JP2001173023A - 建設機械及びその稼動情報管理システム - Google Patents

建設機械及びその稼動情報管理システム

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JP2001173023A
JP2001173023A JP2000308924A JP2000308924A JP2001173023A JP 2001173023 A JP2001173023 A JP 2001173023A JP 2000308924 A JP2000308924 A JP 2000308924A JP 2000308924 A JP2000308924 A JP 2000308924A JP 2001173023 A JP2001173023 A JP 2001173023A
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Japan
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construction machine
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unit
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JP2000308924A
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English (en)
Inventor
Hideki Kinukawa
秀樹 絹川
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設機械を離間した場所にある管理センター
において確実に管理することができるようにする。 【解決手段】 エンジン始動日時やエンジン停止日時等
の稼動情報を記憶するメモリ124と、メモリ124に
記憶される稼動情報を読み出す情報読出手段128と、
読み出した稼動情報を管理センターに設置されている管
理装置20に通信衛星30を介して送信する送信部18
4とを備えるようにする。メモリ124に記憶される稼
動情報は、所定量に達したときに情報読出手段128に
より読み出され、送信部184により通信衛星30を介
して管理装置20に送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械及びその建設機械の稼動情報を管理する稼動情
報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から建設現場等で使用される油圧シ
ョベル等の建設機械のレンタル業界においては、乗用車
等の他のレンタルシステムとは異なり、貸出期間でレン
タル料金を算出するのではなく、実際の使用期間でレン
タル料金を算出するシステムが一般に採用されている。
例えば、貸出期間が7日間であっても建設機械の実際の
使用期間が4日であれば4日間のレンタル料金が請求さ
れる。
【0003】このレンタル料金は、通常は借主の使用期
間の自己申告に基づいて建設機械を管理している管理セ
ンターで算出されることになるが、建設機械の稼動情報
を日付や時刻等とともに建設機械にセットしたICカー
ドに記憶させ、この記憶された稼動情報に基づいて管理
センターで算出するようにすることも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、建設機械の
レンタル料金を算出する場合、実際の使用期間を借主の
自己申告にまかせると、実際の稼動日数よりも少ない過
少申告が行われてもレンタル業者はそれを信用するしか
なく、レンタル料金の回収効率が低下するという問題が
ある。また、ICカードによる場合でも稼動時に機械に
セットされないと正確な使用期間が判明せず、不正が行
われてもICカードに記憶されたデータを信用するしか
ないという問題がある。また、借主による自己申告によ
る場合でもICカードによる場合でも、建設機械を管理
している管理センターでは稼動情報がリアルタイムで得
られないという問題もある。このような種々の問題が生
じるのは、管理センターが建設機械から離間した場所に
あることに起因するものである。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、離間した場所にある管理センターにおいて確実に
管理することができる建設機械及びその稼動情報管理シ
ステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の建設機械は、稼動情報を記憶する記憶手
段と、この記憶手段に記憶される稼動情報を読み出す読
