JP2001168777A - 通信端末装置及び無線通信方法 - Google Patents

通信端末装置及び無線通信方法

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JP2001168777A
JP2001168777A JP34646899A JP34646899A JP2001168777A JP 2001168777 A JP2001168777 A JP 2001168777A JP 34646899 A JP34646899 A JP 34646899A JP 34646899 A JP34646899 A JP 34646899A JP 2001168777 A JP2001168777 A JP 2001168777A
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communication
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phase correction
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Kenichi Miyoshi
憲一 三好
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローズドループ型送信ダイバーシチを
適用する送信ダイバーシチにおいてもチャネル推定精度
を劣化させることなく、優れた受信性能を発揮するこ
と。 【解決手段】 クローズドループ型送信ダイバーシチの
際に、通信端末装置において既知であるフィードバック
情報から送信ダイバーシチの位相回転の影響を補償する
位相補正値を算出し、この位相補正値に基づいて通信チ
ャネルの受信信号を補正して、又はこの位相補正値に基
づいてチャネル推定値を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル無線通
信システムにおける通信端末装置及び無線通信方法に関
し、特にDS−CDMA(Direct Sequence-Code Divis
ion Multiple Access)システムにおける通信端末装置
及び無線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信においては、フェージングに
より受信信号の品質劣化が著しくなる。このようなフェ
ージングに対する有効な対策としてダイバーシチ技術が
ある。このダイバーシチ技術は、受信機側において受信
信号の電力の落ち込みを防止するものである。しかしな
がら、移動局のような通信端末装置でダイバーシチを実
現するためには、さまざまな制約がある。そこで、本来
移動局の受信機側で実現されるべきダイバーシチを基地
局の送信機側で実現するために、送信ダイバーシチ技術
が検討されている。
【0003】送信ダイバーシチは、図6に示すように、
基地局501のアンテナ1,アンテナ2から同じ位相の
信号を移動局502に向けて送信し、移動局502にお
いて受信信号が大きいアンテナを選択するものである。
【0004】一方、現在、DS−CDMAシステムにお
いて、基地局でクローズドループ型送信ダイバーシチを
用いた送信ダイバーシチの標準化が進められている。こ
のクローズドループ型送信ダイバーシチには3つのモー
ドがある。例えば、クローズドループ型送信ダイバーシ
チのモード2を適用する場合、基地局側でアンテナ1に
対してアンテナ2に位相回転(90°刻み)を加えて送
信を行う。移動局側では、アンテナ1及びアンテナ2か
ら送信された信号から、どの程度両信号に位相差を加え
たら良いかを判定し、その位相差情報を基地局に送信す
る。基地局は、その位相差情報にしたがって送信を行
う。この処理は、スロット毎に行われる。これにより、
移動局側では、スロット毎に位相が大きく回転して受信
されることになる。
【0005】以下、基地局側でクローズドループ型送信
ダイバーシチのモード2を適用した場合における移動局
での受信信号の位相について図7〜図13を用いて説明
する。
【0006】まず、基地局においては、図7に示すよう
に、共通パイロットチャネル信号(共通既知信号)をア
ンテナ1とアンテナ2から同位相で移動局に送信する。
このとき、アンテナ1から送信する共通パイロットチャ
ネル信号とアンテナ2から送信する共通パイロットチャ
ネル信号は異なった拡散コードを使用する。
【0007】また、基地局における通信チャネル信号の
送信においては、クローズドループ型送信ダイバーシチ
でない通常状態では位相回転制御が行われないので、ア
ンテナ1のみで移動局に送信する。クローズドループ型
送信ダイバーシチでは、図11に示すように、アンテナ
2から送信する信号に対して、移動局から送られたフィ
ードバック情報で指定された位相を加えるように位相回
転制御を行って送信する。
【0008】上記のように基地局から送信された信号を
移動局で受信する場合、共通パイロットチャネル信号に
ついてはアンテナ1とアンテナ2で異なった信号が送信
されているので、チャネル推定を送信アンテナ毎に行う
ことができる。すなわち、図8に示すように、移動局に
おいて、信号はアンテナ1とアンテナ2とで異なる位相
回転が加わって受信されるので、アンテナ1から送信さ
れた共通パイロット信号とアンテナ2から送信された共
通パイロットチャネル信号のチャネルを別々に推定する
ことができる。
【0009】2つのチャネル推定値に基づいて、通信チ
ャネルにおいて、アンテナ1とアンテナ2の間にどれく
らいの位相差を持たせて送信すべきか決定する。そし
て、この位相差(フィードバック情報)を基地局に通知
する。
【0010】ここで、フィードバック情報の設定につい
て説明する。基地局のアンテナ1とアンテナ2からは、
上述したように、それぞれ共通パイロットチャネル信号
が送信されている。移動局においては、共通パイロット
チャネル信号に対してチャネル推定することにより、ア
ンテナ1とアンテナ2のそれぞれのフェージングによる
位相回転量と振幅変動を算出することができる。
【0011】まず、図7に示すように、同じ振幅・位相
(位相=0)であり、それぞれ異なる共通パイロットチ
ャネル信号を基地局のアンテナ1,アンテナ2から送信
すると、移動局では、図8に示すように受信される。こ
こで、αはアンテナ1からの送信信号が受けるフェージ
ングによる位相回転を示し、βはアンテナ2からの送信
信号が受けるフェージングによる位相回転を示す。
【0012】また、図8に示すように、同じ振幅・位相
(位相=0)である通信チャネル信号を基地局のアンテ
ナ1,アンテナ2から送信すると、移動局では、図10
に示すように受信される。ここで、Aはアンテナ1から
の送信信号が受けるフェージングによる振幅変動を示
