JP2001153553A - 屋内用厨芥処理機 - Google Patents

屋内用厨芥処理機

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JP2001153553A
JP2001153553A JP37611699A JP37611699A JP2001153553A JP 2001153553 A JP2001153553 A JP 2001153553A JP 37611699 A JP37611699 A JP 37611699A JP 37611699 A JP37611699 A JP 37611699A JP 2001153553 A JP2001153553 A JP 2001153553A
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JP
Japan
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garbage
indoor
air
temperature
heater
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JP37611699A
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English (en)
Inventor
Toru Nagahara
徹 永原
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Maruichi Inc
Original Assignee
Maruichi Inc
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Publication date
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 厨芥の処理性能を高いものとしながら、空間
占有率・騒音・費用・ランニングコスト等の問題を解決
した屋内用厨芥処理機を提供する。 【解決手段】 厨芥を収納する収納容器(1)と、該収
納容器(1)を収納する乾燥室(3)、該乾燥室(3)
に設けた吸気部(4)、乾燥室(3)内に連通して乾燥
室(3)内の空気を循環させるための空気循環路
(5)、空気循環路(5)に設けられた送風機(6)、
加熱ヒータ(7)、及び分岐部(8)、該分岐部(8)
に連通し、分岐部(8)から流入した空気を厨芥乾燥機
外に排出する排出部(9)、から成る処理機本体(2)
と、から構成した屋内用厨芥処理機において、収納容器
(1)との隙間に通気路(11)を形成すると共に厨芥
を通気可能な状態に収納する通気籠(10)を、収納容
器(1)内に配置したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋内の台所等で生じる厨
芥の処理を行う屋内用厨芥処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】調理や食事を行うと調理くずや食べ残し
等の厨芥が発生する。この厨芥について、厨芥を加熱ま
たは微生物分解することにより、減量化や脱臭を行う厨
芥処理機が以前から知られている。このような厨芥処理
機の一例を、図面を基に説明する。図3に示した厨芥処
理機は、厨芥を収納する処理槽と、処理槽を収納する乾
燥室と、処理槽内の厨芥を撹拌する撹拌翼と、該撹拌翼
を作動するためのモーターユニットと、乾燥室内に連通
して乾燥室内の空気を循環させるための空気循環路と、
空気循環路に設けられた吸気部、送風機、加熱ヒータ、
及び分岐部と、該分岐部に連通し、分岐部からの空気を
厨芥乾燥機外に排出する排出部と、から構成されてい
る。
【0003】上記のような厨芥処理機の処理槽内に厨芥
を収納して厨芥処理機を作動させると、空気循環路中の
送風機と加熱ヒータによって、図3の図中に矢印で示し
