JPH06245612A - 乗用田植機における植付部のローリング制御構造 - Google Patents

乗用田植機における植付部のローリング制御構造

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JPH06245612A
JPH06245612A JP3571393A JP3571393A JPH06245612A JP H06245612 A JPH06245612 A JP H06245612A JP 3571393 A JP3571393 A JP 3571393A JP 3571393 A JP3571393 A JP 3571393A JP H06245612 A JPH06245612 A JP H06245612A
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JP
Japan
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rolling
planting
rolling cylinder
switching valve
cylinder
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Pending
Application number
JP3571393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Doi
邦夫 土井
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロック状態になった異常時のローリングシリ
ンダを速かにフリー状態にするローリング制御構造を提
供すること。 【構成】 走行部の後方に植付部をローリング自在に連
結し、同植付部をローリング制御手段により水平制御可
能とした乗用田植機において、ローリング制御手段は、
油圧ポンプに、植付部をローリング動作させる複動型の
ローリングシリンダの一側部を一側油路を介して接続す
ると共に、油圧タンクに上記ローリングシリンダの他側
部を他側油路を介して接続し、両側油路の中途部間に電
動式の切替バルブを介設して、同切替バルブによりロー
リングシリンダのピストンロッドを左右側方へ往復動可
能とし、しかも、両側油路のローリングシリンダの近傍
に位置する個所間に、上記切替バルブの中立動作に連動
してバイパス油路を形成するパイロット弁を介設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用田植機における植
付部のローリング制御構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用田植機の一形態として、走行
部の後方に植付部をローリング自在に連結し、同植付部
をローリング制御手段により水平制御可能としたものが
ある。
【0003】そして、ローリング制御手段としては、図
9に示すように、油圧ポンプPに、植付部をローリング
動作させる複動型のローリングシリンダaの一側部を一
側油路bを介して接続すると共に、油圧タンクTに上記
ローリングシリンダaの他側部を他側油路cを介して接
続し、両側油路b,cの中途部間に電磁式切替バルブd
を介設して、同切替バルブdによりローリングシリンダ
aのピストンロッドmを左右幅方向へ往復動作可能と
し、しかも、両側油路のローリングシリンダの近傍に位
置する個所間に、バイパス油路eを接続して、同バイパ
ス油路eに手動開閉バルブfを取付けている。g,hは
逆止弁、jは絞り弁、kはフィルターである。
【0004】このようにして、電磁式切替バルブdが故
障等した際に、ローリングシリンダaのピストンロッド
mが左右側のいずれの方向にも伸縮動作できないロック
状態になることがあるが、この場合に、手動開閉バルブ
fを開放操作して、バイパス油路eを連通させることに
より、ローリングシリンダaのピストンロッドmをロッ
ク状態から、左右側いずれの方向にも往復動作が自由に
できるフリーの状態にすることができるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したロ
ーリング制御手段では、バイパス油路eの開閉を手動開
閉バルブfにより行なって、ローリングシリンダaのピ
ストンロッドmをロック状態からフリー状態に変更しな
ければならないために、かかる手動開閉バルブfの開放
操作に手間を要し、そのために、ピストンロッドmをフ
リー状態にする前に植付部が衝撃を受けて、同植付部の
構成部材が損傷等されるという不具合があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、走
行部の後方に植付部をローリング自在に連結し、同植付
部をローリング制御手段により水平制御可能とした乗用
田植機において、ローリング制御手段は、油圧ポンプ
に、植付部をローリング動作させる複動型のローリング
シリンダの一側部を一側油路を介して接続すると共に、
油圧タンクに上記ローリングシリンダの他側部を他側油
路を介して接続し、両側油路の中途部間に電動式の切替
バルブを介設して、同切替バルブによりローリングシリ
ンダのピストンロッドを左右側方へ往復動可能とし、し
かも、両側油路のローリングシリンダの近傍に位置する
個所間に、上記切替バルブの中立動作に連動してバイパ
ス油路を形成するパイロット弁を介設したことを特徴と
する乗用田植機における植付部のローリング制御構造を
提供せんとするものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
【0008】図1及び図2に示すAは乗用田植機であ
り、同乗用田植機Aは、自走可能な走行部1の後方に植
付部15を昇降リンク機構27により昇降自在に連結してい
る。
