JP5959129B1 - 減量・減容処理装置および減量・減容処理装置における気流形成機構 - Google Patents

減量・減容処理装置および減量・減容処理装置における気流形成機構 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化され取扱い性に優れた減量・減容処理装置および、かかる減量・減容処理装置に採用される気流形成機構を提供する。【解決手段】加熱によって被処理物を減量・減容化する装置であって、収容容器2と、加熱空気供給部10と、を備えており、加熱空気供給部10は、循環部20と、排出部30と、吸引部40と、を備えており、循環部20は、循環流路21を流れる気流を加熱する加熱手段23と、循環流路21に気流を形成する気流形成手段22と、を備えており、循環流路21において、収容空間2に空気を供給する供給口が、収容容器2内に配置される内面に形成されており、吸引部40の吸引流路41は、収容空間2側の開口である流出口が、供給口と隣接するように形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、減量・減容処理装置および減量・減容処理装置における気流形成機構に関する。さらに詳しくは、生ごみなどの水分を含有する廃棄物を減量・減容処理することが可能である減量・減容処理装置および減量・減容処理装置における気流形成機構に関する。
従来、家庭などで発生するごみを廃棄するコストを削減するために、ごみを減量・減容化する技術が開発されている。ごみを減量・減容化することができれば、ごみの運搬コストや燃焼コストが低減でき、さらに地球温暖化ガスの削減にもつながる。また、家庭でのごみの保管のためのスペースを削減でき、腐敗を抑えられるため保管期間をある程度長くすることができる。すると、ごみ出し回数を削減することができるという利点も得られる。
例えば、家庭から排出される生ごみのように水分を含有する廃棄物では、保管する際に腐敗などによって悪臭を発生する可能性がある。かかる問題を解決するために、水分を含有する廃棄物を乾燥する装置が開発されている(特許文献1〜4)。この装置を利用すれば、水分を含有する廃棄物に加熱空気を当てて乾燥することによって廃棄物の腐敗を防止できるので、保管の際に悪臭が発生することを防ぐことができる。しかも、水分がなくなることにより廃棄物を減量・減容化することができる。したがって、上記装置を用いることにより、水分を含有する廃棄物でも、ある程度長期間の保管が可能となりかつ保管スペースを削減できる。
特開2008−290061号公報 実開平4−110385号公報 特開平9−159358号公報 特開2001−25734号公報 特許第4073487号公報
上述した装置では、廃棄物を収容する空間を有するケースを設けて、このケースに全ての機器が取り付けられる構成となっている。かかる構成とする一つの理由は、生ゴミ等の廃棄物を加熱した場合、廃棄物から発せられる臭いが強くなるため、その臭いを外部に出さないようにするためである。また、廃棄物に加熱空気を供給するための送風機などを設けているが、ケース内に全ての機器が封入されて入れば、この送風機の作動音や送風による気流によって発生する音などを低下させやすくなることも上記構成とする一つの理由である。
しかし、上述したような構成を採用することによって、装置自体が大型化してしまうため、家庭などで使用する場合には、ある程度の空間を装置の設置場所に取られてしまう。
装置を流し台の下等にしまっておいて、使用するときにだけ取り出すようにすれば、装置による空間の占有は防ぐことができる可能性がある。しかし、上記装置は、全ての機器を内蔵しているのでケースが大型化しており重量も重くなっているので、気軽に取り出したり収容したりすることが難しい。そして、大型化しているので収容しておくための空間をある程度広く取らなければならず、収容する場所が確保しづらい。
本発明は上記事情に鑑み、小型化され取扱い性に優れた減量・減容処理装置および、かかる減量・減容処理装置に採用される気流形成機構を提供することを目的とする。
第1発明の減量・減容処理装置は、加熱によって被処理物を減量・減容化する装置であって、一端に開口を有する前記被処理物を収容する収容空間が形成された収容容器と、該収容容器の開口に着脱可能に設けられた加熱空気供給部と、を備えており、該加熱空気供給部は、前記収容空間内の空気を循環させる循環流路を備えた循環部と、該循環部の循環流路を流れる空気の一部を外部に排出する排出部と、前記収容容器の開口に取り付けられた状態において、該収容容器内に配置される内面と該収容容器外に配置される外面との間を連通する吸引流路を備えた吸引部と、を備えており、前記循環部は、前記循環流路を流れる気流を加熱する加熱手段と、前記循環流路に気流を形成する気流形成手段と、を備えており、前記循環流路において、前記収容空間に空気を供給する供給口が、前記収容容器内に配置される内面に形成されており、前記吸引部の吸引流路は、前記収容空間側の開口である流入口が、前記供給口と隣接するように形成されていることを特徴とする。
第2発明の減量・減容処理装置は、第1発明において、前記吸引部の吸引流路は、前記流入口が前記供給口の周囲を囲むように設けられていることを特徴とする。
第3発明の減量・減容処理装置は、第1または第2発明において、前記循環流路は、前記供給口が前記加熱空気供給部の中心に位置するように設けられており、前記循環流路は、前記供給口に拡散プレートを備えていることを特徴とする。
第4発明の減量・減容処理装置は、第1、第2または第3発明において、前記排出部は、前記循環流路における前記気流形成手段の下流側の流路と外部との間を連通する排出流路を備えており、該排出流路には、排出する空気を浄化する浄化部材が収容された浄化部材収容空間と、該浄化部材収容空間の上流側に設けられた減速空間と、が形成されており、該減速空間は、その断面積が、該減速空間より上流側の該排出流路よりも断面積が大きくなっており、前記排出流路は、該減速空間に空気が流入する流出口の軸方向と、該減速空間と前記浄化部材収容空間を連通する連通部の軸方向とが、非同軸となるように設けられていることを特徴とする。
第5発明の減量・減容処理装置は、第1、第2または第3発明において、装置の作動を制御する制御部を備えており、前記加熱手段は、前記循環部において、前記気流形成手段の下流側に設けられており、前記制御部は、前記気流形成手段の上流側に設けられた、空気の温度に応じて前記加熱手段の作動をON−OFF制御する加熱制御部を備えており、該加熱制御部による加熱手段のON−OFFの周期に基づいて、被処理物の乾燥状態を判断して装置の作動を停止する作動停止機能を備えていることを特徴とする。
第6発明の減量・減容処理装置は、第1乃至第5発明のいずれかにおいて、前記収容空間内に配置される、一端に開口を有し底部に貫通孔が形成された内蔵ケースを備えており、前記循環流路は、前記供給口が前記加熱空気供給部の中心に位置するように設けられており、前記気流形成手段は、前記内蔵ケースの開口に挿入される仕切り壁を備えており、該仕切り壁は、前記内蔵ケースの開口に挿入された状態において、その外周面が該内蔵ケースの開口内面近傍に位置するように形成されていることを特徴とする。
第7発明の減量・減容処理装置は、第1乃至第6発明のいずれかにおいて、前記循環流路は、前記供給口が前記加熱空気供給部の中心に位置するように設けられており、前記収容空間内に配置される、一端に開口を有し底部に貫通孔が形成された内蔵ケースを備えており、前記底部の中心近傍に、周辺部に比べて通気性が低い低通気部を備えていることを特徴とする。
第8発明の減量・減容処理装置は、第1乃至第7発明のいずれかにおいて、前記収容空間内に配置される、一端に開口を有し底部に貫通孔が形成された内蔵ケースを備えており、前記底部に立設する軸状部を備えていることを特徴とする。
第9発明の減量・減容処理装置は、第1乃至第8発明のいずれかにおいて、前記加熱空気供給部は、その下端縁が、該加熱空気供給部を前記収容容器に取り付けた際における装置の中心軸に対して傾斜しており、前記加熱手段および/または前記気流形成手段の作動を制御する制御部と、該加熱空気供給部の傾きを検出する傾き検出部と、を備えており、前記制御部は、前記傾き検出部が前記加熱空気供給部の傾きを検出すると、前記加熱手段および/または前記気流形成手段の作動を停止する作動停止機能を有していることを特徴とする。
第10発明の減量・減容処理装置は、第9発明において、前記加熱空気供給部には、その下端縁の傾斜方向に沿って、上流側から、前記加熱手段および前記気流形成手段が収容される機器収容空間、前記排出部が設けられる排出空間、の順で並んで配置されており、前記排出空間には、排出する空気を浄化する浄化部材が設けられていることを特徴とする。
第11発明の減量・減容処理装置は、第9または第10発明において、前記排出部は、前記排出空間を通して、前記循環流路における前記気流形成手段の下流側の流路と外部との間を連通する排出流路を備えており、該排出流路には、前記浄化部材が収容された浄化部材収容空間と、該浄化部材収容空間の上流側に設けられた減速空間と、が形成されており、前記排出流路は、前記減速空間に空気が流入する方向と、該減速空間から前記浄化部材収容空間に空気が流入する方向が、非同軸となるように設けられていることを特徴とする。
第12発明の減量・減容処理装置は、第9、第10または第11発明において、前記収容空間内に配置される、一端に開口を有し底部に貫通孔が形成された内蔵ケースを備えており、前記加熱空気供給部は、前記収容容器に取り付けた際に、該収容容器内に挿入される挿入部を備えており、該挿入部は、その下端に形成されている開口が、前記内蔵ケースの上端を内部に収容し得る大きさに形成されていることを特徴とする。
第13発明の減量・減容処理装置は、加熱空気によって被処理物を減量・減容化する装置であって、該装置が、第1、第2、第3、第4、第5、第9、第10または第11発明のいずれかに記載の加熱空気供給部で構成されていることを特徴とする。
第14発明の減量・減容処理装置における気流形成機構は、収容空間に収容された被処理物を加熱によって減量・減容化する装置における気流形成機構であって、前記収容空間内の空気を循環させる循環流路を備えた循環部と、前記収容空間と外部との間を連通する吸引流路を備えた吸引部と、を備えており、前記循環部は、前記循環流路を流れる気流を加熱する加熱手段と、前記循環流路に気流を形成する気流形成手段と、を備えており、前記吸引部の吸引流路は、前記収容空間側の開口である流入口が、前記循環流路において前記収容空間に空気を供給する供給口と隣接するように形成されていることを特徴とする。
