JP2001169195A - 受信装置およびテレビジョン受信機および受信方法 - Google Patents

受信装置およびテレビジョン受信機および受信方法

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JP2001169195A
JP2001169195A JP34917399A JP34917399A JP2001169195A JP 2001169195 A JP2001169195 A JP 2001169195A JP 34917399 A JP34917399 A JP 34917399A JP 34917399 A JP34917399 A JP 34917399A JP 2001169195 A JP2001169195 A JP 2001169195A
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孝敏 城杉
Hitoshi Akiyama
仁 秋山
Tomotake Sato
友健 佐藤
Tsutomu Noda
勉 野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地上波放送を受信する移動体に搭載した受信
装置が、異なる放送局間を移動することにより、放送信
号や放送周波数が変化しても、継続的に放送を受信可能
とすること。 【解決手段】 アナログ系とデジタル系の2系統の受信
系統と、GPS受信回路とを備え、デジタル受信系統で
受信し抽出したチャンネル配置情報と、GPSの位置情
報とに基づき、次選局候補物理チャンネルを推定し、現
在受信中の物理チャンネルの受信状況と推定した次選局
候補物理チャンネルの受信状況との評価などにより、受
信する物理チャンネルを切り換えるかどうかを決定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車など
の移動体において、デジタル放送およびアナログ放送を
受信するための技術に係り、特に、デジタル放送用とア
ナログ放送用の2系統の受信部と、カーナビゲーション
装置などに用いられるGPS(Global Positioning Sys
tem )位置検出装置とを有した受信装置にかかわる技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル方式やアナログ方式のテレビジ
ョン(映像)またはラジオ(音声)地上波放送では、各
地に配置された多数の放送局によって放送を行なってい
る。これらの地域的放送局が放送する番組や送信する信
号の周波数配置は、それぞれ異なっている。このため、
自動車等の移動体が移動しながら放送を受信している場
合、受信可能な放送は次々に変化し、従ってある特定の
番組を視聴していても、受信地域が変わればその番組は
受信不可能となる。
【0003】従来の技術として、例えば特開平10−3
00485号公報に記載のナビゲーション装置(以下、
第1の従来技術と称す)は、デジタルラジオ放送の受信
手段とGPSによる位置検出手段とを備えており、例え
ば次のような特徴を持っている。
【0004】第1の特徴は、位置検出手段で取得した位
置情報と、デジタルラジオ受信手段で取得した交通情報
とを、表示器に表示することができることである。
【0005】第2の特徴は、位置検出手段で取得した位
置情報と、デジタルラジオ受信手段で取得した位置情報
と、デジタルラジオ受信手段で取得した交通情報とを、
表示器に表示することができることである。
【0006】しかしながら、上記の第1の従来技術で
は、位置検出手段を搭載してはいるものの、この位置検
出手段で得た位置情報を選局動作のために使用していな
い。このため、自動車等の移動体が異なる送信局間を移
動しながら放送を受信し、受信可能な放送の送信局や物
理チャンネルが次々に変化する場合には、放送を継続し
て受信することが出来ない。
【0007】また、他の従来の技術として、例えば特開
平10−224244号公報に記載のラジオ放送受信方
法(以下、第2の従来技術と称す)は、アナログラジオ
放送の受信手段とデジタルラジオ放送の受信手段とを備
えており、次のような特徴を持っている。
【0008】第1の特徴は、装置使用者がアナログラジ
オ放送を選択して受信すると、その一方でデジタルラジ
オ放送の受信手段が番組情報を受信し、該番組情報によ
って、現在受信中のアナログラジオ放送の番組と同じ番
組がデジタル放送されていれば、自動的にデジタルラジ
オ放送の番組に切換えることである。
【0009】第2の特徴は、デジタルラジオ放送の信号
強度が弱くなった場合に、元の同じ内容のアナログラジ
オ放送の受信に自動的に切換えることである。
【0010】しかしながら、上記の第2の従来技術のラ
ジオ放送受信方法では、自動車等の移動体が異なる送信
局間を移動しながら放送を受信し、受信可能な放送の送
信局や物理チャンネルが次々に変化する場合には、放送
を継続して受信することが出来ない。
【0011】例えば、上記の第2の従来技術では、自動
車等の移動により、受信中のアナログラジオ放送の送信
局から遠ざかり、そのアナログラジオ放送が受信できな
くなった場合に、次に選択すべき最適なチャンネルを見
つけて切換えることができない。また、上記の第2の従
来技術では、デジタルラジオ放送の信号強度が減少した
場合に、同じ番組の低品質なアナログラジオ放送に戻す
ようになっているが、受信装置がデジタルラジオ放送の
第1の送信局から遠ざかり、既に別の第2の送信局のエ
リアで受信している場合、この第2の送信局では高品質
なデジタルラジオ放送を送信しているにもかかわらず、
第2の送信局のデジタルラジオ放送に自動的に切換える
ことができない。
【0012】このように従来の技術では、自動車等の移
動体が異なる放送局間を移動し、受信する放送信号や放
送周波数が変化する場合に、継続的に最適な放送を受信
することが考慮されていない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、自動車
等の移動体が移動しながら放送を受信している場合、受
信可能な放送は次々に変化し、従ってある特定の番組を
視聴していても、受信地域が変わればその番組は受信不
可能となる。このため、自動車等の移動体が異なる放送
局間を移動する場合に、継続的に放送を受信可能とする
技術が必要とされている。
【0014】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、自動車等の移動体が移動しな
がら放送を受信している際に、受信可能な放送信号や放
送周波数が次々に変化する場合においても、継続的に最
適の番組を視聴可能とすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本願による1つの発明では、例えば、符号化され
た、映像信号または音声信号またはデータ信号の少なく
とも1つを含む信号で構成された論理チャンネル信号
と、物理チャンネルと論理チャンネルの配置を表す配置
情報信号とが、多重された多重データを変調してなるデ
ジタル放送物理チャンネル信号と、アナログの映像信号
または音声信号またはデータ信号の少なくとも1つを含
む信号を変調してなるアナログ放送物理チャンネル信号
とが、受信可能であるように、デジタル受信系統とアナ
ログ受信系統とを有する受信装置において、前記デジタ
ル受信系統の出力または前記アナログ受信系統の出力の
何れか一方を、受信装置の出力として選択する選択手段
と、受信装置の位置を検出し位置情報を出力する位置情
報検出手段と、前記配置情報信号を記憶するためのチャ
ンネル配置情報記憶手段と、受信装置全体の制御を司る
制御手段とを、具備し、前記デジタル受信系統は、デジ
タルおよびアナログの受信信号の信号強度や受信品質等
の受信状況を示す第1の受信情報を出力するデジタル用
の復調手段を有し、前記アナログ受信系統は、デジタル
およびアナログの受信信号の信号強度や受信品質等の受
信状況を示す第2の受信情報を出力するアナログ用の復
調手段を有し、前記制御手段は、前記デジタル受信系統
がデジタル放送物理チャンネル信号を受信することによ
り取得し前記チャンネル配置情報記憶手段に記憶させた
前記配置情報信号、または前記チャンネル配置情報記憶
手段に予め保持された前記配置情報信号と、前記位置情
報検出手段が出力する前記位置情報とに基づき、次に選
局すべきデジタル放送物理チャンネル信号および論理チ
ャンネル信号、または次に選局すべきアナログ放送物理
チャンネル信号を推定して、次選局候補物理チャンネル
および次選局候補論理チャンネル、または次選局候補物
理チャンネルを求める次選局候補抽出手段と、放送を視
聴している現受信系統がデジタル受信系統またはアナロ
グ受信系統の何れかであるかの如何を問わず、前記現受
信系統とは異なる受信系統を動作させて次選局候補物理
チャンネルを受信することにより得た、前記受信状況を
示す前記第1の受信情報または前記第2の受信情報の何
