JP2001022460A - 水田作業機 - Google Patents

水田作業機

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JP2001022460A
JP2001022460A JP11195910A JP19591099A JP2001022460A JP 2001022460 A JP2001022460 A JP 2001022460A JP 11195910 A JP11195910 A JP 11195910A JP 19591099 A JP19591099 A JP 19591099A JP 2001022460 A JP2001022460 A JP 2001022460A
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Japan
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speed change
guide
lever
shift lever
shift
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JP11195910A
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English (en)
Inventor
Tomio Tanaka
富穂 田中
Makoto Kubotsu
誠 窪津
Yutaka Kaizu
裕 海津
Tadashi Kusunoki
忠 楠
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速操作性を優れたものにする。 【解決手段】 ステアリングハンドルの横側部に変速レ
バー23を配置し、変速レバー23が所定の変速径路に
沿って作動するように案内する変速ガイド32をフレー
ム24に取り付け、変速レバー23を上下方向で挿通さ
せる変速パターン形状のガイド溝33Aが形成された変
速ガイドパネル33を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機などの水田
作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の田植機などの水田作業機では、特
開平5‐319275号公報で見られるように、ステア
リングハンドルの横側部に変速レバーを配置し、この変
速レバーが所定の変速径路に沿って作動するように案内
する変速ガイドをフレームに取り付けていた。
【0003】また、ボンネットのうち、後部の左右向き
軸芯周りでの上下揺動により開閉自在な開閉カバー部の
前端に走行照準器を装着してある従来の田植機など水田
作業機では、特開平8‐310266号公報で見られる
ように、開閉カバー部の前端に支柱を立設し、この支柱
の上端に照準体を装着して走行照準器を構成し、この走
行照準器に、開閉カバー部が開放姿勢にある状態でステ
アリングハンドルに係脱自在なカバー開放保持用のフッ
クを装着し、フックをステアリングハンドルに掛けるこ
とにより、走行照準器を利用して開閉カバー部を開放姿
勢に保持するようにしていた。
【0004】更に、従来の田植機などの水田作業機で
は、ボンネットの開閉カバー部又は固定部に、開閉カバ
ー部の閉塞に伴い固定部又は開閉カバー部に付設の係止
具に弾性係合する係合具を設けて、この係合具の係止具
への弾性係合により開閉カバー部を閉塞姿勢に保持する
ようにしていた。
【0005】また、従来の田植機などの水田作業機で
は、特開平10‐229715号公報で見られるよう
に、運転部を覆うキャノピを支持する左右一対のキャノ
ピ支柱を原動部のボンネット内を通して配置し、それら
キャノピ支柱の下端をミッションケースに支持させてい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは次のような欠点があった。すなわち、変
速ガイドにより変速レバーを所定の変速径路に沿って移
動案内できるものの、どの方向に変速レバーを操作すれ
ば良いのかが操作に先立って視覚により判らないから、
操作にまごつきを生じやすく操作性が悪かった。
【0007】また、走行照準器を用いて開閉カバー部を
開放姿勢に保持するから、特別な保持構造が不要で構造
簡単に開閉カバー部を開放姿勢に保持することができる
ものの、走行照準器にフックを取り付ける関係上、走行