第15発明の減量・減容処理装置における気流形成機構は、第14発明において、前記循環部の循環流路を流れる空気の一部を外部に排出する排出部を備えており、前記排出部は、前記循環流路における前記気流形成手段の下流側の流路と外部との間を連通する排出流路を備えており、該排出流路には、排出する空気を浄化する浄化部材が収容された浄化部材収容空間と、該浄化部材収容空間の上流側に設けられた減速空間と、が形成されており、該減速空間は、その断面積が、該減速空間より上流側の該排出流路よりも断面積が大きくなっており、前記排出流路は、該減速空間に空気が流入する流出口の軸方向と、該減速空間と前記浄化部材収容空間を連通する連通部の軸方向とが、非同軸となるように設けられていることを特徴とする。
第1発明によれば、収容容器内の空気を循環させるので、空気の加熱に要するエネルギーを低減することができる。しかも、循環流路を流れる空気の一部を排出部から外部に排出することによって、収容容器の収容空間内の圧力を減圧することが可能となる。したがって、加熱空気供給部を収容容器に対して着脱可能に設けても、被処理物の臭気等が外部に漏れることを防ぐことができる。また、循環部の供給口から吹き出す気流によって、吸引部の吸引流路内を通って収容空間に向かう外気の流れを増速することができる。すると、気流形成手段を小型化することができるので、装置の騒音も低減することができる。さらに、気流形成手段が小型化できれば、加熱空気供給部を含めた装置を小型化できる。しかも、加熱空気供給部を収容容器に対して着脱可能に設けているので、両者を分離して保管することができる。すると、加熱空気供給部と収容容器が一体化している場合に比べて、装置を収納するスペースを小さくできる。また、軽量化もできるので、取り扱い性を向上することができる。
第2発明によれば、吸引部の吸引流路内を通って収容空間に向かう外気の流れを効果的に形成できるので、外気導入の効率を良くでき、乾燥効果を高めることができる。
第3発明によれば、拡散プレートによって、加熱された空気を収容容器の収容空間の全体に供給できるので、被処理物の乾燥状態のバラつきを抑えることができ、乾燥効率も向上できる。
第4発明によれば、浄化部材収容空間に流入する空気の流速を遅くできるので、浄化部材収容空間内に収容されている浄化部材全体に空気を通すことができる。すると、浄化部材を空気の浄化に有効に活用できるので、浄化部材による消臭等の効率をよくすることができる。また、浄化部材収容空間全体に対して均等に空気を通すことができるので、浄化部材収容空間のデッドスペース等が減り、単純に空気を通すよりも浄化部材の長寿命化ができる。
第5発明によれば、被処理物の乾燥状態を検出して装置の作動を停止するので、電気代を節約でき、効率よく被処理物を乾燥することができる。しかも、被処理物の温度を直接測定しないので、装置の構成を簡素化できる。
第6発明によれば、供給口から供給される加熱空気が被処理物に十分に接触しない状態で循環されることを防ぐことができるので、加熱空気による被処理物の乾燥を効率よく行うことができる。
第7発明によれば、内蔵ケースの周辺部に位置する被処理物に加熱空気を供給しやすくなるので、被処理物の乾燥状態のバラつきを抑えることができ、乾燥効率も向上できる。
第8発明によれば、積層された被処理物の内部に空気を供給しやすくなるので、被処理物の乾燥を促進でき、乾燥ムラや不十分な乾燥が生じることを防ぐことができる。
第9発明によれば、加熱空気供給部を床など置いた場合、加熱空気供給部は傾くので、この傾きを傾き検出部が検出すると、制御部によって加熱手段および/または気流形成手段の作動が停止される。したがって、減容乾燥作業が終わった後に、加熱手段および/または気流形成手段の停止忘れを防止することができる。
第10発明によれば、加熱空気供給部を床など置いた場合における安定性を高くすることができる。
第11発明によれば、浄化部材収容空間に流入する空気の流速を遅くできるので、浄化部材収容空間内に収容されている浄化部材全体に空気を通すことができる。すると、浄化部材を空気の浄化に有効に活用できるので、浄化部材による消臭等の効率をよくすることができる。また、浄化部材収容空間全体に対して均等に空気を通すことができるので、浄化部材収容空間のデッドスペース等が減り、単純に空気を通すより浄化部材の長寿命化ができる。
第12発明によれば、挿入部の下端縁は傾斜しているので、その先端部分を収容容器内に入れれば、加熱空気供給部を収容容器に取り付けることができる。したがって、加熱空気供給部を収容容器に取り付ける作業が容易になる。しかも、加熱空気供給部を収容容器に取り付けた際に、挿入部内に内蔵ケースの上端を収容できるので、内蔵ケースを所定の位置に合わせることができる。
第13発明によれば、被処理物を入れた容器の開口に装置を設置すれば、容器内の被処理物を加熱空気によって乾燥することができる。しかも、専用の容器を設ける必要が無いので、被処理物を専用の容器に移し替えたりする必要が無い。したがって、被処理物の加熱乾燥処理を容易にできる。また、装置がコンパクトになるので、装置を収納するスペースを小さくできる。
第14発明によれば、循環部の供給口から吹き出す気流によって、吸引部の吸引流路内を通って収容空間に向かう外気の流れを増速することができる。すると、気流形成手段を小型化することができるので、装置の騒音を低減することができる。
第15発明によれば、浄化部材収容空間に流入する空気の流速を遅くできるので、浄化部材収容空間内に収容されている浄化部材全体に空気を通すことができる。すると、浄化部材を空気の浄化に有効に活用できるので、浄化部材による消臭等の効率をよくすることができる。
(A)は本実施形態の減量・減容処理装置1の概略外観斜視図であり、(B)は本実施形態の減量・減容処理装置1の概略平面図である。 図1のII-II線断面矢視図であり、循環流路21のカバーc1,c2について外観を示した図である。 図1のIII-III線断面矢視図である。 図1のIV-IV線断面矢視図である。 図1のV-V線断面矢視図である。 (A)は図3のVIA-VIA線断面矢視図であり、(B)は図2のVIB-VIB線断面矢視図である。 (A)は図2のVIIA-VIIA線断面矢視図であり、(B)は図2のVIIB-VIIB線断面矢視図である。 空気流入口11hに拡散プレート21pを設けた本実施形態の減量・減容処理装置1の概略説明図である。 加熱空気供給部10と収容部材2を分離した状態の概略説明図である。 加熱空気供給部10のみからなる減量・減容処理装置の単体図であり、(A)は側面図であり、(B)は断面図である。 本実施形態の減量・減容処理装置1Bの概略外観斜視図である。 (A)は本実施形態の減量・減容処理装置1Bの概略平面図であり、(B)は加熱空気供給部60の単体概略底面図である。 図12(A)のXIII-XIII線断面矢視図である。 (A)は図13のXIVA-XIVA線断面矢視図であり、(B)は図13のXIVB-XIVB線断面矢視図である。 図12(A)のXV-XV線断面矢視図である。 (A)は加熱空気供給部60の単体概略側面図であり、(B)は加熱空気供給部60の単体概略正面図である。 加熱空気供給部60の単体概略縦断面図である。 加熱空気供給部60を床に置く状態の説明図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明の減量・減容処理装置は、被処理物を減量・減容するための装置であって、加熱した空気を被処理物に接触させることによって被処理物を減量・減容するものであり、装置を小型化でき騒音などを低減できるようにしたことに特徴を有している。
なお、本発明の減量・減容処理装置によって処理される被処理物は、とくに限定されない。例えば、家庭から排出される生ごみなどを挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
(減量・減容処理装置1の概略説明)
図1および図2に示すように、本実施形態の減量・減容処理装置1は、被処理物を収容する収容容器2と、この収容容器2に加熱空気を供給する加熱空気供給部10と、を備えている。
上記加熱空気供給部10は、収容容器2に対して着脱可能に設けられているので(図9参照)、両者を分離して保管することができる。すると、加熱空気供給部10と収容容器2が一体化している場合に比べて、本実施形態の減量・減容処理装置1を収納するスペースを小さくできる。また、本実施形態の減量・減容処理装置1の軽量化もできるので、取り扱い性を向上することができる。
以下、各部を説明する。
(収容容器2)
図9に示すように、収容容器2は、上端に開口2sを有する有底筒状の部材である。この収容容器2は、内部に被処理物を収容する収容空間2hを有しており、収容空間2hは開口2sによって外部と連通されている。この収容容器2の素材はとくに限定されないが、加熱空気供給部10から供給される加熱空気によって軟化したり変形したりしない素材で形成されていればよい。
なお、図2では、収容空間2h内に内蔵ケース51が収容されている状態を示している。内蔵ケース51を使用しない場合には、内蔵ケース51が収容されている部分に被処理物が収容される。
(加熱空気供給部10)
図9に示すように、加熱空気供給部10は、収容容器2の開口に着脱可能に設けられている。具体的には、収容容器2の開口2sに取り付けると、加熱空気供給部10によって開口2sを塞ぐことができ、収容空間2hと外部との間を遮断できるようになっている。
なお、「収容空間2hと外部との間を遮断できる」とは、収容空間2hと外部との間を気密に遮断している状態と、収容空間2hと外部との間である程度の通気性はあるが通気抵抗が大きくなっている状態の両方を含む概念である。後者の状態としては、収容容器2の開口2s内面と加熱空気供給部10の外面との間に、狭い隙間が形成されている部分が存在するような状態を挙げることができる。
かかる加熱空気供給部10は、本体ケース11内に、循環部20と、排出部30と、吸引部40と、を有している。そして、循環部20、排出部30、吸引部40が効果的に配置されることにより、コンパクトな構造としつつ、収容容器2の収容空間2hに対して加熱空気を効果的に供給できるようになっている。例えば、図1や図9に示すように、本実施形態の減量・減容処理装置1の断面が円形の場合には、加熱空気供給部10の直径を150〜300mm程度、高さを100〜200mmとし、加熱空気供給部10を収容容器2に取り付けた高さが200〜400mm程度となるように形成できる。そして、本実施形態の減量・減容処理装置1が上述したような大きさであれば、5リットル程度までの被処理物を処理することが可能となる。つまり、本実施形態の減量・減容処理装置1は、同程度の量の被処理物を処理する従来の装置に比べて、1/2〜2/3程度の大きさにすることができる。
(循環部20)
