JP5533394B2 - 加湿器 - Google Patents
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Description
本発明の一実施形態に係る空気清浄機10の全体構成の概要を図1及び図2に示す。図1は、空気清浄機10の背面に向かって左上方から見た斜視図である。図2は、図1の空気清浄機10において、水タンク31が取り外される様子を示す図である。この空気清浄機10は、加湿機能及び空気清浄機能を有しており、加湿運転時には加湿装置として、空気清浄運転時には空気清浄装置として機能する。
(2−1)ケーシング
ケーシング21は、本体20の外郭を構成している。また、ケーシング21には、本体20の有する各構成部材、検知部70の検知素子72及び制御部60が収納されている。さらに、ケーシング21は、後述するファンケーシング27と共に、タンク用収納部S1と、トレイ用収納部S2とを構成している。タンク用収納部S1は、本体20から着脱可能な水タンク31を収納するための空間である。トレイ用収納部S2は、本体20から着脱可能な引き出し式の水トレイ40を収納するための空間である。
空気清浄ユニット25は、主として、プレフィルタと、HEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタと、脱臭エレメントと、を有している。また、これらは、空気の流れ方向に、プレフィルタ、HEPAフィルタ、脱臭エレメントの順に並んで配置されている。これにより、空気清浄ユニット25では、まず、プレフィルタによって大きな塵埃が取り除かれる。次に、HEPAフィルタによって、さらに微細な塵埃が取り除かれる。さらに、HEPAフィルタを通過した空気は、活性炭などを含む脱臭エレメントによって、ホルムアルデヒドや臭い成分等が分解されたり吸着されたりする。
図3は、図1から、ケーシング21(操作パネル80を除く)と、水タンク31と、空気清浄ユニット25とを取り除いた状態の空気清浄機10を示している。図4及び図5は、図3から、更に、加湿ロータ50と操作パネル80とを取り除いた状態の空気清浄機10を示している。なお、図4は、本体20に水トレイ40が収納されている時の水トレイ40とファンケーシング27との位置関係を示している。また、図5は、本体20に水トレイ40が収納されていない時、すなわち、本体20から水トレイ40が引き出された時の水トレイ40とファンケーシング27との位置関係を示している。
加湿ユニット30は、主として、水タンク31と、水トレイ40と、加湿ロータ50と、ロータ駆動部38と、を備えている。また、加湿ロータ50は水トレイ40の所定位置に配置されているため、水トレイ40が本体20から引き出されると、加湿ロータ50も同様に、本体20から引き出されることになる。
水タンク31は、本体20から着脱可能であり(図1及び図2参照)、本体20に装着される場合には本体20のタンク用収納部S1に収納される。また、水タンク31の下部には注水口(図示せず)が設けられており、水トレイ40内の水位の減少により、水タンク31内の水が注水口を介して水トレイ40内に流出する。
図6は、空気清浄機10を正面から見た時の加湿ユニット30の正面図であって、加湿ユニット30から水タンク31及びロータ駆動部38を省略した図である。図7(a)は、水トレイ40が本体20に収納されている時の空気清浄機10の部分縦断面図であって、水トレイ40の備えるフロート45が水に浮いている状態、すなわち、水トレイ40内の水が不足していない時のフロート45の状態を示す図である。図7(b)は、水トレイ40が本体20に収納されている時の空気清浄機10の部分縦断面図であって、水トレイ40内の水が不足している時のフロート45の状態を示す図である。
加湿ロータ50は、水トレイ40から供給される水を空気中通過する空気に供給する機能を有する。これにより、吸い込み口21aから吸い込まれ、空気清浄ユニット25で清浄された空気が加湿ロータ50を通過することによって、室内に加湿された清浄な空気を供給することができる。本実施形態では、脱臭エレメントを通過した空気が加湿ロータ50を通過する際に、加湿ロータ50から空気中に水分が放出されることで、空気が加湿されている。
ロータ駆動部38は、ロータ駆動モータ32と駆動ギア(図示せず)とを有しており、上述のように、本体20側に配置されている。具体的には、ロータ駆動モータ32と駆動ギアとは、ファンケーシング27の所定位置に固定されている。ロータ駆動モータ32は、後述する制御部60によって駆動制御される。また、駆動ギアは、ロータ駆動モータ32の駆動によって、回転される。なお、駆動ギアは、水トレイ40がケーシング21のトレイ用収納部S2に収納されている状態で、駆動ギアの歯と枠体53の外周に設けられているギアの歯53a(図3参照)とが噛み合う位置に配置されている。このため、加湿ロータ50は、ロータ駆動モータ32の駆動によって駆動ギアが回転することで、回転軸50aを中心に回転するようになっている。
図8は、空気清浄機10の縦断面図であって、水トレイ40が本体20に収納されている時の検知素子72と被検知体71との位置関係を示している。図9は、空気清浄機10の縦断面図であって、水トレイ40が本体20に収納されていない時の検知素子72と被検知体71との位置関係を示している。なお、図8及び図9では、水トレイ40の収納状態と、検知素子72及び被検知体71の位置関係と、を説明しやすくするため、水トレイ40と本体20(ファンケーシング27)との2箇所の断面を示している。
