JP2009093830A - 自在回転同軸端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 上下・左右に自在に回転させることができる自在回転同軸端子を提供する。
【解決手段】 入力コア部10の回転下部および出力コア部11の回転上部のほぼ回転中心に中心コンタクト22が配置されている。コンタクトピン15に一端が接続されている接続板14における回転下部内に延伸された他端の挿通孔内に、中心コンタクト22の下端に設けられている第1の軸部が挿通されて円板状の下部軸受体20に軸支される。また、コネクタピンに一端が接続されている内部導体28における回転上部内に延伸された他端の挿通孔内に、中心コンタクト22の上端に設けられている第2の軸部が挿通されて円板状の上部軸受体23に軸支される。上部軸受体23の上に弾性を有するOリング24が配置されてシールド板25により回転上部が閉塞されることにより、内部導体28および接続板14は中心コンタクト22に圧接されて電気的に確実に接続される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電気信号を導出する壁面等に設けられた端子に連結される自在に回転可能な自在回転同軸端子に関する。
TV信号やCATVなどにおける高周波の電気信号は壁面等に設けられた壁面端子から導出されてテレビジョン受像器やチューナに供給されることが一般的とされている。この壁面端子は同軸プラグが接続される同軸コネクタとされ、一端がテレビジョン受像器やチューナ等に接続されている同軸ケーブルの他端に装着されている同軸プラグが壁面端子に接続されることにより、テレビジョン受像器やチューナにTV信号やCATV信号が入力される。また、分配器や分波器などの筐体にも同軸コネクタが取り付けられており、一端が高周波を出力/入力する機器に接続されている同軸ケーブルの他端に装着されている同軸プラグが同軸コネクタに接続されることにより、高周波信号を入力したり分配あるいは分波した高周波信号を出力している。
ところで、壁面端子に同軸ケーブルの先端に設けられた同軸プラグを装着すると、同軸ケーブルは壁面に対してほぼ垂直に突出するようになって同軸ケーブルが邪魔になったり、同軸ケーブルの取り扱いに支障をきたすことがあった。また、分配器や分波器などに設けられている同軸コネクタに同軸ケーブルの先端に設けられた同軸プラグを装着した場合も同様であって、分配器や分波器の設置場所によっては同軸ケーブルが邪魔になったり、同軸ケーブルの取り扱いに支障をきたすことがあった。そこで、壁面端子や分配器、分波器等の同軸コネクタに装着することで同軸ケーブルを壁面等に沿わせて導出することができるL型回転同軸コネクタプラグが提案されている。
特開2003−45585号公報
従来のL型回転同軸コネクタプラグの構成を示す断面図を図45に示す。図45に示すL型回転同軸コネクタプラグ200は、導電性の例えば金属製とされたL字状のコネクタプラグ本体202からなり、その一端がプラグ部220とされ、プラグ部220にほぼ直交する他端部にコネクタ部210が形成されている。このコネクタ部210は、外周にネジが形成された円筒状のコネクタネジ部211を備えており、このコネクタネジ部211内には、同軸状に中心コンタクト213と、中心コンタクト213を保持するコネクタ用筒状絶縁体212とが収納配置されている。また、プラグ部220は外形が六角形とされた回転取付体221と、回転取付体221に略同軸に配置された中心導体222と、中心導体222を保持するプラグ用筒状絶縁体223とが収納配置されている。プラグ用筒状絶縁体223の前面に位置して、円板状のストッパ板225が収納配置されている。この回転取付体221は、コネクタプラグ本体202に回転可能に固着されており、パネル等に設けられた同軸コネクタ250に螺着される部分である。
このように構成されたL型回転同軸コネクタプラグ200を図45に示すように同軸コネクタ250に螺着した際に、同軸コネクタ250のテーパが形成されて先端の径がすぼめられた先端は、回転取付体221の内側に配置されているストッパ板225の前面に衝合されるようになる。これにより、同軸コネクタ250の径がすぼめられた先端のそれ以上の進入は停止され、同軸コネクタ250の先端とプラグ用筒状絶縁体223との間にはストッパ板225が介在されると共に、ストッパ板225とプラグ用筒状絶縁体223との間には間隙が存在するようになる。これにより、回転取付体221が同軸コネクタ250に螺着されて固着された際に、上記した間隙の存在によりコネクタプラグ本体202は回転取付体221に対して回転可能となり、コネクタプラグ本体202は被取付体である同軸コネクタ250に対して回転可能となる。すなわち、コネクタ部210に同軸ケーブルの先端に設けられた同軸プラグが接続されて、この同軸ケーブルに捻れ等が発生して応力が発生された際には、同軸ケーブルがコネクタプラグ本体202と共に回転して応力が取り除かれるようになる。
このように、L型回転同軸コネクタプラグ200のプラグ部220を同軸コネクタ250に取り付けた状態において、プラグ部220に対してコネクタ部210が回転可能とされていても、コネクタプラグ本体202と回転取付体221との電気的接続は、その間に介在するリング状スプリング224により行われるようになる。これにより、同軸コネクタ250のシェル、回転取付体221およびコネクタプラグ本体202を介して行われるアースの接続が確実に行われるようになる。また、リング状スプリング224は、所定高さを有する係止突起により形成される溝内に収納されているため、平らになるまで押し潰されることはなく、スプリング作用を失うことがないようにされている。
しかしながら、従来のL型回転同軸コネクタプラグにおいてはプラグ部の中心軸をほぼ回転軸として回転することができるものの、プラグ部の中心軸を含む面内においては回転することができないという問題点があった。
そこで、本発明は上下・左右に自在に回転させることができる自在回転同軸端子を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の自在回転同軸端子は、回転下部および回転上部のほぼ回転中心に中心コンタクトが配置され、コンタクトピンに一端が接続されている接続板における回転下部内に延伸された他端の挿通孔内に、中心コンタクトの下端に設けられている第1の軸部が挿通されて回転下部内に配置された円板状の下部軸受体に軸支されると共に、コネクタピンに一端が接続されている内部導体における回転上部内に延伸された他端の挿通孔内に、中心コンタクトの上端に設けられている第2の軸部が挿通されて回転上部内に配置された円板状の上部軸受体に軸支されていることを最も主要な特徴としている。
本発明は、回転下部および回転上部のほぼ回転中心に中心コンタクトが配置され、コンタクトピンに一端が接続されている接続板における回転下部内に延伸された他端の挿通孔内に、中心コンタクトの下端に設けられている第1の軸部が挿通されて回転下部内に配置された円板状の下部軸受体に軸支されると共に、コネクタピンに一端が接続されている内部導体における回転上部内に延伸された他端の挿通孔内に、中心コンタクトの上端に設けられている第2の軸部が挿通されて回転上部内に配置された円板状の上部軸受体に軸支されていることから、コンタクトピンが中心コンタクトを介してコネクタピンと接続される状態が維持されながら回転下部に対して回転上部を回転することができる。また、入力コア部における円筒保持部の周側面に回転可能に回転シェル部が取り付けられていることから、コンタクトピンおよび回転シェル部により構成されるプラグ部が壁面端子等に装着された際に、プラグ部に対してコネクタ部を上下・左右に自在に回転させることができるようになる。