た経路に沿って処理槽に高温の空気が循環し、この高温
の空気に触れた厨芥表面から水分が奪われてゆく。同時
に収納槽中の撹拌翼がモーターユニットによって作動
し、厨芥が撹拌されることで、厨芥の特定の部分のみが
乾燥することなく、全体を良好に乾燥処理している。ま
た吸気部から外気を吸引すると共に、空気循環路に設け
た分岐部を介して厨芥の水分を含んだ厨芥処理機内の空
気の一部を外部に排出することで、厨芥処理機内の空気
を低湿度に保ち、厨芥の処理を効率の良い物としてい
る。
【0004】他に厨芥処理機の構造としては、例えば前
述の厨芥処理機の処理槽に厨芥と共に担体と呼ばれる微
生物の培養基体を混入し、また処理機に温度調整機能を
備えて処理槽内の温度を微生物の活動に好適となるよう
にして厨芥を分解処理する分解型厨芥処理機や、処理機
に厨芥の破砕装置を備え、処理槽に収納する厨芥を予め
粉々にすることで乾燥効率を良くする破砕機能付厨芥処
理機等がある。また撹拌の方法も様々で、前述の撹拌翼
によるものの他に、処理槽自体を円筒形とし、円筒の軸
回りに回転させることで撹拌を行う方法等もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、厨芥は屋内
の台所等で生じる場合がほとんどだから、厨芥処理機を
屋内の台所近傍、即ち厨芥の発生場所に配置する方が使
用者の作業効率を上げる為には好ましい。ところが、概
存の厨芥処理機はそのほとんどが前述したように処理す
べき厨芥に撹拌等の動作を行っている。この撹拌動作は
厨芥全体を均等とし、厨芥の乾燥効率を良好なものにす
るために必要ではあるが、水分を含んだ重い厨芥類を撹
拌するためモーターユニット等を大型で高出力のものと
する必要がある。そのようなモーターユニットを採用す
れば当然ながら機械そのものが大型化すると共に部材
費、ランニングコストも高くなり、また作動中はモータ
ーユニットの作動音等が大きい等、人間の生活の場に配
置するにはいくつかの問題がある。一方で単純に撹拌機
能を取り除くと、処理槽中の厨芥のうち表面が露出して
いる厨芥上面のみが乾燥し、処理槽の底や内部で厨芥の
水分が残ったままとなってしまう等の問題があった。微
生物分解処理型の厨芥処理機の中には撹拌が不要なタイ
プも見られるが、屋内で微生物の分解処理を行うことは
衛生的に問題があり、屋内用の厨芥処理機としては不適
である。この結果、従来の厨芥処理機は大型のモーター
ユニットを採用した屋外設置型がほとんどで、屋内用厨
芥処理機はほとんどなく、また僅かしかない屋内用厨芥
処理機も撹拌の機能を省いたために処理性能が低かった
り、或いは無理にモーターユニットと撹拌機能を組み込
んだために空間占有率・騒音・費用・ランニングコスト
等の面で問題があるなど有用性の低いものばかりであっ
た。本発明は上記問題点に鑑み発明されたものであっ
て、厨芥の処理性能を高いものとしながら、空間占有率
・騒音・費用・ランニングコスト等の問題を解決した屋
内用厨芥処理機を提供するものである。
【0006】
【問題を解決するための手段】請求項1に記載の屋内用
厨芥処理機は、厨芥を収納する収納容器(1)と、該収
納容器(1)を収納する乾燥室(3)、該乾燥室(3)
に設けた吸気部(4)、乾燥室(3)内に連通して乾燥
室(3)内の空気を循環させるための空気循環路
(5)、空気循環路(5)に設けられた送風機(6)、
加熱ヒータ(7)、及び分岐部(8)、該分岐部(8)
に連通し、分岐部(8)から流入した空気を厨芥乾燥機
外に排出する排出部(9)、から成る処理機本体(2)
と、から構成した屋内用厨芥処理機において、収納容器
(1)との隙間に通気路(11)を形成すると共に厨芥
を通気可能な状態に収納する通気籠(10)を、収納容
器(1)内に配置したことを特徴とする屋内用厨芥処理
機である。
【0007】請求項2に記載の屋内用厨芥処理機は、上
記記載の屋内用厨芥処理機において、排出部(9)に脱
臭装置(12)を設けたことを特徴とする屋内用厨芥処
理機である。