れか一方である次選局候補受信情報と、前記現受信系統
により得た、前記受信状況を示す前記第2の受信情報ま
たは前記第1の受信情報の何れか一方である現受信情報
とに基づき、現在受信している物理チャンネル信号の受
信を継続するか、前記した次選局候補の物理チャンネル
信号の受信に切換えるかを判定する切換え判定手段と
を、具備するように構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に
係る受信装置のブロック図である。
【0017】図1において、100は受信装置、101
は放送用アンテナ装置、111は受信信号、102は制
御回路、112は選択回路制御信号、103は選択回
路、113は映像音声出力信号である。
【0018】また、デジタル放送波の受信系統(デジタ
ル受信系統)として、121はデジタル用の選局回路、
131は選局した物理チャンネル変調信号、122はデ
ジタル用の復調回路、132は多重化された符号化信
号、123は多重分離回路、133は分離した論理チャ
ンネルの符号化信号、124は復号回路、134は復号
した映像音声信号、135はデジタル用選局回路121
用の選局信号、136は受信情報、137はチャンネル
配置情報、138は論理チャンネル選択信号である。
【0019】また、アナログ放送波の受信系統(アナロ
グ受信系統)として、141はアナログ用の選局回路、
151は選局した物理チャンネル変調信号、142はア
ナログ用の復調回路、154は復調した映像音声信号、
155はアナログ用選局回路141用の選局信号、15
6は受信情報である。
【0020】さらに、160はGPS用アンテナ、16
1はGPS回路、171は受信GPS信号、172はG
PS回路制御信号、173は位置情報、162はチャン
ネル配置記憶回路、174は書込チャンネル配置情報、
175は読出チャンネル配置情報である。
【0021】送信側においては、映像、音声信号および
付属するデータで構成された論理チャンネルは、それぞ
れMPEG(Moving Picture Experts Group)などの符
号化方式により符号化され、1つまたは複数の符号化さ
れた論理チャンネルがMPEGシステムを使用して多重
化されることにより、1つの物理チャンネルを用いて送
信される多重化された符号化信号となる。このときに、
符号化される論理チャンネルは、音声のみやデータのみ
で構成されていても何ら問題ない。多重化された符号化
信号はOFDM方式やVSB方式などのデジタル変調方
式で変調され、物理チャンネル上で送信される物理チャ
ンネル変調信号となる。物理チャンネル変調信号を送信
する送信局が複数集まって、送信ネットワークを構成す
る。
【0022】MPEGシステムにより多重化された符号
化信号には、受信時に視聴したい論理チャンネルを分離
するために、送信ネットワークや論理チャンネルについ
ての識別子が付けられている。送信ネットワークの識別
子はネットワークIDと呼ばれるが、送信ネットワーク
の範囲は放送形態により異なり、全国で単一のネットワ
ークを使用する場合もあれば、地域毎や放送事業者毎に
個別のネットワークIDを付ける場合も考えられる。論
理チャンネルの識別子はプログラム番号やサービスID
で与えられ、送信ネットワークの内部では、論理チャン
ネルと識別子とが1対1で対応することが保証される。
従って、同一送信ネットワークで同一のプログラム番号
またはサービスIDを持つ符号化信号があれば、それは
同一論理チャンネルであることが保証される。
【0023】また、MPEGシステムにより符号化およ
び多重化された信号は、送信ネットワーク内で送信され
ている全ての論理チャンネルのサービスIDと、全ての
物理チャンネル周波数の配置情報を、NIT(Network
Information Table )と呼ばれる送信情報として含んで
いる。従って、ある1つの物理チャンネルを受信するこ
とができれば、そのNITを抽出することで、送信ネッ
トワーク内の全論理チャンネル情報と送信している全物
理チャンネル周波数の配置情報を知ることができる。
【0024】図2は、本実施形態の受信装置100を搭
載した自動車等の移動体と、周辺の地上波送信局を示し
た模式図である。
【0025】図2において、200は受信装置100を
搭載して移動する移動体、201はA送信局、204は
A送信局の有効受信範囲、202はB送信局、205は
B送信局の有効受信範囲、203はC送信局、206は
C送信局の有効受信範囲である。Aエリア207、Bエ
リア208、Cエリア209は、それぞれ、A送信局2
01、B送信局202、C送信局203が送信する信号
を受信すべき地域の範囲を示している。
【0026】図2では、Aエリア、Bエリア、Cエリア
の各エリアは互いに重なっていないが、実際には複数の
エリアが重なるように設定してもよい。また、各エリア
の形状は、図2では5角形で示しているが、3、4、
5、6角形や、円、楕円、または、その他任意の形状と
してもよい。
【0027】なお、A送信局の有効受信範囲204、B
送信局の有効受信範囲205、C送信局の有効受信範囲
206は、移動体200が受信する信号強度が充分であ
る範囲を示し、Aエリア207、Bエリア208、Cエ
リア209は、移動体に搭載された受信装置が選局する
ときに選択すべき放送局の領域を定めたものである。ま
た、移動体200の矢印は、移動体200の進んでいる
向きを示している。
【0028】A放送局、B放送局およびC放送局は、同
一送信ネットワーク内にあるとすると、このA送信局2
01が送信している送信信号中には、A送信局、B送信
局およびC送信局がそれぞれ送信を行なっている各物理
チャンネルの周波数配置情報と、各物理チャンネル変調
信号に多重されている各論理チャンネルの情報が含まれ
ている。
【0029】また、図3は、図2に示す移動体200に
搭載された図1の受信装置100に入力される信号のス
ペクトルの1例を示している。
【0030】図3において、物理チャンネル301はA
送信局のデジタル変調信号、物理チャンネル304はA
送信局のアナログ変調信号、物理チャンネル302はB
送信局のアナログ変調信号、物理チャンネル305はB
送信局のデジタル変調信号、物理チャンネル303はC
送信局のデジタル変調信号、物理チャンネル306はC
送信局のアナログ変調信号である。各物理チャンネルの
信号に記載してある矢印は、その物理チャンネルの信号
強度の時間経過に伴なう変化を示している。例えば、物
理チャンネル301の信号は時間経過とともに減少し、
物理チャンネル302の信号は経過とともに増大してい
る。
【0031】次に、図1〜図3を用いて、本実施形態の
動作を説明する。図1において、デジタル放送波の受信
系統(デジタル受信系統)では、デジタル放送波受信信
号を選局、復調、多重分離、復号する。すなわち、制御
回路102は、選局信号135によって選局回路121
が選局する物理チャンネルを設定する。選局回路121
は、アンテナ装置101から入力された受信信号111
から、選局信号135によって設定した物理チャンネル
の信号を分離、周波数変換して、物理チャンネル変調信
号131を出力する。物理チャンネル変調信号131
は、復調回路122によって復調され、論理チャンネル
が多重化された符号化信号132が出力される。さら
に、多重分離回路123は論理チャンネル選択信号13
8に従い、受信したい論理チャンネルを分離して、分離
した論理チャンネルの符号化信号133を出力する。続
いて復号回路124により復号を行い、復号した映像音
声信号134が出力される。
【0032】また、復調回路122は、物理チャンネル
変調信号のレベルを検出し、それに応じた受信情報13
6を制御回路102に出力する。ここでは例えば、AG
C(Automatic Gain Control)回路の検出信号を用いる
ことによる信号強度レベルを想定しており、復調回路1
22は、デジタルおよびアナログ放送の両者の物理チャ
ンネル変調信号のレベルを検出し、それに応じた受信情
報136を出力できるようになっている。ここで、受信
情報136は受信状態を表すものであればよく、デジタ
ル放送の物理チャンネル変調信号であれば、上記の受信
状態は伝送方式に規定されている誤り訂正処理後、最終
的に伝送誤りが発生しているかどうかで判定するように
してもよい。すなわち、復調回路122の誤り訂正処理
後に誤り率が0であることを確認すればよい。もしくは
最終的な誤り率ではなく、最終的な誤りが0になるであ
ろうと推測される伝送上の誤り率を用いて判定を行って
も何ら問題ない。また、受信状態の判定には誤り率以外
の判定基準として、クロック再生や周波数位置再生等の
ロックデテクタ信号や、基準信号の有無、入力レベル情
報、または入力レベル情報とアナログ放送信号の同期信
号、副搬送波等のロックデテクタ信号の組み合わせ、入
力レベルと雑音レベルの比、またはOFDM方式で変調
されていればサブキャリアの信号レベル等を用いてもよ
い。