し、Bはアンテナ2からの送信信号が受けるフェージン
グによる振幅変動を示す。移動局では、図10に示すよ
うに、アンテナ1とアンテナ2で送信された信号が合成
されて、太字矢印の信号となって受信される。このとき
の、合成ベクトルの位相はΦbeforeである。
【0013】この場合、β−αが約90°であるので、
アンテナ2の位相を−90°回転させるとアンテナ1と
アンテナ2で送信した信号の合成ベクトルが大きくなる
ことが予測される。そこで、通信チャネルのアンテナ2
の位相を−90°に設定し、その位相差で送信するよう
に移動局から基地局へフィードバック情報(位相差)を
通知する。
【0014】基地局にフィードバック情報が正しく通知
されると、次のスロットにおいて通信チャネル信号は図
11に示すように送信される。すなわち、アンテナ2の
位相が−90°されて送信される。その結果、移動局で
は、図12に示すような信号を受信することになる。こ
のとき、合成ベクトルの位相はΦafterになっている。
したがって、フェージング環境が変化していなくても、
移動局では、送信側のアンテナの位相付加によって、Φ
afterとΦbeforeのような位相のずれが生じている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】移動局の通信チャネル
では、チャネル推定精度を上げることにより、複数のス
ロットのチャネル推定結果を重み付けして加算する制御
が行わていれる。この制御は、フェージング変動による
位相回転量がチャネル推定結果を加算するスロット数に
対して小さいということを前提に行われる。しかしなが
ら、上述したように、クローズドループ型送信ダイバー
シチを適用すると、フェージングが変化していなくても
チャネル推定値が変化することになるので、複数のスロ
ットのチャネル推定値を平均して使用すると正しいチャ
ネル推定値を算出することができなくなり、受信性能が
劣化することになる。
【0016】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、クローズドループ型送信ダイバーシチを適用する
送信ダイバーシチにおいてもチャネル推定精度を劣化さ
せることなく、優れた受信性能を発揮することができる
通信端末装置及び無線通信方法を提供することを目的と
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の通信端末装置
は、クローズドループ型の送信ダイバーシチの際に、ア
ンテナ毎に基地局装置から送信された共通既知信号から
求められたそれぞれの第1チャネル推定値を用いてフィ
ードバック情報を算出するフィードバック情報算出手段
と、前記フィードバック情報に基づいて、前記送信ダイ
バーシチ時に前記基地局装置で通信チャネル信号に付与
した位相回転を補正するような位相補正量を算出する位
相補正量算出手段と、通信チャネル信号から求められた
チャネル推定値に対して前記位相補正量を用いて位相補
正した後の第2チャネル推定値を用いて前記通信チャネ
ル信号を同期検波する同期検波手段と、を具備する構成
を採る。
【0018】本発明の通信端末装置は、クローズドルー
プ型の送信ダイバーシチの際に、アンテナ毎に基地局装
置から送信された共通既知信号から求められたそれぞれ
の第1チャネル推定値を用いてフィードバック情報を算
出するフィードバック情報算出手段と、前記フィードバ
ック情報に基づいて、前記送信ダイバーシチ時に前記基
地局装置で通信チャネル信号に付与した位相回転を補正
するような位相補正量を算出する位相補正量算出手段
と、前記位相補正量を用いて位相補正した後の前記通信
チャネル信号からチャネル推定を行うチャネル推定手段
と、前記チャネル推定により得られた第2チャネル推定
値を用いて前記通信チャネル信号を同期検波する同期検
波手段と、を具備する構成を採る。
【0019】これらの構成によれば、クローズドループ
型の送信ダイバーシチにおいて、通信端末装置側で既知
であるフィードバック情報を用いて、送信ダイバーシチ
の位相回転の影響を補償する補正値を算出し、この補正
値に基づいて通信チャネルの受信信号を補正するので、
正確なチャネル推定を行うことができ、優れた受信性能
を発揮することができる。
【0020】本発明の通信端末装置は、上記構成におい
て、前記第2チャネル推定値を複数スロットにわたって
重み付け平均化する重み付け平均化手段を具備し、重み
付け平均したチャネル推定値で同期検波する構成を採
る。
【0021】この構成によれば、通信チャネルのチャネ
ル推定精度を向上させることができる。これにより、ク
ローズドループ型の送信ダイバーシチを適用した場合で
もより正確なチャネル推定を行うことができる。
【0022】本発明の通信端末装置は、クローズドルー
プ型の送信ダイバーシチの際に、アンテナ毎に基地局装
置から送信された共通既知信号から求められたそれぞれ
のチャネル推定値を用いてフィードバック情報を算出す
るフィードバック情報算出手段と、前記フィードバック
情報に基づいて、前記クローズドループ型送信ダイバー
シチにおいて前記基地局装置で通信チャネル信号に付与
した位相回転を補正するような位相補正量を算出する位
相補正量算出手段と、前記通信チャネル信号及び前記位
相補正量を用いて位相補正した後の前記通信チャネル信
号の同期検波後の通信品質を測定する通信品質測定手段
と、測定された通信品質のうち良い通信チャネル信号を
選択する選択手段と、を具備する構成を採る。
【0023】この構成によれば、位相補正を加えた場合
と位相補正を加えなかった場合の通信チャネル信号両方
で同期検波を行い、そのうち通信品質の良かったものを
同期検波結果として採用するので、フィードバック情報
が正しく基地局装置に到達しなかったときでも、正確な
チャネル推定を行うことができ、優れた受信性能を発揮
することができる。これにより、クローズドループ型の
送信ダイバーシチにおいて、より正確に優れた受信性能
を発揮させることができる。
【0024】本発明の通信端末装置は、クローズドルー
プ型の送信ダイバーシチにおける位相回転量から、前記
クローズドループ型の送信ダイバーシチにおいて前記基
地局装置で通信チャネル信号に付与した位相回転を補正
するように複数の位相補正量を算出する位相補正量算出
手段と、前記基地局装置から送信された通信チャネル信
号について前記複数の位相補正量で位相補正した後の前
記通信チャネル信号の同期検波後の通信品質を測定する
通信品質測定手段と、測定された通信品質のうち良い通
信チャネル信号を選択する選択手段と、を具備する構成
を採る。
【0025】この構成によれば、クローズドループ型送
信ダイバーシチで決められているすべての位相回転量に
対応する位相補正値について総当たりで同期検波を行
い、そのうち通信品質の良かったものを同期検波結果と