図3に示すように、循環部20は、収容容器2の収容空間2h内の空気を循環するための循環流路21を有している。この循環流路21内には、循環流路21内に空気の流れを発生させる気流形成手段22と、循環流路21内を流れる空気を加熱する加熱手段23と、が設けられている。
このため、気流形成手段22を作動すれば、収容容器2の収容空間2h内の空気が循環流路21内に吸引される。吸引された空気は、循環流路21内を流れる間に加熱手段23によって加熱されて加熱空気となる。そして、加熱空気は、循環流路21から再び収容容器2の収容空間2h内に戻されるので、この加熱空気によって収容空間2h内の被処理物を加熱して乾燥させることができる。
より具体的な構成を説明すると、図3および図6(A)示すように、加熱空気供給部10の本体ケース11において収容容器2の内底面と対向する面(以下、本体ケース11の底面11bいう)には、空気流入口11hと、排出口21gが形成されている。つまり、本体ケース11の底面11bに、空気流入口11hと、排出口21gが形成されている。
空気流入口11hは、加熱空気を収容容器2の収容空間2h内に供給する開口であり、本体ケース11の底面11bのほぼ中央に形成されている(図6(A)参照)。循環流路21は、この空気流入口11hから本体ケース11の外面に向かって延びた筒状フレーム21fを有している。具体的には、筒状フレーム21fは、空気流入口11hを囲むように、その下端が本体ケース11の底板11pに連結されている。なお、筒状フレーム21fの内部の空間を、加熱空気を収容容器2の収容空間2h内に供給する循環流路21の供給流路21aという場合もある。
この筒状フレーム21f内(つまり供給流路21a内)には、本体ケース11の外面側から底面11b側に向かって、気流形成手段22と加熱手段23が、この順で並んでいる。
気流形成手段22は、本体ケース11の外面側から底面11b側に向かう気流(つまり収容容器2の収容空間2hに向かう気流)を形成できるように配設されている。この気流形成手段22には、一般的なファンやブロア等を使用することができるが、上記のごとき気流を形成できる装置であれば、とくに限定されない。なお、この気流形成手段22は、図示しない制御部(加熱空気供給部10に内蔵されている)によって作動が制御されている。
また、加熱手段23は、気流形成手段22で形成された気流を加熱するものである。加熱手段23には、一般的な電気ヒータ等を使用することができるが、前記気流を加熱できるものであればよく、とくに限定されない。なお、加熱手段23は、図示しない制御部の加熱制御部によって作動が制御されている。
一方、排出口21gは、収容容器2の収容空間2h内の空気を循環流路21内に吸い込む開口である。言い換えれば、収容容器2の収容空間2h内の空気を循環流路21に排出する開口である。この排出口21gは、加熱空気供給部10の周辺部に沿って並んだ複数の貫通孔から形成されている。つまり、排出口21gの複数の貫通孔は、上述した供給口21aの周囲を囲むように配設されている(図6(A)参照)。
循環流路21は、排出口21gの複数の貫通孔と筒状フレーム21f内部との間を連通する戻し流路21bを備えている。この戻し流路21bは、被覆部21cと通気部21dと、を備えている。被覆部21cは、排出口21gの複数の貫通孔を覆うように設けられたカバー部材c1と本体ケース11の底板11pによって形成されている。通気部21dは、被覆部21cと、筒状フレーム21f内部における気流形成手段22より本体部11の外面側の空間(上部空間)との間を連通するように設けられている。この通気部21dは、筒状フレーム21fの外面と、この外面を覆うように設けられたカバー部材c2とによって形成されている。このカバー部材c2は、筒状フレーム21fの上端まで覆うように設けられている。つまり、循環流路21は、戻し流路21b内に筒状フレーム21fが収容された状態となるように設けられている(図3参照)。
(排出部30)
また、図4に示すように、加熱空気供給部10は、排出部30を備えている。この排出部30は、筒状フレーム21f内と外部との間を連通する排出流路31を備えている。この排出流路31は、筒状フレーム21f内における気流形成手段22より収容容器2の収容空間2h側の空間(下部空間)と外部との間を連通するように設けられている。具体的には、筒状フレーム21fにおいて、収容容器2の収容空間2hに向かう気流の一部を、排出部30の排出流路31を通して外部に排出することができるようになっている。この排出部30の排出流路31は、通気部21dのカバー部材c2の外面と本体ケース11の内面との間に、カバー部材c2の外面を囲むように配置された浄化部材35を有している。そして、この浄化部材35を通して空気が排出されるようになっている。
(吸引部40)
そして、図2および図4、図5に示すように、加熱空気供給部10は、吸引部40を備えている。この吸引部40は、排出部30によって外部に排出された空気を補充するために設けられている。この吸引部40は、外部と筒状フレーム21f内部との間を連通する吸引流路41を備えている。この吸引流路41は、加熱空気供給部10の外面に設けられた吸引口41aと、筒状フレーム21fの上部空間との間を連通する通常流路42と、吸引口41aと筒状フレーム21fの下部空間との間を連通する加速流路43と、を備えている。
具体的には、通気部21dのカバー部材c2の上部には、カバー部材c2の上端を覆う蓋部材44が設けられており、この蓋部材44によってカバー部材c2の上端が覆われている。この蓋部材44の側面には、外気を導入する吸引口41aが設けられている。一方、カバー部材c2の上端の中央部には、その上端と蓋部材44との間の空間(流入空間41h)とカバー部材c2内部の空間(筒状フレーム21fの上部空間)を連通する流路、つまり、通常流路42が形成されている。なお、この通常流路42は単なる貫通孔で形成してもよいし、筒状部材によって形成してもよい。
また、カバー部材c2の上端の周辺部には、通常流路42とは別に、一対の貫通孔g,gが設けられている(図4、図7(B)参照)。この一対の貫通孔g,gは、一対の接続流路43b,43bを介して、筒状フレーム21fの下部空間にそれぞれ連通されている。具体的には、カバー部材c2の内部には、排出口21gを通して収容容器2の収容空間2hから吸引した空気が流れる流路(戻し流路21bの通気部21d)と分離された一対の接続流路43b,43bが設けられている。この一対の接続流路43b,43bが、筒状フレーム21fを挟むように配設されている。そして、筒状フレーム21fには、一対の接続流路43b,43bと筒状フレーム21fの下部空間を連通する貫通孔hが複数設けられている。具体的には、各接続流路43bに、それぞれ2か所の貫通孔hが設けられている。
この複数の貫通孔hが設けられた位置には、筒状フレーム21fの下部空間内を、複数の貫通孔h近傍の空間と他の空間に分離する分離壁43wがそれぞれ設けられている。つまり、筒状フレーム21fの下部空間内に、分離壁43wと筒状フレーム21f内面とによって囲まれた複数の流出通路43cが形成されている。そして、この各分離壁43wは、その下端が筒状フレーム21fの下端近傍まで延びている。つまり、一対の貫通孔g,g、一対の接続流路43b,43b、複数の貫通孔h、および複数の流出通路43cによって、加速流路43が形成されている。そして、加速流路43における下端開口(特許請求の範囲にいう流入口に相当する)は、空気流入口11hの中心を囲むように配設されている。言い換えれば、加熱手段23の位置を通過して空気流入口11hを通して加熱気体を収容容器2の収容空間2h内に供給する流路(筒状フレーム21f)の開口(特許請求の範囲にいう供給口に相当する)の周囲かつ近傍に、流出通路43cの下端開口(特許請求の範囲にいう流入口に相当する)が配置されている。
以上のごとき構成を有するので、加熱空気供給部10の気流形成手段22を作動すると、筒状フレーム21fから収容容器2の収容空間2hに向かう気流を発生させることができ、その気流を加熱手段23によって加熱してから収容容器2の収容空間2hに供給できる。
一方、気流形成手段22の作動により、筒状フレーム21fの上部空間は気圧が低い状態となる。すると、戻し流路21b内には、排出口21gから筒状フレーム21fの上部空間に向かう流れが形成される。つまり、収容容器2の収容空間2h内の空気が筒状フレーム21fの上部空間に吸引される状態となる。
したがって、気流形成手段22を作動させることによって、収容容器2の収容空間2h内の空気を循環させることができる。すると、収容容器2の収容空間2h内の空気、つまり、加熱空気を循環させるので、空気の加熱に要するエネルギーを低減することができる。
しかも、上記のごとく空気流入口11hと排出口21gを設ければ、収容容器2の収容空間2h内における空気の流れを、収容容器2の収容空間2hの中心軸に対して軸対称の流れに近づけることができる。すると、収容容器2の収容空間2h内の被処理物に対してほぼ均一に加熱空気を接触させることができるので、被処理物の乾燥状態のバラつきを抑えることができる。
また、循環流路21を循環する一部の加熱空気は排出部30によって排出されるので、収容容器2の収容空間2h内の圧力を減圧することができる。したがって、加熱空気供給部10を収容容器に対して着脱可能に設けても、被処理物の臭気等が外部に漏れることを防ぐことができる。
さらに、循環流路21を循環する一部の加熱空気は排出部30によって排出される一方、吸引部40を通って外部から外気が導入される。すると、加熱空気を循環させながら、被処理物と接触して湿度の高くなって気体を湿度の低い外気と入れ換えることができるので、乾燥効率を高めることができる。
しかも、吸引部40によって吸引される外気は、循環部20の気流形成手段22によって生成される負圧によって外部から吸引される。すると、吸引部40に外気を導入するための特別なファン等を設けなくてもよいので、装置を小型化でき省エネルギー化することができる。
ここで、気流形成手段22だけで、循環流路21を流れる気流の形成と吸引部40の吸引流路41を通した外気の導入を実施する場合、気流形成手段22を大型化しなければならない場合も生じる。しかし、本実施形態の減量・減容処理装置1では、吸引部40として、通常流路42に加えて、上記のように配置された加速流路43を備えているので、気流形成手段22を大型化しなくても、外気を効率よく導入することができる。
