JP2001045393A - 受信装置、受信方法並びにチューナー内蔵テレビ装置 - Google Patents

受信装置、受信方法並びにチューナー内蔵テレビ装置

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JP2001045393A
JP2001045393A JP21685699A JP21685699A JP2001045393A JP 2001045393 A JP2001045393 A JP 2001045393A JP 21685699 A JP21685699 A JP 21685699A JP 21685699 A JP21685699 A JP 21685699A JP 2001045393 A JP2001045393 A JP 2001045393A
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physical channel
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Hitoshi Akiyama
仁 秋山
Tomotake Sato
友健 佐藤
Takatoshi Shirosugi
孝敏 城杉
Tsutomu Noda
勉 野田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車等の移動体が移動しながら放送を受信
しており、そして、受信可能な放送信号や放送周波数が
次々に変化する場合においても、継続的に同一の番組を
視聴可能な受信装置、受信方法並びにチューナー内蔵テ
レビ装置を提供する。 【解決手段】 映像音声信号を符号化した単一又は複数
のデータストリームが多重されたデータ信号が複数存在
し、複数のデータ信号が変調され複数の物理チャンネル
を用いて物理チャンネル変調信号として送信される送信
信号群から、物理チャンネルを選択しデータストリーム
を再生する受信装置1において、第一の選局手段11
と、第一の復調手段12と、第一の多重分離手段13
と、第二の選局手段21と、第二の復調手段22と、第
二の多重分離手段23と、制御手段31と、を備え、制
御手段31は、第一及び第二の復調手段12、22から
の信号強度情報に基づき、第二の選局手段21及び第二
の多重分離手段23が、送信信号の中から次に選局多重
分離すべき信号の物理チャンネル及びデータストリーム
をあらかじめ決定するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車など
の移動体において、デジタル放送を受信するための受信
装置及び受信方法に係わり、特に二系統のデジタル放送
用の受信部を有した受信装置及び受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル方式やアナログ方式のテレビジ
ョン(映像)又はラジオ(音声)地上波放送では、各地
に配置された多数の放送局によって放送を行なってい
る。これらの地域的放送局が放送する番組や送信する信
号の周波数配置はそれぞれ異なっている。このため、自
動車等の移動体が移動しながら放送を受信している場
合、受信可能な放送は次々に変化し、したがって、ある
特定の番組を視聴していても、受信地域が変われば、そ
の番組を視聴することは不可能となる。
【0003】従来の技術として、例えば特開平10−2
24244のラジオ放送受信方法は、アナログラジオ放
送の受信手段とデジタルラジオ放送の受信手段を両方備
えており、次のような特徴を持っている。第一の特徴
は、装置使用者がアナログラジオ放送を選択して受信す
ると、その一方でデジタルラジオ部が番組情報を受信
し、該番組情報によって、該アナログラジオ放送の番組
と同じ番組がデジタル放送されていれば、自動的にデジ
タルに切り替えることである。第二の特徴は、デジタル
ラジオ放送の信号強度が弱くなった場合に、元の同じ内
容のアナログラジオ放送の受信に自動的に切り替えるこ
とである。
【0004】しかしながら、上記のラジオ放送受信方法
は、自動車等の移動体が異なる送信局間を移動しながら
放送を受信し、受信可能な放送の送信局や物理チャンネ
ルが次々に変化する場合には、放送を継続して受信する
ことが出来ない。例えば、上記の従来技術では、自動車
等の移動により、受信中のアナログラジオ放送の送信局
から遠ざかり、そのアナログラジオ放送が受信できなく
なった場合に、次に選択すべき最適な物理チャンネルを
見つけて切り替えることができない。また、上記の従来
技術では、デジタルラジオ放送の信号強度が減少した場
合に、同じ番組の低品質なアナログラジオ放送に戻すよ
うになっているが、受信装置がデジタルラジオ放送の第
一の送信局から遠ざかり、既に別の第二の送信局のエリ
アで受信している場合、該第二の送信局では高品質なデ
ジタルラジオ放送を送信しているにもかかわらず、該第
二の送信局のデジタルラジオ放送に自動的に切り替える
事が出来ない。
【0005】このように従来の技術では、自動車等の移
動体が異なる放送局間を移動し、受信する放送信号や放
送周波数が変化する場合に継続的に最適な放送を受信す
ることが考慮されていない。
【0006】上記のように、自動車等の移動体が移動し
ながら放送を受信している場合、受信可能な放送は次々
に変化し、したがってある特定の番組を視聴していて
も、受信地域が変わればその番組は受信不可能となる。
このため、自動車等の移動体が異なる放送局間を移動す
