JPH10328892A - プレス装置 - Google Patents
プレス装置Info
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- JPH10328892A JPH10328892A JP13990697A JP13990697A JPH10328892A JP H10328892 A JPH10328892 A JP H10328892A JP 13990697 A JP13990697 A JP 13990697A JP 13990697 A JP13990697 A JP 13990697A JP H10328892 A JPH10328892 A JP H10328892A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable blade
- eccentric pin
- blade
- punch
- crank mechanism
- Prior art date
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- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B1/00—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
- B30B1/26—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks
- B30B1/28—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by cams, eccentrics, or cranks the cam, crank, or eccentric being disposed below the lower platen or table and operating to pull down the upper platen or slide
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Punching Or Piercing (AREA)
- Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 可動刃と刃受との間、またはパンチとダイと
の間の平行を保持しながら、容易にそのクリアランスお
よび可動刃もしくはパンチの下死点を調整する。 【解決手段】 クランク機構2に連結して駆動される可
動刃6と、固定台7に配設される刃受8とによって、被
加工材11を切断加工するプレス装置1であり、クラン
ク機構2と、可動刃6との間に、偏心ピン付き調整部材
12を介装する。該偏心ピン付き調整部材12は、肉薄
大径部12aと肉厚小径部12bとからなる段付き円板
部12cと、回転中心軸から偏心して形成された偏心ピ
ン12dとからなり、該調整部材12を円板部12cの
円周方向に回動して、クランク機構2と可動刃6との間
の上下方向の距離を変えて、前記可動刃6の下死点、お
よび前記刃受8とのクリアランスを調整し、固定ねじ1
3によって設定する。
の間の平行を保持しながら、容易にそのクリアランスお
よび可動刃もしくはパンチの下死点を調整する。 【解決手段】 クランク機構2に連結して駆動される可
動刃6と、固定台7に配設される刃受8とによって、被
加工材11を切断加工するプレス装置1であり、クラン
ク機構2と、可動刃6との間に、偏心ピン付き調整部材
12を介装する。該偏心ピン付き調整部材12は、肉薄
大径部12aと肉厚小径部12bとからなる段付き円板
部12cと、回転中心軸から偏心して形成された偏心ピ
ン12dとからなり、該調整部材12を円板部12cの
円周方向に回動して、クランク機構2と可動刃6との間
の上下方向の距離を変えて、前記可動刃6の下死点、お
よび前記刃受8とのクリアランスを調整し、固定ねじ1
3によって設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス装置に関
し、特に、可動刃と、固定された刃受とによって被加工
材を切断加工したり、またはパンチ(punch)と、固定さ
れたダイ(die)とによって被加工材を打抜加工、もしく
は切断加工する卓上型プレス装置に関する。
