JP6749679B1 - 減量・減容処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
第2発明の減量・減容処理装置は、第1発明において、前記ケース収容部には、前記加熱空気供給部から供給される前記加熱空気を前記収容空間に供給する供給口が形成されており、該供給口は、前記収容空間に前記内蔵ケースが配置された際に、該収容空間に収容された状態の前記内蔵ケースの底面の下方に位置するように形成されていることを特徴とする。
第3発明の減量・減容処理装置は、第2発明において、前記加熱空気供給部は、気流を形成する気流形成部と、該気流形成部と前記供給口とを繋ぐ供給流路を流れる空気を加熱する加熱部と、を備えており、前記気流形成部が、前記ケース収容部の収容空間の下方に設けられており、前記供給流路が、前記気流形成部と前記供給口との間で屈曲しており、前記加熱部は、前記供給流路の屈曲している個所よりも上流側に配設されていることを特徴とする。
第4発明の減量・減容処理装置は、第1、第2または第3発明において、前記ケース収容部の収容空間内面には、前記排気部に空気を排出する複数の排出口が設けられており、該複数の排出口は、前記収容空間に配置された状態における前記内蔵ケースを囲むように配設されており、前記供給口から排出された前記加熱空気が被処理物を通過したのちに該加熱空気を前記収容空間外に排出できる位置に形成されていることを特徴とする。
第5発明の減量・減容処理装置は、第4発明において、前記ケース収容部の収容空間内面には、前記複数の排出口が形成された排出面が設けられており、該排出面は、前記収容空間の外方から内方に向かって下傾する傾斜面に形成されていることを特徴とする。
第6発明の減量・減容処理装置は、第1から第5発明のいずれかにおいて、前記本体ケースには、その底部の中央部に前記低通液領域が設けられており、該低通液領域には、該低通液領域から前記高通液領域に向かって下傾する傾斜面を有しており、該傾斜面には、該傾斜面の傾斜方向に沿って延びるスリットが形成されていることを特徴とする。
第7発明の減量・減容処理装置は、第1から第6発明のいずれかにおいて、前記液受トレイの通気部が該液受トレイの中央部に設けられた開口であり、前記本体ケースの底部には、該本体ケースの底部と前記液受トレイの内面との間の空間を複数の通気空間に分割する分離壁が設けられており、該分離壁は、前記内蔵ケースの底部から見たときに、全ての通気空間の一部が前記液受トレイの通気部と重なるように設けられていることを特徴とする。
第8発明の減量・減容処理装置は、第7発明のいずれかにおいて、前記分離壁は、前記液受トレイの通気部の位置では、前記液受トレイの通気部の上端から前記分離壁の下端までの距離が前記液受トレイの通気部の上端から前記本体ケースの底部までの距離よりも短くなるように形成されていることを特徴とする。
第9発明の減量・減容処理装置は、第7または第8発明において、前記液受トレイの通気部が該液受トレイの中央部に設けられた開口であり、前記本体ケースは、該本体ケースの底部の中央部に前記低通液領域が形成されており、該低通液領域の周囲に前記高通液領域が形成されており、該高通液領域は、前記加熱空気供給部から加熱空気が供給されると、各通気空間内の圧力が同じ圧力となり、各通気空間を通る加熱空気が適切な流量となるように開口面積が調整されていることを特徴とする。
第10発明の減量・減容処理装置は、第7、第8または第9発明において、前記液受トレイの通気部が該液受トレイの中央部に設けられた開口であり、前記本体ケースは、該本体ケースの底部の中央部に前記低通液領域が形成されており、該低通液領域の周囲によりも前記高通液領域が形成されており、該高通液領域には複数の弧状の貫通孔が形成されていることを特徴とする。
第11発明の減量・減容処理装置は、第10発明において、前記複数の弧状の貫通孔は、前記本体ケースの中央部に対して外方に位置する外方貫通孔と、該外方貫通孔よりも前記本体ケースの底部の中央部側に位置する内方貫通孔と、を有していることを特徴とする。
第12発明の減量・減容処理装置は、第11発明において、前記外方貫通孔は、外方に凸状の弧状である貫通孔であり、前記内方貫通孔は、内方に凸状の弧状である貫通孔であり、前記外方貫通孔は、前記分離壁近傍で最も外方に突出するように形成されており、前記内方貫通孔は、前記分離壁の間において最も内方に突出するように形成されていることを特徴とする。
