JP2001163054A - 車両のフロントドア移動構造及び車両のドアガラス下降構造 - Google Patents

車両のフロントドア移動構造及び車両のドアガラス下降構造

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JP2001163054A
JP2001163054A JP34552999A JP34552999A JP2001163054A JP 2001163054 A JP2001163054 A JP 2001163054A JP 34552999 A JP34552999 A JP 34552999A JP 34552999 A JP34552999 A JP 34552999A JP 2001163054 A JP2001163054 A JP 2001163054A
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door
vehicle
front pillar
impact
pillar
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Koji Enomoto
光司 榎本
Takashi Yoshida
傑 吉田
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Honda Motor Co Ltd
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    • E05DHINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 フロントドア15のドアヒンジ64を、
車外側へ強制移動可能にした車両であって、この車両
に、フロントピラーに加わる衝撃を検出する加速度セン
サ57と、この加速度センサ57の加速度信号ASに基
づいてドアヒンジ64を車外側へ強制的に移動するドア
移動機構52とを備えることで、フロントドア15を車
外側へ移動する構造にした。 【効果】 フロントピラーに衝撃が加わった場合に、フ
ロントドアをヒンジ側で車外側へ強制的に移動させるこ
とができ、フロントピラーの近傍にヒンジを配置した場
合には、フロントドアの車外側への移動量を大きくする
ことができ、フロントピラーがフロントドアに干渉する
のをより確実に防止することができる。従って、フロン
トピラーの変形を妨げることがないため、フロントピラ
ーへの衝撃を効果的に吸収し緩和することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフロントピラーに加
わる衝撃を効果的に吸収するための車両のフロントドア
移動構造及びドアガラス下降構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントピラーには、衝突物が
あると、変形することで衝突の衝撃を緩和する緩衝構造
を備えたものが知られている。例えば、特開平9−39
833号公報「自動車のフロントピラー」に記載された
ものである。この技術の図2を以下の図18に再掲載し
て説明する。なお、符号はふり直す。
【0003】図18は従来のフロントピラーを示す断面
図であり、フロントピラー200は、ピラーインナ20
1とピラーアウタ202とを合せて筒状とすることでピ
ラー本体203を形成し、このピラー本体203の前面
に緩衝作用をなす略コ字状の緩衝パネル204を開口側
をピラー本体203側にして取付けたものである。ここ
で、206は樹脂ガーニッシュ、207はフロントウイ
ンドガラス、208はシーラント、211はドアサッ
シ、212,213はウェザストリップ、214はドア
ガラスである。なお、ウェザストリップ213及びドア
ガラス214は説明の都合上、新たに追加した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたフロント
ピラー200の作用を図19で説明する。図19は従来
のフロントピラーの作用を説明する作用図である。フロ
ントピラー200に車両前方からの衝突物Cがあると、
樹脂ガーニッシュ206を介して緩衝パネル204に外
力が加わり、変形する。
【0005】これにより、ピラー本体203に伝わる衝
撃力が和らげられるが、例えば、緩衝パネル204が、
変形途中にドアサッシ211に干渉すると、緩衝パネル
204はそれ以上の変形が妨げられる。
【0006】この結果、緩衝パネル204に加わった衝
撃力が完全に吸収されず、ピラー本体203やドアサッ
シ211に衝撃が伝わることが考えられる。また、ドア
サッシを持たないサッシレスドアでは、ドアガラス(ド
アガラス214に相当)で上記と同様に緩衝パネル20