本発明の第1実施例の自在回転同軸端子の外観の構成を示す斜視図を図1に示す。図1に示す自在回転同軸端子1は、同軸ケーブルの先端に設けられた同軸プラグを装着することのできるコネクタ部12が一端に備えられており、他端に壁面や機器の筐体に設けられた同軸コネクタに装着することのできるプラグ部13が備えられており、中央部に入力コア部10と出力コア部11とが備えられている。プラグ部13と一体に形成されている入力コア部10に対して、コネクタ部12と一体に形成されている出力コア部11は約180°の角度範囲で回転可能に構成されている。また、プラグ部13が壁面や機器の筐体に設けられた同軸コネクタに装着された際に、入力コア部10,出力コア部11およびコネクタ部12をプラグ部13の中心軸をほぼ回転軸として約360°回転させることができる。なお、第1実施例の自在回転同軸端子1におけるコネクタ部12およびプラグ部13はF型同軸端子としている。
第1実施例の自在回転同軸端子1を壁面端子100に装着した状態を図2に示す。この場合、壁面端子100は同軸コネクタを備えており、この同軸コネクタに自在回転同軸端子1のプラグ部13が装着される。この装着状態が図2の実線で示す状態の場合は、コネクタ部12を破線で示すように左右に約180°の角度範囲で回転させることができ、例えば約90°回転させた状態において、壁面端子100の面にほぼ平行に360°回転させることができる。このように、コネクタ部12を上下・左右に自在に回転させることができ、コネクタ部12に装着された同軸プラグから導出されている同軸ケーブルを自在回転同軸端子1から任意の引出角度で導出することができるようになる。従って、同軸ケーブルを任意の角度および配置で取り扱えるようになる。
次に、本発明にかかる第1実施例の自在回転同軸端子1の構成を示す分解組立図を図3に、自在回転同軸端子1をほぼ中心軸に沿って切断した自在回転同軸端子1の構成を示す断面図を図4に示す。また、図7ないし図29に自在回転同軸端子1を構成する各部品の構成を示す。ただし、図7,図8,図9,図10,図11は第1実施例の自在回転同軸端子1における入力コア部10の構成を示す正面図、平面図、側面図、断面図で表した正面図、下面図であり、図12,図13,図14,図15,図16,図17は第1実施例の自在回転同軸端子1にかかる出力コア部11の構成を示す正面図、平面図、左側面図、a−a線で切断した断面図で示す右側面図、b−b線で切断した断面図で示す正面図、c−c線で切断した断面図で示す平面図であり、図18(a)(b)は第1実施例の自在回転同軸端子1にかかるシールド板25の構成を示す平面図、正面図であり、図19(a)(b)は第1実施例の自在回転同軸端子1にかかるOリング24の構成を示す平面図、断面図で示す正面図であり、図20(a)(b)は第1実施例の自在回転同軸端子1にかかる上部軸受体23の構成を示す平面図、断面図で示す正面図であり、図21(a)(b)は第1実施例の自在回転同軸端子1にかかる中心コンタクト22の構成を示す正面図、平面図であり、図22(a)(b)(c)および図23は第1実施例の自在回転同軸端子1にかかるピン支持体21の構成を示す平面図、正面図、下面図、断面図で示す正面図であり、図24(a)(b)は第1実施例の自在回転同軸端子1にかかる下部軸受体20の構成を示す平面図、断面図で示す正面図であり、図25(a)(b)(c)は第1実施例の自在回転同軸端子1にかかる接続板14の構成を示す正面図、平面図、側面図であり、図26(a)(b)(c)(d)は第1実施例の自在回転同軸端子1にかかるコンタクトピン15の構成を示す正面図、左側面図、右側面図、断面図で示す正面図であり、図27(a)(b)(c)は第1実施例の自在回転同軸端子1にかかる絶縁支持体16の構成を示す平面図、断面図で示す正面図、下面図であり、図28,図29は第1実施例の自在回転同軸端子1にかかる回転シェル部18の構成を示す平面図、断面図で示す正面図であり、図30(a)(b)は第1実施例の自在回転同軸端子1にかかる同じ構成とされている第1リング状バネ17および第2リング状バネ19の構成を示す斜視図および平面図である。
まず、図7ないし図29に示す各部品図について説明すると、金属製とされた入力コア部10は図7ないし図11に示すように下面が閉じた円筒状の回転下部10aを有し、回転下部10aの側部に連接されて円筒状の円筒保持部10cが形成されて構成されている。回転下部10aの上縁からは厚みが薄くされたリング状の係合リング部10bが形成されている。係合リング部10bの内径は回転下部10aの内径と等しくされ、その外径は回転下部10aの外径より小さくされている。回転下部10aの内側に形成されている収納部において下部の内径が若干小さくされて、リング状の段部10fが内周面に形成されている。円筒保持部10cの中心軸は回転下部10aの中心軸に対して略直交しており、円筒保持部10cの外周面における回転下部10aよりにリング状のリング状突出部10eが形成されている。また、円筒保持部10cの前面からは厚みが薄くされたリング状の突出部10dが段差を持って形成されている。突出部10dの内径は円筒保持部10cの内径と等しくされ、その外径は円筒保持部10cの外径より小さくされている。また、円筒保持部10cに形成されている収納孔10hと回転下部10aの収納部とを連通する挿通孔10gが回転下部10aの側壁の一部を切り取って図9,図10に示すように形成されている。さらに、回転下部10aとの境界における円筒保持部10cの両側に切欠部10iが設けられて約45°の斜面が形成されている。
また、金属製とされた出力コア部11は、図12ないし図17に示すように嵌合孔11hが形成されている円筒状の回転上部11aを有し、回転上部11aの側部に連接されて円筒状のコネクタシェル11bが形成されて構成されている。回転上部11aの上端の内周面の径が若干大きくされて段部11eが形成されており、回転上部11aの内周面の下端部に下縁に向かって内径が次第に小さくされているリング状テーパ部11dが形成されている。コネクタシェル11bの中心軸は回転上部11aの中心軸に対して略直交しており、コネクタシェル11bの外周面には同軸プラグが螺着されるネジ部11cが形成されており、コネクタシェル11bの内周面の回転上部11aよりに一対の三角状突起11gが対面して形成されている。三角状突起11gの尖った先端は外方を向いており、コネクタシェル11bの前方から挿入されたピン保持体26が所定角度で挿入されるよう案内している。また、コネクタシェル11bに形成されている貫通孔11fと回転上部11aの嵌合孔11hとは連通されている。さらに、回転上部11aとの境界におけるコネクタシェル11bの両側に切欠部11iが設けられて約45°の斜面が形成されている。
次に、金属製とされたシールド板25は、図18(a)(b)に示すように円板状に形成されている。シールド板25は、出力コア部11における回転上部11aの嵌合孔11hの上部を閉塞するよう回転上部11aの上端に嵌合される。シールド板25の外径は回転上部11aの上端の内周面の径とほぼ等しくされており、嵌合孔11hに上から圧入された際に段部11eに係合するようになる。
次に、ゴム等の弾性を有する素材からなるOリング24は、図19(a)(b)に示すようにリング状に形成されており、その断面形状はほぼ円形とされている。Oリング24の外径は回転上部11aにおける嵌合孔11hの内径より小さくされ、Oリング24の内径は上部軸受体23における突出部23bの外径より大きくされている。
