JPH1084207A - 車両用アンテナ - Google Patents
車両用アンテナInfo
- Publication number
- JPH1084207A JPH1084207A JP25534096A JP25534096A JPH1084207A JP H1084207 A JPH1084207 A JP H1084207A JP 25534096 A JP25534096 A JP 25534096A JP 25534096 A JP25534096 A JP 25534096A JP H1084207 A JPH1084207 A JP H1084207A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- base
- ring
- vehicle
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】防水にかかる構成の部品点数を削減する。
【解決手段】エレメントが螺着されるエレメント接続金
具１０を備えるアンテナカバー２と、ベース３とでアン
テナケースを構成し、該アンテナケースと車両パネル１
００との間に介在する柔軟な一体型ベースパッド４に防
水用のＯリング４−１を一体成型する。これにより、独
立したＯリングを不要として部品点数を削減することが
できる。
具１０を備えるアンテナカバー２と、ベース３とでアン
テナケースを構成し、該アンテナケースと車両パネル１
００との間に介在する柔軟な一体型ベースパッド４に防
水用のＯリング４−１を一体成型する。これにより、独
立したＯリングを不要として部品点数を削減することが
できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のルーフ等に
取り付けられる車両用アンテナに関するものである。
取り付けられる車両用アンテナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】車体に取り付けられるアンテナとしては
種々のアンテナがあるが、車体では最も高い位置にある
ルーフにアンテナを取り付けるようにすると受信感度を
高めることができるため、ルーフに取り付けるルーフア
ンテナが従来から好まれている。また、車体内には一般
にＦＭラジオとＡＭラジオとが設けられているため、Ｆ
Ｍラジオ帯とＡＭラジオ帯の両方を受信できるアンテナ
が便利なことから、２つのラジオ帯を共用して受信でき
る車両用アンテナが普及している。
種々のアンテナがあるが、車体では最も高い位置にある
ルーフにアンテナを取り付けるようにすると受信感度を
高めることができるため、ルーフに取り付けるルーフア
ンテナが従来から好まれている。また、車体内には一般
にＦＭラジオとＡＭラジオとが設けられているため、Ｆ
Ｍラジオ帯とＡＭラジオ帯の両方を受信できるアンテナ
が便利なことから、２つのラジオ帯を共用して受信でき
る車両用アンテナが普及している。
【０００３】この種の車両用アンテナは、アンテナエレ
メントがアンテナケースに対して着脱自在にされている
場合が多く、その構造を図５に示す。ただし、図５
（ａ）は、アンテナエレメントが固着されるアンテナカ
バー２と、平面状のベース３とで構成されたアンテナケ
ースの詳細構造を示す断面図であり、図５（ｂ）は、被
取付体である車両パネル１００に形成されたアンテナ取
付穴１０１の形状を示す図である。
メントがアンテナケースに対して着脱自在にされている
場合が多く、その構造を図５に示す。ただし、図５
（ａ）は、アンテナエレメントが固着されるアンテナカ
バー２と、平面状のベース３とで構成されたアンテナケ
ースの詳細構造を示す断面図であり、図５（ｂ）は、被
取付体である車両パネル１００に形成されたアンテナ取
付穴１０１の形状を示す図である。
【０００４】この図において、樹脂製のアンテナカバー
２には、アンテナエレメントの基端部に設けられた固定
ネジが螺着されるエレメント接続金具１０が水密に一体
成型されており、このアンテナカバー２は金属製あるい
は導電性メッキが全面に施された平面状のベース３に嵌
着されている。また、アンテナカバー２をベース３に嵌
合した状態で、ベース３の裏側から４本のネジをアンテ
ナカバー２の内側に形成された螺着孔に螺合することに
より、アンテナカバー２がベース３に固着されている。
２には、アンテナエレメントの基端部に設けられた固定
ネジが螺着されるエレメント接続金具１０が水密に一体
成型されており、このアンテナカバー２は金属製あるい
は導電性メッキが全面に施された平面状のベース３に嵌
着されている。また、アンテナカバー２をベース３に嵌
