JP2001165578A - アルミ溶解炉 - Google Patents
アルミ溶解炉Info
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
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- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Gas Burners (AREA)
- Air Supply (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造で、ダイオキシン類を排出しない
アルミ溶解炉を提供する。 【解決手段】 貯留部２を下方に備えるとともにバーナ
を配設した炉本体１と、この炉本体に連通して設けられ
るとともに上方に燃焼排ガスダクト８を備えた加熱室４
とからなり、前記バーナの燃焼排ガスによりアルミ処理
材を溶融して前記貯留部に貯留させるアルミ溶解炉にお
いて、燃料供給ノズル１３を有するバーナ部１２と、配
管により前記バーナ部と連通する蓄熱室と、弁を介して
前記蓄熱室に連通する燃料用空気供給ダクト１６および
燃焼排ガスダクト８とを備えた蓄熱式バーナで前記バー
ナを構成するとともに、この蓄熱式バーナを少なくとも
一対設けそれぞれの蓄熱式バーナＢｒａ，Ｂｒｂで燃焼
と排気とを交互に切り替える蓄熱式燃焼装置を構成し、
前記燃焼用空気供給ダクトに前記燃焼排ガスダクトを接
続して加熱室の燃焼排ガスを燃焼用空気とともに供給す
るようにしたアルミ溶解炉。
アルミ溶解炉を提供する。 【解決手段】 貯留部２を下方に備えるとともにバーナ
を配設した炉本体１と、この炉本体に連通して設けられ
るとともに上方に燃焼排ガスダクト８を備えた加熱室４
とからなり、前記バーナの燃焼排ガスによりアルミ処理
材を溶融して前記貯留部に貯留させるアルミ溶解炉にお
いて、燃料供給ノズル１３を有するバーナ部１２と、配
管により前記バーナ部と連通する蓄熱室と、弁を介して
前記蓄熱室に連通する燃料用空気供給ダクト１６および
燃焼排ガスダクト８とを備えた蓄熱式バーナで前記バー
ナを構成するとともに、この蓄熱式バーナを少なくとも
一対設けそれぞれの蓄熱式バーナＢｒａ，Ｂｒｂで燃焼
と排気とを交互に切り替える蓄熱式燃焼装置を構成し、
前記燃焼用空気供給ダクトに前記燃焼排ガスダクトを接
続して加熱室の燃焼排ガスを燃焼用空気とともに供給す
るようにしたアルミ溶解炉。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイオキシン類を
排出しないアルミ溶解炉に関するものである。
排出しないアルミ溶解炉に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、アルミストリップの製造時に発生
するオフゲージ部（圧延されたアルミストリップの長手
方向両端部）やトリム屑（アルミストリップの幅を合わ
せるためにトリマーで切断された耳部）あるいはビー
ル、ジュース等のアルミ空缶や自転車等のアルミフレー
ム、塗装されたアルミ製品などのいわゆる市中屑（以
下、スクラップという）は、アルミ溶解炉で溶融して再
度アルミ原料としてリサイクルされている。
するオフゲージ部（圧延されたアルミストリップの長手
方向両端部）やトリム屑（アルミストリップの幅を合わ
せるためにトリマーで切断された耳部）あるいはビー
ル、ジュース等のアルミ空缶や自転車等のアルミフレー
ム、塗装されたアルミ製品などのいわゆる市中屑（以
下、スクラップという）は、アルミ溶解炉で溶融して再
度アルミ原料としてリサイクルされている。
【０００３】このアルミ溶解炉Ｔ’は、図２に示すよう
に、炉本体１と加熱室４とからなり、前記炉本体１は傾
斜部３を有する貯留部２を底部に備えるとともにバーナ
Ｂが所定位置に配設されている。
に、炉本体１と加熱室４とからなり、前記炉本体１は傾
斜部３を有する貯留部２を底部に備えるとともにバーナ
Ｂが所定位置に配設されている。
【０００４】また、前記加熱室４は前記傾斜部３の上方
に前記炉本体１に連通して設けられ、上方には扉７を備
えた開口部６を有する。さらに、加熱室４の前記開口部
６より下方には高さ方向に所定間隔を有するとともに、
スクラップＷを載置でき、かつ、前記バーナＢの燃焼排
ガスが通過する格子状の棚部材５（上部棚部材５Ａ、下
部棚部材５Ｂ）が回動可能に設けられている。この棚部