4の変形を妨げることになり、ドアガラスに衝撃が伝わ
ることが予想される。
【0007】そこで、本発明の目的は、変形途中のフロ
ントピラーがフロントドアのドアサッシ又はドアガラス
と干渉するのを防止することで、衝撃を効果的に吸収し
緩和する車両のフロントドア移動構造及び同ドアガラス
下降構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、フロントドアのヒンジを、車外側へ強制
移動可能にした車両であって、この車両に、フロントピ
ラーに加わる衝撃を検出する衝撃検出部と、この衝撃検
出部の検出信号に基づいて前記ヒンジを車外側へ強制的
に移動する移動手段とを備えることで、フロントドアを
車外側へ移動する構造にしたことを特徴とする。
【0009】フロントドアのヒンジを車外側へ強制移動
可能にした車両に衝撃検出部と移動手段とを備え、衝撃
検出部でフロントピラーに加わる衝撃を検出し、衝撃検
出部の検出信号に基づいて移動手段でヒンジを車外側へ
強制的に移動することで、フロントドアを車外側へ移動
する。
【0010】この結果、フロントピラーに衝撃が加わっ
た場合に、フロントドアをヒンジ側で車外側へ強制的に
移動させることができ、フロントピラーの近傍にヒンジ
を配置した場合には、フロントドアの車外側への移動量
を大きくすることができ、フロントピラーがフロントド
アに干渉するのをより確実に防止することができる。従
って、フロントピラーの変形を妨げることがないため、
フロントピラーへの衝撃を効果的に吸収し緩和すること
ができる。
【0011】請求項2は、フロントドアの一端にヒンジ
を設け、他端にフロントドアを車体側に結合するための
ドアロック機構を設け、このドアロック機構側を車外側
へ強制移動可能にした車両であって、この車両に、フロ
ントピラーに加わる衝撃を検出する衝撃検出部と、この
衝撃検出部の検出信号に基づいて前記ドアロック機構側
を車外側へ強制的に移動する移動手段とを備えたこと
で、フロントドアを車外側へ移動する構造にしたことを
特徴とする。
【0012】一端にヒンジを設けたフロントドアの他端
に、フロントドアを車体側に結合するためのドアロック
機構を設け、このドアロック機構側を車外側へ強制移動
可能にした車両に衝撃検出部と移動手段とを備え、衝撃
検出部でフロントピラーに加わる衝撃を検出し、衝撃検
出部の検出信号に基づいて移動手段でドアロック機構側
を車外側へ強制的に移動し、フロントドアを車外側へ移
動する。
【0013】この結果、フロントピラーに衝撃が加わっ
た場合に、フロントドアを車外側へ強制的に移動させる
ことができ、フロントピラーがフロントドアに干渉する
のを防止することができる。従って、フロントピラーの
変形を妨げることがないため、フロントピラーへの衝撃
を効果的に吸収し緩和することができる。
【0014】請求項3は、サッシレスタイプのフロント
ドアのドアガラスを、強制的に下降させることのできる
車両であって、この車両に、フロントピラーに加わる衝
撃を検出する衝撃検出部と、この衝撃検出部の検出信号
に基づいて前記ドアガラスを強制的に下降させる下降手
段とを備えたことを特徴とする。
【0015】サッシレスタイプのフロントドアのドアガ
ラスを、強制的に下降させることのできる車両に衝撃検
出部と下降手段とを備え、衝撃検出部でフロントピラー
に加わる衝撃を検出し、衝撃検出部の検出信号に基づい
て下降手段でドアガラスを強制的に下降させる。
【0016】この結果、フロントピラーに衝撃が加わっ
た場合に、ドアガラスを強制的に下降させることがで
き、フロントピラーがドアガラスに干渉するのを防止す
ることができる。従って、フロントピラーの変形を妨げ
ることがないため、フロントピラーへの衝撃を効果的に
吸収し緩和することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る車両の斜視図であり、
車両10は、サイドボデー11(奥側のサイドボデーは
省略する。)を構成するフロントピラー13及びセンタ
ピラー14と、フロントピラー13の下部に開閉自在に
取付けるとともに、閉じたときにセンタピラー14に開
かないようにロックする構造としたフロントドア15と
を備える。なお、17はフロントドア15のドアガラ
ス、18はフロントウインドガラス、21はフード、2
2はフロントフェンダ、23はルーフパネルである。
【0018】図2は図1の2−2線断面図であり、フロ
ントピラー13の横断面図である。フロントピラー13
は、骨格となるピラーフレーム31と、このピラーフレ
ーム31に取付けた補強材32と、この補強材32に取
付けたインナパネル33と、このインナパネル33に合
せて取付けることで筒を形成するアウタパネル34と、
