JP2001156866A - 受信機および送受信機 - Google Patents

受信機および送受信機

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JP2001156866A JP2000268273A JP2000268273A JP2001156866A JP 2001156866 A JP2001156866 A JP 2001156866A JP 2000268273 A JP2000268273 A JP 2000268273A JP 2000268273 A JP2000268273 A JP 2000268273A JP 2001156866 A JP2001156866 A JP 2001156866A
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克明 安倍
Masayuki Orihashi
雅之 折橋
Kleopa Musuya Job
ジョブ・クレオパ・ムスヤ
Morikazu Sagawa
守一 佐川
Masayoshi Yoneyama
正義 米山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 A/D、D/A変換手段におけるサンプリン
グ周波数を低減する。 【解決手段】 クロック生成手段106から供給される
サンプリングクロック1002の位相を180度の位相
差で定期的に交互に切り換え、各々の位相の期間に、タ
イミング推定手段104においてシンボルタイミングを
推定する。高精度タイミング推定手段108において、
各々の期間に得られたシンボルタイミング推定結果のう
ち、推定結果の信頼度が高い方の推定結果を選択するこ
とにより、サンプリング周期の2倍の時間分解能で、シ
ンボルタイミングの推定が可能となる。高精度なタイミ
ング同期精度が必要なシステムにおいても、A/D変換
手段における動作周波数を低減することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてディジタ
ル変調された信号を復調する受信機、およびディジタル
変復調を行う送受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の無線通信分野では、周波数の利用
効率向上が期待でき、誤り訂正、データ圧縮等の信号処
理との親和性が良い、LSI化が容易である、等の理由
により、ディジタル通信方式が主流となっており、広く
利用されている。ディジタル通信方式に対応した送受信
機の構成としては、例えば特開昭55-79541号公報が開示
されている。
【0003】以下、図8を参照して、従来のディジタル
送受信機における受信部の一般的な構成と動作について
簡単に説明する。図8において、受信したディジタル変
調信号8001は、直交検波手段801により直交周波
数変換され、ベースバンド帯の同相信号(I信号)およ
び直交信号(Q信号)が生成される。直交検波手段80
1の構成としては、ミキサ8011、8012、90度
移相器8013、発振器8014、フィルタ8015、
8016による構成がよく知られている。
【0004】A/D変換手段802では、クロック生成
手段806から出力されるサンプリングクロック800
5に基づいてI信号の量子化が行われ、量子化されたデ
ィジタルI信号8002が出力される。A/D変換手段
803においても、同様にサンプリングクロック800
5に基づいてQ信号の量子化が行われ、量子化されたデ
ィジタルQ信号8003が出力される。この例では、サ
ンプリングクロックは、シンボルレートの整数倍の周波
数で供給されるものとする。
【0005】タイミング推定手段804は、シンボルレ
ートの整数倍のサンプリングレートで量子化されたディ
ジタルI、Q信号を用いて、ディジタル変調信号800
1の信号点のタイミングを推定する。ディジタル復調手
段805では、推定されたタイミング情報に基づいて、
量子化されたI信号、Q信号のデータのうち、信号点に
最も近いサンプルデータを用いて復調を行い、復調され
たデータ列8004を出力する。
【0006】以上のような構成により、A/D変換器8
02、803により量子化されたディジタル値を用い
て、タイミング同期、ディジタル復調が行われ、復調結
果が得られる。このような構成とすることにより、A/
D変換器802、803以降を全てディジタルで処理で
きるので、LSI化が容易になる、というメリットがあ
る。
【0007】ここで、A/D変換器802、803へ供
給するサンプリングクロックの周波数のシンボルレート
に対する比(以下、オーバサンプル数)が大きいほど、
理想的な信号点に近い点でサンプルできる確率が高くな
る。したがって、タイミング推定手段804において高
精度なタイミング推定が可能となり、ディジタル復調手
段805における受信感度性能は向上する。
【0008】しかしながら、オーバサンプル数を大きく
すると、A/D変換器802、803において高い動作
性能が必要となるため、消費電流の増大や、コストの増
加を招くこととなる。このため、オーバサンプル数は、
それぞれの通信システムの要求仕様やコスト等のバラン
スを考慮して決定されることが多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8の
ような従来のディジタル送受信機を、非常に高精度な送
受信タイミングが要求される通信システムの端末として
適用する場合、以下のような課題が生じる。
【0010】システムの親局側からダウンリンク送信さ
れたディジタル変調信号に対し、端末側では高精度にタ
イミング同期をとり、得られたタイミング情報に基づい
てアップリンク送信のタイミングを決定する必要があ
る。タイミング同期を高精度に行うためには、一般的に
は、A/D変換器におけるオーバサンプル数を大きく設
定する必要がある。例えば、シンボル周期の±1/32
のタイミング精度が要求される通信システムの場合、3
2倍以上のオーバサンプル数がA/D変換器に要求され
る。これは、通常のディジタル復調機で十分な受信感度
性能を得るには十分過ぎる性能であり、端末の構成上、
消費電流、コストの増加等の面でデメリットが生じる。
【0011】本発明は、ディジタル送受信機における、
上記のような問題点を解消するためになされたものであ
り、ディジタル送受信機におけるA/D変換器、あるい
はD/A変換器のサンプリングの周期を、システム的な
精度仕様から要求されるものより低減し、端末の消費電
流、およびコストの低減を図ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の受信機は、入力されるディジタル変調信号を
直交周波数変換してベースバンド帯の同相信号(I信
号)および直交信号(Q信号)を出力する直交周波数変
換手段と、サンプルタイミング毎に入力信号を量子化
し、量子化されたディジタル信号を出力する第1、第2
のアナログ・ディジタル(A/D)変換手段と、ディジ
タル変調信号のシンボルタイミングを推定し、タイミン
グ推定結果を出力するするタイミング推定手段と、ディ
ジタルI、Q信号を用いて、ディジタル変調信号を復調
