JP2001168615A - アンテナ取付ナット - Google Patents
アンテナ取付ナットInfo
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B39/00—Locking of screws, bolts or nuts
- F16B39/22—Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening
- F16B39/24—Locking of screws, bolts or nuts in which the locking takes place during screwing down or tightening by means of washers, spring washers, or resilient plates that lock against the object
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/27—Adaptation for use in or on movable bodies
- H01Q1/32—Adaptation for use in or on road or rail vehicles
- H01Q1/325—Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle
- H01Q1/3275—Adaptation for use in or on road or rail vehicles characterised by the location of the antenna on the vehicle mounted on a horizontal surface of the vehicle, e.g. on roof, hood, trunk
-
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/1207—Supports; Mounting means for fastening a rigid aerial element
- H01Q1/1214—Supports; Mounting means for fastening a rigid aerial element through a wall
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Support Of Aerials (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両パネルが変形したりベースパッドやOリ
ングの弾発力が弱まっても、アースを確実にとれるよう
にする。 【解決手段】 ナット部20にウェーブワッシャー22
を介してワッシャー部21を一体に固着する。この固着
は、ジョイント部23をワッシャー部21内に装着し
て、その第2突出片23dの係合突起23eがナット部
20の第1貫通孔20a内に形成されたリング状溝部2
0bに係合することにより行われる。取り付けられた車
両パネル等が変形して、アンテナ取付ナット6に対する
応力が弱まっても、ウェーブワッシャー22がそれを吸
収してアンテナ取付ナット6の圧接力が極力低下しない
ようになり、アースが確実にとれるようになる。
ングの弾発力が弱まっても、アースを確実にとれるよう
にする。 【解決手段】 ナット部20にウェーブワッシャー22
を介してワッシャー部21を一体に固着する。この固着
は、ジョイント部23をワッシャー部21内に装着し
て、その第2突出片23dの係合突起23eがナット部
20の第1貫通孔20a内に形成されたリング状溝部2
0bに係合することにより行われる。取り付けられた車
両パネル等が変形して、アンテナ取付ナット6に対する
応力が弱まっても、ウェーブワッシャー22がそれを吸
収してアンテナ取付ナット6の圧接力が極力低下しない
ようになり、アースが確実にとれるようになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナエレメン
トを備えるアンテナ本体を車体に固着するためのアンテ
ナ取付ナットに関する。
トを備えるアンテナ本体を車体に固着するためのアンテ
ナ取付ナットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から車両パネルに固着される自動車
用アンテナが知られている。この種の自動車用アンテナ
の構成の一例を図6に示す。また、この自動車用アンテ
ナを車両パネルに取り付ける部分を拡大して図7に示
す。図6および図7において、自動車用アンテナのアン
テナ本体100は、アンテナカバー101と、アンテナ
カバー101に取り付けられたエレメント部102とか
らなり、アンテナカバー101の下端にはベース103
が固着されている。このベース103の下面には、図7
に示すように円筒状突出部103aが突出するよう形成
されており、この円筒状突出部103aに取付ナット1
06が螺着されることにより、車両パネル110を挟持
するようにアンテナ本体100が固着されている。この
場合、円筒状突出部103aの基部は矩形状突出部とさ
れており、車両パネル110には、この矩形状突出部が
挿通できる矩形状のアンテナ取付孔が形成されている。
用アンテナが知られている。この種の自動車用アンテナ
の構成の一例を図6に示す。また、この自動車用アンテ
ナを車両パネルに取り付ける部分を拡大して図7に示
す。図6および図7において、自動車用アンテナのアン
テナ本体100は、アンテナカバー101と、アンテナ
カバー101に取り付けられたエレメント部102とか
らなり、アンテナカバー101の下端にはベース103
が固着されている。このベース103の下面には、図7
に示すように円筒状突出部103aが突出するよう形成
されており、この円筒状突出部103aに取付ナット1
06が螺着されることにより、車両パネル110を挟持
するようにアンテナ本体100が固着されている。この
場合、円筒状突出部103aの基部は矩形状突出部とさ
れており、車両パネル110には、この矩形状突出部が
挿通できる矩形状のアンテナ取付孔が形成されている。
