JP2002015823A - 同軸プラグ - Google Patents

同軸プラグ

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JP2002015823A
JP2002015823A JP2000198608A JP2000198608A JP2002015823A JP 2002015823 A JP2002015823 A JP 2002015823A JP 2000198608 A JP2000198608 A JP 2000198608A JP 2000198608 A JP2000198608 A JP 2000198608A JP 2002015823 A JP2002015823 A JP 2002015823A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同軸プラグが緩んだ状態となっても挿入損失
特性および反射損失特性が劣化しないようにする。 【解決手段】 プラグ本体11のスプリング収納溝11
e内に円板状スプリング13を収納して、回転取付体1
2に収納する。これにより、本体収納部12a内にリン
グ状部11cが収納される。次いで、カール加工部11
fにカール加工を施すと、プラグ本体11に回転取付体
12が回転可能に固着される。さらに、回転取付体12
のスプリング収納部12c内にリング状スプリング14
を収納する。これにより、プラグ本体11と回転取付体
12との電気的接続を、その間に介在している円板状ス
プリング13により行え、回転取付体12と同軸コネク
タとの電気的接続を、その間に介在するリング状スプリ
ング14により行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、同軸ケーブルの先
端に装着される同軸プラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョンや衛星放送チューナ等の受
信機器においては、同軸コネクタが装備されており、こ
の同軸コネクタに同軸ケーブルの先端に装着されてる同
軸プラグを取り付けることにより、受信信号を入力する
ようにしている。このような同軸ケーブルの先端に装着
される従来の同軸プラグの構成を図34に示す。
【0003】図34に示す同軸プラグ300はプラグ本
体311と、プラグ本体311に回転可能に取り付けら
れている回転取付体312とから構成されている。回転
取付体312は、形状が六角形のナットにより構成され
ており、内周面に同軸コネクタに螺着する雌ネジが切ら
れている。プラグ本体311は、リング状部311c
と、リング状部311cの一面から突出して形成されて
回転取付体312を回転可能に支持する突出部311f
と、リング状部311cの他面から突出するよう形成さ
れたケーブル挿入部311aを備えている。このケーブ
ル挿入部311aは、同軸ケーブルの内部絶縁体と編組
線との間に挿入される部分であり、その先端には同軸ケ
ーブルから抜け出ないように係止するための断面鋸歯状
の抜止部311bが形成されている。
【0004】このような同軸プラグ300を同軸ケーブ
ルに装着するには、まず同軸ケーブルの先端の外被を取
り除き内部絶縁体を所定長だけ露出させる。さらに、内
部絶縁体を除去して芯線を所定長だけ露出させる。この
ように加工した同軸ケーブルの芯線および内部絶縁体を
プラグ本体311のケーブル挿入部311aの後端から
挿入して、芯線を回転取付体312の略中心に配置させ
る。このとき、ケーブル挿入部311aが同軸ケーブル
の内部絶縁体と編組線との間に挿入されて、同軸ケーブ
ルの外被の先端はリング状部311cの他面に形成され
たケーブル当接溝311d内に当接する。この状態にお
いて、リング状部311cと抜止部311bとの間に位
置する同軸ケーブルに、カシメリング302を位置させ
てカシメリング302をカシメ加工する。これにより、
同軸ケーブルがカシメリング302によりケーブル挿入
部311aにカシメられて、抜止部311bが同軸ケー
ブルから抜け出ないように固着されるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】同軸ケーブルの先端に
装着された従来の同軸プラグ300は、回転取付体31
2を同軸コネクタに螺着することにより、同軸コネクタ
に取り付けられる。ところで、従来の同軸プラグ300
においては突出部311fの先端が同軸コネクタの先端
に当接することにより、同軸ケーブルのアースを構成す
る編組線と同軸コネクタとを接続している。当接される
同軸コネクタのシェルはアースを構成している。しかし
ながら、ネジ結合は種々の原因により緩むことがあり、
同軸プラグ300においても回転取付体312が同軸コ
ネクタのシェルに対して緩むことがある。この場合は、
突出部311fの先端と同軸コネクタのシェルとの当接
が解除されて、両者の間では当接による接続が行われな
くなる。したがって、同軸コネクタに螺合されている回
転取付体312およびプラグ本体311を介して編組線
に接続されてアースされることになる。しかしながら、
回転取付体312はプラグ本体311に回転可能に取り
付けられており、回転可能とするために両者の間に間隙
を設けて結合している。すると、この間隙により回転取
付体312とプラグ本体311との接続が不完全となる
という問題点があった。回転取付体312とプラグ本体
311との接続が不完全になると、同軸ケーブルの編組
線と同軸コネクタのシェルとの接続が不完全となり、同
軸プラグ300の挿入損失特性および反射損失特性が劣
化し、信号の授受に支障を与えるという問題点が生じる
ようになる。
【0006】この様子を図35ないし図38に示すグラ
フを参照して説明する。同軸プラグ300を同軸コネク
タに確実に螺着した場合の挿入損失特性を図35に示
す。この図を参照すると、2.5GHzまでの広帯域に
わたり挿入損失は約0.5dB以下と良好な特性である
ことがわかる。また、同軸プラグ300を同軸コネクタ
に確実に螺着した場合の反射損失特性を図36に示す。
この図を参照すると、2.5GHzまでの広帯域にわた
り反射損失は約23dB以上と良好な特性であることが
わかる。次に同軸プラグ300を同軸コネクタに対して
1回転緩めて取り付けた場合の挿入損失特性を図37に
示す。この図を参照すると、0.5GHzまでの低周波
数帯域において挿入損失が大きく劣化していることがわ
かる。また、同軸プラグ300を同軸コネクタに対して
1回転緩めて取り付けた場合の反射損失特性を図38に
示す。この図を参照すると、約1.5GHzまでの周波
数帯域にわたり反射損失は大きく劣化していることがわ
かる。
【0007】そこで、本発明は、同軸プラグが緩んだ状
態となっても挿入損失特性および反射損失特性が劣化し
ないようにした同軸プラグを提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の同軸プラグは、同軸ケーブルの先端
に装着される同軸プラグあって、リング状部と、該リン
