JP3705058B2 - 分注方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生化学分野等で液状の試料の分注に用いられる分注方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
生化学分野においては、微生物などの生化学物質の培養や試験などの各種の処理が行われる。一般にこれらの処理は、対象の生化学物質を含んだ液状試料を専用の容器に収容した状態で行われる。これらの処理は通常多数の試料を対象として系統的に行われる場合が多いため、容器には多数の液状試料が同時に収容できるように、液状試料の収容部であるウェルが格子状に多数設けられたマイクロプレートが用いられる。そして培養や試験の過程においては、マイクロプレートへの液状試料の移し替えや小分けを行う分注操作が繰り返し行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述の処理を効率よくしかも高い信頼性で行うためには、1つのマイクロプレート内における液状試料の収容配置を適切に設定する必要がある。すなわち、複数種類の液状試料を同一のマイクロプレートに収容する場合に、これらの複数のウェルを各液状試料にどのように割り付けるかを決定するウェル配置(ウェルフォーマットと呼ばれる)を適切に設定する必要がある。
【0004】
このウェルフォーマットは任意に決定してよいものではなく、試薬や標準液を収容しているマイクロプレートのウェル配置、使用する分注ヘッドのピペット配置、さらには分析装置との関連など、幾つかの条件を総合して全体の処理作業をできるだけ効率的に行えるような収容位置を決定しなければならない。
【0005】
そしてこのようにして決定されたウェルフォーマットを実現するためには、一般に同一のマイクロプレートを対象として多数回の分注操作を伴う複雑な作業を必要とする。すなわち、各分注操作においては分注ヘッドに装着される分注ティップの配列パターンをその都度変更しながら順次分注を行っていく必要があり、分注操作において分注ヘッドの特定部分のみに分注ティップを装着する配列パターンが発生する場合がある。このため、分注作業においては各分注操作毎に分注ティップの交換作業が伴う。
【0006】
しかしながら従来の分注方法では、分注ヘッドに備えられたピペットの数量よりも少ない本数の分注ティップを装着する場合には、あらかじめ所定本数の分注ティップを保持させたティップラックを準備しておく必要があったため、事前の準備作業に手間と時間を要するとともに、このティップラックの準備作業においては所定パターン以外の分注ティップは未使用のまま廃棄されていたため、資源的なロスが発生していた。
【0007】
そこで本発明は、分注作業を効率よく行うことができるとともに分注ティップを有効に利用することができる分注方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の分注方法は、「行」の分注を行う第1の分注ヘッドと「行」及び「列」の分注を行う第2の分注ヘッドがあり、この2つの分注ヘッドのピペットに使い捨ての分注ティップを装着しこの分注ティップで異なる種類の液状試料を吸引してマイクロプレートに行と列から格子状に形成された複数のウェルに吐出する分注方法であって、複数の分注ティップを前記ウェルと同様の配列で保持した保持体を準備する工程と、前記保持体に保持されている分注ティップを前記2つの分注ヘッドに装着する分注ティップ装着工程とを含み、この分注ティップ装着工程において少なくとも1回は分注ヘッドに分注ティップが未装着のピペットを残した状態で部分的に分注ティップを装着するようにした。
【0009】
本発明によれば、保持体に保持されている第1の分注ヘッドと第2の分注ティップを分注ヘッドに装着する工程において少なくとも1回は分注ヘッドに分注ティップが未装着のピペットを残した状態で部分的に分注ティップを装着することにより、保持体の分注ティップをあらかじめ所定の配列パターンに設定する必要がなく、2つの分注ヘッドを併用して効率のよい分注作業を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の分注装置の斜視図、図2(a),(b)は同分注装置の分注ヘッドの斜視図、図3(a)は同分注装置の薬液プレートの斜視図、図3(b)は同分注装置のマイクロプレートの斜視図、図4は同分注装置のティップラックの斜視図、図5(a)は同マイクロプレートの平面図、図5(b)は同ティップラックの平面図、図6、図7は同分注操作の説明図、図8(a)は同マイクロプレートの平面図、図8(b)は同ティップラックの平面図、図9、図10、図11、図12、図13、図14は同分注操作の説明図である。
