JP2009051390A - シートバック保護構造 - Google Patents

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明夫 加藤
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Abstract

【課題】前方側へ飛び出したスペアタイヤからシートバックを保護する、より改良されたシートバック保護構造を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、シートバック1の後方のフロアにスペアタイヤ収納用凹部2aを形成した車両において、前記スペアタイヤ収納用凹部2aから前方側へ飛び出したスペアタイヤ3から、前記シートバック1を保護するシートバック保護構造に係るものである。上記目的を達成するために、本発明では、前記シートバック1の下端に配置され、車幅方向に延在する取り付け部材9に、車両後方を向くように形成されて前記スペアタイヤ3を受け止める受け面13aを備えたブラケット13を取り付けている。
【選択図】図10

Description

本発明は、シートバック保護構造に関し、より詳細には、スペアタイヤ収納用凹部から前方側へ飛び出したスペアタイヤから、シートバックを保護するシートバック保護構造に関する。
従来、シートバックの後方のフロアにスペアタイヤ収納用凹部を形成した車両が知られている。スペアタイヤは、通常走行時には、この凹部に収納されているが、車両後方から衝撃エネルギーを受けると、この凹部から前方側に飛び出してしまう可能性がある。したがって、前方側に飛び出したスペアタイヤから、シートバック等の車両内に設置された部材を保護する必要がある。このような保護構造の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された保護構造は、飛び出したスペアタイヤから、シートバックの背後に搭載された高圧電装ボックスを保護している。この保護構造では、スペアタイヤ収納用凹部の前方側において、シートバックの後方フロアに取り付けられた板状部材が用いられている。スペアタイヤが収納されていた凹部から飛び出すと、この板状部材に干渉し、板状部材が上方に折れ曲がって縦壁になる。この縦壁が、スペアタイヤが跳ね上がる方向を制御して、高圧電装ボックスを保護するしくみとなっている。
特許第3863077号公報
しかしながら、上記板状部材を用いた保護構造においては、板状部材の変形が大きくなりすぎるおそれがあり、変形の度合いを調整することが困難である。したがって、例えば、シートバックの背後に高圧電装ボックスを搭載しない車両において、上記板状部材を適用した場合、板状部材の変形度合いを調整できず、シートバックをスペアタイヤから保護できないおそれがある。
そこで、本発明は、前方側へ飛び出したスペアタイヤからシートバックを保護する、より改良されたシートバック保護構造を提供することを目的とする。
本発明は、シートバックの後方のフロアにスペアタイヤ収納用凹部を形成した車両において、前記スペアタイヤ収納用凹部から前方側へ飛び出したスペアタイヤから、前記シートバックを保護するシートバック保護構造に係るものである。上記目的を達成するために、本発明では、前記シートバックの下端に配置され、車幅方向に延在する取り付け部材に、車両後方を向くように形成されて前記スペアタイヤを受け止める受け面を備えたブラケットを取り付けている。
前記受け面は、上方に向かうにつれて、後方へ湾曲しながら反り返る形状に構成されている。
前記シートバックを車両に固定する固定部を、前記ブラケットが取り付けられた前記取り付け部材の前方側に設けている。
前記ブラケットは、前記受け面の両側縁部から前方に向かって延びる側面を備え、該側面の前端縁部を前記シートバックの背面に沿った形状に構成している。
前記シートバックの背面側に、棒状部材をX字状に交差させたクロスバーと、車両後方に向かって延在し前記シートバックの上端部が取り付けられるパーテーションパネルとを配置している。
請求項1に記載の本発明では、前記シートバックの下端に配置され、車幅方向に延在する取り付け部材に、車両後方を向くように形成されて前記スペアタイヤを受け止める受け面を備えたブラケットを取り付けるように構成している。したがって、スペアタイヤがスペアタイヤ収納用凹部から前方側へ飛び出した場合に、前記受け面がスペアタイヤを受け止めることによって、該スペアタイヤが略水平体勢のままシートバックに衝突することを防止できる。