材５は、該棚部材５の一端に軸Ｓを設けて他端が回動す
る構造としてもよいし、棚部材５の両端に軸Ｓを設け、
棚部材５を中央部で分割することにより、分割部が回動
するようにしてもよい（図３(Ａ)（Ｂ）参照）。
に前記炉本体１に連通して設けられ、上方には扉７を備
えた開口部６を有する。さらに、加熱室４の前記開口部
６より下方には高さ方向に所定間隔を有するとともに、
スクラップＷを載置でき、かつ、前記バーナＢの燃焼排
ガスが通過する格子状の棚部材５（上部棚部材５Ａ、下
部棚部材５Ｂ）が回動可能に設けられている。この棚部
材５は、該棚部材５の一端に軸Ｓを設けて他端が回動す
る構造としてもよいし、棚部材５の両端に軸Ｓを設け、
棚部材５を中央部で分割することにより、分割部が回動
するようにしてもよい（図３(Ａ)（Ｂ）参照）。
【０００５】そして、前記スクラップＷは、前記開口部
６から上部棚部材５Ａ上に投入載置され、下部棚部材５
Ｂ上のスクラップＷを加熱した前記バーナＢの燃焼排ガ
スにより予熱され、所定時間が経過すると上部棚部材５
Ａが回動してスクラップＷは下部棚部材５Ｂ上に落下す
る。下部棚部材５Ｂ上のスクラップＷも前記バーナＢか
らの燃焼排ガスで所定時間加熱された後、前記棚部材の
回動により炉本体１の傾斜部３に落下し、該傾斜部３で
充分に加熱されて溶融した後、貯留部２で貯留される。
溶融アルミが前記貯留部２に所定量貯留されると、図示
しない排出口から排出されるものである。なお、８は前
記加熱室４に連通する燃焼排ガスダクトである。
６から上部棚部材５Ａ上に投入載置され、下部棚部材５
Ｂ上のスクラップＷを加熱した前記バーナＢの燃焼排ガ
スにより予熱され、所定時間が経過すると上部棚部材５
Ａが回動してスクラップＷは下部棚部材５Ｂ上に落下す
る。下部棚部材５Ｂ上のスクラップＷも前記バーナＢか
らの燃焼排ガスで所定時間加熱された後、前記棚部材の
回動により炉本体１の傾斜部３に落下し、該傾斜部３で
充分に加熱されて溶融した後、貯留部２で貯留される。
溶融アルミが前記貯留部２に所定量貯留されると、図示
しない排出口から排出されるものである。なお、８は前
記加熱室４に連通する燃焼排ガスダクトである。
【０００６】ところで、前記スクラップＷがオフゲージ
部やトリム屑のように圧延油しか付着していないのであ
れば、このスクラップＷを加熱溶融しても何ら問題を生
じないが、実際には、スクラップＷ中に圧延油の洗浄に
使用したハロゲン系の溶剤が付着したトリム屑等が混入
していたり、前述の市中屑が混入しているため、前記ス
クラップＷの加熱時に溶剤や塗装が燃焼してダイオキシ
ン類を含む悪臭成分が発生する。
部やトリム屑のように圧延油しか付着していないのであ
れば、このスクラップＷを加熱溶融しても何ら問題を生
じないが、実際には、スクラップＷ中に圧延油の洗浄に
使用したハロゲン系の溶剤が付着したトリム屑等が混入
していたり、前述の市中屑が混入しているため、前記ス
クラップＷの加熱時に溶剤や塗装が燃焼してダイオキシ
ン類を含む悪臭成分が発生する。
【０００７】したがって、前記燃焼排ガスダクト８に、
たとえば、特公昭６３−６７０９０号公報に開示の触媒
燃焼式脱臭装置、あるいは特公昭５１−１７８２９号公
報に開示の直接燃焼式脱臭装置等の脱臭装置９を設けて
前記悪臭成分を加熱分解して無害化した後、大気に放出
するようにしている。
たとえば、特公昭６３−６７０９０号公報に開示の触媒
燃焼式脱臭装置、あるいは特公昭５１−１７８２９号公
報に開示の直接燃焼式脱臭装置等の脱臭装置９を設けて
前記悪臭成分を加熱分解して無害化した後、大気に放出
するようにしている。
【０００８】ところで、ダイオキシン類は８００℃以上
の温度で２秒以上（厚生省の指針）保持すれば加熱分解
されて無害化するが、その後、２００〜６００℃の温度
域に降温する際に燃焼排ガス中のダストと接触すると、
このダストが触媒となってダスト表面でダイオキシン類
が再合成されることが知られている。したがって、悪臭
成分を加熱分解した燃焼排ガスは、ダイオキシン類の再
合成を防止するために１〜２秒以内の短時間で２００℃
以下に急冷する必要がある。
の温度で２秒以上（厚生省の指針）保持すれば加熱分解
されて無害化するが、その後、２００〜６００℃の温度
域に降温する際に燃焼排ガス中のダストと接触すると、
このダストが触媒となってダスト表面でダイオキシン類
が再合成されることが知られている。したがって、悪臭
成分を加熱分解した燃焼排ガスは、ダイオキシン類の再