このアウタパネル34の前面34aに取付けた緩衝部材
35と、この緩衝部材35の先端部に取付けたカバー部
材36と、上記のインナパネル33の室内側を覆うピラ
ーガーニッシュ37とからなる。
【0019】ピラーフレーム31、補強材32、インナ
パネル33及びアウタパネル34は、ピラー本体38を
構成するものである。ここで、42はフロントドア15
のサッシ、43,44,45,46はウェザストリッ
プ、47はシーラント、48はスナップ、49はモール
である。
【0020】補強材32は、インナパネル33を補強す
るための鋼板製部材である。インナパネル33は、鋼板
製の折曲げ部材であり、端部にフランジ部33a,33
bを形成し、中間部に外力による変形を促すための脆弱
部33cを形成したものである。
【0021】アウタパネル34は、フロントウインドガ
ラス18にほぼ平行な前面34aからドアガラス17に
ほぼ平行となるように外面34bを折曲げ成形し、この
外面34bから車室R側へ後面34cを折曲げ、この後
面34cに外力による変形を促すための脆弱部34dを
形成した鋼板製の折曲げ部材であり、後面34cをフロ
ントドア15のサッシ42に臨ませ、端部に、インナパ
ネル33のフランジ部33a,33bにそれぞれ溶接す
るフランジ部34e,34fを形成したものである。
【0022】緩衝部材35は、車両前方からの衝撃で容
易に変形し、衝撃を吸収する樹脂製の押出し成形材であ
る。図1に示したフロントピラー13の奥側のフロント
ピラーは、フロントピラー13と左右が逆の構造を有す
るものであり、機能は同一なので説明は省略する。
【0023】以下に示す第1・第2の実施の形態は、フ
ロントピラー13に大きな外力(特に車体に対して後向
き、後斜め下向き、下向きの外力)が作用して、緩衝部
材35及びピラー本体38が変形するときに、これらの
緩衝部材35及びピラー本体38がフロントドア15に
干渉して変形が妨げられてフロントピラー15の緩衝構
造が有効に機能しなくなるのを防止するために、フロン
トドア15、詳しくは、サッシ42、ドアガラス17を
矢印で示すように車外側、即ち車体側方へ所定距離だけ
移動させる構造である。以下にこの構造を詳細に説明す
る。
【0024】図3は図1の3−3線断面図で、本発明に
係るフロントドア移動構造(第1の実施の形態)を示す
断面図であり、フロントピラー13(図1参照)と一体
に成形したフロントピラー下部51にフロントドア15
を車体側方に移動させる移動手段としてのドア移動機構
52を設けたことを示す。なお、54はセンタピラー1
4に取付けたストライカ、55はストライカ54に結合
させることでフロントドア15を閉状態にロックするド
アロック機構である。
【0025】ここで、フロントドア15のサッシ42及
びドアガラス17は、上記したフロントピラー下部5
1、ドア移動機構52、ストライカ54、ドアロック機
構55の断面位置とは異なるが、以下の説明の都合上、
同一断面上に記載した。
【0026】ドア移動機構52は、フロントピラー13
(図1参照)への衝突物による衝撃を検出する衝撃検出
部としての加速度センサ57と、この加速度センサ57
からの検出信号としての加速度信号ASを受ける制御部
58と、この制御部58からの駆動信号DSにより作動
する駆動部61と、この駆動部61を構成する可動スト
ッパ62を挟み込む固定ストッパ63及びドアヒンジ6
4とからなる。
【0027】ドアヒンジ64は、く字形の可動片64a
と、この可動片64aにスイング軸64bでスイング自
在に取付けた固定片64cとからなる。可動片64a
は、フロントピラー下部51に取付けた支軸65にスイ
ング自在に取付け、一端部64dを可動ストッパ62に
当て、他端部64eの側面をばね受け部66を介してコ
イルばね67の弾性力で時計回りにスイングするように
押付けたものである。なお、68はフロントピラー下部
51に取付けたばね受け部である。固定片64cは、フ
ロントドア15の前部に取付けたものである。固定スト
ッパ63は、フロントピラー下部51に取付けたもので
ある。
【0028】加速度センサ57は、フロントピラー13
(図1参照)の振動を検知しやすい、例えばフロントピ
ラー下部51に取付けるものである。制御部58は、例
えば、車室R内のインストルメントパネル下部等に取付
けるものである。
【0029】駆動部61は、シリンダ73と、このシリ
ンダ73に移動自在に挿入したピストン74と、このピ
ストン74に可動ストッパ62を連結するためのワイヤ
75と、シリンダ73内のピストン74で分割した前部
・後部空気室S1,S2のうちの後部空気室S2内に、
制御部58からの信号に基づいてパイプ76を介して燃
焼ガスを吹込むインフレータ77とからなる。
【0030】以上に述べたドア移動機構52の作用を次