【0003】さらに、エレメント部102の上端にはエ
レメント部102より拡大された径のアンテナトップ1
02aが設けられており、エレメント部102の下部は
ゴム系等の柔軟性のある合成樹脂によりモールドされた
モールド部102bとされている。このモールド部10
2bには、エレメントに接続されるトラップコイルを内
蔵するようにしてもよい。なお、エレメント部102の
下部の柔軟なモールド部102bは、アンテナに外力が
加わった時にこのモールド部102bが曲がることによ
り、加わった外力を吸収してエレメント部102の折損
を防止するようにしている。
レメント部102より拡大された径のアンテナトップ1
02aが設けられており、エレメント部102の下部は
ゴム系等の柔軟性のある合成樹脂によりモールドされた
モールド部102bとされている。このモールド部10
2bには、エレメントに接続されるトラップコイルを内
蔵するようにしてもよい。なお、エレメント部102の
下部の柔軟なモールド部102bは、アンテナに外力が
加わった時にこのモールド部102bが曲がることによ
り、加わった外力を吸収してエレメント部102の折損
を防止するようにしている。
【0004】このように構成されたエレメント部102
のアンテナトップ102aからアンテナ本体100の基
端部までの電気長は、例えばFMラジオ帯の約1/4波
長とされ、基端部からトラップコイルの下端までの電気
長は、携帯無線電話帯の約1/4波長とされている。し
たがって、この自動車用アンテナは携帯無線電話帯、F
Mラジオ帯に共振しているとともに、アンテナ本体10
0全体によりAMラジオ帯を受信することができるもの
である。このような、エレメント部102で送受信され
る信号が円筒状突出部103aを貫通したケーブル10
7a、107bから導出されている。ケーブル107a
は携帯無線電話用ケーブルであり、ケーブル107bは
FM/AMラジオ用ケーブルとされている。
のアンテナトップ102aからアンテナ本体100の基
端部までの電気長は、例えばFMラジオ帯の約1/4波
長とされ、基端部からトラップコイルの下端までの電気
長は、携帯無線電話帯の約1/4波長とされている。し
たがって、この自動車用アンテナは携帯無線電話帯、F
Mラジオ帯に共振しているとともに、アンテナ本体10
0全体によりAMラジオ帯を受信することができるもの
である。このような、エレメント部102で送受信され
る信号が円筒状突出部103aを貫通したケーブル10
7a、107bから導出されている。ケーブル107a
は携帯無線電話用ケーブルであり、ケーブル107bは
FM/AMラジオ用ケーブルとされている。
【0005】このようなアンテナ本体100を車両パネ
ル110に固着する際には、ベース103に形成された
矩形状突出部を車両パネル110に形成された矩形状の
アンテナ取付孔に挿入し、該アンテナ取付孔から突出し
た円筒状突出部103aに取付ナット106を螺合させ
て、取付ナット106を締め付けることにより、図6に
示すようにアンテナ本体100を車両パネル110を挟
持するように固着している。また、ベース103には弾
性を有する樹脂からなるベースパッド104が嵌着され
ていると共に、円筒状突出部103aにはOリング10
5が嵌挿されてアンテナ取付孔に挿入されている。この
ベースパッド104とOリング105との作用により、
車両パネル110内に雨水等が侵入することが防止され
ている。
ル110に固着する際には、ベース103に形成された
矩形状突出部を車両パネル110に形成された矩形状の
アンテナ取付孔に挿入し、該アンテナ取付孔から突出し
た円筒状突出部103aに取付ナット106を螺合させ
て、取付ナット106を締め付けることにより、図6に
示すようにアンテナ本体100を車両パネル110を挟
持するように固着している。また、ベース103には弾
性を有する樹脂からなるベースパッド104が嵌着され
ていると共に、円筒状突出部103aにはOリング10
5が嵌挿されてアンテナ取付孔に挿入されている。この
ベースパッド104とOリング105との作用により、
車両パネル110内に雨水等が侵入することが防止され
ている。
【0006】さらに、取付ナット106は上端に三角状
突起が形成された断面コ字状のワッシャー部121と、
円筒状突出部103aに螺着されるナット部120とか
ら構成されている。そして、取付ナット106を円筒状
突出部103aに締着した際に、三角状突起が車両パネ
ル110の裏面に喰い込んで、ベース103が確実に車
両パネル110にアースされるようになされている。な
お、車両洗車の際に洗車機の回転ブラシなどが衝突した
り、車庫入れの際に車庫の天井などに接触したりして、
エレメント部102が損傷することがないように、エレ
メント部102をアンテナカバー101から取り外すこ
とができるようにしてもよい。
突起が形成された断面コ字状のワッシャー部121と、
円筒状突出部103aに螺着されるナット部120とか
ら構成されている。そして、取付ナット106を円筒状
突出部103aに締着した際に、三角状突起が車両パネ
ル110の裏面に喰い込んで、ベース103が確実に車
両パネル110にアースされるようになされている。な
お、車両洗車の際に洗車機の回転ブラシなどが衝突した
り、車庫入れの際に車庫の天井などに接触したりして、
エレメント部102が損傷することがないように、エレ
メント部102をアンテナカバー101から取り外すこ
とができるようにしてもよい。
【0007】上記したアンテナ本体100を車両パネル
110に固着する取付ナット106の詳細構成を図8に
示す。図8に示すように、断面コ字状のワッシャー部1
21の上端には複数の三角状突起121aが形成されて
おり、ワッシャー部121はナット部120にカシメら
れることによりナット部120と一体とされている。す
なわち、ナット部120には、ベース103の円筒状突
出部103aに螺着されるネジが形成されていると共
に、その上面にカシメ片120aが複数形成されてい
る。そして、ナット部120の上面にワッシャー部12
1を載置してカシメ用治具によりカシメ片120aをカ
シメることにより、ナット部120とワッシャー部12
1とが一体とされている。この場合、カシメ片120a
は6片設けられて六角形に配置されるため、ワッシャー
部121はナット部120と共に回転するようになる。