請求項2に記載の本発明では、前記受け面が、上方に向かうにつれて、後方へ湾曲しながら反り返る形状に構成されている。したがって、スペアタイヤの動きを上方へ逃がし、スペアタイヤの後部が持ち上がって起立する状態に導くことができる。よって、乗員室内へのスペアタイヤの飛び出しを防ぐことができる。
請求項3に記載の発明では、前記シートバックを車両に固定する固定部を、前記ブラケットが取り付けられた前記取り付け部材の前方側に設けるように構成している。したがって、シートバックの固定部に、スペアタイヤが直撃することを防止できる。
請求項4に記載の発明では、前記受け面の両側縁部から前方に向かって延びる側面を備え、該側面の前端縁部を前記シートバックの背面に沿った形状に構成している。したがって、シートバックの組み付け時に、シートバックの背面の位置が、前記前端縁部にガイドされるため、シートバックの組付け性を向上できる。
請求項5に記載の発明では、前記シートバックの背面側に、棒状部材をX字状に交差させたクロスバーと、車両後方に向かって延在し前記シートバックの上端部が取り付けられるパーテーションパネルとを配置するように構成している。したがって、前記ブラケットの受け面に受け止められて起立したスペアタイヤが、前記クロスバー及び/又はパーテーションパネルに引っ掛かるため、スペアタイヤがシートバックに接触することを防止できる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図により説明する。図1は本実施形態に係るシートバック保護構造が適用されるシートバックとその周辺構造を前方側からみた斜視図である。図2は本実施形態に係るシートバック保護構造が適用されるシートバックとその周辺構造を後方側からみた斜視図である。図3は、本実施形態に係るシートバック保護構造が適用されるシートバックとその周辺構造を前方側からみた分解斜視図である。
図1〜図3に示すシートバック1はリヤシートのシートバックである。シートバック1の背面側において、図2に示すように、荷物室の床面としてフロアパネル2が延在している。タイヤ収納凹部2aは、延在したフロアパネル2を下方に窪ますことによって形成され、スペアタイヤ3を、タイヤ収納凹部2aの底面に対して水平に倒した状態で収納している。
シートバック1の両側下端部からは、それぞれ、車両内側に向かって膨出した形状で形成されたホイールハウスインナパネル4が、車両後方に向かって延在している。シートバック1の背面において、ホイールハウスインナパネル4の上端部には、図3に示すように、門形状のパーテーションパネル5が取り付けられている。パーテーションパネル5はシートバック1の上端部に対応する位置から後方に向かって延在する本体部5aと、ホイールハウスインナパネル4の上端部から上方に延びて、ホイールハウスインナパネル4と本体部5aとを連結する脚部5bとから構成されている。
シートバック1とパーテーションパネル5との間には、2本のパイプをX字状に交差させたクロスバー6が取付けられている。図4は、図3において図示した部材を取り付けた状態を示している。図4に示すように、X字状クロスバー6の上端は、それぞれパーテーションパネル5の脚部5bに取り付けられ、X字状クロスバー6の下端は、フロアパネル2に取り付けられている。X字状クロスバー6は、シートバック1を支えると共に、シートバック1と組み合わされて、荷室に対する隔壁としての役割を担っている。
シートバック1は主に発泡ウレタンで形成されていて、複数のワイヤー材を溶接により組み合わせた骨組みを一体発泡により内蔵し、乗員が着座した際の形状維持を可能としている。また、ループ状に形成したワイヤー材の一部1a,1b,1cをウレタンの外側に露出させ、車体への係止部としている。
シートバック1の車体への固定方法を、図4を参照しながら説明する。まずシートバック1の上側の固定について述べる。シートバック1の上部背面側の両端部付近には、下方に凸となるU字形状にワイヤー材を露出させたワイヤ1aが設けられている。このワイヤ1aをパーテーションパネル5に穿設した角穴5cに差し込むことで位置決めの誘い込みを行なう。また、シートバック1の上部背面側には、部分的に露出させた上部固定用ワイヤ1dが設けられている。このワイヤ1dの中央部分を、パーテーションパネル5の前縁部中央に設けられたフックブラケット7に差し込んで係止し、ワイヤ1dの両端部分をそれぞれX字状クロスバー6の両上端部に設けられた端末フック6aに差し込むことによって係止している。これにより、シートバック1の上端部がパーテーションパネル5及びX字状クロスバー6に固定される。
