JP2001165942A - 分注方法 - Google Patents

分注方法

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JP2001165942A
JP2001165942A JP35431899A JP35431899A JP2001165942A JP 2001165942 A JP2001165942 A JP 2001165942A JP 35431899 A JP35431899 A JP 35431899A JP 35431899 A JP35431899 A JP 35431899A JP 2001165942 A JP2001165942 A JP 2001165942A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分注作業を効率よく行うことができる分注方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】 分注ティップにより液状試料を吸引して
マイクロプレート4の複数のウェル4aに吐出する分注
方法において、複数の分注ティップ15をウェル4aと
同様の配列で保持したティップラック5を準備し、これ
らの分注ティップ15を第2の分注ヘッド16に装着す
る工程において、少なくとも1回は第2の分注ヘッド1
6に分注ティップ15が未装着のピペット17を残した
状態で部分的に分注ティップ15を装着するようにし
た。これにより、ティップラック5に保持される分注テ
ィップ15をあらかじめ所定の配列パターンに設定する
必要がなく効率のよい分注作業を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生化学分野等で液
状の試料の分注に用いられる分注方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】生化学分野においては、微生物などの生
化学物質の培養や試験などの各種の処理が行われる。一
般にこれらの処理は、対象の生化学物質を含んだ液状試
料を専用の容器に収容した状態で行われる。これらの処
理は通常多数の試料を対象として系統的に行われる場合
が多いため、容器には多数の液状試料が同時に収容でき
るように、液状試料の収容部であるウェルが格子状に多
数設けられたマイクロプレートが用いられる。そして培
養や試験の過程においては、マイクロプレートへの液状
試料の移し替えや小分けを行う分注操作が繰り返し行わ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の処理
を効率よくしかも高い信頼性で行うためには、1つのマ
イクロプレート内における液状試料の収容配置を適切に
設定する必要がある。すなわち、複数種類の液状試料を
同一のマイクロプレートに収容する場合に、これらの複
数のウェルを各液状試料にどのように割り付けるかを決
定するウェル配置(ウェルフォーマットと呼ばれる)を
適切に設定する必要がある。
【0004】このウェルフォーマットは任意に決定して
よいものではなく、試薬や標準液を収容しているマイク
ロプレートのウェル配置、使用する分注ヘッドのピペッ
ト配置、さらには分析装置との関連など、幾つかの条件
を総合して全体の処理作業をできるだけ効率的に行える
ような収容位置を決定しなければならない。
【0005】そしてこのようにして決定されたウェルフ
ォーマットを実現するためには、一般に同一のマイクロ
プレートを対象として多数回の分注操作を伴う複雑な作
業を必要とする。すなわち、各分注操作においては分注
ヘッドに装着される分注ティップの配列パターンをその
都度変更しながら順次分注を行っていく必要があり、分
注操作において分注ヘッドの特定部分のみに分注ティッ
プを装着する配列パターンが発生する場合がある。この
ため、分注作業においては各分注操作毎に分注ティップ
の交換作業が伴う。
【0006】しかしながら従来の分注方法では、分注ヘ
ッドに備えられたピペットの数量よりも少ない本数の分
注ティップを装着する場合には、あらかじめ所定本数の
分注ティップを保持させたティップラックを準備してお
く必要があったため、事前の準備作業に手間と時間を要
するとともに、このティップラックの準備作業において
は所定パターン以外の分注ティップは未使用のまま廃棄
されていたため、資源的なロスが発生していた。
【0007】そこで本発明は、分注作業を効率よく行う
ことができるとともに分注ティップを有効に利用するこ
とができる分注方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の分注方法
は、分注ヘッドのピペットに使い捨ての分注ティップを
