JP6114203B2 - 車両用操作ペダル装置及び車両用操作ペダル装置の製造方法 - Google Patents

車両用操作ペダル装置及び車両用操作ペダル装置の製造方法 Download PDF

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Description

本願に開示の技術は、車両用操作ペダル装置に係り、特に、操作ペダルの初期位置を決定するために使用するストッパ部の取付け構造に関するものである。
運転者が車両を操作する車両用操作ペダル装置には、ブレーキペダル装置、パーキングブレーキ装置、アクセルペダル装置、クラッチペダル装置などがある。例えば、車両用操作ペダル装置には、運転者が足で操作する操作ペダルを車体に支持するペダルブラケットが車両の幅方向において互いに対向する一対の半割体で構成された、ブレーキペダル装置がある(例えば、特許文献1,2など)。この種のブレーキペダル装置は、例えば、ペダルブラケットがダッシュパネルを間に挟んでブレーキブースタと一体的に固定されている。ペダルブラケットは、接合された一対の半割体が対向して形成された空間を有しており、その空間の内部に操作ペダルが回転可能に支持されている。操作ペダルは、例えば、ブレーキブースタからプッシュロッドを介して加えられる力と、ペダルブラケットとの間に取り付けられたコイルばねの弾性力とによって、車両の後方側へ向かって付勢されている。ブレーキペダル装置は、操作ペダルの運転者による踏込み操作が解除されると、それらの外力によって操作ペダルが初期位置に保持される。この初期位置において、操作ペダルは、例えばペダルアームに設けられた係合部が、ペダルブラケットに取り付けられたストッパ部に係止し初期位置に保持される。
特開2013−32115号公報 特開2013−161290号公報
ここで、上記した車両用操作ペダル装置では、作業効率や製造コストの削減などの観点から組み付けを行う作業工程が少ないことが好ましい。例えば、車両用操作ペダル装置は、ペダルブラケットの半割体の一方を内周面が上を向いた状態で固定し、操作ペダルやストッパ部等の各種部材を固定された半割体の内周面に上方から組み付けた後で、他方の半割体を上から被せるように組み付ける方法が用いられる。この組み付け方法では、半割体が対向する方向の一方側からすべての部材を一連の組み付け工程で取付けることが可能となり、作業効率が向上する。
一方で、上記した特許文献1,2に開示される車両用操作ペダル装置(例えば、ブレーキペダル装置)は、いずれもストッパ部がペダルブラケットに固定される部分が、半割体の内周面となっている。このような構造では、予めストッパ部を半割体のいずれかに固定する作業を経ることなく、上記した部材の組み付け作業の一連の流れの中でストッパ部を半割体の内周面に固定しようとすると、例えば、互いに接合した一対の半割体でストッパ部を挟持し、一対の半割体の空間の内部に保持した状態で、当該ストッパ部を半割体の内周面にアーク溶接などにより固定する方法が用いられる。しかしながら、このような方法では、例えば、半割体のどちらか一方の側面に溶接用トーチを挿通するための作業用の穴を設け、その穴から溶接用トーチを挿入して溶接作業を行うこととなる。開口される穴の大きさや開口される穴の位置によっては作業性が悪い場合も考えられる。また、ペダルブラケットは、作業用の穴を設けた分だけ剛性が低下し、ひいては操作ペダルの回転動作に対する支持剛性を確保することが困難となる。さらに、作業用の穴を設けなければならない部位は、ブレーキブースタやコイルばねによる付勢力によって回動する操作ペダルの係合部がストッパ部に衝突する際の衝撃を受け止める部位であり、特に高い剛性が要求される部分でもあるため、このような部位の剛性の低下は極力避けるべきである。
本願に開示される技術は、上記の課題に鑑み提案されたものである。組み付け作業が容易であり、且つ操作ペダルの回転動作に対する支持剛性を確保できる車両用操作ペダル装置及び車両用操作ペダル装置の製造方法を提供することを目的とする。
本願に開示される技術に係る車両用操作ペダル装置では、車両の幅方向において互いに対向する第1及び第2半割体が接合されて形成された空間を有するペダルブラケットと、第1及び第2半割体により空間の内部に保持される回転軸に対し回転可能に支持された操作ペダルと、を備え、ペダルブラケットは、第1及び第2半割体の各々に設けられ、第1及び第2半割体の本体部の最外形線から該第1及び第2半割体の外部方向に板状に形成され、その少なくとも一部が互いに重ね合わせられた状態で設けられる第1及び第2接合面部と、第1及び第2接合面部に接合されて、操作ペダルを初期位置に保持するストッパ部と、を備えることを特徴とする。
また、本願に開示される技術に係る車両用操作ペダル装置では、操作ペダルは係合部を備え、ストッパ部は、操作ペダルの係合部に係合する受け板部と、第1及び第2接合面部の間に挟み込まれた状態で当該第1及び第2接合面部の各々に接合される固定板部と、受け板部と固定板部とを接続する接続部と、を有する構成としてもよい。