合成を防止するために１〜２秒以内の短時間で２００℃
以下に急冷する必要がある。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の脱臭装置９
においては、悪臭成分を加熱分解し、その高温となった
燃焼排ガスの熱量を回収するため熱交換器が備えられ、
燃焼用空気の予熱等に利用されている。しかしながら、
この熱交換器は間接式のものなので熱交換効率が悪く、
加熱分解されたダイオキシン類が最も活発に再合成され
る３００℃前後の温度域での燃焼排ガスの滞留時間が長
くなるため、ダイオキシン類が再合成されて大気中に排
出されるという問題があった。
においては、悪臭成分を加熱分解し、その高温となった
燃焼排ガスの熱量を回収するため熱交換器が備えられ、
燃焼用空気の予熱等に利用されている。しかしながら、
この熱交換器は間接式のものなので熱交換効率が悪く、
加熱分解されたダイオキシン類が最も活発に再合成され
る３００℃前後の温度域での燃焼排ガスの滞留時間が長
くなるため、ダイオキシン類が再合成されて大気中に排
出されるという問題があった。
【００１０】そのため、近年、特開平１１−１０４４５
５号公報で開示されている蓄熱式脱臭装置が使用されて
いる。
５号公報で開示されている蓄熱式脱臭装置が使用されて
いる。
【００１１】この蓄熱式脱臭装置は、加熱手段を有する
燃焼室に、蓄熱体を有する複数の蓄熱室を連設し、ダイ
オキシン類を含む２００℃以下の被処理ガスを前記蓄熱
室のうち、すでに蓄熱されている蓄熱室に供給し、該蓄
熱室の蓄熱体と直接熱交換して予熱したのち、燃焼室で
８００℃以上で２秒以上滞留させてダイオキシン類を加
熱分解して処理ガスとし、この処理ガスを前記被処理ガ
スとの熱交換で既に降温した蓄熱室を通過させて該蓄熱
室の蓄熱体と熱交換することにより１秒以内、たとえば
０．２秒で２００℃以下に急冷してダイオキシン類の再
合成を防止して排出するとともに、前記被処理ガスと処
理ガスとを所定時間毎に切換えて異なる蓄熱室に供給す
るものである。
燃焼室に、蓄熱体を有する複数の蓄熱室を連設し、ダイ
オキシン類を含む２００℃以下の被処理ガスを前記蓄熱
室のうち、すでに蓄熱されている蓄熱室に供給し、該蓄
熱室の蓄熱体と直接熱交換して予熱したのち、燃焼室で
８００℃以上で２秒以上滞留させてダイオキシン類を加
熱分解して処理ガスとし、この処理ガスを前記被処理ガ
スとの熱交換で既に降温した蓄熱室を通過させて該蓄熱
室の蓄熱体と熱交換することにより１秒以内、たとえば
０．２秒で２００℃以下に急冷してダイオキシン類の再
合成を防止して排出するとともに、前記被処理ガスと処
理ガスとを所定時間毎に切換えて異なる蓄熱室に供給す
るものである。
【００１２】しかしながら、この蓄熱式脱臭装置は装置
自体が大型であるため、既設のアルミ溶解炉近傍に設置
できない場合がある。また、アルミ溶解炉から離れた場
所に設置すると燃焼排ガスダクトが長くなり、アルミ溶
解炉からの燃焼排ガス温度がダクト内で降下するので燃
焼排ガス中の悪臭成分やヤニ成分等がダクト内面や蓄熱
式脱臭装置の切換弁等で凝縮し、頻繁に切換弁等を清掃
しなければならないという新たな問題が発生する。
自体が大型であるため、既設のアルミ溶解炉近傍に設置
できない場合がある。また、アルミ溶解炉から離れた場
所に設置すると燃焼排ガスダクトが長くなり、アルミ溶
解炉からの燃焼排ガス温度がダクト内で降下するので燃
焼排ガス中の悪臭成分やヤニ成分等がダクト内面や蓄熱
式脱臭装置の切換弁等で凝縮し、頻繁に切換弁等を清掃
しなければならないという新たな問題が発生する。
【００１３】そこで、本発明者は、前記課題を解決する
ために種々検討の結果、従来のアルミ溶解炉のバーナと
して少なくとも一対の蓄熱式バーナからなる蓄熱再生式
燃焼装置を使用するとともに、燃焼排ガスダクトからの
ダイオキシン類を含む燃焼排ガスを燃焼用空気の一部と
して供給することにより高温の燃焼排ガスでダイオキシ
ン類を加熱分解する一方、この燃焼排ガスを他方の蓄熱
式バーナの蓄熱室へ供給することにより１秒以内、たと
えば０．２秒で２００℃以下に急冷して炉外へ排出する
ようにすれば、前記課題をすべて解決できることを見出
して本発明に至ったものである。
ために種々検討の結果、従来のアルミ溶解炉のバーナと
して少なくとも一対の蓄熱式バーナからなる蓄熱再生式
燃焼装置を使用するとともに、燃焼排ガスダクトからの
