JP3682002B2 - L型回転同軸コネクタプラグ - Google Patents

L型回転同軸コネクタプラグ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体の一方にコネクタ部が備えられ、他方にプラグ部が備えられたL字状の形状とされたL型回転同軸コネクタプラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、通信機器やCATV機器等においては、ラックに各回路が収納され、ラックの前面には各回路のパネルが設けられている。このような機器において、各回路同士を接続する際には、パネルに設けられている同軸コネクタに同軸ケーブルの一側の先端に設けられた同軸プラグを接続すると共に、同軸ケーブルの他側に設けられた同軸プラグを接続したい回路のパネルに設けられた同軸コネクタに接続するようにしている。この場合、接続する2つの同軸コネクタが近接配置されている際には、同軸ケーブルをU字状に折り曲げて接続することになるが、このように同軸ケーブルをU字状に折り曲げると高周波特性が劣化することがあった。
【0003】
そこで、これに替える手段としてL型同軸コネクタプラグを用いて、同軸ケーブルをほぼパネルに並行になるよう配置することが行われていた。L型同軸コネクタプラグは、一端にコネクタ部が設けられ、他端にプラグ部が設けられ全体がL字状の形状とされている。このため、L型同軸コネクタプラグでは、本体内部においてプラグ部における中心導体とコネクタ部における中心コンタクトとが直交して配置される必要があり、L型同軸コネクタプラグ内において中心導体と中心コンタクトとを接続する作業が繁雑な作業になると共に、L型同軸コネクタプラグ自体の構成が複雑になっていた。
【0004】
そこで、本出願人は中心導体と中心コンタクトとを接続する作業を簡易化することのできるL型同軸コネクタプラグを、特願2000−117545号として提案している。
このL型同軸コネクタプラグにおいては、中心導体と中心コンタクトとを接続する作業を簡易化することができるという従来なし得なかった作用を奏することができる。しかし、プラグ部を外部の同軸コネクタに螺着した際に、同軸コネクタの先端がプラグ部内に圧接されるようになる。これにより、圧接されたプラグと同軸コネクタの先端との間の摩擦力により、L型同軸コネクタプラグは取り付けられた同軸コネクタに対して回転できないようになる。したがって、L型同軸コネクタプラグにおけるコネクタ部に接続されている同軸ケーブルに捻れ等により応力が発生した際に、その応力が同軸ケーブルに印加されたままとなり、同軸ケーブルに悪影響を与えたり、L型同軸コネクタプラグや同軸コネクタの破損や緩みの原因になってしまっていた。
また、L型同軸コネクタプラグにおけるプラグ部に緩みが発生すると同軸コネクタとのアースの接続が不完全となり、L型同軸コネクタプラグの挿入損失特性および反射損失特性が劣化し、信号の授受に支障を与えるようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本出願人は、取付状態においてコネクタ部がプラグ部に対して回転することのできるL型回転同軸コネクタプラグを特願2000−255042号として提案している。
このL型回転同軸コネクタプラグは、取付状態においてコネクタ部がプラグ部に対して回転することのできるという画期的な作用を奏することができる。しかし、L型回転同軸コネクタプラグが取り付けられる同軸コネクタの先端形状が特殊な形状をしていた場合には、取付状態においてコネクタ部がプラグ部に対して回転することができない場合が生じるおそれがあった。さらに、同軸コネクタが特殊な作用を有するための構造を有している場合には、L型回転同軸コネクタプラグが取り付けられた際に、その特殊な作用を奏さないおそれがある場合があった。
【0006】
以下に、この問題点について図14ないし図17を参照しながら説明する。
図14には、L型回転同軸コネクタプラグ100が同軸コネクタ150に取り付けられている状態が断面図で示されている。この図に示すようにL字状に形成されたコネクタプラグ本体102の一方にコネクタ部110が備えられ、他方にプラグ部120が備えられている。コネクタ部110は、コネクタプラグ本体102における断面が略円筒状とされたコネクタ用収納室102b内に嵌着された絶縁性のコネクタ用筒状絶縁体112を備えている。このコネクタ用筒状絶縁体112は中心コンタクト113を保持しており、これによりコネクタ用収納室102bの略中心軸上に中心コンタクト113が配置されるようになされている。また、プラグ部120は断面が略円筒状とされていると共に、コネクタ用収納室102bと略直交して配置されたコネクタプラグ本体102におけるプラグ用収納室102a内に絶縁性のプラグ用筒状絶縁体123が嵌着されている。このプラグ用筒状絶縁体123は中心導体122を保持しており、これによりプラグ用収納室102aの略中心軸上に中心導体122が配置されるようになる。