出手段と、この読出手段により読み出した稼動情報を管
理センターに対し通信衛星を介して送信する送信手段と
を備えたことを特徴としている。
【0007】この構成によれば、記憶手段に記憶される
稼動情報が読み出され、この読み出された稼動情報が通
信衛星を介して管理センターに送信される。これによ
り、建設機械と管理センターとの間で建設機械の稼動情
報の授受がリアルタイムで行われ、建設機械を離間した
場所にある管理センターにおいて確実に管理することが
できるようになる。
【0008】なお、稼動情報とは、建設機械の稼動に関
連して発生する種々の情報であり、建設機械が例えばエ
ンジンで作動するものである場合は、エンジン始動日時
やエンジン停止日時等である。また、管理センターと
は、管理対象となる建設機械を管理しているところであ
り、本店、支店、営業所等のいかなる場所であってもよ
い。
【0009】また、請求項2の建設機械は、請求項1に
係るものにおいて、前記記憶手段に記憶される稼動情報
の読出可能条件を満たしているか否かを判別する判別手
段を備え、前記読出手段は前記読出可能条件を満たして
いることを条件に前記記憶手段から稼動情報を読み出す
ことを特徴としている。
【0010】この構成によれば、記憶手段に記憶される
稼動情報の読出可能条件を満たしている場合に記憶手段
から稼動情報が読み出される。これにより、建設機械と
管理センターとの間で稼動情報の授受がリアルタイムで
行われ、建設機械を離間した場所にある管理センターに
おいて確実に管理することができるようになる。
【0011】また、請求項3の建設機械は、請求項2に
係るものにおいて、前記読出可能条件が、前記記憶手段
に記憶される稼動情報が所定量に達したことであること
を特徴としている。
【0012】この構成によれば、記憶手段に記憶される
稼動情報が所定量に達した場合に、その記憶されている
稼動情報が読み出される。これにより、建設機械と管理
センターとの間で稼動情報の授受がリアルタイムで行わ
れ、建設機械を離間した場所にある管理センターにおい
て確実に管理することができるようになる。
【0013】また、請求項4の建設機械は、請求項2に
係るものにおいて、前記読出可能条件が、一日のうちの
所定の時刻に達したことであることを特徴としている。
【0014】この構成によれば、一日のうちの所定の時
刻に達した場合に、記憶手段に記憶されている稼動情報
が読み出される。これにより、建設機械と管理センター
との間で稼動情報の授受がリアルタイムで行われ、建設
機械を離間した場所にある管理センターにおいて確実に
管理することができるようになる。
【0015】また、請求項5の建設機械は、請求項2に
係るものにおいて、通信衛星を介して送信される管理セ
ンサーからの送信指令情報を受信する受信手段を備え、
前記読出可能条件は、前記受信手段により送信指令情報
を受信したことであることを特徴としている。
【0016】この構成によれば、管理センターからの送
信指令情報を受信した場合に、記憶手段に記憶されてい
る稼動情報が読み出される。これにより、建設機械と管
理センターとの間で稼動情報の授受がリアルタイムで行
われ、建設機械を離間した場所にある管理センターにお
いて確実に管理することができるようになる。
【0017】また、請求項6の建設機械は、請求項1乃
至5のいずれかに係るものにおいて、前記稼動情報がレ
ンタル料金を算出する使用日数を求めるためのエンジン
始動日時及びエンジン停止日時であることを特徴として
いる。
【0018】この構成によれば、エンジン始動日時及び
エンジン停止日時から建設機械の使用日数が求められ、
この使用日数からレンタル料金が算出される。これによ
り、建設機械を離間した場所にある管理センターにおい
て確実に管理することができるようになる。
【0019】また、請求項7の建設機械は、請求項1乃
至5のいずれかに係るものにおいて、前記稼動情報がオ
イルフィルタ等の消耗部品やエンジンオイル等の油脂類
の交換時期を管理するためのエンジン総稼動時間である
ことを特徴としている。
【0020】この構成によれば、エンジン総稼動時間か
らオイルフィルタ等の消耗部品やエンジンオイル等の油
脂類の交換時期が管理される。これにより、建設機械を
離間した場所にある管理センターにおいて確実に管理す
ることができるようになる。
【0021】また、請求項8の建設機械は、請求項1乃
至5のいずれかに係るものにおいて、前記稼動情報がオ
ペレータの実作業時間を求めるための作業停止時間であ
ることを特徴としている。
【0022】この構成によれば、作業停止時間からオペ
レータの実作業時間が求められる。これにより、建設機
械を離間した場所にある管理センターにおいて確実に管
理することができるようになる。