【0033】また、多重分離回路123は、多重された
符号化信号132に含まれるチャンネル配置情報137
を制御回路102に出力する。そして、制御回路102
は、取得したチャンネル配置情報137に基づき、書込
チャンネル配置情報174をチャンネル配置記憶回路1
62に出力して、チャンネル配置情報をチャンネル配置
記憶回路162に記憶させる。
【0034】他方、アナログ放送波の受信系統(アナロ
グ受信系統)では、アナログ放送波受信信号を選局、復
調する。すなわち、制御回路102は、選局信号155
によって、選局回路141が選局する物理チャンネルを
設定する。選局回路141は、アンテナ装置101から
入力された受信信号111から、選局信号155によっ
て設定した物理チャンネルの信号を分離、周波数変換し
て、物理チャンネル変調信号151を出力する。物理チ
ャンネル変調信号151は、復調回路142によって復
調され、映像音声信号154が出力される。
【0035】また、復調回路142は、物理チャンネル
変調信号のレベルを検出し、それに応じた受信情報15
6を制御回路102に出力する。ここでは例えば、AG
C回路の検出信号を用いることによる信号強度レベルを
想定しており、復調回路142は、デジタルおよびアナ
ログ放送の両者の物理チャンネル変調信号のレベルを検
出し、それに応じた受信情報156を出力できるように
なっている。ここで、受信情報156は受信状態を表す
ものであればよく、AGC回路の検出信号を用いること
以外に、入力レベル情報、または入力レベル情報とアナ
ログ放送信号の同期信号、副搬送波等のロックデテクタ
信号の組み合わせ、入力レベルと雑音レベルの比等を用
いるようにしてもよい。
【0036】なお、選局回路121の選局機能、および
復調回路122による受信情報136の検出機能は、デ
ジタル放送波またはアナログ放送波のどちらにおいても
機能し、選局回路141の選局機能、および復調回路1
42による受信情報156の検出機能も、同様に、アナ
ログ放送波またはデジタル放送波のどちらにおいても機
能する。
【0037】選択回路103は、制御回路102からの
選択回路制御信号112に応じて、デジタル放送波の受
信系統の映像音声信号134とアナログ放送波の受信系
統の映像音声復調信号154を切換えて、出力映像音声
信号113を、受信装置に備えられた図示せぬディスプ
レイ装置およびスピーカに出力する。
【0038】また、GPS用アンテナ装置160は、G
PS衛星から送信される位置情報を含むGPS信号17
1を受信し、GPS回路161は、制御回路102から
のGPS回路制御信号172に従い、GPS信号171
から受信装置100の位置を示す位置情報を演算し、位
置情報信号173を制御回路138へ出力する。
【0039】また、チャンネル配置記憶回路162に
は、送信局の位置、受信エリア、送信している物理およ
び論理チャネル配置など送信システムに関する情報が記
録されており、これらの情報は制御回路102によって
読出チャンネル配置情報175として読み出され、受信
すべきチャンネルを決定する際に利用される。このチャ
ンネル配置記憶回路162には、前記したように、受信
信号から分離したチャンネル配置情報137を書込チャ
ンネル配置情報174として書き込むことが可能となっ
ており、このように書込チャンネル配置情報174とし
て書き込んだチャンネル配置情報、および、もともと記
憶してあるチャンネル配置情報から、必要な情報が制御
回路102によって読出チャンネル配置情報175とし
て読み出される。なお、チャンネル配置記憶手段とし
て、ここではチャンネル配置記憶回路162を例にとっ
ているが、チャンネル配置記憶手段は、必ずしも回路で
構成する必要はなく、CD−ROMやDVD等の記録メ
ディアとそれを読み書きできるデバイスで構成してもよ
い。
【0040】かような構成をとる図1に示した本実施形
態の受信装置によれば、デジタル放送波の受信系統とア
ナログ放送波の受信系統の2系統を持っているので、例
えば、アナログ放送波を受信しているときに安定受信可
能な、またはアナログ放送と同一番組内容のデジタル放
送波を検出して、自動切換えすることが可能であり、ま
た、デジタル放送波の受信中に、デジタル放送波のサー
ビスエリア外に出る直前に受信可能なアナログ放送波を
検出して、自動切換えすることができる効果がある。
【0041】さらに、本実施形態の受信装置によれば、
自動車等の移動体が移動しながら放送を受信している際
に、受信可能な放送信号や放送周波数が次々に変化する
場合においても、継続的に放送を視聴可能な受信装置を
提供することが可能となる効果がある。
【0042】以下に、図2の移動体200に搭載されて
いる図1の受信装置100が、図2のA送信局201か
ら送信されているAエリア207内に存在し、A送信局
201から送信されているデジタル放送波である物理チ
ャンネル301を受信し、図1のデジタル放送波の受信
系統により選局、復調、多重分離、復号した映像音声信
号を選択して出力映像音声信号113として出力しなが
ら移動している状態における、本実施形態の動作につい
て、図4の動作フローチャートを用いながら説明する。
【0043】図2において、移動体200は、A送信局
201が送信している物理チャンネル301の送信信号
中の論理チャンネルを受信しているものとする。この物
理チャンネルの送信信号中には、A送信局201、B送
信局202およびC送信局203が送信している全物理
チャンネルの周波数配置情報と、その各物理チャンネル
送信信号に多重されている各論理チャンネルの情報が含
まれている。ここでは、アナログ放送波の物理チャンネ
ルの周波数配置情報も含まれていることとする。
【0044】図4において、400は処理の開始をする
ステップ、401はデジタル放送波の受信系統により選
局、復調、多重分離、復号した映像音声信号を選択して
出力映像音声信号113として出力するステップ、40
2はチャンネル配置情報を受信信号から取得するステッ
プ、403は受信装置100を搭載した移動体200の
位置情報を取得するステップ、404は受信装置100
の移動により次に受信すべき物理チャンネルを推定する
ステップ、405はデジタル放送波の受信系統で現在受
信している物理チャンネル301の受信状態をチェック
するステップ、406は次に受信すべき物理チャンネル
に切換えるかどうかを判定するステップ、407は次に
受信すべき物理チャンネルに切換えるステップ、408
はアナログ受信系統を利用して次に受信すべき物理チャ
ンネル(次のエリアで受信すべき物理チャンネル)を選
局し、選局した物理チャンネルの受信状態をチェックす
るステップである。
【0045】まず、図4のステップ401において、図
1におけるデジタル放送波の受信系統を使用して、視聴
したい論理チャンネルを選局、復調、多重分離、復号し
て受信する。復号した映像音声信号134は選択回路1
03により選択され、出力映像音声信号113として出
力される。続いて、ステップ402において、図1にお
ける多重分離回路123によって、全ての物理チャンネ
ル配置情報と論理チャンネル情報とを抽出して、抽出し
たチャンネル配置情報137をチャンネル配置記憶回路
162に記憶する。続いて、ステップ403において、
GPS回路161より受信装置100の位置情報173
を取得し、制御回路102で受信装置100の移動方向
を計算する。これから、ステップ404において、制御
回路102は次の選局物理チャンネルを推定する。推定
は次のように行われる。
【0046】ステップ403により得られた位置情報1
73により、受信装置100の移動方向を推定し(複数
回にわたって位置情報173を取得することにより、移
動方向を推定し)、ステップ402により得られたチャ
ンネル配置情報137またはチャンネル配置記憶回路1
62からの読出チャンネル配置情報175と、推定した
移動方向により、次に移動するであろう受信エリアを推
定する。このとき、チャンネル配置情報137または読
出チャンネル配置情報175には、送信局と送信局の位
置または送信局の受信エリアの関係が含まれている。
【0047】図2の例では、次にBエリア208に移動
すると推定する。従って、B送信局202から送信され
ている物理チャンネルが、次の受信物理チャンネルの候
補となる。複数の受信物理チャンネルの候補から1つの
物理チャンネルを選択するにはいろいろ考え方はある
が、例えば、現在受信している論理チャンネルと同一論
理チャンネルがB送信局から送信されていれば、それを
含んだ物理チャンネルを優先する。これは、チャンネル
配置情報137の全論理チャンネル情報と送信している
全物理チャンネル周波数の配置情報から判断できる。
【0048】ステップ405において、復調回路122
より受信情報136を取得し、制御回路102で現在受
信中の物理チャンネル301の受信状態をチェックする
とともに、ステップ408において、アナログ受信系統
を用い復調回路142より受信情報156を取得し、制