グ状部の一面から突出するよう形成された円筒状のカー
ル加工部と、前記リング状部の他面から突出するよう形
成されて、前記同軸ケーブルの内部絶縁体と編組線との
間に挿入可能なケーブル挿入部とを備えるプラグ本体
と、前記リング状部の一面に形成されたスプリング収納
溝内に収納される円板状スプリングと、略円筒状に形成
されており、その内周面の略中央部に形成された内側に
突出する回転係合部および取付ネジ部と、内周面の一端
部に形成された前記リング状部が収納される本体収納部
と、内周面の他端部に形成されたスプリング収納部とを
備える回転取付体と、前記スプリング収納部内に収納さ
れるリング状スプリングとを備え、カール加工された前
記カール加工部が、前記回転係合部に回転可能に係合さ
れて、前記回転取付体が前記プラグ本体に対して回転可
能とされている。また、上記本発明の第1の同軸プラグ
において、前記リング状スプリングが、帯状とされた弾
性を有する金属板をリング状に屈曲することにより形成
されていてもよい。
【0009】さらに、上記目的を達成することのできる
本発明の第2の同軸プラグは、同軸ケーブルの先端に装
着される同軸プラグあって、リング状部と、該リング状
部の一面から突出するよう形成された円筒状のカール加
工部と、前記リング状部の他面から突出するよう形成さ
れて、前記同軸ケーブルの内部絶縁体と編組線との間に
挿入可能なケーブル挿入部とを備えるプラグ本体と、略
円筒状に形成されており、その内周面の略中央部に形成
された内側に突出する回転係合部および取付ネジ部と、
内周面の一端部に形成された本体収納部と、内周面の他
端部に形成されたスプリング収納部とを備える回転取付
体と、前記リング状部に嵌挿された状態で前記本体収納
部に収納される第1リング状スプリングと、前記スプリ
ング収納部内に収納される第2リング状スプリングとを
備え、カール加工された前記カール加工部が、前記回転
係合部に回転可能に係合されて、前記回転取付体が前記
プラグ本体に対して回転可能とされている。また、上記
本発明の第1の同軸プラグあるいは第2の同軸プラグに
おいて、前記スプリング収納部に収納されたスプリング
が係止する係止突起が、前記スプリング収納部の先端に
形成されていてもよい。
【0010】さらにまた、上記目的を達成することので
きる本発明の第3の同軸プラグは、同軸ケーブルの先端
に装着される同軸プラグあって、リング状部と、該リン
グ状部の一面から突出するよう形成された円筒状のカー
ル加工部と、前記リング状部の他面から突出するよう形
成されて、前記同軸ケーブルの内部絶縁体と編組線との
間に挿入可能なケーブル挿入部とを備えるプラグ本体
と、略円筒状に形成されており、その内周面の略中央部
に形成された内側に突出する回転係合部およびスプリン
グ収納部と、内周面の一端部に形成された本体収納部
と、内周面の他端部に形成された取付ネジ部とを備える
回転取付体と、前記リング状部に嵌挿された状態で前記
本体収納部に収納される第1リング状スプリングと、前
記スプリング収納部内に収納される第2リング状スプリ
ングとを備え、カール加工された前記カール加工部が、
前記回転係合部に回転可能に係合されて、前記回転取付
体が前記プラグ本体に対して回転可能とされている。ま
た、上記本発明の第2の同軸プラグあるいは第3の同軸
プラグにおいて、前記リング状スプリングが、帯状とさ
れた弾性を有する金属板をリング状に屈曲することによ
り形成されていてもよい。
【0011】このような本発明によれば、円板状スプリ
ングあるいはリング状スプリングによりプラグ本体と回
転取付体との接続を図り、リング状スプリングにより回
転取付体と被取付体である同軸コネクタとの接続を図る
ようにしたので、回転取付体が緩んでもアースの接続が
不完全になることを防止することができる。このため、
同軸プラグが同軸コネクタに対して緩んでも、同軸プラ
グの電気的特性が劣化しないようになる。このように、
アースの接続を円板状スプリングおよびリング状スプリ
ングを用いて、あるいは2つのリング状スプリングを用
いることにより、簡易な構成でアースの接続が不完全に
ならないようにすることができる。従って、コストの上
昇を極力抑制することができる。また、回転取付体の全
長が長くなるため、指で回転取付体を操作しやすくな
り、壁等に埋め込まれた同軸コネクタに容易に同軸プラ
グを取り付けることができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の同軸プラグの実施の形態
の第1の構成例を図1に示し、その分解組み立て図を図
2に示す。さらに、本発明の第1の実施の形態の同軸プ
ラグを同軸コネクタに確実に取り付けた際の断面図を図
3に、緩めて取り付けた際の断面図を図4に示す。さら
にまた、本発明の第1の実施の形態の同軸プラグの各部
品の構成を図5ないし図8に示す。以下、これらの図に
基づいて本発明の同軸プラグの実施の形態の第1の構成
例を説明する。
【0013】図1に示すように、本発明の実施の形態の
第1の同軸プラグは、プラグ本体11と、プラグ本体1
1に回転可能に取り付けられている回転取付体12とか
ら構成されている。金属製とされたプラグ本体11は、
図2および図5に示すようにリング状に形成されたリン
グ状部11cと、リング状部11cの一面から突出して
形成されて回転取付体12を回転可能に支持するカール
加工部11fと、リング状部11cの他面から突出する
よう形成されたケーブル挿入部11aを備えている。ま
た、プラグ本体11には全体にわたり中心軸にほぼ沿っ
て貫通孔が形成されている。さらに、ケーブル挿入部1
1aは先に行くほど径が細くなるよう形成されており、
同軸ケーブルの内部絶縁体と編組線との間に挿入される
部分とされている。ケーブル挿入部11aの先端には同
軸ケーブルから抜け出ないように係止するための断面鋸
歯状の抜止部11bがリング状に形成されている。な
お、リング状部11cの一面には円板状とされている円
板状スプリング13が収納されるスプリング収納溝11
eが形成されており、リング状部11cの他面には装着
された同軸ケーブルの先端が当接するケーブル当接溝1
1dが形成されている。
【0014】金属製とされた回転取付体12は、形状が
円筒状に構成されており、その外周には滑り止めのロー
レット加工が施されている。図2および図6に示すよう
に、回転取付体12の内周面の略中央部に同軸コネクタ
に螺着する取付ネジ部12bが切られている。また、回
転取付体12の内周面の一端部にはプラグ本体11のリ
ング状部11cが収納される本体収納部12aが形成さ
れている。本体収納部12aと取付ネジ部12bとの間
には内側に突出する回転係合部12dが形成されてい
る。この回転係合部12dは、プラグ本体11のカール
加工部11fがカール加工された際に、カール加工部1
1fに対して回転可能に係合する部位となる。さらに、
回転取付体12の内周面の他端部にはリング状に形成さ
れたリング状スプリング14が収納されるスプリング収
納部12cが形成されている。スプリング収納部12c