照準器を構成する際、支柱に照準体を取り付ける工程と
支柱や照準体にフックを取り付ける工程との二工程が必
要であるから、製作工数が多いことに起因したコストア
ップを避けることができなかった。
【0008】更に、ボンネットの開閉カバー部を係合具
の係止具への機械的な係合により開閉カバー部を閉塞姿
勢に保持するから、係合具や係止具の開閉カバー部や固
定部への取付け、開閉カバー部の取付けなどに大きな誤
差があった場合、係合具と係合具とが大きく位置ずれし
て、開閉カバー部の閉塞に伴い係合具を係止具に弾性係
合させることができずに開閉カバー部を閉塞姿勢に保持
できず、その結果、開閉カバー部を閉塞姿勢に保持する
には、係合具や係止具、開閉カバー部の取付けに要求さ
れる精度が高くて組付け性が悪くなることでコストアッ
プを招来していた。
【0009】また、キャノピ支柱を機体フレームの一部
であるミッションケースに支持させるから、キャノピ支
持を強固に行えるものの、キャノピ支柱がボンネット内
を挿通するから、キャノピ支柱がボンネット内を圧迫し
てボンネット内の機器の配置を制約することはもちろ
ん、ボンネット内に対するメンテナンスを行う際、この
キャノピ支柱が邪魔となって、メンテナンスの作業性を
悪くしていた。
【0010】本発明の目的は、上記欠点を解消する点に
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
特徴・作用・効果は次の通りである。
【0012】〔特徴〕ステアリングハンドルの横側部に
変速レバーを配置し、この変速レバーが所定の変速径路
に沿って作動するように案内する変速ガイドをフレーム
に取り付け、前記変速レバーを上下方向で挿通させる変
速パターン形状のガイド溝が形成された変速ガイドパネ
ルを設けてある点にある。
【0013】〔作用〕フレームに取り付けた変速ガイド
により、変速レバーの所定の変速径路に沿っての作動を
案内するようにしてあって、変速ガイドはフレームに取
り付けられることによりしっかりとしているから、変速
レバーの所定の変速径路に沿っての作動案内を確実に行
うことができる。しかも、変速レバーが上下方向で挿通
する変速ガイドパネルのガイド溝が変速パターン形状で
あるから、変速レバーとガイド溝との両者を見てガイド
溝のどの位置に変速レバーがあるのかを知ることによ
り、変速レバーが変速径路のどの位置にあるかが判り、
その結果、変速する際には、変速レバーとガイド溝とを
視認することにより、変速レバーを操作する方向や操作
すべき量を先に知ることができて、変速操作をまごつき
なく行える。
【0014】〔効果〕従って、変速レバーの所定の変速
径路に沿っての作動案内を確実に行えることと、変速操
作をまごつきなく行えることとの相乗により、変速操作
性を優れたものにできるようになった。
【0015】請求項2に係る本発明の特徴・作用・効果
は次の通りである。
【0016】〔特徴〕上記請求項1に係る本発明におい
て、変速レバーが、前後進切り換え自在な静油圧式無段
変速装置を操作対象とするものであって、中立位置での
左右揺動により前後進を選択し、かつ、前後進選択状態
での前後揺動により静油圧式無段変速装置を変速作動さ
せるものである点にある。
【0017】〔作用〕中立位置での変速レバーの左右揺
動により前後進を選択し、かつ、前後進選択状態での変
速レバーの前後揺動により変速するようにしてあるか
ら、前進状態から静油圧式無段変速装置を中立状態に戻
す際、中立位置で変速レバーの前後揺動が規制されて、
中立位置を越えて後進操作域にまで変速レバーを操作し
てしまうことを極力、回避することができる一方、後進
状態から静油圧式無段変速装置を中立状態に戻す際に
も、中立位置で変速レバーの前後揺動が規制されて、中
立位置を越えて前進操作域にまで変速レバーを操作して
しまうことを極力、回避することができる。
【0018】〔効果〕従って、静油圧式無段変速装置を
中立状態に容易、確実に戻すことができるようになっ
た。
【0019】請求項3に係る本発明の特徴・作用・効果
は次の通りである。
【0020】〔特徴〕上記請求項1や2に係る本発明に
おいて、変速ガイドパネルが、運転部の前部のボンネッ
トのうちメータパネルを装着した上部カバー部の一部か
ら形成されたものである点にある。
【0021】〔作用〕メータパネルを装着する関係上、
視認性に優れた上部カバー部の一部から変速ガイドパネ
ルを形成してあるから、メータパネル同様、変速ガイド