【0008】請求項3に記載の屋内用厨芥処理機は、上
記脱臭装置(12)を備えた屋内用厨芥処理機におい
て、排出部(9)に設けた脱臭装置(12)を、酸化脱
臭触媒にて構成したことを特徴とする屋内用厨芥処理機
である。
【0009】請求項4に記載の屋内用厨芥処理機は、上
記脱臭装置(12)を備えた屋内用厨芥処理機におい
て、排出部(9)に設けた脱臭装置(12)を、オゾン
発生器と、活性炭(12b)と、から構成したことを特
徴とする屋内用厨芥処理機である。
【0010】請求項5に記載の屋内用厨芥処理機は、上
記脱臭装置(12)にオゾン発生器を備えた屋内用厨芥
処理機において、上記オゾン発生器を、オゾン発生用プ
ラズマ管(12a)とし、更に活性炭(12b)内に電
極板(12c)を配置したことを特徴とする屋内用厨芥
処理機である。
【0011】請求項6に記載の屋内用厨芥処理機は、上
記記載の屋内用厨芥処理機において、排出部(9)に、
排気中に含まれる水分を凝縮分離する凝縮装置(13)
を備えたことを特徴とする屋内用厨芥処理機である。
【0012】請求項7に記載の屋内用厨芥処理機は、上
記凝縮装置(13)を備えた屋内用厨芥処理機におい
て、排出部(9)に備えた凝縮装置(13)を、ゼオラ
イト(13a)にて構成したことを特徴とする屋内用厨
芥処理機である。
【0013】請求項8に記載の屋内用厨芥処理機は、上
記記載の屋内用厨芥処理機において、処理機本体(2)
内の空気温度を検出する温度センサ(14)を設けると
共に、あらかじめ第1設定温度及び第1設定温度より低
温の第2設定温度を設定し、温度センサ(14)の検知
温度が第1設定温度以上であれば加熱ヒータ(7)を停
止させ、加熱ヒータ(7)の停止後に温度センサ(1
4)の検知温度が第2設定温度以下となれば加熱ヒータ
(7)を再度作動させる温度調整機能を備えたことを特
徴とする屋内用厨芥処理機である。
【0014】請求項9に記載の屋内用厨芥処理機は、上
記記載の屋内用厨芥処理機において、空気循環路(5)
中の加熱ヒータ(7)下流の温度に基づいて加熱ヒータ
(7)の異常高温を判断し、加熱ヒータ(7)の作動を
停止する異常高温防止装置を備えたことを特徴とする屋
内用厨芥処理機である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を、図面を
参照しつつ説明する。本発明による屋内用厨芥処理機
は、図1及び図2に示したように、以下に記載した収納
容器(1)、通気籠(10)、及び処理機本体(2)よ
り構成されてなる。収納容器(1)は上方が開口した箱
体である。通気籠(10)は金属材からなる籠体であっ
て、収納容器(1)内に配置されると共に、配置された
際に収納容器(1)の内面との間に通気可能な隙間、即
ち通気路(11)を形成し、またその内面に通気性・通
水性を有する袋体(15)を収納している。処理機本体
(2)は、前面に開閉扉(16)を設けた乾燥室(3)
からなり、更に該乾燥室(3)の上面に、外気を吸引す
ると共に内部からの排気を防ぐ逆止弁を備えた吸気部
(4)と、乾燥室(3)内に連通して乾燥室(3)内の
空気を循環させるための空気循環路(5)とを設けてい
る。更に空気循環路(5)には、乾燥室(3)内の空気
を吸引して下流側に押し流す送風機(6)と、送風機
(6)の下流に配置されて送風機(6)からの空気を加
熱する加熱ヒータ(7)と、加熱ヒータ(7)の下流に
配置された、空気循環路(5)を流れる空気を、乾燥室
(3)内へ再度循環する空気と、下流に設けた排出部
(9)を介して処理機本体(2)外に排出する空気とに
分岐する分岐部(8)とを設けてなる。また、分岐部
(8)の一方の下流に設けられ、空気循環路(5)の空
気の一部を排出する排出部(9)には、排気中に含まれ
る水分を凝縮分離するゼオライト(13a)の層にて構
成した凝縮装置(13)と、オゾン発生用プラズマ管
(12a)、活性炭(12b)層、電極板(12c)、
から構成した脱臭装置(12)と、を備えてなる。更に