し復調結果を出力するディジタル復調手段と、ディジタ
ル変調信号のシンボルレートの整数倍のクロック信号を
発生し、かつ位相制御信号に応じて位相を180度の位
相差の関係で切り換え、サンプリングクロック信号とし
て出力するクロック生成手段と、クロック信号の位相を
180度の位相差で定期的に交互に切り換える位相制御
信号を生成するクロック位相制御手段と、タイミング推
定手段におけるタイミング推定結果を用いて、2倍の時
間分解能でタイミング推定を行い、高精度タイミング推
定結果を出力する高精度タイミング推定手段とを設けた
ものである。
【0013】また、本発明の送受信機は、前記受信機の
構成に加えて、送信データを変調し、送信I、Q信号の
ディジタル値を生成するディジタル変調手段と、サンプ
ルタイミング毎にディジタル値をアナログ信号に変換し
て出力する、第1、第2のディジタル・アナログ(D/
A)変換手段と、アナログ信号に変換された送信I信号
と送信Q信号を用いて直交変調を行い送信ディジタル変
調信号を出力する直交変調手段とを設けたものである。
【0014】本発明によれば、ディジタル送受信機にお
けるA/D変換手段、あるいはD/A変換手段のサンプ
リング周波数を、システム的に要求されるタイミング精
度の分解能に相当する周波数よりも低減することが可能
となり、端末の消費電流、およびコストの低減を図るこ
とが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、入力されるディジタル変調信号を直交周波数変換し
てベースバンド帯の同相信号(I信号)および直交信号
(Q信号)を出力する直交周波数変換手段と、前記I信
号とサンプリングクロック信号を入力とし、前記サンプ
リングクロック信号に応じたサンプルタイミング毎に前
記I信号を量子化し、量子化されたディジタルI信号を
出力する第1のアナログ・ディジタル(A/D)変換手
段と、前記Q信号と前記サンプリングクロック信号を入
力とし、前記サンプリングクロック信号に応じたサンプ
ルタイミング毎に前記Q信号を量子化し、量子化された
ディジタルQ信号を出力する第2のA/D変換手段と、
前記ディジタルI信号と前記ディジタルQ信号を用い
て、前記ディジタル変調信号のシンボルタイミングを推
定し、タイミング推定結果を出力する第1のタイミング
推定手段と、前記ディジタルI信号と前記ディジタルQ
信号、および前記タイミング推定結果を用いて前記ディ
ジタル変調信号を復調し、復調結果を出力するディジタ
ル復調手段と、前記ディジタル変調信号のシンボルレー
トの整数倍のクロック信号を発生し、かつ位相制御信号
に応じて位相を180度の位相差の関係で切り換え、前
記サンプリングクロック信号として前記第1のA/D変
換手段と前記第2のA/D変換手段へ供給する第1のク
ロック生成手段と、前記クロック信号の位相を180度
の位相差で定期的に交互に切り換える前記位相制御信号
を生成する第1のクロック位相制御手段と、前記位相制
御信号により制御された位相が0度の時のタイミング推
定結果と180度の時のタイミング推定結果を用いて、
前記第1のタイミング推定手段の2倍の時間分解能でタ
イミング推定を行い、高精度タイミング推定結果を出力
する高精度タイミング推定手段とを設けたものである。
【0016】これにより、第1および第2のA/D変換
手段へ供給するサンプリングクロックの位相を、180
度の位相関係で定期的に交互に切り換え、各々の位相の
時のタイミング推定結果を用いて高精度タイミング推定
を行うという作用を有する。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
受信機における第1のクロック生成手段の代わりに、制
御信号に応じて位相を90度単位で変更可能なクロック
信号を発生する第2のクロック生成手段を設け、第1の
クロック位相制御手段の代わりに、第1のタイミング推
定手段において推定されたタイミング推定結果に最も近
いサンプルタイミングを基準として、前記クロック信号
の位相を90度進める位相制御信号と90度遅らせる位
相制御信号とを定期的に交互に出力し、前記各位相制御
信号を前記第2のクロック生成手段へ供給する第2のク
ロック位相制御手段を設けたものであり、シンボルタイ
ミング推定手段において推定されたシンボルタイミング
を基準として、サンプリングクロックの位相を、−90
度と+90度で定期的に交互に切り換える、という作用
を有する。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
受信機における第2のクロック生成手段の代わりに、ク
ロック信号の位相を0度から360度の間で4段階以上
の複数段階で制御可能な第3のクロック生成手段を設
け、第2のクロック位相制御手段の代わりに、高精度タ
イミング推定手段における高精度タイミング推定結果の
タイミング情報を基準として、前記クロック信号の位相
を90度進める位相制御信号と90度遅らせる位相制御
信号とを定期的に交互に出力し、前記各位相制御信号を
前記第3のクロック生成手段へ供給する第3のクロック
位相制御手段を設けたものであり、サンプリングクロッ
クの位相の制御を、請求項1および2記載の発明より高
精度に制御する、という作用を有する。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
受信機における第1のタイミング推定手段として、ディ
ジタルI信号とディジタルQ信号を用いて、入力される
変調信号のシンボルタイミングを推定し、タイミング推
定結果と前記タイミング推定結果の信頼度情報とを出力
する第2のタイミング推定手段を設け、高精度タイミン
グ推定手段として、第1のクロック生成手段が一方の位
相に制御されている間に前記第2のタイミング推定手段
において推定された第1のタイミング推定結果と第1の
タイミング信頼度情報と、もう一方の位相に制御されて
いる間に推定された第2のタイミング推定結果と第2の
タイミング信頼度情報とを用い、前記2通りのタイミン
グ推定結果のうち、信頼度の高い方のタイミング推定結
果を選択し、高精度タイミング推定結果として出力する
タイミング推定結果選択手段を設けたものであり、サン
プリングクロックの位相がそれぞれの位相状態にある間
に推定されたタイミング推定結果のうち、より信頼度の
高い方の推定結果を選択する、という作用を有する。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
受信機における高精度タイミング推定手段として、第1
のクロック生成手段おいて一方の位相に制御されている
間に第2のタイミング推定手段において推定された第1
のタイミング推定結果と第1のタイミング信頼度情報
と、もう一方の位相に制御されている間に推定された第
2のタイミング推定結果と第2のタイミング信頼度情報
とを用いて、内挿補間によりタイミング推定を行い、得
られた推定結果を高精度タイミング推定結果として出力
するタイミング推定結果補間手段を設けたものであり、
サンプリングクロックがそれぞれの位相状態にある間に
推定したタイミング推定結果の信頼度情報に基づいて、
得られた2通りのタイミング推定結果のうち、より理想