に説明する。図4(a),(b)は本発明に係るフロン
トドア移動構造(第1の実施の形態)のドア移動機構の
作用を説明する作用図である。(a)において、フロン
トピラー13(図1参照)への衝突物により、加速度セ
ンサ57が衝撃を検出すると、加速度センサ57は、制
御部58へ加速度信号ASを送る。
【0031】制御部58は、加速度センサ57からの加
速度信号ASに基づき、インフレータ77に着火信号L
Sを送る。これにより、インフレータ77は着火して燃
焼し、燃焼ガスを瞬時に駆動部61のシリンダ73の後
部空気室S2内に供給する。従って、後部空気室S2内
の体積が膨張するため、ピストン74が図の左方へ移動
し、ドアヒンジ64と固定ストッパ63との間から可動
ストッパ62を矢印のように引抜く。
【0032】(b)において、ドアヒンジ64は、コイ
ルばね67の弾性力によって時計回りに瞬時にスイング
し、一端部64dが固定ストッパ63に当たることでド
アヒンジ64のスイングが停止し、フロントドア15が
矢印で示すように車体側方へ移動する。これに伴って、
フロントドア15のサッシ42及びドアガラス17が車
体側方へ想像線位置から実線位置まで距離mだけ移動す
る。
【0033】次にフロントピラー13の緩衝作用を説明
する。図5(a)〜(c)は本発明に係るフロントピラ
ーの緩衝作用を説明する作用図である。(a)におい
て、フロントピラー13に車体前方からの衝突物Cがあ
ると、(b)に示すように、緩衝部材35に衝撃力が作
用し、緩衝部材35が容易に変形することで、衝撃の一
部を緩和する。
【0034】次に、緩衝部材35からピラー本体38に
作用する衝撃力、即ち、アウタパネル34の前面34a
に後向きに作用する外力によって、インナパネル33の
脆弱部33c及びアウタパネル34の脆弱部34dが変
形しはじめ、この時、(c)において、フロントドア1
5のサッシ42は、図4で説明したように、駆動部61
(図4参照)の作動によって、想像線位置から実線位置
まで車体側方に移動した状態にある。
【0035】インナパネル33及びアウタパネル34の
変形が進むと、アウタパネル34は、車体後方へ移動す
るが、フロントドア15のサッシ42が車体側方に移動
しているため、アウタパネル34がサッシ42に干渉す
ることがない。従って、アウタパネル34の変形がスム
ーズに進行するので、フロントピラー13に受けた衝撃
を効果的に吸収することができる。
【0036】以上の図3及び図5で説明したように、本
発明は、フロントドア15のドアヒンジ64を、車外側
へ強制移動可能にした車両10(図1参照)であって、
この車両10に、フロントピラー13(図1参照)に加
わる衝撃を検出する加速度センサ57と、この加速度セ
ンサ57の加速度信号ASに基づいてドアヒンジ64を
車外側へ強制的に移動するドア移動機構52とを備える
ことで、フロントドア15を車外側へ移動する構造にし
たことを特徴とする。
【0037】上記構成により、フロントピラー13に衝
撃が加わった場合に、フロントドア15をドアヒンジ6
4側で車外側へ強制的に移動させることができ、フロン
トピラー13の近傍にドアヒンジ64を配置した場合に
は、フロントドア15の車外側への移動量を大きくする
ことができ、フロントピラー13がフロントドア15に
干渉するのをより確実に防止することができる。従っ
て、フロントピラー13の変形を妨げることがないた
め、フロントピラー13への衝撃を効果的に吸収し緩和
することができる。
【0038】図6は本発明に係るフロントドア移動構造
(第2の実施の形態)を示す断面図で、フロントピラー
下部、フロントドア及びセンタピラーを水平に切断した
ものであり、フロントドア81とセンタピラー82との
連結部にフロントドア81を車体側方へ移動させる移動
手段としてのドア移動機構83を設けたことを示す。な
お、85はフロントドア81の前部とフロントピラー下
部86の後部とに取付けたヒンジ、87はセンタピラー
82に取付けたストライカである。
【0039】図7は本発明に係るフロントドア移動構造
(第2の実施の形態)の要部拡大図であり、ドア移動機
構83は、ストライカ87に結合させ、フロントドア8
1を閉状態にロックするためにフロントドア81に取付
けたドアロック機構91と、フロントドア81を車体側
方へ押出すためのドア押出し機構92と、車体側方へ押
出したフロントドア81を所定位置に開いたところで止
めるためのドア位置規制機構(不図示。後述する。)
と、加速度センサ57と、この加速度センサ57からの
加速度信号ASによりドアロック機構91のロックを解
除するとともに、ドア押出し機構92を作動させる制御
部93とからなる。
【0040】ドアロック機構91は、制御部93からの