【0011】
まず図1を参照して分注装置の全体構造を説明する。図1において、分注装置1は型材を組み合わせて構成されたフレーム2およびフレーム2に固着されたベースプレート3を備えている。分注装置1はフレーム2とベースプレート3によって3つの部分、すなわち分注部A、ストック部Bおよび処理部Cに区分される。分注部Aはベースプレート3上に配設されており、分注対象のマイクロプレートへ液状試料を分注する分注操作を行う。ストック部Bは分注部Aで用いられるマイクロプレートや薬液プレート、未使用の分注ティップを保持するティップラックをストックする。処理部Cは分注操作後にインキュベータなど他装置に送られ、戻って来たマイクロプレートの分析や洗浄などの処理を行う。
【0012】
次に図1を参照して分注部Aについて説明する。ベースプレート3上には、マイクロプレート4を載置する3つのステージ、すなわち分注ステージ10、バッファステージ11および待機ステージ12が設けられている。分注ステージ10には分注操作が行われる薬剤や検体を収容したマイクロプレート4や薬液を貯溜する薬液プレート6が載置される。
【0013】
バッファステージ11は分注ステージ10内に載置されるマイクロプレート4や薬液プレート6、ティップラック5などの分注材料を一時的に載置するバッファの役割を果たすものである。また待機ステージ12はベースプレート3に設けられた搬送孔3aを介して下方の処理部Cへ搬送されるマイクロプレート4の待機用のステージである。
【0014】
分注ステージ10の側方には、スライドテーブル13が分注ステージ10の長手方向に沿って配設されている。スライドテーブル13には、第1の分注ヘッド14および第2の分注ヘッド16が装着されており、第1の分注ヘッド14および第2の分注ヘッド16は駆動手段(図示せず)によってそれぞれ個別にスライドテーブル13に沿って分注ステージ10上を移動する。
【0015】
次に、図2を参照して第1の分注ヘッド14、第2の分注ヘッド16及び分注ティップ15について説明する。分注ティップ15は先細りのテーパ状のノズル部品であり、各分注ヘッドの下面に備えられたピペット17(図6、図9参照)に交換自在に装着され、使用の都度交換されるいわゆる使い捨て部品である。図2(a)に示すように、第1の分注ヘッド14には、分注ティップ15が列状に複数個(本実施の形態では8個)装着されており、また図2(b)に示すように、第2の分注ヘッド16には分注ティップ15が格子状に複数個(本実施の形態では8個×12列、計96個)装着されている。
【0016】
これらの分注ティップ15の先端部を、図3(a)に示す薬液プレート6に対して下降させて図示しない吸引手段で吸引することにより、薬液プレート6内に貯溜された薬液は分注ティップ15に吸引される。次いで分注ヘッドを移動させてマイクロプレート4に対して下降させ、分注ティップ15の先端部をマイクロプレート4に行と列から格子状(マトリクス状)に設けられたウェル4a内に挿入して薬液を吐出させることにより、薬液の分注操作を行う。
【0017】
第1の分注ヘッド14を用いることにより、マイクロプレート4の任意の列を選択してその列を構成するウェル4aのみを対象とした分注操作を行うことができ、また、第2の分注ヘッド16を用いることにより、マイクロプレート4の全てのウェル4aに対して液状試料を一括して分注することができる。
【0018】
未使用の分注ティップ15は、図4に示すように、マイクロプレート4と同様の格子状の配列を有するティップラック5内に収容されている。すなわちティップラック5は未使用の分注ティップ15をマイクロプレート4のウェル配置と同様の配列で保持する保持体となっている。分注ステージ10に載置されたティップラック5上に第1の分注ヘッド14、第2の分注ヘッド16を下降させることにより、分注ティップ15がそれぞれの分注ヘッドに設けられたピペットに自動的に装着される。
【0019】
