JP2009118516A - デジタル放送受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動受信により変化するサービスエリアに自動追従する場合に復調処理がとぎれ、且つ、受信品質が良くない問題があった。
【解決手段】制御部106は選局部102bを制御して、次の中継局の周波数fnextのチャンネルを受信する。信号品質がb系列の方がa系列よりも良く、また、信号品質としても良いと判定した場合は、fnextのチャンネルのサービスエリアに移ったと判断し、制御部106は選局部102aを制御して、次の中継局の周波数fnextのチャンネルを受信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル放送を移動しながら受信する移動体用放送受信装置及び移動体用放送受信方法に係わり、特に中継局から同一放送を別周波数で中継している地上デジタルテレビジョン放送を、チャンネルを自動的に切り換えながらダイバーシティの効果をもって受信する移動体用放送受信装置及び移動体用放送受信方法に関するものである。
日本の地上デジタルテレビジョン放送(以下、ISDB-T放送と略す)は、2003年12月1日から東名阪で本放送が開始された。ISDB-T放送は変調方式にOFDM(Orthogonal frequency division multiplexing)方式を用いているためマルチパスに強く、また時間インターリーブを施すことができるため、比較的移動体受信に強い。さらに、携帯階層、移動階層を用い、変調方式や誤り訂正符号化率を伝送歪みに対して強いパラメータを選択することも可能である。
このため、ISDB-T放送の移動体受信が期待されており、移動体受信機の検討が行われている。
検討項目には、移動受信により変化するサービスエリアに自動追従する、また、受信性能を向上する、などあるが、これらに対応した従来例に特許文献1がある。図10にその構成を示す。1001はアンテナであり、a、b、c、dの4系統がある。1002は選択部、1003は選局部、1004は復調/復号部であり、a、b2系統ある。1005は制御部、1006は出力部である。
アンテナ1001のa、b、c、d4系統のうち一つのアンテナを用いて選局部1003aと復調/復号部1004aで受信・復調・復号し、出力部1006に復調デジタルデータを出力する。一方、選局部1003bと復調/復号部1004bを用いて移動に追従して次のサービスエリアの系列局を検索するとともに、アンテナ1001のa、b、c、d4系統のうち最も信号品質のよいものを選択し、選局部1003aと復調/復号部1004aへのアンテナを切り換える。
(社)電波産業会(以下、ARIBと略す)の非特許文献1の第四編「地上デジタルテレビジョン放送PSI/SI運用規定」によれば、系列局の検索はBIT(Broadcaster Information Table)の拡張ブロードキャスタ記述子のaffiliation_id(系列識別)により識別され、移動受信などエリアをまたがって受信する場合に、同一系列のサービスを継続して受信することができることが示されている。
また、受信性能を向上するのみの従来例としては特許文献2や特許文献3がある。それぞれ、図11、図12に構成を示す。
図11において、1101はアンテナ、1102は選局部、1103は復調/復号部であり、a、b2系統ある。1104は選択部、1105は制御部、1106は出力部である。
アンテナ1101a、bのアンテナを用いて、選局部1102a、bはそれぞれ周波数fのチャンネルを選局し、それぞれ復調/復号部1103a、bで受信・復調・復号する。制御部1105は、a、bの系列のうち信号品質のよいほうを判別し、選択部1104を制御して信号品質のよい系列を選択し、出力部1106に復調デジタルデータを出力する。
また、図12において図11と同一記号は同一機能を示し、1201a、bは復調部、1202は遅延調整部、1203は選択/合成部、1204は復号部、1205は制御部である。
アンテナ1101a、bのアンテナを用いて、選局部1102a、bはそれぞれ周波数fのチャンネルを選局し、それぞれ復調部1201a、bで受信・復調する。制御部1205は、a、bの系列の信号品質を判別する。遅延調整部1202は復調部1201a、bで復調されたa系列とb系列の信号遅延を調整し、選択/合成部1203で制御部1205からの制御信号により信号品質のよい系列を選択する、又は、最大比合成する処理を行い、復号部1204で復号して出力部1106に復調デジタルデータを出力する。
図11と図12は、いわゆる空間ダイバーシティの従来例である。
特開2001−251229号公報 特開2001−136113号公報 特開2003−333012号公報
(社)電波産業会 技術資料「地上デジタルテレビジョン放送運用規定」ARIB TR-B14 2.0版
図10の従来例では、移動受信により変化するサービスエリアに自動追従するチャンネル切り換え処理と、アンテナダイバーシティのためのアンテナ切り換え処理を同時に行うことができず、また、チャンネル切り換え処理及びアンテナ切り換え処理を行っているときには復調/復号処理がとぎれるという問題があった。
また、図11及び図12の従来例では移動受信により変化するサービスエリアに自動追従する処理については示されていない。
