JP2001169621A - 田植機 - Google Patents

田植機

Info

Publication number
JP2001169621A
JP2001169621A JP36119199A JP36119199A JP2001169621A JP 2001169621 A JP2001169621 A JP 2001169621A JP 36119199 A JP36119199 A JP 36119199A JP 36119199 A JP36119199 A JP 36119199A JP 2001169621 A JP2001169621 A JP 2001169621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
planting
lifting
lowering
elevating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36119199A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Okada
悟 岡田
Hideki Matsuoka
秀樹 松岡
Yoichiro Nishi
陽一朗 西
Yuichi Kato
祐一 加藤
Tomohito Maekawa
智史 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP36119199A priority Critical patent/JP2001169621A/ja
Publication of JP2001169621A publication Critical patent/JP2001169621A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 植付部を上昇位置に確実に保持すると
共に、エンジンの駆動停止時でも植付部の下降を容易に
可能とさせる。 【解決手段】 植付部(15)を昇降自在に支持する
油圧昇降シリンダ(28)を機体に備えた田植機におい
て、昇降シリンダ(28)の昇降バルブ(109)によ
る植付部(15)の昇降を禁止する第1ストップバルブ
(115)と、昇降バルブ(109)に関係なく植付部
(15)を下降可能とさせる第2ストップバルブ(11
8)を設けると共に、昇降バルブ(109)に第1及び
第2ストップバルブ(115)(118)を一体的に設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば機体後方に支
持する植付部を昇降動作させる油圧昇降シリンダを備え
た田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来例えば格納庫で植
付部を上昇位置に保ったままで長期放置する場合、昇降
バルブなど油圧回路中の油圧リークによって植付部が自
然に下降する不都合がある。また格納庫などの狭い場所
で植付部を下降させようとした場合にも、エンジンを駆
動し電磁昇降バルブの電磁操作によって植付部を下降さ
せる手間の煩わしさがあると共に、エンジンの駆動停止
で昇降バルブの電磁操作が不可能なときなどには植付部
の下降が行えないという不都合がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、植
付部を昇降自在に支持する油圧昇降シリンダを機体に備
えた田植機において、昇降シリンダの昇降バルブによる
植付部の昇降を禁止する第1ストップバルブと、昇降バ
ルブに関係なく植付部を下降可能とさせる第2ストップ
バルブを設けると共に、昇降バルブに第1及び第2スト
ップバルブを一体的に設けて、植付部を希望する上昇位
置に確実に保持すると共に、エンジンの駆動停止時など
の電磁昇降バルブが作動不可能状態にあっても周囲の障
害物などとの位置を確認してから植付部を緩やかに容易
に下降可能とさせて作業性を向上させ、しかも油圧配管
上で第1及び第2ストップバルブを別部品として設ける
構成に比べ配管を容易とさせ構成をコンパクトとさせる
ものである。
【0004】また、昇降シリンダと油タンクとを接続す
る油路中に第1及び第2ストップバルブを直列に介設し
て、植付部を上昇位置に保ったままで長期放置するなど
とした場合にも、油圧リークによる植付部の下降を最小
に抑えて植付部の良好な上昇位置の保持を図るものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同
平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車で
あり、エンジン(2)を車体フレーム(3)に搭載さ
せ、ミッションケース(4)前方にフロントアクスルケ