【0007】
この中心導体122の後端は、中心コンタクト113の後端に形成されている抱持部113d内に挿着されて、中心導体122と中心コンタクト113とは電気的に接続されている。コネクタプラグ本体102の一端部には第2リング状スプリング125が介在されて回転取付体121が取り付けられている。この場合、コネクタプラグ本体102の先端部が拡径されるようにカール加工されて、回転取付体121の内周面に形成されているリング状回転係合部に回転可能に係合されるようになる。これにより、コネクタプラグ本体102の一端部に回転可能に回転取付体121が固着されるようになる。回転取付体121の内周面には、リング状回転係合部より先端側に停止用リング状突起121eが形成されている。
【0008】
このような構成のL型回転同軸コネクタプラグ100を、図15に示すような同軸コネクタ150に螺着すると、L型回転同軸コネクタプラグ100の停止用リング状突起121eに同軸コネクタ150の先端部150aが衝合した際に、同軸コネクタ150にL型回転同軸コネクタプラグ100が取り付けられるようになる。この場合、取付状態において同軸コネクタ150の先端部150aとプラグ用筒状絶縁体123との間には間隙が生じるようになることから、L型回転同軸コネクタプラグ100が同軸コネクタ150に取り付けられた状態において、コネクタプラグ本体102が回転取付体121に対して回転可能となる。
ところが、このようなL型回転同軸コネクタプラグ100が、図16に示すように先端テーパ部160aが長く形成され、その先端における径がすぼまっている特殊な形状の同軸コネクタ160に取り付けられると図14に示す状態となってしまう。この場合には、同軸コネクタ160の先端テーパ部160aの先端の径がすぼまっているために、図示するようにその先端が停止用リング状突起121eを超えてプラグ用筒状絶縁体123の先端面に衝合するようになる。すると、先端テーパ部160aの先端とプラグ用筒状絶縁体123の先端面との間の摩擦により、取付状態においてはコネクタプラグ本体102は回転取付体121に対して回転できないようになってしまうことになる。
【0009】
これを防止するには、プラグ用筒状絶縁体123を図示する場合より後方に配置すればよいと考えられる。しかし、プラグ用筒状絶縁体123を後方に配置すると、特許第2978144号にかかる図17(a)に示すようなダミー内蔵同軸コネクタ200にL型回転同軸コネクタプラグ100を取り付けた際に、ダミーで終端されたままになってしまうようになる。この理由をダミー内蔵同軸コネクタ200の動作を簡単に説明することにより述べる。ダミー内蔵同軸コネクタ200にL型回転同軸コネクタプラグ100を取り付けると、L型回転同軸コネクタプラグ100の停止用リング状突起121eにダミー内蔵同軸コネクタ200における本体部210の先端が衝合する。
【0010】
この際に、可動絶縁体211がプラグ用筒状絶縁体123の先端面に当接すれば弾性体214の弾力に抗して本体部210内に押し込まれ、図17(b)に示すようにスイッチ基板213が後方に移動するようになる。すると、スイッチ基板213と本体部210との電気的接続が絶たれて、スイッチ基板213に組み込まれたダミーによる終端が解除されるようになる。ところが、プラグ用筒状絶縁体123を後方に配置すると、L型回転同軸コネクタプラグ100の停止用リング状突起121eにダミー内蔵同軸コネクタ200における本体部210の先端が衝合した際に、可動絶縁体211の先端面がプラグ用筒状絶縁体123の先端面に届かず、可動絶縁体211が図17に示すように後方に移動しないようになる。これにより、ダミー内蔵同軸コネクタ200はダミーにより終端され続け、信号が減衰してしまうようになってしまうことになる。
【0011】
そこで、本発明は、特殊な先端形状の同軸コネクタでも取付状態においてコネクタ部がプラグ部に対して回転することができると共に、特殊な作用を有する構造の同軸コネクタに取り付けた際にその作用を奏することのできるL型回転同軸コネクタプラグを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のL型回転同軸コネクタプラグは、L字状に形成された本体の一方にコネクタ部が備えられ、他方にプラグ部が備えられたL型同軸コネクタプラグであって、前記コネクタ部は、前記本体における断面が略円筒状とされたコネクタ用収納室内に嵌着された絶縁性のコネクタ用筒状絶縁体と、該コネクタ用筒状絶縁体で保持されることにより、前記コネクタ用収納室の略中心軸上に配置された中心コンタクトとからなり、前記プラグ部は、断面が略円筒状とされていると共に、前記コネクタ用収納室と略直交して配置された前記本体におけるプラグ用収納室内に嵌着された絶縁性のプラグ用筒状絶縁体と、該プラグ用筒状絶縁体で保持されることにより、前記プラグ用収納室の略中心軸上に配置されて、後端が前記中心コンタクトの後端に電気的に接続されている中心導体と、前記本体の他方における端部に回転可能に固着されていると共に、外部の同軸コネクタに固着可能とされている回転取付体と、前記回転取付体内に配置され、前記中心導体がほぼ中央に形成されている貫通孔に挿通されていると共に、前記中心導体の中途に形成されている係合部に前記貫通孔の周縁が抜け出ないように係合し、周縁部が前記回転取付体の内周面に形成されている係止突起に係止するよう固着されている円板状の絶縁性とされたストッパ板とからなり、前記回転取付体を外部の同軸コネクタに取り付けた際に、該同軸コネクタの先端が前記ストッパ板の前面に衝合することにより、前記本体が前記回転取付体に対して回転可能とされている。
