JP2001163196A - 自動車のペダル支持構造 - Google Patents
自動車のペダル支持構造Info
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Abstract
ット2を介して揺動可能に枢着されるブレーキペダル8
の支持構造において、簡単でかつ高い信頼性を持つ構造
としながら、自動車の衝突時にブレーキペダル8が後退
移動するのを確実に防止する。 【解決手段】 第1ブラケット2の前部をダッシュパネ
ル1に固定する一方、後端を車室のカウルメンバ7に締
結せしめた第2ブラケット5に所定以上の衝突荷重によ
り離脱可能に連結し、この第1ブラケット2にブレーキ
ペダル8を揺動可能に枢着する。第2ブラケット5の下
端に、自動車の衝突時に第1ブラケット2と第2ブラケ
ット5とが離脱してブレーキペダル8が後退したとき、
そのブレーキペダル8の後端と当接する操作ペダル当接
部5bを設け、この操作ペダル当接部5bへの当接によ
りブレーキペダル8の後退移動を阻止する。
Description
ルの支持構造に関する技術分野に属する。
その衝突を回避するためにドライバがブレーキペダルを
踏んで自動車を制動しているにも拘わらず、自動車が停
止せずに衝突してしまうという、ブレーキペダルの踏込
み状態での衝突が多いのが実情である。
ネルギーを吸収しながら潰れ、エンジンルーム内に配置
されているエンジンが、その後側に位置するブレーキ装
置のマスタシリンダを押しながら後退するが、このマス
タシリンダに対し、ダッシュパネル後方に位置するブレ
ーキペダルがオペレーティングロッドを介して連結され
ているので、マスタシリンダの後退移動に伴いオペレー
ティングロッドを介してプレーキペダルも押されて後退
することとなる。その結果、衝突直前までブレーキペダ
ルを踏んでいるドライバの足に衝突荷重が作用して大き
なキックバックが生じ、そのドライバの膝に衝撃がかか
るという問題がある。
ために種々の対策が提案されている。例えば特開平9−
216528号公報に示されるものでは、ダッシュパネ
ルに固定されたペダルブラケットに回転リンクを車幅方
向の固定軸を介して揺動可能に支持するとともに、この
回転リンクに車幅方向の回転軸を介してブレーキペダル
を連結支持し、回転リンクと車室内の車体側部材である
インパネメンバとの間に固定軸の上側を通るスプリング
を掛け渡して、回転リンクを後回り方向に回動付勢し、
インパネメンバに、衝突によりペダルブラケットととも
に後退移動する回転リンクに当接する当接部を設け、衝
突に伴ってペダルブラケットが後退移動したときにブレ
ーキペダルの支持部材である回転リンクをインパネメン
バの当接部に当接させて前回りに回動させながら脱落さ
せることで、ブレーキペダル下端のペダル部が後退移動
しないようにし、ドライバの膝にブレーキペダルからの
衝突荷重が作用するのを防ぐようにしている。
のでは、回転リンクを当接させる当接部をインパネメン
バに設ける必要があり、また、回転リンクを付勢するス
プリングを要するなど、構造が複雑でコスト的に高価な
ものとなるのは否めない。また、自動車の衝突時に回転
リンクを当接部と的確に当接させ前回りに回動させなが
ら脱落させることは難しく、作動の信頼性が低い。
あり、その目的は、ダッシュパネルの後方に配置される
ブレーキペダル等の操作ペダルの支持構造を改良するこ
とで、自動車のペダル支持構造を、高強度で簡単な構造
とするとともに、自動車の衝突時に操作ペダルが後方移
動するのを可及的に防止して作動信頼性を高めることに
ある。
めに、この発明では、操作ペダルを枢着する第1ブラケ
ットを、車室の車体側部材に固定せしめた第2ブラケッ
トに離脱可能に連結して、自動車の衝突時に所定以上の
衝突荷重がかかった場合、第1ブラケットと第2ブラケ
ットとの連結を切り離して第1ブラケットを片持ち状態
とするとともに、その第1ブラケットに支持された操作
ペダルを第2ブラケットの操作ペダル当接部に当接させ
て、その操作ペダル自体の後退移動を阻止するようにし
た。
のダッシュパネル後方に配設された操作ペダルの支持構
造であって、上記ダッシュパネルに固定された第1ブラ
ケットと、上記第1ブラケットに揺動可能に枢着された
上記操作ペダルと、車室の車体側部材に固定され、前端
部が上記第1ブラケットの後部に所定以上の衝突荷重に
より離脱可能に連結された第2ブラケットとを備えてい