的なタイミングに近いタイミング推定を行う、という作
用を有する。
【0021】請求項6に記載の発明は、請求項1記載の
受信機において、第1のA/D変換手段から出力される
ディジタルI信号の各々の前後2サンプルずつを用い
て、内挿補間により補間ディジタル値を生成し、前記デ
ィジタルI信号列の各サンプルの間に前記補間ディジタ
ル値を挿入し、ディジタルI信号列の2倍のデータ数と
なる補間ディジタルI信号を出力する第1のディジタル
値補間手段と、第2のA/D変換手段から出力されるデ
ィジタルQ信号に対し、前記第1のディジタル値補間手
段と同様の処理を行い、ディジタルQ信号の2倍のデー
タ数となる補間ディジタルQ信号を出力する第2のディ
ジタル値補間手段とを設け、ディジタル復調手段は、前
記補間ディジタルI信号と前記補間ディジタルQ信号と
を用いて復調を行うこととし、第1のタイミング推定手
段と高精度タイミング推定手段の代わりに、前記補間デ
ィジタルI信号と前記補間ディジタルQ信号とを用いて
ディジタル変調信号のシンボルタイミングを推定し、推
定結果を前記ディジタル復調手段へ供給すると共に、高
精度タイミング推定結果として出力する第3のタイミン
グ推定手段を設けたものであり、補間ディジタルI信号
と補間ディジタルQ信号とを用いて、復調およびタイミ
ング推定を行う、という作用を有する。
【0022】請求項7に記載の発明は、請求項6記載の
受信機において、第1のクロック生成手段の代わりに、
位相が互いに180度異なる第1のサンプリングクロッ
クと第2のサンプリングクロックを、ともに出力する第
4のクロック生成手段を設けたものであり、第1のA/
D変換手段と第2のA/D変換手段へ、それぞれ位相の
異なるサンプリングクロック供給する、という作用を有
する。
【0023】請求項8に記載の発明は、請求項1記載の
受信機において、第1のA/D変換手段から出力される
ディジタルI信号の各々の前後複数サンプルを用いて、
高次の内挿補間により高次補間ディジタル値を生成し、
前記ディジタルI信号の各サンプルの間に前記高次補間
ディジタル値を挿入し、ディジタルI信号の2倍のデー
タ数となる高次補間ディジタルI信号を出力する第3の
ディジタル値補間手段と、第2のA/D変換手段から出
力されるディジタルQ信号に対し、前記第3のディジタ
ル値補間手段と同様の処理を行い、ディジタルQ信号の
2倍のデータ数となる高次補間ディジタルQ信号を出力
する第4のディジタル値補間手段とを設け、ディジタル
復調手段は、前記高次補間ディジタルI信号と前記高次
補間ディジタルQ信号とを用いて復調を行うこととし、
第1のタイミング推定手段と高精度タイミング推定手段
の代わりに、前記高次補間ディジタルI信号と前記高次
補間ディジタルQ信号とを用いてディジタル変調信号の
シンボルタイミングを推定し、推定結果を前記ディジタ
ル復調手段へ供給すると共に、高精度タイミング推定結
果として出力する第4のタイミング推定手段を設けたも
のであり、高次補間ディジタルI信号と高次補間ディジ
タルQ信号とを用いて、復調およびタイミング推定を行
う、という作用を有する。
【0024】請求項9に記載の発明は、請求項1記載の
受信機において、動作モードと非動作モードの2通りの
モード信号を定期的に切り換えて出力する制御手段を設
け、第1のタイミング推定手段と高精度タイミング推定
手段は、前記モード信号に応じてタイミング推定の動作
/非動作を切り換えられるものとし、第1のクロック位
相制御手段は、前記モード信号が動作モードの場合に
は、位相を0度および180度に交互に切り換える位相
制御信号を出力し、前記モード信号が非動作モードの場
合には、過去の前記動作モード時に前記高精度タイミン
グ推定手段において推定された高精度タイミング推定結
果のタイミングに同期した位相にクロックの位相を固定
にする位相制御信号を出力するものであり、タイミング
推定と位相制御を行う動作モードと、タイミング推定と
位相制御ともに行わない非動作モードとを定期的に切り
換える、という作用を有する。
【0025】請求項10に記載の発明は、請求項1記載
の受信機の構成に加えて、送信データを変調し、送信デ
ィジタルI信号と送信ディジタルQ信号を生成するディ
ジタル変調手段と、前記ディジタルI信号とサンプリン
グクロック信号を入力とし、前記サンプリングクロック
信号に応じたサンプルタイミング毎に前記ディジタルI
信号をアナログ信号に変換し、送信I信号としてを出力
する第1のディジタル・アナログ(D/A)変換手段
と、前記ディジタルQ信号と前記サンプリングクロック
信号を入力とし、前記サンプリングクロック信号に応じ
たサンプルタイミング毎に前記ディジタルQ信号をアナ
ログ信号に変換し、送信Q信号として出力する第2のD
/A変換手段と、前記送信I信号と前記送信Q信号を用
いて直交変調を行い、送信ディジタル変調信号を出力す
る直交変調手段とを設け、前記第1のD/A変換手段と
前記第2のD/A変換手段へ供給する前記サンプリング
クロック信号として、第1のクロック生成手段から出力
され、高精度タイミング推定手段における高精度タイミ
ング推定結果に同期した位相のクロックを、位相切り換
え無しの状態で供給することとした送受信機であり、受
信したディジタル変調信号から推定されたタイミング推
定結果に基づいて、送信信号のサンプリングクロックの
タイミングを決定し送信する、という作用を有する。
【0026】請求項11に記載の発明は、請求項10記
載の送受信機における受信機の構成として、請求項1記
載の受信機の代わりに請求項4記載の受信機の構成とし
たものであり、受信機において、サンプリングクロック
の位相が2通りの状態で推定されたそれぞれのタイミン
グ推定結果のうち、信頼度の高い方の推定結果を用い
て、送信信号のサンプリングクロックのタイミングを決
定する、という作用を有する。
【0027】請求項12に記載の発明は、請求項10記
載の送受信機における受信機の構成として、請求項1記
載の受信機の代わりに請求項6記載の受信機の構成とし
たものであり、受信機において、補間処理により2倍の
個数に増えたディジタルI、Q信号を用いて推定された
タイミング推定結果に基づいて、送信信号のサンプリン
グクロックのタイミングを決定する、という作用を有す
る。
【0028】請求項13に記載の発明は、請求項9記載
の送受信機における受信機の構成として、請求項1記載
の受信機の代わりに請求項7記載の受信機の構成とした
ものであり、受信機において、高次補間処理により2倍
の個数に増えたディジタルI、Q信号を用いて推定され
たタイミング推定結果に基づいて、送信信号のサンプリ
ングクロックのタイミングを決定する、という作用を有
する。
【0029】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図7を用いて説明する。
【0030】(実施の形態1)図1は第1の実施の形態
における受信機の構成を示し、図1において直交検波手
段101は、入力されるディジタル変調信号1001を
直交周波数変換してベースバンド帯の同相信号(I信
号)および直交信号(Q信号)を出力するものであり、
例えば図8における直交検波手段801のように構成さ