図4および図5に示すように、加速流路43は、その流入口が循環流路21の筒状フレーム21fの供給口の近傍に位置している。このため、筒状フレーム21fの供給口から収容容器2の収容空間2h内に向かって加熱空気が流れると、その加熱空気の流れに起因して、加速流路43の流出通路43cの下端開口から流入する空気(外気)を増速することができる。また、気流形成手段22の能力に比べて、循環流路21から収容容器2の収容空間2hに供給される空気の量を多くできるので、気流形成手段22を小型化することができる。そして、気流形成手段22が小型化すれば気流形成手段22が発生する音や振動も低減できるので、本実施形態の減量・減容処理装置1の騒音も低減することができる。
しかも、加速流路43を設けることによって、湿度の低い外気を、加熱空気との接触が少ない状態で被処理物に接触させることができる。すると、加熱空気だけを被処理物に接触させる場合に比べて、被処理物の乾燥を促進することができる。
なお、本実施形態の減量・減容処理装置1では、循環部20の循環流路21によって加熱空気を循環させているので、気流形成手段22は高温の空気に晒された状態に維持されることになる。しかし、通常流路42を通して外気を筒状フレーム21f内に供給することで、気流形成手段22を比較的低い温度の空気(外気)にも接触させることもできる。したがって、高温の空気に晒された状態で作動することによる気流形成手段22の損傷も抑制することができる。
また、加速流路43の流入口を配置する位置は、上記のように、循環流路21の筒状フレーム21fの供給口を囲むように設けなくてもよい。上記機能(外気を増速する機能)が発揮される位置に配置されていればよい。しかし、上記ごとく配置すれば、被処理物に接触する外気のバラつきを抑えることができるので、被処理物の乾燥状態のバラつきを抑えることができる。
また、加速流路43の流入口は、循環流路21の筒状フレーム21fの供給口の周囲全体を囲むように配置してもよい。この場合には、上記機能(外気を増速する機能)をより効果的に発揮させることができるので、外気導入の効率を良くでき、乾燥効果を高めることができる。
(排出部30について)
排出部30は、加熱空気をそのまま排出してもよいが、上述したように浄化部材35を通してから、外部に排出するようになっていることが望ましい。かかる構成とすれば、被処理物を装置によって処理しているときに、装置の周辺の環境が悪化することを抑制することができる。浄化部材35としては、例えば、公知の脱臭剤や、空気に含まれる有害な成分を除去するフィルタや活性炭等を使用することができる。
そして、排出部30の排出流路31に、以下のごとき浄化部材収容空間34を設けて、その浄化部材収容空間34に浄化部材35を配置するようにすることが望ましい。かかる構成とすれば、排出する空気を単純に浄化部材35に通すだけの場合と比べて、浄化部材35を空気の浄化に有効に活用できる。すると、浄化部材35による消臭等の効率をよくすることができる。また、浄化部材収容空間34全体に対して均等に空気を通すことができるので、浄化部材収容空間34のデッドスペース等が減り、単純に空気を通すよりか浄化部材35の長寿命化ができる。
以下、排出部30の排出流路31の一例を説明する。
図4に示すように、本体ケース11には、排出流路31が設けられている。この排出流路31は、筒状フレーム21fの周囲に設けられた、循環流路21のカバー部材c1,c2と本体ケース11の側面と上部カバー12とによって囲まれた空間と、一対の連通流路32,32と、から形成されている(図3参照)。
上述した筒状フレーム21fの周囲の空間は、一対の分離プレート31a,31aと複数の分離プレート31bによって、排出流路31の浄化部材35を収容する一対の浄化部材収容空間34,34と、一対の減速空間33,33に分離されている。
一対の分離プレート31a,31aは、循環流路21のカバー部材c2と、本体ケース11の側面との間を繋ぐように、本体ケース11の底板11pと略平行に配設されている。一対の分離プレート31a,31aは、両分離プレート31aにおける筒状フレーム21fの周方向の互いに対向する端部間に空間ができるように配置されている。また、一対の分離プレート31a,31aにおける筒状フレーム21fの周方向の両端と上部カバー12との間には、分離プレート31bがそれぞれ設けられている。つまり、分離プレート31aと一対の分離プレート31b,31bと、循環流路21のカバー部材c2と、本体ケース11の側面と、によって囲まれた箱状の空間が形成されている。この一対の箱状の空間が、一対の浄化部材収容空間34,34となっている。つまり、循環流路21のカバー部材c2の周囲には、一対の浄化部材収容空間34,34が形成されている。この浄化部材収容空間34を構成する壁面のうち、一対の分離プレート31b,31b、循環流路21のカバー部材c2、および本体ケース11の側面は通気性を有しない。一方、上部カバー12において各浄化部材収容空間34を形成する部分、および、分離プレート31aは、通気性を有するようになっている。例えば、上部カバー12の上記部分や分離プレート31aは、貫通孔が形成されていたりメッシュ状に形成されたりしている。つまり、各浄化部材収容空間34は、分離プレート31aから上部カバー12に向かう方向には、空気が流れることができるようになっている。
一方、筒状フレーム21fの周囲の上記空間のうち、浄化部材収容空間34が形成されている部分以外は、減速空間33となっている。この減速空間33は、一対の上流側空間33a,33aと一対の下流側空間33b,33bとを有している。具体的には、一対の上流側空間33a,33aは、異なる浄化部材収容空間34の互いに対向する分離プレート31b,31bの間に設けられている。また、一対の下流側空間33b,33bは、分離プレート31aの下方に設けられている。
そして、減速空間33における一対の空間33a,33aは、一対の連通流路32,32によって筒状フレーム21fの下部空間と連通されている。この一対の連通流路32,32は、いずれも、筒状フレーム21fの下部空間側の一端の開口が前記気流形成手段23に向いた状態となるように配設されている。また、一対の連通流路32,32の他端は、いずれも、その開口が本体ケース11の側面に向いた状態となるように配置されている。
排出流路31が以上のような構成であるので、気流形成手段23によって形成された気流の一部は、一対の連通流路32,32を通って減速空間33における一対の空間33a,33aに流入する。一対の空間33a,33aに入った空気は、一対の空間33a,33aから、一対の下流側空間33b,33b、一対の浄化部材収容空間34,34を通って、外部に排出される。つまり、一対の浄化部材収容空間34,34内の浄化部材35を通って外部に排出することができる。
しかも、一対の空間33a,33aの断面積が一対の連通流路32,32の断面積よりも非常に大きく、また、一対の空間33a,33aと一対の下流側空間33b,33bを含めた減速空間33の容積が大きい。このため、一対の空間33a,33aに流入した気流は、一対の空間33a,33aに入ると減速される。すると、減速空間33(つまり一対の下流側空間33b,33b)から一対の浄化部材収容空間34,34に空気が流入する速度も遅くなるので、浄化部材収容空間34内に収容されている浄化部材35全体に空気を通すことができる。つまり、流入速度が速い場合のような浄化部材35の一部を空気が通り抜ける状態となることを防ぐことができる。すると、浄化部材35を空気の浄化に有効に活用できるので、浄化部材35による消臭等の効率をよくすることができる。しかも、浄化部材収容空間34全体に対して均等に空気を通すことができるので、浄化部材収容空間34のデッドスペース(空気が通らない領域)等が減り、単純に浄化部材35に空気を通すよりも浄化部材35の長寿命化ができる。
とくに、一対の連通流路32,32の他端開口の向き(開口の軸方向)と、減速空間33から浄化部材収容空間34に空気が流入する方向(つまり特許請求の範囲にいう浄化部材収容空間を連通する連通部の軸方向)が異なる向きを向いている。つまり、一対の連通流路32,32の他端開口の軸方向と減速空間33から浄化部材収容空間34に流入する空気の流動方向が非同軸となるように設けられている。すると、一対の連通流路32,32から流入した空気が浄化部材収容空間34に直接流入することを防ぐことができるので、浄化部材35の一部を空気が通り抜ける状態となることを防ぎやすくなる。
なお、減速空間33が上記のごとき構成となっている場合には、一対の連通流路32,32の他端開口の軸方向が、本体ケース11の側面に向いた状態かつ斜め上方となるように配置するとより好ましい。かかる配置にすれば、一対の空間33a,33aに流入した空気は、勢いがあっても、一対の空間33a,33aの上部に流れる。つまり、一対の連通流路32,32から、一対の浄化部材収容空間34,34はもちろん、一対の下流側空間33b,33bにも直接流入しにくくなる。したがって、一対の浄化部材収容空間34,34に流入する空気の流速を確実に遅くできる。
上記例では、浄化部材収容空間34を一対設ける場合を説明した。しかし、浄化部材収容空間34は一つでもよいし、3つ以上設けてもよい。
また、図1〜図5では、上部カバー12の上面に被覆カバー13が設けられているが、この被覆カバー13は設けなくてもよい。被覆カバー13を設けることによって、排出される空気の流れを抑えることができるので、浄化部材収容空間34内の浄化部材35と空気の接触効率を高めることができる。
(制御部について)
上述したように、本実施形態の減量・減容処理装置1は、装置の作動を制御する制御部を備えている。この制御部は、装置に設けられた操作ボタン等による入力に基づいて、減量・減容処理装置1の作動を制御する機能を有している。例えば、電源のON−OFFに応じて、気流形成手段22や加熱手段23の作動を制御させる機能を有している。また、タイマーによる入力があった場合には、所定の時間だけ、気流形成手段22や加熱手段23を作動させたり、所定の時間から気流形成手段22や加熱手段23を作動させて被処理物の乾燥処理を開始したりするなどの機能を有している。
とくに、制御部は、被処理物の乾燥状態が所定の状態となると、装置の作動、つまり、気流形成手段22や加熱手段23の作動を停止する機能(つまり加熱制御部)を有していることが望ましい。この加熱制御部が被処理物の乾燥状態を判断する方法はとくに限定されない。例えば、被処理物に接触するセンサを設けて、直接、被処理物の乾燥状態を判断してもよい。また、収容容器2の収容空間2h内の空気の湿度および/または温度や、循環流路21を流れる加熱空気の湿度および/または温度を測定し、その測定値から被処理物の乾燥状態を判断するようにしてもよい。