ダイオキシン類を含む燃焼排ガスを燃焼用空気の一部と
して供給することにより高温の燃焼排ガスでダイオキシ
ン類を加熱分解する一方、この燃焼排ガスを他方の蓄熱
式バーナの蓄熱室へ供給することにより１秒以内、たと
えば０．２秒で２００℃以下に急冷して炉外へ排出する
ようにすれば、前記課題をすべて解決できることを見出
して本発明に至ったものである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は前
記課題を解決するために、貯留部を下方に備えるととも
にバーナを配設した炉本体と、この炉本体に連通して設
けられるとともに、上方に燃焼排ガスダクトを備えた加
熱室とからなり、前記バーナの燃焼排ガスによりアルミ
処理材を溶融して前記貯留部に貯留させるアルミ溶解炉
において、燃料供給ノズルを有するバーナ部と、配管に
より前記バーナ部と連通する蓄熱室と、弁を介して前記
蓄熱室に連通する燃焼用空気供給ダクトおよび燃焼排ガ
スダクトとを備えた蓄熱式バーナで前記バーナを構成す
るとともに、この蓄熱式バーナを少なくとも一対設け、
それぞれの蓄熱式バーナで燃焼と排気とを交互に切り替
える蓄熱式燃焼装置を構成し、かつ、前記燃焼用空気供
給ダクトに前記燃焼排ガスダクトを接続して前記加熱室
の燃焼排ガスを燃焼用空気とともに供給する構成とした
ものである。
記課題を解決するために、貯留部を下方に備えるととも
にバーナを配設した炉本体と、この炉本体に連通して設
けられるとともに、上方に燃焼排ガスダクトを備えた加
熱室とからなり、前記バーナの燃焼排ガスによりアルミ
処理材を溶融して前記貯留部に貯留させるアルミ溶解炉
において、燃料供給ノズルを有するバーナ部と、配管に
より前記バーナ部と連通する蓄熱室と、弁を介して前記
蓄熱室に連通する燃焼用空気供給ダクトおよび燃焼排ガ
スダクトとを備えた蓄熱式バーナで前記バーナを構成す
るとともに、この蓄熱式バーナを少なくとも一対設け、
それぞれの蓄熱式バーナで燃焼と排気とを交互に切り替
える蓄熱式燃焼装置を構成し、かつ、前記燃焼用空気供
給ダクトに前記燃焼排ガスダクトを接続して前記加熱室
の燃焼排ガスを燃焼用空気とともに供給する構成とした
ものである。
【００１５】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
１にしたがって説明する。本発明のアルミ溶解炉Ｔも図
２のものと同様、貯留部２および傾斜部３を有する炉本
体１と回動可能な棚部材５および開口部６を有する加熱
室４とからなる。
１にしたがって説明する。本発明のアルミ溶解炉Ｔも図
２のものと同様、貯留部２および傾斜部３を有する炉本
体１と回動可能な棚部材５および開口部６を有する加熱
室４とからなる。
【００１６】そして、前記炉本体１にはダンパＶ1を備
えた補助煙道１１が設けてあるとともに、前記従来のバ
ーナＢの代わりに一対の蓄熱式バーナからなる蓄熱再生
式燃焼装置が設けてある。
えた補助煙道１１が設けてあるとともに、前記従来のバ
ーナＢの代わりに一対の蓄熱式バーナからなる蓄熱再生
式燃焼装置が設けてある。
【００１７】この蓄熱再生式燃焼装置は、同一構成から
なる一対の従来公知の蓄熱式バーナＢｒａ，Ｂｒｂを備
えており、各蓄熱式バーナＢｒａ，Ｂｒｂはバーナ部１
２と蓄熱体（図示せず）を収納した蓄熱室１５とからな
り、蓄熱式バーナＢｒａあるいはＢｒｂの一方を燃焼状
態、他方を排気状態とし、炉内の燃焼排ガスを低温とな
った一方の蓄熱室１５を介して排気させることにより２
００℃以下に、たとえば０．２秒で急冷するとともに他
方の蓄熱体で下記する燃焼排ガスを含む燃焼用空気を予
熱するものである。そして、所定時間経過後、前記燃焼
排ガスの排出と燃焼用空気の供給とを切り替えて燃焼を
行なう。
なる一対の従来公知の蓄熱式バーナＢｒａ，Ｂｒｂを備
えており、各蓄熱式バーナＢｒａ，Ｂｒｂはバーナ部１
２と蓄熱体（図示せず）を収納した蓄熱室１５とからな
り、蓄熱式バーナＢｒａあるいはＢｒｂの一方を燃焼状
態、他方を排気状態とし、炉内の燃焼排ガスを低温とな
った一方の蓄熱室１５を介して排気させることにより２
００℃以下に、たとえば０．２秒で急冷するとともに他
方の蓄熱体で下記する燃焼排ガスを含む燃焼用空気を予
熱するものである。そして、所定時間経過後、前記燃焼
排ガスの排出と燃焼用空気の供給とを切り替えて燃焼を
行なう。
【００１８】前記バーナ部１２、１２は、それぞれ弁Ｖ
5ａ，Ｖ5ｂを介して燃料供給管１３Ａに連通する燃料供