合した状態で、ベース３の裏側から４本のネジをアンテ
ナカバー２の内側に形成された螺着孔に螺合することに
より、アンテナカバー２がベース３に固着されている。
【０００５】さらに、ベース３の下面からは車両パネル
１００に形成されたアンテナ取付穴１０１に嵌入される
固定用ネジ部３−１が突出しており、この固定用ネジ部
３−１には防水のため、Ｏリング１２が嵌挿されてい
る。さらにまた、ベース３と車両パネル１００との間に
は柔軟な材料からなる緩衝用のベースパット２０が嵌挿
されており、これにより車両パネル１００の裏側に突出
した固定用ネジ部３−１に取付ナット５を螺着して、車
両用アンテナを車両パネル１００に取り付けたときに、
車両パネル１００に密着するよう車両用アンテナを固着
することができる。
１００に形成されたアンテナ取付穴１０１に嵌入される
固定用ネジ部３−１が突出しており、この固定用ネジ部
３−１には防水のため、Ｏリング１２が嵌挿されてい
る。さらにまた、ベース３と車両パネル１００との間に
は柔軟な材料からなる緩衝用のベースパット２０が嵌挿
されており、これにより車両パネル１００の裏側に突出
した固定用ネジ部３−１に取付ナット５を螺着して、車
両用アンテナを車両パネル１００に取り付けたときに、
車両パネル１００に密着するよう車両用アンテナを固着
することができる。
【０００６】なお、アンテナエレメントで受信された信
号が伝播されるケーブル６は、ベース３に形成されてい
る固定用ネジ部３−１の貫通孔を貫通して車両パネル１
００の内側へ引き込まれる。前記したベースパッド２０
の詳細構造を図６（ａ）（ｂ）に示す。図６（ａ）はベ
ースバッド２０の正面図であり、同図（ｂ）はその側面
を断面図で示している。ベースパッド２０のほぼ中央部
には固定用ネジ部３−１が挿通される挿通孔２０−３が
形成されており、ベースバッド２０の上面にはアンテナ
カバー２の下端を包被するリング状立ち上がり部２０−
１が形成されている。また、ベースパッド２０の下面に
は車両パネル１００に当接されるリング状脚部２０−２
が形成されている。このリング状脚部２０−２は、固定
用ネジ部３−１に取付ナット５が螺着されたときに車両
パネル１００の形状に沿って変形し、その密着性を向上
している。
号が伝播されるケーブル６は、ベース３に形成されてい
る固定用ネジ部３−１の貫通孔を貫通して車両パネル１
００の内側へ引き込まれる。前記したベースパッド２０
の詳細構造を図６（ａ）（ｂ）に示す。図６（ａ）はベ
ースバッド２０の正面図であり、同図（ｂ）はその側面
を断面図で示している。ベースパッド２０のほぼ中央部
には固定用ネジ部３−１が挿通される挿通孔２０−３が
形成されており、ベースバッド２０の上面にはアンテナ
カバー２の下端を包被するリング状立ち上がり部２０−
１が形成されている。また、ベースパッド２０の下面に
は車両パネル１００に当接されるリング状脚部２０−２
が形成されている。このリング状脚部２０−２は、固定
用ネジ部３−１に取付ナット５が螺着されたときに車両
パネル１００の形状に沿って変形し、その密着性を向上
している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た車両用アンテナにおいては、アンテナ取付部の防水方
法として、固定用ネジ部３−１にＯリング１２を嵌挿し
ている。すなわち、このＯリング１２は、固定用ネジ部
３−１に取付ナット５が螺着されたときに、ベース３の
下面と車両パネル１００との間に介在されて、車両パネ
ル１００内に雨水等が浸入することを防止している。従
って、Ｏリング１２の部品を使用することになり、部品
点数が増加することになる。これにより、部品代のコス
トや、Ｏリング１２を装着する作業工程が増加したり、
Ｏリング１２のはずれ不良が生じるという問題点があっ
た。
た車両用アンテナにおいては、アンテナ取付部の防水方
法として、固定用ネジ部３−１にＯリング１２を嵌挿し
ている。すなわち、このＯリング１２は、固定用ネジ部
３−１に取付ナット５が螺着されたときに、ベース３の
下面と車両パネル１００との間に介在されて、車両パネ
ル１００内に雨水等が浸入することを防止している。従
って、Ｏリング１２の部品を使用することになり、部品
点数が増加することになる。これにより、部品代のコス
トや、Ｏリング１２を装着する作業工程が増加したり、
Ｏリング１２のはずれ不良が生じるという問題点があっ
た。
【０００８】そこで、本発明は、Ｏリングの部品代のコ
ストや、Ｏリングを装着する作業工程が増加したり、Ｏ
リングのはずれ不良が生じない防水手段を備える車両用