本発明は、現在受信中の現受信放送と同一デジタルデータの中継放送を前記現受信放送の現周波数と別周波数である中継周波数で送信しているデジタル放送を、移動しながら受信する移動体用放送受信装置において、受信アンテナ、選局部、復調部で構成される受信部を1系列とした複数N系列の受信部と、前記N系列の受信部の出力信号の時間的位置関係を同一位置に調整して出力する遅延調整部と、同一位置に調整された前記遅延調整部のN系列の出力信号から信号品質の良い1つの出力信号を選択する、または、同一位置に調整された前記遅延調整部のN系列の出力信号を1つの出力信号に最大比合成する選択合成部と、前記現受信放送を受信している前記N系列の受信部のうちN/2以下の系列の受信部の受信周波数を前記中継周波数である前記中継放送の受信に切り換え、前記中継放送の受信品質が前記現受信放送の受信品質よりも良くなった後に、前記中継周波数である前記中継放送の受信に切り換えなかった残りの系列の受信部の受信周波数を前記中継周波数である前記中継放送の受信に切り換えるよう制御する制御部と、で構成されることを特徴とする。
また本発明は、現在受信中の現受信放送と同一デジタルデータの中継放送を前記現受信放送の現周波数と別周波数である中継周波数で送信しているデジタル放送を、移動しながら受信する移動体用放送受信装置において、受信アンテナ、選局部、復調部で構成される受信部を1系列とした複数N系列の受信部と、前記N系列の受信部の出力信号の時間的位置関係を同一位置に調整して出力する遅延調整部と、同一位置に調整された前記遅延調整部のN系列の出力信号から信号品質の良い1つの出力信号を選択する、または、同一位置に調整された前記遅延調整部のN系列の出力信号を1つの出力信号に最大比合成する選択合成部と、最低限位置情報と、更に可能であれば地図情報、進行方向、目的地までのルート情報を制御部に出力するナビゲーション部と、前記現受信放送を放送している放送局や前記中継放送を放送している放送局の場所、前記現周波数や前記中継周波数、前記現受信放送のサービスエリアや前記中継放送のサービスエリアの情報を関連付けて記憶しているエリア情報部と、前記ナビゲーション部と前記エリア情報部の情報から前記現受信放送のサービスエリアから前記中継放送のサービスエリアへの移動を予測して、前記現受信放送を受信している前記N系列の受信部のうちN/2以下の系列の受信部の受信周波数を前記中継周波数である前記中継放送の受信に切り換え、前記中継放送の受信品質が前記現受信放送の受信品質よりも良くなった後に、前記中継周波数である前記中継放送の受信に切り換えなかった残りの系列の受信部の受信周波数を前記中継周波数である前記中継放送の受信に切り換えるよう制御する制御部と、で構成されることを特徴とする。
本発明によれば、デジタル放送を移動しながら受信する移動体用放送受信装置において、中継局から同一放送を別周波数で中継している、すなわちMFN(Multi-Frequency Network:多周波数ネットワーク。サービスエリアが重なる送信所に異なる周波数を割り当てるネットワーク)のデジタル放送サービスエリア間を移動する場合に、中継局間のチャンネルを自動的に切り換えている場合でも復調デジタルデータがとぎれることなく、且つ、ダイバーシティの効果をもって品質良く受信することができる効果がある。
本発明のISDB-T放送を受信する移動体受信機の構成を示すブロック図。(実施例1) 図1及び図3の移動体受信機の動作を説明するフローチャート。 本発明のISDB-T放送を受信する移動体受信機の構成を示すブロック図。(実施例2) 本発明のISDB-T放送を受信する移動体受信機の構成を示すブロック図。(実施例3) 図4の移動体受信機の動作を説明するフローチャート。 本発明のISDB-T放送を受信する移動体受信機の構成を示すブロック図。(実施例4) 図6の移動体受信機の動作を説明するフローチャート。 本発明のISDB-T放送を受信する移動体受信機の構成を示すブロック図。(実施例5) 図8の移動体受信機の動作を説明するフローチャート。 従来例の移動体受信機の構成を示すブロック図。 従来例の移動体受信機の構成を示すブロック図。 従来例の移動体受信機の構成を示すブロック図。
以下に、本発明の実施の形態を、ISDB-T放送を移動受信する移動体受信機を例にとり説明する。
図1は本発明の一実施例であるISDB-T放送を受信する移動体受信機の構成を示すブロック図である。
101はアンテナ、102は選局部、103は復調/復号部であり、a、b2系統ある。104は遅延調整部、105は選択部、106は制御部、107は出力部である。
図1の動作を図2のフローチャートを参照して説明する。
・ステップ201
まず、周波数fnowのチャンネルのサービスエリアに移動体がいたとする。
・ステップ202
アンテナ101a、bのアンテナを用いて、選局部102a、bはそれぞれ周波数fnowのチャンネルを選局し、それぞれ復調/復号部103a、bで受信・復調・復号する。制御部106は、a、bの系列のうち信号品質の良いほうを判別する。遅延調整部104は復調/復号部103a、bで復調・復号されたa系列とb系列の信号遅延を調整して同一データ位置にあわせ、制御部106からの制御信号により選択部105を制御して信号品質の良い系列を選択し、出力部107に復調デジタルデータを出力する。遅延調整部104での遅延あわせは、a系列、b系列それぞれの復調デジタルデータに含まれる同期信号や、復調/復号部103でのフレーム同期、シンボル同期信号を制御部106で比較して制御する。また、信号品質は、a系列、b系列それぞれの復調デジタルデータに含まれるデータ誤りフラグや、復調/復号部103で測定されるC/N、データ誤り率、MER(Modulation Error Ratio)などを制御部106で比較して判別する。ここでは図11と同様のいわゆる空間ダイバーシティ動作になる。