また、使用後には、第1の分注ヘッド14、第2の分注ヘッド16を分注部Aに配設された分注ティップ離脱部19(図1参照)上で昇降させることにより、分注ティップ離脱部19の櫛歯状の係止部材に分注ティップ15を係止して第1の分注ヘッド14、第2の分注ヘッド16から自動的に取り外すようになっている。
【0020】
ベースプレート3上のスライドテーブル13の反対側の端部には、蓋取外しユニット18が配設されている。蓋取外しユニット18は、マイクロプレート4のストック時にマイクロプレート4を覆う蓋の取外しを行う。
【0021】
次に図1を参照して天井送行ロボット20(搬送手段)について説明する。天井送行ロボット20は、Y軸テーブル21、X軸テーブル23、昇降回転ユニット24およびアーム25の下端部に装着された移載ヘッド26より成る。天井送行ロボット20は、分注部Aとストック部Bとの間マイクロプレート4やティップラック5等の分注材料の搬送を行う。すなわち、ストック部Bにストックされたマイクロプレート4、薬液プレート6やティップラック5を、移載ヘッド26によってクランプし分注部Aの所定位置まで搬送して載置する。
【0022】
この分注装置は上記のように構成されており、以下分注装置によって行われる分注作業について説明する。この分注作業は、複数回の分注操作によって構成され、以下に述べるウェルフォーマットに基づいて行われるものである。ここでは、前述のウェル数96のマイクロプレート4を用い、異なる種類の液状試料である薬液を貯溜した薬液プレート6から第1の分注ヘッド14及び第2の分注ヘッド16によって薬液を吸引し、マイクロプレート4の所定のウェル4a内に吐出するものである。
【0023】
まず、図5を参照してこの分注作業におけるウェルフォーマット及びこのウェルフォーマットに対応して準備されるティップラック5におけるティップの配列について説明する。図5(a)は、ウェルフォーマットの第1例を示している。ウェルフォーマットは、複数種類の液状試料を同一のマイクロプレートに収納する場合に、これらの複数のウェルを各液状試料に割り付けたウェル配置を示すものである。ここに示す第1の例では、マイクロプレート4の最右端の1列の下側の4個のウェル4aのみで構成される区画A1に対して薬液6Aが分注される。
【0024】
図5(b)は、この分注作業において使用される分注ティップ15を供給するティップラック5を示している。ティップラック5には、マイクロプレート4のウェル4aの配列に対応して全格子範囲(図5(b)において破線枠5A内)に分注ティップ15が配列されている。
【0025】
次に、この第1のウェルフォーマットを実現するための分注操作について図6、図7を参照して説明する。まず図6(a)に示すように、ティップラック5上に第1の分注ヘッド14を位置させる。このとき、第1の分注ヘッド14のピペット17のうち、マイクロプレート4の区画A1に対応する4本のピペット17(図6(a)に示す枠a1内)のみが、ティップラック5の分注ティップ15の上方に位置するよう、枠a1内のピペット17をティップラック5のコーナ部分に位置あわせする。そしてこの状態で、第1の分注ヘッド14を下降させる。これにより、第1の分注ヘッド14には枠a1内の4本のピペット17のみに分注ティップ15が装着される。
【0026】
次いで、図6(b)に示すように、第1の分注ヘッド14を薬液プレート6上に移動させ、分注ティップ15を下降させて薬液プレート6内の薬液6Aを吸入する。この後第1の分注ヘッド14を上昇させてマイクロプレート4上に移動させ、図7(a)に示すように分注ティップ15をマイクロプレート4の区画A1を構成するウェル4aに位置合わせする。そして分注ティップ15を下降させてウェル4a内に挿入し、薬液6Aを吐出する。第1の分注ヘッド14を上昇させることにより、図7(b)に示すようにマイクロプレート4の区画A1内の所定のウェル4aには薬液6Aが分注される。
【0027】
すなわち、この分注操作は、ティップラック5に保持されている分注ティップ15を第1の分注ヘッド14に装着する工程において、第1の分注ヘッド14に分注ティップ15が未装着のピペット17を残した状態で部分的に分注ティップ15を装着するものとなっている。
【0028】
