JP2001162642A - 金型回転機構を備えた型締装置 - Google Patents
金型回転機構を備えた型締装置Info
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Abstract
持する力を偏心軸に取り付けたローラの台盤面より離隔
した位置で支持するため、回転板を支持する偏心軸にモ
ーメントが加わることによる偏心軸のたわみの問題を課
題とする。 【解決手段】 中心軸を有する回転板を台盤に組み込み
回転駆動装置により回転板を回動させる射出成形機の型
締装置において、前記台盤に嵌挿し台盤に対して回転板
を平行にすべく調整し保持する力を台盤の厚み全体で受
ける複数の偏心軸と、前記回転板の金型取付面に対して
裏面側の板面円周に設けられた摺動部を中心軸に対して
垂直方向に当接して回動するように偏心軸に取り付ける
支持ロ−ラとからなるようにしたのである。
Description
成形等をおこなう射出成形機の金型回転機構を備えた型
締装置に関する。
装置が横型または縦型の射出成形機の金型回転機構にお
いて、回転板は台盤に相当する可動盤または固定盤のい
ずれかに取り付けられ、型開状態で回転板を回動させる
にあたり、電動式または油圧式モ−タを使用して、回転
板の外周を歯車または歯付プ−リ−としてベルト等を用
いて駆動するタイプや中心軸を直接駆動して回転板を回
動することにより金型を回動させて製品を成形してい
た。
号公報に記載されている横型射出成形機の金型回転装置
においては、台盤(金型盤)に回転板(金型取付板)を
取り付け、回転板の外周面に形成された歯車とモータ回
転軸に取り付けられたピニオンとを噛み合わせ回転板を
回動させている。そして、金型等の偏荷重による回転板
の傾きを無くし台盤と回転板の平行を保持するため、回
転板の外周に設けた円形状の下縁部を支持するローラを
台盤面より離隔した位置で当接させて取り付ける偏心軸
を台盤に取り付け回転板を支持している。
成とする金型回転機構には、台盤に対して回転板を平行
にすべく調整し保持する力を偏心軸に取り付けたローラ
の台盤面より離隔した位置で支持するため、回転板を支
持する偏心軸にモーメントが加わることによる偏心軸の
たわみの問題を課題とする。
ので、本発明にあっては、中心軸を有する回転板を台盤
に組み込み回転駆動装置により回転板を回動させる射出
成形機の型締装置において、前記台盤に嵌挿し台盤に対
して回転板を平行にすべく調整し保持する力を台盤の厚
み全体で受ける複数の偏心軸と、前記回転板の金型取付
面に対して裏面側の板面円周に設けられた摺動部を中心
軸に対して垂直方向に当接して回動するように偏心軸に
取り付ける支持ロ−ラとからなるようにした。そして、
偏心軸を台盤の裏面より嵌挿するために、偏心軸の直径
を支持ローラの直径よりも大径にし、偏心軸の端面の直
径内に支持ローラを取り付けるようにしたのである。
を詳細に説明する。図1は、本発明を実施する機構を示
した断面図であり、1は型締装置の金型回転機構であ
る。回転板2は中心軸3を取付ボルト4により締結し、
台盤5の中心に回転板2に取り付けた中心軸3を嵌め合
わすことにより支持させて、図3で示す回転駆動装置に
より回動するものとする。中心軸3と台盤5との嵌め合
い部にはブッシュ6が組み込まれ、給油型式や無給油型
式のものを組み込み台盤5より抜けない構造とする。ま
た、ブッシュ6の代わりにベアリングを組み込み中心軸
3の回動をさせても良い。中心軸3には、回転板2の保
芯をするだけではなく、図示では省略しているが、金型
を温調するための金型温調用通路が一体構成される場合
もある。
は省略している型締装置の型締シリンダに組み込まれた
ラム7の往復動により、タイバ22を摺動して型開閉を
行うために取付ボルト8によりラム7とを締結する。こ
のように、型締装置は油圧シリンダ式のものにて一実施
例を示したが、トグル機構やボ−ルネジ機構の電動式型
締装置としても良い。
動盤と平行を保ち且つ回動を行うため、回転板2の金型
取付面に対して裏面側の板面円周に設けられた摺動部1
0を中心軸3に対して垂直方向に支持ロ−ラ9が小径側
または大径側に当接して回動するようにする。図1で
は、一実施例として回転板2の裏面側の板面円周に溝部
11を構成して、支持ロ−ラ9が中心軸3に対して垂直