・ステップ203
制御部106でa系列、b系列両方の信号品質から判定する。信号品質を時間平均し、信号品質がa系列、b系列の両方とも劣化していると判定された場合にステップ204に進む。
・ステップ204
制御部106は選局部102bを制御して、次の中継局の周波数fnextのチャンネルを受信する。fnextはNIT(Network Information Table:ネットワーク情報テーブル。周波数などの伝送情報を伝送するもの)第2ループの地上分配システム記述子に記載されている。
・ステップ205、206
制御部106でb系列の信号品質を判定する。信号品質を時間平均し、信号品質が悪いときには現在選局している周波数のチャンネルはサービスエリアではないと判断し、次の候補の周波数をfnextに設定し、ステップ204に戻る。
信号品質が良いと判定した場合はステップ207に進む。なお、ここでは全ての候補を判定して一番信号品質の良い周波数のチャンネルを選択してもよい。
また、図2では示していないが、全ての候補を判定しても信号品質の良い周波数のチャンネルがなかった場合は、現在のサービスエリアに隣接する中継局のサービスエリアがないと判断し、ステップ209に進む。
・ステップ207
制御部106でa系列、b系列それぞれの信号品質を判定する。
信号品質を時間平均し、信号品質がa系列の方がb系列よりも良く、また、信号品質としても良いと判定した場合は、まだサービスエリアはfnow内と判断しステップ207を繰り返す。
信号品質がb系列の方がa系列よりも良く、また、信号品質としても良いと判定した場合は、ステップ208に進む。
信号品質がa系列、b系列とも劣化していると判定した場合は、現在のサービスエリアに隣接する中継局のサービスエリアがないと判断し、ステップ209に進む。
なお、図2では示していないが、a系列の信号品質が良くb系列の信号品質が悪くなった場合は、再びfnowの周波数のチャンネルのサービスエリアに戻ったと判断し、ステップ202に戻る。
・ステップ208、210
サービスエリアがfnextのチャンネルのサービスエリアに移ったと判断し、制御部106は選局部102aを制御して、次の中継局の周波数fnextのチャンネルを受信する。このとき、図11と同様のいわゆる空間ダイバーシティ動作になる。
fnextをfnowに置き換え、ステップ203に戻る。
・ステップ209
現在のサービスエリアに隣接する中継局のサービスエリアがないと判断されたため、中継局再検索をするか、系列局検索、アナログチャンネル検索、他のデジタル放送チャンネル検索などの処理に移る。
以上のように、図1、図2の実施例によれば、中継局から同一放送を別周波数で中継している、すなわちMFNのデジタル放送サービスエリア間を移動する場合に、中継局間のチャンネルを自動的に切り換えているb系列のfnextの周波数のチャンネルを選局している場合でも、a系列のfnowの周波数のチャンネルの復調デジタルデータと同じデータであるため、選択部105は制御部106からの制御信号により信号品質の良い系列を選択することで復調デジタルデータがとぎれることなく、且つ、ダイバーシティの効果をもって受信することができる効果がある。
図3に本発明の一実施例であるISDB-T放送を受信する移動体受信機の構成を示すブロック図を示す。図1と同一記号は同一機能を示し、301a、bは復調部、302は遅延調整部、303は選択/合成部、304は復号部である。
図3の実施例は、図2のフローを図12の従来例に適用したものである。
図3の動作を図2のフローチャートを参照して説明する。
・ステップ201
まず、周波数fnowのチャンネルのサービスエリアに移動体がいたとする。
・ステップ202
アンテナ101a、bのアンテナを用いて、選局部102a、bはそれぞれ周波数fnowのチャンネルを選局し、それぞれ復調部301a、bで受信・復調する。制御部305は、a、bの系列のうち信号品質の良いほうを判別する。遅延調整部302は復調部301a、bで復調されたa系列とb系列の信号遅延を調整し、選択/合成部303で制御部305からの制御信号により信号品質のよい系列を選択する、又は、最大比合成する処理を行い、復号部304で復号して出力部107に復調デジタルデータを出力する。遅延調整部302での遅延あわせは、a系列、b系列それぞれの復調部301でのフレーム同期、シンボル同期信号などのタイミング信号を制御部305で比較して制御する。また、信号品質は、復調部301で測定されるC/N、MERなどを制御部305で比較して判別する。ここでは図12と同様のいわゆる空間ダイバーシティ動作になる。
・ステップ203
制御部305でa系列、b系列両方の信号品質から判定する。信号品質を時間平均し、信号品質がa系列、b系列の両方とも劣化していると判定された場合にステップ204に進む。
・ステップ204
制御部305は選局部102bを制御して、次の中継局の周波数fnextのチャンネルを受信する。fnextはNIT第2ループの地上分配システム記述子に記載されている。