さらに、加熱制御部によって、加熱手段23の作動をON−OFF制御して、加熱空気を所定の温度に維持しながら被処理物を乾燥する場合には、被処理物の温度を直接測定せずに、被処理物の乾燥状態を判断することもできる。例えば、熱電対等を気流形成手段22の上流側(つまり、筒状フレーム21f内部の上部空間)に設けておけば、空気の温度に応じて、加熱制御部は加熱手段23の作動をON−OFFする。例えば、空気の温度が一定温度を超えると加熱制御部は加熱手段23をOFFとし、空気の温度が一定温度を下まわると加熱制御部は加熱手段23をONにする。この場合、加熱手段23のON−OFF周期を把握すれば、被処理物の温度を直接測定せずに、被処理物の温度(つまり乾燥状態)を大まかに把握できる。つまり、温度を測定する特別なセンサを設ける必要がなくなるので、装置の構成を簡素化できる。
加熱手段23のON−OFF周期だけで乾燥状態を把握できるのは、以下の理由による。まず、被処理物が水分を含んでいる場合には、水分を蒸発させるために空気の熱が奪われる。つまり、被処理物に気化熱を供給したことにより、収容空間2hから戻ってきた空気は温度が低下しており、ONの時間が長くなる。一方、被処理物の乾燥が進行するにしたがって、被処理物に供給する気化熱が減少するので、収容空間2hから戻ってきた空気の温度低下が少ない。したがって、加熱手段23のON−OFF周期が短くなる。そして、一定以上被処理物が乾燥すると、気化熱を供給する必要がなくなるので、ON−OFF周期がほぼ一定になる。したがって、加熱手段23のON−OFF周期が短くなり、ほぼ一定の周期でON−OFFするようになったときに装置の作動を停止する。すると、被処理物が適切に乾燥された状態で、装置の作動を停止できるし、必要以上に装置が作動しないので、電気代を節約でき、省エネルギー化することができる。
上述した制御部の加熱制御部には、例えば、バイメタル式サーモスタットや湿度センサ等を採用することができる。もちろんこれらに限定されないのは、いうまでもない。
(拡散プレート)
また、加熱空気供給部10の中心に空気流入口11hが配置されている場合、収容容器2の収容空間2h内に収容された被処理物のうち、中央部に位置する被処理物には加熱気体を供給しやすい。しかし、収容容器2の収容空間2h内の周辺部に位置する被処理物に対しては、加熱空気を接触させにくい。そこで、収容容器2の収容空間2h内に収容された被処理物全体に均一に加熱空気を接触させる上では、加熱空気の流れを拡散する拡散プレートを空気流入口11hに設けてもよい。
例えば、図8に示すように、板材を格子状に組み合わせて形成した拡散部材21pを空気流入口11hに設ける。そして、拡散部材21pの開口が加熱手段23よりも収容容器2の収容空間2h側の開口の方が大きくなるように形成する。つまり、拡散部材21pの板材間に形成される流路が、収容容器2の収容空間2hに向かうに従って断面が広がる形状とする。すると、加熱空気の流れをある程度整流しつつ、その流れが拡散する(広がるようにする)ことができる。すると、収容容器2の収容空間2hの全体に加熱された空気を供給できるので、被処理物の乾燥状態のバラつきを抑えることができ、乾燥効率も向上できる。
なお、拡散部材21pの構成は、上記のごとき加熱空気の流れを形成できるものであればよく、上記のごとき形状に限られない。例えば、一方の面から他方の面に向かって断面が広がるように形成された貫通孔を有する多孔プレートなどを拡散部材21pとして使用することも可能である。
(内蔵ケース51)
上述したように、収容容器2にそのまま被処理物を入れて加熱乾燥してもよい。この場合でも、本実施形態の減量・減容処理装置1では、加熱空気供給部10を収容容器2から取り外すことができるので、収容容器2の掃除等を簡単に行うことができる。また、収容容器2自体を、被処理物を入れるごみ箱のように使用することができる。
一方、収容容器2は、ある程度の大きさを有するので、流し台のシンク等のようにスペースが限られている場所に置くことは難しい。そこで、収容容器2の収容空間2hに着脱可能に設けられた内蔵ケース51を設けてもよい。この場合、シンク等に設置できる大きさに内蔵ケース51を形成しておけば、流し台のシンク等の廃棄物を入れた内蔵ケース51を収容容器2の収容空間2hに入れるだけで、廃棄物の処理ができる。つまり、廃棄物(被処理物)を収容容器2に移し替える必要が無いので、廃棄物の処理が容易になる。
かかる内蔵ケース51としては、例えば、図4に示すように、上端の開口51sによって外部と連通された中空な空間51hを内部に有し、底部51bに複数の貫通孔51gを有する容器を使用することができる。かかる形状の内蔵ケース51を使用すれば、加熱空気供給部10の空気流入口11hから供給される加熱空気を、開口51sから空間51h内部に導入できる。そして、内蔵ケース51の空間51h内の被処理物を通過した加熱空気を底部51bの複数の貫通孔51gから排出することができる。すると、加熱空気を被処理物に効果的に接触させることができるので、加熱空気による被処理物の処理を効果的に実施することができる。
なお、内蔵ケース51は、その断面形状が収容容器2の収容空間2hと略相似形であり、その外面と収容容器2の収容空間2h内面との間に隙間が形成される形状となっていることが望ましい。この場合、収容容器2の収容空間2h内における加熱空気の流れを、収容空間2hの中心軸を中心とする軸対称流に近づけることができるので、被処理物の処理状態を均一にすることができる。
また、内蔵ケース51の底部には脚部が設けられている。この脚部は、内蔵ケース51の底部と収容容器2の内底面との間に加熱空気を流すための空間を形成するために設けられている。しかし、内蔵ケース51において、底部ではなく側面に加熱空気を排出する孔を設けた場合には、脚部は必ずしも設けなくてもよい。
(内蔵ケース51の構成)
加熱空気供給部10の空気流入口11hが収容空間2hの中央に配置される場合には、内蔵ケース51の底部51bの中心近傍に空気が通りにくい(通気抵抗の大きい)低通気部を設けておくことが望ましい。例えば、内蔵ケース51の底部51bに形成する貫通孔51gを、底部51bの中央部では少なく(または、貫通孔51gを小さくする、貫通孔51gを設けない)、周辺部で多く(または大きく)する。この場合、内蔵ケース51の開口51sの位置で、内蔵ケース51の中心近傍に供給された加熱空気を、底部51bに向かって流れる間に中心近傍から周辺部に拡散するように流すことができる。すると、内蔵ケース51の周辺部に位置する被処理物に加熱空気を供給しやすくなるので、被処理物の乾燥状態のバラつきを抑えることができ、乾燥効率も向上できる。
また、内蔵ケース51に、底部51bから開口51sに向かって延びる軸状の部材を設けてもよい。内蔵ケース51内に被処理物が収容されている場合、被処理物が積層されて密度が高くなると、加熱気体が被処理物を通過する際の抵抗が大きくなる。すると、抵抗の小さい流路ばかりに加熱気体が流れて、被処理物の乾燥状態のバラつきが大きくなる可能性がある。しかし、軸状の部材を設けておけば、軸状の部材の周辺には隙間が形成されるので、その隙間から加熱気体が被処理物内部まで流れることになる。すると、積層された被処理物の内部に空気を供給しやすくなるので、被処理物の乾燥を促進でき、乾燥ムラや不十分な乾燥が生じることを防ぐことができる。
この場合、軸状の部材を設ける位置や本数等はとくに限定されない。例えば、底部51bの中央近傍に一本だけ軸状の部材を設けてもよいし、底部51bの中心軸から同心円状に複数本の軸状の部材を設けてもよい。
また、軸状の部材の断面形状はとくに限定されない。例えば、円形や星型等の断面としてもよい。
軸状の部材の長さもとくに限定されないが、その先端が積層された被処理物の上面から突出する程度の長さが好ましい。
さらに、内蔵ケース51は、内蔵ケース51を載せておく受水部を有していてもよい。かかる受水部を設ければ、内蔵ケース51内の被処理物からでた水分が貫通孔51gから垂れても、この水分を受水部内に保持しておくことができる。すると、被処理物からでた水分によって収容容器2が汚れることを防ぐことができる。
(仕切り壁)
上述したような内蔵ケース51を設ける場合、内蔵ケース51に供給した加熱空気が、被処理物内に流れず、被処理物の表面(上面)に沿って流れてしまう可能性がある。すると、この加熱空気は、内蔵ケース51の上端と加熱空気供給部10の間の隙間を通って、循環流路の排出口から排出される可能性がある。つまり、加熱空気が被処理物の乾燥に寄与せずに収容容器2から排出されてしまう可能性がある。
そこで、図3〜図5に示すように、内蔵ケース51を設けた場合には、加熱空気供給部10に、内蔵ケース51の開口51sに挿入される仕切り壁11wを設けてもよい。例えば、加熱空気供給部10の空気流入口11hを囲むように仕切り壁を配設する。そして、仕切り壁11wを、その先端が内蔵ケース51内に挿入され、かつ、その外径が内蔵ケース51の開口51sの内面近傍に位置するように形成する。このような仕切り壁11wを設ければ、空気流入口11hから供給される加熱空気は、内蔵ケース51の上端と加熱空気供給部10の間の隙間から逃げることがない。すると、加熱空気が被処理物に十分に接触しない状態で循環されることを防ぐことができるので、加熱空気による被処理物の乾燥を効率よく行うことができる。
(他の減量・減容処理装置1B)
上述した減量・減容処理装置1では、加熱空気供給部10の循環流路20の筒状フレーム21fが加熱空気供給部10のほぼ中央に配置され、加熱空気供給部10の空気流入口11hが本体ケース11の底面11bのほぼ中央に配置されている場合を説明した。
しかし、加熱空気供給部10の循環流路20の筒状フレーム21fや空気流入口11hは、必ずしも本体ケース11や底面11bの中央部に配置されていなくてもよい。例えば、以下に示す減量・減容処理装置1Bのような構成としてもよい。
なお、以下の説明において、上述した減量・減容処理装置1と実質的に共通する構成は適宜割愛する。
(減量・減容処理装置1B)
図11に示すように、減量・減容処理装置1Bは、加熱空気供給部60と、収容容器2Bと、を備えている。
(加熱空気供給部60)
図13に示すように、減量・減容処理装置1Bの加熱空気供給部60は、上述した減量・減容処理装置1の加熱空気供給部10と同様に、本体ケース61内に、循環部70と、排出部80と、吸引部90と、を有している。そして、加熱空気供給部60は、循環部70、排出部80、吸引部90の配置を工夫することによって、加熱空気供給部10よりもコンパクトな構造となっている。
(収容容器2B)
収容容器2Bは、上述した収容容器2と同様に、上端に開口を有する有底筒状の容器である。この収容容器2Bは、内蔵ケース50を収容していた部分のみから構成されている。具体的には、減量・減容処理装置1の収容容器2では、加熱空気供給部10の本体ケース11を収容容器2の上部に挿入できる形状となっていた。一方、減量・減容処理装置1Bの収容容器2Bでは、加熱空気供給部60の下端部のみを収容容器2Bの上端開口に挿入する形状となっている。そして、収容容器2Bは、その上端の外径が、加熱空気供給部60の本体ケース61の外径とほぼ同じ大きさになるように形成されている。かかる構成とすることによって、収容容器2は、その高さが低くなっている。