の先端には収納されたリング状スプリングが抜け出ない
ように係止する係止突起12eがリング状に形成されて
いる。
【0015】そして、図2に示すように図5に示す状態
のプラグ本体11のスプリング収納溝11e内に円板状
スプリング13を収納した状態で、回転取付体12にカ
ール加工部11f側から挿入することにより、本体収納
部12aにリング状部11cを嵌挿する。この状態にお
いて、カール加工部11fに外側へカールするようカー
ル加工を施すと、加工後のカール加工部11fは図3お
よび図4に示すように、回転係合部12dに回転可能に
係合するようになる。次いで、回転取付体12のスプリ
ング収納部12c内にリング状スプリング14を嵌着す
ることにより、同軸プラグ1を組み立てることができ
る。
【0016】このような同軸プラグ1を同軸ケーブル3
に装着するには、図1に示すように同軸ケーブル3の先
端の外被31を取り除き内部絶縁体32を所定の長さだ
け露出させる。さらに、内部絶縁体32を除去して芯線
33を所定の長さ露出させる。このように加工した同軸
ケーブル3の芯線33および内部絶縁体32をプラグ本
体11のケーブル挿入部11aの後端から挿入して、芯
線33を回転取付体12の略中心に配置させる。この芯
線33により同軸プラグ1の中心導体が構成される。こ
のとき、図3および図4に示すようにケーブル挿入部1
1aは同軸ケーブル3の内部絶縁体32と編組線34と
の間に挿入されて、編組線34とケーブル挿入部11a
とが電気的に接続される。また、図3および図4に示す
ように同軸ケーブル3の外被31の先端はリング状部1
1cの他面に形成されたケーブル当接溝11d内に当接
する。この状態において、リング状部11cと抜止部1
1bとの間に位置する同軸ケーブル3に、カシメリング
2を位置させてカシメリング2をカシメ加工する。これ
により、図3および図4に示すように同軸ケーブルがカ
シメリング2によりケーブル挿入部11aにカシメられ
て、抜止部11bが同軸ケーブルから抜け出ないように
固着されるようになる。
【0017】本発明の第1の実施の形態の同軸プラグ1
において、リング状部11cと回転取付体12との電気
的接続は、その間に介在する円板状スプリング13によ
り行われるようになる。その円板状スプリング13は、
スプリング収納溝11e内に収納されているため、平ら
になるまで押し潰されることはなく、スプリング作用を
失うことがないようにされている。この円板状スプリン
グ13の詳細構成を図7(a)(b)に示す。ただし、
図7(a)は円板状スプリング13の平面図であり、同
図(b)はその側面図である。これらの図に示すよう
に、円板状スプリング13はリン青銅等の弾性を有する
薄い金属板を打ち抜き加工することにより形成されてい
る。この円板状スプリング13は、例えば、8つの折曲
されたスプリング片からなるスプリング片13bを有し
ており、これらのスプリング片13bはリング状接合部
13aにより一体になるように形成されている。また、
スプリング片13bは先端がL字状に折曲されている。
【0018】また、同軸プラグ1は図3および図4に示
すように同軸コネクタ50に取り付けられる。この取り
付けは、回転取付体12を回転させて、回転取付体12
の取付ネジ部12bを同軸コネクタ50の外周面に形成
された雄ネジに螺着することにより行われる。この場
合、回転取付体12の長さが長く形成されているので、
同軸コネクタ50が壁等に埋め込まれた直列ユニットに
設けられていても、指で回転取付体12を確実に把持し
て容易に螺着することができるようになる。同軸プラグ
1を同軸コネクタ50に取り付けると、回転取付体12
と同軸コネクタ50とはスプリング収納部12c内に収
納されているリング状スプリング14により電気的に接
続されるようになる。このリング状スプリング14の詳
細構成を図8(a)(b)(c)に示す。ただし、図8
(a)はリング状スプリング14の平面図であり、同図
(b)はその側面図であり、同図(c)はリング状スプ
リングを作成する帯状の金属板を示している。これらの
図に示すように、リング状スプリング14はリン青銅等
の弾性を有する薄い金属板を図8(c)に示すように帯
状に打ち抜き加工する。次いで、図8(a)に示すよう
にリング状に屈曲加工を施すことにより形成されてい
る。このリング状スプリング14は、複数の打ち抜き部
14cを打ち抜くことにより複数のスプリング片14d
が形成されている。これらのスプリング片14dは第1
接合片14aおよび第2接合片14bにより一体になる
ように形成されている。また、スプリング片14dはリ
ング状に屈曲された際に断面が円弧状になるように内側
に若干屈曲される。
【0019】ところで、図3および図4に示すように同
軸プラグ1が同軸コネクタ50に取り付けられた際に、
同軸ケーブル3のアースである編組線34はケーブル挿
入部11aに接続され、プラグ本体11は円板状スプリ
ング13を介して回転取付体12に接続される。さら
に、回転取付体12はリング状スプリング14を介して
同軸コネクタ50に接続される。このように、本発明の
第1の実施の形態の同軸プラグ1においては、回転取付
体12を同軸コネクタ50に螺着した際に、同軸コネク
タ50の先端と同軸プラグ1の先端とが当接する部位を
介してアースを接続する構成とはされていない。
【0020】これにより、図3に示すように回転取付体
12を同軸コネクタ50に緩みなく螺着させて、同軸コ
ネクタ50に同軸プラグ1を取り付けた際には、当然の
ことながら同軸プラグ1の挿入損失特性および反射損失
特性は広帯域にわたり良好となる。また、図4に示すよ
うに回転取付体12を同軸コネクタ50に対して緩め
て、同軸コネクタ50に同軸プラグ1を取り付けても、
同軸ケーブル3の編組線34と同軸コネクタ50とは、
円板状スプリング13およびリング状スプリング14を
介して確実に接続されるようになる。このため、同軸プ
ラグ1が緩んでしまった場合でも、その挿入損失特性お
よび反射損失特性は広帯域にわたり良好となる。
【0021】この様子を図9ないし図14に示すグラフ
を参照して説明する。本発明の第1の実施の形態の同軸
プラグ1を同軸コネクタ50に、図3に示すように確実
に螺着した場合の挿入損失特性を図9に示す。この図を
参照すると、2.5GHzまでの広帯域にわたり挿入損
失は約0.5dB以下と良好な特性であることがわか
る。また、本発明の第1の実施の形態の同軸プラグ1を
同軸コネクタ50に確実に螺着した場合の反射損失特性
を図10に示す。この図を参照すると、2.5GHzま
での広帯域にわたり反射損失は約20dB以上と良好な
特性であることがわかる。ただし、この場合は約1mの
同軸ケーブル3の先端に同軸プラグ1が装着されてお
り、この同軸ケーブル3に定在波が立つため反射損失特
性は周期的に脈動する特性となっている。
【0022】次に、本発明の第1の実施の形態の同軸プ
ラグ1を同軸コネクタ50に対して1回転緩めて取り付
けた場合の挿入損失特性を図11に示す。この図を参照
すると、緩めて取り付けられているにもかかわらず2.