る場合に継続的に放送を受信する技術が必要とされてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、自動
車等の移動体が移動しながら放送を受信しており、そし
て、受信可能な放送信号や放送周波数が次々に変化する
場合においても、継続的に同一の番組を視聴可能な受信
装置及び受信方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、映像音声信号を符号化した単一又は複数
のデータストリームが多重されたデータ信号が複数存在
し、前記複数のデータ信号が変調され複数の物理チャン
ネルを用いて物理チャンネル変調信号として送信される
送信信号群から、物理チャンネルを選択しデータストリ
ームを再生する受信装置において、送信信号群を受信し
第一の物理チャンネルを選択して第一の物理チャンネル
変調信号を分離する第一の選局手段と、第一の物理チャ
ンネル変調信号から第一のデータ信号を復調する第一の
復調手段と、第一のデータ信号から第一のデータストリ
ームを分離する第一の多重分離手段と、送信信号群を受
信し第二の物理チャンネルを選択して第二の物理チャン
ネル変調信号を分離する第二の選局手段と、第二の物理
チャンネル変調信号から第二のデータ信号を復調する第
二の復調手段と、第二のデータ信号から第二のデータス
トリームを分離する第二の多重分離手段と、制御手段
と、を備え、そして、第一及び第二の復調手段は各物理
チャンネル変調信号の信号強度情報を出力し、また、第
一及び第二の多重分離手段は各データ信号内に含まれる
物理チャンネル及びデータストリームの配置を表す配置
情報を出力し、そして、第一の選局手段、第一の復調手
段、第一の多重分離手段及び第一の復号手段により、送
信信号から選局、復調、多重分離を行って第一のデータ
ストリームを出力する一方、制御手段は、第一の多重分
離手段からの物理チャンネル及びデータストリームの配
置を表す配置情報を取得し、かつ、第一及び第二の復調
手段からの信号強度情報に基づき、第二の選局手段及び
第二の多重分離手段が、送信信号の中から次に選局多重
分離すべき信号の物理チャンネル及びデータストリーム
をあらかじめ決定するように制御する受信装置である。
【0009】また、本発明は、第一のデータストリーム
から第一の映像音声信号を復号する第一の復号手段と、
第二のデータストリームから第二の映像音声信号を復号
する第二の復号手段と、第一及び第二の映像音声信号の
うちの何れかを受信装置の出力として選択する選択手段
と、を備え、第一の選局手段、第一の復調手段、第一の
多重分離手段及び第一の復号手段において送信信号から
選局、復調、多重分離及び復号を行うことにより第一の
映像音声信号を出力し、選択手段により第一の映像音声
信号を選択、出力する一方、上記制御手段は、第一の多
重分離手段からの物理チャンネル及びデータストリーム
の配置を表す配置情報を取得し、第二の復調手段からの
信号強度情報に基づき、第二の選局手段及び第二の多重
分離手段が、送信信号の中から次に選局すべき信号の物
理チャンネル及びデータストリームをあらかじめ決定す
るように制御し、そして、選択手段は出力映像音声信号
を切り換える受信装置である。
【0010】そして、本発明は、第一又は第二のデータ
ストリームの何れかを選択する選択手段と、選択したデ
ータストリームから映像音声信号を復号する復号手段と
を備え、第一のデータストリームを選択手段により選択
し、第一の復号手段により復号した映像音声信号を出力
する一方、上記制御手段は、第一の多重分離手段からの
物理チャンネル及びデータストリームの配置を表す配置
情報を取得し、かつ、第二の復調手段からの信号強度情
報に基づき、第二の選局手段及び第二の多重分離手段
が、送信信号の中から次に選局すべき信号の物理チャン
ネル及びデータストリームをあらかじめ決定するように
制御し、そして、選択手段は、データストリームを切り
換え、更に、復号手段は復号する受信装置である。
【0011】更に、本発明は、第一の多重分離手段から
第一のデータ信号内に含まれる物理チャンネル及びデー
タストリームの配置を表す配置情報を抽出する第1のス
テップと、物理チャンネル及びデータストリームの配置
を表す配置情報に基づき第二の選局手段で選局する物理
チャンネルを決定する第2のステップと、第一の復調手
段が出力する第一の物理チャンネル変調信号の信号強度
情報を評価する第3のステップと、第二の復調手段が出
力する前記第二の物理チャンネル変調信号の信号強度情
報を評価する第4のステップと、第3のステップにおけ
る評価結果に基づき、第1の選局手段が分離している物
理チャンネルの変更の有無を判別する第5のステップ
と、第5のステップで第一の選局手段で分離する物理チ
ャンネルを変更する必要が無いと判定した場合に、物理
チャンネル及びデータストリームの配置を表す配置情報
に基づき、第二の選局手段が分離する物理チャンネルを
変化させる第6のステップと、受信中のデジタル信号強
度が低下し、第5のステップで第一の選局手段で分離す
る物理チャンネルを変更する必要があると判定した場合
には、信号強度が大きくなる向きに最も変化している物
理チャンネルを推定する第7のステップと、を有する受
信方法である。
【0012】また、本発明は、上記第7のステップで推
定した物理チャンネルを第二の選局手段で選局し、第二
の復調手段、多重分離手段、復号手段で復調、多重分
離、復号した第二の映像音声信号を選択手段で選択する
ように切り換える第8のステップを有する受信方法であ
る。