し、特に、可動刃と、固定された刃受とによって被加工
材を切断加工したり、またはパンチ(punch)と、固定さ
れたダイ(die)とによって被加工材を打抜加工、もしく
は切断加工する卓上型プレス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の切断用プレス装置20と
しては、例えば図5の外観斜視図および図6の刃部拡大
斜視図に示すようなものがある。同図において、このプ
レス装置20は、図示しないモータによって駆動される
クランク機構21と、該クランク機構21に連結して駆
動される可動刃22と、固定された刃受取付ブロックに
配設される刃受24とによって、材料走行面25上を送
りローラ26にて所定長さに移送される被加工材27
を、所定寸法に切断加工するものである。
しては、例えば図5の外観斜視図および図6の刃部拡大
斜視図に示すようなものがある。同図において、このプ
レス装置20は、図示しないモータによって駆動される
クランク機構21と、該クランク機構21に連結して駆
動される可動刃22と、固定された刃受取付ブロックに
配設される刃受24とによって、材料走行面25上を送
りローラ26にて所定長さに移送される被加工材27
を、所定寸法に切断加工するものである。
【0003】前記可動刃22は、図示しないモータの回
転運動を前記クランク機構21によって上下運動に変え
て駆動されている。これらの可動刃22と固定された刃
受24とにより、前記被加工材27をハーフカット(材
料を途中まで切断)をするときには、前記可動刃22と
刃受24と間に、調整ねじ28を介して、クリアランス
をとりながら切断加工していた。
転運動を前記クランク機構21によって上下運動に変え
て駆動されている。これらの可動刃22と固定された刃
受24とにより、前記被加工材27をハーフカット(材
料を途中まで切断)をするときには、前記可動刃22と
刃受24と間に、調整ねじ28を介して、クリアランス
をとりながら切断加工していた。
【0004】他方、従来の他の金型用プレス装置30と
しては、例えば図7の外観斜視図および図8の金型部拡
大斜視図に示すようなものがある。このプレス装置30
と前記切断用プレス装置20との違いは、可動刃22が
パンチ(punch)32、刃受24がダイ(die)34になっ
ている。同図において、このプレス装置30は、図示し
ないモータによって駆動されるクランク機構21と、該
クランク機構21に連結して駆動されるパンチ32と、
固定されたダイ取付ブロック33に配設されるダイ34
とによって、材料走行面25上を送りローラ26にて所
定長さに移送される被加工材27を、所定寸法に打抜加
工、もしくは切断加工するものである。
しては、例えば図7の外観斜視図および図8の金型部拡
大斜視図に示すようなものがある。このプレス装置30
と前記切断用プレス装置20との違いは、可動刃22が
パンチ(punch)32、刃受24がダイ(die)34になっ
ている。同図において、このプレス装置30は、図示し
ないモータによって駆動されるクランク機構21と、該
クランク機構21に連結して駆動されるパンチ32と、
固定されたダイ取付ブロック33に配設されるダイ34
とによって、材料走行面25上を送りローラ26にて所
定長さに移送される被加工材27を、所定寸法に打抜加
工、もしくは切断加工するものである。
【0005】前記パンチ32は、図示しないモータの回
転運動を前記クランク機構21によって上下運動に変え
て駆動されている。これらのパンチ32と固定されたダ
イ34とにより、前記被加工材37を打抜加工するとき
には、前記パンチ32の下死点(該パンチ32の下降端
の位置)を調整スペーサ38で調整しながら打抜加工し
ていた。
転運動を前記クランク機構21によって上下運動に変え
て駆動されている。これらのパンチ32と固定されたダ
イ34とにより、前記被加工材37を打抜加工するとき
には、前記パンチ32の下死点(該パンチ32の下降端
の位置)を調整スペーサ38で調整しながら打抜加工し
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の切断用プレス装置20においては、前記可動刃22
と刃受24と間のクリアランスの調整を、2本の調整ね
じ28,28により行っていたため、前記可動刃22と