このため、ナット部120を円筒状突出部103aに締
着する際に、ワッシャー部121の三角状突起121a
が回転して車両パネル110の塗装をはぎ取り、確実に
アースをとることができるようになる。
110に固着する取付ナット106の詳細構成を図8に
示す。図8に示すように、断面コ字状のワッシャー部1
21の上端には複数の三角状突起121aが形成されて
おり、ワッシャー部121はナット部120にカシメら
れることによりナット部120と一体とされている。す
なわち、ナット部120には、ベース103の円筒状突
出部103aに螺着されるネジが形成されていると共
に、その上面にカシメ片120aが複数形成されてい
る。そして、ナット部120の上面にワッシャー部12
1を載置してカシメ用治具によりカシメ片120aをカ
シメることにより、ナット部120とワッシャー部12
1とが一体とされている。この場合、カシメ片120a
は6片設けられて六角形に配置されるため、ワッシャー
部121はナット部120と共に回転するようになる。
このため、ナット部120を円筒状突出部103aに締
着する際に、ワッシャー部121の三角状突起121a
が回転して車両パネル110の塗装をはぎ取り、確実に
アースをとることができるようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の自動車
アンテナにおいては、取り付けられた車両パネルが変形
した際に取付ナット106と車両パネル110との間隔
が微妙に変化して、取付ナット106の圧接力が弱まる
というおそれがある。このように、取付ナット106の
圧接力が弱まると、ワッシャー部121と車両パネル1
10との電気的接続が不安定となり、アースが不確実と
なって雑音が誘起されるという問題点があった。また、
ベースパッド104やOリング105には取付ナット1
06の締着力により常時応力が印加されており、この応
力に対するベースパッド104やOリング105の弾発
力が経年変化により弱まるおそれがある。この際にも同
様に、取付ナット106の圧接力が弱まり、アースが不
確実となって雑音が誘起されるという問題点があった。
アンテナにおいては、取り付けられた車両パネルが変形
した際に取付ナット106と車両パネル110との間隔
が微妙に変化して、取付ナット106の圧接力が弱まる
というおそれがある。このように、取付ナット106の
圧接力が弱まると、ワッシャー部121と車両パネル1
10との電気的接続が不安定となり、アースが不確実と
なって雑音が誘起されるという問題点があった。また、
ベースパッド104やOリング105には取付ナット1
06の締着力により常時応力が印加されており、この応
力に対するベースパッド104やOリング105の弾発
力が経年変化により弱まるおそれがある。この際にも同
様に、取付ナット106の圧接力が弱まり、アースが不
確実となって雑音が誘起されるという問題点があった。
【0009】そこで、本発明は車両パネルが変形したり
ベースパッドやOリングの弾発力が弱まっても、アース
を確実にとることのできるアンテナ取付ナットを提供す
ることを目的としている。
ベースパッドやOリングの弾発力が弱まっても、アース
を確実にとることのできるアンテナ取付ナットを提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第1のアンテナ取付ナットは、車両パネル
に形成された取付孔に挿入されたアンテナ本体における
突出部に、前記車両パネルの反対側から螺着されるアン
テナ取付ナットであって、上端に前記車両パネルに当接
する鋸歯状突起が複数形成されたワッシャー部と、前記
突出部に螺着されるナット部と、前記ワッシャー部と前
記ナット部とを、相互に回転しないようウェーブワッシ
ャーを介して一体に固着するジョイント部とを備え、前
記鋸歯状突起の斜面が、前記ナット部を前記突出部に締
着する方向に形成されている。
に、本発明の第1のアンテナ取付ナットは、車両パネル
に形成された取付孔に挿入されたアンテナ本体における
突出部に、前記車両パネルの反対側から螺着されるアン
テナ取付ナットであって、上端に前記車両パネルに当接
する鋸歯状突起が複数形成されたワッシャー部と、前記
突出部に螺着されるナット部と、前記ワッシャー部と前
記ナット部とを、相互に回転しないようウェーブワッシ
ャーを介して一体に固着するジョイント部とを備え、前
記鋸歯状突起の斜面が、前記ナット部を前記突出部に締
着する方向に形成されている。
【0011】また、上記目的を達成することのできる本
発明の第2のアンテナ取付ナットは、車両パネルに形成
された取付孔に挿入されたアンテナ本体における突出部
に、前記車両パネルの反対側から螺着されるアンテナ取
付ナットであって、上端に前記車両パネルに当接すると
共に、前記ナット部を前記突出部に締着する方向に斜面
が形成されている鋸歯状突起が複数形成されたワッシャ
ー部と、該ワッシャー部に回り止めされて固着されてい
ると共に、前記突出部に螺着されるナット部とを備え、
前記ワッシャー部は、弾性材により形成されていると共
に放射状に複数のスリットが形成されて弾性を有するよ
うにされている。
発明の第2のアンテナ取付ナットは、車両パネルに形成
された取付孔に挿入されたアンテナ本体における突出部
に、前記車両パネルの反対側から螺着されるアンテナ取
付ナットであって、上端に前記車両パネルに当接すると
共に、前記ナット部を前記突出部に締着する方向に斜面
が形成されている鋸歯状突起が複数形成されたワッシャ
ー部と、該ワッシャー部に回り止めされて固着されてい
ると共に、前記突出部に螺着されるナット部とを備え、
前記ワッシャー部は、弾性材により形成されていると共
に放射状に複数のスリットが形成されて弾性を有するよ
うにされている。
【0012】このような第1の本発明によれば、ワッシ
ャー部とナット部との間にウェーブワッシャーを介在さ
せるようにしたので、車両パネルが変形したりベースパ
ッドやOリングの弾発力が弱まっても、これをウェーブ
ワッシャーにより吸収することができ、アンテナ取付ナ
ットの圧接力が低下することを極力防止することができ
る。また、ワッシャー部の上端に形成された鋸歯状突起
の斜面が、ナット部をベースの突出部に締着する方向に
形成するようにしたので、締着するときにはスムースに