給ノズル１３を有しており、この燃料供給管１３Ａは燃
料源Ｇに連通している。また、バーナ部１２、１２は、
配管１４を介して蓄熱室１５に連通している。
5ａ，Ｖ5ｂを介して燃料供給管１３Ａに連通する燃料供
給ノズル１３を有しており、この燃料供給管１３Ａは燃
料源Ｇに連通している。また、バーナ部１２、１２は、
配管１４を介して蓄熱室１５に連通している。
【００１９】蓄熱室１５には燃焼用空気を供給するブロ
ア１７を備えた燃焼用空気供給ダクト１６が弁Ｖ2ａ，
Ｖ2ｂを介して連通しており、この燃焼用空気供給ダク
ト１６の前記ブロア１７より上流側にはダンパＶ3が設
けてあり、このダンパＶ3と前記ブロア１７との間に前
記加熱室４に連通する燃焼排ガスダクト８がダンパＶ6
を介して接続してある。
ア１７を備えた燃焼用空気供給ダクト１６が弁Ｖ2ａ，
Ｖ2ｂを介して連通しており、この燃焼用空気供給ダク
ト１６の前記ブロア１７より上流側にはダンパＶ3が設
けてあり、このダンパＶ3と前記ブロア１７との間に前
記加熱室４に連通する燃焼排ガスダクト８がダンパＶ6
を介して接続してある。
【００２０】さらに、蓄熱室１５には排気ファン１９を
備えた排気ダクト１８が弁Ｖ4ａ，Ｖ4ｂを介して連通し
てある。
備えた排気ダクト１８が弁Ｖ4ａ，Ｖ4ｂを介して連通し
てある。
【００２１】つぎに、前記構成からなるアルミ溶解炉Ｔ
の操業について述べる。まず、前記扉７を開き、開口部
６から所定量のスクラップＷを上部棚部材５Ａ上に投入
載置する。
の操業について述べる。まず、前記扉７を開き、開口部
６から所定量のスクラップＷを上部棚部材５Ａ上に投入
載置する。
【００２２】そして、ダンパＶ1を所定開度としたのち
燃焼用空気を供給するブロア１７および排気ファン１９
を駆動するとともに、弁Ｖ2ａ，Ｖ4ｂ，Ｖ5ａを開、弁
Ｖ2ｂ，Ｖ4ａ，Ｖ5ｂを閉、ダンパＶ3，Ｖ6を所定開度
に設定し、蓄熱式バーナＢｒａを燃焼状態、蓄熱式バー
ナＢｒｂを排気状態とする。
燃焼用空気を供給するブロア１７および排気ファン１９
を駆動するとともに、弁Ｖ2ａ，Ｖ4ｂ，Ｖ5ａを開、弁
Ｖ2ｂ，Ｖ4ａ，Ｖ5ｂを閉、ダンパＶ3，Ｖ6を所定開度
に設定し、蓄熱式バーナＢｒａを燃焼状態、蓄熱式バー
ナＢｒｂを排気状態とする。
【００２３】この場合、蓄熱式バーナＢｒａに連通する
蓄熱室１５には燃焼排ガスの混入した燃焼用空気が供給
され、蓄熱体と熱交換することにより前記燃焼用空気は
昇温し、蓄熱体は冷却される。一方、蓄熱式バーナＢｒ
ｂに連通する蓄熱室１５には高温の燃焼排ガスが供給さ
れるためその蓄熱体は加熱され、燃焼排ガスはたとえば
０．２秒で２００℃以下に急冷されて炉外に放出され
る。
蓄熱室１５には燃焼排ガスの混入した燃焼用空気が供給
され、蓄熱体と熱交換することにより前記燃焼用空気は
昇温し、蓄熱体は冷却される。一方、蓄熱式バーナＢｒ
ｂに連通する蓄熱室１５には高温の燃焼排ガスが供給さ
れるためその蓄熱体は加熱され、燃焼排ガスはたとえば
０．２秒で２００℃以下に急冷されて炉外に放出され
る。
【００２４】なお、前記バーナ部１２へは燃焼に必要な
所定量の酸素を供給しなければならないので、炉内の燃
焼排ガスを全量、燃焼用空気としてバーナ部１２へ供給
できないため、その一部（たとえば、燃焼排ガス量の８
０ｖｏｌ％）をバーナ部１２へ供給し、残り（燃焼排ガ
ス量の２０ｖｏｌ％）を補助煙道１１から炉外に放出す
る。
所定量の酸素を供給しなければならないので、炉内の燃
焼排ガスを全量、燃焼用空気としてバーナ部１２へ供給
できないため、その一部（たとえば、燃焼排ガス量の８
０ｖｏｌ％）をバーナ部１２へ供給し、残り（燃焼排ガ
ス量の２０ｖｏｌ％）を補助煙道１１から炉外に放出す
る。
【００２５】所定時間経過すると、前記弁Ｖ2ａ，Ｖ
4ｂ，Ｖ5ａを閉、Ｖ2ｂ，Ｖ4ａ，Ｖ5ｂを開とすること
により蓄熱式バーナＢｒｂが燃焼状態、蓄熱式バーナＢ
ｒａが排気状態となるが、この場合、燃焼用空気は前工
程で燃焼排ガスにより加熱された蓄熱室１５を通る間に
予熱されるため燃焼効率は向上する。また、高温の燃焼
排ガスは前工程で冷却された蓄熱式バーナＢｒａの蓄熱
室１５を通るため、２００℃以下に急冷されて炉外に排
出される。以後、前述の工程を繰り返す。
4ｂ，Ｖ5ａを閉、Ｖ2ｂ，Ｖ4ａ，Ｖ5ｂを開とすること
により蓄熱式バーナＢｒｂが燃焼状態、蓄熱式バーナＢ
ｒａが排気状態となるが、この場合、燃焼用空気は前工