ース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させる
と共に、前記ミッションケース(4)の後部にリヤアク
スルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケース
(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして前
記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予備
苗載台(10)を取付けると共に、乗降ステップ(1
1)を介して作業者が搭乗する車体カバー(12)によ
って前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カ
バー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転
席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハ
ンドル(14)を設ける。
【0006】また、図中(15)は6条植え用の苗載台
(16)並びに複数の植付爪(17)などを具備する植
付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台(1
6)を下部レール(18)及びガイドレール(19)を
介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持さ
せると共に、一方向に等速回転させるロータリケース
(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケー
ス(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪ケー
ス(22)(22)を配設し、その爪ケース(22)
(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。ま
た前記植付ケース(20)の前側にローリング支点軸
(23)を介してヒッチブラケット(24)を設け、ト
ップリンク(25)及びロワーリンク(26)を含む昇
降リンク機構(27)を介して走行車(1)後側にヒッ
チブラケット(24)を連結させ、前記リンク機構(2
7)を介して植付部(15)を昇降させる油圧昇降制御
機構である油圧昇降シリンダ(28)のピストンロッド
(28a)をロワーリンク(26)に連結させ、前記前
後輪(6)(8)を走行駆動して移動すると同時に、左
右に往復摺動させる苗載台(16)から一株分の苗を植
付爪(17)によって取出し、連続的に苗植え作業を行
うように構成する。
【0007】また、図中(29)は主変速レバー、(3
0)は副変速レバーでもある植付レバー、(31)は感
度設定器、(32)は主クラッチペダル、(33)(3
3)は左右ブレーキペダル、(34)は2条分均平用セ
ンタフロート、(35)は2条分均平用サイドフロー
ト、(36)は6条用の側条施肥機である。
【0008】さらに、図3、図4に示す如く、前低後高
(傾斜角約4度)に傾斜させる前記車体フレーム(3)
前部上面に架台(37)…を一体固定させ、架台(3
7)…の上面に防振ゴム(38)…及びエンジン台(3
9)を介して前記エンジン(2)を上載させ、前記エン
ジン(2)の左側に燃料タンク(40)を、またエンジ
ン(2)の右側にマフラー(41)を取付けると共に、
車体フレーム(3)前端側略中央にバッテリ(43)を
取付けている。
【0009】またさらに、前記車体フレーム(3)にケ
ース台(44)を一体固定させ、ケース台(44)にス
テアリングケース(45)を取付け、ハンドル筒体(4
6)に内挿させる操向ハンドル(14)のステアリング
軸(14a)を、左右車体フレーム(3)(3)間の略
中央でステアリングケース(45)上面に立設させると
共に、ステアリングケース(45)下面に出力軸(4
7)を突設させ、左右の前輪(6)(6)を方向転換さ
せる操向アーム(48)を前記出力軸(47)に取付け
ている。
【0010】また、前記エンジン(2)下方のエンジン
台(39)下側に、前後方向に略水平な円筒形の軸受体
(49)を熔接固定させ、前記軸受体(49)にカウン
タ軸(50)を挿通支持させ、軸受体(49)前方に突
出させるカウンタ軸(50)前端にカウンタプーリ(5
1)を取付けると共に、左右車体フレーム(3)(3)
間の略中央上方でエンジン(2)の前方にエンジン出力
軸(52)を突設させ、該出力軸(52)に出力プーリ
(53)を取付け、該出力プーリ(53)を前記カウン
タプーリ(51)にVベルト(54)を介して連結させ
ている。