アンテナ取付ナットが回転するものの、緩めるときには
鋸歯状突起が車両パネルに喰い込むようになるので、ア
ンテナ取付ナットが緩むことを防止することができる。
ャー部とナット部との間にウェーブワッシャーを介在さ
せるようにしたので、車両パネルが変形したりベースパ
ッドやOリングの弾発力が弱まっても、これをウェーブ
ワッシャーにより吸収することができ、アンテナ取付ナ
ットの圧接力が低下することを極力防止することができ
る。また、ワッシャー部の上端に形成された鋸歯状突起
の斜面が、ナット部をベースの突出部に締着する方向に
形成するようにしたので、締着するときにはスムースに
アンテナ取付ナットが回転するものの、緩めるときには
鋸歯状突起が車両パネルに喰い込むようになるので、ア
ンテナ取付ナットが緩むことを防止することができる。
【0013】また、第2の本発明によれば、ワッシャー
部は、弾性材により形成されていると共に放射状に複数
のスリットが形成されて弾性を有するようにされている
ので、車両パネルが変形したりベースパッドやOリング
の弾発力が弱まっても、これを弾性を有するワッシャー
部により吸収することができ、アンテナ取付ナットの圧
接力が低下することを極力防止することができる。ま
た、ワッシャー部の上端に形成された鋸歯状突起の斜面
が、ナット部をベースの突出部に締着する方向に形成す
るようにしたので、締着するときにはスムースにアンテ
ナ取付ナットが回転するものの、緩めるときには鋸歯状
突起が車両パネルに喰い込むようになるので、アンテナ
取付ナットが緩むことを防止することができる。
部は、弾性材により形成されていると共に放射状に複数
のスリットが形成されて弾性を有するようにされている
ので、車両パネルが変形したりベースパッドやOリング
の弾発力が弱まっても、これを弾性を有するワッシャー
部により吸収することができ、アンテナ取付ナットの圧
接力が低下することを極力防止することができる。ま
た、ワッシャー部の上端に形成された鋸歯状突起の斜面
が、ナット部をベースの突出部に締着する方向に形成す
るようにしたので、締着するときにはスムースにアンテ
ナ取付ナットが回転するものの、緩めるときには鋸歯状
突起が車両パネルに喰い込むようになるので、アンテナ
取付ナットが緩むことを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のアンテナ取付ナットは、
前記図6に示す自動車アンテナを車両パネルを挟持する
ように取り付けるアンテナ取付ナットであり、自動車ア
ンテナのアンテナ取付ナットを除く構成は同様とされて
いるので、その説明は省略し、アンテナ取付ナットの説
明を以下に行うものとする。本発明のアンテナ取付ナッ
トの第1の実施の形態の構成例を図1ないし図3に示
す。図1は本発明の実施の形態の第1のアンテナ取付ナ
ットの構成を示す分解斜視図であり、図2は本発明の第
1のアンテナ取付ナットの組み立ての態様を示す図であ
り、図3(a)は本発明の第1のアンテナ取付ナットの
正面図、同図(b)は上面図、同図(c)は一部を拡大
して示す図である。
前記図6に示す自動車アンテナを車両パネルを挟持する
ように取り付けるアンテナ取付ナットであり、自動車ア
ンテナのアンテナ取付ナットを除く構成は同様とされて
いるので、その説明は省略し、アンテナ取付ナットの説
明を以下に行うものとする。本発明のアンテナ取付ナッ
トの第1の実施の形態の構成例を図1ないし図3に示
す。図1は本発明の実施の形態の第1のアンテナ取付ナ
ットの構成を示す分解斜視図であり、図2は本発明の第
1のアンテナ取付ナットの組み立ての態様を示す図であ
り、図3(a)は本発明の第1のアンテナ取付ナットの
正面図、同図(b)は上面図、同図(c)は一部を拡大
して示す図である。
【0015】これらの図に示すように本発明の第1のア
ンテナ取付ナット6は、ベース103から突出している
円筒状突出部103aに螺着されるナット部20と、上
端縁に複数の鋸歯状突起21aが形成されている断面コ
字状のワッシャー部21と、ナット部20とワッシャー
部21との間に介在する波形に変形されているウェーブ
ワッシャー22と、ナット部20とワッシャー部21と
をウェーブワッシャー22を介在させて固着するジョイ
ント部23から構成されている。ナット部20には、ベ
ース103から突出している円筒状突出部103aに螺
着されるネジ部20dが第1貫通孔20a内に形成され
ていると共に、その上面にはネジ部20dを取り巻くよ
うに複数の回り止め突起部20cが形成されている。さ
らに、第1貫通孔20aの上部にはリング状溝部20b
が形成されている。
ンテナ取付ナット6は、ベース103から突出している
円筒状突出部103aに螺着されるナット部20と、上
端縁に複数の鋸歯状突起21aが形成されている断面コ
字状のワッシャー部21と、ナット部20とワッシャー
部21との間に介在する波形に変形されているウェーブ
ワッシャー22と、ナット部20とワッシャー部21と
をウェーブワッシャー22を介在させて固着するジョイ
ント部23から構成されている。ナット部20には、ベ
ース103から突出している円筒状突出部103aに螺
着されるネジ部20dが第1貫通孔20a内に形成され
ていると共に、その上面にはネジ部20dを取り巻くよ
うに複数の回り止め突起部20cが形成されている。さ
らに、第1貫通孔20aの上部にはリング状溝部20b
が形成されている。
【0016】また、ワッシャー部21は断面コ字状に形
成され、上端縁には取り付けられた際に車両パネル11
0に喰い込むようにされた複数の鋸歯状突起21aが形
成されており、その中央には第2貫通孔21bが形成さ
れている。この鋸歯状突起21aの斜面は、アンテナ取
付ナット6を締着する方向に形成されており、アンテナ
取付ナット6を締着する際には鋸歯状突起21aは車両
パネル110の面を滑るようになるが、逆にアンテナ取
付ナット6を緩める際には鋸歯状突起21aは車両パネ
ル110の面に喰い込むようになるため、鋸歯状突起2
1aによりアンテナ取付ナット6の緩み止めを行うこと
ができる。また、ワッシャー部21の第2貫通孔21b
内に臨んで複数の突起嵌合部21cが形成されている。
この突起嵌合部21cには、ナット部20に形成された
複数の回り止め突起部20cがそれぞれ嵌合するように