【0023】また、請求項9の建設機械は、請求項1乃
至5のいずれかに係るものにおいて、前記稼動情報がラ
ンニングコストを求めるための燃料総消費量であること
を特徴としている。
【0024】この構成によれば、燃料総消費量から建設
機械のランニングコストが求められる。これにより、建
設機械を離間した場所にある管理センターにおいて確実
に管理することができるようになる。
【0025】また、請求項10の建設機械は、請求項1
乃至5のいずれかに係るものにおいて、前記稼動情報が
バッテリを管理するためのエンジン最終停止日時である
ことを特徴としている。
【0026】この構成によれば、エンジン最終停止日時
から建設機械の放置時間が判明するのでバッテリの管理
を行うことができる。これにより、建設機械を離間した
場所にある管理センターにおいて確実に管理することが
できるようになる。
【0027】また、請求項11の建設機械の稼動情報管
理システムは、請求項1乃至10のいずれかに記載の建
設機械と、前記管理センターに設置されると共に、前記
建設機械から送信される稼動情報を受信し、この受信し
た稼動情報を用いて前記建設機械を管理する管理装置と
を備えたことを特徴としている。
【0028】この構成によれば、建設機械から送信され
る稼動情報が管理センターに設置された管理装置により
受信され、この受信された稼動情報を用いて建設機械が
管理される。これにより、離間した場所に設置されてい
る管理センターにおける建設機械の管理がリアルタイム
で可能となり、建設機械を管理センターにおいて確実に
管理することができるようになる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る建設機械を管理するための稼動情報管理システムの概
略構成を示す図である。この図において、稼動情報管理
システムは、レンタルした油圧ショベル等の建設機械1
と、通信衛星30及び基地局(地球局)32を介して建
設機械1との間で情報の送受信を行う管理装置20とを
備えている。
【0030】建設機械1は、エンジンを始動するための
始動キーが装着されるキースイッチユニット10と、キ
ースイッチユニット10から出力される信号が入力され
る機体コントローラ部12と、機体コントローラ部12
に接続ケーブル14により接続され、通信衛星(人工衛
星)30を介して基地局32との間で情報の送受信を行
う送受信部18とを備えている。なお、建設機械1につ
いては、本発明に関連する制御部分を中心に図示してお
り、全体構成については図示を省略している。
【0031】キースイッチユニット10は、始動キー1
01が差し込まれるキー穴102を有し、始動キー10
1の挿脱自在の位置である「LOCK」位置から「O
N」位置及び「START」位置に切り換え可能なキー
スイッチ103を備えている。
【0032】機体コントローラ部12は、所定の演算乃
至制御処理を行うCPU(CentralProcessing Unit)1
21と、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Re
ad-Only Memory)122と、処理データを一時的に記憶
するRAM(Random AccessMemory)123と、稼動情
報を記憶するための記憶手段であるEEPROM(Elec
trically Erasable Programmable Read Only Memory)
やフラッシュEEPROM等の電気的に書き換え可能な
メモリ124と、計時を行うカレンダー機能を有するタ
イマー125とを備えている。CPU121には、稼動
情報及び日時情報をメモリ124に書き込む情報書込手
段126、メモリ124に記憶された稼動情報が所定量
に達したか否かを判別する情報量判別手段127、及び
稼動情報が所定量に達したときにメモリ124に記憶さ
れている稼動情報を読み出す稼動情報読出手段128と
しての各機能実現手段を備えている。
【0033】また、機体コントローラ部12には、始動
キーが装着されるキースイッチユニット10、バッテリ
と共に建設機械1の電源部を構成するオルタネータ2
2、オルタネータ22が稼動したときに作動するアワー
メータ24、ガソリンや軽油等の燃料が貯留されている
燃料タンク内に設置された燃料センサ26及びアタッチ
メントを操作する操作レバーに設置された圧力スイッチ
28が接続され、それぞれから出力された信号が入力さ
れるようになっている。これらのキースイッチユニット
10、オルタネータ22、アワーメータ24、燃料セン
サ26及び圧力スイッチ28は、建設機械1の稼動情報
を検出する検出手段を構成する。
【0034】また、機体コントローラ12は、始動キー
101がキー穴102に差し込まれ、キースイッチ10