る。そして、上記第2ブラケットは、自動車の衝突に伴
って後退する操作ペダルに当接して該操作ペダルの後退
移動を阻止する操作ペダル当接部を備えているものとす
る。
た第1ブラケットはダッシュパネルに支持される一方、
その後端部は第2ブラケットに連結され、この第2ブラ
ケットは車室の車体側部材に固定されているので、通常
時には第1及び第2ブラケットが一体化された状態とな
り、この第2ブラケットと一体的な第1ブラケットに操
作ペダルが支持される。このことによって、操作ペダル
の支持強度を確保することができる。
以上の衝突荷重が作用すると、その衝突荷重によりエン
ジンが車体後方に押されてダッシュパネル、シリンダ等
が後退移動し、このダッシュパネルに固定された第1ブ
ラケットも後退して、第1ブラケットと第2ブラケット
との連結が解除される。このとき、第2ブラケットには
操作ペダル当接部が設けられているため、上記第1ブラ
ケットが第2ブラケットから離脱して操作ペダルと共に
後退し始めると、その操作ペダルが操作ペダル当接部に
当接し、その操作ペダルの後退移動が妨げられる。この
ため、衝突時に第1ブラケットがダッシュパネルの変形
に伴い後退しても操作ペダル自体は第1ブラケットと同
様な動きで後退せず、操作ペダルを踏んでいるドライバ
の膝に衝突荷重が作用するのを防止できる。
を固定し、この第1ブラケットに揺動可能に操作ペダル
を枢着し、第1ブラケットの後部を車室の車体側部材に
固定した第2ブラケットに連結するだけの構造であるの
で、操作ペダルが支持された回転リンクを車体側部材の
当接部に当接させて回転させる従来の構造と比較する
と、構造も極めて簡単になってコストダウンを図ること
ができる。
シリンダ側のロッドが連結され、このシリンダ側のロッ
ドの軸線方向と第2ブラケットの車体側部材への取付座
面に沿った方向とが所定角度で交差している構成とす
る。このように操作ペダルへのシリンダ側のロッドから
の荷重入力方向と、第2ブラケットの車体側部材への取
付座面に沿った方向とが異なっていることで、自動車の
衝突時にダッシュパネルの変形に伴って第1ブラケット
が後退移動する際に、その第1ブラケットの第2ブラケ
ットとの連結が外れずに第2ブラケットが変形しながら
操作ペダルが後退していくようなことはなく、衝突時に
おける上記効果を確実に得ることができる。
支持構造において、自動車の衝突により操作ペダルが操
作ペダル当接部に当接したときに、第1ブラケット後部
が上記操作ペダル当接部を支点として後回りに回動しな
がら第2ブラケットから離脱するように設定されてい
る。
にダッシュパネルの変形に伴い第1ブラケットが後退し
て、第1ブラケットと第2ブラケットとの連結が解除す
る前に操作ペダルの後端が第2ブラケットの操作ペダル
当接部に当接したとしても、上記第1ブラケット後部が
上記操作ペダル当接部を支点として後回りに回動しなが
ら後方へ押されることとなり、第2ブラケットから第1
ブラケットが確実に離脱し、その後は上記と同様に操作
ペダル自体の後退移動が操作ペダル当接部への当接によ
って規制される。このため、自動車の衝突時に操作ペダ
ルを踏んでいるドライバの膝に衝突荷重が作用するのを
防止できる。
支持構造において、第2ブラケットの操作ペダル当接部
は操作ペダルの操作状態を検出するセンサ部材が取り付
けられるものとする。このことにより、センサ部材取付
用の部材を操作ペダル当接部と兼用して、コストダウン
を図ることができる。
支持構造において、操作ペダルはブレーキペダルであ
る。こうすると、上記発明の効果が有効に発揮される最
適な操作ペダルが得られる。
成を示し、1は自動車の車体の一部を構成するダッシュ
パネル1で、その前側(図で左側)には図外のエンジン
が収容されるエンジンルームR1が、また後部(図で右
側)には車室R2がそれぞれ区画形成され、このダッシ
ュパネル1下部の後方、つまり車室R2内下部の前端部
には、運転席(図示せず)に着座したドライバによって
踏込み操作される操作ペダルとしてのブレーキペダル8
が配設されている。
に向かって前側に傾斜する傾斜面部1aが形成され、こ
の傾斜面部1aの後面には第1ブラケット2がボルト部
材3,3,…により固定されている。この第1ブラケッ
ト2は、ダッシュパネル1の傾斜面部1aにそれと平行
にかつ傾斜面部1aから所定間隔をあけた状態で取り付
けられる矩形板状の固定部2aと、この固定部2aから