【0013】
また、上記本発明のL型回転同軸コネクタプラグにおいて、前記回転取付体の内周面に形成されている前記係止突起の前側がテーパ状に形成されたテーパ状部とされており、このテーパ状部に前記ストッパ板のテーパ状とされている外周縁が当接されて係止されていてもよい。
【0014】
さらにまた、本発明のL型回転同軸コネクタプラグにおいて、前記本体の先端縁が拡径されるように加工されることにより、前記先端縁が前記回転取付体の内周面に形成されている回転係合部に回転可能に係合されて、前記回転取付体が前記本体に対して回転可能に固着されており、前記回転取付体の内周面と前記本体の先端部における嵌合筒状部の外周面との間にリング状スプリングが介在されていてもよい。
さらにまた、本発明のL型回転同軸コネクタプラグにおいて、前記リング状スプリングは、前記回転取付体の内周面に形成されたスプリング収納部の溝内から抜け出ないように収納されていてもよい。
【0015】
このような本発明によれば、プラグ部における回転取付体を外部の同軸コネクタに取り付けた際に、同軸コネクタの先端が回転取付体の内部に配置されているストッパ板に衝合するようになる。これにより、同軸コネクタの先端の径が細くされている図16に示すような同軸コネクタであっても、取付状態においてコネクタ部をプラグ部に対して回転可能とすることができる。また、同軸コネクタが図17に示すような構造を有していても、可動絶縁体はストッパ板により確実に押し込められるようになるので、その作用を確実に奏することができるようになる。
【0016】
この結果、L型回転同軸コネクタプラグにおけるコネクタ部に接続されている同軸ケーブルに応力が発生してもその応力は、本体と共に同軸ケーブルが回転することにより取り除かれ、同軸ケーブルに悪影響が残らないようになる。さらに、応力が取り除かれるためL型回転同軸コネクタプラグが緩むことを防止することができるようになる。また、このようにL型回転同軸コネクタプラグを取り付けた状態において本体が回転可能に構成されていても、回転取付体内に収納されたリング状スプリングにより確実なアース接続を行うことができるため、L型回転同軸コネクタプラグの電気的特性が劣化することはない。
なお、ストッパ板のテーパ状とされている外周縁が、係止突起の前側に形成されているテーパ状部に当接されて係止されるため、ストッパ板は確実に同軸コネクタの先端を受け止めることができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態にかかるL型回転同軸コネクタプラグ全体の構成を図1に示す。ただし、図1(a)は本発明にかかるL型回転同軸コネクタプラグの平面図であり、図1(b)はその正面図であり、図1(c)はその底面図である。
図1(a)(b)(c)に示すように本発明にかかるL型回転同軸コネクタプラグ1は、導電性の例えば金属製とされたL字状のコネクタプラグ本体2からなり、その一端がプラグ部20とされ、プラグ部20にほぼ直交する他端部にコネクタ部10が形成されている。このコネクタ部10は、外周にネジが形成された円筒状のコネクタネジ部11を備えており、このコネクタネジ部11内には図1(c)に示すように、同軸状に中心コンタクト13と、中心コンタクト13を保持するコネクタ用筒状絶縁体12とが収納配置されている。また、プラグ部20は外形が六角形とされた回転取付体21と、図1(b)に示すように回転取付体21に略同軸に配置された中心導体22と、中心導体22を保持する後述するプラグ用筒状絶縁体とが収納配置されている。プラグ用筒状絶縁体の前面に位置して、図1(b)に示すように円板状のストッパ板25が収納配置されている。この回転取付体21は、コネクタプラグ本体2に回転可能に固着されており、パネル等に設けられた同軸コネクタに螺着される部分である。
【0018】