して採用するので、通信端末装置側でフィードバック情
報を保持しておく必要がない。これにより、クローズド
ループ型送信ダイバーシチにおける情報保持がなくなる
ので、通信端末装置におけるメモリを有効に利用するこ
とができる。
【0026】本発明の通信端末装置は、クローズドルー
プ型送信ダイバーシチにおいて規定されている位相回転
量毎に、各位相回転が付与された通信チャネル信号を受
信した際の各位相予測値を求める位相予測値算出手段
と、受信した通信チャネル信号からチャネル推定値を求
めるチャネル推定手段と、前記チャネル推定値の位相と
前記各位相予測値との間の各角度差を求め、各角度差の
うち最も尤度が高い角度差に対応する位相予測値に基づ
いて位相補正値を算出する位相補正量算出手段と、を具
備する構成を採る。
【0027】この構成によれば、基地局装置との間のフ
ィードバック情報の送受信が不要となるので、通信制御
が簡単になると共に、伝送効率を向上させることができ
る。
【0028】本発明の通信端末装置は、上記構成におい
て、基地局装置に送信するフィードバック情報に応じて
前記尤度に重み付けを行う構成を採る。この構成によれ
ば、基地局装置が付与する位相回転量を精度良く識別す
ることができる。
【0029】本発明の基地局装置は、上記構成の通信端
末装置と無線通信を行うことを特徴とする。これによ
り、クローズドループ型送信ダイバーシチにおいても、
優れた受信性能を維持しながら無線通信を行うことがで
きる。
【0030】本発明の無線通信方法は、クローズドルー
プ型の送信ダイバーシチの際に、通信端末装置は、アン
テナ毎に基地局装置から送信された共通既知信号から求
められたそれぞれのチャネル推定値を用いてフィードバ
ック情報を算出し、そのフィードバック情報を前記基地
局装置に送信し、前記基地局装置は、前記フィードバッ
ク情報に基づいて位相回転を付与した状態で通信チャネ
ルを前記通信端末装置に送信し、前記通信端末装置は、
前記フィードバック情報から前記位相回転を補正するよ
うな位相補正量を算出し、この位補正量を用いて位相補
正した後のチャネル推定値を用いて前記通信チャネル信
号同期検波する。
【0031】本発明の無線通信方法は、クローズドルー
プ型の送信ダイバーシチの際に、通信端末装置は、アン
テナ毎に基地局装置から送信された共通既知信号から求
められたそれぞれのチャネル推定値を用いてフィードバ
ック情報を算出し、そのフィードバック情報を前記基地
局装置に送信し、前記基地局装置は、前記フィードバッ
ク情報に基づいて位相回転を付与した状態で通信チャネ
ルを前記通信端末装置に送信し、前記通信端末装置は、
前記フィードバック情報から前記位相回転を補正するよ
うな位相補正量を算出し、この位相補正量を用いて位相
補正した後の前記通信チャネル信号からチャネル推定を
行い、前記チャネル推定により得られたチャネル推定値
を用いて前記通信チャネル信号を同期検波する。
【0032】これらの方法によれば、クローズドループ
型送信ダイバーシチにおいて、通信端末装置側で既知で
あるフィードバック情報を用いて、送信ダイバーシチの
位相回転の影響を補償する補正値を算出し、この補正値
に基づいて通信チャネルの受信信号を補正するので、正
確なチャネル推定を行うことができ、優れた受信性能を
発揮することができる。
【0033】本発明の無線通信方法は、クローズドルー
プ型の送信ダイバーシチの際に、通信端末装置は、アン
テナ毎に基地局装置から送信された共通既知信号から求
められたそれぞれのチャネル推定値を用いてフィードバ
ック情報を算出し、そのフィードバック情報を前記基地
局装置に送信し、前記基地局装置は、前記フィードバッ
ク情報に基づいて位相回転を付与した状態で通信チャネ
ルを前記通信端末装置に送信し、前記通信端末装置は、
前記フィードバック情報から前記位相回転を補正するよ
うな位相補正量を算出し、前記通信チャネル信号及び前
記位相補正量を用いて位相補正した後の前記通信チャネ
ル信号の同期検波後の通信品質を測定し、測定された通
信品質のうち良い通信チャネル信号を選択する。
【0034】この方法によれば、位相補正を加えた場合
と位相補正を加えなかった場合の通信チャネル信号両方
で同期検波を行い、そのうち通信品質の良かったものを
同期検波結果として採用するので、フィードバック情報
が正しく基地局装置に到達しなかったときでも、正確な
チャネル推定を行うことができ、優れた受信性能を発揮
することができる。これにより、クローズドループ型送
信ダイバーシチにおいて、より正確に優れた受信性能を
発揮させることができる。
【0035】本発明の無線通信方法は、クローズドルー
プ型の送信ダイバーシチの際に、通信端末装置は、アン
テナ毎に基地局装置から送信された共通既知信号から求
められたそれぞれのチャネル推定値を用いてフィードバ
ック情報を算出し、そのフィードバック情報を前記基地
局装置に送信し、前記基地局装置は、前記フィードバッ
ク情報に基づいて位相回転を付与した状態で通信チャネ
ルを前記通信端末装置に送信し、前記通信端末装置は、
前記フィードバック情報から前記位相回転を補正するよ
うな複数の位相補正量を算出し、前記基地局装置から送
信された通信チャネル信号について前記複数の位相補正
量で位相補正した後の前記通信チャネル信号の同期検波
後の通信品質を測定し、測定された通信品質のうち良い
通信チャネル信号を選択する。
【0036】この方法によれば、クローズドループ型送
信ダイバーシチで決められているすべての位相回転量に
対応する位相補正値について総当たりで同期検波を行
い、そのうち通信品質の良かったものを同期検波結果と
して採用するので、通信端末装置側でフィードバック情
報を保持しておく必要がない。これにより、クローズド
ループ型送信ダイバーシチにおける情報保持がなくなる
ので、通信端末装置におけるメモリを有効に利用するこ
とができる。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明者らは、クローズドループ
型送信ダイバーシチにおいて、送信ダイバーシチ制御に
よって位相が回転するときは、その1つ前のスロットで
通信端末が基地局に対してフィードバック情報(位相回
転量)を通知しており、通信端末が当該スロットでアン
テナ1とアンテナ2間にどれくらいの位相差が付加され
て送信されるかを知っていることに着目し、この通信端
末で既知である位相差を用いて受信信号を補正すること
によりクローズドループ型送信ダイバーシチにおいても
正確にチャネル推定を行うことができることを見出し本
発明をするに至った。
【0038】すなわち、本発明の骨子は、クローズドル
ープ型送信ダイバーシチの際に、通信端末装置において
既知であるフィードバック情報から送信ダイバーシチの
位相回転の影響を補償する位相補正値を算出し、この位
相補正値に基づいて通信チャネルの受信信号を補正し