される。
成され、上端縁には取り付けられた際に車両パネル11
0に喰い込むようにされた複数の鋸歯状突起21aが形
成されており、その中央には第2貫通孔21bが形成さ
れている。この鋸歯状突起21aの斜面は、アンテナ取
付ナット6を締着する方向に形成されており、アンテナ
取付ナット6を締着する際には鋸歯状突起21aは車両
パネル110の面を滑るようになるが、逆にアンテナ取
付ナット6を緩める際には鋸歯状突起21aは車両パネ
ル110の面に喰い込むようになるため、鋸歯状突起2
1aによりアンテナ取付ナット6の緩み止めを行うこと
ができる。また、ワッシャー部21の第2貫通孔21b
内に臨んで複数の突起嵌合部21cが形成されている。
この突起嵌合部21cには、ナット部20に形成された
複数の回り止め突起部20cがそれぞれ嵌合するように
される。
【0017】さらに、ジョイント部23は、その中央に
第3貫通孔23bが形成されているリング状の鍔部23
aと、この鍔部23aにおける第3貫通孔23bの周囲
から下方へ突出するよう形成された複数の第1突出片2
3cと第2突出片23dを備えている。この複数の第1
突出片23cと第2突出片23dとの間には第3貫通孔
23bに達する溝部23fが形成されている。また、第
2突出片23dの下端にはテーパを有し外方へ突出する
係合突起23eがそれぞれ形成されている。なお、第1
突出片23cの下端にも係合突起を設けるようにしても
よい。
第3貫通孔23bが形成されているリング状の鍔部23
aと、この鍔部23aにおける第3貫通孔23bの周囲
から下方へ突出するよう形成された複数の第1突出片2
3cと第2突出片23dを備えている。この複数の第1
突出片23cと第2突出片23dとの間には第3貫通孔
23bに達する溝部23fが形成されている。また、第
2突出片23dの下端にはテーパを有し外方へ突出する
係合突起23eがそれぞれ形成されている。なお、第1
突出片23cの下端にも係合突起を設けるようにしても
よい。
【0018】次に、ジョイント部23により、ウェーブ
ワッシャー22を介在させてナット部20とワッシャー
部21とを固着する組み立て態様を図2を参照しながら
説明する。組み立てる際には、まずナット部20にウェ
ーブワッシャー22を載置して、その上にワッシャー部
21を載置する。この状態において、図示するようにジ
ョイント部23をワッシャー部21内に装着する。する
と、ジョイント部23の鍔部23aがワッシャー部21
内に収納され、ジョイント部23の複数の第1突出片2
3cと第2突出片23dが、ワッシャー部21の第2貫
通孔21bを貫通して下方へ突出する。さらに、この複
数の第1突出片23cと第2突出片23dは、ウェーブ
ワッシャー22を貫通してナット部20の第1貫通孔2
0a内に挿入される。そして、ナット部20の第1貫通
孔20a内に形成されたリング状溝部20bに第2突出
片23dの係合突起23eが係合するようになる。
ワッシャー22を介在させてナット部20とワッシャー
部21とを固着する組み立て態様を図2を参照しながら
説明する。組み立てる際には、まずナット部20にウェ
ーブワッシャー22を載置して、その上にワッシャー部
21を載置する。この状態において、図示するようにジ
ョイント部23をワッシャー部21内に装着する。する
と、ジョイント部23の鍔部23aがワッシャー部21
内に収納され、ジョイント部23の複数の第1突出片2
3cと第2突出片23dが、ワッシャー部21の第2貫
通孔21bを貫通して下方へ突出する。さらに、この複
数の第1突出片23cと第2突出片23dは、ウェーブ
ワッシャー22を貫通してナット部20の第1貫通孔2
0a内に挿入される。そして、ナット部20の第1貫通
孔20a内に形成されたリング状溝部20bに第2突出
片23dの係合突起23eが係合するようになる。
【0019】これにより、ジョイント部23により、ウ
ェーブワッシャー22を介在させてナット部20とワッ
シャー部21とを固着することができる。なお、この際
にワッシャー部21の突起嵌合部21cに、ナット部2
0に形成された複数の回り止め突起部20cがそれぞれ
嵌合するようになり、ナット部20とワッシャー部21
とは空転することなく共に回転するようになる。
ェーブワッシャー22を介在させてナット部20とワッ
シャー部21とを固着することができる。なお、この際
にワッシャー部21の突起嵌合部21cに、ナット部2
0に形成された複数の回り止め突起部20cがそれぞれ
嵌合するようになり、ナット部20とワッシャー部21
とは空転することなく共に回転するようになる。
【0020】このような構成の本発明の第1のアンテナ
取付ナット6により自動車用アンテナを車両パネル11
0に取り付けた状態を図4に示す。図4に示すように、
アンテナ本体100におけるベース103に形成された
円筒状突出部103aを車両パネル110に形成された
矩形状のアンテナ取付孔に挿入し、該アンテナ取付孔か
ら突出した円筒状突出部103aに本発明にかかるアン
テナ取付ナット6を螺合させて、アンテナ取付ナット6
を締め付けることにより、図4に示すようにアンテナ本
体100を車両パネル110を挟持するように固着して
いる。ベース103には弾性を有する樹脂からなるベー
スパッド104が嵌着されていると共に、円筒状突出部
103aにはOリング105が嵌挿されてアンテナ取付
孔に挿入されている。このベースパッド104が車両パ
ネル110に密着すると共に、Oリング105の作用に
より、車両パネル110内に外部から雨水等が侵入する
ことが防止されている。
取付ナット6により自動車用アンテナを車両パネル11
0に取り付けた状態を図4に示す。図4に示すように、
アンテナ本体100におけるベース103に形成された
円筒状突出部103aを車両パネル110に形成された
矩形状のアンテナ取付孔に挿入し、該アンテナ取付孔か
ら突出した円筒状突出部103aに本発明にかかるアン
テナ取付ナット6を螺合させて、アンテナ取付ナット6
を締め付けることにより、図4に示すようにアンテナ本
体100を車両パネル110を挟持するように固着して
いる。ベース103には弾性を有する樹脂からなるベー
スパッド104が嵌着されていると共に、円筒状突出部
103aにはOリング105が嵌挿されてアンテナ取付
