JP2001159491A - ホースクランプ - Google Patents

ホースクランプ

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JP2001159491A
JP2001159491A JP34419299A JP34419299A JP2001159491A JP 2001159491 A JP2001159491 A JP 2001159491A JP 34419299 A JP34419299 A JP 34419299A JP 34419299 A JP34419299 A JP 34419299A JP 2001159491 A JP2001159491 A JP 2001159491A
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grips
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L33/00Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses
    • F16L33/02Hose-clips
    • F16L33/03Self-locking elastic clips

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 締付リングをゆっくりと縮径できるホースク
ランプの提供。 【解決手段】 C字状に曲成された締付リング1と、該
締付リング1の両端部から交差して半径方向に起立する
一対のグリップ2A・2Bとから成り、一方のグリップ
2Aは、ガイド溝3の開口3aを有してアーチ状の巾広
寸法を呈し、他方のグリップ2Bは、上記ガイド溝3内
を移動できる巾狭寸法を呈して、締付リング1が自由状
態で縮径した時には、ホースの締付を可能とし、一対の
グリップ2A・2Bを互いに接近させた時には、締付リ
ング1を拡径するホースクランプにおいて、上記ガイド
溝3の一方のグリップ2A寄りの溝縁に他方のグリップ
2Bを係脱可能に係止する係止部4を設けると共に、該
係止部4から続くガイド溝3の溝縁に他方のグリップ2
Bをガイド溝3の開口3a方向へ誘導する誘導部5を設
けることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムホース等を接
続パイプの端部に締付固定するホースクランプの内、特
に、ホルダーを用いることなく、その拡径状態が保持で
きるホルダーレスタイプのホースクランプの改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ホースクランプとして、例
えば、特開平10−61855号公報に示すものが存す
る。該従来のホースクランプは、具体的には図示しない
が、金属帯板でC字状に曲成された締付リングと、該締
付リングの両端部から交差して半径方向に起立する一対
のグリップとから成り、一方のグリップに対しては、締
付リング側に開設されるガイド溝の開口を有するアーチ
状の巾広寸法となし、他方のグリップに対しては、上記
ガイド溝内を移動できる巾狭寸法となすと共に、一方の
グリップの側縁に内方に向かって伸びる係止片を形成
し、他方のグリップの側縁に該係止片と係脱可能に係止
する係合片を形成する構成となっている。
【0003】この為、従来のホースクランプの使用に際
しては、一対のグリップをプライヤーで把持して周方向
に接近させると、他方のグリップの係合片が一方のグリ
ップの係止片の裏側に回り込んで係止して、締付リング
を拡径状態に保持するので、後は、当該締付リング内に
ホースを挿入して、ホースを接続パイプの端部に嵌め込
んで、今度は、一方のグリップと他方のグリップとをプ
ライヤーで把持して巾方向に接近させると、他方のグリ
ップの係合片が一方のグリップの係止片から滑り出て、
その間の係止状態が解除されるので、これにより、締付
リングが自身の復元力で自動的に縮径して、ホースを接
続パイプに対して締付固定することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のホース
クランプの下では、今まで使用されていたホルダーを用
いずとも、締付リングの拡径状態が得られると共に、係
合片の係止片に対する係止状態を解除すれば、締付リン
グを自動的に縮径できる利点を有するものではあるが、
反面、係合片の係止片に対する係止状態を解除すると、
締付リングがホース上で急激に縮径することとなるの
で、その反動により、ホースの締付姿勢が不良となった
り、ホースの締付位置が狂ったりする恐れが十分に考え
られた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯かる従来の
ホースクランプが抱える課題を有効に解決するために開
発されたもので、請求項1記載の発明は、C字状に曲成
された締付リングと、該締付リングの両端部から交差し
て半径方向に起立する一対のグリップとから成り、一方
のグリップは、ガイド溝の開口を有してアーチ状の巾広
寸法を呈し、他方のグリップは、上記ガイド溝内を移動
できる巾狭寸法を呈して、締付リングが自由状態で縮径
した時には、ホースの締め付けを可能とし、一対のグリ
ップを互いに接近させた時には、締付リングを拡径する
ホースクランプにおいて、上記ガイド溝の一方のグリッ
プ寄りの溝縁に他方のグリップを係脱可能に係止する係
止部を設けると共に、該係止部から続くガイド溝の溝縁
に他方のグリップをガイド溝の開口方向へ誘導する誘導
部を設ける構成を採用した。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1を前提と
して、他方のグリップと係止部間に横ズレ防止手段を設
ける構成を採用した。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1乃至請求
項2を前提として、連続する係止部と誘導部とに、締付
リングの一般面よりもその板厚分以上高い段差を付与す
る構成を採用した。
【0008】請求項4記載の発明は、C字状に曲成され
た締付リングと、該締付リングの両端部から交差して半
径方向に起立する一対のグリップとから成り、一方のグ
リップは、ガイド溝の開口を有してアーチ状の巾広寸法
を呈し、他方のグリップは、上記ガイド溝内を移動でき
る巾狭寸法を呈して、締付リングが自由状態で縮径した
時には、ホースの締め付けを可能とし、一対のグリップ
を互いに接近させた時には、締付リングを拡径するホー
スクランプにおいて、上記ガイド溝の一方のグリップ寄
りの溝縁に係止部を設け、他方のグリップ寄りの締付リ
ング部分に該係止部に係脱可能に係止する係合部を設け
ると共に、係止部の外縁に他方のグリップをガイド溝の
開口方向へ誘導する誘導部を設ける構成を採用した。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項4を前提と
して、係合部と係止部間に横ズレ防止手段を設ける構成
を採用した。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項4乃至請求
項5を前提として、係止部に締付リングの一般面よりも
その板厚分以上高い段差を付与する構成を採用した。
【0011】依って、請求項1記載の発明にあっては、
一対のグリップをプライヤーで把持して周方向に接近さ
せて、他方のグリップを係止部に係止すると、締付リン
グの拡径状態が得られ、この状態において、一対のグリ
ップをプライヤーで把持して更に周方向に接近させる
と、他方のグリップは、係止部から外れて、誘導部によ
ってガイド溝の開口方向へ誘導されるので、後は、逆
に、プライヤーの把持を徐々に緩めていけば、締付リン
グをゆっくりと縮径することが可能となる。従って、従
来のように、締付リングの急激な縮径で、ホースの締付
姿勢が不良となったり、ホースの締付位置が狂ったりす
る心配がなくなる。
【0012】請求項2記載の発明にあっては、これに加
えて、締付リングの拡径状態の下では、他方のグリップ
が横ズレして係止部から外れる心配がない。請求項3記
載の発明にあっては、これに加えて、係止部と誘導部に
付与された段差によって、締付リングを拡径したり縮径
する時に、一方のグリップと他方のグリップの基部同士
が干渉することがなくなるので、締付リングのスムーズ
な拡径又は縮径が保障できる。
【0013】請求項4記載の発明にあっては、一対のグ
リップをプライヤーで把持して周方向に接近させて、係
合部を係止部に係止すると、締付リングの拡径状態が得
られ、この状態において、一対のグリップをプライヤー
で把持して更に周方向に接近させると、他方のグリップ
が誘導部によってガイド溝の開口方向に誘導されて、係
合部が係止部から外れるので、後は、プライヤーの把持
を徐々に緩めていけば、締付リングをゆっくりと縮径す
ることが可能となる。従って、やはり、従来のように、
締付リングの急激な縮径で、ホースの締付姿勢が不良と
なったり、ホースの締付位置が狂ったりする心配がなく
なる。
【0014】請求項5記載の発明にあっては、これに加
えて、締付リングの拡径状態の下では、係合部が横ズレ
して係止部から外れる心配がない。請求項6記載の発明
にあっては、これに加えて、係止部に付与された段差に
よって、締付リングを拡径したり縮径する時に、一方の
グリップと他方のグリップの基部同士が干渉することが
なくなるので、締付リングのスムーズな拡径又は縮径が
保障できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する各好適な