3が「LOCK」位置から「ON」位置を経由して「S
TART」位置に回動されたときに始動モータを駆動さ
せて建設機械1のエンジンを始動させる一方、建設機械
1の全体の動作を制御する。また、エンジンの始動と同
時に、機体コントローラ12には、オルタネータ22、
アワーメータ24、燃料センサ26及び圧力スイッチ2
8から所定の信号が入力され、これらの入力された信号
は稼動情報としてタイマー125から出力される日時情
報と対応付けてメモリ124に記憶される。これによ
り、エンジン始動日時、エンジン停止日時、エンジン総
稼動時間、燃料消費量、作業停止時間等の建設機械1の
稼動情報が収集可能となる。
【0035】すなわち、キースイッチ103から「ST
ART」信号が出力され、かつエンジンが始動されてオ
ルタネータ22から発電信号が出力された時点がエンジ
ン始動日時として記憶される。また、エンジンが停止さ
れてキースイッチ103から出力されていた「ON」信
号がなくなり、かつオルタネータ22から出力されてい
た発電信号がなくなった時点がエンジン停止日時として
記憶される。
【0036】また、燃料センサ26から出力される信号
に基づいて一定時間毎に燃料消費量が算出され、累積値
として記憶される。また、圧力スイッチ28から出力さ
れる信号に基づいて作業停止時間が計測される。すなわ
ち、オルタネータ22から発電信号が出力され、かつ圧
力スイッチ28から「ON」信号(アタッチメントが操
作されているときに出力される信号)が出力されていな
い時間が作業停止時間としてカウントされ、累積値とし
て記憶される。これらのメモリ124に記憶された稼動
情報は、情報量(データ量)が所定量に達したことを条
件にメモリ124から読み出されて接続ケーブル14を
介して送受信部18に送信される。
【0037】送受信部18は、所定の演算乃至制御処理
を行うCPU181と、所定の制御プログラム及び識別
情報(IDコード)が記憶されたROM182と、処理
データを一時的に記憶するRAM183と、メモリ12
4から読み出された稼動情報をROM182から読み出
された識別情報と共に通信衛星14を介して基地局32
に送信する送信部184と、管理装置20から基地局3
2及び通信衛星14を介して送信されてくる識別情報及
び指令情報を受信する受信部185とを備えている。な
お、送信部184及び受信部185は通信手段を構成
し、CPU181、ROM182及びRAM183は通
信手段の動作を制御する通信制御手段を構成する。
【0038】また、CPU181には、管理装置20か
ら送信されてくる識別情報をROM182に記憶されて
いる識別情報と照合して一致及び不一致を判別する照合
手段186と、識別情報が一致したときに管理装置20
から送信されてくる指令情報を解読する指令情報解読手
段187としての機能実現手段を備えている。また、送
信部184及び受信部185には、通信衛星14との間
で通信を行うためのアンテナ188がデュプレクサ18
9を介して接続されている。なお、メモリ124に記憶
されている稼動情報は、基地局32に送信された後は消
去されるようになっている。
【0039】管理装置20は、例えばパーソナルコンピ
ュータ等で構成され、基地局32から送信されてくる建
設機械1の稼動情報を受信する一方、その稼動情報を加
工して建設機械1を管理するもので、管理装置20の全
体の動作を制御する制御部201と、データ処理された
稼動情報を表示するCRT等からなる表示部202と、
制御部201に対して制御信号等を入力するキーボード
等の入力部203と、データ処理された稼動情報をプリ
ントアウトするプリンタ204とを備えている。なお、
この管理装置20は、建設機械1から離間した場所にあ
る管理センターに設置されたものである。
【0040】制御部201は、所定の演算乃至制御処理
を行うCPU205と、所定の制御プログラム及び識別
情報が記憶されたROM206と、処理データを一時的
に記憶するRAM207と、管理対象となっている建設
機械1の識別情報及び稼動情報を記憶するための記憶手
段であるEEPROMやフラッシュEEPROM等の書
き換え可能なメモリ208とを備えている。
【0041】また、CPU205には、基地局32に対
して、基地局32内のメモリに記憶されている建設機械
1の識別情報及び稼動情報の送信を要求する要求信号発
生手段209と、送信されてきた識別情報及び稼動情報
をメモリ208に書き込む情報書込手段210と、メモ
リ208に書き込まれている稼動情報に対して識別情報
単位(すなわち、建設機械単位)で所定のデータ処理
(例えば、データをテーブル化したり、グラフ化したり
する等の情報の加工処理)を行うデータ処理手段211
と、建設機械1に対してメモリ124に記憶されている