アンテナを提供することを目的としている。
ストや、Ｏリングを装着する作業工程が増加したり、Ｏ
リングのはずれ不良が生じない防水手段を備える車両用
アンテナを提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車両用アンテナは、ホイップ状のアンテナ
エレメントと、該アンテナエレメントが装着可能とされ
るアンテナケースと、該アンテナケースと被取付体の間
に嵌挿される柔軟性を有するベースパッドとを備え、前
記アンテナケースは、平面状のベースと、該ベースに嵌
着されるアンテナカバーとからなり、前記ベースの下面
からは、前記被取付体および前記ベースパッドに形成さ
れた挿通孔に挿通される固定用ネジ部が突出するよう形
成されており、前記ベースパッドに形成されている前記
挿通孔の周縁に、前記固定用ネジ部を囲むようにＯリン
グが一体に形成されている。また、上記車両用アンテナ
において、前記Ｏリングが２重に形成されていてもよい
ものである。
に、本発明の車両用アンテナは、ホイップ状のアンテナ
エレメントと、該アンテナエレメントが装着可能とされ
るアンテナケースと、該アンテナケースと被取付体の間
に嵌挿される柔軟性を有するベースパッドとを備え、前
記アンテナケースは、平面状のベースと、該ベースに嵌
着されるアンテナカバーとからなり、前記ベースの下面
からは、前記被取付体および前記ベースパッドに形成さ
れた挿通孔に挿通される固定用ネジ部が突出するよう形
成されており、前記ベースパッドに形成されている前記
挿通孔の周縁に、前記固定用ネジ部を囲むようにＯリン
グが一体に形成されている。また、上記車両用アンテナ
において、前記Ｏリングが２重に形成されていてもよい
ものである。
【００１０】このような本発明によれば、Ｏリングをベ
ースパッドに一体に形成するようにしたため、Ｏリング
は独立した部品とならず、ベースパッドの成型時に一体
に成型して作成することができる。従って、Ｏリングの
部品代や作業工程を低減することができる。
ースパッドに一体に形成するようにしたため、Ｏリング
は独立した部品とならず、ベースパッドの成型時に一体
に成型して作成することができる。従って、Ｏリングの
部品代や作業工程を低減することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の車両用アンテナの実施の
形態の外観の一例を図１に示す。図１において、アンテ
ナエレメント１は直線状のエレメント部１−１と、ゴム
系等の柔軟性のある合成樹脂によりモールドされたアン
テナベース１−２とから構成されている。なお、エレメ
ント部１−１の上にヘリカル状に巻回された風切音防止
手段を設けてもよい。また、アンテナベース１−２内に
おいて、エレメント部１−１に接続されるトラップコイ
ルが設けられていてもよい。さらに、アンテナベース１
−２内にアンテナエレメント１の一部である折損防止用
のコイルスプリングを設けるようにしてもよい。このよ
うなアンテナエレメント１の下端からは、図示しないが
アンテナエレメント１をアンテナカバー２に着脱可能に
取り付けるための固定ネジが突出するように設けられて
いる。
形態の外観の一例を図１に示す。図１において、アンテ
ナエレメント１は直線状のエレメント部１−１と、ゴム
系等の柔軟性のある合成樹脂によりモールドされたアン
テナベース１−２とから構成されている。なお、エレメ
ント部１−１の上にヘリカル状に巻回された風切音防止
手段を設けてもよい。また、アンテナベース１−２内に
おいて、エレメント部１−１に接続されるトラップコイ
ルが設けられていてもよい。さらに、アンテナベース１
−２内にアンテナエレメント１の一部である折損防止用
のコイルスプリングを設けるようにしてもよい。このよ
うなアンテナエレメント１の下端からは、図示しないが
アンテナエレメント１をアンテナカバー２に着脱可能に
取り付けるための固定ネジが突出するように設けられて
いる。
【００１２】アンテナエレメント１が取り付けられたア
ンテナカバー２は、アンテナカバー２の下端に嵌合して
いる図示しない平面状のベースとでアンテナケースを構
成しており、このベースの下面から突出するよう形成さ
れている固定用ネジ部に取付ナット５が螺着されてい
る。これにより、車両パネル１００に車両用アンテナが
固着されている。この車両パネル１００はルーフパネル
とすることができる。また、固定用ネジ部に形成された
貫通孔を介してラジオ用ケーブル６−１と電話用ケーブ
ル６−２とが引き出されている。なお、アンテナエレメ
ント１の先端からアンテナ基端部までの電気長はＦＭラ
ジオ帯の約１／４波長とされ、アンテナ基端部からアン