このような本発明にかかるL型回転同軸コネクタプラグ1の詳細な構成を、図2に示す分解組み立て図、図3ないし図5に示すL型回転同軸コネクタプラグ1の構成を示す断面図、および、図6ないし図13に示す部品図を参照しながら以下に説明する。ただし、図3は本発明にかかるL型回転同軸コネクタプラグの構成を断面図で表した平面図であり、図4は本発明にかかるL型回転同軸コネクタプラグを同軸コネクタに取り付けた状態を断面図で表した平面図であり、図5はその状態を断面図で表した上面図であり、図6は中心コンタクトを保持するコネクタ用筒状絶縁体12の構成を示す図であり、図7はコネクタプラグ本体2の構成を示す図であり、図8は回転取付体21の構成を示す図であり、図9はプラグ用筒状絶縁体23の構成を示す図であり、図10は中心導体22の構成を示す図であり、図11は中心コンタクト13の構成を示す図であり、図12にはストッパ板25の構成を示す斜視図であり、図13はストッパ板の構成を示す平面図および正面図である。
【0019】
まず、本発明の実施の形態に係るL型回転同軸コネクタプラグ1の組立方法を説明する。
コネクタプラグ本体2は、図2および図7に示すようにL字状にダイキャスト等により作成されている。L型回転同軸コネクタプラグ1を組み立てる際には、まず、このL型のコネクタプラグ本体2の一端に形成されているプラグ用収納室2a内に、プラグ用筒状絶縁体23を嵌着する。この際に、図9(c)に示すように合成樹脂製とされたプラグ用筒状絶縁体23の後部は上下がカットされて上下対称に構成されており、プラグ用収納室2aの断面形状が図7(b)(d)に示すようにD字状とされているので、プラグ用筒状絶縁体23はプラグ用収納室2aに対して位置決めされて嵌着されるようになる。このように、プラグ用筒状絶縁体23をプラグ用収納室2aに対して位置決めするのは、図9(a)(b)(e)に示すようにプラグ用筒状絶縁体23の後部23cに、中心コンタクト13の後端に形成されている抱持部13dが収納される抱持部収納部23dが形成されているからである。
【0020】
ついで、図2に示すようにコネクタプラグ本体2の他端にほぼ直交して形成されたコネクタネジ部11におけるコネクタ用収納室2b内に、中心コンタクト13をほぼ中心軸に沿って保持する合成樹脂製とされたコネクタ用筒状絶縁体12を嵌着する。この場合、図7(c)(d)に示すようにコネクタ用収納室2b内の奥には三角状に突出する三角突部2eが対向して2つ形成されており、この三角突部2eの斜辺の壁に沿って案内される第1突部12eおよび第2突部12dが、図6(a)に示すようにコネクタ用筒状絶縁体12における筒状部本体12aの後端部に形成されている。このため、コネクタ用筒状絶縁体12はコネクタ用収納室2bに対して所定の角度で位置決めされて嵌着されるようになる。このように、コネクタ用筒状絶縁体12をコネクタ用収納室2bに対して位置決めするのは、コネクタ用筒状絶縁体12に保持されている中心コンタクト13の抱持部13dをコネクタプラグ本体2内に所定の角度で配置するためである。
【0021】
このようにして、コネクタ用収納室2b内にコネクタ用筒状絶縁体12を嵌着すると、コネクタ用筒状絶縁体12の後端部に形成された第1突部12eおよび第2突部12dにより、コネクタ用収納室2bの奥に形成されたリング状の突部を、図3および図4に示すように挟持するようになる。さらに、コネクタ用筒状絶縁体12における第1突部12eが形成されている後端部が、プラグ用筒状絶縁体23の後部23cに嵌入されるようになる。これにより、図3および図4に示すようにコネクタ用筒状絶縁体12がコネクタ用収納室2b内から抜け出せないように嵌着されると共に、プラグ用筒状絶縁体23もプラグ用収納室2a内から抜け出せないように嵌着されることになる。さらに、コネクタ用筒状絶縁体12の貫通孔12c内に保持されている中心コンタクト13における抱持部13dが予め定められた所定の向きになるように配置されることになる。また、コネクタ用筒状絶縁体12における筒状部本体12aの前端には環状突部12bが形成されており、この環状突部12bの外周縁がコネクタ用収納室2bの内周面に当接することにより、貫通孔12c内に保持されている中心コンタクト13がコネクタ用収納室2bのほぼ中心軸上に配置されると共に、コネクタ用収納室2bは閉塞されるようになる。
【0022】
ここで、中心コンタクト13について図11を参照しながら説明する。コネクタ部10に同軸ケーブルの先端に設けられた同軸プラグが取り付けられた際に、中心コンタクト13には当該同軸プラグの中心導体が挿入されて両者の電気的接続が行われるようにされている。中心コンタクト13は金属板を加工して作成されており、図11(e)に示すように断面が例えば6角形の内の5辺からなるコンタクト基部13aと、コンタクト基部13aから前方へ延伸する挟持部13bと、コンタクト基部13aから後方へ延伸する延伸部13cから構成されている。また、延伸部13cの先端には中心コンタクト13の中心軸とほぼ直交する方向にプラグ部20における中心導体22を弾性的に保持する抱持部13dが形成されている。挟持部13bは図11(g)に示されているように断面がくの字状に折曲されて十分な挟持力を有するようにされており、その先端は拡開されて同軸プラグの中心導体を挿入しやすくされている。さらに、挟持部13bはその構造上、ある程度径の異なる中心導体であっても挟持して電気的接続を確実に行うことができる。また、抱持部13dには縦方向にスリットが全体にわたり形成されており、これにより抱持部13dは弾性を持って中心導体22を確実に抱持することができるようにされている。