【0013】そして、本発明は、上記第7のステップで
推定した物理チャンネルを第二の選局手段で選局し、第
二の復調手段、多重分離手段で復調、多重分離第二のデ
ータストリームを選択手段で選択するように切り換える
第8のステップを有する受信方法である。
【0014】更に、本発明は、複数の放送局からの番組
等をアンテナ装置等で受信し、選択して映像音声出力す
るチューナー内蔵テレビ装置において、第一受信系統
と、第二受信系統と、制御回路と、選択回路と、表示制
御回路と、映像出力部と、音声出力部と、を備え、制御
回路は、第一受信系統及び第二受信系統からの信号強度
情報に基づき、第二受信系統が次に選択すべき番組等を
決定するよう制御し、そして、選択回路は、第二受信系
統に切換えるチューナー内蔵テレビ装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の発明の実施の形態
について説明する。本発明の受信装置、受信方法並びに
チューナー内蔵テレビ装置の実施例について、図1〜図
6を用いて説明する。図1は、実施例1の受信装置のブ
ロック説明図である。図2は、実施例1の受信装置と送
信局の関連を示す模式図である。図3は、実施例1の受
信装置が受信する信号のスペクトルを示す模式図であ
る。図4は、実施例1における受信方法のフローチャー
ト説明図である。図5は、実施例2の受信装置のブロッ
ク説明図である。図6は、実施例3の受信装置のブロッ
ク説明図である。
【0016】実施例1を説明する。本実施例の受信装置
1は、図1に示すように、選局回路11、21、復調回
路12、22、多重分離回路13、23、復号回路1
4、24、制御回路31、選択回路32、を備えてい
る。選局回路11、復調回路12、多重分離回路13、
復号回路14、で第一受信系統を構成し、選局回路2
1、復調回路22、多重分離回路23、復号回路24、
で第二受信系統を構成する。選局回路11、21は、ア
ンテナ装置5からの受信信号から選局し、物理チャンネ
ル変調信号を出力する。復調回路12、22は、復調
し、そして、多重化された符号化信号を多重分離回路1
3、23に出力する。また、復調回路12、22は、受
信強度情報を制御回路31に出力する。多重分離回路1
3、23は、多重分離し、論理チャンネルの符号化信号
を復号回路14、24に出力する。また、多重分離回路
13、23は、チャンネル配置情報を制御回路31に出
力する。復号回路14、24は、復号し、映像音声信号
を選択回路32に出力する。制御回路31は、選択回路
制御信号を選択回路32に出力する。また、制御回路3
2は、選局信号を選局回路11、21に出力する。そし
て、制御回路31は、論理チャンネル選択信号を多重分
離回路13、23に出力する。選択回路32は、映像音
声出力信号を出力する。これにより、アンテナ装置5か
らの受信信号は、受信装置1で映像音声出力信号に変換
され、出力される。
【0017】実施例1の受信装置の動作について、説明
する。まず、送信側において、映像、音声信号及び付属
するデータで構成された論理チャンネルは、それぞれM
PEG(Moving Picture Expert
s Group)などの符号化方式により符号化され、
一つ又は複数の符号化された論理チャンネルがMPEG
システムを使用して多重化されることにより、一つの物
理チャンネルを用いて送信される多重化された符号化信
号となる。この時に符号化される論理チャンネルは音声
のみやデータのみで構成されていても何ら問題ない。多
重化された符号化信号は、OFDM方式やVSB方式な
どのデジタル変調方式で変調され、物理チャンネル上で
送信される物理チャンネル変調信号となる。物理チャン
ネル変調信号を送信する送信局が複数集まって送信ネッ
トワークを構成する。
【0018】MPEGシステムにより多重化された符号
化信号には、受信時に視聴したい論理チャンネルを分離
するために、送信ネットワークや論理チャンネルについ
ての識別子が付けられている。送信ネットワークの識別
子はネットワークIDと呼ばれるが、送信ネットワーク
の範囲は放送形態により異なり、全国で単一のネットワ
ークを使用する場合もあれば、地域毎や放送事業者毎に
個別のネットワークIDを付ける場合も考えられる。論
理チャンネルの識別子はプログラム番号やサービスID
で与えられ、送信ネットワークの内部では論理チャンネ
ルと識別子が一対一で対応することが保証される。した
がって同一送信ネットワークで同一のプログラム番号ま
たはサービスIDを持つ符号化信号があれば、それは同
一論理チャンネルであることが保証される。
【0019】また、MPEGシステムにより符号化及び
多重化された信号は、送信ネットワーク内で送信されて
いる全ての論理チャンネルのサービスIDと全ての物理
チャンネル周波数の配置情報を、NIT(Networ
k InformationTable)と呼ばれる送
信情報として含んでいる。したがってある一つの物理チ
ャンネルを受信することができれば、そのNITを抽出
することで、送信ネットワーク内の全論理チャンネル情
報と送信している全物理チャンネル周波数を知ることが
できる。
【0020】実施例1の受信装置1を搭載した自動車等
の移動体における受信の一例について、説明する。自動
車等の移動体と周辺の地上波送信局とを示した模式図を
図2に示す。周辺の地上波送信局が3局として説明す
る。図2において、A放送局6a、B放送局6b及びC
放送局6cが同一番組を送信する同一送信ネットワーク
内にあるとする。受信装置1を搭載して移動する移動体