【0011】さらに、前記車体フレーム(3)後端部に
リヤアクスルケース(7)をボルト止め固定させ、前記
リヤアクスルケース(7)前面にミッションケース
(4)後面を連結固定させると共に、ミッションケース
(4)の右側前面にクラッチケース(55)を一体形成
し、クラッチケース(55)前面に無段ベルト変速ケー
ス(56)右側後面を嵌合固定させ、また昇降シリンダ
(28)を作動させる油圧ポンプ(57)をベルト変速
ケース(56)の左側後面に固定させるもので、四角パ
イプ形の左右車体フレーム(3)(3)の間でこの上面
よりも低位置に前記各ケース(4)(55)(56)及
び油圧ポンプ(57)を吊下げ固定させ、ユニバーサル
ジョイント付き伝動軸(58)を前記カウンタ軸(5
0)後端とベルト変速ケース(56)間に設け、エンジ
ン(2)出力をベルト変速ケース(56)に伝えると共
に、フロントアクスルケース(5)とミッションケース
(4)間に前輪伝動軸(59)を設け、ミッションケー
ス(4)の変速出力を各アクスルケース(5)(7)を
介して前後輪(6)(8)に伝えるように構成してい
る。
【0012】図5乃至図7に示す如く、前記センタフロ
ート(34)の前部を上下に揺動自在に支持するピッチ
ング支点軸(60)をフロート(34)後部上面のブラ
ケット(61)に設け、前記植付ケース(20)に回動
自在に枢支する植付深さ調節支点軸(62)に、植付深
さ調節リンク(63)の基端を固設させると共に、該リ
ンク(63)の先端を前記ピッチング支点軸(60)に
連結させている。
【0013】そして、前記植付ケース(20)側に固定
アーム(64a)(64b)を介し支持する支軸(6
5)に出力リンク(66)中間を回動自在に枢支し、前
記調節支点軸(62)に基端を固設する揺動アーム(6
7)の先端に、結合ピン(68)を介して出力リンク
(66)後端を連結させると共に、該出力リンク(6
6)前端の軸(69)に昇降リンク(70)を連結さ
せ、センタフロート(34)の前部上面に固設するブラ
ケット(71)の軸(72)と前記昇降リンク(70)
一端側の軸(73)間を揺動リンク(74)を介し連結
させている。
【0014】また、前記支軸(65)にセンサリンク
(75)の中間を回動自在に枢支し、センサリンク(7
5)一端側の軸(76)と前記昇降リンク(70)他端
側の軸(77)間を連動リンク(78)で連結させると
共に、植付ケース(20)側に固定アーム(64b)を
介し支持するポテンショメータ式フロートセンサ(7
9)の検出アーム(80)の長孔(81)に前記センサ
リンク(75)他端側の検出軸(82)を係合連結させ
て、耕盤の凹凸或いは深さの変化などで植付深さが変化
するとき、フロートセンサ(79)によってこれを検出
するように構成している。
【0015】図6、図8にも示す如く、前記支点軸(6
2)に基端を固設する基準植付深さ設定用の植深調節レ
バー(83)を植深モータ(84)により適宜駆動制御
するようにしたもので、中央の植付ケース(20)より
右側の伝動パイプ(85)に取付板(86)及び側板
(87)を介しモータ取付台(88)を固設させ、該モ
ータ取付台(88)のモータ(84)の回転ネジ軸(8
9)に結合させる移動子(90)に、調節レバー(8
3)を係合連結させて、モータ(84)の駆動によって
移動子(90)がネジ軸(89)に沿って上下方向に移
動するとき、調節レバー(83)を上下方向に揺動させ
て支点軸(62)を回動させ、基準植付深さの調節を行
うように構成している。
【0016】また、前記調節レバー(83)はモータ取
付台(88)に開閉自在に固定するカバー(91)内に
配置し、モータ取付台(88)には調節レバー(83)
の固定ピン(92)の移動位置を検出するポテンショメ
ータ式植深センサ(93)を設けて、植付深さ位置を感
知するように構成している。
【0017】そして前記植深モータ(84)或いは調節
レバー(83)により支点軸(62)を中心とした植深
変更時にはピッチング支点軸(60)部の上下変位置
と、出力リンク(66)前端の軸(69)部の上下変位
置とを略同一とさせて、植深を変更させてもフロートセ
ンサ(79)の出力を変化させないように構成してい
る。
【0018】一方、前記変速ケース(56)の入力軸部
には伝動軸(58)を介し伝達されるエンジン(2)か
らの回転数を検出するエンジン回転センサであるエンジ
ンセンサ(94)を、また前記フロントアクスルケース
(5)の入力軸部には伝動軸(59)を介し伝達される
ミッションケース(4)からの走行出力を検出する車速
センサ(95)を設けると共に、左側車体フレーム
(3)のセンサ取付板(96)にロワーリンク(26)
に連結するリフトアーム(97)の移動位置を検出する
リンクセンサ(98)を設けて、植付部(15)の昇降