程で燃焼排ガスにより加熱された蓄熱室１５を通る間に
予熱されるため燃焼効率は向上する。また、高温の燃焼
排ガスは前工程で冷却された蓄熱式バーナＢｒａの蓄熱
室１５を通るため、２００℃以下に急冷されて炉外に排
出される。以後、前述の工程を繰り返す。
【００２６】前記スクラップＷは従来同様前記蓄熱式バ
ーナＢｒａあるいはＢｒｂからの燃焼排ガスにより加熱
されて溶融する。そして、貯留部２に所定量の溶融アル
ミが貯留されると、図示しない開口部から取り出され
る。
ーナＢｒａあるいはＢｒｂからの燃焼排ガスにより加熱
されて溶融する。そして、貯留部２に所定量の溶融アル
ミが貯留されると、図示しない開口部から取り出され
る。
【００２７】前記加熱室４に供給された燃焼排ガスは、
加熱室４内を上昇し、スクラップＷを加熱して塗料等を
燃焼するとともにスクラップＷを加熱溶融するが、塗料
等の燃焼によりダイオキシン類を含有する悪臭成分を生
成するので、該悪臭成分を含有する燃焼排ガスを前記ダ
ンパＶ3を介して供給される燃焼用空気と混合して蓄熱
式バーナＢｒａあるいはＢｒｂに供給し、高温の燃焼排
ガスによりダイオキシン類を含む前記悪臭成分を加熱分
解する。
加熱室４内を上昇し、スクラップＷを加熱して塗料等を
燃焼するとともにスクラップＷを加熱溶融するが、塗料
等の燃焼によりダイオキシン類を含有する悪臭成分を生
成するので、該悪臭成分を含有する燃焼排ガスを前記ダ
ンパＶ3を介して供給される燃焼用空気と混合して蓄熱
式バーナＢｒａあるいはＢｒｂに供給し、高温の燃焼排
ガスによりダイオキシン類を含む前記悪臭成分を加熱分
解する。
【００２８】また、排気状態の蓄熱式バーナから排出さ
れる前記ダイオキシン類の加熱分解ガスを含む燃焼排ガ
スは、前工程で燃焼用空気の流通により２００℃以下に
冷却された蓄熱室を通って炉外に排気されるが、この燃
焼排ガスは蓄熱室１５内の蓄熱体と直接熱交換するた
め、２００℃以下にたとえば０．２秒で急冷されるので
ダイオキシン類は再合成されることなく無害化されて炉
外に排出されることになる。
れる前記ダイオキシン類の加熱分解ガスを含む燃焼排ガ
スは、前工程で燃焼用空気の流通により２００℃以下に
冷却された蓄熱室を通って炉外に排気されるが、この燃
焼排ガスは蓄熱室１５内の蓄熱体と直接熱交換するた
め、２００℃以下にたとえば０．２秒で急冷されるので
ダイオキシン類は再合成されることなく無害化されて炉
外に排出されることになる。
【００２９】ところで、前記補助煙道１１の炉本体１と
の連通部は加熱室４の下部棚部材５Ｂより上流側に設け
てあるためスクラップＷの加熱には関与していない燃焼
排ガスを排出するのでダイオキシン類等を含有する悪臭
成分は含まれていない。しかも、燃焼排ガスは補助煙道
１１から大気中に放散されると直ちに分散して外気によ
り急冷されるのでダイオキシン類を再合成することもな
い。
の連通部は加熱室４の下部棚部材５Ｂより上流側に設け
てあるためスクラップＷの加熱には関与していない燃焼
排ガスを排出するのでダイオキシン類等を含有する悪臭
成分は含まれていない。しかも、燃焼排ガスは補助煙道
１１から大気中に放散されると直ちに分散して外気によ
り急冷されるのでダイオキシン類を再合成することもな
い。
【００３０】なお、溶解炉Ｔの加熱室４に棚部材５を設
けず、開口部６から供給したスクラップＷを炉本体１の
傾斜部３に直接載置する溶解炉では、補助煙道１１を炉
本体１の反加熱室側に設ける構成とすることにより、ス
クラップＷから発生するダイオキシン類を含む悪臭成分
を蓄熱式バーナＢｒａあるいはＢｒｂからの燃焼排ガス
と接触させ、悪臭成分を加熱分解して無害化した後、補
助煙道１１から排出できる。
けず、開口部６から供給したスクラップＷを炉本体１の
傾斜部３に直接載置する溶解炉では、補助煙道１１を炉
本体１の反加熱室側に設ける構成とすることにより、ス
クラップＷから発生するダイオキシン類を含む悪臭成分
を蓄熱式バーナＢｒａあるいはＢｒｂからの燃焼排ガス
と接触させ、悪臭成分を加熱分解して無害化した後、補
助煙道１１から排出できる。
【００３１】また、加熱室４へ投入されるスクラップＷ
に大量の圧延油等が付着しており、この圧延油の燃焼に
より燃焼排ガスダクト８からの燃焼排ガス温度が所定温
度以上に高くなると、蓄熱室１５内の蓄熱体が溶損した
り、炉内温度が上昇しすぎるため、図に示すように、燃
焼用空気供給ダクト１６中に冷却器２０を設けて蓄熱室
１５に供給する燃焼用空気の温度を所定温度以下に下げ