御回路102でステップ404で推定された次の選局物
理チャンネルの受信状態をチェックする。また、アナロ
グ受信系統では、推定された受信エリアの送信局から送
信されている他の物理チャンネルの受信状態も、受信装
置100を搭載した移動体200が次のエリアに入るま
での適宜のタイミングにチェックしておく。なおこのと
き、アナログ受信系統では、推定された受信エリアの送
信局から送信されているデジタル放送波およびアナログ
放送波の各物理チャンネルの受信状態をチェックする。
【0049】ステップ406では、ステップ403、4
05、408で得られた位置情報173、受信情報13
6、156のうち、少なくとも受信情報136、156
の2つを用いて、または全ての情報136、156、1
73を用いて、受信を推定した次の物理チャンネルに選
局を切換えるかどうかを、制御回路102で決定する。
現在の受信を続行と決定された場合はステップ403に
戻り、再び位置情報173を取得する以降の処理を行
い、ステップ406での判定を繰り返す。なお、位置情
報173により、現送信ネットワーク外に受信装置10
0が移動しようとしていることが制御回路102で判断
され、チャンネル配置情報137を取り直す必要が生じ
た場合は、ステップ402に戻ってチャンネル配置情報
137を取り直す。
【0050】ステップ406における判定の決定は、例
えば次の、、、のようなルールで行われる。い
ま例えば、受信情報156のための第1の評価値、受信
情報136のための第2の評価値という基準値を設け
る。
【0051】 受信情報156の評価が第1の評価値
よりも悪い場合は、現在の受信をそのまま続行する。受
信情報156の評価が第1の評価値よりも良くなった場
合、次に受信情報136の評価を調べる。受信情報13
6の評価が第2の評価値よりも良い場合は、現在の受信
をそのまま続行し、受信情報136の評価が第2の評価
値よりも悪くなった場合は、推定した物理チャンネルへ
の受信切換えを行う。
【0052】 受信情報136の評価が第2の評価値
よりも良い場合は、現在の受信をそのまま続行する。受
信情報136の評価が第2の評価値よりも悪くなった場
合、次に受信情報156の評価を調べる。受信情報15
6の評価が第1の評価値よりも悪い場合は、現在の受信
をそのまま続行し、受信情報156の評価が第1の評価
値よりも良い場合は、推定した物理チャンネルへの受信
切換えを行う。
【0053】 受信情報156の評価が第1の評価値
よりも悪い場合は、現在の受信をそのまま続行する。受
信情報156の評価が第1の評価値よりも良くなった場
合、次に受信情報136の評価を調べる。受信情報13
6の評価が第2の評価値よりも良い場合は、現在の受信
をそのまま続行し、受信情報136の評価が第2の評価
値よりも悪くなった場合は、次に位置情報173の評価
を調べる。そして、位置情報173より得た受信装置1
00の位置がBエリアでなければ、現在の受信をそのま
ま続行し、位置情報173より得た受信装置の位置がB
エリアであれば、推定した物理チャンネルへの受信切換
えを行う。
【0054】 受信情報136の評価が第2の評価値
よりも良い場合は、現在の受信をそのまま続行する。受
信情報136の評価が第2の評価値よりも悪くなった場
合、次に受信情報156の評価を調べる。受信情報15
6の評価が第1の評価値よりも悪い場合は、現在の受信
をそのまま続行し、受信情報156の評価が第1の評価
値よりも良い場合は、次に位置情報173の評価を調べ
る。そして、位置情報173より得た受信装置100の
位置がBエリアでなければ、現在の受信をそのまま続行
し、位置情報173より得た受信装置の位置がBエリア
であれば、推定した物理チャンネルへの受信切換えを行
う。
【0055】ここで、〜のようなステップ406で
の判定において、受信情報156の評価が第1の評価値
よりも悪く、かつ受信情報136の評価が第2の評価値
よりも悪い場合は、現在受信している物理チャンネル、
およびステップ404で推定した次の選局物理チャンネ
ルの両方をあきらめ、アナログ受信系統でチェックを行
っていた、推定された受信エリアの送信局から送信され
ている他の物理チャンネルのうち、最良の受信状態の物
理チャンネルを次の選局物理チャンネルに変更する等の
処理を行い、必ず何らかの受信を維持するような処理を
行っても良い。最悪の場合、アナログ受信系統で全ての
物理チャンネルを検索して受信可能な物理チャンネルを
捜しても良い。
【0056】なお、ステップ406での判定において、
上記したように受信情報156、受信情報136の評価
順番は入れ替わってもよい。また、2つの受信情報15
6、受信情報136に位置情報173をも加味して判定
を行う場合には、受信情報156、受信情報136、位
置情報173の評価順番は入れ替わっても良い。また、
位置情報173より得られる移動方向、移動の速度また
は移動加速度に用いて評価を行っても良い。さらに、移
動に伴う伝播経路の変化や建物等による反射の影響を除
去するため、それぞれの評価を繰り返し求め平均等の統
計的手法を用い、その後で判定するようにしても良い。
なおまた、受信情報156、受信情報136、位置情報
173のいずれか1つまたは2つの評価のみでも、場合
によっては判定を行うことが可能である。
【0057】続いてステップ407においては、ステッ
プ406で受信切換えを行うと決定された場合に、制御
回路102により切換え動作を行う。
【0058】推定した次の選局物理チャンネルがアナロ
グ放送波であれば、選局信号155によりアナログ用選
局回路141を制御し、推定した次の選局物理チャンネ
ルを選局し、物理チャンネル変調信号151を出力す
る。物理チャンネル変調信号151は、復調回路142
によって復調され、映像音声信号154が出力される。
選択回路103は、制御回路102からの選択回路制御
信号112に応じて、デジタル放送波の受信系統の映像
音声信号134からアナログ放送波の受信系統の映像音
声復調信号154に切換えて、出力映像音声信号113
を出力する。
【0059】推定した次の選局物理チャンネルがデジタ
ル放送波であれば、選局信号135によりデジタル用選
局回路121を制御し、推定した次の選局物理チャンネ
ルを選局し、物理チャンネル変調信号131を出力す
る。物理チャンネル変調信号131は、復調回路122
によって復調され、論理チャンネルが多重化された符号
化信号132が出力される。さらに、多重分離回路12
3は、論理チャンネル選択信号138に従い、受信した
い論理チャンネルを分離して、分離した論理チャンネル
の符号化信号133を出力する。続いて、復号回路12
4により復号を行い、復号した映像音声信号134が出
力される。選択回路103は、そのままデジタル放送波
の受信系統の映像音声信号134を出力映像音声信号1
13として出力する。なお、SFN(Single Frequency
Network)という隣接する複数の送信局が同一の周波数
を同時に使うという周波数割当が行われていた場合に
は、推定した次の選局物理チャンネルと現受信物理チャ
ンネルとは同一信号となるため、この場合は、選局信号
135や論理チャンネル選択信号138を制御する必要
はなく、復調回路122の復調動作をSFN受信用とし
て行うだけでよい。
【0060】以上のように、本実施形態によれば、受信
装置100を搭載した移動体200が進行することによ
り、受信すべき信号の送信局が切り換わる場合、現在受
信中の物理チャンネルの受信状況と推定した次の物理チ
ャンネルの受信状況との両者を評価した、あるいは、こ
れに位置情報をさらに加味した評価による、適正なタイ
ミングで、受信する物理チャンネルを切り換えることが
できる。また、送信局が切り替わる前に受信している論
理チャンネルと同一論理チャンネルを、送信局が切り替
わった後にも受信することが可能となる。
【0061】また、現在受信中の論理チャンネルと同一
の論理チャンネルを含む他の物理チャンネルを受信でき
なかった場合は、類似、もしくは同一放送事業者系列の
番組を受信するようにしてもよい。このときは、受信し
ている論理チャンネルの情報と切り換えるべき論理チャ
ンネルの情報は一致しないと考えられるので、例えば送
信信号内にデータとして含まれている番組名を抽出し、
他の物理チャンネルに多重されている論理チャンネルの
番組から類似のものを選択して、その論理チャンネルを
受信するようにすればよい。
【0062】ここで、類似番組とは、切換前と切換後の
放送内容が同一ではないが、ジャンル的に類似している
ものを指している。なお、同一放送事業者系列の番組
は、切換前と切換後の放送の事業者が同一系列であり、
ローカル番組を除けば同様の番組を放送している可能性
が高い。
【0063】従って、本実施形態によれば、受信装置1
00を搭載した移動体200が進行することにより、受
信すべき信号の送信局が切り換わる際に、現在受信中の
論理チャンネルと同一の論理チャンネルを含む他の物理
チャンネルを受信できない場合においても、切り換えて