れる。本実施の形態では、ディジタル変調信号の変調方
式は特に問わない。また、直交検波手段101へ入力さ
れる前に、周波数変換、増幅、不要周波数帯の信号の除
去(フィルタリング)等が既に行われ、適切な入力レベ
ル、周波数帯に設定されているものとする。
【0031】A/D変換手段102は、サンプリングク
ロック1002に基づいてI信号をディジタル値に量子
化し、量子化されたディジタルI信号を出力するもので
ある。A/D変換手段103は、A/D変換手段102
と同様のものであり、Q信号を量子化し、ディジタルQ
信号を出力するものである。本実施の形態では、A/D
変換手段102および103の変換方式、およびビット
分解能については特に問わず、システム仕様から決定さ
れるものが用いられればよい。
【0032】図9のようにタイミング推定手段104
は、ディジタルI信号とディジタルQ信号を用いて、デ
ィジタル変調信号1001のシンボルタイミングを推定
し、タイミング推定結果1003とタイミング推定結果
の信頼度情報1006を出力するものであり、例えば図
9に記載したように、振幅ピーク検出手段1041と振
幅ピーク値出力手段1042により構成されるものとす
る。
【0033】振幅ピーク検出手段1041は、ディジタ
ルI信号とディジタルQ信号を用いて、受信信号振幅が
ピークとなるオーバサンプルタイミング検出し、このタ
イミングをシンボルタイミング推定結果1003として
出力するものである。
【0034】この際、ピーク検出は各シンボル毎に行っ
てもよいし、複数シンボルにわたって各オーバサンプル
タイミング毎の振幅値を累積し、累積値がピークとなる
オーバサンプルタイミングをシンボルタイミング推定結
果1003として出力する構成としてもよい。振幅ピー
ク値出力手段1042は、振幅ピーク検出手段1041
において受信信号振幅のピークが検出された際の振幅値
を信頼度情報1006として出力するものである。
【0035】また、受信するディジタル変調信号がバー
ストにより構成され、バースト内にユニークワード等の
既知シンボル列が挿入されている場合には、図10のよ
うに、タイミング推定手段104は、既知シンボル列記
憶手段1043、相関演算手段1044、相関ピーク検
出手段1045と相関ピーク値出力手段1046により
構成されるものとしてもよい。
【0036】既知シンボル列規則手段1043は、バー
スト内に挿入されている既知シンボル列のベクトル情報
をあらかじめ記憶しておき、必要に応じて読み出される
ものである。相関演算手段1044は、ディジタルI、
Q信号列と既知シンボル列との相関演算をし、相関値を
出力するものである。
【0037】相関ピーク検出手段1045は、相関演算
手段1044から出力される相関値がピークとなるオー
バサンプルタイミングを検出し、このタイミングをシン
ボルタイミング推定結果1003として出力するもので
ある。相関ピーク値出力手段1046は、相関ピーク検
出手段1045において相関値のピークが検出された際
の相関値を信頼度情報1006として出力するものであ
る。
【0038】ディジタル復調手段105は、タイミング
推定結果1003に基づき、ディジタルI、Q信号を用
いてディジタル復調を行い、復調結果1004を出力す
るものである。本実施の形態では、復調の方式について
は特に問わない。
【0039】クロック生成手段106は、変調信号のシ
ンボルレートの整数倍のクロック信号を発生し、かつ位
相制御信号に応じてクロック信号の位相を180度切り
換えるものであり、例えば、基準となるクロック信号を
発生する発振手段1061と、発振手段1061から出
力される基準クロック信号の極性を反転し、位相が18
0度異なる反転クロック信号を出力する極性判定手段1
062と、位相制御信号に応じて基準クロック信号と反
転クロック信号のうち一方を選択して出力する入力切換
手段1063により構成されるものとする。また、本実
施の形態では、例として、クロック信号の周波数をシン
ボルレートの8倍に設定することとする。
【0040】クロック位相制御手段107は、クロック
生成手段106において発生するクロック信号の位相を
定期的に交互に切り換える位相制御信号を生成するもの
であり、例えば、定期的にトリガ信号を出力するタイマ
1071と、タイマ1071から出力されるトリガ信号
に応じて、入力切換手段1063の入力を切り換える制
御信号を生成し、位相制御信号として出力する切換信号
生成手段1072により構成されるものとする。ここ
で、位相を切り換える時間間隔は、シンボル長に対して
十分長い間隔であるものとし、例えば、ディジタル変調
信号が時分割多重通信方式でバースト単位で送受信され
る場合、一バースト間隔、あるいは数バースト間隔であ
るものとする。
【0041】高精度タイミング推定手段108は、クロ
ック信号の位相が0度と180度各々の期間における、
タイミング推定手段104によるタイミング推定結果1
003を用いて、その2倍の時間分解能でタイミング推
定を行い、高精度タイミング推定結果1005を出力す
るものである。本実施の形態では、位相が0度の時と1
80度の時の2通りのタイミング推定結果のうち、信頼
度の高い方の推定結果を選択する構成とする。
【0042】以上のように構成された受信機において、
入力されるディジタル変調信号1001を直交復調し、
A/D変換手段102、103でディジタル値に量子化
した後、シンボルタイミング推定、ディジタル復調処理
を行う動作については、従来の技術の項における図1の
受信機の動作と同様である。ここでは、図1と異なる動
作をする部分について説明する。
【0043】クロック位相制御手段107において、定
期的に位相切換の制御信号が出力されると、クロック生
成手段106では、それに応じて入力切換手段1063
の入力が切り換り、クロック信号の位相が反転する。こ
のように定期的に位相が反転する信号をサンプリングク
ロックとしてA/D変換手段102および103へ供給
する。
【0044】タイミング推定手段104では、クロック
の位相が0度、180度のそれぞれの場合においてシン
ボルタイミング推定が行われる。その推定精度は、シン
ボルタイミングとクロック信号の位相関係に応じて、±
(サンプリング周期/2)の範囲で誤差を生じ、本実施
の形態では±T/16となる。ここで、高精度タイミン
グ推定手段108において、クロックの位相が0度の時
のタイミング推定結果と180度の時のタイミング推定
結果の双方を用いてタイミング推定を行うと、2倍の精
度(この場合、±T/32)でタイミング推定を行うの
とほぼ同等の推定精度が期待できる。
【0045】図2において、クロックの位相が0度の時
のタイミング推定結果(a)と、180度の時のタイミン
グ推定結果(b)では、(b)の方がより理想的な信号点のタ
イミングに近く、推定結果の信頼度が高くなるはずであ
る。例えば、タイミング推定手段104が振幅ピーク検
出手段1041と振幅ピーク値出力手段1042による
構成されているとすると、振幅ピーク値出力手段104
2から出力される信頼度情報1006、すなわち振幅ピ
ーク値が大きい方がより理想的な信号点のタイミングに
近いタイミングということになる。