方向の溝部11の小径側に当接して回動する摺動部10
を設けたが、支持ロ−ラ9が中心軸3に対して垂直方向
の溝部11の大径側に当接して回動しても良い。また、
溝部11を構成することなく回転板2の裏面側の板面円
周に段部を設け、支持ロ−ラ9が該段部を中心軸3に対
して垂直方向の小径側または大径側に当接して回動する
ようにしても良い。
整し保持するために、複数の支持ロ−ラ9と偏心軸12
を有し、台盤5に固定する偏心軸12に支持ロ−ラ9を
取り付けている。図3で示すように本実施例では、回転
板2の裏面側にある板面円周溝の摺動部10を4個の支
持ローラ9により板面円周溝の円周に均等に配置し当接
しているが、回転板2の摺動部10における支持ローラ
9の当接が3箇所以上で板面円周溝の円周に均等に配置
されてあれば良く数の限定はない。
ロ−ラ9の取付部とし、偏心軸12の端面の中心をずら
した位置に支持ロ−ラ9の中心を取り付け、もう一方の
端面には台盤5に偏心軸12を固定するため、回転板2
の摺動部10と支持ロ−ラ9が当接するように調整でき
るフランジ部13のボルト取り付け孔部に長孔14を設
けた。
部13に複数箇所設けられ本実施例では4箇所に取付ボ
ルト15の長孔取付部を設けた。そこで、図1のように
偏心軸12は回転板2の摺動部10と支持ロ−ラ9が当
接するように偏心軸12を回転することにより調整し
て、偏心軸12のフランジ部13を取付ボルト15によ
り台盤5に固定している。
ために、偏心軸12の円柱形状の直径を支持ロ−ラ9の
直径よりも大径にして、偏心軸12の端面の直径内に支
持ローラ9を取り付け台盤5の裏面より偏心軸12を嵌
挿可能とする。本実施例の支持ロ−ラ9の取り付けは、
偏心軸12の端面の中心をずらした位置(図2の偏心量
L)に支持ロ−ラ9の中心を合わせ取り付けを行った
が、市販の偏心支持ロ−ラ(偏心カムフロア)を使用す
ることにより、偏心軸12の端面の中心をずらした位置
に関係なく中心に取り付けることも可能である。また、
偏心軸12は、円柱形状のみならず多角柱形状とするこ
とも可能で、この場合にはフランジ部13の長孔14を
必要とすることなく一般のボルト取付孔でよい。
転駆動装置による回転駆動のベルトの張力によって回転
板2が傾くことにより、可動盤と回転板2との平行を保
持することができないために、支持ロ−ラ9と回転板2
の摺動部10との当接を調整する偏心軸12を台盤5に
嵌挿して支持し、そして台盤5に対して回転板2を平行
にすべく調整し保持する力を台盤5の厚み全体で受ける
複数の偏心軸12を構成する。そこで回転板2の金型取
付面に対して裏面側の板面円周に設けた摺動部10との
位置を、台盤5の盤面より離隔することなく支持ロ−ラ
9を偏心軸12に取り付け、摺動部10と支持ロ−ラ9
を当接させることにより、偏心軸12にかかる台盤面か
らのモーメントによるたわみを軽減させることが可能と
なる。また、回転板2が外周面により駆動される機構に
おいて、支持ロ−ラ9と回転板2の摺動部の溝を回転板
2の金型取付面に対して裏面側の板面円周内に設けるこ
とにより、回転板2の外周面を支持ロ−ラにて支持しな
いため、回転板2の板厚を薄くすることができた。
は、図3で示すように可動盤の上面に取り付け、駆動モ
−タ17に歯付プ−リ18を取り付け回転板2の外周歯
付部19を歯付ベルト20とテンションプ−リ21を使
用して回転板2を回動する。その回転駆動装置16の取
り付け位置は、可動盤の上下左右どの位置に取り付けて
も良いものとする。ところで、本実施例では、歯付ベル
ト20を使用したが歯車を用いて外周面を直接かみ合わ
せて回転板2の回動をしても良い。また、中心軸3を直
接回転させる角度位置決め装置(図示省略)を設け、回
転板2を回動してもかまわない。
したが、可動盤と限らずに固定盤に回転板2を取り付け
る構成であっても良い。そして、本発明の金型回転機構
は、多色または異材質成形等をおこなう型締装置が横型
の射出成形機で説明しているが縦型の射出成形機に組み
込むことも可能である。
転板の摺動部との当接を調整する偏心軸を台盤に嵌挿し
て支持し、そして台盤に対して回転板を平行にすべく偏
心軸を調整し保持する力を台盤の厚み全体で受ける構成
とすることにより、回転板の金型取付面に対して裏面側
の板面円周に設けた摺動部と支持ロ−ラの当接する位置