・ステップ205、206
制御部305でb系列の信号品質を判定する。信号品質を時間平均し、信号品質が悪いときには現在選局している周波数のチャンネルはサービスエリアではないと判断し、次の候補の周波数をfnextに設定し、ステップ204に戻る。
信号品質が良いと判定した場合はステップ207に進む。なお、ここでは全ての候補を判定して一番信号品質の良い周波数のチャンネルを選択してもよい。
また、図2では示していないが、全ての候補を判定しても信号品質の良い周波数のチャンネルがなかった場合は、現在のサービスエリアに隣接する中継局のサービスエリアがないと判断し、ステップ209に進む。
・ステップ207
制御部305でa系列、b系列それぞれの信号品質を判定する。
信号品質を時間平均し、信号品質がa系列の方がb系列よりも良く、また、信号品質としても良いと判定した場合は、まだサービスエリアはfnow内と判断しステップ207を繰り返す。
信号品質がb系列の方がa系列よりも良く、また、信号品質としても良いと判定した場合は、ステップ208に進む。
信号品質がa系列、b系列とも劣化していると判定した場合は、現在のサービスエリアに隣接する中継局のサービスエリアがないと判断し、ステップ209に進む。
なお、図2では示していないが、a系列の信号品質が良くb系列の信号品質が悪くなった場合は、再びfnowの周波数のチャンネルのサービスエリアに戻ったと判断し、ステップ202に戻る。
・ステップ208、210
サービスエリアがfnextのチャンネルのサービスエリアに移ったと判断し、制御部305は選局部102aを制御して、次の中継局の周波数fnextのチャンネルを受信する。このとき、図12と同様のいわゆる空間ダイバーシティ動作になる。
fnextをfnowに置き換え、ステップ203に戻る。
・ステップ209
現在のサービスエリアに隣接する中継局のサービスエリアがないと判断されたため、中継局再検索をするか、系列局検索、アナログチャンネル検索、他のデジタル放送チャンネル検索などの処理に移る。
以上のように、図3、図2の実施例によれば、中継局から同一放送を別周波数で中継している、すなわちMFNのデジタル放送サービスエリア間を移動する場合に、中継局間のチャンネルを自動的に切り換えている場合でも、切り換え前の周波数のチャンネルの復調信号(復調部301aの出力信号)と同じ復調信号(復調部301bの出力信号)であるため、選択/合成部303は制御部305からの制御信号により信号品質の良い系列を選択する、又は、合成し、復号部304で復号することで復調デジタルデータがとぎれることなく、且つ、ダイバーシティの効果をもって受信することができる効果がある。
図3に本発明の一実施例であるISDB-T放送を受信する移動体受信機の構成を示すブロック図を示す。図1と同一記号は同一機能を示し、401はナビゲーション部、402はエリア情報部、403は制御部である。
図4の動作を図5のフローチャートを参照して説明する。
・ステップ501
まず、周波数fnowのチャンネルのサービスエリアに移動体がいたとする。
・ステップ502
アンテナ101a、bのアンテナを用いて、選局部102a、bはそれぞれ周波数fnowのチャンネルを選局し、それぞれ復調/復号部103a、bで受信・復調・復号する。制御部403は、a、bの系列のうち信号品質の良いほうを判別する。遅延調整部104は復調/復号部103a、bで復調・復号されたa系列とb系列の信号遅延を調整して同一データ位置にあわせ、制御部403からの制御信号により選択部105を制御して信号品質の良い系列を選択し、出力部107に復調デジタルデータを出力する。遅延調整部104での遅延あわせは、a系列、b系列それぞれの復調デジタルデータに含まれる同期信号や、復調/復号部103でのフレーム同期、シンボル同期信号を制御部403で比較して制御する。また、信号品質は、a系列、b系列それぞれの復調デジタルデータに含まれるデータ誤りフラグや、復調/復号部103で測定されるC/N、データ誤り率、MERなどを制御部403で比較して判別する。ここでは図11と同様のいわゆる空間ダイバーシティ動作になる。
・ステップ503
ナビゲーション部401は最低限位置情報と、更に可能であれば地図情報、進行方向、目的地までのルートなどの情報を制御部403に出力する。エリア情報部402には放送局や中継局の場所、使用周波数、サービスエリアなどの情報が記憶されている。制御部403は位置情報やその他情報から現在のサービスエリアから次のサービスエリアへの移動を予測する。例えば、現在受信中の周波数fnowと同一放送を行っている中継局のサービスエリアに移動すると予測した場合はステップ504に進む。現在のサービスエリア内にしばらくいると予測した場合はエリア判定を繰り返す。移動予測した場所に同一放送を行っている中継局がない場合はステップ509に進む。
・ステップ504
制御部403は選局部102bを制御して、次の中継局の周波数fnextのチャンネルを受信する。fnextはエリア情報部402に記憶されている。なおこのとき、エリア情報部402の周波数情報とNIT第2ループの地上分配システム記述子に記載されている周波数情報を比較・確認する処理を加えてもよい。
・ステップ505
制御部403でa系列、b系列それぞれの信号品質を判定する。