装着しこの分注ティップで液状試料を吸引してマイクロ
プレートに形成された複数のウェルに吐出する分注方法
であって、複数の分注ティップを前記ウェルと同様の配
列で保持した保持体を準備する工程と、前記保持体に保
持されている分注ティップを分注ヘッドに装着する分注
ティップ装着工程とを含み、この分注ティップ装着工程
において少なくとも1回は分注ヘッドに分注ティップが
未装着のピペットを残した状態で部分的に分注ティップ
を装着するようにした。
【0009】本発明によれば、保持体に保持されている
分注ティップを分注ヘッドに装着する工程において少な
くとも1回は分注ヘッドに分注ティップが未装着のピペ
ットを残した状態で部分的に分注ティップを装着するこ
とにより、保持体の分注ティップをあらかじめ所定の配
列パターンに設定する必要がなく効率のよい分注作業を
行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の分注
装置の斜視図、図2(a),(b)は同分注装置の分注
ヘッドの斜視図、図3(a)は同分注装置の薬液プレー
トの斜視図、図3(b)は同分注装置のマイクロプレー
トの斜視図、図4は同分注装置のティップラックの斜視
図、図5(a)は同マイクロプレートの平面図、図5
(b)は同ティップラックの平面図、図6、図7は同分
注操作の説明図、図8(a)は同マイクロプレートの平
面図、図8(b)は同ティップラックの平面図、図9、
図10、図11、図12、図13、図14は同分注操作
の説明図である。
【0011】まず図1を参照して分注装置の全体構造を
説明する。図1において、分注装置1は型材を組み合わ
せて構成されたフレーム2およびフレーム2に固着され
たベースプレート3を備えている。分注装置1はフレー
ム2とベースプレート3によって3つの部分、すなわち
分注部A、ストック部Bおよび処理部Cに区分される。
分注部Aはベースプレート3上に配設されており、分注
対象のマイクロプレートへ液状試料を分注する分注操作
を行う。ストック部Bは分注部Aで用いられるマイクロ
プレートや薬液プレート、未使用の分注ティップを保持
するティップラックをストックする。処理部Cは分注操
作後にインキュベータなど他装置に送られ、戻って来た
マイクロプレートの分析や洗浄などの処理を行う。
【0012】次に図1を参照して分注部Aについて説明
する。ベースプレート3上には、マイクロプレート4を
載置する3つのステージ、すなわち分注ステージ10、
バッファステージ11および待機ステージ12が設けら
れている。分注ステージ10には分注操作が行われる薬
剤や検体を収容したマイクロプレート4や薬液を貯溜す
る薬液プレート6が載置される。
【0013】バッファステージ11は分注ステージ10
内に載置されるマイクロプレート4や薬液プレート6、
ティップラック5などの分注材料を一時的に載置するバ
ッファの役割を果たすものである。また待機ステージ1
2はベースプレート3に設けられた搬送孔3aを介して
下方の処理部Cへ搬送されるマイクロプレート4の待機
用のステージである。
【0014】分注ステージ10の側方には、スライドテ
ーブル13が分注ステージ10の長手方向に沿って配設
されている。スライドテーブル13には、第1の分注ヘ
ッド14および第2の分注ヘッド16が装着されてお
り、第1の分注ヘッド14および第2の分注ヘッド16
は駆動手段(図示せず)によってそれぞれ個別にスライ
ドテーブル13に沿って分注ステージ10上を移動す
る。
【0015】次に、図2を参照して第1の分注ヘッド1
4、第2の分注ヘッド16及び分注ティップ15につい
て説明する。分注ティップ15は先細りのテーパ状のノ
ズル部品であり、各分注ヘッドの下面に備えられたピペ
ット17(図6、図9参照)に交換自在に装着され、使
用の都度交換されるいわゆる使い捨て部品である。図2
(a)に示すように、第1の分注ヘッド14には、分注
ティップ15が列状に複数個(本実施の形態では8個)
装着されており、また図2(b)に示すように、第2の
分注ヘッド16には分注ティップ15が格子状に複数個
(本実施の形態では8個×12列、計96個)装着され
ている。
【0016】これらの分注ティップ15の先端部を、図
3(a)に示す薬液プレート6に対して下降させて図示
しない吸引手段で吸引することにより、薬液プレート6
内に貯溜された薬液は分注ティップ15に吸引される。
次いで分注ヘッドを移動させてマイクロプレート4に対
して下降させ、分注ティップ15の先端部をマイクロプ
レート4に格子状に設けられたウェル4a内に挿入して
薬液を吐出させることにより、薬液の分注操作を行う。
【0017】第1の分注ヘッド14を用いることによ
り、マイクロプレート4の任意の列を選択してその列を