次に、合成樹脂製とされた絶縁性の上部軸受体23は、図20(a)(b)に示すように円板状の本体部23aを有し、本体部23aの上面には径が小さくされた突出部23bが形成されている。また、上部軸受体23の中心を貫通するよう挿通孔23cが形成されている。挿通孔23cには中心コンタクト22における上部の軸部22bが挿通されて、上部軸受体23は中心コンタクト22を回転可能に軸支することができる。
次に、金属製とされた中心コンタクト22は、図21(a)(b)に示すように丸棒状の本体部22aを有し、本体部22aの上面と下面から突出する一対の軸部22bを備えている。本体部23aの長さは、ピン支持体21の高さとほぼ同じ長さとされ、軸部22bは先に行くほど若干径が細くなるようテーパ状に形成されている。
次に、合成樹脂製とされた絶縁性のピン支持体21は、図22(a)(b)(c)および図23に示すように円板状の上部円板部21aと円板状の下部円板部21cとを有し、上部円板部21aと下部円板部21cとは円筒状の接続筒21dにより連接されて一体に形成されている。また、ピン支持体21の中心を貫通するよう挿通孔21bが形成されている。挿通孔21bの内径は中心コンタクト22の本体部23aの外径とほぼ等しくされて、挿通孔21b内には中心コンタクト22が嵌挿される。
次に、合成樹脂製とされた絶縁性の下部軸受体20は、図24(a)(b)に示すように円板状の本体部20aを有し、本体部20aの中心を貫通するよう挿通孔20bが形成されている。挿通孔20bには中心コンタクト22における下部の軸部22bが挿通され、下部軸受体20は中心コンタクト22を回転可能に軸支することができる。
次に、金属製の接続板14は、図25(a)(b)(c)に示すように細長い金属板を折曲して形成されている。接続板14は、本体部14aと、本体部14aからほぼ直交するよう折曲された折曲部14bと、折曲部14bからほぼ直交すると共に本体部14aにほぼ平行になるよう折曲された挿入部14cを有している。本体部23aの先端部には中心コンタクト22における下部の軸部22bが挿通される挿通孔14dが形成されている。また、細長い平板状の挿入部14cは先端の角が面取りされておりコンタクトピン15の挿通溝15eに嵌挿されてコンタクトピン15と電気的に接続される。
次に、金属製のコンタクトピン15は、図26(a)(b)(c)(d)に示すように細長い金属製の丸棒を加工して形成されている。コンタクトピン15は、基部15bと、基部15bの先端からテーパ部15dにより径が細くされて延伸された挿通部15aとを有している。基部15bの外周面のほぼ中央には断面がくさび状とされたリング状の係合部15cが形成されており、ほぼ中心軸に沿って溝を切ることにより挿通溝15eが形成されている。係合部15cは、絶縁支持体16の貫通孔16b内にコンタクトピン15が挿通部15aから挿通された際に、基部15bが挿通方向と逆方向に抜け出ないように貫通孔16bの内周面に喰い込んで係合する。また、挿通溝15eには接続板14の挿入部14cが圧入されてコンタクトピン15は接続板14に電気的に接続される。先端部にテーパが設けられて先端に行くほど径が細くされた挿通部15aは、同軸コネクタに自在回転同軸端子1を装着した際に同軸コネクタ内に挿入されて、コンタクトピン15と同軸コネクタとが電気的に接続される。
次に、合成樹脂製とされた絶縁性の絶縁支持体16は、図27(a)(b)(c)に示すように円筒状の本体部16aを有し、本体部16aのほぼ中心には貫通孔16bが形成され、本体部16aの外径は入力コア部10における円筒保持部10cの収納孔10hの内径とほぼ等しくされている。本体部16aの上面からは径が小さくされた円形の突出部16cが形成され、突出部16cの内周面にテーパ部16dが形成されて、貫通孔16bの先端部の径がテーパ部16dにより狭められている。また、本体部16aの下面には円形の孔部からなる拡径部16eが形成されて、貫通孔16bの下部の径が拡径されている。絶縁支持体16にはコンタクトピン15が挿通され、貫通孔16b内にコンタクトピン15の基部15bが位置するようになる。この際に、コンタクトピン15におけるテーパ部15dが貫通孔16bにおけるテーパ部16dに当接するようになる。そして、コンタクトピン15の挿通部15aは突出部16cの前面から突出し、基部15bにおける係合部15cの作用によりコンタクトピン15は貫通孔16b内から抜け出ないようになる。
次に、金属製とされた回転シェル部18は、図28および図29に示すように円筒状の本体部18aを有している。本体部18aの外周面はローレット加工されて滑り止めされている。本体部18aの一端の内周面にはリング状に内側に突出する第1リング状突起18cが形成されており、その奥にリング状に内側に突出する第2リング状突起18dが形成されている。第1リング状突起18cと第2リング状突起18dとの間に形成された第1バネ収納部18bには第2リング状バネ19が嵌挿され、第2リング状突起18dの内周面にはネジが形成されている。第2リング状突起18dに隣接してリング状に内側に突出する第3リング状突起18eが形成されている。第3リング状突起18eの高さは第2リング状突起18dより高くされている。回転シェル部18の他端には厚みが薄くされたリング状のリング状カシメ片18gが形成されている。第3リング状突起18eとリング状カシメ片18gとの間は第1リング状バネ17が嵌挿される第2バネ収納部18fとされている。
次に、リン青銅等の弾性を有する金属製とされた第1リング状バネ17および第2リング状バネ19は図30(a)(b)に示すように薄板とされたリン青銅等の金属板をリング状に加工した本体部17aを有し、本体部17aには左右の縁を除いて所定間隔毎に略矩形状の切欠17bが形成されている。本体部17aの中央部は内側に向かって屈曲されており切欠17bと切欠17bとの間の屈曲されている部位がバネとして作用している。
図3および図4に戻り、自在回転同軸端子1の組み立てについて説明する。まず、コンタクトピン15の挿通溝15eに接続板14の挿入部14cを圧入させ、この状態のコンタクトピン15を絶縁支持体16の貫通孔16b内に後ろ側から嵌入する。これにより、貫通孔16b内にコンタクトピン15の基部15bが位置するようになって、コンタクトピン15におけるテーパ部15dが貫通孔16bにおけるテーパ部16dに当接するようになる。そして、コンタクトピン15の挿通部15aは突出部16cの前面から突出し、挿通溝15eに挿入部14cが圧入された接続板14は突出部16cの後面から突出する。また、基部15bにおける係合部15cの作用によりコンタクトピン15は貫通孔16b内から抜け出ないようになる。次いで、コンタクトピンが固着された絶縁支持体16を入力コア部10における円筒保持部10cの収納孔10h内に前方から嵌入する。これにより、絶縁支持体16の本体部16aの下縁が回転下部10aの側壁に当接するようになる。
また、突出部16cの後面から突出している接続板14は、挿通孔10gを通過して回転下部10a内に位置する。この場合、事前に回転下部10a内に下部軸受体20が収納されており、回転下部10a内に進入した接続板14は下部軸受体20上に位置するようになる。この際に、接続板14における挿通孔14dと下部軸受体20における挿通孔20bとの位置をほぼ一致させる。入力コア部10における回転下部10a内に下部軸受体20を収納する場合、下部軸受体20の径は回転下部10aの上部の内周面の径にほぼ等しくされ、下部軸受体20の下部の周縁が回転下部10aの内部に形成された段部10fに当接し、回転下部10aに対して下部軸受体20の面が平行に収納されるようになる。