信号品質を時間平均し、信号品質がa系列の方がb系列よりも良く、また、信号品質としても良いと判定した場合は、まだサービスエリアはfnow内と判断しステップ505を繰り返す。
信号品質がb系列の方がa系列よりも良く、また、信号品質としても良いと判定した場合は、ステップ506に進む。
信号品質がa系列、b系列とも劣化していると判定した場合は、エリア情報部402の情報が誤っていることになる。ただし、この場合、一時的に劣化していることも考えられるため繰り返しチェックし、最終的に劣化していると判断した場合はステップ508に進む。
・ステップ506、507
サービスエリアがfnextのチャンネルのサービスエリアに移ったと判断し、制御部403は選局部102aを制御して、次の中継局の周波数fnextのチャンネルを受信する。このとき、図11と同様のいわゆる空間ダイバーシティ動作になる。
fnextをfnowに置き換え、ステップ503に戻る。
・ステップ508
エリア情報部402の情報が誤っている、または、情報が古い可能性があるためエリア情報更新処理を行う。その方法は、通信やDVDやメモリカードなどの記録媒体を使うなどして行う。受信機で受信可能な放送局を検索して更新してもよい。
・ステップ509
移動予測した場所に同一放送を行っている中継局がない場合は、同一放送を行っているアナログチャンネルまたは系列局を、更には他放送事業者チャンネルなどを検索する。
以上のように、図4、図5の実施例によれば、中継局から同一放送を別周波数で中継している、すなわちMFNのデジタル放送サービスエリア間を移動する場合に、中継局間のチャンネルを自動的に切り換えているb系列のfnextの周波数のチャンネルを選局している場合でも、a系列のfnowの周波数のチャンネルの復調デジタルデータと同じデータであるため、選択部105は制御部403からの制御信号により信号品質の良い系列を選択することで復調デジタルデータがとぎれることなく、且つ、ダイバーシティの効果をもって受信することができる効果があり、また、ナビゲーション部401からの最低限位置情報、更に可能であれば地図情報、進行方向、目的地までのルートなどの情報と、エリア情報部402からの放送局や中継局の場所、使用周波数、サービスエリアなどの情報を用いることで、効率よく移動後の中継局のサービスエリアを予測することができる効果がある。
図6に本発明の一実施例であるISDB-T放送を受信する移動体受信機の構成を示すブロック図を示す。図6は3系統の受信系がある。
図1または図4と同一記号は同一機能を示し、3系統目はcで表す。601は制御部である。
図6の動作を図7のフローチャートを参照して説明する。
・ステップ701
まず、周波数fnowのチャンネルのサービスエリアに移動体がいたとする。
・ステップ702
アンテナ101a、b、cのアンテナを用いて、選局部102a、b、cはそれぞれ周波数fnowのチャンネルを選局し、それぞれ復調/復号部103a、b、cで受信・復調・復号する。制御部601は、a、b、cの系列のうち信号品質の良い系列を判別する。遅延調整部104は復調/復号部103a、b、cで復調・復号されたa系列、b系列、c系列の信号遅延を調整して同一データ位置にあわせ、制御部601からの制御信号により選択部105を制御して信号品質の良い系列を選択し、出力部107に復調デジタルデータを出力する。遅延調整部104での遅延あわせは、a系列、b系列、c系列それぞれの復調デジタルデータに含まれる同期信号や、復調/復号部103でのフレーム同期、シンボル同期信号を制御部601で比較して制御する。また、信号品質は、a系列、b系列、b系列それぞれの復調デジタルデータに含まれるデータ誤りフラグや、復調/復号部103で測定されるC/N、データ誤り率、MERなどを制御部601で比較して判別する。ここではいわゆる空間ダイバーシティ動作になる。
・ステップ703
ナビゲーション部401は最低限位置情報と、更に可能であれば地図情報、進行方向、目的地までのルートなどの情報を制御部601に出力する。エリア情報部402には放送局や中継局の場所、使用周波数、サービスエリアなどの情報が記憶されている。制御部601は位置情報やその他情報から現在のサービスエリアから次のサービスエリアへの移動を予測する。例えば、現在受信中の周波数fnowと同一放送を行っている中継局のサービスエリアに移動すると予測した場合はステップ504に進む。現在のサービスエリア内にしばらくいると予測した場合はエリア判定を繰り返す。移動予測した場所に同一放送を行っている中継局がない場合はステップ713に進む。
・ステップ704
制御部601は選局部102cを制御して、次の中継局の周波数fnextのチャンネルを受信する。fnextはエリア情報部402に記憶されている。なおこのとき、エリア情報部402の周波数情報とNIT第2ループの地上分配システム記述子に記載されている周波数情報を比較・確認する処理を加えてもよい。
このとき、a系列とb系列は空間ダイバーシティ動作を維持している。
・ステップ705
制御部601でa系列、b系列、c系列それぞれの信号品質を判定する。
信号品質を時間平均し、信号品質がa、b系列の方がc系列よりも良く、また、信号品質としても良いと判定した場合は、まだサービスエリアはfnow内と判断しステップ705を繰り返す。
信号品質がc系列の方がa、b系列よりも良く、また、信号品質としても良いと判定した場合は、ステップ706に進む。