後側上方に向かって平行に延びる1対の支持部2a,2
bとを備え、この支持部2bの後端下部は、該支持部2
bを車輌方向に貫通するボルト4により後述の第2ブラ
ケット5と連結されている。また、固定部2aの中心部
には後述のオペレーティングロッド11が挿通される開
口(図示せず)が形成されている。
bにおける上端部間には左右方向(自動車の車幅方向)
に延びるペダル支持軸9が掛け渡され、このペダル支持
軸9には上記ブレーキペダル8の上端部が鉛直面に沿っ
て揺動可能に支持されている。このブレーキペダル8は
細長い板状のもので、その下端部にはドライバが足を載
せて踏み込むペダル部8aが、また上下中間部の後側に
は突起部8bがそれぞれ設けられている。
手段としてのコイルばね10が配置支持され、このコイ
ルばね10の一端部は第1ブラケット2における支持部
2bの縦壁部に、また他端部はブレーキペダル8にそれ
ぞれ係合されており、このコイルばね10により常時、
ブレーキペダル8をペダル部8aが車体後方に向かう方
向、つまり図1で反時計回り方向に回動付勢している。
中央部よりも上側寄りには、エンジンルームR1の後端
部に位置する、ブレーキ装置のマスタシリンダ(図示せ
ず)にマスタバック12(倍力装置)を介して駆動連結
されるオペレーティングロッド11(シリンダ側のロッ
ド)が連結されている。このオペレーティングロッド1
1はダッシュパネル1の傾斜面部1aと略直交するよう
に延び、その前端部は第1ブラケット2における固定部
2aの開口と、ダッシュパネル1の傾斜面部1aに貫通
形成した開口(図示せず)とを通ってエンジンルームR
1後端部のマスタバック12に連結されており、ブレー
キペダル8のペダル部8aを踏み込んでブレーキペダル
8を図1で時計回り方向に回動させたときに、オペレー
ティングロッド11を前側に押してマスタバック12を
作動させ、そのマスタバック12によりマスタシリンダ
に対する押圧力を増大させながらマスタシリンダにより
ブレーキをかけるようになっている。
部には、車体の一部を成す車幅方向に延びる車体側部材
としてのカウルメンバ7が配置されている。このカウル
メンバ7は自動車の衝突時(前突時)に車室R2の乗員
のスペースを確保するために後退移動しない構造のもの
で、このカウルメンバ7の下面には前側に向かって下側
に傾斜する取付部7aが形成され、この取付部7aに第
2ブラケット5の上端部がボルト6を用いて締結固定さ
れている。
の側方から見て上下中央部が上下端部よりも前側に位置
するように略く字状に湾曲した形状の左右1対の部材を
有して成り、両部材の上端部は、外側に折り曲げられて
いて、その折り曲げ部にて第2ブラケット5がボルト6
によりカウルメンバ7に取付固定されている。そして、
図2に示すように、第2ブラケット5の左右の部材はそ
の下端後部にて車幅方向に左右に延びる操作ペダル当接
部5bにて接続されている。この操作ペダル当接部5b
は、通常時にはブレーキペダル8と当接していないが、
自動車の衝突時にブレーキペダル8の突起部8b後面と
当接してブレーキペダル8の後退移動を防止する構成と
なっている。
は、その後端の上下中央部に後側に開いた切欠凹部5a
が形成されている。この切欠凹部5aは、図3に示す如
く、ブレーキペダル8の突起部8bの後面と第2ブラケ
ット5との当接部を支点の中心として円弧状に切り欠か
れている。そして、この切欠凹部5aに上記ボルト4が
挿通されていて、このボルト4の締結により第2ブラケ
ット5が第1ブラケット2の後部に離脱可能に連結さ
れ、所定以上の後向きの衝突荷重が第1ブラケット2に
作用したときに、第1ブラケット2と一体のボルト4が
第2ブラケット5の切欠凹部5aから抜け出して、第2
ブラケット5から第1ブラケット2が離脱するようにな
っている。さらに、上述の第2ブラケット5の操作ペダ
ル当接部5bの中央部には、ブレーキペダル8の踏み状
態を検出する円筒形状のブレーキセンサ13が取り付け
られている。
がダッシュパネル1に固定される一方、後部がカウルメ
ンバ7に固定した第2ブラケット5に連結されていて、
ブレーキペダル8は、第1及び第2ブラケット2,5を
介してダッシュパネル1及びカウルメンバ7に支持され
る構造となっている。
ンバ7の取付部7aへの取付座面に沿った方向L1と上
記オペレーティングロッド11の軸線方向L2とが、所
定角度θで交差している。
る。自動車が衝突しない通常の状態では、図1に実線に