孔に挿入されている。このベースパッド104が車両パ
ネル110に密着すると共に、Oリング105の作用に
より、車両パネル110内に外部から雨水等が侵入する
ことが防止されている。
【0021】さらに、アンテナ取付ナット6には上端縁
に鋸歯状突起21aが形成された断面コ字状のワッシャ
ー部21が設けられており、ワッシャー部21はナット
部20と共に回転するようにされている。従って、アン
テナ取付ナット6を円筒状突出部103aに締着する際
に、ナット部20と共にワッシャー部21も回転して、
その鋸歯状突起21aが車両パネル110の裏面の塗装
を剥ぎ取るようになる。さらに、この塗装が剥ぎ取られ
た部分に鋸歯状突起21aが喰い込むようになるため、
アンテナ取付ナット6を介してベース103が確実に車
両パネル110にアースされるようになる。
に鋸歯状突起21aが形成された断面コ字状のワッシャ
ー部21が設けられており、ワッシャー部21はナット
部20と共に回転するようにされている。従って、アン
テナ取付ナット6を円筒状突出部103aに締着する際
に、ナット部20と共にワッシャー部21も回転して、
その鋸歯状突起21aが車両パネル110の裏面の塗装
を剥ぎ取るようになる。さらに、この塗装が剥ぎ取られ
た部分に鋸歯状突起21aが喰い込むようになるため、
アンテナ取付ナット6を介してベース103が確実に車
両パネル110にアースされるようになる。
【0022】このような本発明にかかる第1のアンテナ
取付ナット6により、アンテナ本体100を車両パネル
110に固着するようにすると、車両パネル110が変
形した際にアンテナ取付ナット6と車両パネル110と
の間隔が微妙に変化したとしても、この変化はナット部
20とワッシャー部21との間に介在しているウェーブ
ワッシャー22により吸収されるようになり、アンテナ
取付ナット6の圧接力の低下を極力防止することができ
る。これにより、ワッシャー部21と車両パネル110
との電気的接続を安定化することができ、アースが不確
実となって雑音が誘起されることを防止することができ
る。さらに、ベースパッド104やOリング105の弾
発力が経年変化により弱まったとしても、同様に、この
変化はナット部20とワッシャー部21との間に介在し
ているウェーブワッシャー22により吸収されるように
なる。したがって、ワッシャー部21と車両パネル11
0との電気的接続を安定化することができ、アースが不
確実となって雑音が誘起されることを防止することがで
きる。
取付ナット6により、アンテナ本体100を車両パネル
110に固着するようにすると、車両パネル110が変
形した際にアンテナ取付ナット6と車両パネル110と
の間隔が微妙に変化したとしても、この変化はナット部
20とワッシャー部21との間に介在しているウェーブ
ワッシャー22により吸収されるようになり、アンテナ
取付ナット6の圧接力の低下を極力防止することができ
る。これにより、ワッシャー部21と車両パネル110
との電気的接続を安定化することができ、アースが不確
実となって雑音が誘起されることを防止することができ
る。さらに、ベースパッド104やOリング105の弾
発力が経年変化により弱まったとしても、同様に、この
変化はナット部20とワッシャー部21との間に介在し
ているウェーブワッシャー22により吸収されるように
なる。したがって、ワッシャー部21と車両パネル11
0との電気的接続を安定化することができ、アースが不
確実となって雑音が誘起されることを防止することがで
きる。
【0023】なお、前記したように鋸歯状突起21aの
斜面は、アンテナ取付ナット6を締着する方向に形成さ
れており、アンテナ取付ナット6を締着する際には鋸歯
状突起21aは車両パネル110の面を滑るようになる
が、逆にアンテナ取付ナット6を緩める際には鋸歯状突
起21aは車両パネルの面に喰い込むようになるため、
鋸歯状突起21aによりアンテナ取付ナット6の緩み止
めを行うことができる。
斜面は、アンテナ取付ナット6を締着する方向に形成さ
れており、アンテナ取付ナット6を締着する際には鋸歯
状突起21aは車両パネル110の面を滑るようになる
が、逆にアンテナ取付ナット6を緩める際には鋸歯状突
起21aは車両パネルの面に喰い込むようになるため、
鋸歯状突起21aによりアンテナ取付ナット6の緩み止
めを行うことができる。
【0024】次に、本発明のアンテナ取付ナットの第2
の実施の形態の構成例を図5に示す。ただし、図5
(a)は本発明の第2のアンテナ取付ナットを半断面で
示す正面図、同図(b)は上面図、同図(c)は一部を
拡大して示す図である。これらの図に示すように本発明
の第2のアンテナ取付ナット36は、ベース103から
突出している円筒状突出部103aに螺着されるナット
部40と、上端縁に複数の鋸歯状突起41aが形成され
ていると共に、放射状のスリット41bが複数形成され
ている断面コ字状のワッシャー部41とから構成されて
いる。ナット部40には、ベース103から突出してい
る円筒状突出部103aに螺着されるネジ部40bが第
1貫通孔40a内に形成されていると共に、その上面に
はネジ部40bを取り巻くように複数のカシメ片40c
が形成されている。
の実施の形態の構成例を図5に示す。ただし、図5
(a)は本発明の第2のアンテナ取付ナットを半断面で
示す正面図、同図(b)は上面図、同図(c)は一部を
拡大して示す図である。これらの図に示すように本発明
の第2のアンテナ取付ナット36は、ベース103から
突出している円筒状突出部103aに螺着されるナット
部40と、上端縁に複数の鋸歯状突起41aが形成され
ていると共に、放射状のスリット41bが複数形成され
ている断面コ字状のワッシャー部41とから構成されて
いる。ナット部40には、ベース103から突出してい
る円筒状突出部103aに螺着されるネジ部40bが第
1貫通孔40a内に形成されていると共に、その上面に
はネジ部40bを取り巻くように複数のカシメ片40c
が形成されている。
【0025】また、ワッシャー部41は断面コ字状に形
成され、上端縁には取り付けられた際に車両パネル11
0に喰い込むようにされた複数の鋸歯状突起41aが形
成されており、その中央には多角形の第2貫通孔が形成
されている。この鋸歯状突起41aの斜面は、アンテナ
取付ナット36を締着する方向に形成されており、アン
