JP2001168197A - 半導体集積回路の素子配置構造 - Google Patents

半導体集積回路の素子配置構造

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JP2001168197A JP34916699A JP34916699A JP2001168197A JP 2001168197 A JP2001168197 A JP 2001168197A JP 34916699 A JP34916699 A JP 34916699A JP 34916699 A JP34916699 A JP 34916699A JP 2001168197 A JP2001168197 A JP 2001168197A
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Masahiko Takeshita
雅彦 竹下
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各回路素子の重心の位置が近傍または一致す
るような素子パターンを有する半導体集積回路の素子配
置構造を提供する。 【解決手段】 特性上相互に関連するペアまたはグルー
プを形成する回路素子(トランジスタQ1,Q2)を有
し、前記ペアまたはグループの各回路素子は複数の素子
パターン(Q1−1,Q1−2,Q2−1,Q2−2)
からなる半導体集積回路の素子配置構造において、前記
ペアまたはグループ内で、各回路素子の重心G1,G2
の位置が近接または一致するように素子パターンを入組
ませて配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は素子配置構造に関す
る。より詳しくは、特性上相互に関連する半導体集積回
路の素子同士の配置構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の差動増幅回路図であり、図
4はその回路パターンを示す概略図である。図3に示す
ように、従来半導体集積回路(以下IC)内で基本とし
て使われる差動増幅回路1は、トランジスタQ1〜Q8
および抵抗R1〜R8等の回路素子からなり、電源電圧
Vccに接続する電源ライン端子2と、差動入力となる
2つの入力端子3,4と、GNDに接続される接地端子
5と、出力端子6とを有している。このような差動増幅
回路1を実際の基板上に形成する場合、トランジスタや
抵抗等の各回路素子が、図4に示すように、それぞれ素
子パターン10により基板上にパターニングされる。
【0003】各回路素子はそれぞれ1つ又は複数の素子
パターン10により構成される。例えば、抵抗R1,R
2やトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4,Q7等は、
図4に示すようにそれぞれ2つの素子パターン10から
なり、、抵抗R5,R6,R7やトランジスタQ5,Q
6は1つの素子パターン10からなり、抵抗R8やトラ
ンジスタQ8はそれぞれ6つの素子パターン10により
構成されている。
【0004】各素子パターン10は配線パターン9によ
り接続され、配線ライン7がVcc(図3)に接続さ
れ、配線ライン8がGNDに接続され、これにより図3
の差動増幅回路1が形成される。
【0005】図5は、図3の回路図の中で回路特性上の
関連性が大きく相対比が必要な素子を示した回路図であ
る。すなわち、楕円(a)〜(d)で囲んだそれぞれ2
つの抵抗やトランジスタ等の回路素子のペアからなる部
分や、楕円(e)(f)で囲んだ3つ以上の回路素子の
グループからなる部分は、特に回路特性上の相対比が必
要な部分であり、特性上回路素子同士で密接な関連性が
あり、この素子同士のばらつきが大きいとICとして機
能しなくなってしまう。したがって、このような特性上
関連性の強いペアまたはグループにおいては、各ペアま
たはグループ内の各回路素子の重心同士がなるべく近接
(望ましくは一致)していることが特性上好ましい。
【0006】図6は、従来のパターン配置構造を示す図
であり、図5の(d)のトランジスタQ1,Q2のペア
パターンの配置例を示している。
【0007】図示したように、従来は、図5の回路図に
したがって、Q1,Q2を単に並列させて配置してい
た。すなわち、Q1を構成する2つの素子パターンQ1
−1,Q1−2およびQ2を構成する2つの素子パター
ンQ2−1,Q2−2を横に並列させて配置していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
素子パターンの単純な並列配置構造では、図6に示すよ
うに、トランジスタQ1の重心G1とトランジスタQ2
の重心G2の位置を十分に近接させることができず、ペ
ア特性やグループ特性の向上が十分に図られなかった。
【0009】また、上記従来の半導体集積回路の素子配
置構造では、人の手によって配置を行っていたため、各
回路素子を配置する人によって製造上のばらつきが発生
し、ICの特性に影響を与えていた。近年、ICの回路
が大規模化し、微細加工技術も伴いこのばらつきの影響
が大きくなっている。
【0010】本発明は、上記従来技術を考慮したもので
あって、特性上関連性の強いペアまたはグループを構成
する各回路素子の重心の位置が近傍または一致するよう
な素子パターンを有する半導体集積回路の素子配置構造
の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、特性上相互に関連するペアまたはグル
ープを形成する回路素子を有し、前記ペアまたはグルー
プの各回路素子は素子パターンからなり、このうち少な
くとも1つの回路素子は複数の素子パターンからなる半
導体集積回路の素子配置構造において、前記ペアまたは
グループ内で、各回路素子の重心の位置が近接または一
致するように素子パターンを入組ませて配置したことを
特徴とする半導体集積回路の素子配置構造を提供する。
【0012】この構成によれば、回路特性上の相対比が