受信する次の論理チャンネルを、切り換え前とジャンル
的に類似する番組、もしくは同一系列の放送事業者の番
組とすることが可能となる。
【0064】なお、上述した受信方法は、制御回路10
2においてソフトウェアとして実行されるものである
が、電子回路などのハードウェアによって実行してもよ
い。
【0065】また、図4のフローの説明では、デジタル
放送波の物理チャンネルの送信信号中には、アナログ放
送波の物理チャンネルの周波数配置情報も含まれている
こととしたが、アナログ放送波の物理チャンネルの周波
数配置情報が含まれていない場合には、チャンネル配置
記憶回路162に、事前に、アナログ放送波の物理チャ
ンネルの周波数配置情報や放送事業者系列名などを情報
として与えておくことで対応可能である。
【0066】次に、図2の移動体200に搭載されてい
る図1の受信装置100が、図2のA送信局201から
送信されているAエリア207内に存在し、A送信局2
01から送信されているアナログ放送波である物理チャ
ンネル304を受信し、図1のアナログ放送波の受信系
統により選局、復調した映像音声信号を選択して出力映
像音声信号113として出力しながら移動している状態
における、本実施形態の動作について、図5の動作フロ
ーチャートを用いながら説明する。
【0067】図2において、移動体200は、A送信局
201が送信しているアナログ物理チャンネル304を
受信しているものとする。このとき、同時にデジタル放
送波の受信系統を利用して、デジタル物理チャンネル3
01を選局、復調、多重分離し、デジタル物理チャンネ
ル301の送信信号中のA送信局201、B送信局20
2およびC送信局203が送信している全物理チャンネ
ルの周波数配置情報と、その各物理チャンネル送信信号
に多重されている各論理チャンネルの情報を取得してい
る。ここでは、アナログ放送波の物理チャンネルの周波
数配置情報も含まれていることとする。
【0068】図5において、500は処理の開始をする
ステップ、501はデジタル放送波の受信系統により選
局、復調、多重分離するステップ、502はチャンネル
配置情報を受信信号から取得するステップ、503は受
信装置100を搭載した移動体200の位置情報を取得
するステップ、504は受信装置100の移動により次
に受信すべき物理チャンネルを推定するステップ、50
5はデジタル放送波の受信系統を利用して次に受信すべ
き物理チャンネル(次のエリアで受信すべき物理チャン
ネル)を選局し、選局した物理チャンネルの受信状態を
チェックするステップ、506は次に受信すべき物理チ
ャンネルに切換えるかどうかを判定するステップ、50
7は次に受信すべき物理チャンネルに切換えるステッ
プ、508はアナログ放送波の受信系統により選局、復
調するステップ、509はアナログ受信系統で現在受信
している物理チャンネル304の受信状態をチェックす
るステップである。
【0069】まず、図5のステップ508において、図
1におけるアナログ放送波の受信系統を使用して選局、
復調する。復調した映像音声信号154は選択回路10
3により選択され、出力映像音声信号113として出力
される。
【0070】アナログ放送波の受信開始とほぼ同時また
は受信開始後の適宜のタイミングに、ステップ501に
おいて、図1におけるデジタル放送波の受信系統を使用
して、受信可能なデジタル放送波の物理チャンネルを検
索して選局し、復調、多重分離する。検索はどのような
方法をとってもよく、例えば、受信情報136をデジタ
ル放送波の物理チャンネル受信の判定条件として全周波
数帯を検索したり、また、前回受信していたデジタル放
送波の放送局のエリア内にいる場合には、前回受信して
いたデジタル放送波の物理チャンネルを呼び出す等であ
る。また、チャンネル配置記憶回路162に、事前に、
物理チャンネルの周波数配置情報や放送事業者系列名等
が情報として与えられていれば、現在受信しているアナ
ログ物理チャンネル304がA送信局201から送信さ
れていることが認識でき、従って、A送信局201から
送信されているデジタル放送波の物理チャンネル301
を選局、復調することが可能である。
【0071】続いて、ステップ502において、図1に
おける多重分離回路123より論理チャンネル情報と全
ての物理チャンネル配置情報137を抽出し、チャンネ
ル配置記憶回路162に記憶する。続いて、ステップ5
03において、GPS回路161より受信装置100の
位置情報173を取得し、制御回路102で受信装置1
00の移動方向を計算する。これから、ステップ504
において、制御回路102は次の選局物理チャンネルを
推定する。推定は次のように行われる。
【0072】ステップ503により得られた位置情報1
73により、受信装置100の移動方向を推定し(複数
回にわたって位置情報173を取得することにより、移
動方向を推定し)、ステップ502により得られたチャ
ンネル配置情報137またはチャンネル配置記憶回路1
62からの読出チャンネル配置情報175と、推定した
移動方向により、次に移動するであろう受信エリアを推
定する。このとき、チャンネル配置情報137または読
出チャンネル配置情報175には、送信局と送信局の位
置または送信局の受信エリアの関係が含まれている。
【0073】図2の例では、次にBエリア208に移動
すると推定する。従って、B送信局202から送信され
ている物理チャンネルが、次の受信物理チャンネルの候
補となる。複数の受信物理チャンネルの候補から1つの
物理チャンネルを選択するにはいろいろ考え方はある
が、例えば、現在受信している論理チャンネルと同一論
理チャンネルがB送信局から送信されていれば、それを
含んだ物理チャンネルを優先する。これは、チャンネル
配置情報137の全論理チャンネル情報と送信している
全物理チャンネル周波数の配置情報から判断できる。
【0074】ステップ505において、復調回路122
より受信情報136を取得し、制御回路102で、ステ
ップ504で推定された次の選局物理チャンネルの受信
状態をチェックするとともに、ステップ509におい
て、アナログ受信系統で現在受信中の物理チャンネル3
04の受信情報156を復調回路142から取得して、
制御回路102で、現在受信中のアナログ放送波の物理
チャンネル304の受信状態をチェックする。また、デ
ジタル受信系統では、推定された受信エリアの送信局か
ら送信されている他の物理チャンネルの受信状態も、受
信装置100が次の受信エリアに入るまでの適宜のタイ
ミングにチェックしておく。なおこのとき、デジタル受
信系統では、推定された受信エリアの放送局から送信さ
れているデジタル放送波およびアナログ放送波の各物理
チャンネルの受信状態をチェックする。
【0075】ステップ506においては、ステップ50
3、505、508で得られた位置情報173、受信情
報136、156のうち、少なくとも受信情報136、
156の2つを用いて、または全ての情報136、15
6、173を用いて、受信を推定した次の物理チャンネ
ルに選局を切換えるかどうかを、制御回路102で決定
する。現在の受信を続行と決定された場合はステップ5
03に戻り、再び位置情報173を取得する以降の処理
を行い、ステップ506での判定を繰り返す。なお、位
置情報173により、現送信ネットワーク外に受信装置
100が移動しようとしていることが制御回路102で
判断され、チャンネル配置情報137を取り直す必要が
生じた場合は、ステップ502に戻ってチャンネル配置
情報137を取り直す。
【0076】ステップ506における判定の決定は、例
えば次の、、、のようなルールで行われる。い
ま例えば、受信情報156のための第1の評価値、受信
情報136のための第2の評価値という基準値を設け
る。
【0077】 受信情報136の評価が第2の評価値
よりも悪い場合は、現在の受信をそのまま続行する。受
信情報136の評価が第2の評価値よりも良くなった場
合、次に受信情報156の評価を調べる。受信情報15
6の評価が第1の評価値よりも良い場合は、現在の受信
をそのまま続行し、受信情報156の評価が第1の評価
値よりも悪くなった場合は、推定した物理チャンネルへ
の受信切換えを行う。
【0078】 受信情報156の評価が第1の評価値
よりも良い場合は、現在の受信をそのまま続行する。受
信情報156の評価が第1の評価値よりも悪くなった場
合、次に受信情報136の評価を調べる。受信情報13
6の評価が第2の評価値よりも悪い場合は、現在の受信
をそのまま続行し、受信情報136の評価が第2の評価
値よりも良い場合は、推定した物理チャンネルへの受信
切換えを行う。
【0079】 受信情報136の評価が第2の評価値
よりも悪い場合は、現在の受信をそのまま続行する。受
信情報136の評価が第2の評価値よりも良くなった場
合、次に受信情報156の評価を調べる。受信情報15
6の評価が第1の評価値よりも良い場合は、現在の受信
をそのまま続行し、受信情報156の評価が第1の評価