また、本願に開示される技術に係る車両用操作ペダル装置では、第1半割体の第1接合面部は、第1切り欠き部が設けられ、第1切り欠き部が設けられた部分からストッパ部の固定板部が露出する部分に対して第2半割体の第2接合面部が接合され、第2半割体の第2接合面部は、第2切り欠き部が設けられ、第2切り欠き部が設けられた部分からストッパ部の固定板部が露出する部分に対して第1半割体の第1接合面部が接合される構成としてもよい。
また、本願に開示される技術に係る車両用操作ペダル装置では、第1及び第2接合面部と、固定板部とは、車両の幅方向に対して垂直な平面を有する板状に形成される構成でもよい。
本願に開示される技術に係る車両用操作ペダル装置の製造方法では、車両の幅方向において互いに対向する第1及び第2半割体が接合されて形成された空間を有するペダルブラケットと、第1及び第2半割体により空間の内部に保持される回転軸に対し回転可能に支持された操作ペダルと、を備える車両用操作ペダル装置の製造方法であって、固定された第1半割体の車両の幅方向における内周面側から回転軸及び操作ペダルを取り付ける工程と、第1半割体の本体部の最外形線から該第1半割体の外部方向に板状に形成される第1接合面部に対し、操作ペダルを初期位置に保持するストッパ部を少なくとも一部が互いに重ね合わせられた状態で取り付ける工程と、第2半割体を、回転軸とストッパ部との位置に合わせて第1半割体の内周面側から取り付けるとともに、第2半割体の本体部の最外形線から該第2半割体の外部方向に板状に形成される第2接合面部をストッパ部に少なくとも一部が互いに重ね合わせられた状態で取り付ける工程と、を有することを特徴とする。
本願の車両用操作ペダル装置の第1の側面によれば、ペダルブラケットには、車両の幅方向で対向して空間を形成する第1及び第2半割体の各々に第1及び第2接合面部が設けられる。第1及び第2接合面部の各々は、第1及び第2半割体の本体部の最外形線から該第1及び第2半割体の外部方向に板状に形成され、その少なくとも一部が互いに重ね合わせられた状態で設けられる。そして、操作ペダルを初期位置に保持するストッパ部は、組み合わされた第1及び第2半割体の外部に設けられた第1及び第2接合面部に、アーク溶接やかしめ固定等により接合される。第1及び第2半割体のいずれかの内周面にストッパ部を固定する従来の場合には溶接用トーチを挿通するための作業用の穴等を設ける必要があるのに対して、このような構成では、第1及び第2半割体に溶接用トーチを挿通するための作業用の穴等を設ける必要が生じないため、操作ペダルの回転動作に対する支持剛性をより確実に確保することが可能となる。また、この種の車両用操作ペダル装置では、作業効率や製造コストの削減などの観点から、第1及び第2半割体が対向する方向の一方側からすべての部材を一連の組み付け工程で取付けることが好ましい。この点、当該車両用操作ペダル装置では、ストッパ部と、第1及び第2接合面部とが接合される部分が、回転軸や操作ペダル等が取り付けられる空間の外部となっており、各部材を第1及び第2半割体が対向する方向の一方側から組み付ける場合に、ストッパ部を第1及び第2接合面部に接合する作業が他の取り付け済みの部材によって阻害される可能性が従来の構造に比べて低くなる。結果として、当該車両用操作ペダル装置は、組み付け作業が容易であり、且つ操作ペダルの回転動作に対する支持剛性を確保することが可能となる。
また、本願の第2の側面によれば、ストッパ部は、第1及び第2接合面部の間に固定板部が挟み込まれた状態で接合される。当該車両用操作ペダル装置によれば、組み立て作業時におけるストッパ部の姿勢を第1及び第2接合面部で挟持することにより安定した状態とすることができ、完成品の寸法精度を高めることが可能となる。また、ストッパ部は、操作ペダルに設けられた係合部に係合する受け板部が固定板部と接続部によって接続されており、接続部の形状や大きさ等を変更することによって、受け板部の位置や姿勢を変更することが可能となる。これにより、当該車両用操作ペダル装置は設計の自由度を高めることが可能となる。
また、本願の第3の側面によれば、ストッパ部は、第1半割体の第1接合面部に設けられる第1切り欠き部から固定板部が露出する部分に対して第2半割体の第2接合面部が接合される。また、ストッパ部は、第2半割体の第2接合面部に設けられる第2切り欠き部から固定板部が露出する部分に対して第1半割体の第1接合面部が接合される。従って、ストッパ部は、第1接合面部と接合される部分が当該第1接合面部とのみ重なる部分となり、逆に、第2接合面部と接合される部分が当該第2接合面部とのみ重なる部分となる。これにより、第1接合面部と固定板部、あるいは第2接合面部と固定板部のそれぞれの2つの部材を重ねてかしめ固定やアーク溶接等により接合することができるため、第1及び第2切り欠き部を設けずに3枚の部材を重ねて接合する場合に比べて、接合不良等を招くことなく、精度よく確実に接合することが可能となる。
また、本願の第4の側面によれば、第1接合面部、第2接合面部、及び固定板部の各々は、車両の幅方向に対して垂直な平面を有する板材で形成される。これにより、第1及び第2半割体が対向する方向の一方側からすべての部材を組み付ける場合に、第1接合面部、第2接合面部、及び固定板部のそれぞれの板材を、組み付ける方向に対して垂直な平面に沿った状態で重ね合わせることができ、互いの位置がずれる可能性が少なく、完成品の寸法精度をより高めることが可能となる。