刃受24、および材料走行面25の平行を保持するのが
難しく、高度の熟練が要求されるという問題点があっ
た。
来の切断用プレス装置20においては、前記可動刃22
と刃受24と間のクリアランスの調整を、2本の調整ね
じ28,28により行っていたため、前記可動刃22と
刃受24、および材料走行面25の平行を保持するのが
難しく、高度の熟練が要求されるという問題点があっ
た。
【0007】他方、前記従来の金型用プレス装置30に
おいては、前記パンチ32の再研削後にその下死点に変
化がある場合、適切な厚さの下死点調整スペーサ38を
準備する必要があるため、コストと手間が多くかかると
いう問題点があった。
おいては、前記パンチ32の再研削後にその下死点に変
化がある場合、適切な厚さの下死点調整スペーサ38を
準備する必要があるため、コストと手間が多くかかると
いう問題点があった。
【0008】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解決し、前記可動刃と刃受との
間、または前記パンチとダイとの間の平行を保持しなが
ら、極めて容易にその間のクリアランスおよび可動刃も
しくはパンチの下死点調整ができるプレス装置を提供す
ることにある。
その目的は前記問題点を解決し、前記可動刃と刃受との
間、または前記パンチとダイとの間の平行を保持しなが
ら、極めて容易にその間のクリアランスおよび可動刃も
しくはパンチの下死点調整ができるプレス装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、クランク機構に連結して駆動される
可動刃と、固定台に配設される刃受とによって、被加工
材を切断加工したり、またはクランク機構に連結して駆
動されるパンチと、固定台に配設されるダイとによっ
て、被加工材を打抜加工、もしくは切断加工するプレス
装置において、次のとおりである。
の本発明の構成は、クランク機構に連結して駆動される
可動刃と、固定台に配設される刃受とによって、被加工
材を切断加工したり、またはクランク機構に連結して駆
動されるパンチと、固定台に配設されるダイとによっ
て、被加工材を打抜加工、もしくは切断加工するプレス
装置において、次のとおりである。
【0010】(1) 前記クランク機構と、前記可動刃
もしくはパンチとの間に、偏心ピン付き調整部材を介装
し、該偏心ピン付き調整部材は、肉薄大径部と肉厚小径
部とからなる段付き円板部と、該円板部の小径部側で回
転中心軸から偏心して形成された偏心ピンとからなり、
前記円板部の小径部を、前記クランク機構側または前記
可動刃もしくはパンチ側のいずれか一方に、前記偏心ピ
ン側をその他方に、摺動自在に嵌入し、該調整部材を円
板部の円周方向に回動して、前記可動刃もしくはパンチ
の下死点、および前記刃受もしくはダイとのクリアラン
スを調整し設定することを特徴とする。
もしくはパンチとの間に、偏心ピン付き調整部材を介装
し、該偏心ピン付き調整部材は、肉薄大径部と肉厚小径
部とからなる段付き円板部と、該円板部の小径部側で回
転中心軸から偏心して形成された偏心ピンとからなり、
前記円板部の小径部を、前記クランク機構側または前記
可動刃もしくはパンチ側のいずれか一方に、前記偏心ピ
ン側をその他方に、摺動自在に嵌入し、該調整部材を円
板部の円周方向に回動して、前記可動刃もしくはパンチ
の下死点、および前記刃受もしくはダイとのクリアラン
スを調整し設定することを特徴とする。
【0011】(2) 前記(1)において、前記偏心ピ
ン付き調整部材は、その段付き円板部の肉薄大径部に、
前記偏心ピンの偏心方向で、かつその円周方向に沿っ
て、ほぼ半周にわたって長穴が設けられ、該長穴を介し
て前記段付き円板部を、固定手段により、前記クランク
機構側または前記可動刃もしくはパンチ側のいずれか一
方に固定することを特徴とする。
ン付き調整部材は、その段付き円板部の肉薄大径部に、
前記偏心ピンの偏心方向で、かつその円周方向に沿っ
て、ほぼ半周にわたって長穴が設けられ、該長穴を介し
て前記段付き円板部を、固定手段により、前記クランク
機構側または前記可動刃もしくはパンチ側のいずれか一
方に固定することを特徴とする。
【0012】本発明は、以上のように構成されているの
で、前記クランク機構と、前記可動刃もしくはパンチと
の間に、偏心ピン付き調整部材を介装し、該偏心ピン付
き調整部材を、その円板部の円周方向に回動して、前記