5GHzまでの広帯域にわたり挿入損失は約0.5dB
以下と良好な特性であることがわかる。また、本発明の
第1の実施の形態の同軸プラグ1を同軸コネクタ50に
1回転緩めて取り付けた場合の反射損失特性を図12に
示す。この図を参照すると、緩めて取り付けられている
にもかかわらず2.5GHzまでの広帯域にわたり反射
損失は約20dB以上と良好な特性であることがわか
る。ただし、この場合も約1mの同軸ケーブル3の先端
に同軸プラグ1が装着されており、この同軸ケーブル3
に定在波が立つため反射損失特性は周期的に脈動する特
性となっている。
【0023】次に、本発明の第1の実施の形態の同軸プ
ラグ1を同軸コネクタ50に対して螺着することなく差
し込んだだけの場合の挿入損失特性を図13に示す。こ
の図を参照すると、螺着されていないにもかかわらず
2.5GHzまでの広帯域にわたり挿入損失は約0.6
dB以下と良好な特性であることがわかる。また、本発
明の第1の実施の形態の同軸プラグ1を同軸コネクタ5
0に螺着することなく差し込んだだけの場合の反射損失
特性を図14に示す。この図を参照すると、螺着されて
いないにもかかわらず2.5GHzまでの広帯域にわた
り反射損失は約18dB以上と良好な特性であることが
わかる。ただし、この場合も同軸プラグ1は約1mの同
軸ケーブル3の先端に装着されており、この同軸ケーブ
ル3に定在波が立つため反射損失特性は周期的に脈動す
る特性となっている。
【0024】次に、本発明の同軸プラグの実施の形態の
第2の構成例を説明する。ただし、第2の実施の形態の
同軸プラグの外観は、図1に示す第1の実施の形態の同
軸プラグの外観と同様であるのでその説明は省略する。
本発明の第2の実施の形態の同軸プラグの分解組み立て
図を図15に示す。また、本発明の第2の実施の形態の
同軸プラグを同軸コネクタに確実に取り付けた際の断面
図を図16に、緩めて取り付けた際の断面図を図17に
示す。さらに、本発明の第2の実施の形態の同軸プラグ
を構成するプラグ本体および回転取付体の構成を図18
および図19に示す。以下、これらの図に基づいて本発
明の同軸プラグの実施の形態の第2の構成例を説明す
る。
【0025】本発明の第2の実施の形態の同軸プラグ1
00は、金属製とされたプラグ本体111と、プラグ本
体111に回転可能に取り付けられている回転取付体1
12とから構成されている。プラグ本体111は、図1
5および図18に示すようにリング状に形成されたリン
グ状部111cと、リング状部111cの一面から突出
して形成されて回転取付体112を回転可能に支持する
カール加工部111fと、リング状部111cの他面か
ら突出するよう形成されたケーブル挿入部111aを備
えている。また、プラグ本体111には全体にわたり中
心軸にほぼ沿って貫通孔が形成されている。さらに、ケ
ーブル挿入部111aは先に行くほど径が細くなるよう
形成されており、同軸ケーブルの内部絶縁体と編組線と
の間に挿入される部分とされている。ケーブル挿入部1
11aの先端には同軸ケーブルから抜け出ないように係
止するための断面鋸歯状の抜止部111bがリング状に
形成されている。なお、リング状部111cの外周面の
一端縁にはリング状に突出する鍔部111eが形成され
ている。この鍔部111eは、リング状部111cの外
周面に嵌着される第1リング状スプリング113が抜け
出ないように係止するための鍔部とされる。また、リン
グ状部111cの他面には、装着された同軸ケーブルの
先端が当接するケーブル当接溝111dが形成されてい
る。
【0026】金属製とされた回転取付体112は、形状
が円筒状に構成されており、その外周には滑り止めのロ
ーレット加工が施されている。図15および図19に示
すように、回転取付体112の内周面の略中央部に同軸
コネクタに螺着する取付ネジ部112bが切られてい
る。また、回転取付体112の内周面の一端部には第1
リング状スプリング113が収納されると共に、プラグ
本体111のリング状部111cが収納される本体収納
部112aが形成されている。本体収納部112aと取
付ネジ部112bとの間には内側に突出する回転係合部
112dが形成されている。この回転係合部112d
は、プラグ本体111のカール加工部111fがカール
加工された際に、カール加工部111fに対して回転可
能に係合する部位となる。さらに、回転取付体112の
内周面の他端部には第2リング状スプリング114が収
納される第2スプリング収納部112cが形成されてい
る。第2スプリング収納部112cの先端には収納され
た第2リング状スプリング114が抜け出ないように係
止する係止突起112eがリング状に形成されている。
【0027】そして、図15に示すように図18に示す
状態のプラグ本体111のリング状部111cの外周面
に第1リング状スプリング113を嵌着した状態で、回
転取付体112にカール加工部111f側から挿入する
ことにより、本体収納部112aに第1リング状スプリ
ング113が嵌着されたリング状部111cを嵌挿す
る。この状態において、カール加工部111fに外側へ
カールするようカール加工を施すと、加工後のカール加
工部111fは図16および図17に示すように、回転
係合部112dに回転可能に係合するようになる。次い
で、回転取付体112の第2スプリング収納部112c
内に第2リング状スプリング114を嵌着することによ
り、同軸プラグ100を組み立てることができる。
【0028】このような同軸プラグ100を同軸ケーブ
ル3に装着する工程は、前述した本発明の第1の実施の
形態の同軸プラグ1と同様であるので、その説明は省略
する。本発明の第2の実施の形態の同軸プラグ100に
おいて、リング状部111cと回転取付体112との電
気的接続は、その間に介在している第1リング状スプリ
ング113により行われるようになる。これにより、確
実にリング状部111cと回転取付体112との電気的
接続が行われる。なお、第1リング状スプリング113
は、図8に示すリング状スプリング14と同様の構成と
されているのでその詳細な説明は省略する。また、第2
の実施の形態の同軸プラグ100は図16および図17
に示すように同軸コネクタ50に取り付けられる。この
際に、回転取付体112の取付ネジ部112bが同軸コ
ネクタ50の外周面に形成された雄ネジに螺着される。
この際の回転取付体112と同軸コネクタ50とは第2
スプリング収納部112c内に収納されている第2リン
グ状スプリング114により電気的に接続されるように
なる。この第2リング状スプリング114も、図8に示
すリング状スプリング14と同様の構成とされているの
でその詳細な説明は省略する。
【0029】ところで、図16および図17に示すよう
に第2の実施の形態の同軸プラグ100が同軸コネクタ
50に取り付けられた際に、同軸ケーブル3のアースで
ある編組線34はケーブル挿入部111aに接続され、
プラグ本体111は第1リング状スプリング113を介
して回転取付体112に接続される。さらに、回転取付