は、A送信局6aの有効受信範囲61a、B送信局6b
の有効受信範囲61b、C送信局6cの有効受信範囲6
1c内において、矢印の向きに進んでいるとすると、A
送信局6aが送信している送信信号中には、A送信局6
a、B送信局6b及びC送信局6cがそれぞれ送信を行
なっている各物理チャンネルの周波数配置情報と、各物
理チャンネル変調信号に多重されている各論理チャンネ
ルの情報が含まれている。
【0021】実施例1の受信装置1に入力される信号の
スペクトルについて、周波数及び受信信号強度の一例を
図3に示す。図3において、物理チャンネル71、74
はA送信局6aの変調信号であり、物理チャンネル7
2、75はB送信局6bの変調信号であり、物理チャン
ネル73、76はC送信局6cの変調信号である。各物
理チャンネルの信号に記載してある矢印は、各物理チャ
ンネルの信号強度の時間経過に伴なう変化を示してい
る。例えば、物理チャンネル71の信号は時間経過とと
もに減少し、物理チャンネル72の信号は時間経過とと
もに増大している。
【0022】実施例1の受信装置1の受信について、以
下、図1〜図3を用いて説明する。図1において、まず
第一受信系統で受信信号を選局、復調、多重分離、復号
する。すなわち、制御回路31は、選局信号によって選
局回路11が選局する物理チャンネルを設定する。選局
回路11は、アンテナ装置5から入力された受信信号か
ら、選局信号によって設定した物理チャンネルの信号を
分離、周波数変換して、物理チャンネル変調信号を出力
する。物理チャンネル変調信号は、復調回路12によっ
て復調され、論理チャンネルが多重化された符号化信号
が出力される。さらに多重分離回路13は論理チャンネ
ル選択信号に従い、受信したい論理チャンネルを分離し
て分離した論理チャンネルの符号化信号を出力する。続
いて復号回路14により復号を行い、復号した映像音声
信号が出力される。
【0023】復調回路12は、物理チャンネル変調信号
のレベルを検出し、それに応じた受信強度情報を出力す
る。この受信強度の状態は伝送方式に規定されている誤
り訂正処理後、最終的に伝送誤りが発生しているかどう
かで判定すればよい。すなわち復調回路の誤り訂正処理
後に誤り率が0であることを確認すればよい。もしくは
最終的な誤り率ではなく、最終的な誤りが0になるであ
ろうと推測される伝送上の誤り率を用いて判定を行って
も何ら問題ない。また受信状態の判定には誤り率以外の
判定基準として、クロック再生や周波数位置再生等のロ
ックデテクタ信号や、基準信号の有無、入力レベル情報
とアナログ放送信号のロックデテクタ信号の組み合わ
せ、AGC(Automatic Gain Cont
rol)回路の検出信号、またはOFDM方式で変調さ
れていればサブキャリアの信号レベル等を用いてもよ
い。また、多重分離回路13は多重された符号化信号に
含まれるチャンネル配置情報を制御回路31に出力す
る。
【0024】同様に、第二受信系統でも受信信号を選
局、復調、多重分離および復号する。制御回路31は、
選局信号によって、選局回路21が選局する物理チャン
ネルを設定する。選局回路21は、アンテナ装置5から
入力された受信信号から、選局信号によって設定した物
理チャンネルの信号を分離、周波数変換して、物理チャ
ンネル変調信号を出力する。物理チャンネル変調信号
は、復調回路22によって復調され、論理チャンネルが
多重化された符号化信号が出力される。さらに多重分離
回路23は論理チャンネル選択信号に従い、受信したい
論理チャンネルを分離して符号化信号を出力する。続い
て復号回路24により復号を行い、復号した映像音声信
号が出力される。復調回路22は、物理チャンネル変調
信号のレベルを検出し、それに応じた受信強度情報を出
力する。また、多重分離回路23は多重された符号化信
号に含まれるチャンネル配置情報を制御回路31に出力
する。
【0025】選択回路32は、制御回路31からの選択
回路制御信号に応じて、第一受信系統の映像音声信号又
は第二受信系統の映像音声信号に切り替えて、出力映像
音声信号として出力する。
【0026】次に、受信装置1が受信する放送局の変更
について、説明する。移動体に搭載されている受信装置
1が、図2に示すように、A送信局6aから送信されて
いる物理チャンネル74(図3参照)の信号を受信し、
第一受信系統により選局、復調、多重分離、復号した映
像音声信号を選択して出力映像音声信号として出力して
いる状態とする。
【0027】選局回路11が物理チャンネル74の信号
を選局している場合、選局回路11は、物理チャンネル
74以外の物理チャンネルも受信する。選局回路11が
選局する物理チャンネルは、制御回路31からの選局信
号によって指定される。多重分離回路13から出力され
るチャンネル配置情報には送信ネットワーク内の全論理
チャンネルと全物理チャンネルの周波数情報が含まれて
いるから、制御回路31は、現在受信している論理チャ
ンネルと同一の論理チャンネルを送信している他の物理
チャンネル周波数を判明することができる。同一論理チ
ャンネルが含まれる他の物理チャンネル周波数を順々に
繰り返し選局(この動作を以下「スキャン」と呼ぶ。)
する。これにより、同一論理チャンネルの受信が可能だ
と予想される物理チャンネルは、時間的間隔をおいて何
度も選局されるため、制御回路31において受信強度情
報を調べることにより、それぞれの物理チャンネルの受
信強度の時間的変化を求めることが可能となる。
【0028】制御回路31は、例えばマイクロプロセッ
サを中心に構成されており、各々の物理チャンネルの受