以上のように、減量・減容処理装置1Bでは、加熱空気供給部60および収容容器2Bがいずれもコンパクト化されている。しかも、加熱空気供給部60を収容容器2Bの上端に載せた状態で、収容容器2B内の被処理物に加熱空気を供給するようになっている。このため、減量・減容処理装置1Bは、減量・減容処理装置1に比べて、装置全体を小型化できるのである。
例えば、図11や図12に示すように、減量・減容処理装置1Bの断面が円形の場合には、加熱空気供給部60の直径を150〜250mm程度、高さを100〜200mmとし、加熱空気供給部60を収容容器2Bに取り付けた状態での高さを200〜350mm程度となるように形成できる。そして、減量・減容処理装置1Bを上述したような大きさに形成すれば、12リットル程度までの被処理物を処理することが可能となる。
(加熱空気供給部60)
以下では、加熱空気供給部60の各部を詳細に説明する。
(循環部70)
図13に示すように、循環部70は、循環流路71を有しており、この循環流路71内には、気流形成手段72と、加熱手段73と、が設けられている。
具体的には、図13〜図15に示すように、加熱空気供給部60の本体ケース61において、本体ケース61の底面61bには、加熱空気流入口61hと、排出口61gと、が形成されている。なお、加熱空気流入口61hの近傍には、外気導入口61sが形成されている。
加熱空気流入口61hは、加熱空気を収容容器2Bの収容空間2h内に供給する開口であり、本体ケース61の底面61bの中央から偏った位置に形成されている(図12(B)参照)。循環流路71は、この加熱空気流入口61hから本体ケース11の外面に向かって延びた筒状フレーム71fを有している。具体的には、筒状フレーム71fは、加熱空気流入口61hを囲むように、その下端が本体ケース61の底板に連結されている。そして、この筒状フレーム71fは、本体ケース61を二分割する線よりも片側に偏った位置に設けられている。つまり、筒状フレーム71fは、本体ケース61を二分割する線の片側の領域(特許請求の範囲における機器収容空間に相当する)に配設されている。なお、筒状フレーム71fが配設されている領域と逆側の領域には、後述する排出部80が配設される。この排出部80が配設される領域が、特許請求の範囲における排出空間に相当する。
なお、筒状フレーム71fの内部の空間を、加熱空気を収容容器2Bの収容空間2h内に供給する循環流路71の供給流路71aという場合もある。
この筒状フレーム71f内(つまり供給流路71a内)には、本体ケース61の外面側から底面61b側に向かって、気流形成手段72と加熱手段73が、この順で並んでいる。つまり、上述した気流形成手段22、加熱手段23と同様に、気流形成手段72は収容容器2Bの収容空間2hに向かう気流を形成し、加熱手段73で気流を加熱して、この加熱空気を収容容器2Bの収容空間2hに供給できるようになっている。なお、気流形成手段22、加熱手段23は、図示しない制御部(加熱空気供給部60に内蔵されている)によって作動が制御されている。
一方、排出口61gは、収容容器2Bの収容空間2h内の空気を循環流路71内に吸い込む開口である。言い換えれば、収容容器2Bの収容空間2h内の空気を循環流路71に排出する開口である。例えば、図12では、排出口61gは、本体ケース61の周縁に3か所設けられているが、排出口61gを設ける数はとくに限定されない。
循環流路71は、排出口61gと筒状フレーム71f内部との間を連通する戻し流路71bを備えている。この戻し流路71bは、被覆部71cと通気部71dと、を備えている。被覆部71cは、排出口61gの複数の貫通孔を覆うように設けられたカバー部材c3と本体ケース61の底板61pによって形成されている。通気部71dは、被覆部71cと、筒状フレーム71f内部における気流形成手段72より本体部61の外面側の空間(上部空間)との間を連通するように設けられている。この通気部71dは、筒状フレーム71fの外面と、この外面を覆うように設けられたカバー部材c4とによって形成されている。このカバー部材c4は、筒状フレーム71fの上端まで覆うように設けられている。つまり、循環流路71は、戻し流路71b内に筒状フレーム71fが収容された状態となるように設けられている(図13、図15参照)。
(排出部80)
また、図13に示すように、加熱空気供給部60は、排出部80を備えている。この排出部80は、筒状フレーム71f内と外部との間を連通する排出流路81を備えている。この排出流路81は、筒状フレーム71f内における気流形成手段72より収容容器2Bの収容空間2h側の空間(下部空間)と外部との間を連通するように設けられている。つまり、筒状フレーム71fにおいて、収容容器2Bの収容空間2hに向かう気流の一部を、排出部80の排出流路81を通して外部に排出することができるようになっている。
(吸引部90)
そして、図13、図17に示すように、加熱空気供給部60は、吸引部90を備えている。この吸引部90は、排出部80によって外部に排出された空気を補充するために設けられている。この吸引部90は、本体ケース61の上部と、底面61bに設けられた外気導入口61sとの間を連通する吸引流路91を備えている。この吸引流路91は、本体ケース61の外壁と通気部71dのカバー部材c4の間に設けられており、循環流路71から分離された状態となるように形成されている。
以上のごとき構成を有するので、加熱空気供給部60の気流形成手段72を作動すると、筒状フレーム71fから収容容器2Bの収容空間2hに向かう気流を発生させることができ、その気流を加熱手段73によって加熱してから収容容器2Bの収容空間2hに供給できる。
一方、気流形成手段72の作動により、筒状フレーム71fの上部空間は気圧が低い状態となる。すると、戻し流路71b内には、排出口71gから筒状フレーム71fの上部空間に向かう流れが形成される。つまり、収容容器2Bの収容空間2h内の空気が筒状フレーム71fの上部空間に吸引される状態となる。
したがって、気流形成手段72を作動させることによって、収容容器2Bの収容空間2h内の空気を循環させることができるのである。すると、収容容器2Bの収容空間2h内の空気、つまり、加熱空気を循環させるので、空気の加熱に要するエネルギーを低減することができる。
また、循環流路71を循環する一部の加熱空気は排出部80によって排出されるので、収容容器2Bの収容空間2h内の圧力を減圧することができる。したがって、加熱空気供給部60を収容容器に対して着脱可能に設けても、被処理物の臭気等が外部に漏れることを防ぐことができる。
さらに、循環流路71を循環する一部の加熱空気は排出部80によって排出される一方、吸引部90を通って外部から外気が導入される。すると、加熱空気を循環させながら、被処理物と接触して湿度の高くなった気体を湿度の低い外気と入れ換えることができるので、乾燥効率を高めることができる。
しかも、吸引部90によって吸引される外気は、循環部70の気流形成手段72によって生成される負圧によって外部から吸引される。すると、吸引部90に外気を導入するための特別なファン等を設けなくてもよいので、装置を小型化でき省エネルギー化することができる。
しかも、加熱空気供給部60では、加熱空気流入口61hの近傍に外気導入口61sが形成されている。すると、加熱空気流入口61hから収容部2の収容空間2hに供給される加熱空気の流れも、吸引部90からの外気導入に寄与するので、外気を効率よく導入することができる。
そして、循環流路71と分離された吸引部90を設けておけば、湿度の低い外気を、加熱空気との接触が少ない状態で被処理物に接触させることができる。すると、加熱空気だけを被処理物に接触させる場合に比べて、被処理物の乾燥を促進することができる。
なお、本実施形態の減量・減容処理装置1では、循環部70の循環流路71によって加熱空気を循環させているので、気流形成手段72は高温の空気に晒された状態に維持されることになる。しかし、図13に示すように、吸引部90とは別に、循環流路71と外部を連通する外気導入通路72sを設けておけば、気流形成手段72を比較的低い温度の空気(外気)にも接触させることもできる。したがって、高温の空気に晒された状態で作動することによる気流形成手段72の損傷も抑制することができる。
なお、外気導入通路72sを設けた場合には、外気導入通路72sの流路径を小さくしておく。すると、必要以上の外気が外気導入通路72sから導入されることを防ぐことができるので、吸引部90からの外気導入効果が低下することを防止できる。
(排出部80について)
排出部80は、加熱空気をそのまま排出するようにしてもよいが、上述したように浄化部材85を通してから、外部に排出するようになっていることが望ましい。かかる構成とすれば、被処理物を装置によって処理しているときに、装置の周辺の環境が悪化することを抑制することができる。浄化部材85としては、例えば、公知の脱臭剤や、空気に含まれる有害な成分を除去するフィルタや活性炭等を使用することができる。
そして、排出部80の排出流路81に、以下のごとき浄化部材収容空間84を設けて、その浄化部材収容空間84に浄化部材85を配置するようにすることが望ましい。かかる構成とすれば、排出する空気を単純に浄化部材85に通すだけと比べて、浄化部材85を空気の浄化に有効に活用できる。すると、浄化部材85による消臭等の効率をよくすることができる。また、浄化部材収容空間84全体に対して均等に空気を通すことができるので、浄化部材収容空間84のデッドスペース等が減り、単純に空気を通すよりか浄化部材85の長寿命化ができる。
以下、排出部80の排出流路81の一例を説明する。
図13および図17に示すように、本体ケース61には、排出流路81が設けられている。この排出流路81は、その下端が本体ケース61の底板に連結された筒状フレーム81fを備えている(図14(A)参照)。この筒状フレーム81fは、本体ケース61を二分割する線に対して、筒状フレーム71fの逆側に配置されている。
この筒状フレーム81fは、上端部に上部プレート81aを備えており、上部プレート81aよりも下方には底板から若干離れた位置に下部プレート81bを備えている。上部プレート81aおよび下部プレート81bは、いずれも通気性を有するような構造に形成されている。例えば、図13、17に示すように複数の貫通孔が設けて通気性を有するようになっていてもよいし、スリットを複数設けて通気性を有するようになっていてもよい。この上部プレート81aと下部プレート81bの間に、浄化部材85が配置されている。つまり、上部プレート81aと下部プレート81bの間の空間が浄化部材収容空間84となっている。