体112は第2リング状スプリング114を介して同軸
コネクタ50に接続される。このように、本発明の第2
の実施の形態の同軸プラグ100においては、回転取付
体112を同軸コネクタ50に螺着した際に、同軸コネ
クタ50の先端と同軸プラグ100の先端とが当接する
ことにより、アースを接続する構成とはされていない。
なお、同軸プラグ100を同軸コネクタ50に取り付け
る際には、回転取付体112を回転させることにより、
回転取付体112の取付ネジ部112bを同軸コネクタ
50の外周面に形成された雄ネジに螺着することにより
行われる。この場合、回転取付体112の長さが長く形
成されているので、同軸コネクタ50が壁等に埋め込ま
れた直列ユニットに設けられていても、指で回転取付体
112を確実に把持して容易に螺着することができるよ
うになる。
【0030】図16に示すように回転取付体112を同
軸コネクタ50に緩みなく螺着させて、同軸コネクタ5
0に同軸プラグ100を取り付けた際には、当然のこと
ながら同軸プラグ100の挿入損失特性および反射損失
特性は広帯域にわたり良好となる。また、図17に示す
ように回転取付体112を同軸コネクタ50に対して緩
めて螺着させて、同軸コネクタ50に同軸プラグ100
を取り付けても、同軸ケーブル3の編組線34と同軸コ
ネクタ50とは、第1リング状スプリング113および
第2リング状スプリング114を介して確実に接続され
るようになる。このため、同軸プラグ100を緩めた場
合でも、その挿入損失特性および反射損失特性は広帯域
にわたり良好となる。
【0031】この様子を図20ないし図25に示すグラ
フを参照して説明する。本発明の第2の実施の形態の同
軸プラグ100を同軸コネクタ50に、図16に示すよ
うに確実に螺着した場合の挿入損失特性を図20に示
す。この図を参照すると、2.5GHzまでの広帯域に
わたり挿入損失は約0.5dB以下と良好な特性である
ことがわかる。また、本発明の第2の実施の形態の同軸
プラグ100を同軸コネクタ50に確実に螺着した場合
の反射損失特性を図21に示す。この図を参照すると、
2.5GHzまでの広帯域にわたり反射損失は約23d
B以上と良好な特性であることがわかる。ただし、この
場合は約1mの同軸ケーブル3の先端に同軸プラグ10
0が装着されており、この同軸ケーブル3に定在波が立
つため反射損失特性は周期的に脈動する特性となってい
る。
【0032】次に、本発明の第2の実施の形態の同軸プ
ラグ100を同軸コネクタ50に対して1回転緩めて取
り付けた場合の挿入損失特性を図22に示す。この図を
参照すると、緩めて取り付けられているにもかかわらず
2.5GHzまでの広帯域にわたり挿入損失は約0.5
dB以下と良好な特性であることがわかる。また、本発
明の第2の実施の形態の同軸プラグ100を同軸コネク
タ50に1回転緩めて取り付けた場合の反射損失特性を
図23に示す。この図を参照すると、緩めて取り付けら
れているにもかかわらず2.5GHzまでの広帯域にわ
たり反射損失は約22dB以上と良好な特性であること
がわかる。ただし、この場合も約1mの同軸ケーブル3
の先端に同軸プラグ100が装着されており、この同軸
ケーブル3に定在波が立つため反射損失特性は周期的に
脈動する特性となっている。
【0033】次に、本発明の第2の実施の形態の同軸プ
ラグ100を同軸コネクタ50に対して螺着することな
く差し込んだだけの場合の挿入損失特性を図24に示
す。この図を参照すると、螺着されていないにもかかわ
らず2.5GHzまでの広帯域にわたり挿入損失は約
0.5dB以下と良好な特性であることがわかる。ま
た、本発明の第2の実施の形態の同軸プラグ100を同
軸コネクタ50に螺着することなく差し込んだだけの場
合の反射損失特性を図25に示す。この図を参照する
と、螺着されていないにもかかわらず2.5GHzまで
の広帯域にわたり反射損失は約20dB以上と良好な特
性であることがわかる。ただし、この場合も約1mの同
軸ケーブル3の先端に同軸プラグ100が装着されてお
り、この同軸ケーブル3に定在波が立つため反射損失特
性は周期的に脈動する特性となっている。
【0034】次に、本発明の同軸プラグの実施の形態の
第3の構成例を説明する。ただし、第3の実施の形態の
同軸プラグの外観は、図1に示す第1の実施の形態の同
軸プラグの外観と同様であるのでその説明は省略する。
本発明の第3の実施の形態の同軸プラグの分解組み立て
図を図26に示す。また、本発明の第3の実施の形態の
同軸プラグを同軸コネクタに確実に取り付けた際の断面
図を図27に、緩めて取り付けた際の断面図を図28に
示す。さらに、本発明の第3の実施の形態の同軸プラグ
を構成する回転取付体の構成を図29に示す。以下、こ
れらの図に基づいて本発明の同軸プラグの実施の形態の
第3の構成例を説明する。
【0035】本発明の第3の実施の形態の同軸プラグ
は、金属製とされたプラグ本体211と、プラグ本体2
11に回転可能に取り付けられている回転取付体212
とから構成されている。プラグ本体211は、図18に
示す第2の実施の形態にかかるプラグ本体111と同様
の構成とされており、図26に示すようにリング状に形
成されたリング状部211cと、リング状部211cの
一面から突出して形成されて回転取付体212を回転可
能に支持するカール加工部211fと、リング状部21
1cの他面から突出するよう形成されたケーブル挿入部
211aを備えている。また、プラグ本体211には全
体にわたり中心軸にほぼ沿って貫通孔が形成されてい
る。さらに、ケーブル挿入部211aは先に行くほど径
が細くなるよう形成されており、同軸ケーブルの内部絶
縁体と編組線との間に挿入される部分とされている。ケ
ーブル挿入部211aの先端には同軸ケーブルから抜け
出ないように係止するための断面鋸歯状の抜止部211
bがリング状に形成されている。なお、リング状部21
1cの外周面の一端縁にはリング状に突出する鍔部21
1eが形成されている。この鍔部211eは、リング状
部211cの外周面に嵌着される第1リング状スプリン
グ213が抜け出ないように係止するための鍔部とされ
る。また、リング状部211cの他面には、装着された
同軸ケーブルの先端が当接するケーブル当接溝211d
が形成されている。
【0036】金属製とされた回転取付体212は、形状
が円筒状に構成されており、その外周には滑り止めのロ
ーレット加工が施されている。図26および図29に示
すように、回転取付体212の内周面の略中央部に第2
リング状スプリング214が収納される第2スプリング
収納部212cが形成されている。第2スプリング収納
部212cには、収納された第2リング状スプリング2
14が抜け出ないように係止する係止段部212eが形
成されて、リング状の溝部となるように形成されてい
る。また、回転取付体212の内周面の一端部には第1
リング状スプリング213が収納されると共に、プラグ
本体211のリング状部211cが収納される本体収納