クランク機構と、前記可動刃もしくはパンチとの間の上
下方向の距離を変えて、前記可動刃もしくはパンチの下
死点、および前記刃受もしくはダイとのクリアランスを
容易に調整、設定している。
で、前記クランク機構と、前記可動刃もしくはパンチと
の間に、偏心ピン付き調整部材を介装し、該偏心ピン付
き調整部材を、その円板部の円周方向に回動して、前記
クランク機構と、前記可動刃もしくはパンチとの間の上
下方向の距離を変えて、前記可動刃もしくはパンチの下
死点、および前記刃受もしくはダイとのクリアランスを
容易に調整、設定している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な発明の実施の形態を詳しく説明する。図1は、本発
明のプレス装置の一実施の形態を示す切断用プレス装置
の外観斜視図、図2は刃部拡大斜視図、図3は偏心ピン
付き調整部材を示す図で、図3(a)は正面図、図3
(b)は図3(a)の左側面図、図3(c)は図3
(a)の右側面図である。
適な発明の実施の形態を詳しく説明する。図1は、本発
明のプレス装置の一実施の形態を示す切断用プレス装置
の外観斜視図、図2は刃部拡大斜視図、図3は偏心ピン
付き調整部材を示す図で、図3(a)は正面図、図3
(b)は図3(a)の左側面図、図3(c)は図3
(a)の右側面図である。
【0014】図1および図2において、このプレス装置
1は、内部に配設された図示しないモータによって駆動
されるクランク機構2と、該クランク機構2に連結して
駆動されるガイド3を有する駆動機構4の、可動刃取付
ブロック5に設けられた可動刃6と、固定された刃受取
付ブロック7に配設される刃受8とによって、材料走行
面9上を送りローラ10にて所定長さに移送される被加
工材11を、所定寸法に切断加工する。
1は、内部に配設された図示しないモータによって駆動
されるクランク機構2と、該クランク機構2に連結して
駆動されるガイド3を有する駆動機構4の、可動刃取付
ブロック5に設けられた可動刃6と、固定された刃受取
付ブロック7に配設される刃受8とによって、材料走行
面9上を送りローラ10にて所定長さに移送される被加
工材11を、所定寸法に切断加工する。
【0015】前記図示しないモータの回転運動を上下運
動に変える前記クランク機構2と、前記可動刃取付ブロ
ック5に前記可動刃6が設けられた前記駆動機構4と
は、その間に偏心ピン付き調整部材12を介して、互い
に連結されている。そして、これらの可動刃6と固定さ
れた刃受8とにより、前記被加工材11をハーフカット
(材料を途中まで切断)をするときには、該偏心ピン付
き調整部材12を回動するように調整しながら、前記可
動刃6と刃受8と間のクリアランスを設定後、切断加工
をしている。なお、13は、該偏心ピン付き調整部材1
2の設定用の固定ねじである。
動に変える前記クランク機構2と、前記可動刃取付ブロ
ック5に前記可動刃6が設けられた前記駆動機構4と
は、その間に偏心ピン付き調整部材12を介して、互い
に連結されている。そして、これらの可動刃6と固定さ
れた刃受8とにより、前記被加工材11をハーフカット
(材料を途中まで切断)をするときには、該偏心ピン付
き調整部材12を回動するように調整しながら、前記可
動刃6と刃受8と間のクリアランスを設定後、切断加工
をしている。なお、13は、該偏心ピン付き調整部材1
2の設定用の固定ねじである。
【0016】前記偏心ピン付き調整部材12は、図3
(a)ないし図3(c)のように、肉薄の大径部12a
と肉厚の小径部12bとからなる段付き円板部12c
と、該円板部12cの小径部12b側で回転中心軸か
ら、調整上必要距離Dだけ偏心して形成された偏心ピン
12dとからなっている。また、該偏心ピン付き調整部
材12を、前記クリアランス、下死点の調整後、固定ね
じ13により設定するため、該調整部材12の段付き円
板部12cの肉薄大径部12aに、前記偏心ピン12d
の偏心方向で、かつその円周方向に沿って、ほぼ半周に
わたり長穴12eが設けられている。
(a)ないし図3(c)のように、肉薄の大径部12a
と肉厚の小径部12bとからなる段付き円板部12c
と、該円板部12cの小径部12b側で回転中心軸か
ら、調整上必要距離Dだけ偏心して形成された偏心ピン
12dとからなっている。また、該偏心ピン付き調整部
材12を、前記クリアランス、下死点の調整後、固定ね