【0009】走行部1は、図1及び図2に示すように、
エンジン2を車体フレーム3に搭載し、ミッションケー
ス4の前方にフロントアクスルケース5を介して水田走
行用前輪6を支持させると共に、前記ミッションケース
4の後部にリヤアクスルケース7を連設し、前記リヤア
クスルケース7に水田走行用後輪8を支持させている。
【0010】そして、前記エンジン2等を覆うボンネッ
ト9の両側に予備苗載台10を取付けると共に、ステップ
11を形成する車体カバー12によって前記ミッションケー
ス4等を覆い、前記車体カバー12の上部に運転席13を取
付け、その運転席13の前方で前記ボンネット9の後部に
操向ハンドル14を設けている。
【0011】植付部15は、図1及び図2に示すように、
前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載台16を下部レール18
及びガイドレール19を介して植付ケース20に左右往復摺
動自在に支持させると共に、一方向に等速回転させるロ
ータリケース21を前記植付ケース20に支持させ、同ロー
タリケース21の回転軸芯を中心を対称位置に一対の植付
爪17,17 を取付けている。
【0012】また、前記植付ケース20の前側にローリン
グ支点軸23を介して植付ヒッチ24を設け、トップリンク
25及びロワリンク26を具備する昇降リンク機構27を介し
て植付部15を昇降させる昇降シリンダ28をロワリンク26
に連結させ、前記前後輪6,8を走行駆動して移動する
同時に、左右に往復動させる苗載台16から一株分の苗を
植付爪17によって取出し、連続的に苗植え作業を行うよ
うに構成している。
【0013】また、図1中、29は主変速レバー、30は植
付昇降兼作業変速用変速レバー、31は左右ブレーキペダ
ル、32はクラッチペダル、33はブレーキペダル、34は二
条分均平用のセンターフロート、35は二条分均平用のサ
イドフロート、36は側条施肥機、37は薬剤散布機であ
る。
【0014】さらに、図3及び図4に示すように、植付
ケース20の左右側前部に苗載台支柱38,38 を立設し、両
支柱38,38 の上端に取付けたシュー39をガイドレール19
に摺動自在に嵌挿させると共に、植付ヒッチ24の上部に
シリンダブラケット40を一体固定させ、ローリング制御
手段Rの一部を構成する複動型のローリングシリンダ41
を前記ブラケット40に支軸42を介して取付け、前記シリ
ンダ41のピストンロッド43の両端を左右支柱38,38 にリ
ンク44,44 を介して連結させ、前記シリンダ41のピスト
ンロッド43を左右に往復動させて、ローリング支点軸23
を中心に植付部15を左右に傾斜させることができるよう
に構成している。48,49 はフロート連結用リンクであ
る。
【0015】そして、ローリング制御手段Rは、図1、
図4及び図5に示すように、ローリングシリンダ41を自
動制御する自動スイッチ62と、植付昇降兼作業変速用変
速レバー30の植付クラッチ入操作と連動してオンになる
植付スイッチ63と、植付ケース20に設けて植付部15の左
右傾斜角度を検出する水平センサ64と、本機車体カバー
12に設けて左右傾斜速度(傾斜動作の速度または加速
度)を検出する角速度センサ65を設け、マイクロコンピ
ュータで構成する水平制御回路66に各スイッチ62,63 及
びセンサ64,65 を接続させると共に、ローリングシリン
ダ41を油圧回路70を介して作動させる電動式切替バルブ
としてのローリングバルブ67を前記制御回路66に接続し
ている。
【0016】このようにして、自動スイッチ62及び植付
スイッチ63がオンのとき、水平センサ64の傾斜角度検出
値並びに角速度センサ65の角速度検出値を入力し、各セ
ンサ64,65 の出力に基づき、ファジイ推論による水平制
御を行い、植付部15の左右傾斜を修正して田面に対し略
水平に支持すると共に、植付スイッチ63がオフになった
とき、走行部1に対し植付部15が略水平になるように中
央復帰させるもので、各センサ64,65 の検出結果に基づ
きファジイ推論によって植付部15の実際の傾斜動作を判
断してローリングシリンダ41を自動制御するから、慣性
力などによる水平センサの検出遅れなどが補正され、ロ
ーリングシリンダ41による走行部1と植付部15の連結部
にバネなどの緩衝材を設ける必要がなく、そのためサイ
ドフロート35による植付部15の分担荷重を略零とし、車
輪跡消並びに枕地の均平を行えるだけの形状にサイドフ
ロート35の底面を形成するだけでよく、サイドフロート
35の底面積を従来よりも小さく形成してサイドフロート
35の全体前後長を短縮し得るように構成している。
【0017】上記のような構成において、本発明の要旨
は、ローリング制御手段Rの一部を構成する油圧回路70
の構成にあり、以下に図5及び図6を参照しながら説明
する。
【0018】すなわち、油圧回路70は、図6に示すよう
に、油圧ポンプPにローリングシリンダ41の左側部を左
側油路71を介して接続すると共に、油圧タンクTに上記
ローリングシリンダ41の右側部を右側油路72を介して接
続し、両側油路71,72 の中途部間に前記ローリングバル
ブ67を介設して、同ローリングバルブ67によりローリン
グシリンダ41のピストンロッド43を左右側方へ往復動可
能としており、しかも、左側油路71と右側油路72のロー
リングシリンダ41の近傍位置に、それぞれ左右側電磁式
切替弁73,74 を取付け、両電磁式切替弁73,74 をバイパ
ス油路75,76 を介して接続している。77,78 は逆止弁、
79,80,81はフィルターである。
【0019】そして、図5にも示すように、ローリング
バルブ67には、同ローリングバルブ67の異常や故障によ
る中立動作を検出する異常検出センサ85を取付け、同異
常検出センサ85による異常検出結果を水平制御回路66に