制御信号CSによりロックを解除するためのソレノイド
94を備える。ドア押出し機構92は、シリンダ95
と、このシリンダ95内に移動自在に挿入したピストン
96と、このピストン96に取付けたピストンロッド9
7と、このピストンロッド97の先端に取付けた押圧片
98と、シリンダ95内をピストン96で2分割した第
1・第2空気室S3,S4のうちの第2空気室S4にパ
イプ101を介して接続したインフレータ102とから
なる。
【0041】ここで、104はドア押出し機構92の押
圧片98を受けるためにフロントドア81の端部に設け
た押圧片受け部である。105はドア位置規制機構を構
成する結合ピンであり、フロントドア81にセンタピラ
ー82側へ突出させて取付けたものである。
【0042】図8は図7の8−8線断面図であり、ドア
位置規制機構110は、ピストンロッド97の中間部に
取付けた突出片111と、この突出片111に一端を当
てるとともに、センタピラー82に設けた第1支軸11
2にスイング自在に取付けたL字形アーム113と、こ
のL字形アーム113の他端にワイヤ114を介して取
付けた可動ストッパ115と、この可動ストッパ115
を下方に引張る引張ばね116と、可動ストッパ115
に隣接させるとともにセンタピラー82に取付けた固定
ストッパ117と、センタピラー82に設けた第2支軸
118にスイング自在に取付けるとともに、第2支軸1
18の近傍を引張ばね121で下方に引張ることにより
先端を可動ストッパ115に当てたフック部材122
と、前述の結合ピン105とからなる。
【0043】L字形アーム113は、ピストンロッド9
7に連動して、可動ストッパ115を固定ストッパ11
7とフック部材122の先端との間から引抜くための部
材である。
【0044】フック部材122は、結合ピン105に結
合させるための長穴124と、結合ピン105を長穴1
24内へ導き入れるとともに、長穴124内へ導き入れ
た結合ピン105が長穴124から外れないように図示
せぬばねの弾性力で閉状態にした開閉部125とを備え
る。なお、126は引張ばね116の端部固定部、12
7は引張ばね121のフック部材122側の一端部固定
部、128は引張ばね121の他端部固定部、131は
開閉部125のスイング軸である。
【0045】以上に述べたフロントドア移動構造の作用
を次に説明する。図9は本発明に係るフロントドア移動
構造(第2の実施の形態)の作用を説明する第1作用図
である。フロントピラー13(図1参照)への衝突物に
より、加速度センサ57が衝撃を検出すると、加速度セ
ンサ57は、制御部93へ加速度信号ASを送る。
【0046】制御部93は、加速度センサ57からの加
速度信号ASに基づき、まず、ドアロック機構91のソ
レノイド94に制御信号CSを送る。この制御信号CS
により、ソレノイド94はドアロック機構91のロック
を解除し、ドアロック機構91とストライカ87との結
合を外す。
【0047】次に、制御部93は、ドア押出し機構92
のインフレータ102に着火信号LSを送る。これによ
り、インフレータ102は着火して燃焼し、燃焼ガスを
瞬時にパイプ101を介してシリンダ95の第2空気室
S4内に供給する。そして、第2空気室S4は、燃焼ガ
スの圧力で膨張し、ピストン96を図の下方へ移動さ
せ、ピストンロッド97を突出させ、押圧片98でフロ
ントドア81の押圧片受け部104を押す。
【0048】図10(a),(b)は本発明に係るフロ
ントドア移動構造(第2の実施の形態)の作用を説明す
る第2作用図である。(a)において、ピストンロッド
97がシリンダ95から突出すると、突出片111の移
動に伴ってL字形アーム113が第1支軸112を中心
に時計回りにスイングし、可動ストッパ115が上昇す
るため、フック部材122のストッパがなくなって、フ
ック部材122が引張ばね121の引張力によって第2
支軸118を中心に時計回りに想像線位置から実線位置
までスイングし、この間に、フック部材122の開閉部
125が開いてフック部材122の長穴124内へ結合
ピン105が入り込む。この後、開閉部125が閉じる
ため、結合ピン105がフック部材122から外れるこ
とはない。
【0049】(b)において、ピストンロッド97がシ
リンダ95から更に突出すると、フロントドア81が車
体側方へ更に移動し、これに伴ってフロントドア81に
固定した結合ピン105は車体側方へ移動し、長穴12
4の端部に当って停止する。即ち、フロントドア81の
移動が止まり、それ以上は開かない。
【0050】図11は本発明に係るフロントドア移動構
造(第2の実施の形態)の作用を説明する第3作用図で
ある。フック部材122(図10(b)参照)と結合ピ
ン105(図10(b)参照)との結合により、フロン