本願の車両用操作ペダル装置の製造方法の第1の側面によれば、固定された第1半割体の内周面側から回転軸及び操作ペダルを取り付ける。また、第1半割体の本体部の最外形線から該第1半割体の外部方向に板状に形成される第1接合面部に対し、ストッパ部を少なくとも一部が互いに重ね合わせられた状態で取り付ける。また、第2半割体を、回転軸とストッパ部との位置に合わせて第1半割体の内周面側から取り付けるとともに、第2半割体の本体部の最外形線から該第2半割体の外部方向に板状に形成される第2接合面部をストッパ部に少なくとも一部が互いに重ね合わせられた状態で取り付ける。この製造方法によれば、第1及び第2半割体のいずれかの内周面にストッパ部を固定する製造方法に比べて、第1及び第2半割体に溶接用トーチを挿通するための作業用の穴等を設ける必要が生じないため、操作ペダルの回転動作に対する支持剛性をより確実に確保することが可能となる。また、この製造方法によれば、ストッパ部と、第1及び第2接合面部とが接合する部分が、回転軸や操作ペダル等が取り付けられる空間の外部となり、各部材を第1半割体の内周面側から組み付ける際に、ストッパ部を第1及び第2接合面部に接合する作業が他の取り付け済みの部材によって阻害される可能性が従来の製造方法に比べて低くなる。結果として、当該車両用操作ペダル装置の製造方法では、組み付け作業が容易であり、且つ操作ペダルの回転動作に対する支持剛性を確保することが可能となる。
本実施例の車両用操作ペダル装置の側面図であり、車両の幅方向の左側からみた図である。 ペダルブラケットの分解斜視図である。 ペダルブラケットのストッパ部が固定された部分を車両の上方から見た部分拡大図である。 車両用操作ペダル装置の製造工程を説明するための図である。 車両用操作ペダル装置の製造工程を説明するための図である。 車両用操作ペダル装置の製造工程を説明するための図である。 車両用操作ペダル装置の製造工程を説明するための図である。 車両用操作ペダル装置の製造工程を説明するための図である。
以下、本発明を具体化した一実施例に係る車両用操作ペダル装置について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施例の車両用操作ペダル装置10の側面図である。車両用操作ペダル装置(以下、「ペダル装置」という)10は、例えば、ブレーキペダル装置であり、車両本体に一体的に固定されたペダルブラケット11と、当該ペダルブラケット11に対して回動可能に取り付けられた操作ペダル12とを備える。なお、以下の説明では、図1における左から右に向かう方向を車両の前後方向、図1における上から下に向かう方向を車両の上下方向、図1の紙面に対して垂直で手前から奥に向かう方向を車両の幅方向と称して説明する。この場合、図1は、車両用操作ペダル装置10を車両の左側から見た側面図となる。また、図1〜図8は、図面が煩雑なるのを避けるため、車両に搭載される際に取り付けられる部材を適宜省略して示している。
ペダル装置10は、エンジンルームと車室とを区切るダッシュパネル13にペダルブラケット11が固定されている。ペダルブラケット11は、ダッシュパネル13を間に挟んでブレーキブースター(図示略)と一体的に固定されている。図2は、ペダルブラケット11の分解斜視図である。ペダルブラケット11は、車両の幅方向において対向し、略同一形状に形成された一対の半割体21,31を有している。半割体21,31は、例えば、平板状の鋼板をプレス加工して製造されるものであり、ダッシュパネル13に取付けられる取付部22,32と、この取付部22,32から車両の後方に向かって延設されるブラケット本体部23,33とが形成されている。半割体21,31は、取付部22,32とダッシュパネル13とに前後方向に沿ってボルト17(図1参照)を挿通させナットの締め付けによってダッシュパネル13に対して固定されている。
図1及び図2に示すように、取付部22,32は、半割体21,31が互いに対向する幅方向において内側部分となる内側端部22A,32Aにブラケット本体部23,33の基端部(前後方向における前方側の端部)が一体形成されている。ブラケット本体部23,33の各々には、操作ペダル12を取り付けるための第1貫通孔23A,33Aが幅方向で対向する位置に形成されている。ブラケット本体部23,33は、幅方向に沿った第1回転軸41(図1参照)が第1貫通孔23A,33Aに取り付けられ、当該第1回転軸41の軸心まわりに回動可能に操作ペダル12が取り付けられている。また、ブラケット本体部23,33には、下方に突出して形成された部分の先端部分に、幅方向で対向する位置に第2貫通孔23B,33Bが形成されている。ブラケット本体部23,33には、第1回転軸41の軸心と平行な第2回転軸42(図1参照)が第2貫通孔23B,33Bに取り付けられ、当該第2回転軸42の軸心まわりに回動可能にサブレバー15が取り付けられている。サブレバー15は、第2回転軸42によってペダルブラケット11に支持された下端部から上方に向かって配設される長手状に形成されている。操作ペダル12とサブレバー15とは、操作ペダル12及びサブレバー15を幅方向の両側から挟むように配設された一対の連結リンク43(図1においては一方のみ図示)により互いに連結されている。