パネルの視認性を優れたものにできる。
【0022】〔効果〕従って、変速レバーとガイド溝と
の位置関係の視認性を優れたものにできて、変速レバー
の操作性を一層、優れたものにできるようになった。
【0023】請求項4に係る本発明の特徴・作用・効果
は次の通りである。
【0024】〔特徴〕ボンネットのうち、後部の左右向
き軸芯周りでの上下揺動により開閉自在な開閉カバー部
の前端に走行照準器を装着し、この走行照準器を構成す
るに、前記開閉カバー部の前端に支柱を立設し、この支
柱の上端に、照準部と、開閉カバー部が開放姿勢にある
状態でステアリングハンドルに係脱自在なカバー開放保
持用のフック部とを一体形成した照準体を装着してある
点にある。
【0025】〔作用〕走行照準器にフック部を設けて、
このフック部をステアリングハンドルに掛けることによ
り、走行照準器をカバー開放保持具に利用して、開閉カ
バー部を開放状態に保持するようにしてあるから、開閉
カバー部を開放姿勢に保持するための特別なカバー開放
保持具が不要である。しかも、照準部とフック部とを一
体形成した照準体としてあるから、フック部を備えた走
行照準器としながらも、この走行照準器を構成するため
の工程が支柱に照準体を取り付けるだけの一つで済む。
【0026】〔効果〕従って、構造簡単に開閉カバー部
を開放姿勢に保持できながらも、走行照準体を作成する
工数が一つで済むことによるコストダウンを図ることが
できるようになった。
【0027】請求項5に係る本発明の特徴・作用・効果
は次の通りである。
【0028】〔特徴〕ボンネットの開閉カバー部を閉塞
姿勢に保持するロック機構を構成するに、開閉カバー部
と固定部とのうち開閉カバー部が閉塞姿勢にある状態で
対向する部分に、磁石とこれに吸着される磁性体とを振
り分け状態に設けてある点にある。
【0029】〔作用〕磁石と磁性体との吸着で開閉カバ
ー部を閉塞姿勢に保持するようにしてあって、磁石と磁
性体とが多少、位置ずれしていても、それら両者の吸着
作用が損なわれることがなくて、吸着による保持機能を
発揮できるから、磁石や磁性体、開閉カバー部の取付け
精度が多少、悪くても、開閉カバー部を閉塞姿勢に保持
することができる。
【0030】〔効果〕従って、開閉カバー部を閉塞姿勢
に保持できながらも、磁石や磁性体、開閉カバー部の組
付け性を向上してコストダウンを図ることができるよう
になった。
【0031】請求項6に係る本発明の特徴・作用・効果
は次の通りである。
【0032】〔特徴〕運転部前方の原動部の左右両側そ
れぞれに、機体前方位置からの前記運転部に対する乗降
を行うための乗降ステップを配置し、これら乗降ステッ
プのそれぞれに、前記運転部の上部を覆うキャノピを支
持するキャノピ支柱を原動部のボンネットの外側に位置
する状態に立設し、前記乗降ステップのうちキャノピ支
柱を立設する部分を前記原動部のエンジン搭載フレーム
に支持させてある点にある。
【0033】〔作用〕キャノピ支柱をボンネットの外側
に配置して乗降ステップに立設してあるから、キャノピ
支柱でボンネット内を圧迫することがないことはもちろ
ん、ボンネット内に対するメンテナンスを行う際、キャ
ノピ支柱が邪魔になりにくい。しかも、乗降ステップの
うちキャノピ支柱を立設する部分をエンジン搭載フレー
ムに支持させてあるから、キャノピ支柱の支持強度を十
分に確保できることはもちろん、乗降ステップの支持強
度を同時に向上することができる。
【0034】〔効果〕従って、ボンネット内での機器の
配置の自由度を向上できることはもちろん、ボンネット
内に対するメンテナンス性を向上できるとともに、キャ
ノピを強固に支持でき、同時に、乗降ステップも強固に
支持できるようになった。
【0035】
【発明の実施の形態】水田作業機の一例である田植機
は、図1、図2に示すように、乗用型の自走機体1の後
部に水田作業装置の一例である苗植付装置2をリンク機
構3を介して昇降自在に連結し、前記苗植付装置2を昇
降する油圧シリンダ利用の昇降シリンダ4を設け、施肥
装置5を設けて構成されている。
【0036】前記自走機体1は、操向用の左右一対の駆
動前輪6と左右一対の駆動後輪7とを備えた機体フレー
ムの前部に原動部8を搭載し、後部に搭乗運転部9を搭
載して構成されている。かつ、自走機体1の前記原動部
8の左右両側それぞれには、機体前方位置からの前記搭
乗運転部9に対する乗降を行うための乗降ステップ10
が搭乗運転部9の運転ステップ11に連なる状態で配置