第13発明の減量・減容処理装置は、第10、11または第12発明において、前記複数の弧状の貫通孔は、前記分離壁を挟む貫通孔が対称な形状となるように形成されていることを特徴とする。
第14発明の減量・減容処理装置は、第1から第13発明のいずれかにおいて、前記ケース収容部と、前記加熱空気供給部と、前記排気部と、を収容するカバーケースと、該カバーケースに連結された、前記ケース収容部の収容空間を開閉する蓋部と、が設けられており、該カバーケースには、該カバーケース内と外部との間を連通する吸気口が設けられており、前記蓋部には、前記排気部によって前記ケース収容部の収容空間内面と連通された排気口が設けられており、前記加熱空気供給部の気流形成手段は、前記カバーケース内の空気を吸引するように設けられていることを特徴とする。
第15発明の減量・減容処理装置は、第14発明において、前記カバーケースを覆う外部ケースを備えており、該外部ケースの内面と前記カバーケースの外面との間には空間が設けられており、前記外部ケースには、該外部ケース内と外部との間を連通する外部吸気口が設けられていることを特徴とする。
第16発明の減量・減容処理装置は、第1から第15発明のいずれかにおいて、前記排気部は、排出する空気を浄化する浄化部材が収容された浄化部材収容部と、該浄化部材収容部の上流側に設けられた導入流路と、前記浄化部材収容部の下流側に設けられた排気流路と、を備えており、該排気流路と前記浄化部材収容部との間に、該排気流路に空気が流入する位置と対応する位置の流動抵抗を他の部分よりも大きくする抵抗部材が設けられていることを特徴とする。
第17発明の減量・減容処理装置は、第1から第16発明のいずれかにおいて、装置の作動を制御する制御部を備えており、該制御部は、前記気流形成手段の上流側の空気の温度に応じて前記加熱部の作動をON−OFF制御する加熱制御部を備えており、該加熱制御部による加熱部がON−OFFする周期に基づいて、被処理物の乾燥状態を判断して装置の作動を停止する作動停止機能を備えていることを特徴とする。
第18発明の減量・減容処理装置は、第17発明において、前記加熱制御部は、装置の作動を制御する複数の乾燥プログラムを有しており、前記加熱開始時における前記加熱部がON−OFFする周期に基づいて、装置を作動する乾燥プログラムを選択する機能を有していることを特徴とする。
第19発明の減量・減容処理装置は、第1から第18発明のいずれかにおいて、装置の作動を制御する制御部を備えており、前記加熱空気供給部が空気を加熱する加熱部を複数備えており、前記制御部は、前記複数の加熱部の作動を制御する加熱制御部を備えていることを特徴とする。
第20発明の減量・減容処理装置は、第1から第19発明のいずれかにおいて、前記ケース収容部の収容空間を開閉する蓋部と、装置の作動を制御する制御部と、を備えており、該制御部は、傾きを検出する傾斜センサを備えており、該傾斜センサが蓋部に設けられていることを特徴とする。
第2発明によれば、内蔵ケースの底面に効率よく加熱空気を供給することができる。
第3発明によれば、内蔵ケースの底面から水滴などが垂れても、その水滴が気流形成部や加熱部に流れ込むことを防止できる。
第4発明によれば、内蔵ケース内の被処理物に均等に加熱空気を供給できるので、被処理物の乾燥に偏りができることを防止でき、乾燥時間を短縮できる。
第5発明によれば、収容空間内で発生した水滴や被処理物などが排出口から排気部に流入することを防止することができる。
第6発明によれば、低通液領域からの液体の漏れを効果的に防止でき、しかも、本体ケース内の液体を高通液領域から液体トレイに排出することができる。
第7発明によれば、分離壁を設けることによって加熱空気を本体ケースの底部全面から本体ケースの内に供給できる。したがって、本体ケース内の被処理物の状態によらず、本体ケース内全体に加熱空気を供給できるので、被処理物の乾燥に偏りができることを防止できる。
第8発明によれば、通気部を通過した加熱空気を各通気空間に均一に近い状態で供給できる。
第9発明によれば、高通液領域の開口面積が適切に調整されているので、本体ケース内の被処理物の状態によらず、乾燥に偏りができることを防止できる。
第10〜第12発明によれば、高通液領域の開口を通過した加熱気体の流れを乱すことができるので、本体ケース内の被処理物と加熱空気の接触効率を高くすることができる。