実施の形態に基づいて詳述すれば、まず、第一実施の形
態に係るホースクランプは、図1・図2に示す如く、金
属帯板でC字状に曲成された締付リング1と、該締付リ
ング1の両端部から交差して半径方向に起立する一対の
グリップ2A・2Bとから成り、一方のグリップ2A
は、締付リング1側に開設されるガイド溝3の開口3a
を有するアーチ状の巾広寸法を呈し、他方のグリップ2
Bは、上記ガイド溝3内を移動できる巾狭寸法を呈し
て、締付リング1が自由状態で縮径した時には、ホース
の締め付けを可能とし、一対のグリップ2A・2Bを互
いに接近させた時には、締付リング1を拡径する構成を
前提としている。
【0016】そして、第一実施の形態にあっては、上記
ガイド溝3の一方のグリップ2A寄りの溝縁に他方のグ
リップ2Bの側縁を係脱可能に係止する凸状の係止部4
を設けると共に、該係止部4から続くガイド溝3の溝縁
に他方のグリップ2Bをガイド溝3の開口3a方向へ誘
導するテーパー状の誘導部5を設けて、この連続する係
止部4と誘導部5に対しては、図示する如く、締付リン
グ1の一般面よりもその板厚分以上一段高くなる段差6
を積極的に付与するものとする。尚、係止部4の外縁に
もテーパー形状部7を設けるものとする。又、上記した
係止部4と誘導部5の位置関係は、自由状態にある他方
のグリップ2Bの側縁を基準とすると、係止部4の先端
は当該基準となる側縁よりも外側に離れ、誘導部5の周
縁は基準となる側縁の同一線上若しくは内側に突出する
ように設定するものとする。
【0017】従って、一対のグリップ2A・2Bをプラ
イヤーで把持して周方向に接近させると、他方のグリッ
プ2Bは、上記係止部4のテーパー形状部7に摺接しな
がら移動するので、この時点で、一対のグリップ2A・
2Bを巾方向に相対的に若干ずらすと、他方のグリップ
2Bの側縁が係止部4に係止して、これにより、締付リ
ング1が拡径状態に保持されることとなるが、斯かる状
態において、一対のグリップ2A・2Bをプライヤーで
把持して更に周方向に接近させると、他方のグリップ2
Bは、係止部4から外れて、今度は、テーパー状の誘導
部5によって横にずれながらガイド溝3の開口3a方向
へ誘導されるので、後は、逆に、プライヤーの把持を徐
々に緩めていけば、他方のグリップ2Bは係止部4に接
触することなく、ガイド溝3内を徐々に移動するので、
これにより、締付リング1はゆっくりと縮径することが
可能となる。
【0018】依って、斯かる構成のホースクランプを用
いて、ホース(図示せず)を接続パイプ(図示せず)の
端部に締付固定する場合には、まず、一対のグリップ2
A・2Bをプライヤー(図示せず)で把持して互いに周
方向に接近させると、図3に示す如く、他方のグリップ
2Bの側縁がテーパー形状部7の案内を得て凸状の係止
部4に係止して、締付リング1が拡径状態に保持され
る。
【0019】そこで、後は、拡径状態にある締付リング
1内にホースを挿入して、ホースを接続パイプの端部に
嵌め込んで、接近状態にある一対のグリップ2A・2B
をプライヤーで把持して更に周方向に接近させると、図
4に示す如く、他方のグリップ2Bは、係止部4から自
動的に外れて、誘導部5に案内されて横にずれながらガ
イド溝3の開口3a方向へ誘導されるので、今度は、逆
に、プライヤーの把持を徐々に緩めていけば、図5に示
す如く、他方のグリップ2Bが係止部4に接触すること
なく、ガイド溝3内を徐々に移動して、締付リング1を
ゆっくりと縮径することが可能となる。従って、これに
より、従来のように、締付リング1の急激な縮径で、ホ
ースの締付姿勢が不良となったり、ホースの締付位置が
狂ったりする心配が全くなくなる訳である。
【0020】尚、締付リング1の拡径状態においては、
他方のグリップ2Bは締付リング1の復元力を利用して
係止部4に係止することとなるので、一応、横ズレして
係止部4から外れる心配はないが、より確実に横ズレを
防止する必要がある場合には、例えば、図6に示す如
く、他方のグリップ2Bの側縁に係止部4の内縁の凹形
状に沿った折曲部8を形成するか、或いは、図7に示す
如く、他方のグリップ2Bの巾方向全域に係止部4の内
縁の凹形状に沿って深さが変化する窪み部9を形成し
て、他方のグリップ2Bの折曲部8又は窪み部9と係止
部4とをオーバーラップさせるように構成すれば、他方
のグリップ2Bの横ズレを一層確実に防止できるので、
他方のグリップ2Bが係止部4から外れる心配がなくな
る。
【0021】又、第一実施の形態にあっては、連続する
係止部4と誘導部5とに板厚分以上の段差6を積極的に
付与した関係で、締付リング1を拡径する場合でも、縮
径する場合でも、一対のグリップ2A・2Bの基部同士
が干渉することがなくなるので、締付リング1のスムー
ズな拡径又は縮径が保障できる。尚、この係止部4と誘