【0046】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、A/D変換器102、103へ供給するサンプリン
グ・クロックの周期の2倍の時間分解能で、シンボルタ
イミングを推定することがことが可能となる。したがっ
て、例えばシステム的に±T/32のタイミング精度が
必要なシステムにおいても、端末のA/D変換器10
2、103におけるサンプリング・クロックは8倍オー
バサンプリングで実現可能となり、端末の消費電流、お
よびコストの低減を図ることが可能となる。
【0047】なお、本実施の形態では、クロック生成手
段106を、発振手段1061と極性反転手段1062
と入力切換手段1063による構成としたが、この限り
ではなく、クロック信号の位相を位相制御信号に応じて
反転できるものであればよい。また、PLL(位相同期
ループ)制御による位相制御方式によるものとしてもよ
い。
【0048】また、クロックの位相を、基準となるタイ
ミングに対して0度と180度で切り換える構成とした
が、この限りではなく、例えば−90度と+90度で切
り換える構成としてもよい。また、基準とするタイミン
グは、タイミング推定手段104において推定されたタ
イミングとしてもよいし、高精度タイミング推定手段1
08において推定されたタイミングとしてもよい。
【0049】また、本実施の形態では、高精度タイミン
グ推定手段108として、2通りのタイミング推定結果
のうち、信頼度の高い方の推定結果を選択する構成とし
たが、この限りではなく、2通りのタイミング推定結果
の時間的な中間点を求める構成としてもよい。
【0050】(実施の形態2)図3は、第2の実施の形
態における受信機の構成を示し、図3において、タイミ
ング推定結果補間手段301は、高精度タイミング推定
手段として動作するものであり、タイミング推定手段1
04において推定した2通りのタイミング推定結果とそ
の信頼度情報を用いて、内挿補間によりタイミング推定
を行うものであり、動作の詳細については、以下で説明
する。図3におけるその他の構成と動作については、図
1と同様である。
【0051】以上のように構成された受信機において、
第1の実施の形態と異なる動作について、以下で説明す
る。今、タイミング推定手段104において、クロック
の位相が一方(この場合、0度とする)の場合に得られ
たタイミング推定結果をt1、その信頼度情報をc1と
する。また、クロックの位相がもう一方(この場合、1
80度とする)の場合に得られたタイミング推定結果を
t2、その信頼度情報をc2とする。ここで、タイミン
グ推定結果t1、t2は、図2に示すように、シンボル
の切り換わりタイミングに最も近いサンプル点からの時
間で示されるものとする。
【0052】ディジタル変調信号1001は、BPSK
変調された信号であるものとし、タイミング推定手段1
04におけるタイミング推定は、シンボル内の各サンプ
ル点毎の振幅平均値が最大となる点を求めることにより
行うこととし、その信頼度情報c1、c2は、振幅値に
より表されるものとする。内挿補間によるタイミング推
定結果t0は、式(1)のようにして求めることができ
る。
【0053】 t0=(c1×t1+c2×t2)/(c1+c2) 式(1) 2つの信頼度情報c1、c2が、ほとんど等しい場合に
は、2つのタイミング推定結果t1、t2の中間点が推
定結果となり、信頼度情報に差が生じている場合には、
より信頼度情報の大きい方のタイミング推定結果に近い
推定結果が得られることになる。
【0054】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、位相の異なる2通りのタイミング推定結果を用い、
その内挿補間によりタイミング推定を行うことにより、
サンプリングクロック周期よりも詳細な分解能で、かつ
高精度なタイミング推定が可能となる なお、本実施の形態では、ディジタル変調信号として、
BPSK変調信号を用い、タイミング推定手段104と
して、最大振幅となるサンプル点を求める方法を用いた
が、この限りではなく、ディジタル変調の方式に応じ
た、タイミング推定手段を用いてもよい。また、信頼度
情報として、振幅値を用いることとしたが、この限りで
はなく、例えば、シンボルタイミングとして選択された
サンプル点における位相値と、理想的な位相値との誤差
量を用いる構成としてもよい。
【0055】(実施の形態3)図4は、第3の実施の形
態における受信機の構成を示し、図4において、図1の
構成と異なるのは、ディジタル値補間手段401、40
2を設け、タイミング推定手段104と高精度タイミン
グ推定手段108の代わりにタイミング推定手段403
を設け、ディジタル復調手段105の代わりにディジタ
ル復調手段404を設け、クロック位相制御手段107
を除いた点であり、その他の構成と動作については図1
と同様である。
【0056】ディジタル値補間手段401は、A/D変
換手段102から出力されるサンプル値の各々の前後2
サンプルずつを用いて、内挿補間により補間ディジタル
値を生成し、サンプル値の間に補間サンプル値を挿入
し、補間ディジタルI信号として出力するものである。
ディジタル値補間手段402は、A/D変換手段103
から出力されるサンプル値を入力とし、ディジタル値補
間手段402と同様の動作を行い、補間ディジタルQ信
号を出力するものである。
【0057】タイミング推定手段403は、図1のタイ
ミング推定手段104に対して2倍のサンプル数となる
補間ディジタルI、Q信号を用いてタイミング推定を行
い、タイミング推定結果を高精度タイミング推定結果4
001として出力するとともに、ディジタル復調手段4
04へ供給するものである。ディジタル復調手段404
は、タイミング推定手段403から出力される高精度タ
イミング推定結果4001に基づき、補間ディジタル
I、Q信号を用いてディジタル復調を行い、復調結果4
002を出力するものである。
【0058】以上のように構成された受信機において、
第1の実施の形態と異なる動作について、以下で説明す
る。ディジタル補間手段401、402では、それぞれ
A/D変換手段102、103から出力されたディジタ
ルI、Q信号のサンプル値(図5における●印)を用
い、前後2サンプル間の内挿補間値(図5における○
印)を求め、用いた2サンプル値の間に補間値を挿入
し、もとの2倍のサンプル数とした補間ディジタルI、
Q信号を出力する。ここで、ある時点(t=k)におけ
る前後2サンプルのI,Q値を{I(k)、Q
(k)}、{I(k+1)、Q(k+1)}とすると、
補間ディジタルI、Q値{I’、Q’}は、式(2)、
(3)、(4)、(5)で求めることができる。
【0059】 I’(2k) =I(k) 式(2) Q’(2k) =Q(k) 式(3) I’(2k+1)={I(k)+I(k+1)}/2 式(4) Q’(2k+1)={Q(k)+Q(k+1)}/2 式(5) この補間処理は線形補間のため、真のI、Q値を求める
ことはできないが、若干の誤差を含む程度でI、Q値の
推定が可能である。
【0060】タイミング推定手段403、およびディジ
タル復調手段404では、補間処理により2倍に増えた
サンプルデータを用いてタイミング推定、およびディジ
タル復調を行う。