第13発明によれば、通過する通気空間による加熱気体の流れの状態の差を小さくできるので、本体ケース内の被処理物の状態によらず、乾燥に偏りができることを防止できる。
第14発明によれば、ケース収容部、加熱空気供給部、排気部がカバーケースに収容されているので、装置の取り扱い性を向上することができる。
第15発明によれば、カバーケースが外部ケースに覆われているので、装置の作動音が外部に漏れることを防止できる。また、外部に排出した加熱空気の量に相当する外気を、外部吸気口と、カバーケースと外部ケースとの間の空間と、を通して、カバーケース内に導入することができる。
第16発明によれば、浄化部材収容部内の浄化部材を通過する空気の流れを均一に近づけることができるので、浄化部材全体を空気浄化に効果的に利用することができ、浄化部材を長寿命化することができる。
第17発明によれば、被処理物の乾燥状態を検出して装置の作動を停止するので、電気代を節約でき、効率よく被処理物を乾燥することができる。しかも、被処理物の温度を直接測定しないので、装置の構成を簡素化できる。
第18発明によれば、被処理物の種類等に応じて適切な乾燥処理を実施することができる。
第19発明によれば、複数の加熱部を適切に制御することによって、被処理物の適切な乾燥処理を実施することができ、加熱部や装置の寿命を長くすることができる。
第20発明によれば、装置の転倒や蓋の開閉があった際に、装置の作動を停止できる。
本発明の減量・減容処理装置は、被処理物を減量・減容するための装置であって、加熱した空気を被処理物に接触させることによって被処理物を乾燥して減量・減容するものであり、被処理物の乾燥効率を向上できるようにしたことに特徴を有している。
図1に示すように、本実施形態の減量・減容処理装置1は、カバーケース2と、蓋部3と、外部ケース4と、ケース収容部10と、加熱空気供給部20と、排気部30と、を備えている。また、ケース収容部10内に配置される内蔵ケース50を備えている。この本実施形態の減量・減容処理装置1では、内蔵ケース50に被処理物を収容して、この内蔵ケース50をケース収容部10内に入れると、加熱空気供給部20から供給される加熱空気によって被処理物を加熱して乾燥することができるものである。
図1に示すように、本実施形態の減量・減容処理装置1は、中空なカバーケース2を有しており、このカバーケース2の内部に、ケース収容部10、加熱空気供給部20および排気部30(排気部30の導入流路31および浄化部材収容部32)が収容されている。そして、カバーケース2の上面を塞ぐ蓋部3が設けられている。この蓋部3は、カバーケース2にヒンジ等の連結部2yによって揺動可能に連結されており、蓋部3を揺動させることによって、カバーケース2の上面を塞いだり開放したりできるようになっている。つまり、蓋部3を揺動させて、カバーケース2の上端と蓋部3の内面とが接触した状態(蓋部3を閉じた状態)では、カバーケース2内が外部からほぼ気密に塞がれるようになっている。なお、蓋部3の内面において、カバーケース2の上端と接触する部分(とくに後述するケース収容部10の開口10aと対応する部分)には、パッキンなどを設けてもよい。パッキンを設ければ、運転中には音を低減でき、停止中には臭いの漏れを防ぐことができる。しかし、後述するようにカバーケース2内は一部の空気が外部に排出されることによって負圧になっている。このため、蓋部3を閉じた状態では、蓋部3にパッキンなどを設けなくてもカバーケース2内の空気が外部に漏れることを防ぐことができる。
図1および図2に示すように、カバーケース2は外部ケース4内に収容されている。具体的には、外部ケース4によってカバーケース2の側面および底面が覆われ、外部ケース4と蓋部3とによってカバーケース2を外部から隔離できるように外部ケース4が設けられている。この外部ケース4は、カバーケース2を内部に収容した状態では、カバーケース2との間に隙間4hができる程度の大きさに形成されている。そして、外部ケース4には、外部ケース4の外部と内部とを連通する外部吸気口4gが設けられている(図8(B)参照)。外部吸気口4gはどのような構造としてもよいが、例えば、カバーケース2と外部ケース4との境界や蓋部3と外部ケース4との境界に切欠きやスリット等を形成して外部吸気口4gとすることができる。カバーケース2と蓋部3を連結する連結部2yの位置に外部吸気口4gを設ければ、カバーケース2と外部ケース4との境界や蓋部3と外部ケース4との境界に形成される隙間を少なくできる。すると、外部ケース4の空間4h内と外部との間の気密性を高くできる。しかも、外部吸気口4gを目立たなくできるので、減量・減容処理装置1の外観をすっきりとしたものとすることができる。