【0023】
このような中心コンタクト13が、コネクタ用筒状絶縁体12により保持されてコネクタ用収納室2b内に収納されると、その抱持部13dがプラグ用収納室2a内に収納されたプラグ用筒状絶縁体23の抱持部収納部23dに位置するようになる。この際に、抱持部13dは予め定められた向きになるように配置され、この状態において図2に示すように中心導体22をプラグ用筒状絶縁体23に挿通する。中心導体22は、図2の拡大図および図10に示すように、細長い棒状とされており、金メッキ等された金属製とされている。中心導体22の先端には中心導体部22aが形成され、テーパ状の係合部22bを介して中心導体部22aにはほぼ同径の嵌入部22cが形成されている。この嵌入部22cに連接して径が太くされた嵌合部22eが形成されており、嵌合部22eの中途にはテーパ部22dが形成されている。さらに、嵌合部22eは延伸されて若干径が細くされた接続部22fが形成されている。また、図9に示すようにプラグ用筒状絶縁体23の円筒状の筒状前部23bには、ほぼ中央に嵌挿孔23aが形成されており、この嵌挿孔23aは後部23cに形成された抱持部収納部23dまで連通している。すなわち、中心導体22をプラグ用筒状絶縁体23の嵌挿孔23aに挿通していくと、テーパ部22dが形成されている中心導体22の嵌合部22eがプラグ用筒状絶縁体23に形成された嵌挿孔23aに挿通されるようになる。さらに、挿通していくと中心導体22の接続部22fが抱持部収納部23dに達して、抱持部収納部23dに位置している抱持部13d内に嵌入されるようになる。
【0024】
そして、接続部22fの先端が、図9(e)に示すプラグ用筒状絶縁体23における後面壁部23eに形成された保持穴内に図3に示すように挿入されるまで、中心導体22は嵌挿孔23a内に挿入されていく。この場合、嵌合部22eに形成されているテーパ部22dの作用により、中心導体22は嵌挿孔23aから抜け出ないように確実に係合されるようになる。また、中心コンタクト13における抱持部13dには、図11(b)(c)に示すようにスリットが形成されて弾性を有するようにされているので、抱持部13dに挿入された接続部22fとは確実に電気的に接続されるようになる。これによりコネクタ部10が構成され、中心導体22における接続部22fが、中心コンタクト13における抱持部13dに電気的に接続されるため、ほぼ直交配置された中心導体22と中心コンタクト13とが電気的に接続されるようになる。このように、本発明にかかるL型回転同軸コネクタプラグ1においては、ほぼ直交配置された中心導体22と中心コンタクト13との接続を簡単な作業により行うことができる。
【0025】
ついで、コネクタプラグ本体2におけるプラグ用収納室2aの外周に形成された嵌合筒状部2dに回転取付体21を取り付けるのであるが、回転取付体21の外形は六角ナットと同様に六角形とされており、金属製とされている。回転取付体21は、図8(b)に示すように、回転取付体21の内周面の前部に外部の同軸コネクタに螺着する取付ネジ部21dが切られている。また、回転取付体21の内周面の後部にはリング状スプリング24が収納されるスプリング収納部21aが形成されており、内周面の取付ネジ部21dの後にリング状に立設している前側がテーパ状部とされている係止用リング状突起21cが形成され、さらにその後に前側がテーパ状に形成されている断面くさび状のリング状回転係合部21bが形成されている。さらにまた、後端にはリング状スプリング24が抜け出ないように係止するための係止突起21eが形成されており、前端には突出部21fが形成されている。
【0026】
このように構成された回転取付体21におけるスプリング収納部21aにリング状スプリング24を収納する。この状態において、回転取付体21をコネクタプラグ本体2におけるプラグ用収納室2aの嵌合筒状部2dに嵌挿する。次いで、図7(a)(b)(c)に示すようにコネクタプラグ本体2の先端に形成されているカール加工部2cが拡径されるようにカール加工を施す。すると、カール加工部2cが図3に示すように拡径されて、回転取付体21の内周面に断面くさび状に形成されたリング状回転係合部21bに回転可能に係合するようになる。これにより、回転取付体21がコネクタプラグ本体2に回転可能に固着されて、プラグ部20が構成されるようになる。なお、この際に回転取付体21内に収納されたリング状スプリング24がコネクタプラグ本体2の嵌合筒状部2dに弾接するため、回転取付体21とコネクタプラグ本体2とは、相互に回転可能とされていてもリング状スプリング24を介して電気的に確実に接続されるようになる。
【0027】