て、又はこの位相補正値に基づいてチャネル推定値を補
正して、優れた受信性能を発揮することである。
【0039】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する。(実施の形態1)図1
は、本発明の実施の形態1に係る通信端末装置の構成を
示すブロック図である。アンテナ101で受信された信
号は、無線受信部102に送られる。無線受信部102
では、受信信号に対して所定の無線受信処理(ダウンコ
ンバート、A/D変換など)を行う。
【0040】通信チャネル信号については、無線受信処
理された後に通信チャネル逆拡散部103に送られて、
そこで、基地局装置における拡散変調処理に使用された
拡散コード#0で逆拡散処理される。逆拡散処理された
信号(逆拡散信号)は、同期検波部104及びチャネル
推定部105に送られる。
【0041】チャネル推定部105では、逆拡散信号を
用いてチャネル推定を行ってチャネル推定値を求める。
このチャネル推定値は、後述するようにして求められた
位相補正量を用いて位相補正され、位相補正されたチャ
ネル推定値が同期検波部104に送られる。同期検波部
105では、位相補正されたチャネル推定値にしたがっ
て逆拡散信号に同期検波処理を行って受信データを得
る。
【0042】一方、共通パイロットチャネル信号は、無
線受信部102で無線受信処理された後にBSアンテナ
1PL逆拡散部106,BSアンテナ2PL逆拡散部1
07に送られる。BSアンテナ1PL逆拡散部106,
BSアンテナ2PL逆拡散部107では、基地局装置に
おける拡散変調処理に使用された拡散コードを用いて無
線受信処理後の信号に逆拡散処理を行って、所望の逆拡
散信号を得る。具体的には、BSアンテナ1PL逆拡散
部106では、拡散コード#1を用いて逆拡散処理を行
って、基地局装置のアンテナ1から送信された信号を取
得し、BSアンテナ2PL逆拡散部107では、拡散コ
ード#2を用いて逆拡散処理を行って、基地局装置のア
ンテナ2から送信された信号を取得する。
【0043】BSアンテナ1PL逆拡散部106からの
逆拡散信号は、チャネル推定部108に送られる。そし
て、チャネル推定部108では、基地局装置のアンテナ
1から送信された信号のチャネル推定を行う。また、B
Sアンテナ2PL逆拡散部107からの逆拡散信号は、
チャネル推定部109に送られる。そして、チャネル推
定部109では、基地局装置のアンテナ2から送信され
た信号のチャネル推定を行う。
【0044】チャネル推定部108,109で求められ
たチャネル推定値は、それぞれフィードバック情報算出
部110に送られる。フィードバック情報算出部110
では、基地局装置のアンテナ1,2から送信された信号
のそれぞれのチャネル推定値に基づいてフィードバック
情報を算出する。このフィードバック情報は、基地局装
置に通知するために送信機側のフレーム構成部115に
送られると共に、記憶部111に送られて格納される。
【0045】位相補正量算出部112は、記録部111
に格納されたフィードバック情報を取得して、クローズ
ドループ型送信ダイバーシチにおいて基地局装置側で付
加された位相に対する位相補正量を算出する。この位相
補正量は、乗算器113で前述した通信チャネル信号か
ら求めたチャネル推定値に乗算される。これにより、ク
ローズドループ型送信ダイバーシチにおいて基地局装置
側で付与された位相回転分が除去されたチャネル推定値
が得られる。この位相回転分が除去されたチャネル推定
値は、同期検波部104に送られる。
【0046】送信機側において、送信データは、変調部
114に送られて、そこでディジタル変調される。変調
後の送信データは、フレーム構成部115に送られる。
フレーム構成部115では、変調後の送信データと、共
通パイロットチャネル信号のチャネル推定値から求めら
れたフィードバック情報とを用いてフレーム構成が行
う。フレーム構成された送信データ及びフィードバック
情報は、無線送信部116に送られて所定の無線送信処
理(D/A変換、アップコンバートなど)された後にア
ンテナを介して基地局装置に向けて送信される。
【0047】次に、本実施の形態に係る通信端末装置の
動作について説明する。なお、ここでは、クローズドル
ープ型送信ダイバーシチがモード2である場合について
説明する。
【0048】まず、基地局装置から図7に示すような同
じ振幅・位相(位相=0)であり、それぞれ異なる共通
パイロットチャネル信号を基地局装置のアンテナ1,ア
ンテナ2から送信すると、通信端末装置では、図8に示
すように受信される。このように受信された信号は、そ
れぞれBSアンテナ1PL逆拡散部106において拡散
コード#1により逆拡散され、その逆拡散信号がチャネ
ル推定部108に送られる。チャネル推定部108で
は、基地局装置のアンテナ1から送信された共通パイロ
ットチャネル信号のチャネル推定を行う。また、受信信
号は、それぞれBSアンテナ2PL逆拡散部107にお
いて拡散コード#2により逆拡散され、その逆拡散信号
がチャネル推定部109に送られる。チャネル推定部1
09では、基地局装置のアンテナ2から送信された共通
パイロットチャネル信号のチャネル推定を行う。
【0049】それぞれのチャネル推定部108,109
で得られたチャネル推定値は。フィードバック情報算出
部110に送られる。フィードバック情報算出部110
では、2つのチャネル推定値を用いてフィードバック情
報を算出する。フィードバック情報算出部110では、
次のようにしてフィードバック情報を算出する。
【0050】基地局装置から送信された図9に示す振
幅、位相(位相=0)の通信チャネル信号は、図10に
示すように受信される。この通信チャネル信号は、アン
テナ1とアンテナ2で送信された信号が合成されて、太
字矢印の信号となって受信される。このときの合成ベク
トルの位相はΦbeforeである。このΦbeforeは、記憶部
111に格納しておく。ここで、Aはアンテナ1からの
送信信号が受けるフェージングによる振幅変動を示し、
Bはアンテナ2からの送信信号が受けるフェージングに
よる振幅変動を示す。
【0051】図8から分かるように、アンテナ1から送
信された信号とアンテナ2から送信された信号の間のフ
ェージングによる位相回転の差β−αが約90°である
ので、アンテナ2の位相を−90°回転させるとアンテ
ナ1とアンテナ2で送信した信号の合成ベクトルが大き
くなることが予測される。
【0052】クローズドループ型送信ダイバーシチのモ
ード2においては、基地局装置側で意図的に付与する位
相差は、0°、+90°、180°、−90°の4通り
であるので、アンテナ2の位相を−90°に設定する。
このようにしてフィードバック情報を算出する。
【0053】このようにしてフィードバック情報算出部