次に、回転シェル部18の第1リング状突起18cと第2リング状突起18dとの間の第1バネ収納部18bに第2リング状バネ19を嵌挿すると共に、第3リング状突起18eとリング状カシメ片18gとの間の第2バネ収納部18fに第1リング状バネ17を配置する。この状態の回転シェル部18を入力コア部10における円筒保持部10cの前面から挿入し、リング状カシメ片18gが内側にカシメられるようにカシメ加工を施す。これにより、カシメ加工されたリング状カシメ片18gに円筒保持部10cの外周面に形成されているリング状突出部10eが係合するようになり、回転シェル部18は円筒保持部10cから抜け出ることなく入力コア部10における円筒保持部10cに回転可能に取り付けられるようになる。また、第1リング状バネ17が円筒保持部10cの外周面と回転シェル部18の内周面とに弾性的に接触しながら介在していることにより、所定の摺動力を持って回転シェル部18を円筒保持部10cに対して回転することができるようになる。これによりプラグ部13が構成され、プラグ部13を壁面や機器に設けられた同軸コネクタに装着した際に、第2リング状バネ19が同軸コネクタの外周面に弾性的に接触するようになる。
次に、入力コア部10における回転下部10aの上に、出力コア部11における回転上部11aを嵌合する。そして、回転下部10aの上端に形成されている係合リング部10bの形が拡径されるようにカシメ加工を施す。これにより、図4に示すように係合リング部10bの先端部が外方へ向かうようにカシメられて回転上部11aの下端の内周面に形成されているリング状テーパ部11dに係合するようになる。これにより、回転下部10aから回転上部11aが抜け出ることなく出力コア部11は入力コア部10に対して回転可能となる。この場合、入力コア部10における回転下部10aとの境界における円筒保持部10cの両側に切欠部10iが設けられており、出力コア部11における回転上部11aとの境界におけるコネクタシェル11bの両側にも切欠部11iが設けられていることから、切欠部10iと切欠部11iとが接するまでの約180°の角度範囲で出力コア部11は入力コア部10に対して回転可能となる。次いで、中心コンタクト22が挿通孔21b内に嵌入されたピン支持体21を回転上部11aの上から挿入されて、中心コンタクト22の下部の軸部22bが接続板14における挿通孔14dと下部軸受体20における挿通孔20bとに挿入される。この場合、ピン支持体21における下部円板部21cの径は回転下部10aの内周の径にほぼ等しくされ、ピン支持体21における上部円板部21aの径は回転上部11aの内周の径にほぼ等しくされている。
次いで、出力コア部11における外周面にネジ部11cが設けられているコネクタシェル11bの貫通孔11f内に、コネクタピン27をほぼ中心軸に沿って保持するピン保持体26の前面から嵌入していく。この場合、コネクタシェル11bの貫通孔11f内の奥に対向して2つ形成されている三角状突起11gの三角状の壁に沿って、ピン保持体26の外周面に形成されている突部が案内されるようになる。このため、ピン保持体26はコネクタシェル11bの貫通孔11f内において所定の角度で位置決めされて嵌着されるようになる。このように位置決めされることから、コネクタピン27の下端から後方へ延伸されている内部導体28がピン支持体21における上部円板部21aの上面に位置するようになる。この際に、内部導体28の先端部に設けられている図示しない挿通孔に中心コンタクト22の上部の軸部22bが挿通される。
次いで、上部軸受体23を回転上部11aの上から挿入して、上部軸受体23の挿通孔23cに中心コンタクト22の上部の軸部22bを挿入する。上部軸受体23の径は回転上部11aの内周面の径とほぼ等しくされている。さらに、上部軸受体23における突出部23bを取り囲むようにOリング24を配置し、その上からシールド板25を回転上部11aに圧入すると共にカシメ加工を施して回転上部11aの上面を閉塞する。この際に、Oリング24の弾性力により上部軸受体23が下方へ押圧され上部軸受体23により内部導体28が中心コンタクト22に圧接されると共に、中心コンタクト22も下方へ押圧されることから中心コンタクト22は接続板14に圧接されることになり、接続板14と内部導体28とは中心コンタクト22を介して電気的に確実に接続されるようになる。このようにして自在回転同軸端子1を組み立てることができ、組み立てられた自在回転同軸端子1の構造が図4に断面図で示されている。
また、組み立てられた自在回転同軸端子1における入力コア部10および出力コア部11の部分を拡大して示す平面図を図5に、その下面図を図6に示す。
図5に示すように、シールド板25が上縁に嵌着されている出力コア部11の側周面と対面する入力コア部10における面は円弧状に形成されて、出力コア部11の側周面と入力コア部10との間にはクリアランスCが形成されるようになる。また、図6に示すように、入力コア部10の側周面と対面する出力コア部11における面も円弧状に形成されて、入力コア部10の側周面と出力コア部11との間にもクリアランスCが形成されるようになる。これにより、入力コア部10に対して出力コア部11は回転可能となり、入力コア部10に形成されている切欠部10iに出力コア部11に形成されている切欠部11iが当接する約180°の角度範囲で回転できるようになる。
図4に示す自在回転同軸端子1を図2に示すように壁面端子100の同軸コネクタに装着する場合は、プラグ部13を同軸コネクタに圧接するとプラグ部13内に同軸コネクタの前部が挿入され、回転シェル部18を回転することにより第2リング状突起18dの内周面に形成されているネジ部が同軸コネクタの外周面に設けられているネジ部に螺着される。これにより同軸コネクタに自在回転同軸端子1が装着され、同軸コネクタの先端は回転シェル部18における第3リング状突起18eの前面に当接するようになる。ここで、入力コア部10および出力コア部11を把持してプラグ部13の中心軸を回転軸として回転させると、入力コア部10の円筒保持部10cの外周面が第1リング状バネ17に弾性的に摺接しながら回転するようになる。また、コネクタ部12を把持して中心コンタクト22の中心軸に対してほぼ直交する面内で回転させると、中心コンタクト22のほぼ中心軸を回転軸として出力コア部11が入力コア部10に対して回転するようになる。この2つの回転を組み合わせることにより、コネクタ部12の方向を壁面端子100の面に平行な面内において約360°回転することができると共に、壁面端子100の面に垂直な面内において約180°回転することができる。これにより、コネクタ部12に装着された同軸プラグから導出されている同軸ケーブルを上下・左右に自在に回転させて任意の引出方向とすることができるようになる。
次に、本発明の第2実施例の自在回転同軸端子2の外観の構成を示す斜視図を図31に示す。図31に示す第2実施例の自在回転同軸端子2は、一端から同軸ケーブルとされているケーブル32が導出されており、他端に壁面や機器の筐体に設けられた同軸コネクタに装着することのできるプラグ部13が備えられており、中央部に入力コア部10と出力コア部31とが備えられている。プラグ部13と一体に形成されている入力コア部10に対して、ケーブル32が導出されている出力コア部31は約180°の角度範囲で回転可能に構成されている。また、プラグ部13が壁面や機器の筐体に設けられた同軸コネクタに装着された際に、入力コア部10,出力コア部31をプラグ部13のほぼ中心軸を回転軸として約360°回転させることができる。