稼動情報の送信を指令する指令情報発生手段212とし
ての各機能実現手段を備えている。
【0042】また、CPU205には、指令情報を基地
局32に送信する送信部213と、基地局32から送信
されてくる識別情報及び稼動情報を受信する受信部21
4とが接続され、DSU(Digital Service Unit)21
5を介して基地局32と通信可能に接続されている。
【0043】本実施形態では、受信した稼動情報に基づ
いて、例えば表1に示すように、エンジン始動日時及び
エンジン停止日時がテーブル形式で表示部202に表示
される一方、プリンタ204によりプリントアウトされ
るようになっている。なお、表1では、エンジン始動日
時及びエンジン停止日時と対応させ、アワーメータ24
により計時した時間が表示されるようになっている。勿
論、エンジン総稼動時間、燃料消費量、作業停止時間等
を表示したり、プリントアウトしたりすることも可能で
ある。また、稼動情報として、エンジン始動日時及びエ
ンジン停止日時だけが必要な場合は、燃料センサ26や
圧力スイッチ28等からの信号は不要である。
【0044】
【表1】
【0045】このようにして得た表1のエンジン始動日
時及びエンジン停止日時から建設機械1の正確な使用日
数が確認でき、この使用日数から正確なレンタル料金を
算出することができる。また、エンジン総稼動時間によ
りオイルフィルタ等の消耗部品やエンジンオイル等の油
脂類の交換時期を管理することができ、作業停止時間か
らオペレータの実作業時間を求めることができる。ま
た、燃料総消費量から建設機械1のランニングコストを
求めることができ、エンジン最終停止日時から建設機械
1の放置時間が判明し、バッテリ等の管理が可能とな
る。
【0046】通信衛星30は、例えば高度780km付
近の極軌道上に打ち上げられた低軌道周回衛星であっ
て、アンテナ188を介して送信部184から送信され
た建設機械1の稼動情報を一旦受信した後に基地局32
に送信するものであり、基地局32は、通信衛星30を
介して送信されてきた建設機械1の稼動情報を管理装置
20に割り当てられたメモリに保存するものである。
【0047】次に、上記のように構成された稼動情報管
理システムの建設機械1側における情報の送受信動作の
概略について、図2に示すフローチャートを参照して説
明する。
【0048】すなわち、建設機械1のエンジンが始動さ
れると、オルタネータ22やアワーメータ24等からの
出力信号が機体コントローラ12に取り込まれ、稼動情
報として情報書込手段126によりメモリ124にタイ
マー125からの日時情報とともに書き込まれる(ステ
ップS1)。
【0049】この稼動情報は、上述のように、キースイ
ッチユニット10、オルタネータ22等からの出力信号
に基づいて得られるものであり、例えば、キースイッチ
103から「START」信号が出力され、かつエンジ
ンが始動されてオルタネータ22から発電信号が出力さ
れた時点がエンジン始動日時として書き込まれ、キース
イッチ103から出力されていた「ON」信号がなくな
り、かつオルタネータ22から出力されていた発電信号
がなくなった時点がエンジン停止日時として書き込まれ
る。
【0050】次いで、メモリ124に記憶された稼動情
報の情報量(データ量)が所定値以上になったか否かが
判別される(ステップS3)。そして、この判定が肯定
されると、情報読出手段128によりメモリ124に記
憶されている稼動情報が読み出され、送信部184によ
りアンテナ188を介して通信衛星30に送信される
(ステップS5)。
【0051】なお、稼動情報の総記憶量から残記憶容量
を算出し、この残記憶容量が所定値以下になったときに
稼動情報を通信衛星30に送信するようにしてもよい。
通信衛星30に送信された稼動情報は、基地局32に送
信されて基地局32のメモリに記憶される。稼動情報
は、通常はデータが圧縮された状態で送信され、管理装
置20に取り込むときに解凍されることになる。
【0052】そして、ステップS3で判定が否定される
と、メモリ124に記憶されている稼動情報を読み出し
て通信衛星30に送信する旨の管理センターからの指令
情報を受信したか否かが判別される(ステップS7)。
この判別は、指令情報解読手段187により実行される
が、この判別にあたっては管理センターから送信されて
きた識別情報がROM182に記憶されている識別情報
と一致するかどうかが照合手段186により照合され、
一致する場合にのみ判別動作が実行される。
【0053】ステップS7で判定が肯定されると、ステ
ップS5に移行し、ステップS7で判定が否定される
と、ステップS1に戻って以降の動作が繰り返し実行さ
れる。なお、ステップS5で稼動情報が通信衛星30に