【0061】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、サンプリングクロック周波数を2倍にした場合とほ
ぼ同等の精度でタイミング推定、およびディジタル復調
が可能となり、A/D変換手段におけるサンプリング周
波数を従来よりも低減することが可能となり、受信機の
消費電流およびコストを削減することが可能となる。
【0062】なお、本実施の形態では、補間処理として
前後2サンプルの値を用いた線形補間(2次補間)を用
いることとしたが、この限りではなく、より補間処理の
精度を高めるために、複数サンプルの値を用いて高次補
間処理を用いることとしてもよい。
【0063】また、本実施の形態では、A/D変換手段
102および103へ供給するサンプリングクロックを
同じ位相としたが、この限りではなく、例えば双方へ供
給するクロックの位相を互いに180度異なる関係に設
定してもよい。これにより、I、Q信号のどちらか一方
でも、より理想的な信号点に近いタイミングでサンプリ
ングされることとなり、より高精度なタイミング推定お
よびディジタル復調が期待できる (実施の形態4)図6は、第4の実施の形態における受
信機の構成を示し、図6において、制御手段601は、
動作モードと非動作モードの2通りのモード信号を出力
し、タイミング推定手段602、高精度タイミング推定
手段603、およびクロック位相制御手段604へ供給
するものである。本実施の形態では、この2通りのモー
ド信号を、定期的に交互に切り換えるものとする。ここ
で、定期的とは、バースト長に対して十分長く、例えば
数十バースト毎に切り換えるものとする。
【0064】タイミング推定手段602、高精度タイミ
ング推定手段603、およびクロック位相制御手段60
4は、制御手段601から動作モード信号が供給される
間は、それぞれ図1におけるタイミング推定手段10
4、高精度タイミング推定手段108、およびクロック
位相制御手段107と同様の動作を行うものであり、非
動作モード信号が供給される間の動作については、以下
で説明する。図6におけるその他の構成と動作について
は図1と同様である。
【0065】以上のように構成された受信機において、
制御手段601から動作モード信号が出力されている間
の動作については、図1と同様である。 制御手段60
1から非動作モード信号が出力されている間の動作につ
いて、以下で説明する。
【0066】タイミング推定手段602、および高精度
タイミング推定手段603では、非動作モード信号が供
給されると、タイミング推定の動作を行わず推定結果を
出力しない。クロック位相制御手段604では、非動作
モード信号が供給されると、過去の動作モード時に高精
度タイミング推定手段603において高精度タイミング
推定結果が選択されていた方の位相に固定する位相制御
信号を出力する。
【0067】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、非動作モード時には、動作モード時に行った高精度
タイミング推定結果に基づいて、サンプリングクロック
の位相が固定されるため、より正確なディジタル復調が
可能となる。
【0068】なお、本実施の形態では、制御手段601
における動作モード信号と非動作モード信号の切り換え
を数十バースト毎に定期的に行うこととしたが、この限
りではなく、システムと受信機におけるクロックの安定
度が高い場合には、切り換えの間隔を長期間にしてもよ
い。また、動作モード時と非動作モード時の時間は等し
い必要はなく、非動作モードである時間の方が極めて長
い設定としてもよい。また、動作モードの設定を、受信
機の電源投入時やシステムへの初期同期試行時のみと
し、一旦同期が確立した後は、非動作モードで固定する
こととしてもよい。また、タイミング推定手段602に
おける信頼度情報を監視し、信頼度が低くなったときに
のみ動作モードとする構成としてもよい。
【0069】(実施の形態5)図7は、第5の実施の形
態における送受信機の構成を示し、図7において、ディ
ジタル変調手段701は、送信データ7001をディジ
タル変調し、送信ディジタルI信号7002と送信ディ
ジタルQ信号7003を生成するものである。本実施の
形態では、ディジタル変調の方式は特に問わない。
【0070】D/A変換手段702は、送信ディジタル
I信号7002をサンプリングクロック毎にアナログ信
号に変換して出力するものである。D/A変換手段70
3は、送信ディジタルQ信号7003をサンプリングク
ロック毎にアナログ信号に変換して出力するものであ
る。直交変調手段704は、アナログのI信号およびQ
信号を用いて直交変調を行い、ディジタル変調信号70
04を出力するものである。
【0071】クロック位相制御手段705、およびクロ
ック生成手段706は、ディジタル変調信号1001を
受信する際には、図1におけるクロック位相制御手段1
07、およびクロック生成手段106と同様の動作を行
い、ディジタル変調信号7004を送信する際には、高
精度タイミング推定手段108において推定された高精
度タイミング推定結果に同期させる位相制御信号をクロ
ック位相制御手段705において出力し、これに基づ
き、クロック生成手段706においてクロック信号を生
成し、D/A変換手段702および703へサンプリン
グクロックとして供給するものである。図7におけるそ
の他の構成と動作については図1と同様である。
【0072】以上のように構成された送受信機におい
て、受信、復調および高精度タイミング推定を行う動作
については、図1と同様である。以下で、送信の際の動
作について述べる。
【0073】送信データ7001は、ディジタル変調手
段701においてディジタル変調され、送信ディジタル
I信号7002および送信ディジタルQ信号7003が
生成される。これらは、それぞれD/A変換手段702
および703においてアナログ信号に変換される。変換
の際、サンプリングクロックはクロック生成手段706
から供給されるが、その位相は、高精度タイミング推定
手段108において、ディジタル変調信号1001を受
信した際に推定された高精度タイミング推定結果に同期
した位相を用いる。
【0074】具体的には、タイミング推定手段104に
おいて、クロックの位相が0度の時のタイミング推定結
果と、180度の時のタイミング推定結果のうち、高精
度タイミング推定手段108において選択された方のク
ロックの位相に設定するように、クロック位相制御手段
705から位相制御手段が出力され、これに応じて、位
相制御されたクロック信号がクロック生成手段706か
ら供給される。D/A変換手段702、703において
それぞれアナログ値に変換されたI信号、およびQ信号
は、直交変調手段704において直交変調され、ディジ
タル変調信号7004が出力される。
【0075】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、受信時に行った高精度タイミング推定の結果に基づ
き、送信時のサンプリングクロックの位相を決定し、送
信処理を行うことにより、システムとして要求される送
信タイミングの精度に対して、D/A変換手段に供給す