じ13により設定するため、該調整部材12の段付き円
板部12cの肉薄大径部12aに、前記偏心ピン12d
の偏心方向で、かつその円周方向に沿って、ほぼ半周に
わたり長穴12eが設けられている。
【0017】前記偏心ピン付き調整部材12は、図4
(a)および図4(c)に示すように、その円板部12
cの小径部12bを、前記可動刃6を駆動する駆動機構
4側に、また前記偏心ピン12dを前記クランク機構2
側に、それぞれ設けられた穴4a,2aに摺動自在に嵌
入し、該調整部材12を円板部12cの円周方向に回動
して、前記可動刃6の下死点、および前記刃受8とのク
リアランスを調整し、その段付き円板部12cの肉薄大
径部12aに設けられた長穴12eを挿通して、前記固
定ねじ13により、前記駆動機構4側に固定して、前記
下死点および前記クリアランスを設定している。
(a)および図4(c)に示すように、その円板部12
cの小径部12bを、前記可動刃6を駆動する駆動機構
4側に、また前記偏心ピン12dを前記クランク機構2
側に、それぞれ設けられた穴4a,2aに摺動自在に嵌
入し、該調整部材12を円板部12cの円周方向に回動
して、前記可動刃6の下死点、および前記刃受8とのク
リアランスを調整し、その段付き円板部12cの肉薄大
径部12aに設けられた長穴12eを挿通して、前記固
定ねじ13により、前記駆動機構4側に固定して、前記
下死点および前記クリアランスを設定している。
【0018】前記偏心ピン付き調整部材12は、前記ク
ランク機構2と前記駆動機構4との連結構造によって
は、その円板部12cの小径部12bを、前記クランク
機構2側に、また前記偏心ピン12dを前記可動刃6を
駆動する駆動機構4側に、それぞれ設けられた穴4a,
2aに摺動自在に嵌入し、該調整部材12を円板部12
cの円周方向に回動して、前記可動刃6の下死点、およ
び前記刃受とのクリアランスを調整し、設定すればよ
い。
ランク機構2と前記駆動機構4との連結構造によって
は、その円板部12cの小径部12bを、前記クランク
機構2側に、また前記偏心ピン12dを前記可動刃6を
駆動する駆動機構4側に、それぞれ設けられた穴4a,
2aに摺動自在に嵌入し、該調整部材12を円板部12
cの円周方向に回動して、前記可動刃6の下死点、およ
び前記刃受とのクリアランスを調整し、設定すればよ
い。
【0019】次いで、前記偏心ピン付き調整部材12に
よる前記切断用プレス装置1への具体的調整方法を順を
追って説明する。 (1) まず、前記刃受8を、材料走行面9と平行にな
るように、刃受取付ブロック7に固定する。 (2) 次に、前記クランク機構4を手動で動かし、下
死点にして可動刃6を、刃受8にあてて平行にしてか
ら、可動刃取付ブロック5に固定する。 (3) 次いで、前記偏心ピン付き調整部材12を回す
と、可動刃取付ブロック5が刃受取付ブロック7に対し
て平行に上下移動する。そして、可動刃6の下死点を調
整し、刃受8とのクリアランスを決めて、該偏心ピン付
き調整部材12の固定ねじ13で該調整部材12を固定
する。
よる前記切断用プレス装置1への具体的調整方法を順を
追って説明する。 (1) まず、前記刃受8を、材料走行面9と平行にな
るように、刃受取付ブロック7に固定する。 (2) 次に、前記クランク機構4を手動で動かし、下
死点にして可動刃6を、刃受8にあてて平行にしてか
ら、可動刃取付ブロック5に固定する。 (3) 次いで、前記偏心ピン付き調整部材12を回す
と、可動刃取付ブロック5が刃受取付ブロック7に対し
て平行に上下移動する。そして、可動刃6の下死点を調
整し、刃受8とのクリアランスを決めて、該偏心ピン付
き調整部材12の固定ねじ13で該調整部材12を固定
する。
【0020】これによって、可動刃6と刃受8および材
料走行面9の平行が保持された状態で容易にクリアラン
スを調整できる。なお、図4(a)および図4(b)
は、前記前記偏心ピン付き調整部材12を、時計方向い
っぱいに回したときと、反時計方向いっぱいに回したと
きにおける、前記駆動装置4の調整位置を示す。図4
(c)は、図4(a)のc−c線による断面図、図4
(d)は図4(b)のd−d線による断面図である。
料走行面9の平行が保持された状態で容易にクリアラン
スを調整できる。なお、図4(a)および図4(b)
は、前記前記偏心ピン付き調整部材12を、時計方向い
