JP2006043530A - 除湿機 - Google Patents

除湿機 Download PDF

Info

Publication number
JP2006043530A
JP2006043530A JP2004225424A JP2004225424A JP2006043530A JP 2006043530 A JP2006043530 A JP 2006043530A JP 2004225424 A JP2004225424 A JP 2004225424A JP 2004225424 A JP2004225424 A JP 2004225424A JP 2006043530 A JP2006043530 A JP 2006043530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
dehumidifying
dehumidifier
dehumidification
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004225424A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Sato
義治 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
Priority to JP2004225424A priority Critical patent/JP2006043530A/ja
Publication of JP2006043530A publication Critical patent/JP2006043530A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Abstract

【課題】安定して満水を検出できるとともに、使用上の利便性を向上する。
【解決手段】除湿通路11を有する除湿機本体10と、空気中に含まれる水分を除去する除湿手段と、外気を取り入れ除湿した空気を排出する送風手段(ファン50A,50B)と、除湿した水を貯水するタンク52と、タンク52の満水検出機構(フロート部材53およびマイクロスイッチ57)と、送風手段および除湿手段を制御するとともに切タイマー機能を有する制御手段(マイコン65)とを備えた除湿機において、各除湿モードの単位時間当たりの除湿量を予め記憶する記憶手段66と、運転可能な時間を判断する運転可能時間判断手段(マイコン65)と、その時間を表示する表示手段(セグメント表示部61)とを設け、制御手段は、切タイマー機能の設定時に、除湿動作の停止時間と運転可能時間とを比較して、運転可能時間が短い場合には切タイマー機能の設定を受け付けない構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、除湿機に関するものである。
この種の除湿機は、除湿機本体内が除湿通路と再生通路とに区画され、これら通路に跨って円板状の除湿ロータが回転可能に配設されている。前記除湿通路には、室内の空気を吸込口から吸引し、吹出口から室内に循環供給するための室内空気循環ファンが配設されている。前記再生通路には、該再生通路内の再生空気を循環させる再生空気循環ファンと、前記再生空気および除湿ロータを加熱する加熱ヒータとが配設されている。また、除湿機本体内には、前記再生通路の一部を構成する熱交換器が配設されている。
そして、前記除湿通路では、吸引した室内の空気(外気)が前記除湿ロータを通過することにより、空気に含まれた水分を吸着して除湿し、乾燥した空気として吹出口から室内に循環供給する構成としている。また、再生通路では、内部の再生空気が前記加熱ヒータで加熱され、この状態で前記除湿ロータを通過することにより、該除湿ロータが吸着した水分を放出する。そして、その再生空気が、熱交換器を通過する際に熱交換によって冷却されると、含有した水分が結露する。これにより、再生空気に含まれた水分が取り除かれ、結露した水がタンクに回収される。なお、このタンクに回収された水は、フロートとマイクロスイッチとを用いた機械式の満水検出機構や、磁石とリードスイッチとを用いた磁気式の満水検出機構により満水を検出し、満水を検出すると除湿動作を停止する構成としている。
本発明の除湿機に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2002−340389号公報
この特許文献1では、タンクの満水を検出するための部品点数を削減するために、機構によることなく、室内空気の湿度、温度および除湿能力特性に基づいて単位運転時間当たりの除湿量を演算し、この除湿量を積算することにより排水タンクの満水時期を演算して、排水タンクが満水したか否かを判断する電気的な検出による演算方式の除湿機が提供されている。