され、搭乗運転部9の上部には、図3にも示すように、
搭乗運転部9の上部を覆うキャノピ12が配置されてい
る。Bは、前記乗降ステップ10の左右外側それぞれに
配置した予備苗のせ台である。
【0037】前記駆動前輪6は、機体フレームの一部と
なるミッションケース13に前車軸ケース14を介して
支持されており、駆動後輪7は、機体フレームに後車軸
ケース15を介して支持されている。
【0038】前記原動部8は、図4に示すように、機体
フレームのうちミッションケース13よりも前方に位置
する搭載フレーム16に搭載したエンジン17と、これ
を覆うボンネット18とを有する。
【0039】前記ミッションケース13には、図4に示
すように、前後進切り換え自在な静油圧式無段変速装置
19が、その出力をミッションケース13内に伝達する
状態で取り付けられている。この静油圧式無段変速装置
19は、前記エンジン17によりベルト伝動装置20を
介して駆動されるようになっている。
【0040】そして、前記静油圧式無段変速装置19か
らミッションケース13内に導入された動力は、前記駆
動前輪6及び駆動後輪7に伝達されるようになってお
り、動力のうち前進動力は、前記苗植付装置2に伝達さ
れるようになっている。
【0041】前記搭乗運転部9は、駆動前輪6を操向操
作するためのステアリングハンドル21や座席22など
を備えている。前記ステアリングハンドル21の左右横
一側部には、図6にも示すように、前記静油圧式無段変
速装置19を操作するための変速レバー23が配置され
ている。
【0042】前記ボンネット18は、図5〜図7にも示
すように、エンジンルームのうち上部を覆うとともにメ
ータパネルMを装着した合成樹脂製の上部カバー部18
Aと、エンジンルームの下部のうち後部を覆う後部カバ
ー部18Bと、エンジンルームの下部のうち前部を覆う
閉塞姿勢と開放した開放姿勢とに後部の左右向き軸芯P
1周りで上下揺動切り換え自在な開閉カバー部18Cと
からなる。
【0043】前記変速レバー23の取付け手段は、図
8、図9に詳しく示すように、前記ステアリングハンド
ル21を支持するハンドルポスト21Aにフレーム24
を固着し、このフレーム24に可動ブラケット25を左
右向き軸芯X1周りに回動自在に取り付け、この可動ブ
ラケット25に変速レバー23を前記左右向き軸芯X1
に直交する軸芯Y1周りに左右揺動自在に取り付ける手
段である。つまり、変速レバー23の中立位置Nでの可
動ブラケット25に対する左右揺動が前後進選択操作で
あり、前進選択状態での可動ブラケット25ごとの変速
レバー23の中立位置Nから前方への揺動が前進増速操
作であり、後進選択状態での可動ブラケット25ごとの
変速レバー23の中立位置Nから後方への揺動が後進増
速操作である。そして、前記変速レバー23、つまり、
可動ブラケット25と静油圧式無段変速装置19、つま
り、トラニオン軸19A(変速操作軸)とは、図10に
も示すように、前進操作域Fでの変速レバー23の前方
への増速操作に伴いトラニオン軸19Aが前進増速回動
し、かつ、後進操作域Rでの変速レバー23の後方への
増速操作に伴いトラニオン軸19Aが後進増速回動する
ようにリンク機構26を介して連動連結されている。2
7は、リンク機構26のうちトラニオン軸19Aにそれ
と一体に回動する状態に装着した作動アーム26Aの操
作に伴う回動を許容する状態でその作動アーム26Aの
V字形のカム側面をローラ27Aを介してバネ28の弾
性力で押すことにより、その作動アーム26A、つま
り、トラニオン軸19Aを中立姿勢に回動付勢する中立
付勢アームである。
【0044】前記フレーム24と可動ブラケット25と
の間には、中立位置N、前進操作域Fの複数位置、後進
操作域Rの複数位置のそれぞれで変速レバー23を弾性
的に係合保持するデテント機構が介装されている。デテ
ント機構は、フレーム24に、可動ブラケット25側に
バネ29で移動付勢されたデテントボール30を設け、
可動ブラケット25のうち変速レバー23が各位置に位
置するときにデテントボール30に対応する箇所のそれ
ぞれにデンテントボール30を入り込ませる凹部31を
形成して、デテントボール30の凹部31への弾性係合
により、操作に伴う変速レバー23の作動を許容する状
態で変速レバー23を各位置で保持するように構成され
ている。なお、前進操作域Fの複数位置のうち最低速位
置は、植付作業用の走行速度よりも低速の畦越え用の位
置である。