っぱいに回したときと、反時計方向いっぱいに回したと
きにおける、前記駆動装置4の調整位置を示す。図4
(c)は、図4(a)のc−c線による断面図、図4
(d)は図4(b)のd−d線による断面図である。
【0021】また、金型用プレス装置においても、本実
施例に準じて、前記偏心ピン付き調整部材12を使用し
て、パンチの下死点およびダイとのクリアランスを調整
することができる。このとき、パンチの再研削後に下死
点調整スペーサを使わずに容易に下死点調整ができる。
施例に準じて、前記偏心ピン付き調整部材12を使用し
て、パンチの下死点およびダイとのクリアランスを調整
することができる。このとき、パンチの再研削後に下死
点調整スペーサを使わずに容易に下死点調整ができる。
【0022】なお、本発明の技術は前記実施例における
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果たす他
の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記
構成の範囲内において種々の変更、付加が可能である。
技術に限定されるものではなく、同様な機能を果たす他
の態様の手段によってもよく、また本発明の技術は前記
構成の範囲内において種々の変更、付加が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のプレス装置によれば、クランク機構と、可動刃もしく
はパンチとの間に、偏心ピン付き調整部材を介装し、該
偏心ピン付き調整部材は、大径部と小径部とからなる段
付き円板部と、該円板部の回転中心軸から偏心して形成
された偏心ピンとからなり、該調整部材を円板部の円周
方向に回動調整して設定するので、切断用プレス装置に
あっては、可動刃と刃受との間、および金型用プレス装
置にあっては、前記パンチとダイとの間の平行を保持し
ながら、極めて容易に、可動刃と刃受との間の、または
パンチとダイとの間のクリアランス、および可動刃もし
くはパンチの下死点調整をすることができる。
のプレス装置によれば、クランク機構と、可動刃もしく
はパンチとの間に、偏心ピン付き調整部材を介装し、該
偏心ピン付き調整部材は、大径部と小径部とからなる段
付き円板部と、該円板部の回転中心軸から偏心して形成
された偏心ピンとからなり、該調整部材を円板部の円周
方向に回動調整して設定するので、切断用プレス装置に
あっては、可動刃と刃受との間、および金型用プレス装
置にあっては、前記パンチとダイとの間の平行を保持し
ながら、極めて容易に、可動刃と刃受との間の、または
パンチとダイとの間のクリアランス、および可動刃もし
くはパンチの下死点調整をすることができる。
【0024】また、本発明のプレス装置よれば、前記の
クリアランス調整時間が短縮でき、高度の熟練を必要と
せず、誰でも容易にクリアランス調整ができるようにな
る。このため、切断用プレス装置においては厚さの薄い
材料のハーフカットの調整には顕著な効果を奏するとと
もに、金型用プレス装置においては、下死点調整スペー
サを作るコストおよび手間もなくなる。
クリアランス調整時間が短縮でき、高度の熟練を必要と
せず、誰でも容易にクリアランス調整ができるようにな
る。このため、切断用プレス装置においては厚さの薄い
材料のハーフカットの調整には顕著な効果を奏するとと
もに、金型用プレス装置においては、下死点調整スペー
サを作るコストおよび手間もなくなる。
【図1】本発明のプレス装置の一実施の形態を示す切断
用プレス装置の外観斜視図である。
用プレス装置の外観斜視図である。
【図2】刃部拡大斜視図である。
【図3】偏心ピン付き調整部材を示す図で、図3(a)
は正面図、図3(b)は図3(a)の左側面図、図3
(c)は図3(a)の右側面図である。
は正面図、図3(b)は図3(a)の左側面図、図3
(c)は図3(a)の右側面図である。
【図4】図4(a)は、偏心ピン付き調整部材を、時計
方向いっぱいに回したときの駆動装置の調整位置を示す
図、図4(b)は、偏心ピン付き調整部材を、反時計方
向いっぱいに回したときの駆動装置の調整位置を示す
図、図4(c)は、図4(a)のc−c線による断面
図、図4(d)は図4(b)のd−d線による断面図で
ある。
方向いっぱいに回したときの駆動装置の調整位置を示す
図、図4(b)は、偏心ピン付き調整部材を、反時計方