図1および図5に示すように、カバーケース2内には、ケース収容部10が設けられている。このケース収容部10は、内蔵ケース50が収容される収容空間10hを備えている。この収容空間10hは、上部に開口10aを有しており、蓋部3によってカバーケース2が閉じられると、開口10aは外部から気密に隔離されるようになっている。
図1および図5に示すように、カバーケース2内におけるケース収容部10の下部には、加熱空気供給部20の気流形成部21が設けられている。この気流形成部21は、空気の吸引口がカバーケース2の空間2h内に開口しており、この排出口が供給流路22によって収容空間10hの供給口10cに連通されている。そして、気流形成部21は、その排出口が横方向(水平方向)を向いた状態となるように設けられている。つまり、気流形成部21は、収容空間10h内を空気が流れる方向と交差する方向に空気を排出するように設けられている。
図1および図5に示すように、気流形成部21の排出口から排出された空気の一部は、気流形成部21の排出口と加熱部25が設けられている位置との間に設けられた供給流路22の分岐口22vから排気部30の導入流路31に流入するようになっている。
まず、浄化部材収容部32は、空気を浄化する浄化部材35を収容している。この浄化部材収容部32は、カバーケース2内において、ケース収容部10の側方空間に設けられている。この浄化部材収容部32内には浄化部材35が収容されており、外部に排出される空気は浄化部材35を通過した後で外部に排出するようになっている。すると、被処理物を装置によって処理しているときに、装置から排出される空気によって、装置周辺の環境が悪化することを抑制することができる。なお、浄化部材35としては、例えば、公知の脱臭剤や、空気に含まれる有害な成分を除去するフィルタ、活性炭等を使用することができる。
図1および図5に示すように、上述した浄化部材収容部32と供給流路22の分岐口22vとの間には、導入流路31が設けられている。この導入流路31は、浄化部材収容部32と供給流路22との間を連通し、供給流路22を流れる一部の加熱空気を浄化部材収容部32に供給できるようになっていればよく、その配置などはとくに限定されない。例えば、以下のように導入流路31を形成することができる。
図1、図2、および図4に示すように、蓋部3には、浄化部材収容部32から流出した空気を外部に排出する排気流路33が設けられている。この排気流路33は、蓋部3を閉めたときに浄化部材収容部32と対向する位置に設けられた導入口33aと、蓋部3の上面に設けられた排気口33bと、の間を連通する流路である。例えば、導入口33aは蓋部3の内面に2か所設けられている(図4(B)参照)。そして、図8に示すように、排気口33bは蓋部3の外面に蓋部3の外周に沿うように設けられている。なお、蓋部3内において、排気流路33の構造はとくに限定されない。また、導入口33aを設ける数や、排気口33bを設ける位置や形状等もとくに限定されない。
内蔵ケース50は、生ごみなどの被処理物が入れられた状態で、ケース収容部10の収容空間10h内に収容されるものである。この内蔵ケース50内に収容されたままで、被処理物は加熱空気と接触して減容・乾燥される。
図9および図10に示すように、内蔵ケース50は、本体ケース51と、液受トレイ52と、から構成されている。
本体ケース51は、上端に開口51aを有する有底筒状の部材であり、その断面形状が略長円形状に形成されたものである。この本体ケース51は、底部51bが通気性を有するように形成されている。例えば、図9および図10に示すようにスリット51sや貫通孔51gが底部51bに形成されており、このスリット51sや貫通孔51gを通して、本体ケース51の内部空間51hと外部との間が通気できるようになっている。つまり、スリット51sや貫通孔51gを通して、加熱空気が本体ケース51の内部空間51hに侵入するようになっている。
さらに、低通液領域Aは必ずしも傾斜面でなくてもよく、水平に対して傾斜しない面(平面)となっていてもよい。