信号品質がa系列、b系列、c系列とも劣化していると判定した場合は、エリア情報部402の情報が誤っていることになる。ただし、この場合、一時的に劣化していることも考えられるため繰り返しチェックし、最終的に劣化していると判断した場合はステップ710に進む。
・ステップ706
サービスエリアがfnextのチャンネルのサービスエリアに移ったと判断し、制御部403は選局部102bを制御して、次の中継局の周波数fnextのチャンネルを受信する。このとき、b系列とc系列はいわゆる空間ダイバーシティ動作になる。
・ステップ707
制御部601でa系列、b系列、c系列それぞれの信号品質を判定する。
信号品質を時間平均し、信号品質がa系列の信号品質が良いと判定した場合はa系列を使用することでいわゆる周波数ダイバーシティの効果が期待できるためステップ707を繰り返す。
a系列の信号品質が劣化していると判定した場合は、ステップ708に進む。
信号品質がa系列、b系列、c系列とも劣化していると判定した場合は、エリア予測が誤っている可能性がある。ただし、この場合、一時的に劣化していることも考えられるため繰り返しチェックし、最終的に劣化している判断した場合はステップ712に進む。
・ステップ708、709
サービスエリアがfnextのチャンネルのサービスエリアに完全に移ったと判断し、制御部601は選局部102aを制御して、次の中継局の周波数fnextのチャンネルを受信する。このとき、a系列、b系列、c系列でいわゆる空間ダイバーシティ動作になる。fnextをfnowに置き換え、ステップ703に戻る。
・ステップ710
エリア情報部402の情報が誤っている、または、情報が古い可能性があるためエリア情報更新処理を行う。その方法は、通信やDVDやメモリカードなどの記録媒体を使うなどして行う。受信機で受信可能な放送局を検索して更新してもよい。
・ステップ711
移動予測した場所に同一放送を行っている中継局がない場合は、同一放送を行っているアナログチャンネルまたは系列局を、更には他放送事業者チャンネルなどを検索する。
・ステップ712
ステップ703でナビゲーション部401からの情報で中継局を予測したが、予測が誤っていることが考えられる。ステップ712処理時点での位置情報をナビゲーション部401から得て、予測を確認する。予測通りの場合はステップ711へ進む。予測が外れていた場合はステップ703に戻る。
以上のように、図6、図7の実施例によれば、中継局から同一放送を別周波数で中継している、すなわちMFNのデジタル放送サービスエリア間を移動する場合に、中継局間のチャンネルを自動的に切り換えているc系列のfnextの周波数のチャンネルを選局している場合でも、a、b系列のfnowの周波数のチャンネルは空間ダイバーシティの効果を有し、且つ、c系列の復調デジタルデータは同じデータであるため、選択部105は制御部601からの制御信号により、復調デジタルデータがとぎれることなく信号品質の良い系列を選択することができる効果があり、また、a、b、c全ての系列をfnextの周波数のチャンネルに切り換えるまで周波数ダイバーシティの効果をもって受信することができる効果がある。さらにまた、ナビゲーション部401からの最低限位置情報、更に可能であれば地図情報、進行方向、目的地までのルートなどの情報と、エリア情報部402からの放送局や中継局の場所、使用周波数、サービスエリアなどの情報を用いることで、効率よく移動後の中継局のサービスエリアを予測することができる効果がある。
図8に本発明の一実施例であるISDB-T放送を受信する移動体受信機の構成を示すブロック図を示す。図8は4系統の受信系がある。
図1または図4と同一記号は同一機能を示し、3系統目はc、4系統目はdで表す。801は制御部である。
図8の動作を図9のフローチャートを参照して説明する。
・ステップ901
まず、周波数fnowのチャンネルのサービスエリアに移動体がいたとする。
・ステップ902
アンテナ101a、b、c、dのアンテナを用いて、選局部102a、b、c、dはそれぞれ周波数fnowのチャンネルを選局し、それぞれ復調/復号部103a、b、c、dで受信・復調・復号する。制御部801は、a、b、c、dの系列のうち信号品質の良い系列を判別する。遅延調整部104は復調/復号部103a、b、c、dで復調・復号されたa系列、b系列、c系列、d系列の信号遅延を調整して同一データ位置にあわせ、制御部801からの制御信号により選択部105を制御して信号品質の良い系列を選択し、出力部107に復調デジタルデータを出力する。遅延調整部104での遅延あわせは、a系列、b系列、c系列、d系列それぞれの復調デジタルデータに含まれる同期信号や、復調/復号部103でのフレーム同期、シンボル同期信号を制御部801で比較して制御する。また、信号品質は、a系列、b系列、c系列、d系列それぞれの復調デジタルデータに含まれるデータ誤りフラグや、復調/復号部103で測定されるC/N、データ誤り率、MERなどを制御部801で比較して判別する。ここではいわゆる空間ダイバーシティ動作になる。
・ステップ903
ナビゲーション部401は最低限位置情報と、更に可能であれば地図情報、進行方向、目的地までのルートなどの情報を制御部403に出力する。エリア情報部402には放送局や中継局の場所、使用周波数、サービスエリアなどの情報が記憶されている。制御部801は位置情報やその他情報から現在のサービスエリアから次のサービスエリアへの移動を予測する。例えば、現在受信中の周波数fnowと同一放送を行っている中継局のサービスエリアに移動すると予測した場合はステップ904に進む。現在のサービスエリア内にしばらくいると予測した場合はエリア判定を繰り返す。移動予測した場所に同一放送を行っている中継局がない場合はステップ909に進む。