トドア81の後部は所定距離移動して停止し、これに伴
って、フロントドア81のサッシ42及びドアガラス1
7は車体側方へ想像線位置から実線位置まで距離nだけ
移動する。
【0051】以上説明したように、本発明は、フロント
ドア81の一端にヒンジ85を設け、他端にフロントド
ア81を車体側に結合するためのドアロック機構91を
設け、このドアロック機構91側を車外側へ強制移動可
能にした車両であって、この車両に、フロントピラー1
3(図1参照)に加わる衝撃を検出する加速度センサ5
7と、この加速度センサ57の加速度信号AS(図7参
照)に基づいてドアロック機構91側を車外側へ強制的
に移動するドア移動機構83とを備えたことで、フロン
トドア81を車外側へ移動する構造にしたことを特徴と
する。
【0052】上記構成により、フロントピラー13に衝
撃が加わった場合に、フロントドア81を車外側へ強制
的に移動させることができ、フロントピラー13がフロ
ントドア81に干渉するのを防止することができる。従
って、フロントピラー13の変形を妨げることがないた
め、フロントピラー13への衝撃を効果的に吸収し緩和
することができる。
【0053】以下に示す第3の実施の形態は、サッシレ
スタイプのフロントドアのフロントピラー13に大きな
外力(特に車体に対して後向き、後斜め下向き、下向き
の外力)が作用して、図2に示した緩衝部材35及びピ
ラー本体38が変形するときに、これらの緩衝部材35
及びピラー本体38がフロントドアのドアガラスに干渉
して変形が妨げられてフロントピラー13の緩衝構造が
有効に機能しなくなるのを防止するために、ドアガラス
を所定距離だけ下降させる構造である。以下にこの構造
を詳細に説明する。
【0054】図12は本発明に係るドアガラス下降構造
(第3の実施の形態)を示す説明図であり、サッシレス
タイプのフロントドア140の内部を見えるようにした
ものである。フロントドア140は、アウタパネル及び
インナパネルからなるドアパネル141と、このドアパ
ネル141に取付けたパワーウインド装置142と、こ
のパワーウインド装置142で昇降するドアガラス14
3とからなる。
【0055】パワーウインド装置142は、昇降のため
の機構を内蔵した昇降機構部145と、この昇降機構部
145に昇降自在に取付けたベース部146と、このベ
ース部146に取付けた中間部147と、この中間部1
47に取付けた前述のドアガラス143と、このドアガ
ラス143の両端部をガイドするガイド部材151,1
52と、上記のベース部146を昇降させるために昇降
機構部145に接続した駆動部153とからなる。な
お、154は駆動部153の駆動源となる電動モータで
ある。
【0056】図13は図12の13−13線断面図であ
り、中間部147は、ベース部146に昇降自在に取付
けたものであり、下端をワイヤ156を介して下降手段
としてのガラス下降機構157に連結したものである。
なお、158は中間部147の下降時のストッパであ
る。
【0057】ガラス下降機構157は、加速度センサ5
7と、この加速度センサ57の加速度信号ASによりイ
ンフレータ161に着火信号LSを送る制御部162
と、着火信号LSにより着火したインフレータ161で
発生した燃焼ガスを膨張させるシリンダ163と、この
シリンダ163内に移動自在に挿入するとともに、ワイ
ヤ156の下端を取付けたピストン164とからなる。
なお、S5,S6はシリンダ163内のピストン164
によって分割した上部・下部空気室であり、インフレー
タ161にパイプ165を介して上部空気室S5を接続
する。
【0058】図14は図12の14−14線断面図であ
り、ベース部146に縦溝146a,146aを設け、
これらの縦溝146a,146aに、中間部147に形
成した突部147a,147aを嵌合することで、ベー
ス部146に中間部147を移動自在に取付け、縦溝1
46a,146aの底にそれぞれ横穴146b,146
bを開け、突部147a,147aの先端面に球状の凹
部147b,147bを形成し、横穴146b,146
b内に順にスチールボール171、リテーナ172、コ
イルばね173及びリテーナ174をそれぞれ挿入し、
コイルばね173の弾性力に抗して横穴146b,14
6bの開口部にボルト175,175をそれぞれねじ込
むことで、突部147a,147aの凹部147b,1
47bにボール171,171を押し付けた状態を示
す。通常はこの状態で、ベース部146と中間部147
とを一体的にして、図13に示したパワーウインド装置
142(図12参照)によるドアガラス143の昇降を
行う。
【0059】以上に述べたドアガラス下降構造の作用を
次に説明する。図15(a),(b)は本発明に係るド
アガラス下降構造(第3の実施の形態)の作用を説明す