第2実施例の自在回転同軸端子2を壁面端子100に装着した状態を図32に示す。この場合、壁面端子100は同軸コネクタを備えており、この同軸コネクタに自在回転同軸端子2のプラグ部13が装着される。この装着状態において、ケーブル32が導出されている出力コア部31をプラグ部13に対して左右に約180°の角度範囲で回転させることができ、例えば約90°回転させた状態において、壁面端子100の面にほぼ平行に360°回転させることができる。このように、ケーブル32が導出されている出力コア部31を上下・左右に自在に回転させることができ、ケーブル32を自在回転同軸端子2から任意の引出角度で導出することができるようになる。従って、ケーブル32を任意の角度および配置で取り扱えるようになる。
次に、本発明にかかる第2実施例の自在回転同軸端子2の構成を示す分解組立図を図33に、自在回転同軸端子2をほぼ中心軸に沿って切断した自在回転同軸端子2の構成を示す断面図を図34に示す。第2実施例の自在回転同軸端子2を構成する各部品の多くは第1実施例の自在回転同軸端子1と共通にされている。具体的には、出力コア部31と中心コンタクト42を除いて第1実施例の自在回転同軸端子1の各部品と共通とされている。ただし、ピン保持体26および内部導体28からなるコネクタ部12の替わりにケーブル32が用いられている。そこで、図35ないし図40に第2実施例の自在回転同軸端子2を構成する出力コア部31と中心コンタクト42の構成を示す。ただし、図35,図36,図37,図38,図39は第2実施例の自在回転同軸端子2における出力コア部31の構成を示す平面図、正面図、左側面図、e−e線で切断した断面図で表した右側面図、d−d線で切断した断面図で示す正面図であり、図40(a)(b)(c)(d)(e)は第2実施例の自在回転同軸端子2における中心コンタクト42の構成を示す正面図、平面図、下面図、g−g線で切断した断面図で表した正面図、f−f線で切断した断面図で示す正面図である。
図35ないし図40に示す第2実施例の自在回転同軸端子2を構成する出力コア部31と中心コンタクト42の構成を説明する。金属製とされた出力コア部31は、図35ないし図39に示すように円形とされた嵌合孔31gが形成されている円筒状の回転上部31aを有し、回転上部31aの側部から円筒状の円筒突出部31bが延伸されている。回転上部31aの上端の内周面の径が若干大きくされて段部31eが形成されており、回転上部31aの内周面の下端部に下縁に向かって内径が次第に小さくされているリング状テーパ部31dが形成されている。円筒突出部31bの中心軸は回転上部31aの中心軸に対して略直交しており、円筒突出部31bには貫通孔31fが形成されており、貫通孔31fの内周面にはネジが形成されている。また、貫通孔31fと嵌合孔31gとを連通させる連通孔31cが回転上部31aの側壁に形成されている。
また、金属製とされた中心コンタクト42は、図40(a)〜(e)に示すように丸棒状の本体部42aを有し、本体部42aの下面から突出する軸部42bを備えている。本体部23aの長さは、ピン支持体21の高さとほぼ同じ長さとされ、軸部42bは先に行くほど若干径が細くなるようテーパ状に形成されている。本体部42aの上部のほぼ中央には切溝42dが設けられて、一対の案内片42cが形成されている。また、本体部42aの上面から中心軸にほぼ沿って所定深さの挿入孔42eが形成されている。挿入孔42eには、ケーブル32の中心導体32aの先端部が挿入されて中心コンタクト42とケーブル32の中心導体32aとが電的に接続される。なお、中心導体32aが挿入孔42eに挿入される際に切溝42d内に中心導体32aが挿入されて一対の案内片42cで案内される。
入力コア部10、接続板14、コンタクトピン15、絶縁支持体16、第1リング状バネ17、回転シェル部18、第2リング状バネ19、下部軸受体20、ピン支持体21、上部軸受体23、Oリング24、シールド板25の構成は前述したとおりであるのでその説明は省略する。
図33および図34に戻り、第2実施例の自在回転同軸端子2の組み立てについて説明する。プラグ部13の組立は第1実施例の自在回転同軸端子1と同様であるので省略する。
プラグ部13が組み立てられる際に、絶縁支持体16の突出部16cの後面から突出している接続板14は、挿通孔10gを通過して回転下部10a内に位置する。この場合、事前に回転下部10a内に下部軸受体20が収納されており、回転下部10a内に進入した接続板14は下部軸受体20上に位置するようになる。この際に、接続板14における挿通孔14dと下部軸受体20における挿通孔20bとの位置をほぼ一致させる。入力コア部10における回転下部10a内に下部軸受体20を収納する場合、下部軸受体20の径は回転下部10aの上部の内周面の径にほぼ等しくされ、下部軸受体20の下部の周縁が回転下部10aの内部に形成された段部10fに当接し、回転下部10aに対して下部軸受体20の面が平行に収納されるようになる。
この状態の入力コア部10における回転下部10aの上に、出力コア部31における回転上部31aを嵌合する。そして、回転下部10aの上端に形成されている係合リング部10bの形が拡径されるようにカシメ加工を施す。これにより、図34に示すように係合リング部10bの先端部が外方へ向かうようにカシメられて回転上部31aの下端の内周面に形成されているリング状テーパ部31dに係合するようになる。これにより、回転下部10aから回転上部31aが抜け出ることなく出力コア部31は入力コア部10に対して回転可能となる。この場合、約180°の角度範囲で出力コア部31は入力コア部10に対して回転可能となる。次いで、ピン支持体21を回転上部31aの上から挿入する。この場合、ピン支持体21における下部円板部21cの径は回転下部10aの内周の径にほぼ等しくされ、ピン支持体21における上部円板部21aの径は回転上部31aの内周の径にほぼ等しくされている。次いで、出力コア部31における円筒突出部31bの貫通孔31f内に外部からケーブル32をねじ込んでいく。この場合、ケーブル32の先端部の外被を除去して外部導体32bを露出しておくと共に、中心導体32aを所定長さだけ露出させておく。さらに、中心導体32aの先端を中心コンタクト42の挿入孔42e内に挿入して中心コンタクト42にカシメ加工を施すことにより、中心導体32aを中心コンタクト42に機械的および電気的に接続しておく。
貫通孔31f内にケーブル32がねじ込まれると、その外部導体32bは円筒突出部31bに電気的に接続され、その中心導体32aは屈曲されて先端に固着されている中心コンタクト42がピン支持体21の挿通孔21bに挿通される。この場合、中心コンタクト42の下部の軸部42bが接続板14における挿通孔14dと下部軸受体20における挿通孔20bとに挿入される。そして、上部軸受体23を回転上部31aの上から挿入するが、上部軸受体23の径は回転上部31aの内周面の径とほぼ等しくされている。さらに、上部軸受体23における突出部23bを取り囲むようにOリング24を配置し、その上からシールド板25を回転上部31aに圧入すると共にカシメ加工を施して回転上部31aの上面を閉塞する。この際に、Oリング24の弾性力により上部軸受体23が下方へ押圧され、この上部軸受体23により中心コンタクト42が下方へ押圧されることから中心コンタクト42は接続板14に圧接されることになり、接続板14とケーブル32の中心導体32aとは中心コンタクト42を介して電気的に確実に接続されるようになる。このようにして自在回転同軸端子2を組み立てることができ、組み立てられた第2実施例の自在回転同軸端子2の構造が図34に断面図で示されている。