テナベース１−２内のトラップコイルの下端までの電気
長は携帯無線電話帯の約１／４波長とされている。
ンテナカバー２は、アンテナカバー２の下端に嵌合して
いる図示しない平面状のベースとでアンテナケースを構
成しており、このベースの下面から突出するよう形成さ
れている固定用ネジ部に取付ナット５が螺着されてい
る。これにより、車両パネル１００に車両用アンテナが
固着されている。この車両パネル１００はルーフパネル
とすることができる。また、固定用ネジ部に形成された
貫通孔を介してラジオ用ケーブル６−１と電話用ケーブ
ル６−２とが引き出されている。なお、アンテナエレメ
ント１の先端からアンテナ基端部までの電気長はＦＭラ
ジオ帯の約１／４波長とされ、アンテナ基端部からアン
テナベース１−２内のトラップコイルの下端までの電気
長は携帯無線電話帯の約１／４波長とされている。
【００１３】次に、図２（ａ）に、アンテナエレメント
１が固着されるアンテナカバー２と、平面状のベース３
とで構成されたアンテナケースの詳細構造の断面図を示
し、図２（ｂ）に、被取付体である車両パネル１００に
形成されたアンテナ取付穴１０１の形状を示す。これら
の図において、樹脂製のアンテナカバー２には、アンテ
ナエレメントの基端部に設けられた固定ネジが螺着され
るエレメント接続金具１０が水密に一体成型されてお
り、このアンテナカバー２は金属製あるいは導電性メッ
キが全面に施された平面状のベース３に嵌着されてい
る。また、アンテナカバー２をベース３に嵌合した状態
で、ベース３の裏側から４本のネジをアンテナカバー２
の内側に形成された螺着孔に螺合することにより、アン
テナカバー２がベース３に固着されている。
１が固着されるアンテナカバー２と、平面状のベース３
とで構成されたアンテナケースの詳細構造の断面図を示
し、図２（ｂ）に、被取付体である車両パネル１００に
形成されたアンテナ取付穴１０１の形状を示す。これら
の図において、樹脂製のアンテナカバー２には、アンテ
ナエレメントの基端部に設けられた固定ネジが螺着され
るエレメント接続金具１０が水密に一体成型されてお
り、このアンテナカバー２は金属製あるいは導電性メッ
キが全面に施された平面状のベース３に嵌着されてい
る。また、アンテナカバー２をベース３に嵌合した状態
で、ベース３の裏側から４本のネジをアンテナカバー２
の内側に形成された螺着孔に螺合することにより、アン
テナカバー２がベース３に固着されている。
【００１４】さらに、ベース３の下面からは車両パネル
１００に形成された矩形状のアンテナ取付穴１０１に嵌
入される固定用ネジ部３−１が突出している。さらにま
た、ベース３と車両パネル１００との間には柔軟な材料
からなる緩衝用の一体型ベースパッド４が嵌挿されてお
り、これにより車両パネル１００の裏側に突出した固定
用ネジ部３−１に取付ナット５を螺着して、車両用アン
テナを車両パネル１００に取り付けたときに、車両パネ
ル１００に密着するよう車両用アンテナを固着すること
ができる。この一体型ベースパッド４にはＯリング部４
−１が一体に形成されており、Ｏリング部４−１は固定
用ネジ部３−１の周囲を囲むように、ベース３と車両パ
ネル１００との間に介在するようになる。
１００に形成された矩形状のアンテナ取付穴１０１に嵌
入される固定用ネジ部３−１が突出している。さらにま
た、ベース３と車両パネル１００との間には柔軟な材料
からなる緩衝用の一体型ベースパッド４が嵌挿されてお
り、これにより車両パネル１００の裏側に突出した固定
用ネジ部３−１に取付ナット５を螺着して、車両用アン
テナを車両パネル１００に取り付けたときに、車両パネ
ル１００に密着するよう車両用アンテナを固着すること
ができる。この一体型ベースパッド４にはＯリング部４
−１が一体に形成されており、Ｏリング部４−１は固定
用ネジ部３−１の周囲を囲むように、ベース３と車両パ
ネル１００との間に介在するようになる。
【００１５】なお、電話用ケーブル６−２、ラジオ用ケ
ーブル６−１からなるケーブル６は、ベース３に形成さ
れている固定用ネジ部３−１の貫通孔を貫通して車両の
内側へ引き込まれる。前記した本発明にかかる一体型ベ
ースパッド４の詳細構造を図３（ａ）（ｂ）に示す。図
３（ａ）は一体型ベースバッド４の正面図であり、同図
（ｂ）はその側面を断面図で示している。一体型ベース
パッド４のほぼ中央部には固定用ネジ部３−１が挿通さ
れる矩形状の挿通孔４−３が形成されており、この挿通
孔４−３の周縁にＯリング部４−１が形成されている。
Ｏリング部４−１は、厚さが薄く形成された薄肉部４−
２を介して一体型ベースパッド４と一体成型されてい
