃料タンク15の圧抜き後、封鎖弁40を開弁状態から閉作動させる際に、タンク内圧センサ15pの正常、あるいは異常判定と、封鎖弁40の開弁固着異常判定を行なうことも可能である。
14・・・・エンジン
15p・・・タンク内圧センサ(圧力検出器)
15s・・・リッドスイッチ
15・・・・燃料タンク
19・・・・ECU(検出器判定手段、開弁固着異常検出手段、閉弁固着異常検出手段)
22・・・・キャニスタ
24・・・・ベーパ通路
40・・・・封鎖弁

Claims (8)

  1. 燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着し、その吸着した蒸発燃料をエンジンに供給できるように構成されたキャニスタと、前記キャニスタと前記燃料タンクとをつなぐベーパ通路に設けられている封鎖弁と、前記燃料タンク内の圧力を検出する圧力検出器とを備える蒸発燃料処理装置であって、
    前記圧力検出器の正常、あるいは異常判定を行なう検出器判定手段を備えており、
    前記検出器判定手段は、前記エンジンが停止している状態で前記封鎖弁を開弁状態から閉作動、あるいは閉弁状態から開作動させて前記燃料タンク内の圧力を変化させ、前記封鎖弁の閉作動後、あるいは前記封鎖弁の開作動後における前記圧力検出器の検出値に基づいて、前記圧力検出器の正常、あるいは異常判定を行なう蒸発燃料処理装置。
  2. 請求項1に記載の蒸発燃料処理装置であって、
    前記検出器判定手段は、前記エンジンのイグニッションスイッチがオン状態からオフ作動されるイグニッションオフ時に、前記封鎖弁を開弁状態から閉作動させる蒸発燃料処理装置。
  3. 請求項2に記載の蒸発燃料処理装置であって、
    前記検出器判定手段は、前記封鎖弁の閉作動後における前記圧力検出器の検出値が最小値近傍の第1所定値以上である場合には、前記圧力検出器の正常判定を行なう蒸発燃料処理装置。
  4. 請求項2又は請求項3のいずれかに記載の蒸発燃料処理装置であって、
    前記イグニッションオフ時から所定時間が経過する前に前記燃料タンクの給油口のリッドが開かれて、封鎖弁が閉弁状態から開作動する際、前記封鎖弁の閉弁状態における前記圧力検出器の検出値が最小値近傍の第1所定値より小さい場合には、前記検出器判定手段は、前記圧力検出器の正常、あるいは異常判定を保留する蒸発燃料処理装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の蒸発燃料処理装置であって、
    前記封鎖弁が開弁状態で固着して動作不能になる異常状態を検出する開弁固着異常検出手段を備えており、
    前記開弁固着異常検出手段は、前記封鎖弁が開弁しているイグニッションオフ時の前記圧力検出器の検出値に対して前記封鎖弁の閉作動後における前記圧力検出器の検出値が第2所定値より上昇した場合に正常判定を行なう蒸発燃料処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載された蒸発燃料処理装置であって、
    前記検出器判定手段は、前記燃料タンクの給油口のリッドが開かれる給油口開時に、前記封鎖弁を閉弁状態から開作動させる蒸発燃料処理装置。
  7. 請求項6に記載の蒸発燃料処理装置であって、
    前記検出器判定手段は、前記封鎖弁の開作動後における前記圧力検出器の検出値が最大値近傍の第3所定値より小さい場合には、前記圧力検出器の正常判定を行なう蒸発燃料処理装置。
  8. 請求項6又は請求項7のいずれかに記載の蒸発燃料処理装置であって、
    前記封鎖弁が閉弁状態で固着して動作不能になる異常状態を検出する閉弁固着異常検出手段を備えており、
    前記閉弁固着異常検出手段は、前記封鎖弁が閉弁している前記給油口開時の前記圧力検出器の検出値に対して前記封鎖弁の開作動後における前記圧力検出器の検出値が第4所定値よりも低下した場合に正常判定を行なう蒸発燃料処理装置。
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