値よりも悪くなった場合は、次に位置情報173の評価
を調べる。そして、位置情報173より得た受信装置1
00の位置がBエリアでなければ、現在の受信をそのま
ま続行し、位置情報173より得た受信装置の位置がB
エリアであれば、推定した物理チャンネルへの受信切換
えを行う。
【0080】 受信情報156の評価が第1の評価値
よりも良い場合は、現在の受信をそのまま続行する。受
信情報156の評価が第1の評価値よりも悪くなった場
合、次に受信情報136の評価を調べる。受信情報13
6の評価が第2の評価値よりも悪い場合は、現在の受信
をそのまま続行し、受信情報136の評価が第2の評価
値よりも良い場合は、次に位置情報173の評価を調べ
る。そして、位置情報173より得た受信装置100の
位置がBエリアでなければ、現在の受信をそのまま続行
し、位置情報173より得た受信装置の位置がBエリア
であれば、推定した物理チャンネルへの受信切換えを行
う。
【0081】ここで、〜のようなステップ506で
の判定において、受信情報136の評価が第2の評価値
よりも悪く、かつ受信情報156の評価が第1の評価値
よりも悪い場合は、現在受信している物理チャンネル、
およびステップ504で推定した次の選局物理チャンネ
ルの両方をあきらめ、デジタル受信系統でチェックを行
っていた、推定された受信エリアの送信局から送信され
ている他の物理チャンネルのうち、最良の受信状態の物
理チャンネルを次の選局物理チャンネルに変更する等の
処理を行い、必ず何らかの受信を維持するような処理を
行っても良い。最悪の場合、デジタル受信系統で全ての
物理チャンネルを検索して受信可能な物理チャンネルを
捜しても良い。
【0082】なお、ステップ506での判定において、
上記したように受信情報136、受信情報156の評価
順番は入れ替わってもよい。また、2つの受信情報13
6、受信情報156に位置情報173をも加味して判定
を行う場合には、受信情報136、受信情報156、位
置情報173の評価順番は入れ替わっても良い。また、
位置情報173より得られる移動方向、移動の速度また
は移動加速度に用いて評価を行っても良い。さらに、移
動に伴う伝播経路の変化や建物等による反射の影響を除
去するため、それぞれの評価を繰り返し求め平均等の統
計的手法を用い、その後で判定するようにしても良い。
なおまた、受信情報136、受信情報156、位置情報
173のいずれか1つまたは2つの評価のみでも、場合
によっては判定を行うことが可能である。
【0083】続いて、ステップ507においては、ステ
ップ506で推定した受信切換えを行うと決定された場
合に、制御回路102により切換え動作を行う。
【0084】推定した次の選局物理チャンネルがデジタ
ル放送波であれば、選局信号135によりデジタル用選
局回路121を制御し、推定した次の選局物理チャンネ
ルを選局し、物理チャンネル変調信号131を出力す
る。物理チャンネル変調信号131は、復調回路122
によって復調され、論理チャンネルが多重化された符号
化信号132が出力される。さらに、多重分離回路12
3は論理チャンネル選択信号138に従い、受信したい
論理チャンネルを分離して、分離した論理チャンネルの
符号化信号133を出力する。続いて、復号回路124
により復号を行い、復号した映像音声信号134が出力
される。選択回路103は、制御回路102からの選択
回路制御信号112に応じて、アナログ放送波の受信系
統の映像音声信号154からデジタル放送波の受信系統
の映像音声復調信号134に切換えて出力映像音声信号
113を出力する。
【0085】推定した次の選局物理チャンネルがアナロ
グ放送波であれば、選局信号155によりアナログ用選
局回路141を制御し、推定した次の選局物理チャンネ
ルを選局し、物理チャンネル変調信号151を出力す
る。物理チャンネル変調信号151は、復調回路142
によって復調され、映像音声信号154が出力される。
選択回路103は、そのままアナログ放送波の受信系統
の映像音声信号154を出力映像音声信号113として
出力する。
【0086】以上のように、本実施形態によれば、受信
装置100を搭載した移動体200が進行することによ
り、受信すべき信号の送信局が切り換わる場合、現在受
信中の物理チャンネルの受信状況と推定した次の物理チ
ャンネルの受信状況との両者を評価した、あるいは、こ
れに位置情報をさらに加味した評価による、適正なタイ
ミングで、受信する物理チャンネルを切り換えることが
できる。また、送信局が切り替わる前に受信している論
理チャンネルと同一論理チャンネルを、送信局が切り替
わった後にも受信することが可能となる。
【0087】また、現在受信中の論理チャンネルと同一
の論理チャンネルを含む他の物理チャンネルを受信でき
なかった場合は、類似、もしくは同一放送事業者系列の
番組を受信するようにしてもよい。このときは、受信し
ている論理チャンネルの情報と切り換えるべき論理チャ
ンネルの情報は一致しないと考えられるので、例えば送
信信号内にデータとして含まれている番組名を抽出し、
他の物理チャンネルに多重されている論理チャンネルの
番組から類似のものを選択して、その論理チャンネルを
受信するようにすればよい。
【0088】ここで、類似番組とは、切換前と切換後の
放送内容が同一ではないが、ジャンル的に類似している
ものを指している。なお、同一放送事業者系列の番組
は、切換前と切換後の放送の事業者が同一系列であり、
ローカル番組を除けば同様の番組を放送している可能性
が高い。
【0089】従って、本実施形態によれば、受信装置1
00を搭載した移動体200が進行することにより、受
信すべき信号の送信局が切り換わる際に、現在受信中の
論理チャンネルと同一の論理チャンネルを含む他の物理
チャンネルを受信できない場合においても、切り換えて
受信する次の論理チャンネルを、切り換え前とジャンル
的に類似する番組、もしくは同一系列の放送事業者の番
組とすることが可能となる。
【0090】なお、上述した受信方法は、制御回路10
2においてソフトウェアとして実行されるものである
が、電子回路などのハードウェアによって実行してもよ
い。
【0091】また、図5のフローの説明では、デジタル
放送波の物理チャンネルの送信信号中には、アナログ放
送波の物理チャンネルの周波数配置情報も含まれている
こととしたが、アナログ放送波の物理チャンネルの周波
数配置情報が含まれていない場合には、チャンネル配置
記憶回路162に、事前に、アナログ放送波の物理チャ
ンネルの周波数配置情報や放送事業者系列名などを情報
として与えておくことで対応可能である。
【0092】次に、本発明の第2実施形態を説明する。
図6は、本発明の第2実施形態に係る受信装置のブロッ
ク図であり、本実施形態は、GPSを用いたカーナビゲ
ーション機能を有する車載装置への適用例である。
【0093】図6において、図1と均等なものには同一
符号を付し、その説明は重複を避けるため割愛する。図
6において、601は地図情報記憶装置、602は地図
情報である。地図情報記憶装置601には、移動経路設
定や道順案内などナビゲーション機能を動作させるため
に必要な地図情報602が記憶されている。地図情報6
02は、制御回路102に入力され、移動経路設定や道
順案内などの動作を行なう際に利用される。
【0094】図7は、ナビゲーション機能を有する本実
施形態の受信装置100が、地図情報記憶装置601に
記憶されている地図情報602を用いて、受信装置10
0に備えられた図示せぬ表示装置上に表示した、移動経
路設定用の画面例を示している。
【0095】図7において、700は表示装置、701
は表示画面、702は出発地点、703は第1のエリ
ア、704は第2のエリア、705は第3のエリア、7
06は第4のエリア、707は到着地点を示している。
画面中の矢印は、移動体が進行する予定の経路および向
きを示している。なおここでは、説明上の必要性から表
示画面701に各受信エリアを示しているが、実際の製
品では、受信エリアは表示しなくともよい。
【0096】以下、図7を用いて、図6に示した本実施
形態の受信装置100の動作を説明する。
【0097】受信装置の使用者は、例えば図7のよう
に、移動体の移動経路を設定するか、または、受信装置
に対して自動車等の移動体で行こうとする目的地を入力
する。目的地入力に対して、ナビゲーション機能は、目
的地までの移動経路を提示する。このようなナビゲーシ
ョン機能のみの技術は公知であるため、本明細書ではそ
の説明は省略する。図6では、ナビゲーション機能を実
現するための装置構成を省略しているが、ナビゲーショ
ン機能で設定した移動体の移動予定経路情報が、制御回
路102に入力される。
【0098】ここでは、移動体は、出発地点702から
到着地点707へ移動する予定である。まず、移動体が
出発地点702にいる場合、受信装置100は、第1の
エリア703を送信エリアとする送信局の放送を受信可
能である。そこで、第1のエリア703の送信局のデジ
