JP2001170199A - 消火栓装置 - Google Patents
消火栓装置Info
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Abstract
とを目的とする。 【解決手段】 消火用ホースが収納される本体2の前面
に消火栓扉30および消火器扉44が配置され、それら
の外周に配置される化粧枠6A、6Bが本体2に着脱可
能に固定され、化粧枠6A、6Bが複数部材に分割可能
であるので、変形や腐食の場合に、その範囲のみの交換
が可能である。
Description
路内に設けられる消火栓装置に関する。
が収納されている本体の前面に扉板を設け、この扉板の
周囲と本体の前面との隙間をなくして美観を保つための
化粧枠が本体に固着され、例えば特公平7−12381
号公報に示されているように、自動車等の衝突などによ
る思わぬ外力が化粧枠や扉板に加わったときに、本体へ
の取付部材がその衝撃力を吸収して本体に変形を及ぼさ
ずに、修理や取替えの部材を少なくすることが示されて
いる。
火栓装置の前面は、化粧枠部分が露出する程度に、その
大半が埋め込まれるように設置されるとともに、交換の
必要があるときには、本体から扉体と化粧枠が取り外せ
るように構成されている。
に、走行車線側の側壁に位置し、走行車両が跳ね上げる
水滴や粉塵によって腐食されやすく、通常、車両が道路
の左側を走るのでその走行方向に気流が発生しやすく、
そのため、消火栓装置に対しても左側から汚損および腐
食が進むことになる。そして、消火栓装置の化粧枠や扉
体は左側のみの腐食によって、その前面部分全体を交換
することになってしまう。トンネル内では通常気流の方
向はほぼ一定であり、偏った汚れとなるのが通常であ
る。
どが左側と偏った汚損および腐食をすることから、消火
栓装置前面を部分的に交換可能とすることを目的として
いる。
は、消火用ホースが収納される本体の前面に扉体が配置
され、該扉体の外周に配置される化粧枠が前記本体と着
脱可能に固定されるものであって、該化粧枠が複数部材
に分割可能であることを特徴とするものである。
扉体ごとに枠を形成しているものである。
て説明する。図1は、本発明を利用する消火栓装置の正
面図、図2は、図1の消火栓装置の組み立て前の斜視図
である。
ている本体2の前面に開口部3が形成され、消火栓用開
口部4Aおよび消火器用開口部4Bをそれぞれ備えた消
火栓扉用化粧枠6Aおよび消火器扉用化粧枠6Bを、本
体2へ取り付けている。その取り付けは、本体2内でそ
の下部に固定されて前部が開口部3から前方へ突出する
底板となる取付枠8と、取付枠8から本体2の上側まで
断面L字状の取付支柱14、15を用い、開口部3の周
囲にて本体2の前部に形成されている取付縁部9に合わ
せて、各化粧枠6A、6Bを配置する。各化粧枠6A、
6Bの後部には、底辺以外の3辺に衝撃吸収部材12
A、12Bを取り付け、さらにその後側に接触縁部10
A、10Bが形成される。その接触縁部10A、10B
が本体2の取付縁部9に当接するようになっている。
ボルト孔を有する略コ字状の2つの固定部材16、17
が形成されるとともに、衝撃吸収部材12Aの上面側お
よび側面側からそれぞれボルト孔を有する固定部材1
8、19が突出している。これらの固定部材には、それ
ぞれ本体2側に対応するボルト孔が形成されるが、固定
部材16、17は、本体2の開口部3を縦方向に支持す
る取付支柱14に対応し、また、固定部材18は本体2
上面部分から突出した取付部材20に、固定部材19は
本体側面部から突出した取付部材21に対応する。ま
た、取付支柱14の中間部分には受座22が形成され、
固定部材17の底面部分を載置できるように配置されて
いる。したがって、本体2に対して消火栓扉用化粧枠6
Aを取り付ける際に、固定部材17を受座22に載せて
仮位置決めすることで、各固定部材と取付部材とのボル
ト孔を合わせてボルト締めすることができる。
ボルト孔を有する略コ字状の固定部材24が形成される
とともに、衝撃吸収部材12Bの上面側からボルト孔を
有する固定部材25が突出している。これらの固定部材
にも、それぞれ本体2側に対応するボルト孔が形成され
るが、固定部材24は、本体2の取付枠8の前部に、ま
た、固定部材25は本体2上面部分から開口部3に突出
した取付部材26に対応する。この消火器扉用化粧枠6
Bを本体2に取り付ける際には、取付枠8に載置するこ
とで、各固定部材にそれぞれの取付部材のボルト孔を合
わせてボルト締めすることができる。
たる取付支柱15には、消火栓扉用化粧枠6Aおよび消