向いっぱいに回したときの駆動装置の調整位置を示す
図、図4(c)は、図4(a)のc−c線による断面
図、図4(d)は図4(b)のd−d線による断面図で
ある。
【図5】従来のプレス装置の外観斜視図である。
【図6】図5の刃部拡大斜視図である。
【図7】従来の他のプレス装置の外観斜視図である。
【図8】図7の金型部拡大斜視図である。
1,30 プレス装置 2 クランク機構 2a,4a 穴 4 駆動機構 6 可動刃 7 刃受取付ブロック 8 刃受 11 被加工材 12 偏心ピン付き調整部材 12a 大径部 12b 小径部 12c 段付き円板部 12d 偏心ピン 13 固定ねじ 32 パンチ 33 ダイ
Claims (2)
- 【請求項1】 クランク機構に連結して駆動される可動
刃と、固定台に配設される刃受とによって、被加工材を
切断加工したり、またはクランク機構に連結して駆動さ
れるパンチと、固定台に配設されるダイとによって、被
加工材を打抜加工、もしくは切断加工するプレス装置に
おいて、 前記クランク機構と、前記可動刃もしくはパンチとの間
に、偏心ピン付き調整部材を介装し、 該偏心ピン付き調整部材は、大径部と小径部とからなる
段付き円板部と、該円板部の小径部側で回転中心軸から
偏心して形成された偏心ピンとからなり、前記円板部の
小径部を、前記クランク機構側または前記可動刃もしく
はパンチ側のいずれか一方に、前記偏心ピン側をその他
方に、摺動自在に嵌入し、該調整部材を円板部の円周方
向に回動して、前記可動刃もしくはパンチの下死点、お
よび前記刃受もしくはダイとのクリアランスを調整し設
定することを特徴とするプレス装置。 - 【請求項2】 前記偏心ピン付き調整部材は、その段付
き円板部の大径部に、前記偏心ピンの偏心方向で、かつ
その円周方向に沿って、ほぼ半周にわたって長穴が設け
られ、該長穴を介して前記段付き円板部を、固定手段に
より、前記クランク機構側または前記可動刃もしくはパ
ンチ側のいずれか一方に固定することを特徴とする請求
項1に記載のプレス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13990697A JPH10328892A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | プレス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13990697A JPH10328892A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | プレス装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10328892A true JPH10328892A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15256390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13990697A Pending JPH10328892A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | プレス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10328892A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117123719A (zh) * | 2023-09-01 | 2023-11-28 | 江苏东方乐器有限公司 | 一种音簧自动铆合装置 |
-
1997
- 1997-05-29 JP JP13990697A patent/JPH10328892A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117123719A (zh) * | 2023-09-01 | 2023-11-28 | 江苏东方乐器有限公司 | 一种音簧自动铆合装置 |
CN117123719B (zh) * | 2023-09-01 | 2024-04-12 | 江苏东方乐器有限公司 | 一种音簧自动铆合装置 |
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