【0045】前記変速レバー23を所定の変速径路に沿
って作動するように案内するガイド手段は、図11にも
示すように、変速レバー23に固着連設のロッド23A
を挿通させて変速レバー23の作動を所定の変速径路に
沿うように案内する変速パターン形状のガイド溝32A
が形成された変速ガイド32を前記フレーム24に取り
付け、前記変速レバー23を上下方向で挿通させる変速
パターン形状のガイド溝33Aが形成された変速ガイド
パネル33を設けて構成されている。前記変速ガイドパ
ネル33は、前記上部カバー部18Aの一部から形成さ
れている。詳述すると、変速ガイドパネル33は、メー
タパネルMよりも一段下がったレベルに形成されてい
る。また、変速ガイド32には、変速レバー23が中立
位置Nにおいて後進操作域R側に操作されたときにロッ
ド23Aに押圧されて揺動することにより、昇降操作レ
バー4aを位置保持するデテントをワイヤ34を介して
解除作動させて昇降操作レバー4aを付勢力で上昇位置
に作動させる後進感知レバー35が取り付けられてい
る。なお、昇降シリンダ4に対する制御バルブが電磁バ
ルブである場合には、図中二点鎖線で示すように、ロッ
ド23Aで押圧されて揺動した後進感知レバー35で操
作されるように制御バルブを上昇状態に切り換えるため
の上昇スイッチ36をワイヤ34に代えて設けることで
実施する。
【0046】前記開閉カバー部18Cの前端には、図1
〜図5、図12に示すように、前回の走行において線引
きマーカで圃場に引かれた走行指標線に機体の左右中心
を合わせる場合に用いる走行照準器37(一般にセンタ
ーマスコットと呼ばれている。)が装着されている。こ
の走行照準器37は、開閉カバー部18Cの前端に左右
向き軸芯X2周りに揺動自在に支柱37Aを取り付け
(立設し)、この支柱37Aの上端に照準体37Bを装
着して構成されている。前記照準体37Bは、照準部3
7aと、開閉カバー部18Cが開放姿勢にある状態で支
柱37Aの左右向き軸芯X2周りでの揺動により前記ス
テアリングハンドル21に係脱自在で係合することで開
閉カバー部18Cをカバー部重量に抗して開放姿勢に保
持するカバー開放保持用のフック部37bとを一体形成
した合成樹脂製品である。前記支柱37Aを開閉カバー
部18Cに取り付ける手段は、支柱37Aの下端に連設
の支軸37cを、開閉カバー部18Cにボルト止めした
ブラケット38に回動自在に取り付ける手段である。な
お、走行照準器37を所定の揺動姿勢で保持する手段
は、摩擦力で保持する手段である。
【0047】前記開閉カバー部18Cを閉塞姿勢に保持
するロック機構は、図12、図13で詳しく示すよう
に、前記ブラケット38に磁石39をボルト42で取り
付け、固定部40のうち開閉カバー部18Cが閉塞姿勢
にある状態で前記磁石39に対向する箇所に磁性体であ
る鉄板41をボルト43で取り付けて構成されている。
つまり、磁石39の吸着力で開閉カバー部18Cを閉塞
姿勢に保持するようになっている。前記磁石39は、ボ
ルト挿通孔39aを上下方向に沿った長孔とすることで
ブラケット38(つまり、開閉カバー部18C)に対し
て上下に位置調整自在に構成されている。また、前記固
定部40は、前記左右の乗降ステップ10の前端同士を
繋ぐ繋ぎ部から構成されており、左右の乗降ステップ1
0及び繋ぎ部は一体形成されている。
【0048】前記キャノピ12は、前記乗降ステップ1
0のそれぞれにボンネット18の外側に位置する状態で
立設した左右のキャノピ支柱50の上端に取り付けられ
ており、前記乗降ステップ10のうちキャノピ支柱50
を立設する部分は、前記エンジン搭載フレーム16にス
テー51を介して支持されている。また、キャノピ12
は、左右向き軸芯X3周りでの上下揺動により、搭乗運
転部9の上部を覆う作用姿勢と起立して上部を開放する
非作用姿勢とに変更自在なものであり、揺動操作用の把
手12aを有する。53はキャノピ12を任意の揺動姿
勢で固定保持するダンパであり、55はバックミラーで
ある。前記キャノピ支柱50及びステー51を乗降ステ
ップ10に連結する手段は、キャノピ支柱50の下端に
連結フランジ50aを固着連設し、ステー51の上端に
連結フランジ51aを固着連設し、両連結フランジ50
a,51aで乗降ステップ10を挟み込む状態で両連結
フランジ50a,51aをボルト52で連結固定する手
段である。また、左右のキャノピ支柱50は、上端部と
上下中間部とでバー54を介して連結されている。