テナ取付ナット36を締着する際には鋸歯状突起41a
は車両パネルの面を滑るようになるが、逆にアンテナ取
付ナット36を緩める際には鋸歯状突起41aは車両パ
ネル110の面に喰い込むようになるため、鋸歯状突起
41aによりアンテナ取付ナット36の緩み止めを行う
ことができる。また、ワッシャー部41には放射状のス
リット41bが複数形成されているが、スリット41b
は多角形の第2貫通孔が形成された平面部41cから、
上端縁に鋸歯状突起41aが形成された起立部41dに
かけて形成されている。さらに、ワッシャー部41は弾
性を有する、例えばスチール材等により形成されてい
る。これにより、平面部41cに起立部41dが弾性を
有して結合されたワッシャー部41となる。
成され、上端縁には取り付けられた際に車両パネル11
0に喰い込むようにされた複数の鋸歯状突起41aが形
成されており、その中央には多角形の第2貫通孔が形成
されている。この鋸歯状突起41aの斜面は、アンテナ
取付ナット36を締着する方向に形成されており、アン
テナ取付ナット36を締着する際には鋸歯状突起41a
は車両パネルの面を滑るようになるが、逆にアンテナ取
付ナット36を緩める際には鋸歯状突起41aは車両パ
ネル110の面に喰い込むようになるため、鋸歯状突起
41aによりアンテナ取付ナット36の緩み止めを行う
ことができる。また、ワッシャー部41には放射状のス
リット41bが複数形成されているが、スリット41b
は多角形の第2貫通孔が形成された平面部41cから、
上端縁に鋸歯状突起41aが形成された起立部41dに
かけて形成されている。さらに、ワッシャー部41は弾
性を有する、例えばスチール材等により形成されてい
る。これにより、平面部41cに起立部41dが弾性を
有して結合されたワッシャー部41となる。
【0026】ナット部40とワッシャー部41とを一体
に固着する構成について説明する。ナット部40の上面
には、例えば6片のカシメ片40cが形成されており、
ナット部40の上面にワッシャー部41を載置すると、
ワッシャー部41に形成された、例えば六角形とされた
第2貫通孔内に6片のカシメ片40cが嵌挿されるよう
になる。そこで、カシメ用治具により6片のカシメ片4
0cをカシメるようにすると、ナット部40はワッシャ
ー部41に一体に固着されるようになる。この際に、カ
シメ片40cは6片設けられて六角形の第2貫通孔内に
挿入されるため、ワッシャー部41はナット部40と共
に回転するようになる。このため、ナット部40を円筒
状突出部103aに締着する際に、ワッシャー部41の
鋸歯状突起41aも回転して車両パネル110の塗装を
はぎ取るようになる。さらに、この塗装が剥ぎ取られた
部分に鋸歯状突起41aが喰い込むようになるため、ア
ンテナ取付ナット36を介してベース103が確実に車
両パネル110にアースされるようになる。
に固着する構成について説明する。ナット部40の上面
には、例えば6片のカシメ片40cが形成されており、
ナット部40の上面にワッシャー部41を載置すると、
ワッシャー部41に形成された、例えば六角形とされた
第2貫通孔内に6片のカシメ片40cが嵌挿されるよう
になる。そこで、カシメ用治具により6片のカシメ片4
0cをカシメるようにすると、ナット部40はワッシャ
ー部41に一体に固着されるようになる。この際に、カ
シメ片40cは6片設けられて六角形の第2貫通孔内に
挿入されるため、ワッシャー部41はナット部40と共
に回転するようになる。このため、ナット部40を円筒
状突出部103aに締着する際に、ワッシャー部41の
鋸歯状突起41aも回転して車両パネル110の塗装を
はぎ取るようになる。さらに、この塗装が剥ぎ取られた
部分に鋸歯状突起41aが喰い込むようになるため、ア
ンテナ取付ナット36を介してベース103が確実に車
両パネル110にアースされるようになる。
【0027】このような本発明にかかる第2のアンテナ
取付ナット36により、アンテナ本体100を車両パネ
ル110に固着するようにすると、車両パネル110が
変形した際にアンテナ取付ナット36と車両パネル11
0との間隔が微妙に変化したとしても、この変化はスリ
ット41bが形成されて弾性を有しているワッシャー部
41により吸収されるようになり、アンテナ取付ナット
36の圧接力の低下を極力防止することができる。これ
により、ワッシャー部41と車両パネル110との電気
的接続を安定化することができ、アースが不確実となっ
て雑音が誘起されることを防止することができる。さら
に、ベースパッド104やOリング105の弾発力が経
年変化により弱まったとしても、同様に、この変化はワ
ッシャー部41により吸収されるようになる。したがっ
て、ワッシャー部41と車両パネル110との電気的接
続を安定化することができ、アースが不確実となって雑
音が誘起されることを防止することができる。
取付ナット36により、アンテナ本体100を車両パネ
ル110に固着するようにすると、車両パネル110が
変形した際にアンテナ取付ナット36と車両パネル11
0との間隔が微妙に変化したとしても、この変化はスリ
ット41bが形成されて弾性を有しているワッシャー部
41により吸収されるようになり、アンテナ取付ナット
36の圧接力の低下を極力防止することができる。これ
により、ワッシャー部41と車両パネル110との電気
的接続を安定化することができ、アースが不確実となっ
て雑音が誘起されることを防止することができる。さら
に、ベースパッド104やOリング105の弾発力が経
年変化により弱まったとしても、同様に、この変化はワ
ッシャー部41により吸収されるようになる。したがっ
て、ワッシャー部41と車両パネル110との電気的接
続を安定化することができ、アースが不確実となって雑
音が誘起されることを防止することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、第1のアンテナ取付ナットによれば、ワッシャー部
とナット部との間に介在させたウェーブワッシャーによ
り、車両パネルが変形したりベースパッドやOリングの
弾発力が弱まっても、これをウェーブワッシャーにより
吸収することができ、アンテナ取付ナットの圧接力が低
下することを極力防止することができる。また、ワッシ