ることが好ましい。なお、この冷却器２０は燃焼排ガス
ダクト８の所定位置に設けてもよい。
に大量の圧延油等が付着しており、この圧延油の燃焼に
より燃焼排ガスダクト８からの燃焼排ガス温度が所定温
度以上に高くなると、蓄熱室１５内の蓄熱体が溶損した
り、炉内温度が上昇しすぎるため、図に示すように、燃
焼用空気供給ダクト１６中に冷却器２０を設けて蓄熱室
１５に供給する燃焼用空気の温度を所定温度以下に下げ
ることが好ましい。なお、この冷却器２０は燃焼排ガス
ダクト８の所定位置に設けてもよい。
【００３２】さらに、前記冷却器２０での冷却だけでは
十分でない場合、前記ダンパＶ1の開度を大きくして燃
焼用空気の排出割合をさらに大きくし、ダンパＶ3を介
して外気の導入量を増やするように制御するものであ
る。
十分でない場合、前記ダンパＶ1の開度を大きくして燃
焼用空気の排出割合をさらに大きくし、ダンパＶ3を介
して外気の導入量を増やするように制御するものであ
る。
【００３３】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、アルミ溶解炉のバーナを少なくとも一対の蓄熱
式バーナからなる蓄熱再生式燃焼装置とし、加熱室から
排出されるダイオキシン類等の悪臭成分を含有する燃焼
排ガスを燃焼用空気に混合して蓄熱式バーナに供給し、
高温の燃焼排ガスによりダイオキシン類を含む悪臭成分
を加熱分解するとともに、その加熱分解ガスを含む燃焼
排ガスを排気状態の蓄熱式バーナに連通する低温の蓄熱
室内を通過させることにより燃焼排ガスと蓄熱体とを直
接熱交換させて急冷したのち炉外に排出するため、ダイ
オキシン類は再合成されず、かつ、悪臭成分は無害化さ
れて炉外に排出されることになる。
よれば、アルミ溶解炉のバーナを少なくとも一対の蓄熱
式バーナからなる蓄熱再生式燃焼装置とし、加熱室から
排出されるダイオキシン類等の悪臭成分を含有する燃焼
排ガスを燃焼用空気に混合して蓄熱式バーナに供給し、
高温の燃焼排ガスによりダイオキシン類を含む悪臭成分
を加熱分解するとともに、その加熱分解ガスを含む燃焼
排ガスを排気状態の蓄熱式バーナに連通する低温の蓄熱
室内を通過させることにより燃焼排ガスと蓄熱体とを直
接熱交換させて急冷したのち炉外に排出するため、ダイ
オキシン類は再合成されず、かつ、悪臭成分は無害化さ
れて炉外に排出されることになる。
【図１】 本発明のアルミ溶解炉の説明用断面図。
【図２】 従来のアルミ溶解炉の説明用断面図。
【図３】 （Ａ）、（Ｂ）は棚部材の異なる構造を示す
実施形態の平面図。
実施形態の平面図。
１〜炉本体、２〜貯留部、４〜加熱室、５（５Ａ，５
Ｂ）〜棚部材、８〜燃焼排ガスダクト、１２〜バーナ
部、１３〜燃料供給ノズル、１５〜蓄熱室、１６〜燃焼
用空気供給ダクト、１７〜ブロア、１８〜排気ダクト、
１９〜排気ファン、Ｂｒａ，Ｂｒｂ〜蓄熱式バーナ、Ｖ
2ａ，Ｖ2ｂ，Ｖ4ａ，Ｖ4ｂ，Ｖ5ａ，Ｖ5ｂ〜弁、Ｖ1，
Ｖ3，Ｖ6〜ダンパ。
Ｂ）〜棚部材、８〜燃焼排ガスダクト、１２〜バーナ
部、１３〜燃料供給ノズル、１５〜蓄熱室、１６〜燃焼
用空気供給ダクト、１７〜ブロア、１８〜排気ダクト、
１９〜排気ファン、Ｂｒａ，Ｂｒｂ〜蓄熱式バーナ、Ｖ
2ａ，Ｖ2ｂ，Ｖ4ａ，Ｖ4ｂ，Ｖ5ａ，Ｖ5ｂ〜弁、Ｖ1，
Ｖ3，Ｖ6〜ダンパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3K017 DC03 3K023 QA06 QB02 QB09 QC07 3K065 TA06 TC03 TD05 TE03 TE04 TH05 TH09 TL04 4K045 AA03 AA04 AA06 BA03 CA02 RB13 RB14 4K056 AA05 AA06 BB01 CA04 DA27
Claims (1)
- 【請求項１】 貯留部を下方に備えるとともにバーナを
配設した炉本体と、この炉本体に連通して設けられると
ともに、上方に燃焼排ガスダクトを備えた加熱室とから
なり、前記バーナの燃焼排ガスによりアルミ処理材を溶
融して前記貯留部に貯留させるアルミ溶解炉において、 燃料供給ノズルを有するバーナ部と、配管により前記バ
ーナ部と連通する蓄熱室と、弁を介して前記蓄熱室に連
通する燃焼用空気供給ダクトおよび燃焼排ガスダクトと
を備えた蓄熱式バーナで前記バーナを構成するととも
に、この蓄熱式バーナを少なくとも一対設け、それぞれ
の蓄熱式バーナで燃焼と排気とを交互に切り替える蓄熱