一方、浄化部材収容空間84と底板61pの間には、減速空間83が形成されている(図14参照)。そして、減速空間83の周囲を囲むように、筒状フレーム81fの下部の周囲には、連通流路82の減速部82bが形成されている。この減速部82bは、筒状フレーム81fの下部に設けられた開口sによって、減速空間83と連通されている。
また、この減速部82bは、連通流路82の流入部82aによって、筒状フレーム71fの下部空間と連通されている。この流入部82aは、筒状フレーム71fの下部空間側の一端の開口が前記気流形成手段72に向いた状態となるように配設されている。また、流入部82aの他端は、その開口が筒状フレーム81fの側面に向いた状態となるように配置されている。
排出流路81が以上のような構成であるので、気流形成手段72によって形成された気流の一部は、連通流路82の流入部82aおよび減速部82bを通って減速空間83に流入する。減速空間83に入った空気は、減速空間83から浄化部材収容空間84に流入し、浄化部材85を通って、外部に排出される。つまり、浄化部材85によって空気を浄化して、浄化した空気を外部に排出することができる。
ここで、減速部82bと減速空間83とを連通する開口sは、その向きが、流入部82aから減速部82bに流入する方向と異なる方向を向いている。つまり、開口sは、流入部82aの他端と対向しない位置に設けられている。例えば、図14に示すように、開口sは、流入部82aの他端の位置を基準として、筒状フレーム81fの中心軸から90°回転した位置に設けられている。すると、流入部82aから減速部82bに流入した空気は、筒状フレーム81fの側面に衝突して流れの方向を変えて、筒状フレーム81fに沿って流れる。そして、開口sの位置でさらに流れの方向を変えて減速空間83に流入する。つまり、流入部82aから減速部82bに流入した空気は、大きく流れの方向を少なくとも2回変化させてから減速空間83に流入するので、減速空間83内に流入した段階では速度が大きく遅くなっている。しかも、浄化部材収容空間84に流入する際には、さらに流れの方向を変化させるので、浄化部材85に流れ込む空気の速度は遅くなっているから、浄化部材85全体に空気を通すことができる。つまり、流入速度が速い場合のような浄化部材85の一部を空気が通り抜ける状態となることを防ぐことができる。すると、浄化部材85を空気の浄化に有効に活用できるので、浄化部材85による消臭等の効率をよくすることができる。しかも、浄化部材収容空間84全体に対して均等に空気を通すことができるので、浄化部材収容空間84のデッドスペース(空気が通らない領域)等が減り、単純に浄化部材85に空気を通すよりも浄化部材85の長寿命化ができる。
(加熱空気供給部60の下端縁について)
図16に示すように、加熱空気供給部60は、側面から見たときに、その下端縁が加熱空気供給部60の中心軸に対して傾斜した状態となるように形成されている。言い換えれば、加熱空気供給部60を収容容器2Bに取り付けた際における装置の中心軸に対して、その下端縁が傾斜するように設けられている。
具体的には、加熱空気供給部60の本体ケース61は、その底板61pに立設された脚部材61rを備えている。この脚部材61rは、底板61pに設けられている加熱空気流入口61hを囲むように設けられており、略筒状に形成されている。この脚部材61rは、その中心軸が本体ケース61の中心軸と同軸となるように設けられている。そして、脚部材61rの下端縁61eが、円筒をその中心軸に対して傾斜した断面で切り取られた状態となるように設けられている。例えば、脚部材61rの下端縁61eは、加熱空気供給部60の中心軸に対して5〜20°程度傾斜した状態となるように形成されている。
(制御部について)
また、加熱空気供給部60も、加熱空気供給部10と同様に、装置の作動を制御する制御部を備えている。この制御部は、加熱空気供給部10の制御部の機能に加えて、以下の機能を有している。
加熱空気供給部60の制御部は、傾き検出部を備えている。この傾き検出部は、加熱空気供給部60の中心軸が鉛直方向に対して所定の角度以上傾いたときに、信号を発信する機能を有している。例えば、加熱空気供給部60の中心軸が鉛直方向に対して5°以上傾いた状態となると信号を発信する機能を有している。上述したように、脚部材61rの下端縁61eが、加熱空気供給部60の中心軸に対して5〜20°程度傾斜していれば、脚部材61rの下端縁61eを床に接するように加熱空気供給部60をおけば、加熱空気供給部60の中心軸が鉛直方向に対して5°以上傾いた状態となる(図18(B))。したがって、傾き検出部は、加熱空気供給部60が傾いているとの信号を発信することになる。
そして、加熱空気供給部60の制御部は、加熱空気供給部60が傾いているという信号を傾き検出部が発信すると、気流形成手段72と加熱手段73の両方または一方の作動を停止する作動停止機能を有している。
加熱空気供給部60の制御部が上述したような機能を有していれば、加熱空気供給部60による減容乾燥作業が終わった後に、加熱空気供給部60を収容容器2Bから取り外して床などに置けば、自動で気流形成手段72や加熱手段73の作動を停止させることができる。つまり、気流形成手段72や加熱手段73の作動を停止することを忘れて、加熱空気供給部60を収容容器2Bから取り外して床などに置いても、気流形成手段72および/または加熱手段73を停止させることができる。気流形成手段72や加熱手段73の作動させたまま床などにおけば、加熱空気によって床などが加熱されてしまう可能性がある。しかし、上記機能を制御部に設けることによって、かかる問題が生じることを防ぐことができる。
なお、万が一、上記機能が停止しない場合にはとくに、脚部材61rに囲まれた部分が加熱空気によって加熱され続けることになる。そこで、脚部材61rの下端に切欠きgを設けたり貫通孔を設けたりすれば、加熱空気を外部に排出することができるので、かかる問題を解消することができる。
また、脚部材61rの下端縁61eの傾斜は、どのような方向に傾いていてもよい。しかし、加熱空気供給部60を脚部材61rの下端縁61eが床に接するように配置した状態で、加熱空気供給部60の重心を通る鉛直線が、床などにおいて脚部材61rで囲まれた空間の中心近傍と交わるようになっていることが望ましい。かかる構成としておけば、加熱空気供給部60を脚部材61rの下端縁61eが床に接するように置いたときに、加熱空気供給部60を安定して配置できる。
とくに、脚部材61rの下端縁61eの傾斜方向に沿って、上流側から、機器収容空間、排出空間、の順で並ぶように配置されていれば、加熱空気供給部60を床など置いた場合における安定性を高くすることができる。
また、脚部材61rの下端縁61eが傾斜していれば、その先端(つまり最下端、図16(A)では左下端)を収容容器2B内に入れやすくなる。つまり、脚部材61rの下端縁61eを収容容器2Bの開口に入れて加熱空気供給部60を下していけば、自然に、加熱空気供給部60の中心が収容容器2Bの中心と合うように姿勢が調整される。したがって、加熱空気供給部60を収容容器2Bに設置する作業が容易になる。
しかも、脚部材61rの下端縁61eが傾斜していれば、その先端を収容容器2Bの内面と内蔵ケース50の外面との間の隙間に入れれば、簡単に内蔵ケース50を所定の位置に位置決めできる。つまり、加熱空気供給部60を収容容器2Bの開口に入れて加熱空気供給部60を下していくだけで、脚部材61rの内面に案内されて、内蔵ケース50は脚部材61rの内部に収容され、所定の位置(例えば、内蔵ケース50の中心軸が加熱空気供給部60の中心軸(つまり収容容器2Bの中心軸とほぼ一致する位置)に配置される。つまり、内蔵ケース50を位置決めせずに収容容器2Bに入れても、上記のような方法で加熱空気供給部60を収容容器2Bに設置すれば、自動的に内蔵ケース50を所定の位置に配置できる。
なお、かかる脚部材61rは、上述した加熱空気供給部60のように、加熱手段73が偏った位置に設けられている場合以外、つまり、上述した加熱空気供給部10のような構造の場合でも採用することはができる。
(蓋プレート95)
上述した加熱空気供給部60の本体ケース61の底面61bには、蓋プレート95が設けられている。この蓋プレート95は、内蔵ケース50の上端開口よりも若干小さく形成されている。しかも、蓋プレート95は、本体ケース61の底面61bに取り付けられた状態において、その下端が内蔵ケース50の上端縁とほぼ同じ高さになるように形成されている。なお、蓋プレート95には、加熱空気流入口61hと対応する位置に、加熱空気を通すための貫通孔95hが設けられている。
したがって、内蔵ケース50に収容されている被加熱物の量が多く、内蔵ケース50の上端開口よりも盛り上がっているような状態であっても、被加熱物が内蔵ケース50からこぼれたりすることを防止できる。
(他の減量・減容処理装置)
上述した加熱空気供給部10や加熱空気供給部60は、単独で減量・減容処理装置となってもよい(図10、図16参照)。この場合でも、被処理物を入れる容器を別途設けて、その開口に減量・減容処理装置(つまり加熱空気供給部10や加熱空気供給部60)を設置すれば、減量・減容処理装置から供給される加熱空気を容器内の被処理物に接触させることができる。したがって、加熱空気によって被処理物を乾燥することができる。
この場合、被処理物を入れる専用の容器を設ける必要が無いので、生ごみなどを入れる容器を設けておき、その容器に減量・減容処理装置を設置すれば、被処理物を乾燥することができる。つまり、被処理物を処理する際に、被処理物を専用の容器に移し替えたりする必要が無いので、被処理物の加熱乾燥処理が容易になる。
しかも、減量・減容処理装置は、被処理物を入れるための専用の容器を設けないので、減量・減容処理装置自体をコンパクトにできる。すると、減量・減容処理装置を収納するスペースを小さくできる。例えば、加熱空気供給部10や加熱空気供給部60だけからなる減量・減容処理装置だけを収納棚等に保管しておき、被処理物を入れる容器はシンク等に設置しておくことができる。すると、加熱空気供給部10や加熱空気供給部60と容器の両方を保管する場合によりも、保管スペースを小さくできる。
また、加熱空気供給部10や加熱空気供給部60だけからなる減量・減容処理装置は、容器内の大部分の空気を循環させる構造となっており、また、一部の空気を外気から吸入する構造となっている。このため、容器内の空気がそのまま外部に漏れることを防ぐことができる。すると、被処理物が生ごみなどの臭気を発生するものであっても、外部に臭気が漏れることを防ぐことができる。