送信されると、メモリ124に記憶されている稼動情報
は消去される。
【0054】次に、上記のように構成された稼動情報管
理システムの管理装置20側における情報の送受信動作
の概略について、図3に示すフローチャートを参照して
説明する。
【0055】まず、例えば、毎日一定の時刻に入力部2
03を操作することにより基地局32のメモリに保存さ
れている稼動情報が管理装置20により受信される(ス
テップS21)。すなわち、入力部203の操作により
基地局32に対して要求信号発生手段209から出力さ
れた要求信号が送信部213から送信される。この要求
信号に応じて基地局32のメモリに保存されている稼動
情報が読み出される一方、その読み出された稼動情報が
基地局32から管理装置20に送信される。この送信さ
れた稼動情報は、受信部214により受信され、識別情
報と共に情報書込手段210によりメモリ208に書き
込まれる。
【0056】そして、メモリ208に書き込まれた稼動
情報は、所定のデータ処理(情報の加工)が行われ(ス
テップS23)、その処理結果が表示部202に表示さ
れる一方、必要に応じてプリンタ204により記録紙に
プリントアウトされる(ステップS25)。メモリ20
8に書き込まれた稼動情報は、入力部203の操作によ
り消去指示信号が出力されるまでは保持されたままとな
る。
【0057】なお、建設機械1のメモリ124に記憶さ
れている稼動情報が所定量に達していない場合は基地局
32への稼動情報の送信が行われないので、管理装置2
0では稼動情報を受信できないことになる。このような
場合、必要があれば入力部203の操作により指令信号
発生手段211から出力される送信指令情報を送信部2
13により基地局32に送信すると、その送信指令情報
は基地局32から通信衛星30を介して建設機械1に送
信されるようになっている。
【0058】建設機械1では、上述したように、送信指
令情報を受信したことに応じてメモリ124に記憶され
ている稼動情報を読み出し、その稼動情報を通信衛星3
0を介して基地局32に送信する。このため、管理装置
20ではその稼動情報を取り込むことが可能となる。
【0059】本発明に係る建設機械及びその稼動情報管
理システムは、上記実施形態のように、稼動情報を記憶
する記憶手段であるメモリ124と、このメモリ124
に記憶される稼動情報を読み出す読出手段である情報読
出手段128と、この情報読出手段128により読み出
した稼動情報を管理センターに対し通信衛星30を介し
て送信する送信手段である送信部184とを備えている
ので、管理センターでは建設機械の正確な稼動情報をリ
アルタイムで得ることができ、建設機械を離間した場所
にある管理センターにおいて確実に管理することができ
るようになる。
【0060】なお、本実施形態では、建設機械1のメモ
リ124に記憶されている稼動情報が所定量に達した場
合及び管理装置20から要求があった場合に、メモリ1
24から稼動情報を読み出して管理装置20に送信する
ようになっているが、稼動情報の多少にかかわらず毎日
所定の時刻(例えば、夕方等の一日の作業終了時刻)に
達したときに、メモリ124から稼動情報を読み出すよ
うにすることも可能である。この場合は、CPU121
に所定の時刻に達したか否かを判別する時刻判別手段と
しての機能実現手段を有するようにしておけばよい。な
お、メモリ124に記憶されている稼動情報が所定量に
達したときに送信を行うようにする場合は、通信料金を
効果的に抑制することができる。
【0061】また、本実施形態では、管理装置20は、
基地局32から建設機械1の稼動情報を受信するように
しているが、基地局32を介さずに直接通信衛星30か
ら建設機械1の稼動情報を受信するようにしてもよい。
この場合、管理装置20に基地局32と同様の機能を有
するようにしておけばよい。要するに、基地局32の有
無にかかわらず、建設機械1から通信衛星30を介して
管理装置20に稼動情報が送信可能に構成されておれば
よい。
【0062】また、本実施形態では、建設機械1の機体
コントローラ部12及び送受信部18の両方にCPUや
ROM等からなる制御部を備えているが、例えば送受信
部18の制御部を機体コントローラ部12の制御部で兼
用するようにすることも可能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至10
の建設機械によれば、稼動情報を記憶する記憶手段と、
記憶手段に記憶される稼動情報を読み出す読出手段と、
読出手段により読み出した稼動情報を管理センターに対
し通信衛星を介して送信する送信手段とを備えているの
で、建設機械を離間した場所にある管理センターにおい
て確実に管理することができるようになる。