て示すように、第1ブラケット2の前端がダッシュパネ
ル1に固定される一方、後端は、車室のカウルメンバ7
に固定した第2ブラケット5にボルト4を介して一体的
に連結され、この第1ブラケット2の後部にブレーキペ
ダル8が揺動可能に枢着されている。このため、自動車
の制動時にドライバがブレーキペダル8を踏み操作する
と、通常と同様の動作が行われる。すなわち、ブレーキ
ペダル8の踏み操作に伴ってオペレーティングロッド1
1が前進移動するとともに、そのオペレーティングロッ
ド11の押圧力がマスタバック12で増大されてマスタ
シリンダに伝達され、このマスタシリンダからのブレー
キ圧が各車輪のホイールシリンダ(図示せず)に伝達さ
れて自動車が制動される。
レーキペダル8を踏み込んだ制動状態のまま自動車が衝
突(前突)すると、車体前部が潰れながら後退するため
に、エンジンルームR1内のエンジンが後退し、このエ
ンジンに押されてマスタシリンダ、マスタバック12及
びオペレーティングロッド11が後退移動し、このオペ
レーティングロッド11に一体的に連結されているブレ
ーキペダル8も後退し始める。また、所定以上の衝突荷
重を受けてダッシュパネル1も後退し、このダッシュパ
ネル1に固定されている第1ブラケット2が後退する。
このとき、第2ブラケット5は、自動車の衝突時に車室
R2内の乗員のスペースを確保するために後退移動せず
停止したままとなるカウルメンバ7に固定されているの
で、後退しない。このため、上記第1ブラケット2の後
退移動に伴い、両ブラケット2,5の連結部にあるボル
ト4が第2ブラケット5の切欠凹部5aから後側に抜け
出して、両ブラケット2,5が連結部で離脱し、第1ブ
ラケット2はダッシュパネル1のみにて支持された片持
ち状態となる。
からの離脱後も第1ブラケット2は引き続き後退するの
で、この第1ブラケット2に枢着されているブレーキペ
ダル8も後退するが、その後退に伴ってブレーキペダル
8の突起部8bの後面が、第2ブラケット5下部の操作
ペダル当接部5bに当接し、この操作ペダル当接部5b
に押し返されるようにブレーキペダル8の後退移動が阻
止される。その結果、図1に仮想線にて示す如く、ダッ
シュパネル1及び第1ブラケット2が大きく後退移動し
ても、ブレーキペダル8にあっては同様の動きで後退し
なくなる。それ故、ドライバのフットスペースが大に確
保されて、ブレーキペダル8を踏んでいるドライバの膝
に衝突荷重が作用するのを回避することができる。
バ7への取付座面に沿った方向L1とオペレーティング
ロッド11の軸線方向L2とが所定角度θで交差してい
ることにより、自動車の衝突時に、ダッシュパネル1の
変形に伴って第1ブラケット2が後退移動したときに、
第1ブラケット2と第2ブラケット5との連結部で第1
ブラケット2と一体のボルト4が第2ブラケット5の後
端の切欠凹部5aから確実に抜け出すようになり、両ブ
ラケット2,5の連結が解除される。このため、自動車
の衝突時には、両ブラケット2,5の連結が外れずに両
ブラケット2,5が共に変形しながら後退していくよう
なことがなく、上記両ブラケット2,5の連結を解除さ
せながらブレーキペダル8を第2ブラケット5の操作ペ
ダル当接部5bに当接させることができ、そのブレーキ
ペダル8の後退移動を確実に防ぐことができる。
パネル1の変形に伴い、第1ブラケット2と第2ブラケ
ット5との連結が解除する前にブレーキペダル8の突起
部8bの後面が第2ブラケット5の操作ペダル当接部5
bに当接した場合であっても、第1ブラケット2後部が
衝突荷重によりブレーキペダル8と操作ペダル当接部5
bとの当接部を支点として後ろ向きに押され、両ブラケ
ット2,5の連結部に荷重が作用するため、両ブラケッ
ト2,5の離脱が促される。加えて、第2ブラケット5
に設けた切欠凹部5aは、第1ブラケット2の後部が上
記操作ペダル当接部5bを支点として後回りに回動しな
がら第2ブラケット5から離脱するように離脱角度が設
定されている。従って、自動車の衝突時には両ブラケッ
ト2,5の連結が確実に解除してドライバの膝に衝突荷
重が作用するのを防止できる。
部5bには、ブレーキペダル8の踏み状態を検出するブ
レーキセンサ13が設けられているのでブレーキセンサ
13をブレーキペダル8に兼用して設けることができる
ため、コストダウンを図れる。
ラケット2の前端がダッシュパネル1に固定され、この
第1ブラケット2の後端がカウルメンバ7に固定した第