火器扉用化粧枠6B取付時に接触縁部10A、10B双
方が当接し、それぞれ対応するボルト孔が設けられ、取
付支柱15に固定される。その際、消火栓用化粧枠6A
の衝撃吸収部材12Aの左側面と消火器扉用化粧枠6B
の衝撃吸収部材12Bの右側面とが当接するように配置
される。このとき、それぞれの衝撃吸収部材12A、1
2Bの対応する位置にボルト孔を配置して消火栓扉用化
粧枠6Aと消火器扉用化粧枠6Bとをボルト締めにより
一体化してもよい。
方には、消火栓用開口部4Aを塞ぐ消火栓扉30が設け
られ、本体2へ、取付機構27を介して消火栓扉30を
取り付けている。取付機構27はその台座28にホース
リール1の中央の固定部1cが装架されるとともに、閉
扉位置から開扉位置の間を本体2に固定されている軸受
29、29の軸を支点として回動できるように本体2に
設けられている可動枠36を有する。この取付機構27
の可動枠36に取り付けられた消火栓扉30は、詳細に
説明しないが、対応するボルト孔が設けられてボルト締
めによって固定される。この消火栓扉30の周縁は、上
部杵31、下部杵32、および左右杵33、34にて補
強され、断面が略L字状の縦梁を用いて、衝撃吸収部材
35を消火栓扉30の裏面に取り付けている。この消火
栓扉30は、可動枠36に固定されて閉扉位置において
消火栓扉用化粧枠6Aの開口部4Aを閉鎖する状態とさ
れ、いわゆる前傾式の開放動作を行う。
(2本分)が収納されるスペース38があり、その前方
には消火器用開口部4Bが位置して、その消火器用開口
部4Bに消火器扉44が設けられる。この消火器扉44
は消火器扉用化粧枠6Bの左側にヒンジによって固定さ
れ、横開きに開閉動作を行う。また、消火器用開口部4
Bの上側には、消火器扉44とは別個に機器扉43が消
火器扉44と同様に取り付けられ、この機器扉43に
は、表示灯45や発信機46などが設けられる。
おいて、衝撃吸収部材12A、Bは、走行する自動車等
が化粧枠6A、6Bや消火栓扉30および消火器扉44
に衝突するときに、衝撃吸収部材12A、12B等がそ
の衝撃力を吸収する機能を有しているので、かかる機能
によって本体2側が変形するのを防止する。したがっ
て、大きな衝撃があっても、おもに衝撃吸収部材12
A、12Bが変形することで本体2側には影響を及ぼさ
せず、変形した化粧枠6A、6Bや扉30、44を取り
替えることで復旧することができる。
火器扉44が配置されているが、交通法規の関係で自動
車の衝突は左側からが圧倒的に多く、変形が左側のみで
あれば、消火器扉用化粧枠6Bと消火器扉44との範囲
で取り替えることが可能である。同様に、消火栓装置前
面の汚損とそれに基づく腐食は左側が激しく、変形の場
合の如く腐食している側のみの交換で対応できる。
粧枠部分を消火器扉44側と消火栓扉30側とで分割し
ているが、消火器扉44側に比べて消火栓扉30側は大
きいのでさらに2以上に分割してもよく、全体として数
個のパーツとなるようにしてもよい。このような、化粧
枠部分の分割は、交換の便宜のみでなく、施工の際の運
搬や設置の作業においても負担が軽減される。
消火栓扉30および消火器扉44の扉ごとに行うので、
扉に対する枠の位置決めが容易であり、具体的に本体2
に対して消火栓扉用化粧枠6Aおよび消火器扉用化粧枠
6Bが位置決めされ、両化粧枠がずれても扉の枠がずれ
ることはない。すなわち、部材の組合せで枠を構成する
のは位置決めが面倒であり、この実施形態では、それを
避けるように分割している。
消火活動を行う場合、使用者は、その火災の規模などか
ら消火器を用いるのか、あるいは消火栓を用いるのかを
判別し、消火栓を用いるときには、消火栓扉30中央の
ハンドル51を手前に引くことで、消火栓扉30が手前
側に倒れるように開放し、その消火栓扉30の背面側
に、ホースリール1も倒れてくる。このとき、消火栓扉
30はホースリール1によってかなりの重量があるが、
そうでなくとも扉が一気に倒れるのは危険なので、消火
栓扉30の固定される可動枠36の左右両側には、本体
2に固定される取付支柱14、15に接続されるダンパ
39、39が設けられ、緩衝されるようになっている。
そして、詳細に示さないが、ホースリール1には保形型
の消火用ホースが巻き込まれるとともに、その消火用ホ
ースの先端には消火用ノズルが接続され、この消火用ノ
ズルは消火栓扉30の背面にホルダ等で保持されてい
る。そして、使用者は、図示しない消火用ノズルを取り
出し、詳細に示さない消火栓弁を開放して、消火用ホー
スを引き出しながら火災の現場に駆けつけ、火元に向け