構成するウェル4aのみを対象とした分注操作を行うこ
とができ、また、第2の分注ヘッド16を用いることに
より、マイクロプレート4の全てのウェル4aに対して
液状試料を一括して分注することができる。
【0018】未使用の分注ティップ15は、図4に示す
ように、マイクロプレート4と同様の格子状の配列を有
するティップラック5内に収容されている。すなわちテ
ィップラック5は未使用の分注ティップ15をマイクロ
プレート4のウェル配置と同様の配列で保持する保持体
となっている。分注ステージ10に載置されたティップ
ラック5上に第1の分注ヘッド14、第2の分注ヘッド
16を下降させることにより、分注ティップ15がそれ
ぞれの分注ヘッドに設けられたピペットに自動的に装着
される。
【0019】また、使用後には、第1の分注ヘッド1
4、第2の分注ヘッド16を分注部Aに配設された分注
ティップ離脱部19(図1参照)上で昇降させることに
より、分注ティップ離脱部19の櫛歯状の係止部材に分
注ティップ15を係止して第1の分注ヘッド14、第2
の分注ヘッド16から自動的に取り外すようになってい
る。
【0020】ベースプレート3上のスライドテーブル1
3の反対側の端部には、蓋取外しユニット18が配設さ
れている。蓋取外しユニット18は、マイクロプレート
4のストック時にマイクロプレート4を覆う蓋の取外し
を行う。
【0021】次に図1を参照して天井送行ロボット20
(搬送手段)について説明する。天井送行ロボット20
は、Y軸テーブル21、X軸テーブル23、昇降回転ユ
ニット24およびアーム25の下端部に装着された移載
ヘッド26より成る。天井送行ロボット20は、分注部
Aとストック部Bとの間マイクロプレート4やティップ
ラック5等の分注材料の搬送を行う。すなわち、ストッ
ク部Bにストックされたマイクロプレート4、薬液プレ
ート6やティップラック5を、移載ヘッド26によって
クランプし分注部Aの所定位置まで搬送して載置する。
【0022】この分注装置は上記のように構成されてお
り、以下分注装置によって行われる分注作業について説
明する。この分注作業は、複数回の分注操作によって構
成され、以下に述べるウェルフォーマットに基づいて行
われるものである。ここでは、前述のウェル数96のマ
イクロプレート4を用い、異なる種類の液状試料である
薬液を貯溜した薬液プレート6から第1の分注ヘッド1
4及び第2の分注ヘッド16によって薬液を吸引し、マ
イクロプレート4の所定のウェル4a内に吐出するもの
である。
【0023】まず、図5を参照してこの分注作業におけ
るウェルフォーマット及びこのウェルフォーマットに対
応して準備されるティップラック5におけるティップの
配列について説明する。図5(a)は、ウェルフォーマ
ットの第1例を示している。ウェルフォーマットは、複
数種類の液状試料を同一のマイクロプレートに収納する
場合に、これらの複数のウェルを各液状試料に割り付け
たウェル配置を示すものである。ここに示す第1の例で
は、マイクロプレート4の最右端の1列の下側の4個の
ウェル4aのみで構成される区画A1に対して薬液6A
が分注される。
【0024】図5(b)は、この分注作業において使用
される分注ティップ15を供給するティップラック5を
示している。ティップラック5には、マイクロプレート
4のウェル4aの配列に対応して全格子範囲(図5
(b)において破線枠5A内)に分注ティップ15が配
列されている。
【0025】次に、この第1のウェルフォーマットを実
現するための分注操作について図6、図7を参照して説
明する。まず図6(a)に示すように、ティップラック
5上に第1の分注ヘッド14を位置させる。このとき、
第1の分注ヘッド14のピペット17のうち、マイクロ
プレート4の区画A1に対応する4本のピペット17
(図6(a)に示す枠a1内)のみが、ティップラック
5の分注ティップ15の上方に位置するよう、枠a1内
のピペット17をティップラック5のコーナ部分に位置
あわせする。そしてこの状態で、第1の分注ヘッド14
を下降させる。これにより、第1の分注ヘッド14には
枠a1内の4本のピペット17のみに分注ティップ15
が装着される。
【0026】次いで、図6(b)に示すように、第1の
分注ヘッド14を薬液プレート6上に移動させ、分注テ
ィップ15を下降させて薬液プレート6内の薬液6Aを
吸入する。この後第1の分注ヘッド14を上昇させてマ
イクロプレート4上に移動させ、図7(a)に示すよう
に分注ティップ15をマイクロプレート4の区画A1を
構成するウェル4aに位置合わせする。そして分注ティ
ップ15を下降させてウェル4a内に挿入し、薬液6A
を吐出する。第1の分注ヘッド14を上昇させることに
より、図7(b)に示すようにマイクロプレート4の区