部212aが形成されている。本体収納部212aと第
2スプリング収納部212cとの間には内側に突出する
回転係合部212dが形成されている。この回転係合部
212dは、プラグ本体211のカール加工部211f
がカール加工された際に、カール加工部211fに対し
て回転可能に係合する部位となる。さらに、回転取付体
212の内周面の他端部には同軸コネクタに螺着する取
付ネジ部212bが形成されている。
【0037】そして、図26に示すようにプラグ本体2
11のリング状部211cの外周面に第1リング状スプ
リング213を嵌着した状態で、回転取付体212にカ
ール加工部211f側から挿入することにより、本体収
納部212aに第1リング状スプリング213が嵌着さ
れたリング状部211cを嵌挿する。この状態におい
て、カール加工部211fに外側へカールするようカー
ル加工を施すと、加工後のカール加工部211fは図2
7および図28に示すように、回転係合部212dに回
転可能に係合するようになる。次いで、回転取付体21
2の第2スプリング収納部212c内に第2リング状ス
プリング214を嵌着することにより、同軸プラグ20
0を組み立てることができる。
【0038】このような同軸プラグ200を同軸ケーブ
ル3に装着する工程は、前述した本発明の第1の実施の
形態の同軸プラグ1と同様であるので、その説明は省略
する。本発明の第3の実施の形態の同軸プラグ200に
おいて、リング状部211cと回転取付体212との電
気的接続は、第1リング状スプリング213により行わ
れるようになる。これにより、確実にリング状部211
cと回転取付体212との電気的接続が行われる。な
お、第1リング状スプリング213は、図8に示すリン
グ状スプリング14と同様の構成とされているのでその
詳細な説明は省略する。また、第3の実施の形態の同軸
プラグ200は図27および図28に示すように同軸コ
ネクタ50に取り付けられる。この際に、回転取付体2
12の取付ネジ部212bが同軸コネクタ50の外周面
に形成された雄ネジに螺着される。この際の回転取付体
212と同軸コネクタ50とは第2スプリング収納部2
12c内に収納されている第2リング状スプリング21
4により電気的に接続されるようになる。この第2リン
グ状スプリング214も、図8に示すリング状スプリン
グ14と同様の構成とされているのでその詳細な説明は
省略する。なお、本発明の第3の実施の形態の同軸プラ
グ200においては、取付ネジ部212bが回転取付体
212の端部に形成されているので、図27および図2
8に示すように取付ネジ部212bと同軸コネクタ50
との噛み合いを長くすることができ、同軸プラグ200
が緩んでも抜け落ちないようになる。
【0039】ところで、図27および図28に示すよう
に第3の実施の形態の同軸プラグ200が同軸コネクタ
50に取り付けられた際に、同軸ケーブル3のアースで
ある編組線34はケーブル挿入部211aに接続され、
プラグ本体211は第1リング状スプリング213を介
して回転取付体212に接続される。さらに、回転取付
体212は第2リング状スプリング214を介して同軸
コネクタ50に接続される。このように、本発明の第3
の実施の形態の同軸プラグ200においては、回転取付
体212を同軸コネクタ50に螺着した際に、同軸コネ
クタ50の先端と同軸プラグ200の先端とが当接する
ことによりアースを接続する構成とはされていない。な
お、同軸プラグ200を同軸コネクタ50に取り付ける
際には、回転取付体212を回転させることにより、回
転取付体212の取付ネジ部212bを同軸コネクタ5
0の外周面に形成された雄ネジに螺着することにより行
われる。この場合、回転取付体212の長さが長く形成
されているので、同軸コネクタ50が壁等に埋め込まれ
た直列ユニットに設けられていても、指で回転取付体2
12を確実に把持して容易に螺着することができるよう
になる。
【0040】図27に示すように回転取付体212を同
軸コネクタ50に緩みなく螺着させて、同軸コネクタ5
0に同軸プラグ200を取り付けた際には、当然のこと
ながら同軸プラグ200の挿入損失特性および反射損失
特性は広帯域にわたり良好となる。また、図28に示す
ように回転取付体212を同軸コネクタ50に対して緩
めて螺着させて、同軸コネクタ50に同軸プラグ200
を取り付けても、同軸ケーブル3の編組線34と同軸コ
ネクタ50とは、第1リング状スプリング213および
第2リング状スプリング214を介して確実に接続され
るようになる。このため、同軸プラグ200を緩めた場
合でも、その挿入損失特性および反射損失特性は広帯域
にわたり良好となる。
【0041】この様子を図30ないし図33に示すグラ
フを参照して説明する。本発明の第3の実施の形態の同
軸プラグ200を同軸コネクタ50に、図27に示すよ
うに確実に螺着した場合の挿入損失特性を図30に示
す。この図を参照すると、2.5GHzまでの広帯域に
わたり挿入損失は約0.5dB以下と良好な特性である
ことがわかる。また、本発明の第3の実施の形態の同軸
プラグ200を同軸コネクタ50に確実に螺着した場合
の反射損失特性を図31に示す。この図を参照すると、
2.5GHzまでの広帯域にわたり反射損失は約21d
B以上と良好な特性であることがわかる。ただし、この
場合は約1mの同軸ケーブル3の先端に同軸プラグ20
0が装着されており、この同軸ケーブル3に定在波が立
つため反射損失特性は周期的に脈動する特性となってい
る。
【0042】次に、本発明の第3の実施の形態の同軸プ
ラグ200を同軸コネクタ50に対して1回転緩めて取
り付けた場合の挿入損失特性を図32に示す。この図を
参照すると、緩めて取り付けられているにもかかわらず
2.5GHzまでの広帯域にわたり挿入損失は約0.5
dB以下と良好な特性であることがわかる。また、本発
明の第3の実施の形態の同軸プラグ200を同軸コネク
タ50に1回転緩めて取り付けた場合の反射損失特性を
図33に示す。この図を参照すると、緩めて取り付けら
れているにもかかわらず2.5GHzまでの広帯域にわ
たり反射損失は約20dB以上と良好な特性であること
がわかる。ただし、この場合も約1mの同軸ケーブル3
の先端に同軸プラグ200が装着されており、この同軸
ケーブル3に定在波が立つため反射損失特性は周期的に
脈動する特性となっている。
【0043】以上説明したように、本発明にかかる同軸
プラグにおいてはプラグ本体と回転取付体との電気的接
続を、その間に介在している円板状スプリングあるいは
リング状スプリングにより行うようにしている。さら
に、回転取付体と同軸コネクタとの電気的接続を、その
間に介在するリング状スプリングにより行うようにして
いる。このため、本発明にかかる同軸プラグを同軸コネ
クタに取り付けた際に、同軸コネクタとプラグ本体との
電気的接続を、その間に介在する円板状スプリングある
いはリング状スプリングにより行うことができる。従っ
て、回転取付体が同軸コネクタに対して緩んでも、同軸