2ブラケット5と連結され、衝突時に所定以上の荷重が
かかった場合に、上記両ブラケット2,5間の連結が解
除される構造であるので、ブレーキペダルが支持された
回転リンクをインパネメンバの当接部に当接させて回転
させる従来の構造に比べ衝突時の作動信頼性は高い。し
かも、上記従来の構造に比べ、本実施形態の構造は極め
て簡単なため、コスト面においても有利を得ることがで
きる。
ーキペダル8としているが、本発明は、自動車のダッシ
ュパネル1後方に揺動可能に配設され、かつオペレーテ
ィングロッド11が連結された操作ペダルであれば適用
することができる。
ト5の各構造は上記実施形態のものに限定されず、自動
車の衝突時に、両ブラケットが離脱するような構造のも
のであればよい。
ネルに固定された第1ブラケットと、この第1ブラケッ
トに揺動可能に枢着された操作ペダルと、車室の車体側
部材に固定され、前端部が上記第1ブラケットの後部に
所定以上の衝突荷重により離脱可能に連結された第2ブ
ラケットとを備え、この第2ブラケットに、自動車の衝
突に伴って後退する操作ペダルに当接して該操作ペダル
の後退移動を阻止する操作ペダル当接部を設けたことに
より、極めて簡単で信頼性の高い構造としつつ、衝突時
に操作ペダルが後退移動するのを確実に防止し、ドライ
バの膝に対する衝突荷重の作用を回避することができ
る。
れたシリンダ側のロッドの軸線方向と第2ブラケットの
車体側部材への取付座面に沿った方向とを所定角度で交
差させた。このため、自動車の衝突時に、ダッシュパネ
ルの変形に伴って第1ブラケットが後退移動する際に、
第1ブラケットと第2ブラケットとの連結が確実に解除
され、ドライバの膝にブレーキペダルからの衝突荷重が
作用するのを防ぐことができる。
第1ブラケット後部が上記操作ペダル当接部を支点とし
て後回りに回動しながら第2ブラケットから離脱するよ
うに設定した。このことにより、自動車の衝突時に、第
2ブラケットから第1ブラケットを確実に離脱させるこ
とができ、操作ペダルの後方移動を阻止することができ
る。
作ペダルの操作状態を検出するセンサ部材を設けた。こ
のことで、自動車の操作ペダルの支持構造を簡単にして
コストダウンを図れる。
はブレーキペダルとしたことにより、上記発明の効果が
有効に発揮される最適な操作ペダルが得られる。
を示す側面図である。
を拡大して示す平面図である。
凹部を拡大して示す側面図である。
った方向 L2 オペレーティングロッドの軸線方向
Claims (5)
- 【請求項1】 自動車のダッシュパネル後方に配設され
た操作ペダルの支持構造であって、 上記ダッシュパネルに固定された第1ブラケットと、 上記第1ブラケットに揺動可能に枢着された上記操作ペ
ダルと、 車室の車体側部材に固定され、前端部が上記第1ブラケ
ットの後部に所定以上の衝突荷重により離脱可能に連結
された第2ブラケットとを備え、 上記第2ブラケットは、自動車の衝突に伴って後退する
操作ペダルに当接して該操作ペダルの後退移動を阻止す
る操作ペダル当接部を備えていることを特徴とする自動
車のペダル支持構造。 - 【請求項2】 請求項1の自動車のペダル支持構造にお
いて、 操作ペダルにはシリンダ側のロッドが連結されており、 上記シリンダ側のロッドの軸線方向と第2ブラケットの
車体側部材への取付座面に沿った方向とが所定角度で交
差していることを特徴とする自動車のペダル支持構造。 - 【請求項3】 請求項1又は2の自動車のペダル支持構
造において、 自動車の衝突により操作ペダルが操作ペダル当接部に当
接したときに、第1ブラケット後部が上記操作ペダル当
接部を支点として後回りに回動しながら第2ブラケット
から離脱するように設定されていることを特徴とする自
動車のペダル支持構造。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1つの自動車の
ペダル支持構造において、 操作ペダル当接部は、操作ペダルの操作状態を検出する
センサ部材が取り付けられるものであることを特徴とす
る自動車のペダル支持構造。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1つの自動車の
ペダル支持構造において、 操作ペダルはブレーキペダルであることを特徴とする自
動車のペダル支持構造。
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