次に、周縁部がテーパ状に形成されている絶縁樹脂製のストッパ板25を、回転取付体21内にその先端側から挿入する。ストッパ板25は、図12および図13に示すように円板状とされ、その外周縁の後側にテーパ部25aが形成されている。さらに、円板状のほぼ中心に貫通孔25bが形成されている。この貫通孔25bに中心導体22の中心導体部22aから挿入していく。そして、ストッパ板25をさらに回転取付体21内に押し込んでいくと、貫通孔25bを中心導体22の係合部22bが越えて、嵌入部22cにストッパ板25が位置するようになる。この際に、ストッパ板25のテーパ部25aが、図3に示すように回転取付体21の内周面に形成されている係止用リング状突起21cの前側に形成されているテーパ状部に当接するようになる。このため、ストッパ板25は確実に同軸コネクタの先端を受け止めることができるようになる。なお、係合部22bにはストッパ板25における貫通孔25bの周縁が係合して、ストッパ板25は嵌入部22cから抜け出ないように嵌着されるようになる。これにより、プラグ部20が図3に示すように構成されるようになる。
【0028】
このようにして組み立てられた本発明にかかるL型回転同軸コネクタプラグ1を、パネル等に設けられた特殊な先端形状の同軸コネクタ50に取り付けた状態の断面図が図4および図5に示されている。
図4および図5に示すように、本発明にかかるL型回転同軸コネクタプラグ1を同軸コネクタ50に螺着した際に、同軸コネクタ50のテーパが形成されて先端の径がすぼめられた先端は、回転取付体21の内側に配置されているストッパ板25の前面に衝合されるようになる。この場合、係止用リング状突起21cによりストッパ板25は確実に支持されているので、同軸コネクタ50の径がすぼめられた先端のそれ以上の進入は停止される。これにより、同軸コネクタ50の先端とプラグ用筒状絶縁体23との間には図4および図5に示すようにストッパ板25が介在されると共に、ストッパ板25とプラグ用筒状絶縁体23との間には間隙が存在するようになる。この構成が、本発明の実施の形態のL型回転同軸コネクタプラグ1において、特徴的な構成とされている。
【0029】
これにより、回転取付体21が同軸コネクタ50に螺着されて固着された際に、上記した間隙の存在によりコネクタプラグ本体2は回転取付体21に対して回転可能となり、コネクタプラグ本体2は被取付体である同軸コネクタ50に対して回転可能となる。すなわち、コネクタ部10に同軸ケーブルの先端に設けられた同軸プラグが接続されていて、この同軸ケーブルに捻れ等が発生して応力が発生された際に、同軸ケーブルがコネクタプラグ本体2と共に回転して応力を取り除くことができるようになる。
【0030】
このように、L型回転同軸コネクタプラグ1のプラグ部20を同軸コネクタ50に取り付けた状態において、プラグ部20に対してコネクタ部10が回転可能とされていても、コネクタプラグ本体2と回転取付体21との電気的接続は、その間に介在するリング状スプリング24により行われるようになる。これにより、同軸コネクタ50のシェル、回転取付体21およびコネクタプラグ本体2を介して行われるアースの接続が確実に行われるようになる。また、リング状スプリング24は、所定高さを有する係止突起21eにより形成される溝内に収納されているため、平らになるまで押し潰されることはなく、スプリング作用を失うことがないようにされている。
【0031】
なお、本発明にかかるL型回転同軸コネクタプラグ1を図17に示す構成のダミー内蔵同軸コネクタ200に螺着すると、ダミー内蔵同軸コネクタ200における先端に設けられている可動絶縁体211は、回転取付体21の内側に配置されているストッパ板25の前面に衝合されるようになる。そして、回転取付体21を螺合して行くにつれて可動絶縁体211は弾性体214の弾力に抗して本体部210内に押し込められていくようになる。従って、可動絶縁体の移動に伴いスイッチ基板213が後方に移動し、ダミー内蔵同軸コネクタ200における中心コンタクトのダミーによる終端が確実に解除されるようになる。この場合、ダミー内蔵同軸コネクタ200の可動絶縁体211の先端面とプラグ用筒状絶縁体23との間にはストッパ板25が介在されると共に、ストッパ板25とプラグ用筒状絶縁体23との間には間隙が存在するようになる。従って、プラグ部20をダミー内蔵同軸コネクタ200に取り付けた状態において、コネクタプラグ本体2は、ダミー内蔵同軸コネクタ200に対して回転可能とされる。
【0032】
また、L型回転同軸コネクタプラグ1を同軸コネクタ50やダミー内蔵同軸コネクタ200に取り付ける際には、回転取付体21を回転させて、回転取付体21の取付ネジ部21dを同軸コネクタ50の外周面に形成された雄ネジに螺着することにより行われる。この場合、回転取付体21の長さが長く形成されているので、同軸コネクタ50が壁等に埋め込まれるように設けられていても、指で回転取付体21を確実に把持して容易に螺着することができるようになる。