次に、ウェルフォーマットの第2の例について図8を参照して説明する。ここに示す第2の例では、マイクロプレート4の最右端の1列及び最下端の1行で構成される区画A2に対して薬液6Aが、区画A2を除く全範囲で構成される区画B1に対しては薬液6Bが割り付けられている。そして、このウェルフォーマットを実現するために第2の分注ヘッド16のみを用いるようにしている。また図8(b)は、この分注作業において使用される分注ティップ15を供給するティップラック5を示している。ティップラック5には、全格子範囲(図8(b)において破線枠5A内)に分注ティップ15が配列されている。
【0029】
次に、分注操作について図9〜図14を参照して説明する。まず図9(a)に示すように、ティップラック5上に第2の分注ヘッド16を位置させる。このとき、第2の分注ヘッド16の最左列のピペット列(枠a2で示す)をティップラック5の最右列の分注ティップ列(枠a3で示す)の上方に位置するように位置あわせする。そしてこの状態で第2の分注ヘッド16を下降させることにより、第2の分注ヘッド16には1列分のみの8本の分注ティップ15が装着される。
【0030】
次いで、図9(b)に示すように、第2の分注ヘッド16を薬液プレート6上に移動させ、分注ティップ15を下降させて薬液プレート6内の薬液6Aを吸入する。この後第2の分注ヘッド16を上昇させてマイクロプレート4上に移動させ、図10(a)に示すように、装着された分注ティップ15をマイクロプレート4の最右端のウェル列(枠a4で示す)に位置合わせする。
【0031】
そして分注ティップ15を下降させて最右端のウェル列を構成するウェル4a内に挿入し、薬液6Aを吐出する。第2の分注ヘッド16を上昇させることにより、図10(b)に示すようにマイクロプレート4の最右端のウェル列を構成するウェル4aには薬液6Aが分注される。
【0032】
次に、同じく第2の分注ヘッド16を用いた行方向の分注が行われる。図11(a)に示すように、前回の分注操作によって最右端の分注ティップ15が取り出された後のティップラック5の上方に第2の分注ヘッド16を位置させる。このとき、第2の分注ヘッド16の最左列のピペット行(枠a5で示す)をティップラック5の最右端の分注ティップ行(枠a6で示す)の上方に位置するように位置あわせする。そしてこの状態で第2の分注ヘッド16を下降させることにより、第2の分注ヘッド16の最左行には1行分の11本(前回分注操作ですでに取り出された1本を除く)の分注ティップ15が装着される。
【0033】
次いで、図11(b)に示すように、第2の分注ヘッド16を薬液プレート6上に移動させ、分注ティップ15を下降させて薬液プレート内の薬液6Aを吸入する。この後第2の分注ヘッド16を上昇させてマイクロプレート4上に移動させ、図12(a)に示すように、装着された分注ティップ15をマイクロプレート4の最右端のウェル行(枠a6で示す)に位置合わせする。
【0034】
そして分注ティップ15を下降させて最右端のウェル行を構成するウェル4a内に挿入し、薬液6Aを吐出する。第2の分注ヘッド16を上昇させることにより、図12(b)に示すようにマイクロプレート4の最右端のウェル行を構成するウェル4aには薬液6Aが分注される。これにより、図8(a)に示す区画A2を構成するウェル4a内への分注操作が完了する。
【0035】
次いで、薬液6Bの分注が行われる。図13(a)に示すように、ティップラック5上に第2の分注ヘッド16を位置させる。このとき、第2の分注ヘッド16の中心位置をティップラック5の中心位置に合わせる。そしてこの状態で第2の分注ヘッド16を下降させることにより、第2の分注ヘッド16にはティップラック5に残存しているすべての分注ティップ15、すなわちすでに前2回の分注操作によって取り出された分注ティップ15を除く分注ティップ15が装着される。
【0036】
次いで、図13(b)に示すように、第2の分注ヘッド16を薬液プレート6上に移動させ、分注ティップ15を下降させて薬液プレート内の薬液6Bを吸入する。この後第2の分注ヘッド16を上昇させてマイクロプレート4上に移動させ、図14(a)に示すように、装着された分注ティップ15がマイクロプレート4の区画B1を構成する未分注のウェル4aの位置に一致するように位置合わせする。そして分注ティップ15を下降させてウェル4a内に挿入し、薬液6Bを吐出する。第2の分注ヘッド16を上昇させることにより、図14(b)に示すようにマイクロプレート4の区画B1を構成するウェル4a内には、薬液6Bが分注される。