操作ペダル12は、車両の上下方向に配設される長手状のペダルアーム44と、当該ペダルアーム44の下端部に取り付けられ運転者が踏込み操作をするペダルパッド45とを備えている。操作ペダル12は、ペダルアーム44の上端部分であって前方側の端部が、サブレバー15の上下方向の略中央部分であって後方側の端部と連結リンク43により連結されている。操作ペダル12は、ペダルパッド45が運転者によって踏込む操作がなされることによって、第1回転軸41を中心に図1における時計回りに回動し、操作ペダル12に連結されたサブレバー15が第2回転軸42を中心に図1における反時計回りに回動する。サブレバー15は、中央部よりも上部側に位置する取付孔15Aに図示しないプッシュロッドと相対回動可能に連結されている。ペダル装置10は、サブレバー15の回動にともなってプッシュロッドが押圧されることによって、操作ペダル12の踏込み操作力に応じたブレーキ油圧が発生する構造となっている。ペダル装置10は、ブレーキブースタからプッシュロッドを介してサブレバー15が後方(図1における右方向)へ向かって付勢されるとともに、操作ペダル12とペダルブラケット11との各々に両端が取り付けられたコイルばね(図示略)が張設されており操作ペダル12が後方へ向かって付勢される。これにより、ペダル装置10は、ペダルパッド45の踏込み操作が解除されると、ブレーキブースタ及びコイルばねから加えられる力によってサブレバー15が第2回転軸42を中心に時計回りに戻り回動させられるとともに、操作ペダル12が第1回転軸41を中心に反時計回りに戻り回動させられて初期位置に復帰させられる。
この際に、操作ペダル12は、ペダルアーム44に設けられた係合部47が、ペダルブラケット11に取り付けられたストッパ部51に当たって操作ペダル12の回動が停止し初期位置に保持される。詳述すると、操作ペダル12のペダルアーム44には、上下方向の中央部よりも上側の部分に係合部47が固定されている。係合部47は、ペダルアーム44における幅方向の右側の側面に例えばアーク溶接により固定されている。係合部47は、板状に形成され、ペダルアーム44に側面が固定された固定部47Aの上方側の端部が後方に向かって屈曲して形成されている。固定部47Aの屈曲した先端部には、ペダルブラケット11に取り付けられたストッパ部51に係合する平板状の係合板部47Bが形成されている。この係合板部47Bには、弾性を有するクッション材(図示略)が取り付けられており、そのクッション材を介して係合板部47Bとストッパ部51とが係合させられるようになっている。
ペダルブラケット11の半割体21,31には、車両の後方側となるブラケット本体部23,33の先端部25,35にストッパ部51が取り付けられている。図2に示すように、先端部25は、ブラケット本体部23の先端部分から幅方向の右側に向かって直角に屈曲して形成されている。先端部25には、もう一方の先端部35と連結される連結部26が上部側に形成されている。連結部26は、幅方向の右側に向かって延設され、延設された先端部の外周形状が円弧状となっている。連結部26には、円弧状の先端部に、前後方向に向かって貫通する貫通孔26Aが形成されている。また、先端部25には、連結部26に対して下方側となる位置に、幅方向の右側に向かって形成された平板部分(車両側面から見た図1におけるブラケット本体部23の外周に沿った最外形線である側縁部23Cのうち先端部25に相当する部分)の先端が後方に向かって直角に屈曲した接合面部28が形成されている。接合面部28は、平面が車両の前後方向及び上下方向に沿った平板状に形成されている。接合面部28には、上端部から下端部に向かうに従って前後方向の幅が徐々に狭くなるように切り欠き部28Aが形成されている。
一方で、半割体31の先端部35は、ブラケット本体部33の先端部分から幅方向の左側に向かって直角に屈曲して形成されている。先端部35には、もう一方の先端部25の連結部26と連結される連結部36が上部側に形成されている。連結部36は、幅方向の左側に向かって延設され、延設された先端部の外周形状が円弧状となっている。連結部36には、円弧状の先端部に、前後方向に向かって貫通する貫通孔36Aが形成されている。ペダルブラケット11は、連結部26,36の貫通孔26A,36Aにボルト19(図1参照)を挿通させナットの締め付けによって半割体21,31が互いに連結されている。また、半割体31の先端部35には、連結部36の下方側となる位置に、幅方向の左側に向かって形成された平板部分(車両側面から見た図1におけるブラケット本体部33の外周に沿った最外形線である側縁部33Cのうち先端部35に相当する部分)の先端部分が後方に向かって直角に屈曲した接合面部38が形成されている。接合面部38は、平面が車両の前後方向及び上下方向に沿った平板状に形成されている。接合面部38には、上端部から下端部に向かうに従って前後方向の幅が徐々に広くなるように切り欠き部38Aが形成されている。