て放水を行う。
44右手のハンドル52を引き、消火器扉44の右側が
手前へ引かれるように横開きして、その内側に図示しな
い消火器があることを確認する。そして、使用者は、図
示しない消火器を取り出し、火災の現場に駆けつけ、火
元に向けて消火剤の放出を行う。
3には発信機46が設けられているので、使用者が事故
などの通報を行うことができ、視界が多少悪くとも表示
灯45によって発信機46の位置が分かりやすいように
なっている。
が消火栓扉30とともに前方に倒れてくるいわゆる前傾
リール式の構造を示しているが、このホースの格納方式
はこれに限定されず、ホースリールが扉とは関係なく縦
方向のまま振り出されるスイングリール式や、本体内で
移動させない固定式、収納ケースを用いてその内部にホ
ースを巻き込んだ内巻式などであってもよい。また、消
火栓扉30や消火器扉44の方式も前傾式や横開きに限
定されず、観音開き、縦・横引き、シャッター式、リフ
ト式等などでもよい。さらに、消火栓装置が埋め込み設
置されていなくてよいことは勿論である。
収納される本体の前面に扉体が配置され、該扉体の外周
に配置される化粧枠が前記本体の着脱可能に固定される
ものであって、該化粧枠が複数部材に分割可能であるの
で、自動車の衝突による変形した範囲で取り替えること
が可能で、同様に、汚損やそれに基づく腐食の場合に
も、腐食している側のみの交換が可能である。このよう
な、化粧枠部分の分割は、交換の便宜のみでなく、施工
の際の運搬や設置の作業においても負担が軽減される。
扉体ごとに枠を形成しているものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 消火用ホースが収納される本体の前面に
扉体が配置され、該扉体の外周に配置される化粧枠が前
記本体と着脱可能に固定されるものであって、該化粧枠
が複数部材に分割可能であることを特徴とする消火栓装
置。 - 【請求項2】 扉体は、複数配置され、化粧枠が各扉体
ごとに枠を形成している請求項1の消火栓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35847799A JP3948871B2 (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 消火栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35847799A JP3948871B2 (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 消火栓装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001170199A true JP2001170199A (ja) | 2001-06-26 |
JP3948871B2 JP3948871B2 (ja) | 2007-07-25 |
Family
ID=18459521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35847799A Expired - Lifetime JP3948871B2 (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | 消火栓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3948871B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007275477A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Nohmi Bosai Ltd | 消火栓装置 |
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CN105080022A (zh) * | 2015-09-08 | 2015-11-25 | 荆门市广恒机电设备有限公司 | 一种带有烟雾感应器的消防箱 |
-
1999
- 1999-12-17 JP JP35847799A patent/JP3948871B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3948871B2 (ja) | 2007-07-25 |
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