るサンプリングクロックのレートを低速に抑えることが
可能となり、端末の消費電流及びコストを低減すること
が可能となる。
【0076】なお、本実施の形態では、受信機を図1の
構成としたが、この限りではなく、例えば図3、図4や
図6の構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における受信機の回
路系統図
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるサンプリン
グタイミングの一例を示すタイミングチャート
【図3】本発明の第2の実施の形態における受信機の回
路系統図
【図4】本発明の第3の実施の形態における受信機の回
路系統図
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるサンプリン
グタイミングと補間ディジタル値の一例を示すタイミン
グチャート
【図6】本発明の第4の実施の形態における受信機の回
路系統図
【図7】本発明の第5の実施の形態における送受信機の
回路系統図
【図8】従来の受信機の一例を示す回路系統図
【図9】タイミング推定手段の構成の一例を示した図
【図10】タイミング推定手段の構成の一例を示した図
【符号の説明】
101 直交検波手段 102、103 A/D変換手段 104 タイミング推定手段 105 ディジタル復調手段 106 クロック生成手段 1061 発振手段 1062 極性反転手段 1063 入力切換手段 107 クロック位相制御手段 1071 タイマ 1072 切換信号生成手段 108 高精度タイミング推定手段 1001 ディジタル変調信号 1002 サンプリングクロック 1003 タイミング推定結果 1004 復調結果 1005 高精度タイミング推定結果
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョブ・クレオパ・ムスヤ 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 佐川 守一 神奈川県川崎市多摩区東三田3丁目10番1 号 松下技研株式会社内 (72)発明者 米山 正義 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル変調信号を直交周波数変換し
    てベースバンド帯の同相信号および直交信号を出力する
    直交周波数変換手段と、 サンプリングクロック信号により前記同相信号を量子化
    し、ディジタル同相信号を出力する第1のアナログ・デ
    ィジタル(A/D)変換手段と、 前記サンプリングクロック信号により前記直交信号を量
    子化し、ディジタル直交信号を出力する第2のA/D変
    換手段と、 前記同相信号前記ディジタルI信号と前記ディジタルQ
    信号を用いて、前記ディジタル変調信号のシンボルタイ
    ミングを推定し、タイミング推定結果を出力する第1の
    タイミング推定手段と、 前記ディジタルI信号と前記ディジタルQ信号、および
    前記タイミング推定結果を用いて前記ディジタル変調信
    号を復調し、復調結果を出力するディジタル復調手段
    と、 前記ディジタル変調信号のシンボルレートの整数倍のク
    ロック信号を発生し、かつ位相制御信号に応じて位相を
    180度の位相差の関係で切り換え、前記サンプリング
    クロック信号として前記第1のA/D変換手段と前記第
    2のA/D変換手段へ供給する第1のクロック生成手段
    と、 前記クロック信号の位相を180度の位相差で定期的に
    交互に切り換える前記位相制御信号を生成する第1のク
    ロック位相制御手段と、 前記位相制御信号により制御された位相が0度の時のタ
    イミング推定結果と180度の時のタイミング推定結果
    を用いて、前記第1のタイミング推定手段の2倍の時間
    分解能でタイミング推定を行い、高精度タイミング推定
    結果を出力する高精度タイミング推定手段とを有するこ
    とを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】 第1のクロック生成手段の代わりに、制
    御信号に応じて位相を90度単位で変更可能なクロック
    信号を発生する第2のクロック生成手段を設け、第1の
    クロック位相制御手段の代わりに、第1のタイミング推
    定手段において推定されたタイミング推定結果に最も近
    いサンプルタイミングを基準として、前記クロック信号
    の位相を90度進める位相制御信号と90度遅らせる位
    相制御信号とを定期的に交互に出力し、前記各位相制御
    信号を前記第2のクロック生成手段へ供給する第2のク
    ロック位相制御手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の受信機。
  3. 【請求項3】 第2のクロック生成手段の代わりに、ク
    ロック信号の位相を0度から360度の間で4段階以上
    の複数段階で制御可能な第3のクロック生成手段を設
    け、第2のクロック位相制御手段の代わりに、高精度タ
    イミング推定手段における高精度タイミング推定結果の
    タイミング情報を基準として、前記クロック信号の位相
    を90度進める位相制御信号と90度遅らせる位相制御
    信号とを定期的に交互に出力し、前記各位相制御信号を
    前記第3のクロック生成手段へ供給する第3のクロック
    位相制御手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の
    受信機。
  4. 【請求項4】 第1のタイミング推定手段として、ディ
    ジタルI信号とディジタルQ信号を用いて、入力される
    変調信号のシンボルタイミングを推定し、タイミング推
    定結果と前記タイミング推定結果の信頼度情報とを出力
    する第2のタイミング推定手段を設け、高精度タイミン
    グ推定手段として、第1のクロック生成手段が一方の位
    相に制御されている間に前記第2のタイミング推定手段
    において推定された第1のタイミング推定結果と第1の
    タイミング信頼度情報と、もう一方の位相に制御されて
    いる間に推定された第2のタイミング推定結果と第2の
    タイミング信頼度情報とを用い、前記2通りのタイミン
    グ推定結果のうち、信頼度の高い方のタイミング推定結
    果を選択し、高精度タイミング推定結果として出力する
    タイミング推定結果選択手段を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の受信機。
  5. 【請求項5】 高精度タイミング推定手段として、第1
    のクロック生成手段おいて一方の位相に制御されている
    間に第2のタイミング推定手段において推定された第1
    のタイミング推定結果と第1のタイミング信頼度情報
    と、もう一方の位相に制御されている間に推定された第
    2のタイミング推定結果と第2のタイミング信頼度情報