ストッパ部51は、先端部25,35の接合面部28,38によって挟持される固定板部53と、係合部47の係合板部47B(図1参照)に係合する受け板部54とが接続部56によって接続され一体成型されている。固定板部53は、接合面部28,38の両方と幅方向において対向する平板状に形成されている。図1に示すように、固定板部53は、接合面部28,38に挟持された状態で固定され、幅方向の左側の端面の一部が接合面部28の切り欠き部28Aが形成された部分から露出している。同様に、固定板部53は、右側の端面の一部が接合面部38の切り欠き部38Aが形成された部分から露出している。固定板部53は、接合面部28と重なる部分が、例えば幅方向からプレス加工を施してかしめ固定されている。固定板部53と接合面部28とがかしめ固定されたかしめ部57は、固定板部53の右側の端面が切り欠き部38Aから露出した部分となっている。従って、かしめ部57は、接合面部38を除く、固定板部53と接合面部28との2枚のみが重なる部分をかしめて形成されている。同様に、固定板部53は、接合面部28を除く、接合面部38とのみ重なる部分がかしめ固定され、かしめ部58が形成されている。かしめ部58は、固定板部53の幅方向における左側の端面の一部が切り欠き部28Aから露出した部分に形成されている。なお、固定板部53と接合面部28,38との固定方法は、かしめ固定が好ましいが、これに限定されず、アーク溶接やボルトによる固定など他の方法により固定してもよい。
また、固定板部53は、後方から前方に向かうに従って上下方向の幅が短くなるように形成されている。さらに、固定板部53には、前方側の端部から接続部56が延設されている。図3は、接合された状態の半割体21,31及びストッパ部51を上側から見た図である。図3に示すように、接続部56は、固定板部53の端部から幅方向の左側に向かって屈曲し、その先端部が前方側に屈曲している。接続部56の前方側に屈曲した部分の先端部には、受け板部54が一体形成されている。受け板部54は、接続部56の上端部から幅方向の右側に向かって平板状に形成されている。接続部56には、上下方向に対して垂直となる平面が形成されている。因みに、受け板部54には、当該受け板部54から係合板部47Bが離間する動作に応じて車両のブレーキランプが点灯し係合する動作に応じて消灯するストップランプスイッチ(図示略)が固定される取付孔54Aが形成されている。
このように構成されたペダル装置10では、運転者がペダルパッド45を踏み込んでいない時は、操作ペダル12がコイルばね等の外力によって後方側に付勢されているとともに、係合部47の係合板部47Bに取り付けられたクッション材(図示略)がストッパ部51の受け板部54に固定されたストップランプスイッチのシャフト(図示略)に当たって、操作ペダル12が所定の初期位置に保持された状態となる。そして、運転者がコイルばね等の付勢力に抗してペダルパッド45を踏み込むと、その踏み込み量に応じて、操作ペダル12が第1回転軸41を中心として回動する。
(ペダル装置10の製造方法)
次に、上記したペダル装置10の製造方法について図4〜図8を用いて説明する。
まず、図4に示すように、例えば、幅方向の右側の半割体31を内周面が上を向く(図4における上側を向く)ように治具により固定した状態で第1及び第2回転軸41,42を取り付ける。本実施例のペダル装置10は、固定された半割体31に対して一方向から各部材の組み付けを行うことが可能となっている。第1回転軸41には、半割体21,31の第1貫通孔23A,33A(図2参照)に比べて大径の外径寸法で形成されペダルアーム44が回転可能に挿通される大径部41Aと、第1貫通孔23A,33Aに比べて小径の外径寸法で形成され大径部41Aの両方の端面の各々からその大径部41Aと同軸に突き出すように設けられた小径部41Bとが形成されている。第1回転軸41は、一方の小径部41Bの先端部分を半割体31の第1貫通孔33Aに挿通させ半割体31の内周面に対して立設した状態で取り付けられる。
同様に、第2回転軸42には、半割体21,31の第2貫通孔23B,33B(図2参照)に比べて大径の外径寸法で形成されサブレバー15が回転可能に挿通される大径部42Aと、第2貫通孔23B,33Bに比べて小径で大径部42Aの両方の端面の各々からその大径部42Aと同軸で突き出すように設けられた小径部42Bとが形成されている。第2回転軸42は、一方の小径部42Bの先端部分を半割体31の第2貫通孔33Bに挿通させ半割体31の内周面に対して立設した状態で取り付けられる。