る。
ーブル６−１からなるケーブル６は、ベース３に形成さ
れている固定用ネジ部３−１の貫通孔を貫通して車両の
内側へ引き込まれる。前記した本発明にかかる一体型ベ
ースパッド４の詳細構造を図３（ａ）（ｂ）に示す。図
３（ａ）は一体型ベースバッド４の正面図であり、同図
（ｂ）はその側面を断面図で示している。一体型ベース
パッド４のほぼ中央部には固定用ネジ部３−１が挿通さ
れる矩形状の挿通孔４−３が形成されており、この挿通
孔４−３の周縁にＯリング部４−１が形成されている。
Ｏリング部４−１は、厚さが薄く形成された薄肉部４−
２を介して一体型ベースパッド４と一体成型されてい
る。
【００１６】このＯリング部４−１は、固定用ネジ部３
−１に取付ナット５が螺着されたときに、車両パネル１
００とベース３の下面との間において押圧されて、雨水
等がアンテナ取付孔１０１を介して車両パネル１００内
に浸入することを防止している。また、一体型ベースパ
ッド４の上面にはアンテナカバー２の下端外周を包被す
るリング状立ち上がり部４−３が形成されている。ま
た、一体型ベースパッド４の下面には車両パネル１００
に当接されるリング状脚部４−４が形成されている。こ
のリング状脚部４−４は、固定用ネジ部３−１に取付ナ
ット５が螺着されたときに車両パネル１００の形状に沿
って変形し、その密着性を向上している。
−１に取付ナット５が螺着されたときに、車両パネル１
００とベース３の下面との間において押圧されて、雨水
等がアンテナ取付孔１０１を介して車両パネル１００内
に浸入することを防止している。また、一体型ベースパ
ッド４の上面にはアンテナカバー２の下端外周を包被す
るリング状立ち上がり部４−３が形成されている。ま
た、一体型ベースパッド４の下面には車両パネル１００
に当接されるリング状脚部４−４が形成されている。こ
のリング状脚部４−４は、固定用ネジ部３−１に取付ナ
ット５が螺着されたときに車両パネル１００の形状に沿
って変形し、その密着性を向上している。
【００１７】このように、本発明によればベースパッド
に一体にＯリング部４−１を形成するようにしたので、
独立したＯリングが不要となり部品点数を低減すること
ができる。また、一体型ベースパッド４の成型時にＯリ
ング部４−１を同時に形成することができるので、従来
のベースパッドと同様のコストで一体型ベースパッド４
を作成することができるにもかかわらず、独立したＯリ
ングなる部品を削減することができるようになる。
に一体にＯリング部４−１を形成するようにしたので、
独立したＯリングが不要となり部品点数を低減すること
ができる。また、一体型ベースパッド４の成型時にＯリ
ング部４−１を同時に形成することができるので、従来
のベースパッドと同様のコストで一体型ベースパッド４
を作成することができるにもかかわらず、独立したＯリ
ングなる部品を削減することができるようになる。
【００１８】また、一体型ベースパッド４と一体成型さ
れるＯリング部４−１の変形例を図４に示す。図４
（ａ）に示す変形例は、第１のＯリング部４−１１と第
２のＯリング部４−１３とをそれぞれ薄肉部４−１０，
４−１２を介して一体型ベースパッド４に一体成型した
ものである。このように２重にＯリング部を一体成型す
ることにより、より防水性を向上することができる。ま
た、図４（ｂ）に示す変形例は、Ｏリング部４−１５の
断面形状を２等辺三角形状としたものである。さらに、
同図（ｃ）に示す変形例は、Ｏリング部４−１６の断面
形状を扇形状としたものである。このように、本発明に
おける一体型ベースパッド４に一体に成型されているＯ
リング部の形状は種々の形状とすることができる。
れるＯリング部４−１の変形例を図４に示す。図４
（ａ）に示す変形例は、第１のＯリング部４−１１と第
２のＯリング部４−１３とをそれぞれ薄肉部４−１０，
４−１２を介して一体型ベースパッド４に一体成型した
ものである。このように２重にＯリング部を一体成型す
ることにより、より防水性を向上することができる。ま
た、図４（ｂ）に示す変形例は、Ｏリング部４−１５の
断面形状を２等辺三角形状としたものである。さらに、
同図（ｃ）に示す変形例は、Ｏリング部４−１６の断面
形状を扇形状としたものである。このように、本発明に
おける一体型ベースパッド４に一体に成型されているＯ
リング部の形状は種々の形状とすることができる。
【００１９】
【発明の効果】本発明は以上のようにＯリングをベース
パッドに一体に形成するようにしたため、Ｏリングは独
立した部品とならず、ベースパッドの成型時に一体に成
形して作成することができる。従って、Ｏリングの部品