必要な各回路素子同士の重心が近づくまたは一致するの
で、特性の向上が図られ、素子同士のばらつきによるI
Cへの影響を抑制することができる。また、これにより
新規製品や新世代素子等の開発段階において、特性のば
らつきが少ないため性能テストや試作等が効率よく行わ
れ、開発期間の短縮およびIC開発のサイクルが短縮さ
れる。
【0013】好ましい構成例においては、前記各回路素
子の素子パターンを、並列させて入組んで配置したこと
を特徴としている。
【0014】この構成によれば、素子パターンを1列の
並列状態で入組ませて配置することにより、回路特性上
の相対比が必要な各回路素子同士の重心を近づけまたは
一致させて素子同士のばらつきによるICへの影響を抑
制することができる。
【0015】好ましい構成例においては、前記各回路素
子の素子パターンを、複数列に配置したことを特徴とし
ている。
【0016】この構成によれば、素子パターンを複数列
に配置して、例えばたすき掛け状として、回路特性上の
相対比が必要な各回路素子同士の重心を近づけまたは一
致させて回路素子同士のばらつきによるICへの影響を
抑制することができる。
【0017】好ましい構成例においては、前記回路素子
は、トランジスタ、コンデンサまたは抵抗であることを
特徴としている。
【0018】この構成によれば、通常のICを構成する
トランジスタ、コンデンサあるいは抵抗等の各回路素子
が特性上ペアまたはグループ化されたときに、各回路素
子の重心を近づけたりまたは一致することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明に係るペア素
子の配置構造の例を示す概略図である。図示した部分は
図5の(d)部分である。
【0020】(A)は並列配置により重心を近づけた配
置構造を示す。図示したように、回路素子(トランジス
タ)Q1を構成する素子パターンQ1−1,Q1−2
と、回路素子Q2を構成する素子パターンQ2−1,Q
2−2とを1列の並列状態で交互に配置する。これによ
り、Q1の重心G1とQ2の重心G2の位置は近づくこ
とになり、相互に特性の向上が図られるとともに素子同
士の相対的なばらつきの発生の影響を抑制することがで
きる。
【0021】(B)は2列配置により重心を一致させた
配置構造を示す。図示したように、Q1−1とQ1−
2、Q2−1とQ2−2をたすき掛け状に交差させるこ
とによって、その重心はGで一致することになり、トラ
ンジスタ相互の特性がさらに向上し、ばらつきの影響が
さらに低減する。
【0022】図2は本発明に係るグループ素子の配置構
造の例を従来例と比較して説明する概略図である。図示
した部分は図5の(e)部分である。
【0023】(A)は従来構造を示す。従来はQ5,Q
6,Q7,Q8のそれぞれのトランジスタを単に回路図
にしたがって並列させて順番に並べていたため、その重
心G5,G6,G7,G8の位置が離れているのに対
し、(B)に示すように、本発明ではこれらのトランジ
スタを2列に交互に並べ替えることによって、それぞれ
の重心の位置が近づく結果となる。これによりグループ
内で相互に関連するトランジスタ同士の特性が向上し、
特性のばらつきの影響を抑制することができ、高品質の
ICが形成される。
【0024】このような素子パターンのレイアウトは、
基板上でのパターン同士の位置関係や特性上の関連性の
強さ及び配線パターンの長さやその抵抗等を考慮してな
るべく重心が近づくように配置する。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、回路特性上密接な関連性があり相対比が必要な各回
路素子同士の重心が近づくまたは一致するので、特性の
向上が図られ、また素子同士のばらつきによるIC特性
への影響を抑制することができる。また、これにより新
規製品や新世代素子等の開発段階において、特性のばら
つきが少ないため性能テストや試作等が効率よく行わ
れ、開発期間の短縮およびIC開発のサイクルが短縮さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るペアの素子配置の例を示す概略
【図2】 本発明に係るグループの素子配置の例を示す
概略図
【図3】 差動増幅回路図
【図4】 図3の回路パターンの従来例を示す概略図
【図5】 図3の回路図の中で回路特性上の相対比が必
要な素子を示した図
【図6】 図5の(d)部分の従来の配置例の概略図
【符号の説明】
1:差動増幅回路、2:電源ライン端子、3:入力端
子、4:入力端子、5:接地端子、6:出力端子、7,
8:配線ライン、9:配線パターン、10:素子パター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特性上相互に関連するペアまたはグループ
    を形成する回路素子を有し、 前記ペアまたはグループの各回路素子は素子パターンか
    らなり、このうち少なくとも1つの回路素子は複数の素
    子パターンからなる半導体集積回路の素子配置構造にお
    いて、 前記ペアまたはグループ内で、各回路素子の重心の位置
    が近接または一致するように素子パターンを入組ませて
    配置したことを特徴とする半導体集積回路の素子配置構
    造。
  2. 【請求項2】前記各回路素子の素子パターンを、並列さ
    せて入組んで配置したことを特徴とする請求項1に記載
    の半導体集積回路の素子配置構造。
  3. 【請求項3】前記各回路素子の素子パターンを、複数列
    に配置したことを特徴とする請求項1に記載の半導体集
    積回路の素子配置構造。
  4. 【請求項4】前記回路素子は、トランジスタ、コンデン
    サまたは抵抗であることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体集積回路の素子配置構造。
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