信強度の時間的変化から、移動体が近づいている送信局
の信号を判別することができる。すなわち、例えば図3
の場合では、物理チャンネル72及び物理チャンネル7
5は、時間の経過とともに信号強度が増大しており、こ
れらの物理チャンネルの信号は、移動体が近づいている
送信局から送信されていると判断できる。実際には、信
号強度は建造物による反射波等の影響により、必ずしも
単調増加で無い場合もあるが、その場合は、その物理チ
ャンネルの受信信号の複数回の平均強度を用いればよ
い。
【0029】上述の構成により、移動体に搭載された受
信装置1は、自身が近づいている送信局を認識すること
が出来るため、現在受信中の信号強度が受信可能基準値
以下となる前に、次に選局すべき信号強度の大きい物理
チャンネルを決定することができる。本明細書におい
て、受信可能基準値とは、視聴者が放送を誤りなく復
調、多重分離および復号可能な信号強度と、復調、多重
分離および復号した映像音声信号に看過できない誤りが
発生する信号強度の境界を示す信号強度の値である。
【0030】制御回路31は、現在選局している受信信
号の強度を受信強度情報によって知ることができる。移
動体が矢印の向きに進行し、その結果、現在受信してい
る変調信号の信号強度が受信可能基準値以下になり正常
に復調動作が出来なくなることが推定される場合は、前
記の次に選局すべき信号強度の大きい物理チャンネルを
選局し、選択回路32で出力する映像音声信号を切り換
えることによって、放送の受信を継続させることができ
る。
【0031】以上のように、実施例1における受信方法
によれば、自動車等の移動体に搭載された受信装置1が
移動しながら放送を受信している場合に、受信すべき信
号の送信局が切り換わるため受信可能な放送信号や放送
周波数が次々に変化する場合においても、継続的に論理
チャンネルを視聴可能な受信装置を提供することが可能
となる。また、前述のように制御回路31が各物理チャ
ンネルの送信信号に多重されている各論理チャンネルを
示す情報を保持しているため、他の物理チャンネルを使
用して送信されている同一の論理チャンネルを探し出す
ことによって、継続的な論理チャンネル受信が可能であ
る。本発明の技術は、主に音声を受信するラジオ放送、
主に映像と音声を受信するテレビジョン放送、さらに映
像、音声、その他のデータを受信するマルチメディア放
送等にも適用できる。
【0032】なお、実施例1では、図1の各回路は別々
の回路として記載してあるが、これらの内の複数が単一
の半導体チップに搭載されてもよい。また、これらの回
路と同等の機能をソフトウェア処理や、化学的反応、生
物的反応によって実現してもよい。
【0033】続いて、実施例1における受信方法による
論理チャンネル選択の一例について、図4を用いて説明
する。図4は、実施例1の受信装置1を用い、受信すべ
き信号の送信局が切り替わる場合、送信局が切り替わる
前に受信している論理チャンネルと送信局が切り替わっ
た後に受信する論理チャンネルを、同一論理チャンネル
とすることが可能な受信方法を示すフローチャート説明
図である。ただし、実施例1における受信方法は、受信
装置1の構成や入力される信号と関連しているため、必
要に応じて図1〜図3を用いて説明する。このとき、図
2において、移動体は、A送信局6aが送信している物
理チャンネルの送信信号中の論理チャンネルを受信して
いるものとする。既に述べたように、この物理チャンネ
ルの送信信号中には、A送信局6a、B送信局6bおよ
びC送信局6cが送信している全物理チャンネルの周波
数配置情報と、その各物理チャンネル送信信号に多重さ
れている各論理チャンネルの情報が含まれている。
【0034】受信方法を示すフローチャートを説明す
る。S801は、処理の開始をするステップである。S
802は、チャンネル配置情報を取得するステップであ
る。S803は、初期選局をするステップである。S8
04は、第一受信系統の受信評価をするステップであ
る。S805は、第二受信系統の受信評価をするステッ
プである。S806は、受信状態判定をするステップで
ある。S807は、選局する物理チャンネル更新をする
ステップである。S808は、接近している送信局の推
定をするステップである。S809は、受信系統を切り
換えるステップである。S810は、終了処理するステ
ップである。
【0035】まず、ステップS801において、第一受
信系統を使用して視聴したい論理チャンネルを選局、復
調、多重分離、復号して受信する。続いてステップS8
02において、多重分離回路13より論理チャンネル情
報と全ての物理チャンネル周波数情報を抽出する。続い
てステップS803において、制御回路31は第二受信
系統の選局回路21の選局物理チャンネルを設定する。
この設定値は既にステップS802で抽出したチャンネ
ル配置情報に基づき、同一論理チャンネルを送信してい
る他の物理チャンネルを指定する。
【0036】続いてステップS804において、制御回
路31は、第一受信系統の受信強度情報を検出する。実
際の受信強度情報は、移動体の移動に伴う伝播経路の変
化や建物等による反射の影響により変化するため、複数
回の受信強度情報の平均値を求め、その平均信号強度の
時間的変化を求めるなどする必要がある。このため、制
御回路31に内蔵された記憶装置には、過去に検出した
受信強度が記憶されており、過去のデータおよび現在の
データを演算することにより、受信強度の平均値を求め
る。検出した信号強度情報は制御回路31に内蔵の記憶
回路に記憶される。