ところで、何らかの原因により回転取付体21が同軸コネクタ50やダミー内蔵同軸コネクタ200に対して緩んだとしても、同軸コネクタ50やダミー内蔵同軸コネクタ200とコネクタプラグ本体2とは、同軸コネクタ50(ダミー内蔵同軸コネクタ200)−回転取付体21−リング状スプリング24−コネクタプラグ本体2の経路により確実に接続されるようになる。このため、L型回転同軸コネクタプラグ1が緩んでしまった場合でも、その挿入損失特性および反射損失特性は広帯域にわたり良好とすることができる。
【0033】
以上説明した本発明にかかるL型回転同軸コネクタプラグは、通信機器やCATV機器等のラックに収納されている回路同士を接続する際のL型プラグとして用いて好適なものとなる。さらに、本発明にかかるL型回転同軸コネクタプラグは、住宅内の壁面に設けられたテレビコンセントに接続するL型プラグとしても用いることができる。
なお、本発明にかかるL型回転同軸コネクタプラグにおける回転取付体21は、上記の説明では外形が六角形とされているとしたが、本発明はこれに限るものではなく外形が六角形以外の多角形としたり、外周面に平目や綾目のローレット加工を施した円形としてもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、プラグ部における回転取付体を外部の同軸コネクタに取り付けた際に、同軸コネクタの先端が回転取付体の内部に配置されているストッパ板に衝合するようになる。これにより、同軸コネクタの先端の径が細くされている図16に示すような同軸コネクタであっても、取付状態においてコネクタ部がプラグ部に対して回転可能とすることができる。また、同軸コネクタが図17に示すような構造を有していても、可動絶縁体はストッパ板により確実に押し込められるようになるので、その作用を確実に奏することができるようになる。
【0035】
この結果、L型回転同軸コネクタプラグにおけるコネクタ部に接続されている同軸ケーブルに応力が発生してもその応力は、本体と共に同軸ケーブルが回転することにより取り除かれ、同軸ケーブルに悪影響が残らないようになる。さらに、応力が取り除かれるためL型回転同軸コネクタプラグが緩むことを防止することができるようになる。また、このようにL型回転同軸コネクタプラグを取り付けた状態において本体が回転可能に構成されていても、回転取付体内に収納されたリング状スプリングにより確実なアース接続を行うことができるため、L型回転同軸コネクタプラグの電気的特性が劣化することはない。
なお、ストッパ板のテーパ状とされている外周縁が、係止突起の前側に形成されているテーパ状部に当接されて係止されるため、ストッパ板は確実に同軸コネクタの先端を受け止めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるL型回転同軸コネクタプラグ全体の構成を示す平面図、正面図および底面図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかるL型回転同軸コネクタプラグの分解組み立て図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかるL型回転同軸コネクタプラグの構成を断面図で表した平面図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかるL型回転同軸コネクタプラグを同軸コネクタに取り付けた際の構成を断面図で表した平面図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかるL型回転同軸コネクタプラグを同軸コネクタに取り付けた際の構成を断面図で表した上面図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかるL型回転同軸コネクタプラグにおける中心コンタクトを収納したコネクタ用筒状絶縁体の構成を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかるL型回転同軸コネクタプラグにおけるコネクタプラグ本体の構成を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかるL型回転同軸コネクタプラグにおける回転取付体の構成を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態にかかるL型回転同軸コネクタプラグにおけるプラグ用筒状絶縁体の構成を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかるL型回転同軸コネクタプラグにおける中心導体の構成を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態にかかるL型回転同軸コネクタプラグにおける中心コンタクトの構成を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態にかかるL型回転同軸コネクタプラグにおけるストッパ板の構成を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施の形態にかかるL型回転同軸コネクタプラグにおけるストッパ板の構成を示す平面図および正面図である。