110で算出したフィードバック情報(位相差)を基地
局装置に通知する。具体的には、フィードバック情報の
位相差は4通りであり2ビットで表現されるので、その
2ビットのフィードバック情報をフレーム構成部115
に送り、フレーム構成部115で送信データと共にフレ
ーム構成する。そして、フレーム構成された送信信号の
形で、フィードバック情報を基地局装置に通知する。
【0054】基地局装置では、受信信号を受信してフィ
ードバック情報を取得すると、次のスロットにおいて通
信チャネル信号はフィードバック情報に対応する位相差
を付与された形で通信端末装置に向けて送信される。す
なわち、図10に示すように、アンテナ2の位相が−9
0°されて送信される。
【0055】通信端末装置では、図12に示すような信
号を受信することになる。このとき、合成ベクトルの位
相はΦafterになっている。このΦafterは、位相補正量
算出部112において、次のようにして求める。図13
は、フィードバック情報にしたがって位相回転を付与し
た状態で基地局装置から送信された共通パイロットチャ
ネル信号の受信信号の位相を示している。ここで、α
‘はアンテナ1からの送信信号が受けるフェージングに
よる位相回転を示し、A‘はアンテナ1からの送信信号
が受けるフェージングによる振幅変動を示し、β‘はア
ンテナ2からの送信信号が受けるフェージングによる位
相回転を示し、B‘はアンテナ2からの送信信号が受け
るフェージングによる振幅変動を示す。
【0056】したがって、Φafterは、これらの値を用
いて、式Φafter=tan-1(A'cosα'+Bcos(β'-90ー)/A'si
nα'+B'sin(β'-90ー))から算出される。
【0057】クローズドループ型送信ダイバーシチにお
ける位相付加による位相回転量は、ΦbeforeとΦafter
の差で求められる。したがって、位相補正量算出部11
2では、Φafterを求めた後に、記憶部111に格納さ
れたΦbeforeを用いてとのΦbeforeとΦafterの差を求
めて、位相補正値を得る。
【0058】基地局装置から送信された通信チャネル信
号は、クローズドループ型送信ダイバーシチにより付与
された位相回転を含んだ状態で、通信端末装置のチャネ
ル推定部105でチャネル推定される。チャネル推定部
105で得られたチャネル推定値は乗算器113で前述
の位相補正量が乗算される。これにより、クローズドル
ープ型送信ダイバーシチにより付与された位相回転を補
正したチャネル推定値が得られる。この補正後のチャネ
ル推定値が同期検波部104に送られる。同期検波部1
04では、補正後のチャネル推定値を用いて通信チャネ
ル信号について同期検波を行う。
【0059】チャネル推定部105において、複数スロ
ットにわたってチャネル推定値を平均化する処理部を設
けても良い。例えば、図5に示すように、直交成分(Q
チャネル)の3スロット(N−1、N、N+1)分の位
相補正後のチャネル推定値を重み付け平均し、スロット
Nのチャネル推定値ξNを求め、スロットNの同相成分
(Iチャネル)のデータをξNで同期検波する。これに
より、通信チャネルのチャネル推定精度を向上させるこ
とができ、クローズドループ型送信ダイバーシチを適用
した場合でもより正確なチャネル推定を行うことができ
る。
【0060】この同期検波においては、フェージング変
化のみを反映したチャネル推定値を用いることになるの
で、複数のスロットのチャネル推定値を平均してチャネ
ル推定を行っても正確にチャネル推定を行うことができ
る。その結果、クローズドループ型送信ダイバーシチで
あっても、優れた受信性能を発揮することができる。
【0061】このように、本実施の形態に係る通信端末
装置においては、クローズドループ型送信ダイバーシチ
において、通信端末装置側で既知であるフィードバック
情報を用いて、クローズドループ型送信ダイバーシチの
際の位相回転の影響を補償する補正値を算出し、この補
正値に基づいて通信チャネルの受信信号を補正するの
で、正確なチャネル推定を行うことができ、優れた受信
性能を発揮することができる。
【0062】なお、本実施の形態においては、通信チャ
ネル信号のチャネル推定値に位相補正値を乗算してクロ
ーズドループ型送信ダイバーシチの際の位相回転の影響
を補償するようにしているが、本実施の形態において
は、通信チャネル信号に位相補正量を乗算してクローズ
ドループ型送信ダイバーシチの際の位相回転の影響を補
償し、その後、補償した通信チャネル信号についてチャ
ネル推定を行うようにしても良い。ただし、乗算回数を
少なくする(1回にする)ためには、チャネル推定値に
位相補正値を乗算するようにすることが好ましい。
【0063】(実施の形態2)実施の形態1において、
フィードバック情報が正しく基地局装置に到達しなかっ
たときには、通信端末装置が補正を加えるべきではない
のに補正を加えてしまうことになる場合が考えられる。
そこで、本実施の形態においては、補正を加えた場合と
補正を加えなかった場合の通信チャネル信号両方で同期
検波を行い、そのうち通信品質の良かったものを同期検
波結果として採用する場合について説明する。なお、こ
こでは、通信品質を評価する基準としてSIR(Signal
to Interference Ratio)を用いる場合について説明す
る。
【0064】図2は、本発明の実施の形態2に係る通信
端末装置の構成を示すブロック図である。図2におい
て、図1と同じ部分については図1と同じ符号を付し
て、その詳細な説明は省略する。
【0065】図2に示す通信端末装置は、通信チャネル
逆拡散部103からの逆拡散信号に、位相補正量算出部
112で算出された位相補正値を乗算する乗算器201
と、逆拡散信号に位相補正を行った後の同期検波結果と
逆拡散信号に位相補正を行わないで同期検波を行った同
期検波結果についてSIRを測定し、その測定結果を比
較するSIR比較部203と、SIRの比較結果に基づ
いていずれかの同期検波結果を選択する選択部202と
を有する。
【0066】このような構成の通信端末装置において
は、同期検波部104では、まず、通信チャネル逆拡散
部103からの逆拡散信号に対して同期検波を行う。こ
の同期検波結果をSIR比較部203に送る。また、通
信チャネル逆拡散部103からの逆拡散信号に、位相補
正量算出部112で算出された位相補正値を乗算器20
1で乗算する。なお、この位相補正値の算出については
実施の形態1と同様である。そして、位相補正後の逆拡
散信号(通信チャネル信号)を同期検波部104に送
る。同期検波部104では、位相補正後の逆拡散信号に
対して同期検波を行う。この同期検波結果をSIR比較
部203に送る。
【0067】SIR比較部203では、2つの同期検波
結果に対してSIRを測定し、その測定結果を比較す
る。この比較結果を選択部202に送る。選択部202