しかしながら、特許文献1の除湿機は、除湿量を演算(予測)して積算するものであるため、安定性に欠けるという問題がある。また、この特許文献1に記載の除湿機、および、満水検出機構を搭載した従来の除湿機は、いずれもユーザの希望に応じて除湿動作を所定時間後に停止させる切タイマー機能が搭載されているが、この切タイマー機能を実行したにも拘わらず、タンク内が満水状態になると除湿動作が停止されるため、ユーザに違和感を与えるという不都合がある。
そこで、本発明では、安定して満水を検出できるとともに、使用上の利便性を向上できる除湿機を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の除湿機は、吸込口と吹出口とを連通する除湿通路を有する除湿機本体と、前記除湿通路間に配設され、通過する空気中に含まれる水分を除去する除湿手段と、前記吸込口から除湿通路に外気を取り入れ、前記除湿手段を通過させて除湿した空気を前記吹出口から排出する送風手段と、前記除湿手段により除湿した水を貯水するタンクと、タンク内の水の満水を検出する満水検出機構と、2以上の除湿モードを有し、入力手段により選択された除湿モードに基づいて前記送風手段および除湿手段の少なくとも一方を制御するとともに、入力手段により設定した時刻または設定時間経過後に除湿動作を停止する切タイマー機能を有する制御手段とを備えた除湿機において、前記各除湿モードの単位時間当たりの除湿量を予め記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶した対応する除湿モードの除湿量に基づいて継続して運転可能な時間を判断する運転可能時間判断手段と、前記運転可能時間判断手段により判断した運転可能時間を表示する表示手段とを設け、前記制御手段は、前記切タイマー機能の設定時に、除湿動作の停止時間と運転可能時間とを比較して、運転可能時間が短い場合には前記切タイマー機能の設定を受け付けないように構成している。
この除湿機によれば、貯水に関する第1の安全装置として満水検出機構を備えているため、安定してタンク内の水の満水を検出することができる。また、各除湿モードの除湿量に基づいて運転可能な時間を判断する運転可能時間判断手段を設け、切タイマー機能の設定時に、除湿動作の停止時間より運転可能時間が短い場合には前記切タイマー機能の設定を受け付けないように構成しているため、切タイマー機能を設定したにも拘わらず、その時間が経過する前に除湿動作が停止するという不都合を防止できる。
この除湿機では、前記切タイマー機能の非設定において、制御手段は、前記運転可能時間判断手段により判断した運転可能時間が経過すると、除湿動作を停止することが好ましい。このようにすれば、貯水に関する第2の安全装置を構成させることができるため、前記満水検出機構が何らかの原因で可動不可能な状態になった場合でも確実にタンクから水が漏出することを防止できる。
また、外気の湿度を検出する湿度検出手段を更に設け、前記運転可能時間判断手段は、前記湿度検出手段によって検出した外気の湿度と、前記記憶手段に記憶した対応する除湿モードの除湿量とで、運転可能時間を判断することが好ましい。このようにすれば、より正確な運転可能時間を判断することができる。
また、前記制御手段は、前記満水検出機構により満水を検出した後に、その満水検出が解除されると、前記運転可能時間判断手段により運転可能時間を再び判断させることが好ましい。このようにすれば、ユーザに違和感を与えることを防止できるうえ、特に、運転可能時間が経過したら除湿動作を停止させるように構成した場合には、不本意な状態で除湿動作が停止することを防止できる。
本発明の除湿機では、満水検出機構を搭載しているため、タンク内の満水を安定して検出できる。しかも、切タイマー機能を設定した場合、その停止時間より運転可能時間が短い場合には、その設定を受け付けない構成としているため、タンク内の水量をユーザに認識させることが可能である。その結果、切タイマー経過前に除湿動作が停止することに伴うユーザに違和感を与えるという不都合を防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1および図2は、本発明の実施形態に係る除湿機を示す。この除湿機は、大略、矩形状をなす除湿機本体10の内部を除湿通路11と再生通路12とに区画し、その内部に、除湿手段を構成する除湿ロータ31、再生空気循環ファン38、加熱ヒータ40および熱交換器42と、送風手段を構成する室内空気循環ファン50A,50Bとを水平方向に配設するとともに、下部にタンク52を配設したものである。
前記除湿機本体10は、図3(A),(B)に示すように、基枠13の前後に前カバー14と後カバー15とを配設したものである。前記前カバー14の上部にはルーバー16を備えた吹出口17が形成されている。前記後カバー15には、垂直方向に延びる複数のスリットからなる吸込口18が形成されている。また、除湿機本体10には、前記基枠13にカバー14,15を組み付けることにより、その下部にタンク収容室19が形成される。