位置を感知するように構成している。
【0019】図13に示す如く、エンジン(2)によっ
て駆動する油圧ポンプ(99)の供給油圧回路(10
0)を、フローコントロールバルブ(101)によって
高圧油路(102)と低圧油路(103)に分岐して、
操向ハンドル(14)によって操向シリンダ(104)
の操向バルブ(105)を切換える操向バルブユニット
(106)と、上昇及び下降ソレノイド(107)(1
08)によって昇降バルブ(109)を操作し昇降シリ
ンダ(28)を駆動する昇降バルブユニット(110)
とを高圧油路(102)に設けると共に、植付部(1
5)の左右傾斜姿勢を制御する水平シリンダ(111)
の水平操作用ソレノイドバルブ(112)を有する水平
バルブユニット(113)とを低圧油路(103)に設
けて、植付部(15)の昇降制御を前記バルブ(10
9)の上昇及び下降ソレノイド(107)(108)の
励磁操作によって行うように構成している。
【0020】また、前記昇降バルブ(109)と昇降シ
リンダ(28)とを接続するシリンダ油路(114)に
第1ストップバルブ(115)を介設し、昇降バルブ
(109)と油タンク(116)とを接続するタンク戻
り油路(117)に、昇降バルブ(109)と第1スト
ップバルブ(115)間の油路(114)を第2ストッ
プバルブ(118)を有する下降油路(119)で昇降
バルブ(109)を介することなく直接的に接続させ、
前記昇降シリンダ(28)と油タンク(116)間に第
1ストップバルブ(115)と昇降バルブ(109)或
いは第1及び第2ストップバルブ(115)(118)
のそれぞれ2つを直列に接続させて、第1ストップバル
ブ(115)と昇降バルブ(109)の閉或いは第1及
び第2ストップバルブ(115)(118)の閉によっ
て、植付部(15)の上昇位置での確実な保持を図るよ
うに構成している。
【0021】さらに、前記昇降シリンダ(28)の上昇
シリンダ室(28b)にアキュムレータ油路(120)
を介してアキュムレータ(121)を接続させて、上昇
シリンダ室(28b)内の急激な圧力変動時にはアキュ
ムレータ(121)でこの圧力変動を吸収して、昇降バ
ルブ(109)によって植付部(15)をスムーズに昇
降させるように構成している。
【0022】図9、図10に示す如く、前記第1及び第
2ストップバルブ(115)(118)は昇降バルブ
(109)に一体的に連結させてバルブユニット(11
0)に一体に設けるもので、昇降シリンダ(28)を右
側位置で右車体フレーム(3)右側面の固定ブラケット
(122)にバルブ台(123)を介して昇降バルブ
(109)を固設させ、昇降バルブ(109)の左側面
部に一体的に設ける第1ストップバルブ(115)のL
形状の開閉操作レバー(115a)を昇降バルブ(10
9)より上方に突出させると共に、昇降バルブ(10
9)の前側面部に一体的に設ける第2ストップバルブ
(118)の開閉操作レバー(118a)を昇降バルブ
(109)の前方に突出させて、これら第1及び第2ス
トップバルブ(115)(118)と昇降バルブ(10
9)とを一体とさせたバルブユニット(110)を構成
コンパクトに形成している。また、左右車体フレーム
(3)の後部内側に略平行で前低後高に配設する左右サ
ブフレーム(124)に枢支軸(125)を介し昇降シ
リンダ(28)を取付けると共に、昇降シリンダ(2
8)の右側近接位置で略同一高さ位置に昇降バルブ(1
09)を配設して、配管を容易で構造を簡潔とさせるよ
うに構成している。
【0023】また図11、図12に示す如く、前記アキ
ュムレータ(121)は、昇降シリンダ(28)の左側
位置で左車体フレーム(3)の右下方に配設するもの
で、左車体フレーム(3)の左側面に固設する取付板
(126)にアキュムレータ(121)の取付座(12
7)を固定させて、昇降シリンダ(28)とアキュムレ
ータ(121)との配管を容易とさせ、アキュムレータ
(121)と後車輪(8)との干渉を防止すると共に、
アキュムレータ(121)の取付け及び取外しも容易と
させるように構成している。
【0024】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、昇降バルブ(109)と第1及び第2ストップバル
ブ(115)(118)とを一体的に連結固定して一体
構造のバルブユニット(110)を形成することによっ
て、構成簡単にして配管も容易とさせることができる。
【0025】また、格納庫などで植付部(15)を上昇
位置で長期間保持する場合などには、第1ストップバル
ブ(115)と昇降バルブ(109)或いは第1及び第
2ストップバルブ(115)(118)何れかの直列状
の2つの閉動作によって油圧のリークが最小に抑えられ