図34に示す第2実施例の自在回転同軸端子2を図32に示すように壁面端子100の同軸コネクタに装着する場合は、プラグ部13を同軸コネクタに圧接するとプラグ部13内に同軸コネクタの前部が挿入され、回転シェル部18を回転することにより第2リング状突起18dの内周面に形成されているネジ部が同軸コネクタのネジ部に螺着される。これにより同軸コネクタに自在回転同軸端子1が装着され、同軸コネクタの先端は回転シェル部18における第3リング状突起18eの前面に当接するようになる。ここで、入力コア部10および出力コア部31を把持してプラグ部13のほぼ中心軸を回転軸として回転させると、入力コア部10の円筒保持部10cの外周面が第1リング状バネ17に弾性的に摺接しながら回転するようになる。また、ケーブル32を把持して中心コンタクト42の中心軸に対してほぼ直交する面内で回転させると、中心コンタクト42のほぼ中心軸を回転軸として出力コア部31が入力コア部10に対して回転するようになる。この2つの回転を組み合わせることにより、ケーブル32の方向を壁面端子100の面に平行な面内において約360°回転することができると共に、壁面端子100の面に垂直な面内において約180°回転することができる。これにより、ケーブル32を上下・左右に自在に回転させて任意の引出方向とすることができるようになる。
なお、第2実施例の自在回転同軸端子2におけるプラグ部13はF型同軸端子としている。
次に、本発明の第3実施例の自在回転同軸端子3の外観の構成を示す斜視図を図41に示す。図41に示す第3実施例の自在回転同軸端子3は、同軸ケーブルの先端に設けられた同軸プラグを装着することのできる第1コネクタ部52が一端に、同軸ケーブルの先端に設けられた同軸プラグを装着することのできる第2コネクタ部53が他端に備えられた中継端子とされている。自在回転同軸端子3の中央部には、入力コア部50と出力コア部11とが備えられて第2コネクタ部53と一体に形成されている入力コア部50に対して、第1コネクタ部52と一体に形成されている出力コア部11は約180°の角度範囲で回転可能に構成されている。なお、第3実施例の自在回転同軸端子3における第1コネクタ部52および第2コネクタ部53はF型同軸端子としている。
また、本発明の第4実施例の自在回転同軸端子4の外観の構成を示す斜視図を図42に示す。図42に示す第4実施例の自在回転同軸端子4は、同軸ケーブルの先端に設けられた同軸プラグを装着することのできる第1コネクタ部72が一端に、同軸ケーブルの先端に設けられた同軸プラグを装着することのできる第2コネクタ部73が他端に備えられた中継端子とされている。自在回転同軸端子4の中央部には、入力コア部70と出力コア部11とが備えられて第2コネクタ部73と一体に形成されている入力コア部70に対して、第1コネクタ部72と一体に形成されている出力コア部11は約180°の角度範囲で回転可能に構成されている。なお、第4実施例の自在回転同軸端子4における第1コネクタ部72はF型同軸端子としており、第2コネクタ部73はF型同軸端子より外径が大きくされた同軸端子であり、ここではR型同軸端子と呼ぶものとする。
次に、本発明にかかる第3実施例の自在回転同軸端子3の構成を示す分解組立図を図43に示す。第3実施例の自在回転同軸端子3の構成は、第1実施例の自在回転同軸端子1の構成におけるプラグ部13を第2コネクタ部53としている構成を除いて共通とされている。また、第3実施例の自在回転同軸端子3における第1コネクタ部52の構成は、第1実施例の自在回転同軸端子1におけるコネクタ部12の構成と同様とされ、第1コネクタ部52と第2コネクタ部53の構成も同様とされている。
すなわち、第2コネクタ部53の組み立てでは、入力コア部50における外周面にネジ部が設けられているコネクタシェル50bの貫通孔内に、コネクタピンをほぼ中心軸に沿って保持するピン保持体66bを前面から嵌入していく。この場合、コネクタシェル50bの貫通孔内の奥に対向して2つ形成されている三角状突起の三角状の壁に沿って、ピン保持体66bの外周面に形成されている突部が案内されるようになる。このため、ピン保持体66bはコネクタシェル50bの貫通孔内において所定の角度で位置決めされて嵌着されるようになる。このように位置決めされることから、コネクタピンの下端から後方へ延伸されている内部導体68bが下部軸受体20の上面に位置するようになる。
入力コア部50と出力コア部11の組み立ておよび第1コネクタ部52の組み立てについては、第1実施例の自在回転同軸端子1と同様とされているので、その説明は省略する。
このように構成された第3実施例の自在回転同軸端子3において、第1コネクタ部52に同軸ケーブルの先端に設けられたF型同軸プラグを装着すると共に、第2コネクタ部53に同軸ケーブルの先端に設けられたF型同軸プラグを装着する。この状態において、中心コンタクト22の中心軸に対してほぼ直交する面内で回転させると、中心コンタクト22のほぼ中心軸を回転軸として出力コア部11が入力コア部50に対して約180°の回転角度の範囲で回転するようになる。これにより、第3実施例の自在回転同軸端子3を2本の同軸ケーブルの中継端子として用いた際に、2本の同軸ケーブルの角度を任意の角度で中継することができるようになる。
次に、本発明にかかる第4実施例の自在回転同軸端子4の構成を示す分解組立図を図44に示す。第4実施例の自在回転同軸端子4の構成は、第1実施例の自在回転同軸端子1の構成におけるプラグ部13を第2コネクタ部73としている構成を除いて共通とされている。また、第4実施例の自在回転同軸端子4における第1コネクタ部72の構成は、第1実施例の自在回転同軸端子1におけるコネクタ部12の構成と同様とされている。
すなわち、第2コネクタ部73の組み立てでは、入力コア部70における円筒状の第1シェル70bの貫通孔内に、コネクタピンをほぼ中心軸に沿って保持するピン保持体86bを前面から嵌入していく。第1シェル70bの貫通孔内の構成はコネクタシェル11bの貫通孔11fの構成と同様とされており、第1シェル70bの貫通孔内の奥に対向して2つ形成されている三角状突起の三角状の壁に沿って、ピン保持体86bの外周面に形成されている突部が案内されるようになる。このため、ピン保持体86bは第1シェル70bの貫通孔内において所定の角度で位置決めされて嵌着されるようになる。このように位置決めされることから、コネクタピンの下端から後方へ延伸されている内部導体88bが下部軸受体20の上面に位置するようになる。次いで、第1シェル70bに外周面にネジ部が設けられている第2シェル74を嵌挿して、第2シェル74を第1シェル70bに固着する。
入力コア部70と出力コア部11の組み立ておよび第1コネクタ部72の組み立てについては、第1実施例の自在回転同軸端子1と同様とされているので、その説明は省略する。
このように構成された第4実施例の自在回転同軸端子4において、第1コネクタ部72に同軸ケーブルの先端に設けられたF型同軸プラグを装着すると共に、第2コネクタ部73に同軸ケーブルの先端に設けられたR型同軸プラグを装着する。この状態において、中心コンタクト22の中心軸に対してほぼ直交する面内で回転させると、中心コンタクト22を回転軸として出力コア部11が入力コア部70に対して約180°の回転角度の範囲で回転することができる。これにより、第4実施例の自在回転同軸端子4を2本の同軸ケーブルの中継端子として用いた際に、2本の同軸ケーブルの角度を任意の角度で中継することができるようになる。
以上説明した本発明にかかる第1実施例の自在回転同軸端子1および第2実施例の自在回転同軸端子2におけるコネクタ部12およびプラグ部13はF型同軸端子としており、第3実施例の自在回転同軸端子3および第4実施例の自在回転同軸端子4における第1コネクタ部52、第2コネクタ部53および第1コネクタ部72もF型同軸端子としている。さらに、第4実施例の自在回転同軸端子4における第2コネクタ部73はR型同軸端子としているが、本発明はこれに限るものではなくそれぞれの同軸端子を他の種類の同軸端子としてもよい。