前記基枠13の前面側には、図4に示すように、一対のインボリュート通路を構成する壁20a,20bを備えるとともに開口された室内空気循環ファン配設部20A,20Bと、再生空気循環ファン配設部21と、該再生空気循環ファン配設部21から後述する加熱ヒータ配設部26にかけて延びるダクト部22とが設けられている。このダクト部22は、断面凹字形状の溝からなり、この溝に内嵌する逆凹字形状のダクトカバー23を配設することにより再生通路12の一部を構成する。また、本実施形態のダクトカバー23の上面には、前記室内空気循環ファン配設部20Aのインボリュート通路の一部を構成する壁部24が設けられている。さらに、前記室内空気循環ファン配設部20A,20Bの間には、除湿通路11の一部を構成する開口部25が設けられている。
また、基枠13の後面側には、図5および図6に示すように、前側に加熱ヒータ配設部26と、除湿ロータ配設部27と、前記再生空気循環ファン配設部21に連通する円筒状のダクト28とが設けられている。前記加熱ヒータ配設部26は、前記ダクト部材と連通している。除湿ロータ配設部27は、図6に示すように、後述する除湿ロータ31の保持部材34の下端縁より肉厚の周壁29の上面に、ガイド用の凹溝30を設けたものである。
なお、前記再生通路12は、再生空気循環ファン配設部21、該配設部と連通したダクト部22、該ダクト部22と連通した加熱ヒータ配設部26、該配設部26と対応するように除湿ロータ31の反対側に配設したロータカバー36、および、該ロータカバー36に接続するとともに前記再生空気循環ファン配設部21に接続する熱交換器42により構成される。そして、この区画された再生通路12および前記タンク収容室19を除く除湿機本体10内が、前記除湿ロータ31を介して吸込口18と吹出口17とを連通させる除湿通路11を構成する。
前記除湿ロータ31は、その約3/4が除湿通路11内に位置し、約1/4が再生通路12内に位置するように、前記両通路11,12に跨って駆動モータ32により回転可能に配設した円板状のものである。具体的には、この除湿ロータ31は、図5および図6に示すように、ゼオライトまたはシリカゲルを結合させたメッシュ状のセラミックハニカムからなるロータ本体33を、樹脂製の保持部材34によって保持させたものである。この保持部材34の外壁部には、駆動モータ32の出力軸に配設した歯車32aに噛み合う複数の凸状歯35が設けられている。なお、この除湿ロータ31は、除湿動作中には、約2分で1回転するように、前記駆動モータ32の回転数および歯車32aと凸状歯35とのギア比が設定されている。
前記除湿ロータ31において、加熱ヒータ40を収容するヒータケース41との対応位置には、ロータカバー36が配設される。このロータカバー36には、熱交換器42の流入口46が接続される接続部37が設けられている。
前記再生空気循環ファン38は、前記再生通路12内において、前記再生空気循環ファン配設部21に配設され、モータ39の駆動により回転する。これにより、図2に破線の矢印で示すように、再生通路12内の再生空気を、ダクト部22を介して加熱ヒータ40のヒータケース41内に供給し、除湿ロータ31、および、熱交換器42の順で循環させるものである。
前記加熱ヒータ40は、前記除湿ロータ31の前方に配設され、図示しない電源回路からの供給電力により発熱し、再生空気および除湿ロータ31を加熱するものである。この加熱ヒータ40は、連続した1巻きのコイルからなり、前記再生通路12を構成するヒータケース41を介して前記加熱ヒータ配設部26に配設される。
前記熱交換器42は、前記除湿通路11内において、前記除湿ロータ31の背面側に配設されるとともに前記再生通路12の一部を構成するもので、図7(A),(B)に示すように、真空成形または圧空成形により形成した一対のパネル43A,43Bを溶着した樹脂製のものである。各パネル43A,43Bは、互いに対称に位置する複数の仕切用凹状部44A,44Bを備え、これら仕切用凹状部44A,44Bを除く部位により再生空気を通過させる複数の流路45が形成されている。また、一方のパネル43Aには、加熱ヒータ40を収容するヒータケース41の形状と対応する扇形状の流入口46と、基枠13のダクト28と対応する円形状の流出口47と、結露水をタンク52に排水するためのドレン部48とが設けられている。さらに、貼り合わされた仕切用凹状部44A,44Bの部位には、吸引した空気を流通させるための通孔49が設けられている。
前記室内空気循環ファン50A,50Bは、前記除湿通路11内において、室内空気循環ファン配設部20A,20Bに配設される一対のシロッコファンで構成され、それぞれモータ51A,51Bの駆動により回転する。これにより、図2に実線の矢印で示すように、後カバー15の吸込口18から室内の空気を吸引し、前記除湿ロータ31によって除湿した乾燥空気を前カバー14の吹出口17から室内に循環供給するものである。