・ステップ904
制御部801は選局部102c、dを制御して、次の中継局の周波数fnextのチャンネルを受信する。fnextはエリア情報部402に記憶されている。なおこのとき、エリア情報部402の周波数情報とNIT第2ループの地上分配システム記述子に記載されている周波数情報を比較・確認する処理を加えてもよい。
このとき、a系列とb系列は空間ダイバーシティ動作を維持している。また、c系列とd系列も空間ダイバーシティ動作となり、更に、a、b系列とc、d系列は周波数ダイバーシティ動作となる。
・ステップ905
制御部801でa系列、b系列、c系列、d系列それぞれの信号品質を判定する。
信号品質を時間平均し、信号品質がa、b系列の方がc、d系列よりも良く、また、信号品質としても良いと判定した場合は、まだサービスエリアはfnow内と判断しステップ905を繰り返す。
信号品質がc、d系列の方がa、b系列よりも良く、また、信号品質としても良いと判定した場合は、ステップ706に進む。
信号品質がa系列、b系列、c系列、d系列とも劣化していると判定した場合は、エリア情報部402の情報が誤っていることになる。ただし、この場合、一時的に劣化していることも考えられるため繰り返しチェックし、最終的に劣化していると判断した場合はステップ908に進む。
・ステップ906、907
サービスエリアがfnextのチャンネルのサービスエリアに移ったと判断し、制御部801は選局部102a、bを制御して、次の中継局の周波数fnextのチャンネルを受信する。このとき、a系列、b系列、c系列、d系列でいわゆる空間ダイバーシティ動作になる。
fnextをfnowに置き換え、ステップ903に戻る。
・ステップ908
エリア情報部402の情報が誤っている、または、情報が古い可能性があるためエリア情報更新処理を行う。その方法は、通信やDVDやメモリカードなどの記録媒体を使うなどして行う。受信機で受信可能な放送局を検索して更新してもよい。
・ステップ909
移動予測した場所に同一放送を行っている中継局がない場合は、同一放送を行っているアナログチャンネルまたは系列局を、更には他放送事業者チャンネルなどを検索する。
以上のように、図8、図9の実施例によれば、中継局から同一放送を別周波数で中継している、すなわちMFNのデジタル放送サービスエリア間を移動する場合に、中継局間のチャンネルを自動的に切り換えているc、d系列のfnextの周波数のチャンネルを選局している場合でも、a、b系列のfnowの周波数のチャンネルの復調デジタルデータと同じデータであるため、選択部105は制御部801からの制御信号により信号品質の良い系列を選択することで復調デジタルデータがとぎれることなく、且つ、ダイバーシティの効果をもって受信することができる効果があり、また、ナビゲーション部401からの最低限位置情報、更に可能であれば地図情報、進行方向、目的地までのルートなどの情報と、エリア情報部402からの放送局や中継局の場所、使用周波数、サービスエリアなどの情報を用いることで、効率よく移動後の中継局のサービスエリアを予測することができる効果がある。
なお、本実施例ではfnowとfnextを2系列ずつ切り換えたが、fnextを1系列ずつfnowから切り換えていくことも可能である。また、サービスエリアが複数交わっている場合は2系列に別々のfnextを割り当て、どちらが信号品質が良くなるかを判定し、信号品質が良い方のfnextの方に切り換える処理とすることもできる。
図4、図6、図8の実施例は図1の構成を基本としているが、図3の構成を基本としても構成することが可能である。
図1と図3と図4、図6、図8の実施例はそれぞれ2系列、3系列、4系列の受信系の例を示しているが、更に系を多くしても同様に構成することが可能である。
図1、図4、図6、図8の遅延調整部104及び図3の遅延調整部302の遅延量は、全国の中継局間の距離の最大から計算される電波の到来時間差と、空間ダイバーシティを構成するアンテナ間から計算される電波の到来時間差の和になる。全国の中継局間の距離の最大は、概ねISDB-T放送のガードインターバル期間よりも短いと考えられ、Mode3、ガードインターバル1/4の場合で252μs、Mode3、ガードインターバル1/8の場合で126μsである。ただし、サービスエリアが重なっていることを考えるとこの1/2の調整量でよい可能性もある。
本発明は、ISDB-T放送の移動受信だけではなく全てのデジタル放送の移動受信に対応可能である。また、移動受信としては、人、自動車、電車、船舶など、どのようなものでもよい。
101a、b、c、d アンテナ
102a、b、c、d 選局部
103a、b、c、d 復調/復号部
104 遅延調整部
105 選択部
106 制御部
107 出力部
301a、b 復調部
302 遅延調整部
303 選択/合成部
304 復号部
401 ナビゲーション部
402 エリア情報部
403 制御部
601 制御部
801 制御部

Claims (4)