図9および図10に示すように、液受トレイ52は、本体ケース51の底部51bの外面を覆うように取り付けられるものである。この液受トレイ52は、本体ケース51の底部51bが挿入される開口52aを有しており、底部52bの中央部には通気部52hが設けられている。この通気部52hは、液受トレイ52の底部52bを貫通する貫通孔であり、その周囲に立ち上がった壁状の部分を有している。なお、通気部52hの周囲に立ち上がった壁状の部分と液受トレイ52の周縁部との間に、液体を溜めることができる液だまり52gが設けられている。
上述した内蔵ケース50では、本体ケース51の底部51bと液受トレイ52の上面との間に空間(液だまり52gとなる空間)が形成される。この空間を通して高通液領域Bや、低通液領域Aにおいて通気部52hの上方に位置しない部分に加熱空気が供給される。この空間は全体が全体一つの空間となっていてもよいし、以下のように複数の通気空間に分割されていてもよい。複数の通気空間に分割されていれば、各通気空間を通過して本体ケース51の収容空間51h内の各部分に供給される加熱空気を適切な流量に調整することができる。
上述したように、本実施形態の減量・減容処理装置1は、装置の作動を制御する制御部40を備えている。この制御部40は、例えば、電源のON−OFFに応じて、加熱空気供給部20の作動を制御させる機能を有している。また、タイマーによる入力があった場合には、所定の時間だけ、加熱空気供給部20を作動させたり、所定の時間から加熱空気供給部20を作動させて被処理物の乾燥処理を開始したりするなどの機能を制御部40は有している。
また、ある程度まで気体の温度が上昇した後には、複数の加熱部25の一部を稼働させるようにする。すると、気体の温度を所定の温度に維持しつつ、加熱部25の消費電力を少なくできる。しかも、複数の加熱部25の作動を組み合わせれば、気体の温度調整が行いやすくなる。
そして、複数の加熱部25を交代で稼働させる等すれば、各加熱部25の稼働時間を短くできる可能性がある。すると、各加熱部25の寿命を延ばすことができ、装置の寿命も長くすることができる。
なお、ヒータ等の加熱部25を複数設けた場合、使用するヒータは全て同じものを使用してもよいし、消費電力や大きさが異なるものを使用してもよい。例えば、供給流路22内において加熱部25を設ける位置に応じて、使用する加熱部25を変更してもよい。
まず、供給流路22の流路方向に沿って複数の加熱部25を並べて設置することができる。このように複数の加熱部25を配置すれば、所定の温度まで迅速に気体を加熱することができる。
また、供給流路22の流路方向と直交する方向に、複数の加熱部25を並べて設置することができる。加熱部25が設けられている位置によって、加熱部25を通過する空気の流量や流速が異なる可能性があるが、上記のように複数の加熱部25を配置すれば、空気の流量や流速などに適した加熱を行うことができる。例えば、流量が大きい位置や流速の速い位置に加熱能力の高い加熱部25を設け、流量が小さい位置や流速の遅い位置に加熱能力の低い加熱部25を設ければ、複数の加熱部25によって効率よく空気を加熱することができる。
もちろん、供給流路22の流路方向に沿って複数の加熱部25並べ、かつ、供給流路22の流路方向と直交する方向にも複数の加熱部25並べれば、上記両方の効果を得ることができる。
上述した減量・減容処理装置1では、外部ケース4を有している場合を説明したが、減量・減容処理装置1は外部ケース4を設けない構成としてもよい(図7参照)。この場合でも、シンクなどにカバーケース2を収容できる空間を設けておき、その空間にカバーケース2を設置するようにすれば、外部ケース4を有する場合と同様に減量・減容処理装置1を作動させることができる。もちろん、外部ケース4の無い状態で減量・減容処理装置1を作動させてもよい。
上述した減量・減容処理装置1では、作動中に転倒などした際に、自動で停止する作動停止機能を有していることが望ましい。つまり、減量・減容処理装置1が一定以上傾いた際に、転倒が発生したと判断して、加熱空気供給部20の気流形成部21の作動を停止し加熱部25による加熱を停止する機能を設ける。すると、転倒しても加熱空気供給部20が作動したままになることを防止できる。
10 収容容器
10h 収容空間
20 加熱空気供給部
21 気流形成部
22 供給流路
25 加熱部
30 排気部
31 導入流路
32 浄化部材収容部
33 排気流路
35 浄化部材
40 制御部