処理機本体(2)には、処理機本体(2)の乾燥室
(3)内の空気温度を検出する温度センサ(14)を設
けると共に、この温度センサ(14)の検出値を基に乾
燥室(3)内の温度を調節する温度調整機能と、空気循
環路(5)内の加熱ヒータ(7)の下流に異常高温防止
装置と、処理機の作動時間を制御するタイマ機能と、を
備えて成る。
【0016】上記のような厨芥処理機の通気籠(10)
内に厨芥(D)を収納して処理機を作動させると、空気
循環路(5)中の送風機(6)と加熱ヒータ(7)によ
って、図1の図中に矢印で示した経路に沿って処理機本
体(2)内に高温の空気が循環する。ここで、通気籠
(10)内の厨芥(D)は、厨芥(D)の上面のみなら
ず通気籠(10)と収納容器(1)内との間に形成され
た通気路(11)を通気する循環空気によって厨芥
(D)の下面からも乾燥処理が行われ、結果として撹拌
処理を行うことなく厨芥の全体を乾燥することができ
る。特に水分は水滴等の形で厨芥(D)の下面に現れる
から、厨芥(D)の下面からも乾燥処理が行われること
で厨芥(D)の乾燥処理性能は飛躍的に向上する。
【0017】上記処理によって厨芥(D)の水分を含ん
だ空気は処理機本体(2)内を循環し、空気循環路
(5)を通過する際にその一部が分岐部(8)から排出
部(9)側に流れ込み、後述する課程を経て処理機本体
(2)外に排出される。同時に乾燥室(3)に設けた吸
気部(4)から湿度が低い外気を吸気することで処理機
本体(2)内の湿度を低い状態に保ち、乾燥処理の性能
を良好なものとしている。
【0018】また空気循環路(5)の分岐部(8)から
排出部(9)側に送られた空気は、凝縮装置(13)を
介して脱臭装置(12)に送られる。凝縮装置(13)
には多孔質のゼオライト(13a)層が配置されてお
り、このゼオライト(13a)層が空気中の余分な水分
を、その表面に存在する微少な孔に吸着させて液化分離
することで除去する。活性炭(12b)の表面に水分が
付着すると脱臭機能の効率が悪化し、またその寿命も短
くなるが、凝縮装置(13)で空気中の水分を除去する
ことで、脱臭装置(12)の活性炭(12b)の脱臭機
能を効果的で、また長寿命なものとしている。また、ゼ
オライト(13a)に吸着した水分は最終的に凝縮して
水滴となる。本実施例においては、この水滴を一旦集水
タンク部(17)にて貯留し、その後直下にある乾燥室
(3)内に滴下するようにしている。
【0019】脱臭装置(12)には上流から順にオゾン
発生器であるオゾン発生用プラズマ管(12a)、活性
炭(12b)層、及び活性炭(12b)層内に備えられ
た銅の電極板(12c)、がそれぞれ配置されている。
脱臭装置(12)に上流側から空気に混在して臭気物質
が流入してくると、まずオゾン発生用プラズマ管(12
a)によって発生したオゾンにより臭気物質が酸化分解
され、残った臭気物質は次の活性炭(12b)層で活性
炭(12b)に吸着されてほぼ無臭まで脱臭される。ま
たオゾン発生用プラズマ管(12a)は作動時にオゾン
を生成すると同時に、周囲の空気に電気を付加してイオ
ン化する。活性炭(12b)層内に配置された電極板
(12c)に通電することで、このイオン化を利用し、
イオン化された空気を電磁気的作用により電極版に引き
寄せ、確実に空気が活性炭(12b)層を通過し、脱臭
が行われるようにしている。
【0020】また本実施例の屋内用厨芥処理機はタイマ
機構を採用しており、設定した任意の時間(たとえば2
時間)が経過すると自動的に運転が停止するようになっ
ている。
【0021】また本屋内用厨芥処理機は前述したように
温度調節機能を備えてなる。その概要を説明すると、処
理機本体(2)に処理機本体(2)内の空気温度を検出
する温度センサ(14)を設けると共に、あらかじめ第
1設定温度及び第1設定温度より低温の第2設定温度を
設定し、温度センサ(14)の検知温度が第1設定温度
以上であれば加熱ヒータ(7)を停止させ、加熱ヒータ
(7)の停止後に温度センサ(14)の検知温度が第2