代や作業構成を低減することができる。また、Ｏリング
をベースパッドと一体に成型しても、そのコストは従来
のベースパッドとほぼ同様となり、全部品のコストを増
加することなく、部品点数を低減することができる。
パッドに一体に形成するようにしたため、Ｏリングは独
立した部品とならず、ベースパッドの成型時に一体に成
形して作成することができる。従って、Ｏリングの部品
代や作業構成を低減することができる。また、Ｏリング
をベースパッドと一体に成型しても、そのコストは従来
のベースパッドとほぼ同様となり、全部品のコストを増
加することなく、部品点数を低減することができる。
【図１】本発明の車両用アンテナの実施の形態の外観の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図２】本発明の車両用アンテナの実施の形態における
アンテナケースの詳細構造を示す断面図である。
アンテナケースの詳細構造を示す断面図である。
【図３】本発明の車両用アンテナの実施の形態における
一体型ベースパッドの構成を示す図である。
一体型ベースパッドの構成を示す図である。
【図４】本発明の車両用アンテナの実施の形態における
一体型ベースパッドのＯリングの形状の変形例を示す図
である。
一体型ベースパッドのＯリングの形状の変形例を示す図
である。
【図５】従来の車両用アンテナにおけるアンテナケース
の詳細構造を示す断面図である。
の詳細構造を示す断面図である。
【図６】従来の車両用アンテナにおけるベースパッドの
構成を示す図である。
構成を示す図である。
１ アンテナエレメント １−１ エレメント部 １−２ アンテナベース ２ カバー ３ ベース ３−１ 固定用ネジ部 ４ 一体型ベースパッド ４−１，４−１１，４−１３，４−１５，４−１７ Ｏ
リング部 ４−２，４−１０，４−１２，４−１４，４−１６ 薄
肉部 ４−３ リング状立ち上がり部 ４−４ リング状脚部 ４−５ 挿通孔 ５ 取付ナット ６ ケーブル １０ エレメント接続金具 １１ 回路基板 ２０ ベースパッド １００ 車両パネル １０１ アンテナ取付穴
リング部 ４−２，４−１０，４−１２，４−１４，４−１６ 薄
肉部 ４−３ リング状立ち上がり部 ４−４ リング状脚部 ４−５ 挿通孔 ５ 取付ナット ６ ケーブル １０ エレメント接続金具 １１ 回路基板 ２０ ベースパッド １００ 車両パネル １０１ アンテナ取付穴
Claims (2)
- 【請求項１】 ホイップ状のアンテナエレメントと、 該アンテナエレメントが装着可能とされるアンテナケー
スと、 該アンテナケースと被取付体の間に嵌挿される柔軟性を
有するベースパッドとを備え、 前記アンテナケースは、平面状のベースと、該ベースに
嵌着されるアンテナカバーとからなり、前記ベースの下
面からは、前記被取付体および前記ベースパッドに形成
された挿通孔に挿通される固定用ネジ部が突出するよう
形成されており、前記ベースパッドに形成されている前
記挿通孔の周縁に、前記固定用ネジ部を囲むようにＯリ
ングが一体に形成されてなることを特徴とする車両用ア
ンテナ。 - 【請求項２】 前記Ｏリングが２重に形成されているこ
とを特徴とする請求項１記載の車両用アンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25534096A JPH1084207A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 車両用アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25534096A JPH1084207A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 車両用アンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1084207A true JPH1084207A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17277434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25534096A Pending JPH1084207A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 車両用アンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1084207A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001043226A1 (fr) * | 1999-12-07 | 2001-06-14 | Nippon Antena Kabushiki Kaisha | Ensemble a ecrou pour montage d'antenne |