【0037】ステップS805においては、第二受信系
統の受信強度情報を検出するが、ステップS803で初
期選局を行った直後の一回目の動作では、まだ第二受信
系統で受信が行われていないため、ステップS805は
抜かしてステップS806に進む。
【0038】ステップS806において、制御回路31
は、ステップS804で得られた受信強度情報に基づ
き、誤りなく論理チャンネルを受信可能か判定する。現
在受信中の信号強度が十分強く、まだ受信中の物理チャ
ンネルを変えるべきでないと判断される場合は、ステッ
プS807を実行する。
【0039】ステップS807では、ステップS802
で抽出した全ての論理チャンネル情報と全ての物理チャ
ンネル周波数配置情報に基づき、同一論理チャンネルが
送信されている他の物理チャンネルを選局するように、
第二受信系統の選局回路21の選局チャンネルを変更す
る。そしてステップS804で第一受信系統の受信強度
情報を、ステップS805で第二受信系統の受信強度を
それぞれ検出する。このように第一受信系統での受信状
況が良好な場合はステップS804、S805、S80
7を繰り返し実行し、ステップS806で受信状態を判
定する。
【0040】ステップS806において、受信中のデジ
タル信号強度が低下し、物理チャンネル変更の必要があ
ると判定した場合は、ステップS808へ進む。ステッ
プS808では、既に述べたようにステップS804が
繰り返し実行されていることから、受信強度が大きくな
る向きに最も変化している物理チャンネルを推定するこ
とができる。
【0041】続いてステップS809において、受信系
統を第一系統から第二系統に切り換える。すなわち、第
二受信系統の選局回路21は、ステップS808におい
て推定した物理チャンネルを選局し、復調回路22で物
理チャンネル変調信号の復調を行い、、多重分離回路2
3で論理チャンネルを分離し、復号回路24で論理チャ
ンネルの復号を行い、選択回路32で第二の受信系統の
復号映像音声信号を受信装置1の出力映像音声信号とし
て選択する。
【0042】なお、上記のように受信装置1の出力を切
り換えた後は、第一受信系統と第二受信系統の役割が入
れ替わり、第二受信系統が論理チャンネルを受信してい
る間、第一受信系統が異なる物理チャンネルで同一論理
チャンネルを受信できるように受信すべき物理チャンネ
ルを推定する。したがって何回でも連続して同一論理チ
ャンネルを受信できるように物理チャンネルを切り換え
ることができる。
【0043】以上のように、実施例1における受信方法
によれば、受信装置1を搭載した移動体が進行すること
により、受信すべき信号の送信局が切り替わる場合、送
信局が切り替わる前に受信している論理チャンネルと送
信局が切り替わった後に同一論理チャンネルを受信する
ことが可能な受信装置を提供可能である。
【0044】また、現在受信中の論理チャンネルと同一
の論理チャンネルを含む他の物理チャンネルを受信でき
なかった場合は、類似、もしくは同一放送事業者系列の
番組を受信するようにしてもよい。この時は受信してい
る論理チャンネルの情報と切り換えるべき論理チャンネ
ルの情報は一致しないと考えられるので、例えば送信信
号内にデータとして含まれている番組名を抽出し、他の
物理チャンネルに多重されている論理チャンネルの番組
から類似のものを選択して、その論理チャンネルを受信
するようにすればよい。
【0045】ここで類似番組は、切換前と切換後の放送
内容が同一ではないが、ジャンル的に類似しているもの
を示し、同一放送事業者系列の番組は、切換前と切換後
の放送の事業者が同一系列であり、ローカル番組を除け
ば同様の番組を放送している可能性が高いものを示す。
【0046】したがって、本実施の形態の受信方法によ
れば、受信する論理チャンネルを、類似番組、もしくは
同一系列の放送事業者の番組とすることが可能な受信装
置を提供可能である。
【0047】なお、上記受信方法は例えばマイクロプロ
セッサなどを中心とした制御回路31においてソフトウ
ェアとして実行されるものであるが、電子回路などのハ
ードウェア等によって実行してもよい。
【0048】実施例2を説明する。本実施例の受信装置
1bは、図2のブロック説明図に示すように、制御回路
31b、選択回路32b、復号回路33b、そして、第
一受信系統として、選局回路11b、復調回路12b、
多重分離回路13b、また、第二受信系統として、選局
回路21b、復調回路22b、多重分離回路23b、を
備えている。実施例1の受信装置と比較すると、第一受
信系統及び第二受信系統それぞれに有する復号回路1
4、24の代わりに、復号回路33bを備えている。
【0049】受信装置1bの動作を説明する。受信装置
1と同様であり、第一の受信系統で論理チャンネルを受
信しつつ、第二の受信系統でチャンネル配置情報を元に
他の物理チャンネルで同一論理チャンネルを探す。受信
感度情報に基づき、制御回路31bは出力をどちらの受
信系統にするか決定する。多重分離回路13b、23b
から出力される分離した論理チャンネルの符号化信号
は、選択回路32bで制御回路31bからの論理チャン
ネル選択信号によりより受信強度が強い方が選択され、
復調信号で復調されて映像音声出力信号となる。よって
復号回路33bが受信装置につき一つで済むという利点
がある。
【0050】実施例3を説明する。本実施例の受信装置
1cは、チューナー内蔵テレビ装置であり、図6のブロ
ック説明図に示すように、第一系統10c、第二系統2
0c、制御回路31c、選択回路32c、表示制御回路
41c、映像出力部42c、音声出力部43cを備えて