設定温度以下となれば加熱ヒータ(7)を再度作動させ
るように構成してなる。この実施例においては第1設定
温度が61℃、第2設定温度が59℃であって、処理機
本体(2)内の温度が厨芥の乾燥に好適なこの59℃か
ら61℃の間となるように加熱ヒータ(7)の発熱を制
御している。
【0022】また本屋内用厨芥処理機は循環路内の加熱
ヒータ(7)の下流に、バイメタル(18)を用いた異
常高温防止装置を備えて成る。バイメタル(18)は温
度に対して膨張率の異なる二枚の金属板を張り合わせた
部材で、加熱を行うと温度に対する膨張率の違いからそ
の形状に反りを生じる。そこでこのバイメタル(18)
を、一端を電線等に接続して固定し、他端を通常の作動
温度内の時に電線等の端に設けた接点部に接し、異常高
温時に反りによって接点部から離れるように構成して加
熱ヒータ(7)の電気回路に組み込み、バイメタル(1
8)部分に加熱ヒータ(7)からの送風が触れるように
すれば、温度センサ(14)の異常等によって加熱ヒー
タ(7)からの送風が第1設定温度の設定を超える高温
となった場合に、この異常高温防止装置に備えたバイメ
タル(18)の作用によって加熱ヒータ(7)を断線停
止させ、火災等の異常加熱が原因となる事故を未然に防
ぐ事ができる。本実施例においては、バイメタル(1
8)によって回路遮断が生じる温度を85℃程度に設定
している。
【0023】本発明の実施例は上記のようであるが、本
発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の要
旨を変えない範囲で様々な変更が可能である。たとえ
ば、上記実施例では水滴を集水タンク部(17)を用い
て一旦貯留した後、直下にある乾燥室(3)内に滴下し
ている。滴下によって乾燥室(3)内に戻った水分は再
び蒸発して水蒸気となり、循環空気となっていずれは分
岐部(8)から排出部(9)に送られる。これらの水分
の何割かは凝縮装置(13)で液化して再び乾燥室
(3)内に戻るが、残りは水蒸気として気体のまま屋内
に排出される。即ち上記実施例においては、最終的に厨
芥(D)の水分は排出部(9)を介し気体である水蒸気
として屋内に排出されるように構成されているが、水滴
を集水用の容器にて貯留した後、最終的に回収するよう
にして屋内に水蒸気が排出されないようにしても良い。
【0024】また、本実施例では図2にあるように、収
納容器内に籠体からなる通気籠(10)を配置し、更に
その中に通気性及び通水性の良い袋体(15)(図示せ
ず)を配置して通気籠(10)の中の厨芥(D)が収納
容器(1)内に脱落することを防止しているが、通気籠
(10)を目の細かいメッシュ材から構成することで袋
体(15)が不要な構造とすることができる。ただし、
この場合には細かな厨芥(D)が処理機本体(2)内に
落下する可能性があり、また通気籠(10)を適宜清掃
してこびりついた厨芥(D)を取り除く必要がある。
【0025】また、通気籠(10)を上記したような金
属材以外の樹脂成型品としても良い。樹脂材は安価で大
量生産に適しているから、通気籠(10)を金属材で構
成した場合に比べて、製品をより安価且つ大量に提供す
ることができる。
【0026】
【効果】本発明は上記のように構成したため、以下のよ
うな優れた効果を奏する。 1)本発明においては、空気循環路中の送風機と加熱ヒ
ータによって処理機本体内に高温の空気が循環する。こ
の際に、通気籠の厨芥は厨芥の上面のみならず、通気籠
と収納容器内との間に形成された隙間を通気する循環空
気によって厨芥の下面からも乾燥処理が行われ、結果と
して撹拌処理を行うことなく厨芥の全体を乾燥すること
ができる。特に水分は水滴等の形で厨芥の下面に現れる
から、厨芥の下面からも乾燥処理が行われることで厨芥
の乾燥処理性能は飛躍的に向上する。 2)本発明は処理機内の空気を循環させて、処理機内の
空気を繰り返し乾燥処理に使用するような構成になって
いる。単純に空気を通気、即ち通り抜けするような構造