| JP2006121369A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Yokowo Co Ltd | 車載用アンテナ |
| JP2007201598A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Mitsumi Electric Co Ltd | アンテナ装置 |
| JP2008182663A (ja) * | 2006-12-29 | 2008-08-07 | Harada Ind Co Ltd | アンテナ装置 |
| JP2009527990A (ja) * | 2006-02-21 | 2009-07-30 | ローズマウント インコーポレイテッド | 調節式の産業アンテナ取り付け具 |
| KR200450556Y1 (ko) | 2008-03-17 | 2010-10-12 | 김병철 | 차량용 ｄｍｂ 안테나 |
| CN102826049A (zh) * | 2011-06-15 | 2012-12-19 | 三美电机株式会社 | 假天线装置 |
| WO2013153784A1 (ja) * | 2012-04-13 | 2013-10-17 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | アンテナ装置 |
| CN108527667A (zh) * | 2018-03-06 | 2018-09-14 | 航天材料及工艺研究所 | 一种石英增强SiO2陶瓷天线罩钻孔装置及方法 |
| JP2019012979A (ja) * | 2017-07-03 | 2019-01-24 | 原田工業株式会社 | アンテナ装置 |
| CN109845030A (zh) * | 2016-08-15 | 2019-06-04 | 赫思曼汽车通讯有限公司 | 通过十字旋转件卡固车辆的顶罩天线 |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP25534096A patent/JPH1084207A/ja active Pending
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001043226A1 (fr) * | 1999-12-07 | 2001-06-14 | Nippon Antena Kabushiki Kaisha | Ensemble a ecrou pour montage d'antenne |
| US6554555B2 (en) | 1999-12-07 | 2003-04-29 | Nippon Antena Kabushiki Kaisha | Antenna-mounting nut |
| JP2006121369A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Yokowo Co Ltd | 車載用アンテナ |
| US7271773B2 (en) | 2004-10-21 | 2007-09-18 | Yokowo Co., Ltd. | Antenna mounted on vehicle |
| JP2007201598A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Mitsumi Electric Co Ltd | アンテナ装置 |
| JP4656317B2 (ja) * | 2006-01-24 | 2011-03-23 | ミツミ電機株式会社 | アンテナ装置 |
| CN102751559A (zh) * | 2006-02-21 | 2012-10-24 | 罗斯蒙德公司 | 可调节的工业天线支架 |
| JP2009527990A (ja) * | 2006-02-21 | 2009-07-30 | ローズマウント インコーポレイテッド | 調節式の産業アンテナ取り付け具 |
| JP4586053B2 (ja) * | 2006-12-29 | 2010-11-24 | 原田工業株式会社 | アンテナ装置 |
| JP2008182663A (ja) * | 2006-12-29 | 2008-08-07 | Harada Ind Co Ltd | アンテナ装置 |