【0064】また、請求項11の建設機械の稼動情報管
理システムによれば、請求項1乃至10のいずれかに記
載の建設機械と、管理センターに設置されると共に、建
設機械から送信される稼動情報を受信し、この受信した
稼動情報を用いて建設機械を管理する管理装置とを備え
ているので、建設機械を管理センターにおいて確実に管
理することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る建設機械を管理する
ための稼動情報管理システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示す稼動情報管理システムの建設機械側
の送受信動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示す稼動情報管理システムの管理装置側
の送受信動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 建設機械 12 機体コントローラ部 30 通信衛星 32 基地局 18 送受信部 20 管理装置 127 情報量判別手段(判別手段) 124 メモリ(記憶手段) 128 情報読出手段(読出手段) 184 送信部 185 受信部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 稼動情報を記憶する記憶手段と、この記
    憶手段に記憶される稼動情報を読み出す読出手段と、こ
    の読出手段により読み出した稼動情報を管理センターに
    対し通信衛星を介して送信する送信手段とを備えたこと
    を特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に記憶される稼動情報の読
    出可能条件を満たしているか否かを判別する判別手段を
    備え、前記読出手段は前記読出可能条件を満たしている
    ことを条件に前記記憶手段から稼動情報を読み出すこと
    を特徴とする請求項1記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 前記読出可能条件は、前記記憶手段に記
    憶される稼動情報が所定量に達したことであることを特
    徴とする請求項2記載の建設機械。
  4. 【請求項4】 前記読出可能条件は、一日のうちの所定
    の時刻に達したことであることを特徴とする請求項2記
    載の建設機械。
  5. 【請求項5】 通信衛星を介して送信される管理センサ
    ーからの送信指令情報を受信する受信手段を備え、前記
    読出可能条件は、前記受信手段により送信指令情報を受
    信したことであることを特徴とする請求項2記載の建設
    機械。
  6. 【請求項6】 前記稼動情報は、レンタル料金を算出す
    る使用日数を求めるためのエンジン始動日時及びエンジ
    ン停止日時であることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載の建設機械。
  7. 【請求項7】 前記稼動情報は、オイルフィルタ等の消
    耗部品やエンジンオイル等の油脂類の交換時期を管理す
    るためのエンジン総稼動時間であることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載の建設機械。
  8. 【請求項8】 前記稼動情報は、オペレータの実作業時
    間を求めるための作業停止時間であることを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれかに記載の建設機械。
  9. 【請求項9】 前記稼動情報は、ランニングコストを求
    めるための燃料総消費量であることを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれかに記載の建設機械。
  10. 【請求項10】 前記稼動情報は、バッテリを管理する
    ためのエンジン最終停止日時であることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれかに記載の建設機械。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかに記載の
    建設機械と、前記管理センターに設置されると共に、前
    記建設機械から送信される稼動情報を受信し、この受信
    した稼動情報を用いて前記建設機械を管理する管理装置
    とを備えたことを特徴とする建設機械の稼動情報管理シ
    ステム。
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