なお、本実施形態では、第1の室内空気循環ファン50Aは前記室内空気循環ファン配設部20Aに配設され、そのモータ51Aは、回転が早い「強」運転と、回転が遅い「弱」運転とが可能な変速機能を有するものを用いている。また、室内空気循環ファン50Bは前記室内空気循環ファン配設部20Bに配設され、そのモータ51Bは、回転が早い「強」運転のみが可能なものを用いている。
前記タンク52は、除湿した水を貯水するもので、図3(B)および図5に示すように、上面開口の箱体形状をなし、その内部には満水検出機構を構成する貯水に関する第1の安全装置であるフロート部材53が回動可能に配設されている。このフロート部材53は、タンク内の水位が上昇すると、下部のフロート部53aが浮き上がることにより全体が回動する。
前記タンク52を着脱可能に配設するタンク収容室19の上部には、上端開口の箱体形状をなすサブタンク54が配設されている。このサブタンク54には、水平方向に移動可能な弁動作部55が配設され、この弁動作部55に弁56が配設されている。この弁動作部55は、スプリングによって常閉状態を維持するように構成されており、タンク52を装着することにより前記フロート部材53の上端の押圧部53bが当接して開弁する。また、この弁動作部55には、分岐したマイクロスイッチ動作部55aが設けられている。
前記タンク52の未装着状態および満水状態は、前記マイクロスイッチ57により検出する。具体的には、タンク52が未装着状態の場合には、前記フロート部材53の押圧部53bが弁動作部55を押圧しないため、マイクロスイッチ動作部55aを介してマイクロスイッチ57がオフ状態となり、未装着状態を検出することができる。また、タンク52が装着されると、マイクロスイッチ動作部55aを介してマイクロスイッチ57がオン状態となり、タンク52の装着状態を検出することができる。さらに、タンク52が装着され、かつ、除湿動作を実行している状態で、タンク52が満水状態になると、前記フロート部材53が回動し、フロート部材53の押圧部53bによる弁動作部55の押圧が解除されることにより、マイクロスイッチ動作部55aを介してマイクロスイッチ57がオフ状態となり、満水状態を検出することができる。
前記基枠13の上部には、図1に示す操作パネル58が配設されている。この操作パネル58には、入力手段である5個のスイッチ59A〜59Eが配設されている。具体的には、上方からマイナスイオン発生装置(図示せず)をオンまたはオフさせるためのスイッチ59A、衣類乾燥コースのモードを選択するためのスイッチ59B、除湿動作のモードを選択するためのスイッチ59C、切タイマー機能を設定するためのスイッチ59D、および、除湿機の運転を開始(入)または停止(切)させるためのスイッチ59Eが設けられている。
また、前記スイッチ59Bの上部には、衣類乾燥コースである夜干し、速乾および節電の3つのモードに対応するLED60a,60b,60cが設けられている。さらに、このLED60a,60b,60cの上部には、運転可能な時間を数字で表示する表示手段であるセグメント表示部61が設けられている。前記スイッチ59Cの上部には、除湿動作である静音、標準および強の3つのモードに対応するLED62a,62b,62cが設けられている。前記スイッチ59Dの上部には、切タイマー機能の予め設定された設定時間である1(時間)、2(時間)、4(時間)および6(時間)に対応するLED63a,63b,63c,63dが設けられている。そして、スイッチ59Eの下部には、タンク52が装着されていない状態、または、タンク52内が満水になった状態を示すLED64が設けられている。
前記除湿機には、図示しない制御基板が配設され、その制御基板に実装した制御手段であるマイコン65により、記憶手段66に予め記憶されたプログラムに従って動作される。なお、この記憶手段66は、書換可能な不揮発性のプログラマブルROMであるEEPROMなどにより構成される。
前記マイコン65は、電源のスイッチ59Eがオン状態になり、除湿機本体10のタンク収容室19にタンク52がセットされ、かつ、満水状態でない場合に、前記除湿ロータ31の駆動モータ32、再生空気循環ファン38のモータ39、加熱ヒータ40、および、室内空気循環ファン50A,50Bのモータ51A,51Bに対して電力を通電して除湿動作を開始する。また、タンク52内が満水状態になると、前記各構成部品への通電を停止して除湿動作を停止するものである。