る第1作用図である。(a)はガラス下降機構157が
作動していない通常の状態であり、ベース部146と中
間部147とがスチールボール171を介して一体的な
状態である。
【0060】(b)において、フロントピラー13(図
1参照)への衝突物により、加速度センサ57が衝撃を
検出すると、加速度センサ57は、制御部162へ加速
度信号ASを送る。制御部162は、加速度センサ57
からの加速度信号ASに基づき、ガラス下降機構157
のインフレータ161に着火信号LSを送る。
【0061】この着火信号LSにより、インフレータ1
61は着火して燃焼し、高圧の燃焼ガスを瞬時にパイプ
165を介してシリンダ163の上部空気室S5内に供
給する。これにより、上部空気室S5は膨張し、ピスト
ン164が下降することで、ベース部146に対して中
間部147がストッパ158の位置まで下降する。この
結果、ドアガラス143が瞬時に下降する。
【0062】図16は本発明に係るドアガラス下降構造
(第3の実施の形態)の作用を説明する第2作用図であ
る。ガラス下降機構によってドアガラス143が距離p
だけ下降することは、ドアガラス143の斜辺143a
が、隣接するフロントピラー13(図1参照)から距離
qだけ離れることである。従って、フロントピラー13
が衝撃吸収のために変形してもドアガラス143に干渉
しなくなる。
【0063】図17(a)〜(c)は本発明に係るドア
ガラス下降構造(第3の実施の形態)の作用を説明する
第3作用図である。(a)において、サッシレスタイプ
のフロントドア140を備えた車両170のフロントピ
ラー13に衝突物Cがあると、前述のガラス下降機構に
よって、(b)に示すように、ドアガラス143が瞬時
に距離pだけ下降する。
【0064】(c)において、フロントピラー13は変
形を開始し、衝突物Cによる衝撃を吸収し始め、最終的
にフロントピラー13とドアガラス143との最小クリ
アランスがdとなったところで変形を終了する。このよ
うに、フロントピラー13の変形途中にドアガラス14
3によって、変形が妨げられないため、フロントピラー
13に作用した衝撃を十分に吸収することができる。
【0065】以上の図13及び図17で説明したよう
に、本発明は、サッシレスタイプのフロントドア140
のドアガラス143を、強制的に下降させることのでき
る車両170であって、この車両170に、フロントピ
ラー13に加わる衝撃を検出する加速度センサ57と、
この加速度センサ57の加速度信号ASに基づいてドア
ガラス143を強制的に下降させるガラス下降機構15
7とを備えたことを特徴とする。
【0066】上記構成により、フロントピラー13に衝
撃が加わった場合に、ドアガラス143を強制的に下降
させることができ、フロントピラー13がドアガラス1
43に干渉するのを防止することができる。従って、ド
アガラス143でフロントピラー13の変形を妨げるこ
とがないため、フロントピラー13への衝撃を効果的に
吸収し緩和することができる。
【0067】尚、1枚のフロントドアでドアヒンジが上
下に2個ある車両については、上方のドアヒンジだけを
車外側に移動させてフロントドアのサッシを移動させて
もよい。また、サッシレスタイプのフロントドアについ
ては、ドアガラスの上片及び斜辺を車外側に移動してド
アガラスを傾ける、又はドアガラスを下降させながら傾
けるガラス傾斜機構を設けることで、フロントピラーと
の干渉を防止してもよい。
【0068】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の車両のフロントドア移動構造は、車両
に、フロントピラーに加わる衝撃を検出する衝撃検出部
と、この衝撃検出部の検出信号に基づいてヒンジを車外
側へ強制的に移動する移動手段とを備えたので、フロン
トピラーに衝撃が加わった場合に、フロントドアをヒン
ジ側で車外側へ強制的に移動させることができ、フロン
トピラーの近傍にヒンジを配置した場合には、フロント
ドアの車外側への移動量を大きくすることができ、フロ
ントピラーがフロントドアに干渉するのをより確実に防
止することができる。従って、フロントピラーの変形を
妨げることがないため、フロントピラーへの衝撃を効果
的に吸収し緩和することができる。
【0069】請求項2の車両のフロントドア移動構造
は、車両に、フロントピラーに加わる衝撃を検出する衝
撃検出部と、この衝撃検出部の検出信号に基づいて前記
ドアロック機構側を車外側へ強制的に移動する移動手段
とを備えたので、フロントピラーに衝撃が加わった場合
に、フロントドアを車外側へ強制的に移動させることが
でき、フロントピラーがフロントドアに干渉するのを防
止することができる。従って、フロントピラーの変形を