式燃焼装置を構成し、かつ、前記燃焼用空気供給ダクト
に前記燃焼排ガスダクトを接続して前記加熱室の燃焼排
ガスを燃焼用空気とともに供給するようにしたことを特
徴とするアルミ溶解炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34438799A JP2001165578A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | アルミ溶解炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34438799A JP2001165578A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | アルミ溶解炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001165578A true JP2001165578A (ja) | 2001-06-22 |
Family
ID=18368866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34438799A Pending JP2001165578A (ja) | 1999-12-03 | 1999-12-03 | アルミ溶解炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001165578A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003014219A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-15 | Daiki Aluminium Industry Co Ltd | 排ガス中のダイオキシン類の除害方法とその装置 |
| JP2003056986A (ja) * | 2001-08-09 | 2003-02-26 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 溶解炉の燃焼排ガス中に含まれるダイオキシン類を低減する方法 |
| JP2009513920A (ja) * | 2005-10-28 | 2009-04-02 | レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード | 低ＮＯｘ燃焼のための方法および装置 |
| JP2010142812A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Map Sayama:Kk | アルミニユム搬送用溶湯ポット内表面酸化物排出装置。 |
| WO2011049032A1 (ja) * | 2009-10-23 | 2011-04-28 | 株式会社Ihi | 蓄熱式バーナーの燃焼設備及び燃焼方法 |
| CN103322793A (zh) * | 2013-06-18 | 2013-09-25 | 长兴三重窑炉科技有限公司 | 一种双室式加热炉 |
| CN104100972A (zh) * | 2013-04-03 | 2014-10-15 | 福建三能节能科技有限责任公司 | 一种再生铝熔炼专用蓄热式燃烧器及其实现方法 |
| KR101530700B1 (ko) * | 2013-05-28 | 2015-06-22 | 주식회사 피케이지 | 알루미늄 용해로 |
| KR101714347B1 (ko) * | 2016-09-22 | 2017-03-09 | 윤서구 | 폐열을 이용한 고효율 용해로 |
| KR101848432B1 (ko) * | 2017-12-12 | 2018-04-13 | (주)동우로테크 | 알루미늄 연속 용해로 |
| JP2018132262A (ja) * | 2017-02-16 | 2018-08-23 | 日本坩堝株式会社 | 溶解保持炉及び溶解保持炉用の蓋体 |
-
1999
- 1999-12-03 JP JP34438799A patent/JP2001165578A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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