具体的には、3種の除湿モードのうち、ユーザが選択した除湿モードに基づいて前記除湿手段を構成する加熱ヒータ40への通電量、および、送風手段である室内空気循環ファン50A,50Bによる風量を制御する。即ち、ユーザが操作パネル58のスイッチ59Cを操作することにより「静音」運転(第1風量)を選択すると、前記室内空気循環ファン50Aを「弱」運転させるとともに、室内空気循環ファン50Bを停止させる。そして、加熱ヒータ40には、150秒電力を通電(オン)させた後、170秒電力の通電を遮断(オフ)するようにデューティー制御する。また、ユーザが「標準」運転(第2風量)を選択すると、前記室内空気循環ファン50Aを「弱」運転させるとともに、室内空気循環ファン50Bを「強」運転させる。そして、加熱ヒータ40には、160秒電力を通電(オン)させた後、130秒電力の通電を遮断(オフ)するようにデューティー制御する。また、ユーザが「強」運転(第3風量)を選択すると、前記室内空気循環ファン50Aを「強」運転させるとともに、室内空気循環ファン50Bを「強」運転させる。そして、加熱ヒータ40には、常に電力を供給する。
また、スイッチ59Dの操作によりユーザが設定した切タイマー機能の時間が経過すると、実行中の除湿動作を停止する。
さらに、本実施形態では、前記記憶手段66に予め記憶された各除湿モードの単位時間当たりの除湿量と、前記除湿機本体10に配設した外気の湿度を検出する湿度検出手段である湿度センサ67の検出値と、前記タンク52の貯水可能な容量とに基づいて、運転可能な最大の時間、言い換えれば、前記タンク52が満水になると予測されるまでの時間を演算して判断する運転可能時間判断手段の役割をなす。そして、その判断した運転可能時間を前記操作パネル58のセグメント表示部61に表示させるとともに、内蔵したタイマーにより時間を計測して所定時間毎にセグメント表示部61の数値を減少させる。また、ユーザによって切タイマー機能が設定されると、選択された停止時間と運転可能時間とを比較して運転可能時間が短い場合には前記切タイマー機能の設定を受け付けない。さらに、前記切タイマー機能の非設定状態では、判断した運転可能時間が経過すると除湿動作を停止させ、タンク52への貯水に関する第2の安全装置の役割をなすように構成している。
なお、実際の運転時間を計測するとともに運転可能時間を減少させながら、所定の除湿モードで除湿動作を実行しており、その除湿動作がスイッチ59Eの操作によって停止された場合には、その時の運転可能時間情報を前記記憶手段66に記憶させる。そして、次に所定の除湿動作が実行された場合には、その記憶された運転可能時間情報と、その時の除湿モードおよび湿度に基づいて演算した運転可能時間とで、その動作での実際の運転可能時間を判断する。また、除湿動作の実行中に、第1の安全装置の役割をなす前記フロート部材53およびマイクロスイッチ57からなる満水検出機構が満水を検出して除湿動作を停止した場合には、その満水が解除されるとタンク52内の水が排水されたと判断し、記憶手段に記憶した運転時間情報をリセット(クリア)し、運転可能時間を再び判断する。さらに、除湿動作を実行していない状態においても、マイクロスイッチ57を介してタンク52が取り外されたことを検出すると、タンク52内の水が排水されたと判断し、記憶手段66に記憶した運転時間情報をリセットする構成としている。
以下に、2.3l(リットル)の貯水が可能な本実施形態のタンク52において、室内の空気の湿度が60%の場合での各除湿モードでの単位時間当たりの除湿量、および、最大運転可能時間の一例を示す。
Figure 2006043530
前記表1に示すように、本実施形態では、タンク52内が空で室内の湿度が60%の場合、静音運転で最大で約18.5時間運転が可能であり、標準運転で約13.0時間運転が可能であり、強運転で約10.0時間運転が可能である。そして、実際の室内の湿度に応じて予め設定した係数を乗算し、湿度が高ければ運転可能な時間を短くする一方、湿度が低ければ運転可能な時間を長くするように構成している。
次に、マイコン65による制御について具体的に説明する。
この除湿機のマイコン65は、電源コードが商用電源に接続されることにより動作可能な状態になると、図8に示すように、まず、ステップS1で、運転入/切を選択するスイッチ59Eが除湿動作を開始(入)させるように操作されたか否かを検出する。そして、開始させるように操作されない場合にはステップS2に進み、開始させるように操作された場合にはステップS7に進む。
ステップS2では、満水状態を検出するためのマイクロスイッチ57がオフ状態になったか否かを検出することにより、タンク52が取り外されたか否かを検出する。そして、タンク52が取り外されることによりオフ状態になった場合にはステップS3に進み、オン状態のままである場合にはステップS5に進む。
ステップS3では、マイクロスイッチ57がオン状態になるまで待機し、オン状態になると、ユーザがタンク52内の水を排水したと判断してステップS4で、記憶手段66に記憶された運転時間をリセットしてステップS5に進む。
ステップS5では、操作パネル58のスイッチ59A〜59Eが操作されたか否かを検出する。そして、操作を検出した場合にはステップS6に進み、対応するスイッチ59A〜59Eの入力処理を実行してステップS1に戻り、操作を検出しない場合にはそのままステップS1に戻る。