なお、容器の開口に加熱空気供給部10や加熱空気供給部60だけからなる減量・減容処理装置を設置する場合には、減量・減容処理装置の外面と容器の内面との間の隙間を塞ぐシール部材を設けてもよい。シール部材を設ければ、容器内の空気が外部に漏れることをより確実に防ぐことができる。
(他の気流形成機構)
また、上述した加熱空気供給部10や加熱空気供給部60の気流形成機構を、他の減量・減容処理装置や食品乾燥機、食材乾燥機、及び食器乾燥機などに設けてもよい。この場合には、気流形成機構を設けた減量・減容処理装置等において、空気を循環部によって循環させることができるし、循環部の供給口から吹き出す気流によって、吸引部の吸引流路内を通って収容空間に向かう外気の流れを増速することができる。すると、気流形成機構を設けた減量・減容処理装置等を小型化することができるので、減量・減容処理装置等の騒音を低減することができる。
同様に、加熱空気供給部10や加熱空気供給部60のような排出部を設ければ、浄化部材収容空間に流入する空気の流速を遅くできるので、浄化部材収容空間内に収容されている浄化部材全体に空気を通すことができる。すると、浄化部材を空気の浄化に有効に活用できるので、浄化部材による消臭等の効率をよくすることができる。
本発明の減量・減容処理装置は、生ごみなどの水分を有する被処理物を乾燥処理する装置として適している。
1 減量・減容処理装置
2 収容容器
2h 収容空間
10 加熱空気供給部
20 循環部
21 循環流路
22 気流形成手段
23 加熱手段
30 排出部
31 吸引流路
33 減速空間
34 浄化部材収容空間
35 浄化部材
40 吸引部
41 吸引流路
51 内蔵ケース
60 加熱空気供給部
70 循環部
71 循環流路
72 気流形成手段
73 加熱手段
80 排出部
81 吸引流路
83 減速空間
84 浄化部材収容空間
85 浄化部材
90 吸引部
91 吸引流路

Claims (15)

  1. 加熱によって被処理物を減量・減容化する装置であって、
    一端に開口を有する前記被処理物を収容する収容空間が形成された収容容器と、
    該収容容器の開口に着脱可能に設けられた加熱空気供給部と、を備えており、
    該加熱空気供給部は、
    前記収容空間内の空気を循環させる循環流路を備えた循環部と、
    該循環部の循環流路を流れる空気の一部を外部に排出する排出部と、
    前記収容容器の開口に取り付けられた状態において、該収容容器内に配置される内面と該収容容器外に配置される外面との間を連通し、該収容容器に外気を導入する吸引流路を備えた吸引部と、を備えており、
    前記循環部は、
    前記循環流路を流れる気流を加熱する加熱手段と、
    前記循環流路に気流を形成する気流形成手段と、を備えており、
    前記循環流路において、前記収容空間に空気を供給する供給口が、前記収容容器内に配置される内面に形成されており、
    前記吸引部の吸引流路は、
    前記収容空間側の開口である流入口が、前記供給口と隣接するように形成されている
    ことを特徴とする減量・減容処理装置。
  2. 前記吸引部の吸引流路は、
    前記流入口が前記供給口の周囲を囲むように設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の減量・減容処理装置。
  3. 前記循環流路は、
    前記供給口が前記加熱空気供給部の中心に位置するように設けられており、
    前記循環流路は、
    前記供給口に拡散プレートを備えている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の減量・減容処理装置。
  4. 前記排出部は、
    前記循環流路における前記気流形成手段の下流側の流路と外部との間を連通する排出流路を備えており、
    該排出流路には、
    排出する空気を浄化する浄化部材が収容された浄化部材収容空間と、
    該浄化部材収容空間の上流側に設けられた減速空間と、が形成されており、
    該減速空間は、
    その断面積が、該減速空間より上流側の該排出流路よりも断面積が大きくなっており、
    前記排出流路は、
    該減速空間に空気が流入する流出口の軸方向と、該減速空間と前記浄化部材収容空間を連通する連通部の軸方向とが、非同軸となるように設けられている
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の減量・減容処理装置。
  5. 装置の作動を制御する制御部を備えており、
    前記加熱手段は、
    前記循環部において、前記気流形成手段の下流側に設けられており、
    前記制御部は、
    前記気流形成手段の上流側の空気の温度に応じて前記加熱手段の作動をON−OFF制御する加熱制御部を備えており、
    該加熱制御部による加熱手段のON−OFFの周期に基づいて、被処理物の乾燥状態を判断して装置の作動を停止する作動停止機能を備えている
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の減量・減容処理装置。
  6. 前記収容空間内に配置される、一端に開口を有し底部に貫通孔が形成された内蔵ケースを備えており、
    前記循環流路は、
    前記供給口が前記加熱空気供給部の中心に位置するように設けられており、
    前記気流形成手段は、
    前記内蔵ケースの開口に挿入される仕切り壁を備えており、
    該仕切り壁は、
    前記内蔵ケースの開口に挿入された状態において、その外周面が該内蔵ケースの開口内面近傍に位置するように形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の減量・減容処理装置。
  7. 前記循環流路は、前記供給口が前記加熱空気供給部の中心に位置するように設けられており、
    前記収容空間内に配置される、一端に開口を有し底部に貫通孔が形成された内蔵ケースを備えており、
    前記底部の中心近傍に、周辺部に比べて通気性が低い低通気部を備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至6記のいずれかに記載の減量・減容処理装置。
  8. 前記収容空間内に配置される、一端に開口を有し底部に貫通孔が形成された内蔵ケースを備えており、
    前記底部に立設する軸状部を備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の減量・減容処理装置。
  9. 前記加熱空気供給部は、
    その下端縁が、該加熱空気供給部を前記収容容器に取り付けた際における装置の中心軸に対して傾斜しており、
    前記加熱手段および/または前記気流形成手段の作動を制御する制御部と、
    該加熱空気供給部の傾きを検出する傾き検出部と、を備えており、
    前記制御部は、
    前記傾き検出部が前記加熱空気供給部の傾きを検出すると、前記加熱手段および/または前記気流形成手段の作動を停止する作動停止機能を有している
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の減量・減容処理装置。
  10. 前記加熱空気供給部には、
    その下端縁の傾斜方向に沿って、上流側から、前記加熱手段および前記気流形成手段が収容される機器収容空間、前記排出部が設けられる排出空間、の順で並んで配置されており、
    前記排出空間には、
    排出する空気を浄化する浄化部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項9記載の減量・減容処理装置。
  11. 前記排出部は、
    前記排出空間を通して、前記循環流路における前記気流形成手段の下流側の流路と外部との間を連通する排出流路を備えており、
    該排出流路には、
    前記浄化部材が収容された浄化部材収容空間と、
    該浄化部材収容空間の上流側に設けられた減速空間と、が形成されており、
    前記排出流路は、
    前記減速空間に空気が流入する方向と、該減速空間から前記浄化部材収容空間に空気が流入する方向が、非同軸となるように設けられている
    ことを特徴とする請求項9または10記載の減量・減容処理装置。
  12. 前記収容空間内に配置される、一端に開口を有し底部に貫通孔が形成された内蔵ケースを備えており、
    前記加熱空気供給部は、
    前記収容容器に取り付けた際に、該収容容器内に挿入される挿入部を備えており、
    該挿入部は、
    その下端開口が、前記内蔵ケースの上端を内部に収容し得る大きさに形成されている
    ことを特徴とする請求項9、10または11記載の減量・減容処理装置。
  13. 加熱空気によって被処理物を減量・減容化する装置であって、
    該装置が、
    請求項1、2、3、4、5、9、10または11に記載の加熱空気供給部で構成されている
    ことを特徴とする減量・減容処理装置。
  14. 収容空間に収容された被処理物を加熱によって減量・減容化する装置における気流形成機構であって、
    前記収容空間内の空気を循環させる循環流路を備えた循環部と、
    前記収容空間と外部との間を連通し、該収容容器に外気を導入する吸引流路を備えた吸引部と、を備えており、
    前記循環部は、
    前記循環流路を流れる気流を加熱する加熱手段と、
    前記循環流路に気流を形成する気流形成手段と、を備えており、
    前記吸引部の吸引流路は、
    前記収容空間側の開口である流入口が、前記循環流路において前記収容空間に空気を供給する供給口と隣接するように形成されている
    ことを特徴とする減量・減容処理装置における気流形成機構。
  15. 前記循環部の循環流路を流れる空気の一部を外部に排出する排出部を備えており、
    前記排出部は、
    前記循環流路における前記気流形成手段の下流側の流路と外部との間を連通する排出流路を備えており、
    該排出流路には、
    排出する空気を浄化する浄化部材が収容された浄化部材収容空間と、
    該浄化部材収容空間の上流側に設けられた減速空間と、が形成されており、
    該減速空間は、
    その断面積が、該減速空間より上流側の該排出流路よりも断面積が大きくなっており、
    前記排出流路は、
    該減速空間に空気が流入する流出口の軸方向と、該減速空間と前記浄化部材収容空間を連通する連通部の軸方向とが、非同軸となるように設けられている
    ことを特徴とする請求項14記載の減量・減容処理装置における気流形成機構。
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