タル放送波の物理チャンネルを受信することにより、制
御回路102は、チャンネル配置情報137を取得す
る。取得したチャンネル配置情報137には、受信中の
放送の送信局の周辺に位置する他の送信局で放送が行わ
れているチャンネル配置情報も含まれている。
【0099】一方、制御回路102は移動経路情報を取
得しているため、移動体は、現在第1のエリア703内
にいるが、次に第2のエリア704内に移動することが
わかる。これより、第2のエリア704で行われている
放送のチャンネル配置情報137から、第2のエリア7
04で受信すべき番組を予め決定することができる。
【0100】そして、移動体が第1のエリア703から
第2のエリア704へ移動しても、図4、図5などを用
いて説明したような切換え手法を用ることにより、同一
論理チャンネルや何らかの受信チャンネルを、エリア間
で自動的に切換えて、途切れることなく受信することが
できる。
【0101】同様に、第2のエリア704から第3のエ
リア705へ、第3のエリア705から第4のエリア7
06へ移動する場合にも、受信チャンネルを途切れるこ
となく自動的に切換えることができる。
【0102】現在の位置情報と、入力された移動経路情
報から、目的地に到着したかどうか判断して、未到着の
場合は、引き続き動作を続行し、目的地に到着した場合
は、選局更新動作を終了する。
【0103】なお、GPS回路161からの位置情報信
号173は、あらかじめ設定した移動経路と異なる経路
を進んだ場合にそれを検出するなど、補助的に使用する
ことも可能である。
【0104】また、移動経路の受信エリアのチャンネル
配置情報が、チャンネル配置記憶回路162に記憶され
ているかまたは何らかの方法で検索可能であれば、事前
に受信チャンネルを選択するまたは確認しておくことも
可能である。
【0105】以上のように、本実施形態の受信装置によ
れば、自動車等の移動体が移動しながら放送を受信して
いる場合で、受信可能な放送信号や放送周波数が次々に
変化する場合においても、継続的に放送を視聴可能な受
信装置を提供することが可能となる効果があり、また、
事前に選局を指定または確認することができる効果があ
る。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動車等の移動体に搭載された受信装置が移動しながら
放送を受信している際に、受信すべき信号の送信局が切
り換わるため受信可能な放送信号や放送周波数が次々に
変化する場合においても、継続的に放送を視聴可能な受
信装置を提供することが可能となる。また、送信局が切
り換わる場合に、それぞれの送信局で同一の論理チャン
ネルが放送されていれば、その論理チャンネルを継続的
に再生することが可能となる。さらに、現在受信中の物
理チャンネルの受信状況と推定した次の物理チャンネル
の受信状況との両者を評価した、あるいは、これに位置
情報をさらに加味した評価による、適正なタイミング
で、受信する物理チャンネルを切り換えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る受信装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る受信装置と複数の
送信局との関連を模式的に示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る受信装置に入力さ
れる信号のスペクトルの1例を示す説明図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る受信装置におけ
る、動作フローの1例を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る受信装置におけ
る、動作フローの他の1例を示すフローチャート図であ
る。
【図6】本発明の第2実施形態に係る受信装置の構成を
示すブロック図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る受信装置が有する
ナビゲーション機能による表示画面例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
100 受信装置 101 放送用アンテナ装置 102 制御回路 103 選択回路 111 受信信号 112 選択回路制御信号 113 映像音声出力信号 121 デジタル用の選局回路 122 デジタル用の復調回路 123 多重分離回路 124 復号回路 131 選局した物理チャンネル変調信号 132 多重化された符号化信号 133 分離した論理チャンネルの符号化信号 134 復号した映像音声信号 135 デジタル用選局回路121用の選局信号 136 受信情報 137 チャンネル配置情報 138 論理チャンネル選択信号 141 アナログ用の選局回路 142 アナログ用の復調回路 151 選局した物理チャンネル変調信号 154 復調した映像音声信号 155 アナログ用選局回路141用の選局信号 156 受信情報 160 GPS用アンテナ 161 GPS回路 162 チャンネル配置記憶回路 171 受信GPS信号 172 GPS回路制御信号 173 位置情報 174 書込チャンネル配置情報 175 読出チャンネル配置情報 601 地図情報記憶装置 602 地図情報
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 友健 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 野田 勉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 5C025 AA23 BA27 DA01 DA05 DA07 5C063 AB03 AB07 AC01 AC10 CA40 EB29 5K061 AA03 BB01 BB06 BB07 CC45 FF01 FF02 FF13 FF16 JJ06 JJ07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化された、映像信号または音声信号
    またはデータ信号の少なくとも1つを含む信号で構成さ
    れた論理チャンネル信号と、物理チャンネルと論理チャ
    ンネルの配置を表す配置情報信号とが、多重された多重
    データを変調してなるデジタル放送物理チャンネル信号
    と、 アナログの映像信号または音声信号またはデータ信号の
    少なくとも1つを含む信号を変調してなるアナログ放送
    物理チャンネル信号とが、受信可能であるように、デジ
    タル受信系統とアナログ受信系統とを有する受信装置に
    おいて、 前記デジタル受信系統の出力または前記アナログ受信系
    統の出力の何れか一方を、受信装置の出力として選択す
    る選択手段と、 受信装置の位置を検出し位置情報を出力する位置情報検
    出手段と、 前記配置情報信号を記憶するためのチャンネル配置情報
    記憶手段と、 受信装置全体の制御を司る制御手段とを、具備し、 前記デジタル受信系統は、 アンテナ手段で受信した放送信号から物理チャンネル信
    号を選択し分離するデジタル用の選局手段と、 該デジタル用の選局手段から出力される変調された前記
    デジタル放送物理チャンネル信号から前記多重データ信
    号を復調して出力すると共に、前記デジタル用の選局手
    段から出力される受信信号の信号強度や受信品質等の受
    信状況を示す第1の受信情報を出力するデジタル用の復
    調手段と、 前記多重データ信号から前記論理チャンネル信号と前記
    配置情報信号とを分離する多重分離手段と、 該多重分離手段で分離された前記論理チャンネル信号か
    ら、この論理チャンネル信号に含まれた映像信号または
    音声信号またはデータ信号を復号する復号手段とを、 具備し、 前記アナログ受信系統は、 アンテナ手段で受信した放送信号から物理チャンネル信
    号を選択し分離するアナログ用の選局手段と、 該アナログ用の選局手段から出力される変調された前記
    アナログ放送物理チャンネル信号から、このアナログ放
    送物理チャンネル信号に含まれた映像信号または音声信
    号またはデータ信号を復調して出力すると共に、前記ア
    ナログ用の選局手段から出力される受信信号の信号強度
    や受信品質等の受信状況を示す第2の受信情報を出力す
    るアナログ用の復調手段とを、具備し、 前記制御手段は、 前記チャンネル配置情報記憶手段に記憶された前記配置
    情報信号と、前記位置情報検出手段が出力する前記位置
    情報とに基づき、次に選局すべきデジタル放送物理チャ
    ンネル信号および論理チャンネル信号、または次に選局
    すべきアナログ放送物理チャンネル信号を推定して、次
    選局候補物理チャンネルおよび次選局候補論理チャンネ