また、スイッチ59Eが操作されると、ステップS7で、後述する運転可能時間判断処理を実行した後、ステップS8で、実際の運転時間を計測するためのタイマーをスタートさせる。
ついで、ステップS9で、操作パネル58におけるセグメント表示部61の表示処理を実行する。ここで、この表示処理は、判断した運転可能時間を表示するとともに、前記運転時間計測タイマーによる時間計測に基づいて経時的に表示した数値を減少表示させるものである。
ついで、ステップS10で、除湿ロータ31の駆動モータ32および再生空気循環ファン38のモータ39を動作させるとともに、選択された除湿モードに基づいて加熱ヒータ40および室内空気循環ファン50A,50Bのモータ51A,51Bを動作させて除湿制御処理を実行する。
ついで、ステップS11で、スイッチ59B,59Cにより除湿モードの変更操作がなされたか否かを検出する。そして、変更操作を検出した場合にはステップS7に戻り、変更操作を検出しない場合にはステップS12に進む。
ステップS12では、マイクロスイッチ57を介してタンク52の満水を検知したか否かを検出する。そして、満水を検出した場合にはステップS13に進み、満水を検出しない場合には図9に示すステップS16に進む。
ステップS13では、除湿動作の一時停止処理を実行した後、ステップS14で、マイクロスイッチ57を介して満水検知が解除されるまで待機する。ここで、一時停止処理は、動作中の除湿ロータ31の駆動モータ32、再生空気循環ファン38のモータ39、加熱ヒータ40および室内空気循環ファン50A,50Bのモータ51A,51Bを停止させるとともに、操作パネル58の満水状態を示すLED64を表示させるものである。
満水検知が解除されると、ステップS15で、計測中の運転時間をリセットしてステップS7に戻る。
一方、ステップS12で満水を検出しない場合には、図9に示すように、ステップS16で、切タイマー機能を設定するためのスイッチ59Dが操作されてオン状態になったか否かを検出する。そして、切タイマー機能がオン状態になっている場合にはステップS17に進み、オフ状態になっている場合にはステップS23に進む。
ステップS17では、所定時間後に除湿動作を停止するための切タイマーが動作中であるか否かを検出する。そして、切タイマーが動作中でない場合にはステップS18に進み、切タイマーが動作中である場合にはステップS21に進む。
ステップS18では、設定(選択)された終了時間より運転可能時間が長いか否かを検出する。そして、運転可能時間が長い場合にはステップS19に進み、運転可能時間が同等以下(短い)の場合にはステップS22に進む。
ステップS19では、切タイマー機能の受付報知音を出力した後、ステップS20で、切タイマーをスタートする。その後、ステップS21で、切タイマーがカウントアップしたか否かを検出し、カウントアップした場合にはステップS25に進み、カウントアップしていない場合には図8のステップS9に戻る。
また、ステップS22では、切タイマー機能の設定を受け付けないことを示すエラー報知音を出力して図8のステップS9に戻る。
一方、切タイマー機能がオフ状態の場合には、ステップS23で、判断した運転可能時間がカウントアップ(経過)したか否かを検出する。そして、カウントアップした場合にはステップS25に進み、カウントアップしていない場合にはステップS24に進む。
ステップS24では、スイッチ59Eにより除湿動作を停止(切)させるように操作されたか否かを検出する。そして、停止させるように操作されない場合には図8のステップS9に戻り、停止させるように操作された場合にはステップS25に進む。
切タイマーがカウントアップした場合、運転可能時間がカウントアップした場合、および、除湿動作を停止させるように操作された場合には、ステップS25で、動作中の運転時間計測タイマーを停止した後、ステップS26で、その計測した運転時間を記憶手段66に記憶させる。その後、ステップS27で、除湿動作の停止処理を実行した後、ステップS1に戻る。
次に、ステップS7の運転可能時間判断処理について具体的に説明する。
この運転可能時間判断処理では、マイコン65は、図10に示すように、まず、ステップS7−1で、湿度センサ67によって室内の湿度を検出する。ついで、ステップS7−2で、スイッチ59B,59Cの操作により選択されている除湿モードを読み込んだ後、ステップS7−3で、記憶手段66に記憶された対応する除湿モードの単位時間当たりの除湿量を読み込む。
ついで、ステップS7−4で、タンク52の貯水可能な水量、選択された除湿モードでの単位時間当たりの除湿量、および、現在の室内の湿度に基づいて最大運転可能時間を演算する。
ついで、ステップS7−5で、記憶手段66に記憶された現在までの運転時間情報を読み込み、ステップS7−6で、最大運転可能時間から現運転時間を減算することにより、実際に運転可能な時間を演算(判断)する。