いる。第一系統10cは、実施例1における選局回路1
1、復調回路12、多重分離回路13及び復号回路14
からなる。第二系統20cは、選局回路21、復調回路
22、多重分離回路23及び復号回路24からなる。制
御回路31c及び選択回路32cは、実施例1と同様で
ある。表示制御回路41cは、選択回路32cからの映
像音声出力信号を受け、映像出力信号及び音声出力信号
を出力する。映像出力部42cは、映像出力信号を受
け、映像を表示する。音声出力部43cは、音声を出力
する。なお、アンテナ装置5は、外部装置とする代わり
に、内蔵することも可能である。また、実施例2と同様
に、復号回路を1つとすることも可能である。
【0051】実施例3の受信装置1cは、自動車等の移
動体に搭載され、そして、複数のテレビ放送局からの同
一番組等を受信しているときに、受信信号強度の大きい
テレビ放送局を選択することにより継続的に受信するこ
とが可能となる。なお、ラジオ装置とすることは可能で
あり、同様な作用効果を奏することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動車等の移動体に搭載された受信装置が移動しながら
放送を受信している場合に、受信すべき信号の送信局が
切り替わるため受信可能な放送信号や放送周波数が次々
に変化する場合においても継続的に論理チャンネルを視
聴可能な受信装置を提供することが可能となる。また、
送信局が切り替わる場合に、それぞれの送信局で同一の
論理チャンネルが放送されていれば、その論理チャンネ
ルを継続的に再生することが可能な受信装置、受信方法
並びにチューナー内蔵テレビ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の受信装置のブロック説明図。
【図2】実施例1の受信装置と送信局の関連を示す模式
図。
【図3】実施例1の受信装置が受信する信号のスペクト
ルを示す模式図。
【図4】実施例1における受信方法のフローチャート説
明図。
【図5】実施例2の受信装置のブロック説明図。
【図6】実施例3の受信装置のブロック説明図。
【符号の説明】
1、1b、1c 受信装置 10c 第一受信系統 11 選局回路 12 復調回路 13 多重分離回路 14 復号回路 20c 第二受信系統 21 選局回路 22 復調回路 23 多重分離回路 24 復号回路 31、31b、31c 制御回路 32、32b、33c 選択回路 33b 復号回路 41c 表示制御回路 42c 映像出力部 43c 音声出力部 5 アンテナ装置 6a、6b、6c 放送局 61a、61b、61c 放送局有効受信範囲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城杉 孝敏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 野田 勉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像音声信号を符号化した単一又は複数
    のデータストリームが多重されたデータ信号が複数存在
    し、前記複数のデータ信号が変調され複数の物理チャン
    ネルを用いて物理チャンネル変調信号として送信される
    送信信号群から、物理チャンネルを選択しデータストリ
    ームを再生する受信装置において、 送信信号群を受信し第一の物理チャンネルを選択して第
    一の物理チャンネル変調信号を分離する第一の選局手段
    と、第一の物理チャンネル変調信号から第一のデータ信
    号を復調する第一の復調手段と、第一のデータ信号から
    第一のデータストリームを分離する第一の多重分離手段
    と、 送信信号群を受信し第二の物理チャンネルを選択して第
    二の物理チャンネル変調信号を分離する第二の選局手段
    と、第二の物理チャンネル変調信号から第二のデータ信
    号を復調する第二の復調手段と、第二のデータ信号から
    第二のデータストリームを分離する第二の多重分離手段
    と、 制御手段と、を備え、そして、第一及び第二の復調手段
    は各物理チャンネル変調信号の信号強度情報を出力し、
    また、第一及び第二の多重分離手段は各データ信号内に
    含まれる物理チャンネル及びデータストリームの配置を
    表す配置情報を出力し、そして、第一の選局手段、第一
    の復調手段、第一の多重分離手段及び第一の復号手段に
    より、送信信号から選局、復調、多重分離を行って第一
    のデータストリームを出力する一方、制御手段は、第一
    の多重分離手段からの物理チャンネル及びデータストリ
    ームの配置を表す配置情報を取得し、かつ、第一及び第
    二の復調手段からの信号強度情報に基づき、第二の選局
    手段及び第二の多重分離手段が、送信信号の中から次に
    選局多重分離すべき信号の物理チャンネル及びデータス
    トリームをあらかじめ決定するように制御することを特
    徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の受信装置において、 第一のデータストリームから第一の映像音声信号を復号
    する第一の復号手段と、 第二のデータストリームから第二の映像音声信号を復号
    する第二の復号手段と、 第一及び第二の映像音声信号のうちの何れかを受信装置
    の出力として選択する選択手段と、を備え、 第一の選局手段、第一の復調手段、第一の多重分離手段