    とを用いて、内挿補間によりタイミング推定を行い、得
    られた推定結果を高精度タイミング推定結果として出力
    するタイミング推定結果補間手段を設けたことを特徴と
    する請求項4記載の受信機。
  6. 【請求項6】 第1のA/D変換手段から出力されるデ
    ィジタルI信号の各々の前後2サンプルずつを用いて、
    内挿補間により補間ディジタル値を生成し、前記ディジ
    タルI信号列の各サンプルの間に前記補間ディジタル値
    を挿入し、ディジタルI信号列の2倍のデータ数となる
    補間ディジタルI信号を出力する第1のディジタル値補
    間手段と、第2のA/D変換手段から出力されるディジ
    タルQ信号に対し、前記第1のディジタル値補間手段と
    同様の処理を行い、ディジタルQ信号列の2倍のデータ
    数となる補間ディジタルQ信号を出力する第2のディジ
    タル値補間手段とを設け、ディジタル復調手段は、前記
    補間ディジタルI信号と前記補間ディジタルQ信号とを
    用いて復調を行うこととし、第1のタイミング推定手段
    と高精度タイミング推定手段の代わりに、前記補間ディ
    ジタルI信号と前記補間ディジタルQ信号とを用いてデ
    ィジタル変調信号のシンボルタイミングを推定し、推定
    結果を前記ディジタル復調手段へ供給すると共に、高精
    度タイミング推定結果として出力する第3のタイミング
    推定手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の受信
    機。
  7. 【請求項7】 第1のクロック生成手段の代わりに、位
    相が互いに180度異なる第1のサンプリングクロック
    と第2のサンプリングクロックを、ともに出力する第4
    のクロック生成手段を設け、第1のサンプリングクロッ
    クを第1のA/D変換手段へ供給し、第2のサンプリン
    グクロックを第2のA/D変換手段へ供給することを特
    徴とする請求項6記載の受信機。
  8. 【請求項8】 第1のA/D変換手段から出力されるデ
    ィジタルI信号の各々の前後複数サンプルを用いて、高
    次の内挿補間により高次補間ディジタル値を生成し、前
    記ディジタルI信号列の各サンプルの間に前記高次補間
    ディジタル値を挿入し、ディジタルI信号の2倍のデー
    タ数となる高次補間ディジタルI信号を出力する第3の
    ディジタル値補間手段と、第2のA/D変換手段から出
    力されるディジタルQ信号列に対し、前記第3のディジ
    タル値補間手段と同様の処理を行い、ディジタルQ信号
    の2倍のデータ数となる高次補間ディジタルQ信号を出
    力する第4のディジタル値補間手段とを設け、ディジタ
    ル復調手段は、前記高次補間ディジタルI信号と前記高
    次補間ディジタルQ信号とを用いて復調を行うことと
    し、第1のタイミング推定手段と高精度タイミング推定
    手段の代わりに、前記高次補間ディジタルI信号と前記
    高次補間ディジタルQ信号とを用いて、ディジタル変調
    信号のシンボルタイミングを推定し、推定結果を前記デ
    ィジタル復調手段へ供給すると共に、高精度タイミング
    推定結果として出力する第4のタイミング推定手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の受信機。
  9. 【請求項9】 動作モードと非動作モードの2通りのモ
    ード信号を定期的に切り換えて出力する制御手段を設
    け、第1のタイミング推定手段と高精度タイミング推定
    手段は、前記モード信号に応じてタイミング推定の動作
    /非動作を切り換えられるものとし、第1のクロック位
    相制御手段は、前記モード信号が動作モードの場合に
    は、位相を0度および180度に交互に切り換える位相
    制御信号を出力し、前記モード信号が非動作モードの場
    合には、過去の前記動作モード時に前記高精度タイミン
    グ推定手段において推定された高精度タイミング推定結
    果のタイミングに同期した位相にクロックの位相を固定
    する位相制御信号を出力することを特徴とする請求項1
    記載の受信機。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の受信機の構成に加え
    て、送信データを変調し、送信ディジタルI信号と送信
    ディジタルQ信号を生成するディジタル変調手段と、前
    記ディジタルI信号とサンプリングクロック信号を入力
    とし、前記サンプリングクロック信号に応じたサンプル
    タイミング毎に前記ディジタルI信号をアナログ信号に
    変換し、送信I信号としてを出力する第1のディジタル
    ・アナログ(D/A)変換手段と、前記ディジタルQ信
    号と前記サンプリングクロック信号を入力とし、前記サ
    ンプリングクロック信号に応じたサンプルタイミング毎
    に前記ディジタルQ信号をアナログ信号に変換し、送信
    Q信号として出力する第2のD/A変換手段と、前記送
    信I信号と前記送信Q信号を用いて直交変調を行い、送
    信ディジタル変調信号を出力する直交変調手段とを設
    け、前記第1のD/A変換手段と前記第2のD/A変換
    手段へ供給する前記サンプリングクロック信号として、
    第1のクロック生成手段から出力され、高精度タイミン
    グ推定手段における高精度タイミング推定結果に同期し
    た位相のクロック信号を、位相切り換え無しの状態で供
    給することを特徴とする送受信機。
  11. 【請求項11】 受信機の構成として、請求項1記載の
    受信機の代わりに請求項4記載の受信機とし、タイミン
    グ推定結果選択手段において選択されたタイミング推定
    結果を用いて、第1のD/A変換手段と第2のD/A変
    換手段へ供給するサンプリングクロック信号の位相を決
    定することを特徴とする請求項10記載の送受信機。
  12. 【請求項12】 受信機の構成として、請求項1記載の
    受信機の代わりに請求項6記載の受信機とし、補間ディ
    ジタルI信号および補間ディジタルQ信号とを用いて推
    定されたタイミング推定結果に基づいて、送信信号のサ
    ンプリングタイミングを決定し、第1のD/A変換手段
    と第2のD/A変換手段へ供給することを特徴とする請
    求項10記載の送受信機。
  13. 【請求項13】 受信機の構成として、請求項1記載の
    受信機の代わりに請求項7記載の受信機とし、高次補間
    ディジタルI信号および高次補間ディジタルQ信号とを
    用いて推定されたタイミング推定結果に基づいて、送信
    信号のサンプリングタイミングを決定し、第1のD/A
    変換手段と第2のD/A変換手段へ供給することを特徴
    とする請求項10記載の送受信機。
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