導部5との位置関係は、自由状態にある他方のグリップ
2Bの側縁を基準とすると、係止部4は当該基準となる
側縁よりも図中右側に位置し、誘導部5は基準となる側
縁の同一線上若しくは図中左側に位置するので、この点
からも、締付リング1のスムーズな拡径又は縮径が保障
できる。
【0022】次に、第二実施の形態に係るホースクラン
プを説明すると、該第二実施の形態のものも、基本的に
は、第一実施の形態を踏襲するものであるが、異なると
ころは、図8に示す如く、ガイド溝3の一方のグリップ
2A寄りの溝縁に、その先端が開口3aから逆方向に突
出する係止部4を延設する一方、他方のグリップ2B寄
りの締付リング1部分に、上記係止部4の先端に係脱可
能に係止する係合部10を設けると共に、上記係止部4
の外縁に他方のグリップ2Bをガイド溝3の開口3a方
向へ誘導するテーパー状の誘導部5を設ける構成となし
たものである。
【0023】この為、第二実施の形態の下では、一対の
グリップ2A・2Bをプライヤーで把持して周方向に接
近させて、この時点で、一対のグリップ2A・2Bを巾
方向に相対的に若干ずらすと、図9に示す如く、係合部
10が係止部4の先端に係止するので、これにより、締
付リング1が拡径状態に保持されることとなる。
【0024】そして、斯かる状態において、一対のグリ
ップ2A・2Bをプライヤーで把持して更に周方向に接
近させると、図10に示す如く、他方のグリップ2B
は、上記係止部4の外縁に設けられている誘導部5に摺
接して横にずれながら移動するので、これにより、図1
1に示す如く、係合部10が係止部4から外れる。そこ
で、一対のグリップ2A・2Bを完全に接近させ後、今
度は、逆に、プライヤーの把持を徐々に緩めていけば、
図12に示す如く、係合部10が係止部4に接触するこ
となく、他方のグリップ2Bがガイド溝3内を徐々に移
動して、締付リング1をゆっくりと縮径することが可能
となる。
【0025】従って、第二実施の形態にあっても、締付
リング1をゆっくりと縮径させることが可能となるの
で、従来のように、締付リング1の急激な縮径で、ホー
スの締付姿勢が不良となったり、ホースの締付位置が狂
ったりする心配が全くなくなる訳である。又、第二実施
の形態にあっては、係止部4の先端に横ズレ防止片11
を突出させているので、係合部10が係止部4に対して
横ズレして外れる心配も全くない。
【0026】尚、第二実施の形態にあっては、他方のグ
リップ2B寄りの係合部10を単に切り起こして立ち上
げたものであるが、図13のAに示す如く、立ち上げた
後、その先端部を更に横方向に折曲するように構成する
ことも可能であるし、係止部4に段差6を付与する場合
も、係止部4が設けられているガイド溝3の側壁を単に
一般面よりも一段高くしたものであるが、図13のBに
示す如く、当該側壁を一般面と同一高さに維持して、溝
縁と連続する部分に段差6を付与することも可能であ
る。特に、この場合には、締付リング1のホースの外周
面に対する締付面積を大きくとれるので、より確実な締
付固定状態が得られることとなる。
【0027】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、請求項1の下では、一対のグリップをプライヤ
ーで把持して周方向に接近させて、他方のグリップを係
止部に係止すると、締付リングの拡径状態が得られ、こ
の状態において、一対のグリップをプライヤーで把持し
て更に周方向に接近させると、他方のグリップは、係止
部から外れて、誘導部によってガイド溝の開口方向へ誘
導されるので、後は、逆に、プライヤーの把持を徐々に
緩めていけば、締付リングをゆっくりと縮径することが
可能となる。従って、従来のように、締付リングの急激
な縮径で、ホースの締付姿勢が不良となったり、ホース
の締付位置が狂ったりする心配がなくなる。
【0028】請求項2の下では、これに加えて、締付リ
ングの拡径状態の下では、他方のグリップが横ズレして
係止部から外れる心配がない。請求項3の下では、これ
に加えて、係止部と誘導部に付与された段差によって、
締付リングを拡径したり縮径する時に、一方のグリップ
と他方のグリップの基部同士が干渉することがなくなる
ので、締付リングのスムーズな拡径又は縮径が保障でき
る。
【0029】請求項4の下では、一対のグリップをプラ
イヤーで把持して周方向に接近させて、係合部を係止部
に係止すると、締付リングの拡径状態が得られ、この状
態において、一対のグリップをプライヤーで把持して更
に周方向に接近させると、他方のグリップが誘導部によ
ってガイド溝の開口方向に誘導されて、係合部が係止部
から外れるので、後は、プライヤーの把持を徐々に緩め
ていけば、締付リングをゆっくりと縮径することが可能
となる。従って、やはり、従来のように、締付リングの