画A1内の所定のウェル4aには薬液6Aが分注され
る。
【0027】すなわち、この分注操作は、ティップラッ
ク5に保持されている分注ティップ15を第1の分注ヘ
ッド14に装着する工程において、第1の分注ヘッド1
4に分注ティップ15が未装着のピペット17を残した
状態で部分的に分注ティップ15を装着するものとなっ
ている。
【0028】次に、ウェルフォーマットの第2の例につ
いて図8を参照して説明する。ここに示す第2の例で
は、マイクロプレート4の最右端の1列及び最下端の1
行で構成される区画A2に対して薬液6Aが、区画A2
を除く全範囲で構成される区画B1に対しては薬液6B
が割り付けられている。そして、このウェルフォーマッ
トを実現するために第2の分注ヘッド16のみを用いる
ようにしている。また図8(b)は、この分注作業にお
いて使用される分注ティップ15を供給するティップラ
ック5を示している。ティップラック5には、全格子範
囲(図8(b)において破線枠5A内)に分注ティップ
15が配列されている。
【0029】次に、分注操作について図9〜図14を参
照して説明する。まず図9(a)に示すように、ティッ
プラック5上に第2の分注ヘッド16を位置させる。こ
のとき、第2の分注ヘッド16の最左列のピペット列
(枠a2で示す)をティップラック5の最右列の分注テ
ィップ列(枠a3で示す)の上方に位置するように位置
あわせする。そしてこの状態で第2の分注ヘッド16を
下降させることにより、第2の分注ヘッド16には1列
分のみの8本の分注ティップ15が装着される。
【0030】次いで、図9(b)に示すように、第2の
分注ヘッド16を薬液プレート6上に移動させ、分注テ
ィップ15を下降させて薬液プレート6内の薬液6Aを
吸入する。この後第2の分注ヘッド16を上昇させてマ
イクロプレート4上に移動させ、図10(a)に示すよ
うに、装着された分注ティップ15をマイクロプレート
4の最右端のウェル列(枠a4で示す)に位置合わせす
る。
【0031】そして分注ティップ15を下降させて最右
端のウェル列を構成するウェル4a内に挿入し、薬液6
Aを吐出する。第2の分注ヘッド16を上昇させること
により、図10(b)に示すようにマイクロプレート4
の最右端のウェル列を構成するウェル4aには薬液6A
が分注される。
【0032】次に、同じく第2の分注ヘッド16を用い
た行方向の分注が行われる。図11(a)に示すよう
に、前回の分注操作によって最右端の分注ティップ15
が取り出された後のティップラック5の上方に第2の分
注ヘッド16を位置させる。このとき、第2の分注ヘッ
ド16の最左列のピペット行(枠a5で示す)をティッ
プラック5の最右端の分注ティップ行(枠a6で示す)
の上方に位置するように位置あわせする。そしてこの状
態で第2の分注ヘッド16を下降させることにより、第
2の分注ヘッド16の最左行には1行分の11本(前回
分注操作ですでに取り出された1本を除く)の分注ティ
ップ15が装着される。
【0033】次いで、図11(b)に示すように、第2
の分注ヘッド16を薬液プレート6上に移動させ、分注
ティップ15を下降させて薬液プレート内の薬液6Aを
吸入する。この後第2の分注ヘッド16を上昇させてマ
イクロプレート4上に移動させ、図12(a)に示すよ
うに、装着された分注ティップ15をマイクロプレート
4の最右端のウェル行(枠a6で示す)に位置合わせす
る。
【0034】そして分注ティップ15を下降させて最右
端のウェル行を構成するウェル4a内に挿入し、薬液6
Aを吐出する。第2の分注ヘッド16を上昇させること
により、図12(b)に示すようにマイクロプレート4
の最右端のウェル行を構成するウェル4aには薬液6A
が分注される。これにより、図8(a)に示す区画A2
を構成するウェル4a内への分注操作が完了する。
【0035】次いで、薬液6Bの分注が行われる。図1
3(a)に示すように、ティップラック5上に第2の分
注ヘッド16を位置させる。このとき、第2の分注ヘッ
ド16の中心位置をティップラック5の中心位置に合わ
せる。そしてこの状態で第2の分注ヘッド16を下降さ
せることにより、第2の分注ヘッド16にはティップラ
ック5に残存しているすべての分注ティップ15、すな
わちすでに前2回の分注操作によって取り出された分注
ティップ15を除く分注ティップ15が装着される。
【0036】次いで、図13(b)に示すように、第2
の分注ヘッド16を薬液プレート6上に移動させ、分注
ティップ15を下降させて薬液プレート内の薬液6Bを
吸入する。この後第2の分注ヘッド16を上昇させてマ
イクロプレート4上に移動させ、図14(a)に示すよ
うに、装着された分注ティップ15がマイクロプレート