を、台盤面より離隔することなく支持ロ−ラを偏心軸に
取り付けることにより、偏心軸にかかる台盤面からのモ
ーメントによるたわみを軽減させることが可能となる。
また、回転板が外周面により駆動される機構において、
支持ロ−ラと回転板の摺動部の溝を回転板の金型取付面
に対して裏面側の板面円周内に設けることにより、回転
板の外周面を支持ロ−ラにて支持しないため、回転板の
板厚を薄くすることができる。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 中心軸を有する回転板を台盤に組み込み
回転駆動装置により回転板を回動させる射出成形機の型
締装置において、 前記台盤に嵌挿し台盤に対して回転板を平行にすべく調
整し保持する力を台盤の厚み全体で受ける複数の偏心軸
と、前記回転板の金型取付面に対して裏面側の板面円周
に設けられた摺動部を中心軸に対して垂直方向に当接し
て回動するように偏心軸に取り付ける支持ロ−ラとから
なることを特徴とする金型回転機構を備えた型締装置。 - 【請求項2】 前記偏心軸を台盤の裏面より嵌挿するた
めに、偏心軸の直径を支持ローラの直径よりも大径に
し、偏心軸の端面の直径内に支持ローラを取り付けるこ
とを特徴とする請求項1記載の金型回転機構を備えた型
締装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP34870599A JP3492574B2 (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 金型回転機構を備えた型締装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34870599A JP3492574B2 (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 金型回転機構を備えた型締装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001162642A true JP2001162642A (ja) | 2001-06-19 |
JP3492574B2 JP3492574B2 (ja) | 2004-02-03 |
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JP34870599A Expired - Fee Related JP3492574B2 (ja) | 1999-12-08 | 1999-12-08 | 金型回転機構を備えた型締装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007152788A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Meiki Co Ltd | 射出成形機の型締装置 |
JP2009023285A (ja) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Toyota Motor Corp | 横型射出成形機 |
JP2018126983A (ja) * | 2017-02-10 | 2018-08-16 | 株式会社ニイガタマシンテクノ | 射出成形機の可動盤支持機構 |
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JPH01156012U (ja) * | 1988-04-08 | 1989-10-26 | ||
JPH0679751A (ja) * | 1992-07-15 | 1994-03-22 | Niigata Eng Co Ltd | 回転テーブルの支持装置 |
JPH10180793A (ja) * | 1996-12-25 | 1998-07-07 | Niigata Eng Co Ltd | 射出成形機の金型回転装置 |
-
1999
- 1999-12-08 JP JP34870599A patent/JP3492574B2/ja not_active Expired - Fee Related
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