であれば、加熱ヒータで熱せられる前の空気は常に外部
から吸気したばかりの低温状態の空気であり、乾燥処理
に必要な温度まで熱する為に加熱ヒータを大型で強力な
ものとしなければならず、加熱に必要なランニングコス
トも高くなってしまう上、吸気した空気が加熱ヒータで
充分に熱せられないうちに乾燥室に送られて厨芥の乾燥
が充分できない等の問題も生じる。これに対して本発明
は処理機内の空気を循環させ、空気を繰り返し加熱する
ことで、加熱ヒータが小型・低出力であっても乾燥室に
確実に必要な温度に加熱された空気を送り込むことがで
き、またランニングコストも安価なものとすることがで
きる。 3)本発明は吸気部を空気循環路ではなく乾燥室に設け
ている。空気循環路に吸気部を設けると、送風機によっ
て生じた空気の流れによって吸気部が必要以上に空気を
引き込んだり、また引き込みの勢いが激しいため笛を吹
いたような異音を発生する場合があるが、乾燥室内の空
気循環流は空気循環路ほど急激ではないため、空気の流
れによって必要以上に空気を引き込む事が無く、また笛
様の異音も発生しない。 4)本発明は厨芥全体を効果的に乾燥処理しつつも撹拌
作業を行わない構成であり、送風機に用いられるファン
等を動かす為のモーター等も厨芥の撹拌に用いられるモ
ーターユニットのモーターより遙かに小型・低出力です
む。このため、厨芥を撹拌して乾燥処理を行う処理機に
比べて空間占有率・騒音・費用・ランニングコスト等を
低減することができる。この点から屋内用の厨芥処理機
に最適であるといえる。 5)脱臭装置を備えた本発明においては、脱臭処理によ
って排気中の臭気を除去するため、屋内に排気を行って
も厨芥の臭気による問題が生じない。また脱臭は分岐部
より下流の、排気される空気についてのみ行われるた
め、脱臭部の触媒等が無駄に消耗することが無く、効率
が良い。 6)脱臭装置の構成を、オゾン発生用プラズマ管と、活
性炭と、活性炭内に配置した電極板と、から構成し、ま
た作動中に電極板に通電を行うと、臭気がオゾンによっ
て分解されると同時に、オゾン発生用プラズマ管の作動
によりイオン化された空気が、通電された電極板に電磁
気的に引き寄せられる。これによって空気の流れが活性
炭内を確実に通過するため、脱臭の信頼性がより一層向
上する。 7)凝縮装置を備えた本発明においては、凝縮装置によ
って排気中の水分を除去できる。これによって、屋内の
湿度が上昇するのを防いだり、脱臭装置と組み合わせれ
ば脱臭装置の効率を向上させることができる。 8)温度調節機能を備えた本発明においては、処理機本
体内部の温度を厨芥の乾燥に好適な温度に保つことがで
きると共に、加熱ヒータが必要以上に動作することを防
ぐことができる。 9)異常高温防止装置を備えた本発明においては、循環
路中の加熱ヒータ下流の温度に基づいて加熱ヒータの異
常高温を判断し、加熱ヒータの作動を停止することで火
災等の異常加熱による事故を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による屋内用厨芥処理機の断
面図である。
【図2】 本発明の実施例による収納容器及び通気籠の
斜視図である。
【図3】 従来例による厨芥処理機の断面図である。
【符号の説明】
1 収納容器 2 処理機本
体 3 乾燥室 4 吸気部 5 空気循環路 6 送風機 7 加熱ヒータ 8 分岐部 9 排出部 10 通気籠 11 通気路 12 脱臭装置 12a オゾン発生用プラズマ管 12b 活性炭 12c 電極板 13 凝縮装置 13a ゼオライト 14 温度セン
サ 15 袋体 16 開閉扉 17 集水タンク部 18 バイメタ
ル 19 収納槽 20 撹拌翼 21 モーターユニット D 厨芥