| KR200450556Y1 (ko) | 2008-03-17 | 2010-10-12 | 김병철 | 차량용 ｄｍｂ 안테나 |
| CN102826049A (zh) * | 2011-06-15 | 2012-12-19 | 三美电机株式会社 | 假天线装置 |
| JP2013005127A (ja) * | 2011-06-15 | 2013-01-07 | Mitsumi Electric Co Ltd | ダミーアンテナ装置 |
| WO2013153784A1 (ja) * | 2012-04-13 | 2013-10-17 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | アンテナ装置 |
| JP2013223023A (ja) * | 2012-04-13 | 2013-10-28 | Nippon Soken Inc | アンテナ装置 |
| US9831545B2 (en) | 2012-04-13 | 2017-11-28 | Denso Corporation | Antenna device |
| CN109845030A (zh) * | 2016-08-15 | 2019-06-04 | 赫思曼汽车通讯有限公司 | 通过十字旋转件卡固车辆的顶罩天线 |
| JP2019012979A (ja) * | 2017-07-03 | 2019-01-24 | 原田工業株式会社 | アンテナ装置 |
| CN108527667A (zh) * | 2018-03-06 | 2018-09-14 | 航天材料及工艺研究所 | 一种石英增强SiO2陶瓷天线罩钻孔装置及方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7580002B2 (en) | Antenna unit with a top cover painted in one of various colors | |
| JP3065949B2 (ja) | 多周波用アンテナ | |
| US7271773B2 (en) | Antenna mounted on vehicle | |
| KR100616799B1 (ko) | 자동차용 안테나 | |
| US5585809A (en) | Antenna unit for a car navigation device | |
| WO2013161520A1 (ja) | 車載用アンテナ | |
| JPH1084207A (ja) | 車両用アンテナ | |
| JPH0993029A (ja) | アンテナ装置 | |
| JP4774565B2 (ja) | アンテナ装置 | |
| US8059848B2 (en) | Condenser microphone unit | |
| JP2016208246A (ja) | 車両用ルーフアンテナ | |
| US4931805A (en) | Adhesive system and method for mounting a cellular telephone antenna | |
| JP4179542B2 (ja) | 自動車金属フレームにガラス実装アンテナを無線周波数接地する方法及び無線周波数接地構造 | |
| JPH1022718A (ja) | 自動車用アンテナ | |
| EP1291961A1 (en) | On-vehicle antenna | |
| NZ260863A (en) | Uhf antenna, support and coupler mountable on vehicle windscreen | |
| JP3754680B2 (ja) | 車両用アンテナ装置 | |
| JP3956473B2 (ja) | アンテナ取付装置 | |
| JPH05167345A (ja) | アンテナ | |
| JP2000068722A (ja) | 多周波用アンテナ | |
| KR101956223B1 (ko) | 차량용 외장 안테나 | |
| JPH07122920A (ja) | 車両用フィルムアンテナのアース構造 | |
| JP4643898B2 (ja) | 車両用アンテナおよびその取付方法 | |
| JPH0629711A (ja) | 自動車用アンテナ | |
| JPH1032414A (ja) | 携帯無線機器 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000222 |