    及び第一の復号手段において送信信号から選局、復調、
    多重分離及び復号を行うことにより第一の映像音声信号
    を出力し、選択手段により第一の映像音声信号を選択、
    出力する一方、 上記制御手段は、第一の多重分離手段からの物理チャン
    ネル及びデータストリームの配置を表す配置情報を取得
    し、第二の復調手段からの信号強度情報に基づき、第二
    の選局手段及び第二の多重分離手段が、送信信号の中か
    ら次に選局すべき信号の物理チャンネル及びデータスト
    リームをあらかじめ決定するように制御し、そして、選
    択手段は出力映像音声信号を切り換えることを特徴とす
    る受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の受信装置において、 第一又は第二のデータストリームの何れかを選択する選
    択手段と、選択したデータストリームから映像音声信号
    を復号する復号手段とを備え、第一のデータストリーム
    を選択手段により選択し、第一の復号手段により復号し
    た映像音声信号を出力する一方、 上記制御手段は、第一の多重分離手段からの物理チャン
    ネル及びデータストリームの配置を表す配置情報を取得
    し、かつ、第二の復調手段からの信号強度情報に基づ
    き、第二の選局手段及び第二の多重分離手段が、送信信
    号の中から次に選局すべき信号の物理チャンネル及びデ
    ータストリームをあらかじめ決定するように制御し、そ
    して、選択手段は、データストリームを切り換え、更
    に、復号手段は復号することを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の受信装置についての受信
    方法において、 第一の多重分離手段から第一のデータ信号内に含まれる
    物理チャンネル及びデータストリームの配置を表す配置
    情報を抽出する第1のステップと、 物理チャンネル及びデータストリームの配置を表す配置
    情報に基づき第二の選局手段で選局する物理チャンネル
    を決定する第2のステップと、 第一の復調手段が出力する第一の物理チャンネル変調信
    号の信号強度情報を評価する第3のステップと、 第二の復調手段が出力する前記第二の物理チャンネル変
    調信号の信号強度情報を評価する第4のステップと、 第3のステップにおける評価結果に基づき、第1の選局
    手段が分離している物理チャンネルの変更の有無を判別
    する第5のステップと、 第5のステップで第一の選局手段で分離する物理チャン
    ネルを変更する必要が無いと判定した場合に、物理チャ
    ンネル及びデータストリームの配置を表す配置情報に基
    づき、第二の選局手段が分離する物理チャンネルを変化
    させる第6のステップと、 受信中のデジタル信号強度が低下し、第5のステップで
    第一の選局手段で分離する物理チャンネルを変更する必
    要があると判定した場合には、信号強度が大きくなる向
    きに最も変化している物理チャンネルを推定する第7の
    ステップと、を有することを特徴とする受信方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の受信装置について、請求
    項4記載の受信方法において、 上記第7のステップで推定した物理チャンネルを第二の
    選局手段で選局し、第二の復調手段、多重分離手段、復
    号手段で復調、多重分離、復号した第二の映像音声信号
    を選択手段で選択するように切り換える第8のステップ
    を有することを特徴とする受信方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の受信装置について、請求
    項4記載の受信方法において、 上記第7のステップで推定した物理チャンネルを第二の
    選局手段で選局し、第二の復調手段、多重分離手段で復
    調、多重分離第二のデータストリームを選択手段で選択
    するように切り換える第8のステップを有することを特
    徴とする受信方法。
  7. 【請求項7】 複数の放送局からの番組等をアンテナ装
    置等で受信し、選択して映像音声出力するチューナー内
    蔵テレビ装置において、 第一受信系統と、第二受信系統と、制御回路と、選択回
    路と、表示制御回路と、映像出力部と、音声出力部と、
    を備え、制御回路は、第一受信系統及び第二受信系統か
    らの信号強度情報に基づき、第二受信系統が次に選択す
    べき番組等を決定するよう制御し、そして、選択回路
    は、第二受信系統に切換えることを特徴とするチューナ
    ー内蔵テレビ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012016024A (ja) * 2005-09-27 2012-01-19 Qualcomm Inc ブロードキャストofdmシステムにおけるrfチャネル交換
US9554319B2 (en) 2005-09-27 2017-01-24 Qualcomm Incorporated Channel handoff methods in wireless broadcast systems

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