【0049】〔別実施形態〕磁石39を固定部40側
に、磁性体41を開閉カバー部18C側に設けて実施し
ても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図
【図2】平面図
【図3】要部の正面図
【図4】要部の切り欠き側面図
【図5】開閉カバー部開放状態の側面図
【図6】ボンネット要部の平面図
【図7】上部カバー部の斜視図
【図8】変速レバーと静油圧式無段変速装置との連係機
構の側面図
【図9】変速レバーと静油圧式無段変速装置との連係機
構要部の切り欠き正面図
【図10】変速レバーと静油圧式無段変速装置との連係
機構要部の切り欠き平面図
【図11】変速ガイドの平面図
【図12】ロック機構の切り欠き側面図
【図13】ロック機構の切り欠き正面図
【符号の説明】
8 原動部 9 運転部 10 乗降ステップ 12 キャノピ 16 エンジン搭載フレーム 18 ボンネット 18A 上部カバー部 18C 開閉カバー部 19 静油圧式無段変速装置 21 ステアリングハンドル 23 変速レバー 24 フレーム 32 変速ガイド 33 変速ガイドパネル 33A ガイド溝 37 走行照準器 37A 支柱 37B 照準体 37a 照準部 37b フック部 39 磁石 40 固定部 41 磁性体 50 キャノピ支柱 M メータパネル X1 左右向き軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海津 裕 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 楠 忠 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B062 AA02 AA14 AA20 AB01 BA11 BA22 BA25 BA54 3D040 AA23 AB04 AC62 AD05 AF08 3J070 AA03 BA41 BA46 CE10 DA24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングハンドルの横側部に変速レ
    バーを配置し、この変速レバーが所定の変速径路に沿っ
    て作動するように案内する変速ガイドをフレームに取り
    付け、前記変速レバーを上下方向で挿通させる変速パタ
    ーン形状のガイド溝が形成された変速ガイドパネルを設
    けてある水田作業機。
  2. 【請求項2】 変速レバーが、前後進切り換え自在な静
    油圧式無段変速装置を操作対象とするものであって、中
    立位置での左右揺動により前後進を選択し、かつ、前後
    進選択状態での前後揺動により静油圧式無段変速装置を
    変速作動させるものである請求項1記載の水田作業機。
  3. 【請求項3】 変速ガイドパネルが、運転部の前部のボ
    ンネットのうちメータパネルを装着した上部カバー部の
    一部から形成されたものである請求項1又は2記載の水
    田作業機。
  4. 【請求項4】 ボンネットのうち、後部の左右向き軸芯
    周りでの上下揺動により開閉自在な開閉カバー部の前端
    に走行照準器を装着し、この走行照準器を構成するに、
    前記開閉カバー部の前端に支柱を立設し、この支柱の上
    端に、照準部と、開閉カバー部が開放姿勢にある状態で
    ステアリングハンドルに係脱自在なカバー開放保持用の
    フック部とを一体形成した照準体を装着してある水田作
    業機。
  5. 【請求項5】 ボンネットの開閉カバー部を閉塞姿勢に
    保持するロック機構を構成するに、開閉カバー部と固定
    部とのうち開閉カバー部が閉塞姿勢にある状態で対向す
    る部分に、磁石とこれに吸着される磁性体とを振り分け
    状態に設けてある水田作業機。
  6. 【請求項6】 運転部前方の原動部の左右両側それぞれ
    に、機体前方位置からの前記運転部に対する乗降を行う
    ための乗降ステップを配置し、これら乗降ステップのそ
    れぞれに、前記運転部の上部を覆うキャノピを支持する
    キャノピ支柱を原動部のボンネットの外側に位置する状
    態に立設し、前記乗降ステップのうちキャノピ支柱を立
    設する部分を前記原動部のエンジン搭載フレームに支持
    させてある水田作業機。
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