には、同期検波部104から2つの同期検波結果が入力
されており、選択部202は、SIR比較部203から
の比較結果に基づいて通信品質が良好である同期検波結
果を選択する。
【0068】この場合、位相補正を加えるべき時には、
位相補正後の逆拡散信号に対する同期検波結果が選択さ
れ、位相補正を加えるべきでない時には、位相補正を行
わない逆拡散信号に対する同期検波結果が選択されるこ
とになる。
【0069】また、本実施の形態においては、位相補正
量算出部112を図3に示すように構成しても良い。こ
の構成においては、次の動作を行う。通信端末装置にお
いては、フィードバック情報を記憶しているので、基地
局装置からどのような位相で送信されているかを知るこ
とができる。したがって、各位相(例えば0°、+90
°、−90°、180°)で送信されたときに、受信さ
れるであろう位相の候補を算出する。具体的には、受信
位相候補算出部204において、記憶部111に格納さ
れているフィードバック情報を取得して、そのフィード
バック情報に基づいて受信位相候補を算出する。
【0070】この受信位相候補は、比較部205に送ら
れる。比較部205では、各受信位相候補と逆拡散信号
から求められた実際の受信信号の位相とを比較する。そ
して、それらの比較結果を判定部206に送る。判定部
206では、比較結果のうち最も角度差が小さい受信位
相候補を選択する。この受信位相候補を選択すること
は、基地局装置からこの位相で送信されたと判定するこ
とである。この判定結果を補正値算出部207に送る。
補正値算出部207では、判定された位相に基づいて位
相補正値を算出する。
【0071】このように、位相補正量算出部112を上
記構成にすることにより、フィードバック情報が正しく
基地局装置に到達しなかったときでも、正確なチャネル
推定を行うことができ、優れた受信性能を発揮すること
ができる。
【0072】上記実施の形態においては、通信端末装置
が基地局装置に送るフィードバック情報を用いて位相補
正値を算出する場合について説明しているが、本発明に
おいては、通信端末装置が基地局装置に送るフィードバ
ック情報を用いない場合にも適用することができる。
【0073】例えば、クローズドループ型送信ダイバー
シチにおいて基地局装置が付与する可能性のあるすべて
の位相回転量はn通りとあらかじめ決まっている(例え
ば、0°,90°,180°,−90°)ので、通信端
末装置において、各位相回転量を付与して送信された通
信チャネルを受信したときの位相予測値を算出すること
ができる。これらの位相予測値と、受信した通信チャネ
ル信号から求められたチャネル推定値の位相とを比較し
てそれぞれの角度差を求める。これらの角度差を尤度と
して用いる。すなわち、最も尤度が大きくなる(角度差
が小さくなる)位相回転量をn通りの中から選択する。
選択した位相回転量に基づいて位相補正値を算出する。
【0074】これにより、基地局装置との間のフィード
バック情報の送受信が不要となるので、通信制御が簡単
になると共に、伝送効率を向上させることができる。
【0075】このように位相予測値とチャネル推定値の
位相とを比較して位相回転量を選択する際に、通信端末
装置が基地局装置に送るフィードバック情報を用いる。
通信端末装置が基地局装置にフィードバック情報を送信
する際に、基地局装置においてフィードバック情報が誤
って受信されることがある。この場合に、上記のように
位相予測値を用いて求めた位相回転量と、フィードバッ
ク情報とを併用して用いることにより、基地局装置で付
与する位相回転量を精度良く識別することができる。
【0076】フィードバック情報が複数ビットからなる
場合は、誤って送信される確率はすべての位相回転量で
同じではない。例えば、1ビット誤るよりも2ビット誤
る方が確率は低いので、2ビット誤ったフィードバック
情報にしたがって基地局装置が送信する確率は1ビット
誤ったフィードバック情報にしたがって基地局装置が送
信する確率よりも低い。
【0077】例えば、フィードバック情報が0°:00
ビット、90°:01ビット、180°:10ビット、
−90°:11ビットで送信される場合、通信端末装置
が00ビットを送ったのに、基地局装置が誤って11ビ
ットと受信する確率は、基地局装置が誤って01ビット
又は10ビットと受信する確率より低い。よって、通信
端末装置が00ビットと送信した場合には、−90°よ
りも90°,180°に誤り易いので、90°,180
°で算出した尤度には、−90°で算出した尤度よりも
重みをつける。これにより、基地局装置が送信した際に
付与した位相回転の判定の精度が向上する。
【0078】このように、本実施の形態によれば、位相
補正を加えた場合と位相補正を加えなかった場合の通信
チャネル信号両方で同期検波を行い、そのうち通信品質
の良かったものを同期検波結果として採用するので、フ
ィードバック情報が正しく基地局装置に到達しなかった
ときでも、正確なチャネル推定を行うことができ、優れ
た受信性能を発揮することができる。これにより、クロ
ーズドループ型送信ダイバーシチにおいて、より正確に
優れた受信性能を発揮させることができる。
【0079】(実施の形態3)クローズドループ型送信
ダイバーシチにおける位相回転量は、あらかじめ定めら
れた角度(0°、+90°、180°、−90°)に決
まっている。本実施の形態においては、通信端末装置側
で、常にすべての位相回転量に応じた補正値を算出し、
位相補正をかけて同期検波し、その同期検波結果のうち
通信品質の良好なものを同期検波結果として採用する場
合について説明する。なお、ここでは、通信品質を評価
する基準としてSIR(Signal to Interference Rati
o)を用いる場合について説明する。
【0080】図4は、本発明の実施の形態3に係る通信
端末装置の構成を示すブロック図である。図4におい
て、図1と同じ部分については図1と同じ符号を付し
て、その詳細な説明は省略する。
【0081】図4に示す通信端末装置は、通信チャネル
逆拡散部103からの逆拡散信号に、位相回転情報テー
ブル401を用いて位相補正量算出部402で算出され
た位相補正値を乗算する複数の乗算器403と、逆拡散
信号に位相補正を行った後の同期検波結果についてSI
Rを測定し、その測定結果を比較するSIR比較部40
4と、SIRの比較結果に基づいていずれかの同期検波
結果を選択する選択部405とを有する。
【0082】このような構成の通信端末装置において
は、クローズドループ型送信ダイバーシチの位相回転量
は、あらかじめ決まっているので、位相回転情報テーブ
ル401に記録される。位相補正量算出部402は、こ
の位相回転情報テーブル401の位相回転量を参照し
て、位相補正値を算出する。なお、この位相補正値の算
出については実施の形態1と同様である。