このように、本発明の除湿機では、タンク52への貯水に関する第1の安全装置としてフロート方式の満水検出機構を搭載しているため、安定してタンク52内の水の満水を検出することができる。また、各除湿モードの除湿量に基づいて運転可能な時間を判断し、切タイマー機能の設定時に、除湿動作の停止時間より運転可能時間が短い場合には前記切タイマー機能の設定を受け付けないように構成しているため、切タイマー機能を設定したにも拘わらず、その時間が経過する前に除湿動作が停止するという不都合を防止できる。また、切タイマー機能の設定が受け付けられないため、タンク52内の水量をユーザに認識させることが可能である。
また、判断した運転可能時間が経過すると、除湿動作を停止するため、貯水に関する第2の安全装置を構成させることができる。その結果、前記満水検出機構が何らかの原因で可動不可能な状態になった場合でも確実にタンク52から大量の水が漏出し続けることを防止できる。さらに、運転可能時間は、湿度センサ67によって検出した室内の湿度に基づいて増減させるため、より正確な運転可能時間を判断することができる。さらにまた、タンク52内の水が排出されたことを検出すると、運転可能時間を再び判断させるため、ユーザに違和感を与えることを防止できるうえ、不本意な状態で除湿動作が停止することを防止できる。
なお、本発明の除湿機は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、マイクロスイッチ57を介してタンク52が取り外された状態を検出すると、タンク52内の水を排水したと判断して運転可能時間をリセットしたが、専用のリセットスイッチを設けてもよい。このようにすれば、ユーザがタンク52内の水量を確認しただけの場合に運転可能時間がリセットされることを防止できる。また、この場合には、リセットスイッチが操作されると、運転可能時間を再判断(演算)することが好ましい。
また、前記実施形態では、フロート部材53を用いた満水検出機構を搭載したが、磁石とリードスイッチを用いたものでもよく、この満水検出機構は種々の変更が可能である。
さらに、前記実施形態では、切タイマー機能は、所定時間後に停止するものとしたが、現在時刻をカウントする手段を搭載し、所定時刻になると除湿動作を停止させる構成としてもよい。
本発明の実施形態に係る除湿機の構成を示すブロック図である。 除湿機を示す概略図である。 (A),(B)は除湿機の具体的構成を示す断面図である。 基枠の前面側の構成を示す分解斜視図である。 除湿機の後面側の構成を示す背面図である。 基枠と除湿ロータとの関係を示す分解斜視図である。 (A)は熱交換器の正面図、(B)は(A)の要部拡大断面図である。 マイコンによる制御を示すフローチャートである。 図8の続きを示すフローチャートである。 図8の運転可能時間判断処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10…除湿機本体
11…除湿通路
12…再生通路
17…吹出口
18…吸込口
19…タンク収容室
31…除湿ロータ(除湿手段)
38…再生空気循環ファン(除湿手段)
40…加熱ヒータ(除湿手段)
42…熱交換器(除湿手段)
50A,50B…室内空気循環ファン(送風手段)
52…タンク
53…フロート部材(満水検出機構)
57…マイクロスイッチ(満水検出機構)
58…操作パネル
61…セグメント表示部(表示手段)
65…マイコン(制御手段,運転可能時間判断手段)
66…記憶手段
67…湿度センサ(湿度検出手段)

Claims (4)

  1. 吸込口と吹出口とを連通する除湿通路を有する除湿機本体と、
    前記除湿通路間に配設され、通過する空気中に含まれる水分を除去する除湿手段と、
    前記吸込口から除湿通路に外気を取り入れ、前記除湿手段を通過させて除湿した空気を前記吹出口から排出する送風手段と、
    前記除湿手段により除湿した水を貯水するタンクと、
    タンク内の水の満水を検出する満水検出機構と、
    2以上の除湿モードを有し、入力手段により選択された除湿モードに基づいて前記送風手段および除湿手段の少なくとも一方を制御するとともに、入力手段により設定した時刻または設定時間経過後に除湿動作を停止する切タイマー機能を有する制御手段と
    を備えた除湿機において、
    前記各除湿モードの単位時間当たりの除湿量を予め記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶した対応する除湿モードの除湿量に基づいて継続して運転可能な時間を判断する運転可能時間判断手段と、
    前記運転可能時間判断手段により判断した運転可能時間を表示する表示手段とを設け、
    前記制御手段は、前記切タイマー機能の設定時に、除湿動作の停止時間と運転可能時間とを比較して、運転可能時間が短い場合には前記切タイマー機能の設定を受け付けないようにしたことを特徴とする除湿機。