  1. 現在受信中の現受信放送と同一デジタルデータの中継放送を前記現受信放送の現周波数と別周波数である中継周波数で送信しているデジタル放送を、移動しながら受信する移動体用放送受信装置において、
    受信アンテナ、選局部、復調部で構成される受信部を1系列とした複数N系列の受信部と、
    前記N系列の受信部の出力信号の時間的位置関係を同一位置に調整して出力する遅延調整部と、
    同一位置に調整された前記遅延調整部のN系列の出力信号から信号品質の良い1つの出力信号を選択する、または、同一位置に調整された前記遅延調整部のN系列の出力信号を1つの出力信号に最大比合成する選択合成部と、
    前記現受信放送を受信している前記N系列の受信部のうち一部の系列の受信部の受信周波数を前記中継周波数である前記中継放送の受信に切り換え、前記中継放送の受信品質が前記現受信放送の受信品質よりも良くなった後に、切り換えなかった系列の受信部の受信周波数を前記中継周波数である前記中継放送の受信に切り換えるよう制御する制御部と、
    で構成されることを特徴とする移動体用放送受信装置。
  2. 現在受信中の現受信放送と同一デジタルデータの中継放送を前記現受信放送の現周波数と別周波数である中継周波数で送信しているデジタル放送を、移動しながら受信する移動体用放送受信装置において、
    受信アンテナ、選局部、復調部で構成される受信部を1系列とした複数N系列の受信部と、
    前記N系列の受信部の出力信号の時間的位置関係を同一位置に調整して出力する遅延調整部と、
    同一位置に調整された前記遅延調整部のN系列の出力信号から信号品質の良い1つの出力信号を選択する、または、同一位置に調整された前記遅延調整部のN系列の出力信号を1つの出力信号に最大比合成する選択合成部と、
    少なくとも位置情報を制御部に出力するナビゲーション部と、
    前記現受信放送を放送している放送局や前記中継放送を放送している放送局の場所、前記現周波数や前記中継周波数、前記現受信放送のサービスエリアや前記中継放送のサービスエリアの情報を関連付けて記憶しているエリア情報部と、
    前記ナビゲーション部と前記エリア情報部の情報から前記現受信放送のサービスエリアから前記中継放送のサービスエリアへの移動を予測して、前記現受信放送を受信している前記N系列の受信部のうちN/2以下の系列の受信部の受信周波数を前記中継周波数である前記中継放送の受信に切り換え、前記中継放送の受信品質が前記現受信放送の受信品質よりも良くなった後に、残りの系列の受信部の受信周波数を前記中継周波数である前記中継放送の受信に切り換えるよう制御する制御部と、
    で構成されることを特徴とする移動体用放送受信装置。
  3. 現在受信中の現受信放送と同一デジタルデータの中継放送を前記現受信放送の現周波数と別周波数である中継周波数で送信しているデジタル放送を、移動しながら受信する受信方法であって、
    N系列の受信部にて現受信放送を受信するステップと、
    前記N系列の受信部の出力信号の時間的位置関係を同一位置に調整して出力するステップと、
    同一位置に調整された前記遅延調整部のN系列の出力信号から信号品質の良い1つの出力信号を選択する、または、同一位置に調整された前記遅延調整部のN系列の出力信号を1つの出力信号に最大比合成するステップと、
    前記現受信放送を受信している前記N系列の受信部のうちN/2以下の系列の受信部の受信周波数を前記中継周波数である前記中継放送の受信に切り換えるステップと、
    前記中継放送の受信品質が前記現受信放送の受信品質よりも良くなった後に切り換えなかった残りの系列の受信部の受信周波数を前記中継周波数である前記中継放送の受信に切り換えるステップと、
    を備えることを特徴とする移動体用放送受信方法。
  4. 現在受信中の現受信放送と同一デジタルデータの中継放送を前記現受信放送の現周波数と別周波数である中継周波数で送信しているデジタル放送を、移動しながら受信する受信方法であって、
    N系列の受信部にて現受信放送を受信するステップと、
    前記N系列の受信部の出力信号の時間的位置関係を同一位置に調整して出力するステップと、
    同一位置に調整された前記遅延調整部のN系列の出力信号から信号品質の良い1つの出力信号を選択する、または、同一位置に調整された前記遅延調整部のN系列の出力信号を1つの出力信号に最大比合成するステップと、
    少なくとも位置情報を取得するステップと、
    前記現受信放送を放送している放送局や前記中継放送を放送している放送局の場所、前記現周波数や前記中継周波数、前記現受信放送のサービスエリアや前記中継放送のサービスエリアの情報を記憶するステップと、
    前記位置情報と前記記憶した情報から前記現受信放送のサービスエリアから前記中継放送のサービスエリアへの移動を予測するステップと、
    前記現受信放送を受信している前記N系列の受信部のうちN/2以下の系列の受信部の受信周波数を前記中継周波数である前記中継放送の受信に切り換えるステップと、
    前記中継放送の受信品質が前記現受信放送の受信品質よりも良くなった後に切り換えなかった残りの系列の受信部の受信周波数を前記中継周波数である前記中継放送の受信に切り換えるステップと、
    を備えることを特徴とする移動体用放送受信方法。
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