【0083】通信チャネル逆拡散部103からの逆拡散
信号に、位相補正量算出部402で算出された位相補正
値を乗算器403で乗算する。このとき、クローズドル
ープ型送信ダイバーシチで決められているすべての位相
回転量に対応する位相補正値を逆拡散信号に乗算する。
そして、位相補正後の逆拡散信号(通信チャネル信号)
を同期検波部104に送る。同期検波部104では、位
相補正後の逆拡散信号に対して同期検波を行う。この同
期検波結果をSIR比較部404に送る。
【0084】SIR比較部404では、すべての同期検
波結果に対してSIRを測定し、その測定結果を比較す
る。この比較結果を選択部405に送る。選択部405
には、同期検波部104からすべての同期検波結果が入
力されており、選択部405は、SIR比較部404か
らの比較結果に基づいて通信品質が良好である同期検波
結果を選択する。
【0085】このように、本実施の形態によれば、クロ
ーズドループ型送信ダイバーシチで決められているすべ
ての位相回転量に対応する位相補正値について総当たり
で同期検波を行い、そのうち通信品質の良かったものを
同期検波結果として採用するので、通信端末装置側でフ
ィードバック情報を保持しておく必要がない。これによ
り、クローズドループ型送信ダイバーシチにおける情報
保持がなくなるので、通信端末装置におけるメモリを有
効に利用することができる。
【0086】本発明は上記実施の形態1〜3に限定され
ず、種々変更して実施することが可能である。例えば、
上記実施の形態1〜3においては、クローズドループ型
送信ダイバーシチがモード2である場合について説明し
ているが、本発明は、クローズドループ型送信ダイバー
シチが他のモードであっても適用することができる。ま
た、上記実施の形態2,3においては、位相補正の有無
で通信品質を評価する基準としてSIRを用いた場合に
ついて説明しているが、本発明は、通信品質を評価する
基準としてSIR以外の基準、例えば尤度などを用いた
場合にも適用することができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
ローズドループ型送信ダイバーシチにおいて、通信端末
装置側で既知であるフィードバック情報を用いて、送信
ダイバーシチの位相回転の影響を補償する補正値を算出
し、この補正値に基づいて通信チャネルの受信信号を補
正するので、正確なチャネル推定を行うことができ、優
れた受信性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る通信端末装置の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2に係る通信端末装置の構
成を示すブロック図
【図3】上記実施の形態2に係る通信端末装置の位相補
正量算出部の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態3に係る通信端末装置の構
成を示すブロック図
【図5】本実施の形態に係る通信端末装置における同期
検波を説明するための図
【図6】送信ダイバーシチを説明するための図
【図7】位相回転制御前の共通パイロットチャネル信号
の基地局における送信信号の位相を示す図
【図8】位相回転制御前の共通パイロットチャネル信号
の移動局における受信信号の位相を示す図
【図9】位相回転制御前の通信チャネル信号の基地局に
おける送信信号の位相を示す図
【図10】位相回転制御前の通信チャネル信号の移動局
における受信信号の位相を示す図
【図11】位相回転制御後の通信チャネル信号の基地局
における送信信号の位相を示す図
【図12】位相回転制御後の通信チャネル信号の移動局
における受信信号の位相を示す図
【図13】位相回転制御後の共通パイロットチャネル信
号の移動局における受信信号の位相を示す図
【符号の説明】
101 アンテナ 102 無線受信部 103 通信チャネル逆拡散部 104 同期検波部 105,108,109 チャネル推定部 106 BSアンテナ1PL逆拡散部 107 BSアンテナ2PL逆拡散部 110 フィードバック情報算出部 111 記憶部 112,402 位相補正量算出部 113,201,403 乗算器 114 変調部 115 フレーム構成部 116 無線送信部 202,405 選択部 203,404 SIR比較部 204 受信位相候補算出部 205 比較部 206 判定部 207 補正値算出部 401 位相回転情報テーブル 501 基地局 502 移動局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04J 13/00 H04J 13/00 A Fターム(参考) 5J021 AA02 AA03 AA04 AA05 CA06 DB03 DB04 EA04 FA17 FA24 FA26 FA30 FA32 GA01 GA08 HA05 HA10 5K022 EE02 EE11 EE36 5K059 CC02 CC07 DD32 EE02 5K067 AA02 AA23 CC10 CC24 DD27 DD43 EE02 EE10 EE71 GG08 HH21 KK03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローズドループ型の送信ダイバーシチ
    の際に、アンテナ毎に基地局装置から送信された共通既
    知信号から求められたそれぞれの第1チャネル推定値を
    用いてフィードバック情報を算出するフィードバック情
    報算出手段と、前記フィードバック情報に基づいて、前
    記送信ダイバーシチ時に前記基地局装置で通信チャネル
    信号に付与した位相回転を補正するような位相補正量を
    算出する位相補正量算出手段と、通信チャネル信号から
    求められたチャネル推定値に対して前記位相補正量を用
    いて位相補正した後の第2チャネル推定値を用いて前記
    通信チャネル信号を同期検波する同期検波手段と、を具
    備することを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 クローズドループ型の送信ダイバーシチ
    の際に、アンテナ毎に基地局装置から送信された共通既
    知信号から求められたそれぞれの第1チャネル推定値を
    用いてフィードバック情報を算出するフィードバック情
    報算出手段と、前記フィードバック情報に基づいて、前
    記送信ダイバーシチ時に前記基地局装置で通信チャネル
    信号に付与した位相回転を補正するような位相補正量を
    算出する位相補正量算出手段と、前記位相補正量を用い
    て位相補正した後の前記通信チャネル信号からチャネル
    推定を行うチャネル推定手段と、前記チャネル推定によ