4の区画B1を構成する未分注のウェル4aの位置に一
致するように位置合わせする。そして分注ティップ15
を下降させてウェル4a内に挿入し、薬液6Bを吐出す
る。第2の分注ヘッド16を上昇させることにより、図
14(b)に示すようにマイクロプレート4の区画B1
を構成するウェル4a内には、薬液6Bが分注される。
【0037】これにより、図8(a)に示すウェルフォ
ーマットが完成する。すなわち、このウェルフォーマッ
トの第2例の分注操作も、ティップラック5に保持され
ている分注ティップ15を第2の分注ヘッド16に装着
する工程において、第2の分注ヘッド16に分注ティッ
プ15が未装着のピペットを残した状態で部分的に分注
ティップ15を装着するものとなっている。
【0038】このような分注ティップの装着方法を用い
ることにより、ティップラック5に保持されている分注
ティップ15をあらかじめウェルフォーマットに応じて
所定数の配列パターンに設定する必要がない。従って、
新しいティップラック5から幾つかの分注ティップ15
を取り出して所定の配列パターンにする手間を省くこと
ができると共に、分注操作の途中においてティップラッ
ク5の交換を頻繁に行う必要がなく、効率のよい分注作
業を行うことができる。さらに、所定配列パターンを作
成するために未使用のまま分注ティップ15を廃棄する
ことがなく、資源の有効活用が促進される。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、保持体に保持されてい
る分注ティップを分注ヘッドに装着する工程において少
なくとも1回は分注ヘッドに分注ティップが未装着のピ
ペットを残した状態で部分的に分注ティップを装着する
ようにしたので、保持体の分注ティップをあらかじめ所
定の配列パターンに設定する必要がなく効率のよい分注
作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の分注装置の斜視図
【図2】(a)本発明の一実施の形態の分注装置の分注
ヘッドの斜視図 (b)本発明の一実施の形態の分注装置の分注ヘッドの
斜視図
【図3】(a)本発明の一実施の形態の分注装置の薬液
プレートの斜視図 (b)本発明の一実施の形態の分注装置のマイクロプレ
ートの斜視図
【図4】本発明の一実施の形態の分注装置のティップラ
ックの斜視図
【図5】(a)本発明の一実施の形態のマイクロプレー
トの平面図 (b)本発明の一実施の形態のティップラックの平面図
【図6】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【図7】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【図8】(a)本発明の一実施の形態のマイクロプレー
トの平面図 (b)本発明の一実施の形態のティップラックの平面図
【図9】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【図10】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【図11】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【図12】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【図13】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【図14】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【符号の説明】
4 マイクロプレート 4a ウェル 5 ティップラック 6 薬液プレート 6A,6B 薬液 14 第1の分注ヘッド 15 分注ティップ 16 第2の分注ヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分注ヘッドのピペットに使い捨ての分注テ
    ィップを装着しこの分注ティップで液状試料を吸引して
    マイクロプレートに形成された複数のウェルに吐出する
    分注方法であって、複数の分注ティップを前記ウェルと
    同様の配列で保持した保持体を準備する工程と、前記保
    持体に保持されている分注ティップを分注ヘッドに装着
    する分注ティップ装着工程とを含み、この分注ティップ
    装着工程において少なくとも1回は分注ヘッドに分注テ
    ィップが未装着のピペットを残した状態で部分的に分注
    ティップを装着することを特徴とする分注方法。
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