入力して、同水平制御回路66より上記左右電磁式切替弁
73,74 により形成されるパイロット弁86に信号を出力し
て、同パイロット弁86よりバイパス油路75,76 が形成さ
れるようにしている。
【0020】このようにして、ローリングバルブ67に異
常や故障等が生じて、同ローリングバルブ67が中立動作
することにより、油圧回路70内の圧油が流動しなくなっ
た際には、ローリングシリンダ41のピストンロッド43が
左右側のいずれの方向にも摺動しないロック状態となる
が、かかるローリングバルブ67の異常を異常検出センサ
85が速かに検出して、水平制御回路66を介してパイロッ
ト弁86を作動させることによりバイパス油路75,76 を形
成し、同バイパス油路75,76 と左右側油路71,72 とロー
リングシリンダ41とにより連通閉塞油圧回路を形成し
て、ローリングシリンダ41のピストンロッド43が左右側
のいずれの方向にも自由に摺動するフリー状態にするこ
とができるようにしている。
【0021】図7は、他の実施例としての油圧回路70を
示しており、左側油路71と右側油路72との間に一個の電
動式切替弁をパイロット弁86として介設しており、同パ
イロット弁86は、走行部1又は植付部15に取付けた加速
度センサ87が急激な変化を検出した際に、水平制御回路
66を介してバイパス形成動作して、ローリングシリンダ
41を速かにフリー状態にすることができるようにしてい
る。
【0022】図8は、昇降リンク機構27の平面説明図で
あり、正面視門型のリヤフレーム90の左右側端部にそれ
ぞれ左右側ロワリンク26,26 の前端を連結すると共に、
植付ヒッチ24の左右側端部にそれぞれ左右側ロワリンク
26,26 の後端を連結しており、しかも、リヤフレーム90
の左右幅W1を植付ヒッチ24の左右幅W2よりも広幅に形成
して、リヤフレーム90と左右側ロワリンク26,26 と植付
ヒッチ24とにより平面視台形状に枠組形成している。
【0023】このようにして、ロワリンク26に左右幅方
向の水平外力やねじり力が作用しても、これらの外力を
ロワリンク26の引張力と圧縮力とにより受けることがで
きるようにしている。91,92 は連結ピンである。
【0024】そして、植付ヒッチ24の左右幅W2を小さく
することにより、同植付ヒッチ24にロワリンク26,26 の
後端を連結する連結ピン92のたわみを減少させることが
できる。また、苗載台16のまわりのスペースを大きく確
保することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0026】すなわち、本発明では、電動式の切替バル
ブの中立動作に連動してバイパス油路を形成するパイロ
ット弁を、ローリングシリンダの左右側部にそれぞれ接
続した一側油路と他側油路との間に介設しているため
に、上記切替バルブが中立動作した際には、速かにパイ
ロット弁によりバイパス油路が形成されて、ローリング
シリンダを左右側いずれの方向にも往復動作するフリー
の状態にすることができ、そのために、植付部を揺動自
由の状態にして、衝撃等により植付部の構成部材が損傷
等されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るローリング制御構造を具備する乗
用田植機の側面図。
【図2】同乗用田植機の平面図。
【図3】植付部の側面説明図。
【図4】植付部の正面説明図。
【図5】ローリング制御手段のブロック図。
【図6】油圧回路図。
【図7】他の実施例としての油圧回路図。
【図8】ロワリンクの平面説明図。
【図9】従来のローリング制御手段の油圧回路図。
【符号の説明】
A 乗用田植機 R ローリング制御手段 1 走行部 15 植付部 27 昇降リンク機構 41 ローリングシリンダ 70 油圧回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行部の後方に植付部をローリング自在
    に連結し、同植付部をローリング制御手段により水平制
    御可能とした乗用田植機において、 ローリング制御手段は、油圧ポンプに、植付部をローリ
    ング動作させる複動型のローリングシリンダの一側部を
    一側油路を介して接続すると共に、油圧タンクに上記ロ
    ーリングシリンダの他側部を他側油路を介して接続し、
    両側油路の中途部間に電動式の切替バルブを介設して、
    同切替バルブによりローリングシリンダのピストンロッ
    ドを左右側方へ往復動可能とし、 しかも、両側油路のローリングシリンダの近傍に位置す
    る個所間に、上記切替バルブの中立動作に連動してバイ
    パス油路を形成するパイロット弁を介設したことを特徴
    とする乗用田植機における植付部のローリング制御構
    造。
JP3571393A 1993-02-24 1993-02-24 乗用田植機における植付部のローリング制御構造 Pending JPH06245612A (ja)

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JP (1) JPH06245612A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012115193A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Iseki & Co Ltd 苗移植機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012115193A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Iseki & Co Ltd 苗移植機

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