    り得られた第2チャネル推定値を用いて前記通信チャネ
    ル信号を同期検波する同期検波手段と、を具備すること
    を特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記第2チャネル推定値を複数スロット
    にわたって重み付け平均化する重み付け平均化手段を具
    備し、重み付け平均したチャネル推定値で同期検波する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の通信端末
    装置。
  4. 【請求項4】 クローズドループ型の送信ダイバーシチ
    の際に、アンテナ毎に基地局装置から送信された共通既
    知信号から求められたそれぞれのチャネル推定値を用い
    てフィードバック情報を算出するフィードバック情報算
    出手段と、前記フィードバック情報に基づいて、前記ク
    ローズドループ型送信ダイバーシチにおいて前記基地局
    装置で通信チャネル信号に付与した位相回転を補正する
    ような位相補正量を算出する位相補正量算出手段と、前
    記通信チャネル信号及び前記位相補正量を用いて位相補
    正した後の前記通信チャネル信号の同期検波後の通信品
    質を測定する通信品質測定手段と、測定された通信品質
    のうち良い通信チャネル信号を選択する選択手段と、を
    具備することを特徴とする通信端末装置。
  5. 【請求項5】 クローズドループ型の送信ダイバーシチ
    における位相回転量から、前記クローズドループ型の送
    信ダイバーシチにおいて前記基地局装置で通信チャネル
    信号に付与した位相回転を補正するように複数の位相補
    正量を算出する位相補正量算出手段と、前記基地局装置
    から送信された通信チャネル信号について前記複数の位
    相補正量で位相補正した後の前記通信チャネル信号の同
    期検波後の通信品質を測定する通信品質測定手段と、測
    定された通信品質のうち良い通信チャネル信号を選択す
    る選択手段と、を具備することを特徴とする通信端末装
    置。
  6. 【請求項6】 クローズドループ型送信ダイバーシチに
    おいて規定されている位相回転量毎に、各位相回転が付
    与された通信チャネル信号を受信した際の各位相予測値
    を求める位相予測値算出手段と、受信した通信チャネル
    信号からチャネル推定値を求めるチャネル推定手段と、
    前記チャネル推定値の位相と前記各位相予測値との間の
    各角度差を求め、各角度差のうち最も尤度が高い角度差
    に対応する位相予測値に基づいて位相補正値を算出する
    位相補正量算出手段と、を具備することを特徴とする通
    信端末装置。
  7. 【請求項7】 基地局装置に送信するフィードバック情
    報に応じて前記尤度に重み付けを行うことを特徴とする
    請求項6記載の通信端末装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    の通信端末装置と無線通信を行うことを特徴とする基地
    局装置。
  9. 【請求項9】 クローズドループ型の送信ダイバーシチ
    の際に、通信端末装置は、アンテナ毎に基地局装置から
    送信された共通既知信号から求められたそれぞれのチャ
    ネル推定値を用いてフィードバック情報を算出し、その
    フィードバック情報を前記基地局装置に送信し、前記基
    地局装置は、前記フィードバック情報に基づいて位相回
    転を付与した状態で通信チャネルを前記通信端末装置に
    送信し、前記通信端末装置は、前記フィードバック情報
    から前記位相回転を補正するような位相補正量を算出
    し、この位補正量を用いて位相補正した後のチャネル推
    定値を用いて前記通信チャネル信号同期検波することを
    特徴とする無線通信方法。
  10. 【請求項10】 クローズドループ型の送信ダイバーシ
    チの際に、通信端末装置は、アンテナ毎に基地局装置か
    ら送信された共通既知信号から求められたそれぞれのチ
    ャネル推定値を用いてフィードバック情報を算出し、そ
    のフィードバック情報を前記基地局装置に送信し、前記
    基地局装置は、前記フィードバック情報に基づいて位相
    回転を付与した状態で通信チャネルを前記通信端末装置
    に送信し、前記通信端末装置は、前記フィードバック情
    報から前記位相回転を補正するような位相補正量を算出
    し、この位相補正量を用いて位相補正した後の前記通信
    チャネル信号からチャネル推定を行い、前記チャネル推
    定により得られたチャネル推定値を用いて前記通信チャ
    ネル信号を同期検波することを特徴とする無線通信方
    法。
  11. 【請求項11】 クローズドループ型の送信ダイバーシ
    チの際に、通信端末装置は、アンテナ毎に基地局装置か
    ら送信された共通既知信号から求められたそれぞれのチ
    ャネル推定値を用いてフィードバック情報を算出し、そ
    のフィードバック情報を前記基地局装置に送信し、前記
    基地局装置は、前記フィードバック情報に基づいて位相
    回転を付与した状態で通信チャネルを前記通信端末装置
    に送信し、前記通信端末装置は、前記フィードバック情
    報から前記位相回転を補正するような位相補正量を算出
    し、前記通信チャネル信号及び前記位相補正量を用いて
    位相補正した後の前記通信チャネル信号の同期検波後の
    通信品質を測定し、測定された通信品質のうち良い通信
    チャネル信号を選択することを特徴とする無線通信方
    法。
  12. 【請求項12】 クローズドループ型の送信ダイバーシ
    チの際に、通信端末装置は、アンテナ毎に基地局装置か
    ら送信された共通既知信号から求められたそれぞれのチ
    ャネル推定値を用いてフィードバック情報を算出し、そ
    のフィードバック情報を前記基地局装置に送信し、前記
    基地局装置は、前記フィードバック情報に基づいて位相
    回転を付与した状態で通信チャネルを前記通信端末装置
    に送信し、前記通信端末装置は、前記フィードバック情
    報から前記位相回転を補正するような複数の位相補正量
    を算出し、前記基地局装置から送信された通信チャネル
    信号について前記複数の位相補正量で位相補正した後の
    前記通信チャネル信号の同期検波後の通信品質を測定
    し、測定された通信品質のうち良い通信チャネル信号を
    選択することを特徴とする無線通信方法。
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