て、植付部(15)の良好な上昇保持を図ることができ
る。
【0026】さらに、エンジン(2)の駆動停止時など
で昇降バルブ(109)による植付部(15)の下降動
作が不可能なとき或いは昇降バルブ(109)や電気系
の故障時などには第1及び第2ストップバルブ(11
5)(118)を開操作することによって、植付部(1
5)の下降が行えるもので、格納庫など狭い場所におい
てエンジン(2)をその都度駆動しなくても、周囲の障
害物との位置関係を確認しながら緩やかに植付部(1
5)を下降させることもできる。
【0027】図14に示すものは前実施例の昇降シリン
ダ(28)と第1ストップバルブ(115)との油路
(114)間にアキュムレータ(121)の耐圧以下に
設定したリリーフバルブ(128)を接続して、アキュ
ムレータ(121)の耐久性を向上させるもので、昇降
シリンダ(28)とアキュムレータ(121)との油路
(120)に前記リリーフバルブ(128)を接続して
も同様の効果を奏し、油路(114)(120)の何れ
にリリーフバルブ(128)を接続しても良い。
【0028】図15に示すものは、前述実施例の昇降シ
リンダ(28)とアキュムレータ(121)との油路
(120)に前述のリリーフバルブ(128)を接続さ
せると共に、アキュムレータ(121)側へのみ流通さ
せるチェックバルブ(129)と絞り(130)を並回
路に油路(120)に介設して、昇降シリンダ(28)
における急激な油圧力の上昇をアキュムレータ(12
1)で吸収して緩衝させると共に、植付昇降制御時のオ
ーバシュートを防止するためのダンパ効果も得るもの
で、またアキュムレータ(121)に蓄積したエネルギ
を絞り(130)で昇降シリンダ(28)側に徐々に発
散して、植付部(15)が振動するなどとした不都合を
防止することができる。
【0029】また、本実施例のような昇降シリンダ(1
28)に単動型を用いた場合、非圧縮側のプリーザ油路
(131)と前記リリーフバルブ(128)のオーバロ
ード油路(132)とを合流させて、合流油路(13
3)を介し油タンク(116)に戻す構成として、配管
構成を簡潔とさせると共に、油タンク(116)の油路
(133)の接続ポート数も減らして配管部品や工数を
低減させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、植付部(15)を昇降自在に支持する油圧昇降シリ
ンダ(28)を機体に備えた田植機において、昇降シリ
ンダ(28)の昇降バルブ(109)による植付部(1
5)の昇降を禁止する第1ストップバルブ(115)
と、昇降バルブ(109)に関係なく植付部(15)を
下降可能とさせる第2ストップバルブ(118)を設け
ると共に、昇降バルブ(109)に第1及び第2ストッ
プバルブ(115)(118)を一体的に設けたもので
あるから、植付部(15)を希望する上昇位置に確実に
保持すると共に、エンジン(2)の駆動停止時などの電
磁昇降バルブ(109)が作動不可能状態にあっても周
囲の障害物などとの位置を確認してから植付部(15)
を緩やかに容易に下降可能とさせて作業性を向上させ、
しかも油圧配管上で第1及び第2ストップバルブ(11
5)(118)を別部品として設ける構成に比べ配管を
容易とさせ構成をコンパクトとさせることができるもの
である。
【0031】また、昇降シリンダ(28)と油タンク
(116)とを接続する油路(114)(119)(1
17)中に第1及び第2ストップバルブ(115)(1
18)を直列に介設したものであるから、植付部(1
5)を上昇位置に保ったままで長期放置するなどとした
場合にも、油圧リークによる植付部(15)の下降を最
小に抑えて植付部(15)の良好な上昇位置の保持を図
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図。
【図2】田植機の全体平面図。
【図3】走行車体の側面説明図。
【図4】走行車体の平面説明図。
【図5】植付部の側面説明図。
【図6】フロート部の平面説明図。
【図7】センタフロート部の側面説明図。
【図8】植深調節部の側面説明図。
【図9】昇降バルブユニットの側面説明図。
【図10】昇降バルブユニットの平面説明図。
【図11】アキュムレータ部の側面説明図。
【図12】アキュムレータ部の平面説明図。
【図13】油圧回路図。
【図14】油圧回路図。
【図15】油圧回路図。
【符号の説明】