急激な縮径で、ホースの締付姿勢が不良となったり、ホ
ースの締付位置が狂ったりする心配がなくなる。
【0030】請求項5の下では、これに加えて、締付リ
ングの拡径状態の下では、係合部が横ズレして係止部か
ら外れる心配がない。請求項6の下では、これに加え
て、係止部に付与された段差によって、締付リングを拡
径したり縮径する時に、一方のグリップと他方のグリッ
プの基部同士が干渉することがなくなるので、締付リン
グのスムーズな拡径又は縮径が保障できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態に係るホースクランプ
を示す斜視図である。
【図2】同正面図である。
【図3】締付リングを拡径した状態を示す平面図であ
る。
【図4】他方のグリップが係止部から外れた状態を示す
平面図である。
【図5】締付リングが縮径する状態を示す平面図であ
る。
【図6】(A)は他方のグリップの他例を示す要部斜視
図、(B)は係止部に係止した状態を示す平面図であ
る。
【図7】(A)は他方のグリップの別の他例を示す要部
斜視図、(B)は係止部に係止した状態を示す平面図で
ある。
【図8】第二実施の形態に係るホースクランプを示す斜
視図である。
【図9】締付リングを拡径した状態を示す平面図であ
る。
【図10】他方のグリップが誘導部に誘導される状態を
示す平面図である。
【図11】係合部が係止部から外れた状態を示す平面図
である。
【図12】締付リングが縮径する状態を示す平面図であ
る。
【図13】(A)は係合部の他例を示す要部斜視図、
(B)は段差の他例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 締付リング 2A 一方のグリップ 2B 他方のグリップ 3 ガイド溝 3a ガイド溝の開口 4 係止部 5 誘導部 6 段差 7 テーパー形状部 8 折曲部(横ズレ防止手段) 9 窪み部(横ズレ防止手段) 10 係合部 11 横ズレ防止片(横ズレ防止手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C字状に曲成された締付リングと、該締
    付リングの両端部から交差して半径方向に起立する一対
    のグリップとから成り、一方のグリップは、ガイド溝の
    開口を有してアーチ状の巾広寸法を呈し、他方のグリッ
    プは、上記ガイド溝内を移動できる巾狭寸法を呈して、
    締付リングが自由状態で縮径した時には、ホースの締め
    付けを可能とし、一対のグリップを互いに接近させた時
    には、締付リングを拡径するホースクランプにおいて、
    上記ガイド溝の一方のグリップ寄りの溝縁に他方のグリ
    ップを係脱可能に係止する係止部を設けると共に、該係
    止部から続くガイド溝の溝縁に他方のグリップをガイド
    溝の開口方向へ誘導する誘導部を設けたことを特徴とす
    るホースクランプ。
  2. 【請求項2】 他方のグリップと係止部間に横ズレ防止
    手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のホースク
    ランプ。
  3. 【請求項3】 連続する係止部と誘導部とに、締付リン
    グの一般面よりもその板厚分以上高い段差を付与したこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載
    のホースクランプ。
  4. 【請求項4】 C字状に曲成された締付リングと、該締
    付リングの両端部から交差して半径方向に起立する一対
    のグリップとから成り、一方のグリップは、ガイド溝の
    開口を有してアーチ状の巾広寸法を呈し、他方のグリッ
    プは、上記ガイド溝内を移動できる巾狭寸法を呈して、
    締付リングが自由状態で縮径した時には、ホースの締め
    付けを可能とし、一対のグリップを互いに接近させた時
    には、締付リングを拡径するホースクランプにおいて、
    上記ガイド溝の一方のグリップ寄りの溝縁に係止部を設
    け、他方のグリップ寄りの締付リング部分に該係止部に
    係脱可能に係止する係合部を設けると共に、係止部の外
    縁に他方のグリップをガイド溝の開口方向へ誘導する誘
    導部を設けたことを特徴とするホースクランプ。
  5. 【請求項5】 係合部と係止部間に横ズレ防止手段を設
    けたことを特徴とする請求項4記載のホースクランプ。
  6. 【請求項6】 係止部に締付リングの一般面よりもその
    板厚分以上高い段差を付与したことを特徴とする請求項
    4乃至請求項5のいずれかに記載のホースクランプ。
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