50 内蔵ケース
51 本体ケース
51w 分離壁
51f 内方貫通孔
51i 外方貫通孔
52 液受トレイ
52h 通気部
A 低通液領域
B 高通液領域
Claims (20)
- 加熱によって被処理物を減量・減容化する装置であって、
一端に開口を有し底部が通気性を有する内蔵ケースを収容する収容空間を備えたケース収容部と、
加熱空気を形成し、該加熱空気を前記ケース収容部の収容空間内に収容された前記内蔵ケースの底部に供給する加熱空気供給部と、
前記加熱空気の一部を外部に排出する排気部と、を備えており、
前記加熱空気供給部と前記ケース収容部の収容空間との間で加熱空気が循環するようになっており、
前記内蔵ケースは、
一端に開口を有し底部が通気性を有する本体ケースと、
該本体ケースの底部に配置される液受トレイと、を有しており、
前記本体ケースの底部には、通液性が低い低通液領域と、該低通液領域よりも通液性が高い高通液領域と、が形成されており、
前記液受トレイは、
前記本体ケースの底部に取り付けた際に前記低通液領域の下方に位置する部分に、他の部分よりも通気性の高い通気部を有している
ことを特徴とする減量・減容処理装置。 - 前記ケース収容部には、
前記加熱空気供給部から供給される前記加熱空気を前記収容空間に供給する供給口が形成されており、
該供給口は、
前記収容空間に前記内蔵ケースが配置された際に、該収容空間に収容された状態の前記内蔵ケースの底面の下方に位置するように形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の減量・減容処理装置。 - 前記加熱空気供給部は、
気流を形成する気流形成部と、
該気流形成部と前記供給口とを繋ぐ供給流路を流れる空気を加熱する加熱部と、を備えており、
前記気流形成部が、
前記ケース収容部の収容空間の下方に設けられており、
前記供給流路が、
前記気流形成部と前記供給口との間で屈曲しており、
前記加熱部は、
前記供給流路の屈曲している個所よりも上流側に配設されている
ことを特徴とする請求項2記載の減量・減容処理装置。 - 前記ケース収容部の収容空間内面には、
前記排気部に空気を排出する複数の排出口が設けられており、
該複数の排出口は、
前記収容空間に配置された状態における前記内蔵ケースを囲むように配設されており、
前記供給口から排出された前記加熱空気が被処理物を通過したのちに前記収容空間外に該加熱空気を排出できる位置に形成されている
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の減量・減容処理装置。 - 前記ケース収容部の収容空間内面には、前記複数の排出口が形成された排出面が設けられており、
該排出面は、
前記収容空間の外方から内方に向かって下傾する傾斜面に形成されている
ことを特徴とする請求項4記載の減量・減容処理装置。 - 前記本体ケースには、
その底部の中央部に前記低通液領域が設けられており、
該低通液領域は、
該低通液領域から前記高通液領域に向かって下傾する傾斜面を有しており、
該傾斜面には、
該傾斜面の傾斜方向に沿って延びるスリットが形成されている
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の減量・減容処理装置。 - 前記液受トレイの通気部が該液受トレイの中央部に設けられた開口であり、
前記本体ケースの底部には、
該本体ケースの底部と前記液受トレイの内面との間の空間を複数の通気空間に分割する分離壁が設けられており、
該分離壁は、
前記内蔵ケースの底部から見たときに、全ての通気空間の一部が前記液受トレイの通気部と重なるように設けられている
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の減量・減容処理装置。 - 前記分離壁は、
前記液受トレイの通気部の位置では、前記液受トレイの通気部の上端から前記分離壁の下端までの距離が前記液受トレイの通気部の上端から前記本体ケースの底部までの距離よりも短くなるように形成されている
ことを特徴とする請求項7記載の減量・減容処理装置。 - 前記液受トレイの通気部が該液受トレイの中央部に設けられた開口であり、
前記本体ケースは、
該本体ケースの底部の中央部に前記低通液領域が形成されており、
該低通液領域の周囲に前記高通液領域が形成されており、
該高通液領域は、