コネクタとプラグ本体との電気的接続は円板状スプリン
グあるいはリング状スプリングにより確実に行えるた
め、同軸プラグの電気的特性が劣化することを防止する
ことができる。なお、同軸コネクタとプラグ本体との間
に介在して両者の電気的接続を行うスプリングは、円板
状スプリングやリング状スプリングに限るものではな
く、その間に介在することのできる他の形状のスプリン
グであってもよい。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上のように、円板状スプリン
グあるいはリング状スプリングによりプラグ本体と回転
取付体との接続を図り、リング状スプリングにより回転
取付体と被取付体である同軸コネクタとの接続を図るよ
うにしたので、回転取付体が緩んでもアースの接続が不
完全になることを防止することができる。このため、同
軸プラグが同軸コネクタに対して緩んでも、同軸プラグ
の電気的特性が劣化しないようになる。このように、ア
ースの接続を円板状スプリングおよびリング状スプリン
グを用いて、あるいは2つのリング状スプリングを用い
ることにより、簡易な構成でアースの接続が不完全にな
らないようにすることができる。従って、コストの上昇
を極力抑制することができる。また、回転取付体の全長
が長くなるため、指で回転取付体を操作しやすくなり、
壁等に埋め込まれた同軸コネクタに容易に同軸プラグを
取り付けることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の同軸プラグの実施の形態の第1の構成
例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の同軸プラグの分解
組み立て図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の同軸プラグを同軸
コネクタに確実に取り付けた状態を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の同軸プラグを同軸
コネクタに対して緩めて取り付けた状態を示す図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態の同軸プラグにおけ
るプラグ本体の詳細な構成を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の同軸プラグにおけ
る回転取付体の詳細な構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の同軸プラグにおけ
る円板状スプリングの詳細な構成を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の同軸プラグにおけ
るリング状スプリングの詳細な構成を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態の同軸プラグを同軸
コネクタに確実に取り付けた際の挿入損失特性を示す図
である。
【図10】本発明の第1の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに確実に取り付けた際の反射損失特性を示す
図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに1回転緩めて取り付けた際の挿入損失特性
を示す図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに1回転緩めて取り付けた際の反射損失特性
を示す図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに差し込んだだけの場合の挿入損失特性を示
す図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに差し込んだだけの場合の反射損失特性を示
す図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態の同軸プラグの分
解組み立て図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに確実に取り付けた状態を示す図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに対して緩めて取り付けた状態を示す図であ
る。
【図18】本発明の第2の実施の形態の同軸プラグにお
けるプラグ本体の詳細な構成を示す図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態の同軸プラグにお
ける回転取付体の詳細な構成を示す図である。
【図20】本発明の第2の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに確実に取り付けた際の挿入損失特性を示す
図である。
【図21】本発明の第2の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに確実に取り付けた際の反射損失特性を示す
図である。
【図22】本発明の第2の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに1回転緩めて取り付けた際の挿入損失特性
を示す図である。
【図23】本発明の第2の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに1回転緩めて取り付けた際の反射損失特性
を示す図である。
【図24】本発明の第2の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに差し込んだだけの場合の挿入損失特性を示
す図である。
【図25】本発明の第2の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに差し込んだだけの場合の反射損失特性を示
す図である。
【図26】本発明の第3の実施の形態の同軸プラグの分
解組み立て図である。
【図27】本発明の第3の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに確実に取り付けた状態を示す図である。
【図28】本発明の第3の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに対して緩めて取り付けた状態を示す図であ
る。
【図29】本発明の第3の実施の形態の同軸プラグにお
ける回転取付体の詳細な構成を示す図である。
【図30】本発明の第3の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに確実に取り付けた際の挿入損失特性を示す
図である。
【図31】本発明の第3の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに確実に取り付けた際の反射損失特性を示す