図5は、シートバック1とホイールハウスインナパネル4の右側下端を示す図1の部分拡大図であり、図6は、シートバック1の前方側中央下端部を示す図1の部分拡大図である。シートバック1の下側の固定方法について、図5及び図6を参照して以下に説明する。図5に示すように、シートバック1の下方右端部では、ホイールハウスインナパネル4の前方側下端面にサイドブラケット8が溶接されている。このサイドブラケット8に穿設した孔8aに、シートバック1の下方右端部に突出させた下側部固定用ワイヤ1bを合わせて、図示しないスクリュー等の締結部材で、ワイヤ1bをホイールハウスインナパネル4に固定している。なお、図5は、右側のホイールハウスインナパネル4とワイヤ1bを図示しているが、シートバック1の下方左端部も同様の構造を有しており、シートバック1の下方左端部に突出させた下側部固定用ワイヤ1bをホイールハウスインナパネル4に固定している。
また、図6に示すように、シートバック1の下端中央付近において、2本の下中央部固定ワイヤ1cをシートバック1から突出させている。一方、後述の右側チャイルドシートアンカレジ9と左側チャイルドシートアンカレジ10の前方側には、それぞれ、右側センターブラケット9aと左側センターブラケット10aとが取り付けられていて、右側センターブラケット9aと左側センターブラケット10aには、それぞれ孔9bと孔10bが穿設されている。この孔9bと孔10bに、2本の下中央部固定ワイヤ1cをそれぞれ合わせて、図示しないスクリュー等の締結部材で、ワイヤ1cを右側センターブラケット9aと左側センターブラケット10aにそれぞれ固定している。したがって、シートバック1は、右側チャイルドシートアンカレジ9と左側チャイルドシートアンカレジ10に、ワイヤ1cと右側センターブラケット9a及び左側センターブラケット10aとを介して結合されることになる。
以上、計9箇所の係止または固定により、シートバック1は車体に固定される。図7は、車体に固定されたシートバック1を背面側からみた斜視図であって、説明のため、左右のホイールハウスインナパネル4とパーテーションパネル5を省略して示している。図7に示すように、車体に固定されたシートバック1の下端の背面側に近接して、右側チャイルドシートアンカレジ9と左側チャイルドシートアンカレジ10が配置されている。
右側チャイルドシートアンカレジ9と左側チャイルドシートアンカレジ10はそれぞれ、車両幅方向に延在するパイプ材9c,10cを備えている。このパイプ材には、チャイルドシート設置のためのストライカー9d,10dが取り付けられている。ストライカー9d,10dは、コ字状のワイヤー材によって構成され、その両端が、パイプ材9c,10cの外周に溶接などによって固定されている。このストライカー9d,10dは、シートバック1の下端と図示しないシートクッションの後端部との間に位置するように配置されている。これにより、図示しないISO−FIXタイプのチャイルドシートのアンカレッジがこのストライカー9d,10dに嵌合可能となっている。
この右側チャイルドシートアンカレジ9と左側チャイルドシートアンカレジ10は、それぞれパイプ材9c,10cの両端に設けた外側フロアブラケット11と内側フロアブラケット12を介して、フロアパネル2に取り付けられている。外側フロアブラケット11と内側フロアブラケット12は、フロアパネル2にボルト等の締結部材で固定されている。右側チャイルドシートアンカレジ9には、シートバック保護構造としての特徴部分であるブラケット13が取り付けられている。ブラケット13は、収納されたスペアタイヤ3の車両前後方向の中心線に近い位置で右側チャイルドシートアンカレジ9に取り付けられている。
図8は、図7におけるブラケット13の拡大図であり、図9は、右側チャイルドシートアンカレジ9に取り付けられたブラケット13を示す斜視図である。ブラケット13は、車両後方を向くように形成されてスペアタイヤ3を受け止める受け面13aと、受け面13aの両側縁部から前方のパイプ材9cに向かって垂直に延びる一対の側面13bを備えている。フロアパネル2に対して水平方向におけるブラケット13の断面は、コの字形状に形成され、受け面13aは、その中間部において、前方へ向かって湾曲した形状、すなわち、上方に行くほど後ろ側に反って湾曲するような形状に構成されている。