制御部60は、複数の電装品から構成されており、空気清浄運転や加湿運転が行われるように、空気清浄機10の備える各種機器の動作を制御する。具体的には、制御部60は、操作パネル80を介して入力される制御信号に基づいて、送風機26及び加湿ロータ50の駆動を制御する。
ユーザが操作パネル80を操作することで空気清浄機10の運転が開始された場合、制御部60は、受信した制御信号が、加湿運転開始信号であるか、あるいは、空気清浄運転開始信号であるかを判定する。そして、制御部60は、受信した制御信号が加湿運転開始信号である場合には、判断部61に加湿運転開始指示を送信する。なお、制御部60は、空気清浄運転開始信号を受信した場合には、判断部61に対して加湿運転開始指示を送信しない。このため、空気清浄機10において空気清浄運転が行われる場合には、判断部61による水位判断や収納判断等は行われない。
(4−1)
本実施形態では、判断部61が、検知素子72から送信されるオン・オフ信号に基づいて、収納判断及び水位判断を行う。このため、例えば、水位判断と収納判断とが別の検知素子の検知結果に基づいて行われる場合と比較して、コストの増加を抑えることができる。
本実施形態では、判断部61によって給水必要状態であると判断された場合には、報知部90による外部への報知が行われる。ここで、給水必要状態には、水トレイ40が本体20に収納されているけれども、水トレイ40内の水の水位が限界水位未満であるために、気化フィルタ51に水が供給されない第1状態と、水トレイ40が本体20に収納されていないために加湿ロータ50が回転駆動しないことで、気化フィルタ51に水が供給されない第2状態とが含まれる。このため、水トレイ40内の水が不足しているため水タンク31への水の供給が必要であることを外部に報知することができるのに加えて、水トレイ40が本体20に収納されていないことを外部に報知することができる。
(5−1)変形例A
上記実施形態では、加湿運転時における送風機駆動モータ29及びロータ駆動モータ32の駆動開始あるいは駆動停止のタイミングが同じであるが、送風機駆動モータ29及びロータ駆動モータ32の駆動開始あるいは駆動停止のタイミングが異なっていてもよい。
上記実施形態では、報知部90として、LEDが点灯されることで、給水必要状態であることが外部に報知されているが、外部に報知するための手段はLEDに限定されない。例えば、ブザー等が鳴ることで、給水必要状態であることが外部に報知されてもよい。
20 本体
38 ロータ駆動部(駆動部)
40 水トレイ
61 判断部
62 駆動制御部
71 被検知体
72 検知素子
90 報知部
Claims (5)
- 駆動部(38)と、収納部(S2)とを有する本体(20)と、
前記本体から着脱可能に設けられており、前記収納部に収納される水トレイ(40)と、
前記水トレイ内に溜められている水の水位に応じて位置が変化する被検知体(71)と、
前記被検知体からの距離に依拠して前記被検知体を検知する検知素子(72)と、
前記水トレイ内の水の水位を判断する水位判断と、前記水トレイが前記収納部に収納されているか否かを判断する収納判断とを、前記検知素子の検知結果に基づいて行う判断部(61)と、
前記判断部による前記収納判断に応じて、前記駆動部の駆動を制御する駆動制御部(62)と、
を備え、
前記判断部は、
前記収納判断において、前記検知素子によって前記被検知体が第1所定時間以上検知されない場合には、前記水トレイが前記収納部に収納されていない非収納状態であると判断し、
前記水位判断において、前記収納判断で前記非収納状態であると判断してから前記第1所定時間よりも長い第2所定時間以上前記検知素子によって前記被検知体が検知されない場合には、前記水トレイ内の水の水位が所定水位未満である給水必要状態であると判断し、
前記駆動制御部は、
前記駆動部が駆動されている場合であって前記判断部による前記収納判断において収納状態でないと判断された場合には前記駆動部の駆動を停止する、
加湿器(10)。 - 前記駆動制御部は、
前記駆動部が駆動されている場合であって、前記判断部による前記収納判断において、前記非収納状態であると判断された場合には、前記駆動部の駆動を停止する、
請求項1に記載の加湿器。 - 前記判断部による前記水位判断において前記給水必要状態であると判断された場合に、前記水トレイへの給水が必要であることを外部に報知する報知部(90)を更に備える、
請求項1又は2に記載の加湿器。 - 前記検知素子は、リードスイッチであり、
前記被検知体は、磁石であり、
前記水トレイは、前記磁石が取り付けられており、前記水トレイの水位に応じて上下するフロート(45)を有する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の加湿器。 - 前記判断部は、前記水位判断時に前記水トレイ内の水面が変動しないように、前記収納判断をした後に前記水位判断を行う、
請求項1から4のいずれか1項に記載の加湿器。
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