次に、図5に示すように、連結リンク43によって連結された操作ペダル12及びサブレバー15を、半割体31の上方から第1及び第2回転軸41,42に取り付ける。操作ペダル12には、ペダルアーム44の上端部に円筒形状のボス部61が予め装着されている。ボス部61には、軸方向両側の各々の開口部に、円筒形状のブッシュ63が装着されている。一対のブッシュ63(図5には一方のみを図示)の各々には、大径部41Aの外径に合わせた貫通孔が形成されている。ブッシュ63は、径方向の外側に向かって形成されたフランジ状の鍔が設けられている。ブッシュ63は、円筒形状の一部がボス部61の貫通孔内に挿入された状態で、鍔がボス部61の軸方向の端部と当接している。操作ペダル12は、ボス部61の貫通孔内に第1回転軸41の大径部41Aが挿通される。大径部41Aは、軸方向の両端部分において、ボス部61の内周面との間にブッシュ63が介在した状態とされる。第1回転軸41は、小径部41Bがブッシュ63の鍔から軸方向に突出した状態となる。
同様に、サブレバー15には、下端部に形成された貫通孔の軸方向両側の各々の開口部に、円筒形状のブッシュ65が装着されている。一対のブッシュ65(図5には一方のみを図示)の各々には、大径部42Aの外径に合わせた貫通孔が形成されている。ブッシュ65は、径方向の外側に向かって形成されたフランジ状の鍔が設けられている。ブッシュ65は、円筒形状の一部がサブレバー15の貫通孔内に挿入された状態で、鍔が貫通孔の軸方向の端部と当接している。サブレバー15は、貫通孔内に第2回転軸42の大径部42Aが挿通される。大径部42Aは、軸方向の両端部分において、貫通孔の内周面との間にブッシュ65が介在した状態とされる。第2回転軸42は、小径部42Bがブッシュ65の鍔から軸方向に突出した状態となる。なお、操作ペダル12及びサブレバー15の連結リンク43による連結は、組み付け前に実施せずに、当該操作ペダル12及びサブレバー15の各々を第1及び第2回転軸41,42に挿通した後に実施してもよい。
次に、図6に示すように、ストッパ部51を、固定板部53の下面(車両の幅方向の右側の面)が半割体31の接合面部38に当接するように配置し治具等により固定した状態とする。なお、ストッパ部51は、図6に示す工程においてプレス加工やアーク溶接が可能であれば、接合面部38と固定板部53とを仮に固定する作業を実施してもよい。
次に、図7に示すように、一対の半割体21,31を、上下方向で互いに対向する姿勢に配置する。半割体21は、第1貫通孔23Aが半割体21,31の間に位置する第1回転軸41の回転軸の軸線上となるように位置合わせされる。また、半割体21は、第2貫通孔23Bが第2回転軸42の回転軸の軸線上となるように位置合わせされる。
次に、図8に示すように、半割体21を、半割体31に接近させ第1回転軸41の小径部41Bが第1貫通孔23Aに挿通され、第2回転軸42の小径部42Bが第2貫通孔23Bに挿通されるとともに、接合面部28が固定板部53に重なるように組み付ける。そして、第1回転軸41は、上下方向(軸方向)の両側からプレス加工されることによって、軸方向の両端部の小径部41Bが塑性変形した部分と大径部41A及びブッシュ63(図7参照)の端面との間で第1貫通孔23A,33Aの各々の周縁部を挟持し当該第1貫通孔23A,33Aに対してかしめ固定される。また、第2回転軸42は、上下方向からプレス加工されることによって、軸方向の両端部の小径部42Bが塑性変形した部分と大径部42A及びブッシュ65(図7参照)の端面との間で第2貫通孔23B,33Bの各々の周縁部を挟持し当該第2貫通孔23B,33Bに対してかしめ固定される。
また、接合面部28及び接合面部38と、固定板部53とを、上下方向からプレス加工によりかしめ固定することで、かしめ部57及びかしめ部58が形成される。この際に、接合面部28と固定板部53、及び接合面部38と固定板部53の各々の2枚の板材を重ねてかしめ固定することになるため、切り欠き部28Aや切り欠き部38A(図2参照)を設けずに3枚の板材を重ねる場合に比べて、接合不良等を招くことなく精度よく確実に接合することが可能となる。また、ストッパ部51を半割体21に対してかしめ加工により固定するため、例えば、溶接する場合に他の部材(ペダルアーム44やペダルパッド45など)にスパッタが飛散して付着する可能性が低減され好適である。このようにして、本実施例のペダル装置10は、幅方向の一方側から組み付けることによって製造される。なお、連結部26,36にボルト19(図1参照)を挿通させて半割体21,31を連結する作業は、上記した第1及び第2回転軸41,42やストッパ部51のかしめ固定の前に実施してもよく、かしめ固定後に実施してもよい。
以上、上記した実施例によれば、以下の効果を奏する。
<効果1>図2に示すように、半割体21の先端部25には、連結部26に対して下方側となる位置に、幅方向の右側に向かって形成された平板部分の先端が後方に向かって直角に屈曲した接合面部28が形成されている。同様に、半割体31の先端部35には、連結部36の下方側となる位置に、幅方向の左側に向かって形成された平板部分の先端部分が後方に向かって直角に屈曲した接合面部38が形成されている。接合面部28,38の各々は、ブラケット本体部23,33の側縁部23C,33Cのうち先端部25,35に相当する部分から外側に向かって板状に形成され、図1に示すように互いに重ね合わせられた状態で固定されている。また、ストッパ部51は、半割体21,31の空間の外部に突出して設けられた接合面部28,38に対しかしめ部57,58においてかしめ固定されている。