【図14】従来提案されているL型同軸コネクタプラグを同軸コネクタに取り付けた際の構成を断面図で表した平面図である。
【図15】一般的な同軸コネクタの構成を断面図で表した平面図である。
【図16】特殊な先端形状の同軸コネクタの構成を断面図で表した平面図である。
【図17】特殊な機能を備える同軸コネクタの構成を断面図で表した平面図である。
【符号の説明】
1 L型回転同軸コネクタプラグ、2 コネクタプラグ本体、2a プラグ用収納室、2b コネクタ用収納室、2c カール加工部、2d 嵌合筒状部、2e三角突部、10 コネクタ部、11 コネクタネジ部、12 コネクタ用筒状絶縁体、12a 筒状部本体、12b 環状突部、12c 貫通孔、12d 突部、12e 突部、13 中心コンタクト、13a コンタクト基部、13b 挟持部、13c 延伸部、13d 抱持部、20 プラグ部、21 回転取付体、21a スプリング収納部、21b リング状回転係合部、21c 係止用リング状突起、21d 取付ネジ部、21e 係止突起、21f 突出部、22 中心導体、22a 中心導体部、22b 係合部、22c 嵌入部、22d テーパ部、22e 嵌合部、22f 接続部、23 プラグ用筒状絶縁体、23a嵌挿孔、23b 筒状前部、23c 後部、23d 抱持部収納部、23e 後面壁部、23 該プラグ用筒状絶縁体、25 ストッパ板、25a テーパ部、25b 貫通孔、50 同軸コネクタ、100 L型回転同軸コネクタプラグ、102 コネクタプラグ本体、102a プラグ用収納室、102b コネクタ用収納室、110 コネクタ部、112 コネクタ用筒状絶縁体、113 中心コンタクト、113d 抱持部、120 プラグ部、121e 停止用リング状突起、121 回転取付体、122 中心導体、123 プラグ用筒状絶縁体、125 第2リング状スプリング、150 同軸コネクタ、150a 先端部、160 同軸コネクタ、160a 先端テーパ部、200 ダミー内蔵同軸コネクタ、210 本体部、211 可動絶縁体、213 スイッチ基板、214弾性体

Claims (4)

  1. L字状に形成された本体の一方にコネクタ部が備えられ、他方にプラグ部が備えられたL型同軸コネクタプラグであって、
    前記コネクタ部は、前記本体における断面が略円筒状とされたコネクタ用収納室内に嵌着された絶縁性のコネクタ用筒状絶縁体と、該コネクタ用筒状絶縁体で保持されることにより、前記コネクタ用収納室の略中心軸上に配置された中心コンタクトとからなり、
    前記プラグ部は、断面が略円筒状とされていると共に、前記コネクタ用収納室と略直交して配置された前記本体におけるプラグ用収納室内に嵌着された絶縁性のプラグ用筒状絶縁体と、該プラグ用筒状絶縁体で保持されることにより、前記プラグ用収納室の略中心軸上に配置されて、後端が前記中心コンタクトの後端に電気的に接続されている中心導体と、前記本体の他方における端部に回転可能に固着されていると共に、外部の同軸コネクタに固着可能とされている回転取付体と、前記回転取付体内に配置され、前記中心導体がほぼ中央に形成されている貫通孔に挿通されていると共に、前記中心導体の中途に形成されている係合部に前記貫通孔の周縁が抜け出ないように係合し、周縁部が前記回転取付体の内周面に形成されている係止突起に係止するよう固着されている円板状の絶縁性とされたストッパ板とからなり、
    前記回転取付体を外部の同軸コネクタに取り付けた際に、該同軸コネクタの先端が前記ストッパ板の前面に衝合することにより、前記本体が前記回転取付体に対して回転可能とされていることを特徴とするL型回転同軸コネクタプラグ。
  2. 前記回転取付体の内周面に形成されている前記係止突起の前側がテーパ状に形成されたテーパ状部とされており、このテーパ状部に前記ストッパ板のテーパ状とされている外周縁が当接されて係止されていることを特徴とする請求項1記載のL型回転同軸コネクタプラグ。
  3. 前記本体の先端縁が拡径されるように加工されることにより、前記先端縁が前記回転取付体の内周面に形成されている回転係合部に回転可能に係合されて、前記回転取付体が前記本体に対して回転可能に固着されており、前記回転取付体の内周面と前記本体の先端部における嵌合筒状部の外周面との間にリング状スプリングが介在されていることを特徴とする請求項1記載のL型回転同軸コネクタプラグ。
  4. 前記リング状スプリングは、前記回転取付体の内周面に形成されたスプリング収納部の溝内から抜け出ないように収納されていることを特徴とする請求項1記載のL型回転同軸コネクタプラグ。
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