前記加熱空気供給部から加熱空気が供給されると、各通気空間内の圧力が同じ圧力となり、各通気空間を通る加熱空気が適切な流量となるように開口面積が調整されている
ことを特徴とする請求項7または8記載の減量・減容処理装置。 - 前記液受トレイの通気部が該液受トレイの中央部に設けられた開口であり、
前記本体ケースは、
該本体ケースの底部の中央部に前記低通液領域が形成されており、
該低通液領域の周囲に前記高通液領域が形成されており、
該高通液領域には複数の弧状の貫通孔が形成されている
ことを特徴とする請求項7、8または9記載の減量・減容処理装置。 - 前記複数の弧状の貫通孔は、
前記本体ケースの中央部に対して外方に位置する外方貫通孔と、
該外方貫通孔よりも前記本体ケースの底部の中央部側に位置する内方貫通孔と、を有している
ことを特徴とする請求項10記載の減量・減容処理装置。 - 前記外方貫通孔は、外方に凸状の弧状である貫通孔であり、
前記内方貫通孔は、内方に凸状の弧状である貫通孔であり、
前記外方貫通孔は、
前記分離壁近傍で最も外方に突出するように形成されており、
前記内方貫通孔は、
前記分離壁の間において最も内方に突出するように形成されている
ことを特徴とする請求項11記載の減量・減容処理装置。 - 前記複数の弧状の貫通孔は、
前記分離壁を挟む貫通孔が対称な形状となるように形成されている
ことを特徴とする請求項10、11または12記載の減量・減容処理装置。 - 前記ケース収容部と、前記加熱空気供給部と、前記排気部と、を収容するカバーケースと、
該カバーケースに連結された、前記ケース収容部の収容空間を開閉する蓋部と、が設けられており、
該カバーケースには、該カバーケース内と外部との間を連通する吸気口が設けられており、
前記蓋部には、前記排気部によって前記ケース収容部の収容空間内面と連通された排気口が設けられており、
前記加熱空気供給部の気流形成手段は、
前記カバーケース内の空気を吸引するように設けられている
ことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の減量・減容処理装置。 - 前記カバーケースを覆う外部ケースを備えており、
該外部ケースの内面と前記カバーケースの外面との間には空間が設けられており、
前記外部ケースには、
該外部ケース内と外部との間を連通する外部吸気口が設けられている
ことを特徴とする請求項14記載の減量・減容処理装置。 - 前記排気部は、
排出する空気を浄化する浄化部材が収容された浄化部材収容部と、
該浄化部材収容部の上流側に設けられた導入流路と、
前記浄化部材収容部の下流側に設けられた排気流路と、を備えており、
該排気流路と前記浄化部材収容部との間に、該排気流路に空気が流入する位置と対応する位置の流動抵抗を他の部分よりも大きくする抵抗部材が設けられている
ことを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載の減量・減容処理装置。 - 装置の作動を制御する制御部を備えており、
該制御部は、
前記気流形成手段の上流側の空気の温度に応じて、前記加熱空気供給部の加熱部の作動をON−OFF制御する加熱制御部を備えており、
該加熱制御部による加熱部がON−OFFする周期に基づいて、被処理物の乾燥状態を判断して装置の作動を停止する作動停止機能を備えている
ことを特徴とする請求項1から16のいずれかに記載の減量・減容処理装置。 - 前記加熱制御部は、
装置の作動を制御する複数の乾燥プログラムを有しており、前記加熱開始時における前記加熱部がON−OFFする周期に基づいて、装置を作動する乾燥プログラムを選択する機能を有している
ことを特徴とする請求項17記載の減量・減容処理装置。 - 装置の作動を制御する制御部を備えており、
前記加熱空気供給部が空気を加熱する加熱部を複数備えており、
前記制御部は、
前記複数の加熱部の作動を制御する加熱制御部を備えている
ことを特徴とする請求項1から18のいずれかに記載の減量・減容処理装置。 - 前記ケース収容部の収容空間を開閉する蓋部と、
装置の作動を制御する制御部と、を備えており、
該制御部は、
傾きを検出する傾斜センサを備えており、
該傾斜センサが蓋部に設けられている
ことを特徴とする請求項1から19のいずれかに記載の減量・減容処理装置。
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