図である。
【図32】本発明の第3の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに1回転緩めて取り付けた際の挿入損失特性
を示す図である。
【図33】本発明の第3の実施の形態の同軸プラグを同
軸コネクタに1回転緩めて取り付けた際の反射損失特性
を示す図である。
【図34】従来の同軸プラグの構成を示す図である。
【図35】従来の同軸プラグを同軸コネクタに確実に取
り付けた際の挿入損失特性を示す図である。
【図36】従来の同軸プラグを同軸コネクタに確実に取
り付けた際の反射損失特性を示す図である。
【図37】従来の同軸プラグを同軸コネクタに1回転緩
めて取り付けた際の挿入損失特性を示す図である。
【図38】従来の同軸プラグを同軸コネクタに1回転緩
めて取り付けた際の反射損失特性を示す図である。
【符号の説明】 1 同軸プラグ、2 カシメリング、3 同軸ケーブ
ル、11 プラグ本体、11a ケーブル挿入部、11
b 抜止部、11c リング状部、11d ケーブル当
接溝、11e スプリング収納溝、11f カール加工
部、12 回転取付体、12a 本体収納部、12b
取付ネジ部、12c スプリング収納部、12d 回転
係合部、12e 係止突起、13 円板状スプリング、
13a リング状接合部、13b スプリング片、14
リング状スプリング、14a 第1接合片、14b
第2接合片、14c 打ち抜き部、14d スプリング
片、31 外被、32 内部絶縁体、33 芯線、34
編組線、50 同軸コネクタ、100 同軸プラグ、
111 プラグ本体、111a ケーブル挿入部、11
1b 抜止部、111c リング状部、111d ケー
ブル当接溝、111e鍔部、111f カール加工部、
112 回転取付体、112a 本体収納部、112b
取付ネジ部、112c スプリング収納部、112d
回転係合部、112e 係止突起、113 第1リン
グ状スプリング、114 第2リング状スプリング、2
00 同軸プラグ、211 プラグ本体、211a ケ
ーブル挿入部、211b 抜止部、211c リング状
部、211d ケーブル当接溝、211e 鍔部、21
1f カール加工部、212 回転取付体、212a
本体収納部、212b 取付ネジ部、212c スプリ
ング収納部、212d 回転係合部、212e 係止段
部、213 第1リング状スプリング、214 第2リ
ング状スプリング、300 同軸プラグ、302 カシ
メリング、311プラグ本体、311a ケーブル挿入
部、311b 抜止部、311c リング状部、311
d ケーブル当接溝、311f 突出部、312 回転
取付体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸ケーブルの先端に装着される同軸プ
    ラグあって、 リング状部と、該リング状部の一面から突出するよう形
    成された円筒状のカール加工部と、前記リング状部の他
    面から突出するよう形成されて、前記同軸ケーブルの内
    部絶縁体と編組線との間に挿入可能なケーブル挿入部と
    を備えるプラグ本体と、 前記リング状部の一面に形成されたスプリング収納溝内
    に収納される円板状スプリングと、 略円筒状に形成されており、その内周面の略中央部に形
    成された内側に突出する回転係合部および取付ネジ部
    と、内周面の一端部に形成された前記リング状部が収納
    される本体収納部と、内周面の他端部に形成されたスプ
    リング収納部とを備える回転取付体と、 前記スプリング収納部内に収納されるリング状スプリン
    グとを備え、 カール加工された前記カール加工部が、前記回転係合部
    に回転可能に係合されて、前記回転取付体が前記プラグ
    本体に対して回転可能とされていることを特徴とする同
    軸プラグ。
  2. 【請求項2】 前記リング状スプリングが、帯状とされ
    た弾性を有する金属板をリング状に屈曲することにより
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の同軸プ
    ラグ。
  3. 【請求項3】 同軸ケーブルの先端に装着される同軸プ
    ラグあって、 リング状部と、該リング状部の一面から突出するよう形
    成された円筒状のカール加工部と、前記リング状部の他
    面から突出するよう形成されて、前記同軸ケーブルの内
    部絶縁体と編組線との間に挿入可能なケーブル挿入部と
    を備えるプラグ本体と、 略円筒状に形成されており、その内周面の略中央部に形
    成された内側に突出する回転係合部および取付ネジ部
    と、内周面の一端部に形成された本体収納部と、内周面
    の他端部に形成されたスプリング収納部とを備える回転
    取付体と、 前記リング状部に嵌挿された状態で前記本体収納部に収
    納される第1リング状スプリングと、 前記スプリング収納部内に収納される第2リング状スプ
    リングとを備え、 カール加工された前記カール加工部が、前記回転係合部
    に回転可能に係合されて、前記回転取付体が前記プラグ
    本体に対して回転可能とされていることを特徴とする同
    軸プラグ。
  4. 【請求項4】 前記スプリング収納部に収納されたスプ
    リングが係止する係止突起が、前記スプリング収納部の
    先端に形成されていることを特徴とする請求項1あるい
    は請求項3記載の同軸プラグ。
  5. 【請求項5】 同軸ケーブルの先端に装着される同軸プ
    ラグあって、 リング状部と、該リング状部の一面から突出するよう形
    成された円筒状のカール加工部と、前記リング状部の他
    面から突出するよう形成されて、前記同軸ケーブルの内
    部絶縁体と編組線との間に挿入可能なケーブル挿入部と
    を備えるプラグ本体と、 略円筒状に形成されており、その内周面の略中央部に形
    成された内側に突出する回転係合部およびスプリング収
    納部と、内周面の一端部に形成された本体収納部と、内
    周面の他端部に形成された取付ネジ部とを備える回転取
    付体と、 前記リング状部に嵌挿された状態で前記本体収納部に収
    納される第1リング状スプリングと、 前記スプリング収納部内に収納される第2リング状スプ
    リングとを備え、 カール加工された前記カール加工部が、前記回転係合部
    に回転可能に係合されて、前記回転取付体が前記プラグ
    本体に対して回転可能とされていることを特徴とする同
    軸プラグ。
  6. 【請求項6】 前記リング状スプリングが、帯状とされ
    た弾性を有する金属板をリング状に屈曲することにより
    形成されていることを特徴とする請求項3または5記載
    の同軸プラグ。
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