ブラケット13の前端縁部13c、すなわち、側面13bの前端縁部13cの一部は、右側チャイルドシートアンカレジ9のパイプ材9cに溶接などにより強固に固定されている。この固定部分よりも上方の前端縁部13cは、シートバック1の背面1eに沿った形状に形成されている。ブラケット13の下端とフロアパネル2との間には、所定の空間が形成されていて、内側フロアブラケット12は、ブラケット13に近接した位置で、パイプ材9cをフロアパネル2に固定している。
本実施形態では、ブラケット13が固定されている位置において、右側チャイルドシートアンカレジ9の前方側には、右側センターブラケット9aが配置されている。ここで、右側センターブラケット9aは、図6に示すように、車幅方向において、ブラケット13の両側面13bの間に位置している。
次いで、本実施形態におけるシートバック保護構造の作用について説明する。上記に説明したシートバック1とその周辺構造において、通常、車両の後部から衝撃エネルギーを受けると、スペアタイヤ収納用凹部2aを含む荷室の変形によって、スペアタイヤ3の後部が上方へ持ち上がるように移動し、スペアタイヤ3が荷室内に起立した状態で留まることが想定される。しかしながら、スペアタイヤ3が、上記のように起立せず、スペアタイヤ収納用凹部2aから前方側へ飛び出だすと、シートバック1の後方に設置されたX字状クロスバー6が変形し、スペアタイヤ3が侵入できるだけの隙間が生じてしまう可能性が考えられる。このとき、上記ブラケット13が設置されていない場合には、飛び出したスペアタイヤ3がシートバック1にぶつかって、シートバック1が衝撃エネルギーを受けるおそれがある。
しかしながら、本実施形態においては、シートバックの下端に配置された右側チャイルドシートアンカレジ9に、スペアタイヤ3を受け止める受け面13aを備えたブラケット13が取り付けられているため、シートバック1にスペアタイヤ3がぶつからないようにすることができる。
図10は、車両後部に衝撃エネルギーを受けた際のスペアタイヤの移動を示す図である。スペアタイヤ収納用凹部2a内に、位置Aにおいて収納されていたスペアタイヤ3は、車両後部からの衝撃エネルギーを受けて、スペアタイヤ収納用凹部2aから前方側へ飛び出し、位置Bに移動する。前方側へ飛び出したスペアタイヤは位置Bにおいて、ブラケット13の受け面13aに受け止められる。
受け面13aは、上方に向かうにつれて、後方へ湾曲しながら反り返る形状を有しているため、飛び出したスペヤタイヤ3の後部は、矢印C方向に起き上がる。スペアタイヤ3の後部が矢印C方向に起き上がると、スペアタイヤ3は、位置Dに移動し、シートバック1の背面1eに沿って起立した状態になる。したがって、ブラケット13によって、スペアタイヤ3が略水平体勢のままシートバックに衝突することを防止することができる。
なお、より簡潔に説明するため、図10では、X字状クロスバー6とパーテーションパネル5を省略して示している。本実施形態のように、X字状クロスバー6とパーテーションパネル5が設置されている場合には、スペアタイヤ3は、受け面13aに受け止められて、その後部が持ち上げられた後、X字状クロスバー6及び/又はパーテーションパネル5に引っ掛かる。したがって、スペアタイヤ3がそれ以上前方に移動することが妨げられる。
先に述べたように、ブラケット13の下端とフロアパネル2の間には、所定の空間が形成されていて、内側フロアブラケット12は、ブラケット13に近接した位置で、パイプ材9cをフロアパネル2に固定している。したがって、ブラケット13がスペアタイヤ3を受け止めた際の衝撃を、パイプ材9cと内側フロアブラケット12とを介して、フロアパネル2に逃がすことができる。また、シートバック1の下端を固定する右側センターブラケット9aが、後方側にブラケット13が取り付けられた右側チャイルドシートアンカレジ9の前方側に設けられているため、シートバック1の固定部に、スペアタイヤ3が直撃することを防止することができる。本実施形態においては、右側センターブラケット9aは、図6に示すように、右側チャイルドシートアンカレジ9の前方側において、ブラケット13の両側面13bの内部に位置するように取り付けられているため、より効果的に保護されている。