本発明にかかる第1実施例の自在回転同軸端子の外観の構成を示す斜視図である。 本発明にかかる第1実施例の自在回転同軸端子を壁面端子に装着した状態を示す図である。 本発明にかかる第1実施例の自在回転同軸端子の構成を示す分解組立図である。 本発明にかかる第1実施例の自在回転同軸端子の構成を示すほぼ中心軸に沿って切断した断面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における入力コア部および出力コア部の部分を拡大して示す平面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における入力コア部および出力コア部の部分を拡大して示す下面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における入力コア部の構成を示す正面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における入力コア部の構成を示す平面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における入力コア部の構成を示す左側面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における入力コア部の構成を示す断面図で表した正面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における入力コア部の構成を示す下面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における出力コア部の構成を示す正面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における出力コア部の構成を示す平面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における出力コア部の構成を示す左側面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における出力コア部の構成を示すa−a線で切断した断面図で示す右側面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における出力コア部の構成を示すb−b線で切断した断面図で示す正面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における出力コア部の構成を示すc−c線で切断した断面図で示す平面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子におけるシールド板の構成を示す平面図、正面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子におけるOリングの構成を示す平面図、断面図で示す正面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における上部軸受体の構成を示す平面図、断面図で示す正面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における中心コンタクトの構成を示す正面図、平面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子におけるピン支持体の構成を示す平面図、正面図、下面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子におけるピン支持体の構成を断面図で示す正面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における下部軸受体の構成を示す平面図、断面図で示す正面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における接続板の構成を示す正面図、平面図、側面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子におけるコンタクトピンの構成を示す正面図、左側面図、右側面図、断面図で示す正面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における絶縁支持体の構成を示す平面図、断面図で示す正面図、下面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における回転シェル部の構成を示す平面図、断面図で示す正面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における絶縁支持体の構成を示す平面図、断面図で示す正面図である。 本発明の第1実施例の自在回転同軸端子における第1リング状バネおよび第2リング状バネの構成を示す斜視図および平面図である。 本発明にかかる第2実施例の自在回転同軸端子の外観の構成を示す斜視図である。 本発明にかかる第2実施例の自在回転同軸端子を壁面端子に装着した状態を示す図である。 本発明にかかる第2実施例の自在回転同軸端子の構成を示す分解組立図である。 本発明にかかる第2実施例の自在回転同軸端子の構成を示すほぼ中心軸に沿って切断した断面図である。 本発明の第2実施例の自在回転同軸端子における出力コア部の構成を示す平面図である。 本発明の第2実施例の自在回転同軸端子における出力コア部の構成を示す正面図である。 本発明の第2実施例の自在回転同軸端子における出力コア部の構成を示す左側面図である。 本発明の第2実施例の自在回転同軸端子における出力コア部の構成を示すe−e線で切断した断面図で表した右側面図である。 本発明の第2実施例の自在回転同軸端子における出力コア部の構成を示すd−d線で切断した断面図で示す正面図である。 本発明の第2実施例の自在回転同軸端子における中心コンタクトの構成を示す正面図、平面図、下面図、g−g線で切断した断面図で表した正面図、f−f線で切断した断面図で示す正面図である。 本発明にかかる第3実施例の自在回転同軸端子の外観の構成を示す斜視図である。 本発明にかかる第4実施例の自在回転同軸端子の外観の構成を示す斜視図である。 本発明にかかる第3実施例の自在回転同軸端子の構成を示す分解組立図である。 本発明にかかる第4実施例の自在回転同軸端子の構成を示す分解組立図である。 従来のL型回転同軸コネクタプラグの構成を示す断面図である。
符号の説明