半割体21,31の内周面にストッパ部51を固定する従来の場合には溶接用トーチを挿通するための作業用の穴等を設ける必要があったが、本実施例の構成では、半割体21,31に溶接用トーチを挿通するための作業用の穴等を設ける必要が生じないため、操作ペダル12の回転動作に対する支持剛性をより確実に確保することが可能となる。また、本実施例のペダル装置10は、作業効率や製造コストの削減などの観点から、半割体21,31が対向する幅方向の一方側からすべての部材が一連の組み付け工程で取付けられる。この点、当該ペダル装置10では、ストッパ部51と接合面部28,38とが接合されるかしめ部57,58が、第1及び第2回転軸41,42等が取り付けられる空間の外部となっており、各部材を一方側から組み付ける場合に、ストッパ部51を接合面部28,38に接合する作業が他の取り付け済みの部材によって阻害される可能性が従来の構造に比べて低くなる。結果として、当該ペダル装置10は、組み付け作業が容易であり、且つ操作ペダル12の回転動作に対する支持剛性を確保することが可能となる。さらに、ブレーキブースタやコイルばねによる付勢力によって回動する操作ペダル12の係合部47に取り付けられたクッション材に、ストッパ部51に取り付けられたストップランプスイッチのシャフトが係合して保持するが、半割体21,31には、そのストッパ部51が固定される部分に溶接のための作業用の穴等が形成されないため、ストッパ部51の係合部47を保持する動作に対する支持剛性も確保することが可能となる。
<効果2>ストッパ部51には、操作ペダル12に設けられた係合部47に取り付けられたクッション材にストップランプスイッチを介して係合する受け板部54と、接合面部28,38の間に挟み込まれた状態で当該接合面部28,38の各々にかしめ固定される固定板部53とが接続部56により接続され一体成型されている。この構成では、組み立て作業時におけるストッパ部51の姿勢を接合面部28,38で挟持することにより安定した状態とすることができ、完成品の寸法精度を高めることが可能となる。また、ストッパ部51は、受け板部54が固定板部53と接続部56によって接続されており、接続部56の形状や大きさ等を変更することによって、受け板部54の位置や姿勢を変更することが可能となる。これにより、本実施例のペダル装置10は設計の自由度を高めることが可能となる。
<効果3>半割体21,31の接合面部28,38の各々には、車両の幅方向において互いに重ならない部分を形成するための切り欠き部28A,38Aが形成されている。ストッパ部51は、接合面部28と固定板部53とが接合されるかしめ部57が、接合面部38を除く接合面部28と固定板部53との2枚の板材が重なる部分に形成されている。また、ストッパ部51は、接合面部38と固定板部53とが接合されるかしめ部58が、接合面部28を除く接合面部38と固定板部53との2枚の板材が重なる部分に形成されている。これにより、接合面部28と固定板部53、あるいは接合面部38と固定板部53のそれぞれの2つの板材を重ねてかしめ固定することができるため、切り欠き部28Aや切り欠き部38Aを設けずに3枚の板材を重ねてかしめ固定する場合に比べて、接合不良等を招くことなく精度よく確実に接合することが可能となる。
<効果4>接合面部28,38と固定板部53とは、車両の幅方向に対して垂直な平面を有する板状に形成されている。これにより、幅方向の一方側からすべての部材を組み付ける場合に、両接合面部28,38及び固定板部53のそれぞれを、組み付ける方向に対して垂直な平面に沿った状態で重ね合わせることができ、互いの位置がずれる可能性が少なく、完成品の寸法精度をより高めることが可能となる。
<効果5>ペダル装置10の製造方法では、治具により固定された半割体31の内周面側から第1及び第2回転軸41,42、操作ペダル12、サブレバー15を取り付ける(図4及び図5参照)。次に、半割体31が有するブラケット本体部33の側縁部33C(図1参照)から外側に向かって板状に形成された接合面部38に対し、ストッパ部51の固定板部53を重ねた状態で取り付ける(図6参照)。次に、もう一方の半割体21を、半割体31に接近させ第1回転軸41の小径部41Bが第1貫通孔23Aに挿通され、第2回転軸42の小径部42Bが第2貫通孔23Bに挿通されるとともに、半割体21が有するブラケット本体部23の側縁部23C(図1参照)から外側に向かって板状に形成された接合面部28が固定板部53に重なるように組み付ける。この製造方法によれば、組み付け作業が容易であり、且つ操作ペダル12の回転動作に対する支持剛性を確保することが可能となる。
<効果6>ペダル装置10は、治具により固定された半割体31に対して一方向から各部材の組み付けを行うことが可能となっており、組み付け作業の効率を向上させ、ひいては製造コストの低減を図ることが可能となる。また、このような一方向から組み付けが可能な構造では、半割体31などを固定するための治具の構造が簡易となり治具の小型化を図ることが可能となる。