妨げることがないため、フロントピラーへの衝撃を効果
的に吸収し緩和することができる。
【0070】請求項3の車両のドアガラス下降構造は、
サッシレスタイプのフロントドアのドアガラスを、強制
的に下降させることのできる車両であって、この車両
に、フロントピラーに加わる衝撃を検出する衝撃検出部
と、この衝撃検出部の検出信号に基づいてドアガラスを
強制的に下降させる下降手段とを備えたので、フロント
ピラーに衝撃が加わった場合に、ドアガラスを強制的に
下降させることができ、フロントピラーがドアガラスに
干渉するのを防止することができる。従って、フロント
ピラーの変形を妨げることがないため、フロントピラー
への衝撃を効果的に吸収し緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の斜視図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線断面図(本発明に係るフロント
ドア移動構造(第1の実施の形態)を示す断面図)
【図4】本発明に係るフロントドア移動構造(第1の実
施の形態)のドア移動機構の作用を説明する作用図
【図5】本発明に係るフロントピラーの緩衝作用を説明
する作用図
【図6】本発明に係るフロントドア移動構造(第2の実
施の形態)を示す断面図
【図7】本発明に係るフロントドア移動構造(第2の実
施の形態)の要部拡大図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】本発明に係るフロントドア移動構造(第2の実
施の形態)の作用を説明する第1作用図
【図10】本発明に係るフロントドア移動構造(第2の
実施の形態)の作用を説明する第2作用図
【図11】本発明に係るフロントドア移動構造(第2の
実施の形態)の作用を説明する第3作用図
【図12】本発明に係るドアガラス下降構造(第3の実
施の形態)を示す説明図
【図13】図12の13−13線断面図
【図14】図12の14−14線断面図
【図15】本発明に係るドアガラス下降構造(第3の実
施の形態)の作用を説明する第1作用図
【図16】本発明に係るドアガラス下降構造(第3の実
施の形態)の作用を説明する第2作用図
【図17】本発明に係るドアガラス下降構造(第3の実
施の形態)の作用を説明する第3作用図
【図18】従来のフロントピラーを示す断面図
【図19】従来のフロントピラーの作用を説明する作用
【符号の説明】
10,170…車両、13…フロントピラー、15,8
1,140…フロントドア、17,143…ドアガラ
ス、52,83…移動手段(ドア移動機構)、57…衝
撃検出部(加速度センサ)、64…ドアヒンジ、85…
ヒンジ、91…ドアロック機構、157…下降手段(ガ
ラス下降機構)、AS…検出信号(加速度信号)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D003 AA05 BB01 CA33 DA17 3D127 AA04 BB01 CB05 CC05 DF03 DF09 EE15 FF02 FF06 FF11 FF25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントドアのヒンジを、車外側へ強制
    移動可能にした車両であって、この車両は、フロントピ
    ラーに加わる衝撃を検出する衝撃検出部と、この衝撃検
    出部の検出信号に基づいて前記ヒンジを車外側へ強制的
    に移動する移動手段とを備えることで、フロントドアを
    車外側へ移動する構造にしたことを特徴とする車両のフ
    ロントドア移動構造。
  2. 【請求項2】 フロントドアの一端にヒンジを設け、他
    端にフロントドアを車体側に結合するためのドアロック
    機構を設け、このドアロック機構側を車外側へ強制移動
    可能にした車両であって、この車両は、フロントピラー
    に加わる衝撃を検出する衝撃検出部と、この衝撃検出部
    の検出信号に基づいて前記ドアロック機構側を車外側へ
    強制的に移動する移動手段とを備えたことで、フロント
    ドアを車外側へ移動する構造にしたことを特徴とする車
    両のフロントドア移動構造。
  3. 【請求項3】 サッシレスタイプのフロントドアのドア
    ガラスを、強制的に下降させることのできる車両であっ
    て、この車両は、フロントピラーに加わる衝撃を検出す
    る衝撃検出部と、この衝撃検出部の検出信号に基づいて
    前記ドアガラスを強制的に下降させる下降手段とを備え
    たことを特徴とする車両のドアガラス下降構造。
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