1 自在回転同軸端子、2 自在回転同軸端子、3 自在回転同軸端子、4 自在回転同軸端子、10 入力コア部、10a 回転下部、10b 係合リング部、10c 円筒保持部、10d 突出部、10e リング状突出部、10f 段部、10g 挿通孔、10h 収納孔、10i 切欠部、11 出力コア部、11a 回転上部、11b コネクタシェル、11c ネジ部、11d リング状テーパ部、11e 段部、11f 貫通孔、11g 三角状突起、11h 嵌合孔、11i 切欠部、12 コネクタ部、13 プラグ部、14 接続板、14a 本体部、14b 折曲部、14c 挿入部、14d 挿通孔、15 コンタクトピン、15a 挿通部、15b 基部、15c 係合部、15d テーパ部、15e 挿通溝、16 絶縁支持体、16a 本体部、16b 貫通孔、16c 突出部、16d テーパ部、16e 拡径部、17 第1リング状バネ、17a 本体部、17b 切欠、18 回転シェル部、18a 本体部、18b 第1バネ収納部、18c 第1リング状突起、18d 第2リング状突起、18e 第3リング状突起、18f 第2バネ収納部、18g リング状カシメ片、19 第2リング状バネ、20 下部軸受体、20a 本体部、20b 挿通孔、21 ピン支持体、21a 上部円板部、21b 挿通孔、21c 下部円板部、21d 接続筒、22 中心コンタクト、22a 本体部、22b 軸部、23 上部軸受体、23a 本体部、23b 突出部、23c 挿通孔、24 Oリング、25 シールド板、26 ピン保持体、27 コネクタピン、28 内部導体、31 出力コア部、31a 回転上部、31b 円筒突出部、31c 連通孔、31d リング状テーパ部、31e 段部、31f 貫通孔、31g 嵌合孔、32 ケーブル、32a 中心導体、32b 外部導体、42 中心コンタクト、42a 本体部、42b 軸部、42c 案内片、42d 切溝、42e 挿入孔、50 入力コア部、50b コネクタシェル、52 第1コネクタ部、53 第2コネクタ部、66b ピン保持体、68b 内部導体、70 入力コア部、70b 第1シェル、72 第1コネクタ部、73 第2コネクタ部、74 第2シェル、86b ピン保持体、88b 内部導体、100 壁面端子、200 L型回転同軸コネクタプラグ、202 コネクタプラグ本体、210 コネクタ部、211 コネクタネジ部、212 コネクタ用筒状絶縁体、213 中心コンタクト、220 プラグ部、221 回転取付体、222 中心導体、223 プラグ用筒状絶縁体、224 リング状スプリング、225 ストッパ板、250 同軸コネクタ

Claims (7)

  1. 断面が略円形とされ下面が閉じられているほぼ円筒状の回転下部と、該回転下部の側部にほぼ直交して形成されている円筒保持部とを有する入力コア部と、
    断面が略円形とされ前記回転下部の上部に回転可能に嵌着されるほぼ円筒状の回転上部と、該回転上部の側部にほぼ直交して形成されているコネクタシェルとを有する出力コア部とを備え、
    前記円筒保持部内のほぼ中央にコンタクトピンが絶縁支持体により配置されると共に、前記円筒保持部の周側面に回転可能に回転シェル部が取り付けられ、前記円筒保持部の前面から前方へ延伸する前記コンタクトピンおよび前記回転シェル部によりプラグ部が構成され、
    前記コネクタシェル内のほぼ中央にコネクタピンが絶縁性のピン保持体により配置されることによりコネクタ部が構成され、
    前記回転下部および前記回転上部のほぼ回転中心に中心コンタクトが配置され、前記コンタクトピンに一端が接続されている接続板における前記回転下部内に延伸された他端の挿通孔内に、前記中心コンタクトの下端に設けられている第1の軸部が挿通されて前記回転下部内に配置された円板状の下部軸受体に軸支されると共に、前記コネクタピンに一端が接続されている内部導体における前記回転上部内に延伸された他端の挿通孔内に、前記中心コンタクトの上端に設けられている第2の軸部が挿通されて前記回転上部内に配置された円板状の上部軸受体に軸支されて、
    前記プラグ部のほぼ中心軸を回転軸として前記コネクタ部が回転可能とされていると共に、前記中心コンタクトのほぼ中心軸を回転軸として前記コネクタ部が前記プラグ部に対して回転可能とされることを特徴とする自在回転同軸端子。
  2. 前記中心コンタクトは丸棒状の本体部と、該本体部の下面から突出して形成された本体部より細径とされた前記第1の軸部と、該本体部の上面から突出して形成された本体部より細径とされた前記第2の軸部とを有し、前記第1の軸部の周囲の前記本体部の下面が前記接続板の挿通孔の周囲に当接していると共に、前記第2の軸部の周囲の前記本体部の上面が前記内部導体の挿通孔の周囲に当接しており、前記上部軸受体と円板状のシールド板との間に弾性を有するリングを配置して前記出力コア部の上面を閉塞するよう前記シールド板を固着することにより、前記リングが前記内部導体および前記接続導体を前記中心コンタクトに圧接することを特徴とする請求項1記載の自在回転同軸端子。
  3. 前記回転下部には上縁から突出する係合リング部が形成されており、前記回転上部には下部の内周面が内側に突出しているリング状部が形成されており、前記回転下部の上に前記回転上部を嵌合して前記係合リング部の径を拡径するよう加工することにより、拡径された前記係合リング部が前記リング状部に係合して、前記回転下部に固着された前記回転上部が前記回転下部に対して回転可能とされることを特徴とする請求項1記載の自在回転同軸端子。
  4. 前記コンタクトピンの後端部には挿通溝が形成されており、該挿通溝内に前記接続板の一端が挿通されて接続されていることを特徴とする請求項1記載の自在回転同軸端子。
  5. 上部円板部と下部円板部とが接続筒で連接され、該接続筒内に前記接続コンタクトの本体部が挿通されている絶縁性のピン支持体が前記回転下部および前記回転上部内に収納されることにより、前記回転下部および前記回転上部のほぼ回転中心に前記中心コンタクトが配置されることを特徴とする請求項2記載の自在回転同軸端子。
  6. 断面が略円形とされ下面が閉じられているほぼ円筒状の回転下部と、該回転下部の側部にほぼ直交して形成されている円筒保持部とを有する入力コア部と、
    断面が略円形とされ前記回転下部の上部に回転可能に嵌着されるほぼ円筒状の回転上部と、該回転上部の側部からほぼ直交して突出されている円筒突出部とを有する出力コア部とを備え、
    前記円筒保持部内のほぼ中央にコンタクトピンが絶縁支持体により配置されると共に、前記円筒保持部の周側面に回転可能に回転シェル部が取り付けられ、前記円筒保持部の前面から前方へ延伸する前記コンタクトピンおよび前記回転シェル部によりプラグ部が構成され、
    前記円筒突出部から前記回転上部内に外部からケーブルが導入可能に構成され、
    前記回転下部および前記回転上部のほぼ回転中心に中心コンタクトが配置され、前記コンタクトピンに一端が接続されている接続板における前記回転下部内に延伸された他端の挿通孔内に、前記中心コンタクトの下端に設けられている軸部が挿通されて前記回転下部内に配置された円板状の下部軸受体に軸支されると共に、前記回転上部内に導入されたケーブルの中心導体が、前記中心コンタクトのほぼ中心軸に沿って内部に上面から挿通されるよう構成されて、
    前記プラグ部のほぼ中心軸を回転軸として前記入力コア部および前記出力コア部が回転可能とされていると共に、前記中心コンタクトのほぼ中心軸を回転軸としてケーブルが導入されている前記出力コア部が前記入力コア部に対して回転可能とされることを特徴とする自在回転同軸端子。
  7. 前記中心コンタクトは丸棒状の本体部と、該本体部の下面から突出して形成された本体部より細径とされた前記軸部と、該本体部の上面に形成された挿通孔と、前記本体部の上面から突出するよう形成された一対の案内片とを有し、前記軸部の周囲の前記本体部の下面が前記接続板の挿通孔の周囲に当接していると共に、前記回転上部内に導入されたケーブルの中心導体が、前記案内片に導かれて前記挿通孔内に挿通されており、前記回転上部内の前記中心コンタクト上に配置された円板状の上部軸受体と円板状のシールド板との間に弾性を有するリングを配置して前記出力コア部の上面を閉塞するよう前記シールド板を固着することにより、前記リングが前記接続導体を前記中心コンタクトに圧接することを特徴とする請求項6記載の自在回転同軸端子。
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