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L113 AA01 AB03 AC08 AC52 AC67 AC71 AC79 AC87 BA01 CA04 CB05 DA06 DA10 DA21 4D002 AA00 AB02 BA04 BA05 BA09 BA12 DA41 DA51 EA02 GA03 GB03 HA02 4D004 AA03 CA19 CA42 CA47 CA48 CC09 CC11 DA01 DA02 DA06 4D076 AA15 BC25 BC30 HA10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨芥を収納する収納容器(1)と、該収
    納容器(1)を収納する乾燥室(3)、該乾燥室(3)
    に設けた吸気部(4)、乾燥室(3)内に連通して乾燥
    室(3)内の空気を循環させるための空気循環路
    (5)、空気循環路(5)に設けられた送風機(6)、
    加熱ヒータ(7)、及び分岐部(8)、該分岐部(8)
    に連通し、分岐部(8)から流入した空気を厨芥乾燥機
    外に排出する排出部(9)、から成る処理機本体(2)
    と、から構成した屋内用厨芥処理機において、収納容器
    (1)との隙間に通気路(11)を形成すると共に厨芥
    を通気可能な状態に収納する通気籠(10)を、収納容
    器(1)内に配置したことを特徴とする屋内用厨芥処理
    機。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載の屋内用厨芥処理機に
    おいて、排出部(9)に脱臭装置(12)を設けたこと
    を特徴とする屋内用厨芥処理機。
  3. 【請求項3】 上記請求項2記載の屋内用厨芥処理機に
    おいて、排出部(9)に設けた脱臭装置(12)を、酸
    化脱臭触媒にて構成したことを特徴とする屋内用厨芥処
    理機。
  4. 【請求項4】 上記請求項2に記載の屋内用厨芥処理機
    において、排出部(9)に設けた脱臭装置(12)を、
    オゾン発生器と、活性炭(12b)と、から構成したこ
    とを特徴とする屋内用厨芥処理機。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載の屋内用厨芥処理機
    において、上記オゾン発生器を、オゾン発生用プラズマ
    管(12a)とし、更に活性炭(12b)内に電極板
    (12c)を配置したことを特徴とする屋内用厨芥処理
    機。
  6. 【請求項6】 上記請求項1乃至請求項5のいずれか1
    つに記載の屋内用厨芥処理機において、排出部(9)
    に、排気中に含まれる水分を凝縮分離する凝縮装置(1
    3)を備えたことを特徴とする屋内用厨芥処理機。
  7. 【請求項7】 上記請求項6記載の屋内用厨芥処理機に
    おいて、排出部(9)に備えた凝縮装置(13)を、ゼ
    オライト(13a)にて構成したことを特徴とする屋内
    用厨芥処理機。
  8. 【請求項8】 上記請求項1乃至請求項7のいずれか1
    つに記載の屋内用厨芥処理機において、処理機本体
    (2)内の空気温度を検知する温度センサ(14)を設
    けると共に、あらかじめ第1設定温度及び第1設定温度
    より低温の第2設定温度を設定し、温度センサ(14)
    の検知温度が第1設定温度以上であれば加熱ヒータ
    (7)を停止させ、加熱ヒータ(7)の停止後に温度セ
    ンサ(14)の検知温度が第2設定温度以下となれば加
    熱ヒータ(7)を再度作動させる温度調整機能を備えた
    ことを特徴とする屋内用厨芥処理機。
  9. 【請求項9】 上記請求項1乃至請求項7のいずれか1
    つに記載の厨芥処理機において、空気循環路(5)中の
    加熱ヒータ(7)下流の温度に基づいて加熱ヒータ
    (7)の異常高温を判断し、加熱ヒータ(7)の作動を
    停止する異常高温防止装置を備えたことを特徴とする屋
    内用厨芥処理機。
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