また、ブラケット13の前端縁部13cの一部が、シートバック1の背面1eに沿った形状に構成されている。したがって、シートバック1を車体に組付ける際に、この前端縁部13cによりシートバック1の背面1eの位置が導かれて、シートバック1の下中央部固定ワイヤ1cが自動的にセンターブラケット9a上に配置される。ブラケット13の前端縁部13cがない場合、シートバック1の組み付け時に、シートバック1の背面の位置が定まりにくく、下中央部固定ワイヤ1cが誤って、右側チャイルドシートアンカレッジ9のパイプ材9cの後方側に差し込まれてしまうおそれがある。しかしながら、ブラケット13の前端縁部13cが、シートバック1の背面1eの位置をガイドするため、シートバック1の背面1eが正しい角度で配置されて、下中央部固定ワイヤ1cがパイプ材9cの前方側に正しく配置されることになる。したがって、ブラケット13によって、スペアタイヤ3からシートバック1を保護すると共に、シートバック1の車体への組付け性を向上させることもできる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例えば、既述の実施形態では、ブラケット13を右側チャイルドシートアンカレジ9に取り付けているが、左側チャイルドシートアンカレジ10に取り付けても良い。この際、ブラケット13を、収納されたスペアタイヤ3の車両前後方向の中心線にできるだけ近い位置で取り付けることが望ましい。
一実施形態に係るシートバック保護構造が適用されるシートバックとその周辺構造を前方側からみた斜視図である。 一実施形態に係るシートバック保護構造が適用されるシートバックとその周辺構造を後方側からみた斜視図である。 一実施形態に係るシートバック保護構造が適用されるシートバックとその周辺構造を前方側からみた分解斜視図である 図3におけるシートバックの車体への固定方法を示す斜視図である。 図1の部分拡大図である。 図1の部分拡大図である。 図1におけるシートバックの背面下端を示す斜視図である。 図7におけるブラケットの拡大図である。 右側チャイルドシートアンカレジに取り付けられたブラケットを示す斜視図である。 スペアタイヤの移動を示す概念図である。
符号の説明
1 シートバック
2 フロアパネル
2a スペアタイヤ収納用凹部
3 スペアタイヤ
5 パーテーションパネル
6 X字状クロスバー
9 右側チャイルドシートアンカレジ
9a 右側センターブラケット
10 左側チャイルドシートアンカレジ
10a 左側センターブラケット
13 ブラケット
13a 受け面
13b 側面
13c 前端縁部

Claims (5)

  1. シートバックの後方のフロアにスペアタイヤ収納用凹部を形成した車両において、前記スペアタイヤ収納用凹部から前方側へ飛び出したスペアタイヤから、前記シートバックを保護するシートバック保護構造であって、
    前記シートバックの下端に配置され、車幅方向に延在する取り付け部材に、車両後方を向くように形成されて前記スペアタイヤを受け止める受け面を備えたブラケットを取り付けたことを特徴とする、シートバック保護構造。
  2. 前記受け面は、上方に向かうにつれて、後方へ湾曲しながら反り返る形状であることを特徴とする、請求項1に記載のシートバック保護構造。
  3. 前記シートバックを車両に固定する固定部を、前記ブラケットが取り付けられた前記取り付け部材の前方側に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシートバック保護構造。
  4. 前記ブラケットは、前記受け面の両側縁部から前方に向かって延びる側面を備え、該側面の前端縁部を前記シートバックの背面に沿った形状に構成したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシートバック保護構造。
  5. 前記シートバックの背面側に、棒状部材をX字状に交差させたクロスバーと、車両後方に向かって延在し前記シートバックの上端部が取り付けられるパーテーションパネルとを配置したことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシートバック保護構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013035395A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Toyota Motor Corp 車体後部構造
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