  2. 前記切タイマー機能の非設定において、制御手段は、前記運転可能時間判断手段により判断した運転可能時間が経過すると、除湿動作を停止することを特徴とする請求項1に記載の除湿機。
  3. 外気の湿度を検出する湿度検出手段を更に設け、
    前記運転可能時間判断手段は、前記湿度検出手段によって検出した外気の湿度と、前記記憶手段に記憶した対応する除湿モードの除湿量とで、運転可能時間を判断することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の除湿機。
  4. 前記制御手段は、前記満水検出機構により満水を検出した後に、その満水検出が解除されると、前記運転可能時間判断手段により運転可能時間を再び判断させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の除湿機。
JP2004225424A 2004-08-02 2004-08-02 除湿機 Pending JP2006043530A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004225424A JP2006043530A (ja) 2004-08-02 2004-08-02 除湿機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004225424A JP2006043530A (ja) 2004-08-02 2004-08-02 除湿機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006043530A true JP2006043530A (ja) 2006-02-16

Family

ID=36022699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004225424A Pending JP2006043530A (ja) 2004-08-02 2004-08-02 除湿機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006043530A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237068A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 除湿装置
JP2009109186A (ja) * 2009-01-05 2009-05-21 Daikin Ind Ltd 空気清浄機
CN113959070A (zh) * 2021-10-09 2022-01-21 珠海格力电器股份有限公司 一种除湿器的控制方法及除湿器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007237068A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 除湿装置
JP2009109186A (ja) * 2009-01-05 2009-05-21 Daikin Ind Ltd 空気清浄機
CN113959070A (zh) * 2021-10-09 2022-01-21 珠海格力电器股份有限公司 一种除湿器的控制方法及除湿器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4442668B2 (ja) 空気清浄機
JP5478433B2 (ja) 空気清浄機
JP2010054190A (ja) 空気清浄機
JP2008145047A (ja) 加湿機
JP2011012822A (ja) 空気調和機
JP2009068763A (ja) 加湿器
JP2006043530A (ja) 除湿機
KR100393840B1 (ko) 공기조화기
JP2001050569A (ja) 除湿機
JP2010269058A (ja) 空気清浄機
JP2008172695A (ja) 電気機器
JP2001311535A (ja) 空気調和機
JP5024246B2 (ja) 加湿機
JP2014074571A (ja) 加湿装置および除湿装置
JP4935874B2 (ja) 調湿装置
JP3764727B2 (ja) 除湿機
JP2005265256A (ja) 可搬型除湿機
JP2004275924A (ja) 除湿機
JP4128095B2 (ja) 除湿機
JP4982299B2 (ja) 加湿器
JP2006043658A (ja) 除湿機
JP4220414B2 (ja) 家庭用電気製品
JP2008048792A (ja) 空気清浄機
JP5533394B2 (ja) 加湿器
JP2006212543A (ja) 除湿機