    ル、または次選局候補物理チャンネルを求める次選局候
    補抽出手段と、 放送を視聴している現受信系統がデジタル受信系統また
    はアナログ受信系統の何れかであるかの如何を問わず、
    前記現受信系統とは異なる受信系統を動作させて次選局
    候補物理チャンネルを受信することにより得た、前記受
    信状況を示す前記第1の受信情報または前記第2の受信
    情報の何れか一方である次選局候補受信情報と、前記現
    受信系統により得た、前記受信状況を示す前記第2の受
    信情報または前記第1の受信情報の何れか一方である現
    受信情報とに基づき、現在受信している物理チャンネル
    信号の受信を継続するか、前記した次選局候補の物理チ
    ャンネル信号の受信に切換えるかを判定する切換え判定
    手段とを、具備したことを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載において、 前記デジタル用の復調手段は、前記デジタル放送物理チ
    ャンネル信号およびアナログ放送物理チャンネル信号か
    ら前記第1の受信情報を検出し、前記アナログ用の復調
    手段は、前記デジタル放送物理チャンネル信号およびア
    ナログ放送物理チャンネル信号から前記第2の受信情報
    を検出することを特徴とする受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載において、 前記制御手段は、前記現受信系統がデジタル受信系統ま
    たはアナログ受信系統の何れかであるかの如何を問わ
    ず、前記デジタル受信系統によって前記デジタル放送物
    理チャンネル信号を受信させて前記配置情報信号を取得
    して、これを前記チャンネル配置情報記憶手段に記憶さ
    せることを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載において、 前記チャンネル配置情報記憶手段には、予め前記配置情
    報信号を書き込んだ記録媒体が含まれることを特徴とす
    る受信装置。
  5. 【請求項5】 符号化された、映像信号または音声信号
    またはデータ信号の少なくとも1つを含む信号で構成さ
    れた論理チャンネル信号と、物理チャンネルと論理チャ
    ンネルの配置を表す配置情報信号とが、多重された多重
    データを変調してなるデジタル放送物理チャンネル信号
    と、 アナログの映像信号または音声信号またはデータ信号の
    少なくとも1つを含む信号を変調してなるアナログ放送
    物理チャンネル信号とが、受信可能であるように、デジ
    タル受信系統とアナログ受信系統とを有する受信装置に
    おいて、 前記デジタル受信系統の出力または前記アナログ受信系
    統の出力の何れか一方を、受信装置の出力として選択す
    る選択手段と、 受信装置の位置を検出し位置情報を出力する位置情報検
    出手段と、 前記配置情報信号を記憶するためのチャンネル配置情報
    記憶手段と、 受信装置全体の制御を司る制御手段とを、具備し、 前記デジタル受信系統は、デジタルおよびアナログの受
    信信号の信号強度や受信品質等の受信状況を示す第1の
    受信情報を出力するデジタル用の復調手段を有し、前記
    アナログ受信系統は、デジタルおよびアナログの受信信
    号の信号強度や受信品質等の受信状況を示す第2の受信
    情報を出力するアナログ用の復調手段を有し、 前記制御手段は、 前記デジタル受信系統がデジタル放送物理チャンネル信
    号を受信することにより取得し前記チャンネル配置情報
    記憶手段に記憶させた前記配置情報信号、または前記チ
    ャンネル配置情報記憶手段に予め保持された前記配置情
    報信号と、前記位置情報検出手段が出力する前記位置情
    報とに基づき、次に選局すべきデジタル放送物理チャン
    ネル信号および論理チャンネル信号、または次に選局す
    べきアナログ放送物理チャンネル信号を推定して、次選
    局候補物理チャンネルおよび次選局候補論理チャンネ
    ル、または次選局候補物理チャンネルを求める次選局候
    補抽出手段と、 放送を視聴している現受信系統がデジタル受信系統また
    はアナログ受信系統の何れかであるかの如何を問わず、
    前記現受信系統とは異なる受信系統を動作させて次選局
    候補物理チャンネルを受信することにより得た、前記受
    信状況を示す前記第1の受信情報または前記第2の受信
    情報の何れか一方である次選局候補受信情報と、前記現
    受信系統により得た、前記受信状況を示す前記第2の受
    信情報または前記第1の受信情報の何れか一方である現
    受信情報とに基づき、現在受信している物理チャンネル
    信号の受信を継続するか、前記した次選局候補の物理チ
    ャンネル信号の受信に切換えるかを判定する切換え判定
    手段とを、具備したことを特徴とする受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか1つに記載にお
    いて、 前記切換え判定手段は、前記位置情報検出手段が出力す
    る前記位置情報をも加味して、現在受信している物理チ
    ャンネル信号の受信を継続するか、前記した次選局候補
    の物理チャンネル信号の受信に切換えるかを判定するこ
    とを特徴とする受信装置。
  7. 【請求項7】 表示手段と、音声出力手段と、請求項1
    乃至6の何れか1つに記載の受信装置とを具備したこと
    を特徴とするテレビジョン受信機。
  8. 【請求項8】 符号化された、映像信号または音声信号
    またはデータ信号の少なくとも1つを含む信号で構成さ
    れた論理チャンネル信号と、物理チャンネルと論理チャ
    ンネルの配置を表す配置情報信号とが、多重された多重
    データを変調してなるデジタル放送物理チャンネル信号
    と、 アナログの映像信号または音声信号またはデータ信号の
    少なくとも1つを含む信号を変調してなるアナログ放送
    物理チャンネル信号とが、受信可能であるように、デジ
    タル受信系統とアナログ受信系統とを有すると共に、前
    記デジタル受信系統は、デジタルおよびアナログの受信
    信号の信号強度や受信品質等の受信状況を示す第1の受
    信情報を出力するデジタル用の復調手段を有し、前記ア
    ナログ受信系統は、デジタルおよびアナログの受信信号
    の信号強度や受信品質等の受信状況を示す第2の受信情
    報を出力するアナログ用の復調手段を有し、 さらに、受信装置の位置を検出し位置情報を出力する位
    置情報検出手段を、具備した受信装置の受信方法におい
    て、 前記デジタル受信系統でデジタル放送物理チャンネル信
    号を受信することにより、前記配置情報信号を取得する
    第1のステップと、 前記位置情報検出手段により前記位置情報を取得する第
    2のステップと、 前記配置情報信号と前記位置情報とに基づき、次に選局
    すべきデジタル放送物理チャンネル信号および論理チャ
    ンネル信号、または次に選局すべきアナログ放送物理チ
    ャンネル信号を推定して、次選局候補物理チャンネルお
    よび次選局候補論理チャンネル、または次選局候補物理
    チャンネルを求める第3のステップと、 放送を視聴している現受信系統がデジタル受信系統また
    はアナログ受信系統の何れかであるかの如何を問わず、
    前記現受信系統とは異なる受信系統を動作させて次選局
    候補物理チャンネルを受信することにより得た、前記受
    信状況を示す前記第1の受信情報または前記第2の受信
    情報の何れか一方である次選局候補受信情報を取得する
    第4のステップと、 前記現受信系統によって得た、前記受信状況を示す前記
    第2の受信情報または前記第1の受信情報の何れか一方
    である現受信情報を取得する第5のステップと、 前記次選局候補受信情報と前記現受信情報とに基づき、
    現在受信している物理チャンネル信号の受信を継続する
    か、前記した次選局候補の物理チャンネル信号の受信に
    切換えるかを判定する第6のステップとを、有すること
    を特徴とする受信方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載において、 前記第6のステップにおいて、前記位置情報検出手段が
    出力する前記位置情報をも加味して、現在受信している
    物理チャンネル信号の受信を継続するか、前記した次選
    局候補の物理チャンネル信号の受信に切換えるかを判定
    することを特徴とする受信方法。
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