(15) 植付部 (28) 昇降シリンダ (109) 昇降バルブ (111) 油タンク (114)(117)(119) 油路 (115) 第1ストップバルブ (118) 第2ストップバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 陽一朗 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 (72)発明者 加藤 祐一 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 (72)発明者 前川 智史 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 Fターム(参考) 2B062 AA02 AA14 AA20 AB01 AB07 BA02 BA65 BA72 CA03 2B304 KA02 KA04 KA12 LA02 LA09 LB05 LB16 MA02 MB06 MC04 MC13 PB10 PD02 PD07 PD17 PD19 PD20 PD32 PD40 RA09 RA24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植付部を昇降自在に支持する油圧昇降シ
    リンダを機体に備えた田植機において、昇降シリンダの
    昇降バルブによる植付部の昇降を禁止する第1ストップ
    バルブと、昇降バルブに関係なく植付部を下降可能とさ
    せる第2ストップバルブを設けると共に、昇降バルブに
    第1及び第2ストップバルブを一体的に設けたことを特
    徴とする田植機。
  2. 【請求項2】 昇降シリンダと油タンクとを接続する油
    路中に第1及び第2ストップバルブを直列に介設したこ
    とを特徴とする請求項1記載の田植機。
JP36119199A 1999-12-20 1999-12-20 田植機 Pending JP2001169621A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36119199A JP2001169621A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 田植機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36119199A JP2001169621A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 田植機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001169621A true JP2001169621A (ja) 2001-06-26

Family

ID=18472569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36119199A Pending JP2001169621A (ja) 1999-12-20 1999-12-20 田植機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001169621A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3960405B2 (ja) 田植機
JP2001169621A (ja) 田植機
JPH0436577Y2 (ja)
JP3894348B2 (ja) 田植機
JP2517912Y2 (ja) 移植機
JPH0739379Y2 (ja) 田植機
JP3882976B2 (ja) 田植機
JP4001216B2 (ja) 田植機
JP2000175525A (ja) 田植機
JPH0613624Y2 (ja) 水田作業車における作業部制御装置
JP2601771B2 (ja) 田植機の植付制御装置
JP3205819B2 (ja) 移動農機
JPH0522023Y2 (ja)
JP2522643B2 (ja) 田植機
JP2561630B2 (ja) 田植機の植付制御装置
JP2001022460A (ja) 水田作業機
JP3930141B2 (ja) 移動農機の昇降制御装置
JP2652140B2 (ja) 田植機
JPH0331124Y2 (ja)
JP2572258B2 (ja) 田植機の植付昇降装置
JP2668526B2 (ja) 田植機
JPH088572Y2 (ja) 田植機の植深制御装置
JP3882975B2 (ja) 田植機
JP4016515B2 (ja) 田植機
JPH0340093Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040610

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040810

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20050222