ャー部の上端に形成された鋸歯状突起の斜面が、ナット
部をベースの突出部に締着する方向に形成するようにし
ているので、締着するときにはスムースにアンテナ取付
ナットが回転するものの、緩めるときには鋸歯状突起が
車両パネルに喰い込むようになるので、アンテナ取付ナ
ットが緩むことを防止することができる。
で、第1のアンテナ取付ナットによれば、ワッシャー部
とナット部との間に介在させたウェーブワッシャーによ
り、車両パネルが変形したりベースパッドやOリングの
弾発力が弱まっても、これをウェーブワッシャーにより
吸収することができ、アンテナ取付ナットの圧接力が低
下することを極力防止することができる。また、ワッシ
ャー部の上端に形成された鋸歯状突起の斜面が、ナット
部をベースの突出部に締着する方向に形成するようにし
ているので、締着するときにはスムースにアンテナ取付
ナットが回転するものの、緩めるときには鋸歯状突起が
車両パネルに喰い込むようになるので、アンテナ取付ナ
ットが緩むことを防止することができる。
【0029】また、第2のアンテナ取付ナットによれ
ば、ワッシャー部は、弾性材により形成されていると共
に放射状に複数のスリットが形成されて弾性を有するよ
うにされているので、車両パネルが変形したりベースパ
ッドやOリングの弾発力が弱まっても、これを弾性を有
するワッシャー部により吸収することができ、アンテナ
取付ナットの圧接力が低下することを極力防止すること
ができる。また、ワッシャー部の上端に形成された鋸歯
状突起の斜面が、ナット部をベースの突出部に締着する
方向に形成するようにしたので、締着するときにはスム
ースにアンテナ取付ナットが回転するものの、緩めると
きには鋸歯状突起が車両パネルに喰い込むようになるの
で、アンテナ取付ナットが緩むことを防止することがで
きる。
ば、ワッシャー部は、弾性材により形成されていると共
に放射状に複数のスリットが形成されて弾性を有するよ
うにされているので、車両パネルが変形したりベースパ
ッドやOリングの弾発力が弱まっても、これを弾性を有
するワッシャー部により吸収することができ、アンテナ
取付ナットの圧接力が低下することを極力防止すること
ができる。また、ワッシャー部の上端に形成された鋸歯
状突起の斜面が、ナット部をベースの突出部に締着する
方向に形成するようにしたので、締着するときにはスム
ースにアンテナ取付ナットが回転するものの、緩めると
きには鋸歯状突起が車両パネルに喰い込むようになるの
で、アンテナ取付ナットが緩むことを防止することがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態の第1のアンテナ取付ナッ
トの構成を示す分解斜視図である。
トの構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかる第1のアンテナ取
付ナットの組み立ての態様を示す図である。
付ナットの組み立ての態様を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる第1のアンテナ取
付ナットの正面図、上面図、一部を拡大して示す図であ
る。
付ナットの正面図、上面図、一部を拡大して示す図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態にかかる第1のアンテナ取
付ナットにより自動車用アンテナを車両パネルに取り付
けた状態を示す図である。
付ナットにより自動車用アンテナを車両パネルに取り付
けた状態を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる第2のアンテナ取
付ナットの正面図、上面図、一部を拡大して示す図であ
る。
付ナットの正面図、上面図、一部を拡大して示す図であ
る。
【図6】従来の自動車用アンテナの構成の一例を示す図
である。
である。
【図7】従来の自動車用アンテナを車両パネルに取り付
ける部分を拡大して示す図である。
ける部分を拡大して示す図である。
【図8】従来の取付ナットの構成を示す図である。
6,36 アンテナ取付ナット 20,40 ナット部 20a,40a 第1の貫通孔 20b リング状溝部 20c 回り止め突起部 20d,40b ネジ部 21,41,121 ワッシャー部 21a,41a 鋸歯状突起 21b 第2の貫通孔 21c 突起嵌合部 22 ウェーブワッシャー 23 ジョイント部 23a 鍔部 23b 第3の貫通孔 23c 第1突出片 23d 第2突出片 23e 係合突起 23f 溝部 40c,120a カシメ片 41b スリット 41c 平面部 41d 起立部 100 アンテナ本体 101 アンテナカバー 102 エレメント部 102a アンテナトップ 102b モールド部 103 ベース 103a 円筒状突出部 104 ベースパッド 105 リング 106 取付ナット 107a ケーブル 107b ケーブル 110 車両パネル 121a 三角状突起
Claims (2)
- 【請求項1】 車両パネルに形成された取付孔に挿入さ
れたアンテナ本体における突出部に、前記車両パネルの
反対側から螺着されるアンテナ取付ナットであって、 上端に前記車両パネルに当接する鋸歯状突起が複数形成
されたワッシャー部と、 前記突出部に螺着されるナット部と、 前記ワッシャー部と前記ナット部とを、相互に回転しな
いようウェーブワッシャーを介して一体に固着するジョ
イント部とを備え、 前記鋸歯状突起の斜面が、前記ナット部を前記突出部に
締着する方向に形成されていることを特徴とするアンテ
ナ取付ナット。 - 【請求項2】 車両パネルに形成された取付孔に挿入さ
れたアンテナ本体における突出部に、前記車両パネルの
反対側から螺着されるアンテナ取付ナットであって、 上端に前記車両パネルに当接すると共に、前記ナット部
を前記突出部に締着する方向に斜面が形成されている鋸
歯状突起が複数形成されたワッシャー部と、 該ワッシャー部に回り止めされて固着されていると共
に、前記突出部に螺着されるナット部とを備え、 前記ワッシャー部は、弾性材により形成されていると共
に放射状に複数のスリットが形成されて弾性を有するよ
うにされていることを特徴とするアンテナ取付ナット。
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