【0037】
これにより、図8(a)に示すウェルフォーマットが完成する。すなわち、このウェルフォーマットの第2例の分注操作も、ティップラック5に保持されている分注ティップ15を第2の分注ヘッド16に装着する工程において、第2の分注ヘッド16に分注ティップ15が未装着のピペットを残した状態で部分的に分注ティップ15を装着するものとなっている。
【0038】
このような分注ティップの装着方法を用いることにより、ティップラック5に保持されている分注ティップ15をあらかじめウェルフォーマットに応じて所定数の配列パターンに設定する必要がない。従って、新しいティップラック5から幾つかの分注ティップ15を取り出して所定の配列パターンにする手間を省くことができると共に、分注操作の途中においてティップラック5の交換を頻繁に行う必要がなく、効率のよい分注作業を行うことができる。さらに、所定配列パターンを作成するために未使用のまま分注ティップ15を廃棄することがなく、資源の有効活用が促進される。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、保持体に保持されている分注チップを第1の分注ヘッドと第2の分注ヘッドに装着する工程において少なくとも1回は分注ヘッドに分注ティップが未装着のピペットを残した状態で部分的に分注ティップを装着するようにしたので、保持体の分注ティップをあらかじめ所定の配列パターンに設定する必要がなく、2つの分注ヘッドを併用して効率のよい分注作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の分注装置の斜視図
【図2】(a)本発明の一実施の形態の分注装置の分注ヘッドの斜視図
(b)本発明の一実施の形態の分注装置の分注ヘッドの斜視図
【図3】(a)本発明の一実施の形態の分注装置の薬液プレートの斜視図
(b)本発明の一実施の形態の分注装置のマイクロプレートの斜視図
【図4】本発明の一実施の形態の分注装置のティップラックの斜視図
【図5】(a)本発明の一実施の形態のマイクロプレートの平面図
(b)本発明の一実施の形態のティップラックの平面図
【図6】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【図7】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【図8】(a)本発明の一実施の形態のマイクロプレートの平面図
(b)本発明の一実施の形態のティップラックの平面図
【図9】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【図10】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【図11】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【図12】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【図13】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【図14】本発明の一実施の形態の分注操作の説明図
【符号の説明】
4 マイクロプレート
4a ウェル
5 ティップラック
6 薬液プレート
6A,6B 薬液
14 第1の分注ヘッド
15 分注ティップ
16 第2の分注ヘッド

Claims (1)

  1. 「行」の分注を行う第1の分注ヘッドと「行」及び「列」の分注を行う第2の分注ヘッドがあり、この2つの分注ヘッドのピペットに使い捨ての分注ティップを装着しこの分注ティップで異なる種類の液状試料を吸引してマイクロプレートに行と列から格子状に形成された複数のウェルに吐出する分注方法であって、複数の分注ティップを前記ウェルと同様の配列で保持した保持体を準備する工程と、前記保持体に保持されている分注ティップを前記2つの分注ヘッドに装着する分注ティップ装着工程とを含み、この分注ティップ装着工程において少なくとも1回は分注ヘッドに分注ティップが未装着のピペットを残した状態で部分的に分注ティップを装着することを特徴とする分注方法。
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