因みに、本実施例における半割体31は、第1半割体の一例である。半割体21は、第2半割体の一例である。車両側面から見た図1におけるブラケット本体部23,33の外周に沿った最外形線である側縁部23C,33Cは、第1及び第2半割体の側縁部の一例である。接合面部28,38は、第1及び第2接合面部の一例である。切り欠き部28A,38Aは、第1及び第2切り欠き部の一例である。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施例では、本発明の一実施例として常用のブレーキペダル装置を例に説明したが、本発明はこれに限定されず、他の車両用操作ペダル装置、例えば、パーキングブレーキ装置、アクセルペダル装置、クラッチペダル装置等に好適に適用される。
また、上記実施例では、サブレバー15を介して操作ペダル12がブレーキブースタと相対回動可能に連結されたが、サブレバー15を省略し操作ペダル12の回転動作をブレーキブースタに直接伝達する構成でもよい。
接合面部28,38及び固定板部53は、3枚の板材を重ねてかしめ固定やアーク溶接等により接合してもよい。この場合、切り欠き部28A,38Aを、接合面部28,38に設けなくともよい。
接合面部28,38は、ブラケット本体部23,33の側縁部23C,33Cのうち先端部25,35に相当する部分(前後方向における後方側の部分)に形成しなくともよく、例えば側縁部23C,33Cのうち上方側や下方側の部分から外側に向かって形成してもよい。
また、上記実施例の各部材の形状・構成等は一例であり、適宜変更してもよい。例えば、切り欠き部28A,38Aの形状は一例であり、接合面部28,38及び固定板部53の3枚の板材が互いに重ならない形状に適宜変更してもよい。
10 車両用操作ペダル装置、11 ペダルブラケット、12 操作ペダル、21,31
半割体、28,38 接合面部、28A,38A 切り欠き部、41,42 第1及び第2回転軸、47 係合部、51 ストッパ部、53 固定板部、54 受け板部、56
接続部。

Claims (5)

  1. 車両の幅方向において互いに対向する第1及び第2半割体が接合されて形成された空間を有するペダルブラケットと、
    前記第1及び第2半割体により前記空間の内部に保持される回転軸に対し回転可能に支持された操作ペダルと、を備え、
    前記ペダルブラケットは、前記第1及び第2半割体の各々に設けられ、前記第1及び第2半割体の本体部の最外形線から該第1及び第2半割体の外部方向に板状に形成され、その少なくとも一部が互いに重ね合わせられた状態で設けられる第1及び第2接合面部と、前記第1及び第2接合面部に接合されて、前記操作ペダルを初期位置に保持するストッパ部と、を備えることを特徴とする車両用操作ペダル装置。
  2. 前記操作ペダルは係合部を備え、
    前記ストッパ部は、
    前記操作ペダルの前記係合部に係合する受け板部と、
    前記第1及び第2接合面部の間に挟み込まれた状態で当該第1及び第2接合面部の各々に接合される固定板部と、
    前記受け板部と前記固定板部とを接続する接続部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用操作ペダル装置。
  3. 前記第1半割体の第1接合面部は、第1切り欠き部が設けられ、前記第1切り欠き部が設けられた部分から前記ストッパ部の前記固定板部が露出する部分に対して前記第2半割体の第2接合面部が接合され、
    前記第2半割体の第2接合面部は、第2切り欠き部が設けられ、前記第2切り欠き部が設けられた部分から前記ストッパ部の前記固定板部が露出する部分に対して前記第1半割体の第1接合面部が接合されることを特徴とする請求項2に記載の車両用操作ペダル装置。
  4. 前記第1及び第2接合面部と、前記固定板部とは、前記車両の幅方向に対して垂直な平面を有する板状に形成されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両用操作ペダル装置。
  5. 車両の幅方向において互いに対向する第1及び第2半割体が接合されて形成された空間を有するペダルブラケットと、前記第1及び第2半割体により前記空間の内部に保持される回転軸に対し回転可能に支持された操作ペダルと、を備える車両用操作ペダル装置の製造方法であって、
    固定された前記第1半割体の前記車両の幅方向における内周面側から前記回転軸及び前記操作ペダルを取り付ける工程と、
    前記第1半割体の本体部の最外形線から該第1半割体の外部方向に板状に形成される第1接合面部に対し、前記操作ペダルを初期位置に保持するストッパ部を少なくとも一部が互いに重ね合わせられた状態で取り付ける工程と、
    前記第2半割体を、前記回転軸と前記ストッパ部との位置に合わせて前記第1半割体の内周面側から取り付けるとともに、前記第2半割体の本体部の最外形線から該第2半割体の外部方向に板状に形成される第2接合面部を前記ストッパ部に少なくとも一部が互いに重ね合わせられた状態で取り付ける工程と、
    を有することを特徴とする車両用操作ペダル装置の製造方法。
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