JP2001152942A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

Info

Publication number
JP2001152942A
JP2001152942A JP33816899A JP33816899A JP2001152942A JP 2001152942 A JP2001152942 A JP 2001152942A JP 33816899 A JP33816899 A JP 33816899A JP 33816899 A JP33816899 A JP 33816899A JP 2001152942 A JP2001152942 A JP 2001152942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
internal combustion
engine
combustion engine
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33816899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3817994B2 (ja
Inventor
Yasuki Tamura
保樹 田村
Osamu Nakayama
修 中山
Takuya Okamoto
拓也 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP33816899A priority Critical patent/JP3817994B2/ja
Publication of JP2001152942A publication Critical patent/JP2001152942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3817994B2 publication Critical patent/JP3817994B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関の制御装置において、内燃機関の回
転速度又は車速を上限値以下に制限するにあたって、燃
料カット制御による安定性の高い制御を可能な限り利用
しながら、走行フィーリングの低下を極力抑制しつつ排
気浄化用触媒の過昇温による熱劣化や溶損を防止できる
ようにする。 【解決手段】 車両に搭載された内燃機関の排気通路3
に排気浄化用触媒6が設けられるとともに、該内燃機関
の回転速度又は車速を所定値以下に制限する該内燃機関
の制御装置において、排気浄化用触媒6の触媒温度を検
出又は推定する触媒温度検知手段3bと、触媒温度検知
手段3bにより検知された該触媒温度が所定温度以下の
場合には、燃料カット制御により該制限を行ない、該触
媒温度が該所定温度よりも高い場合には、吸入空気量制
御により該制限を行なう制御手段21とをそなえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載され排
気通路に排気浄化用触媒が設けられた内燃機関の制御装
置に関し、特に内燃機関の回転速度又は車速を所定値以
下に制限する、内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジン回転速度又は車速が
所定の上限値に達すると燃料カットを行なうことでエン
ジン回転速度又は車速を上限値以下に制限する技術が一
般的に知られている。このような技術の一例として、例
えば、特開平05−044551号公報には、ニュート
ラル状態では、非ニュートラル状態よりも燃料カット回
転数を低く設定して、非ニュートラル状態ではエンジン
性能を最大限に発揮し、且つ、ニュートラル状態ではエ
ンジンの過回転を確実に回避できるようにした技術が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
技術では、排気通路に排気浄化用触媒(以下、単に触媒
ともいう)を介装されている場合、触媒温度が高温とな
って触媒が熱劣化したり、溶損したりする虞がある。つ
まり、このような燃料カットによるエンジン回転速度制
御又は車速制御では、ドライバが該上限値を越える出力
要求を継続していると、エンジン回転速度又は車速が所
定の上限値を越えると燃料カットが行なわれ、燃料カッ
ト直前や燃料カットによりエンジン回転速度又は車速が
所定の上限値以下になった場合には、エンジン回転速度
又は車速を所定の上限値まで上昇(又は復帰)させるた
めに、通常空燃比がリッチとされる。
【0004】この際、燃料カット時には、燃料を殆ど含
まない空気が触媒に流入し、一方、燃料カットの前後に
は、燃料過多のリッチな空燃比下で未燃分を多く含んだ
排気が触媒に流入する。したがって、触媒に未燃物と多
量の酸素とが交互に供給されることとなって、未燃物が
触媒上で繰り返し燃焼して触媒を過剰に昇温させるた
め、触媒が熱劣化したり、溶損したりしてしまう虞が生
じるのである。特に、筒内噴射内燃機関(筒内噴射エン
ジン)では、燃焼室内に燃料を直接噴射するため、この
ような燃料カット制御に対する空燃比の応答性が高いた
め、触媒の熱劣化や溶損を一層招きやすい。
【0005】また、特開平8−165942号公報に
は、触媒温度が所定温度よりも高くなった場合、又は、
エンジンが所定の高回転,高負荷状態で所定時間継続し
て運転され触媒温度が所定温度よりも高くなる虞のある
場合には、スロットル弁開度を徐々に下げていくことに
より、排気通路に介装された触媒の熱劣化や溶損を防止
できるようにした技術が開示されている。しかし、この
技術は、エンジン回転速度又は車速を所定の上限値に制
限することを目的とするものではなく、触媒温度を所定
温度以下に抑えることを目的としており、エンジン回転
速度が所定値以下であったとしても、触媒温度が所定温
度よりも高くなった場合には、スロットル弁開度が強制
的に下げられてしまう。このため、運転者の出力要求に
反してスロットル弁開度制御(吸入空気量制御)により
エンジン出力を強制的に低下させる頻度が高くなって走
行フィーリングを大幅に低下させてしまうという課題が
ある。
【0006】本発明は、このように、内燃機関の回転速
度又は車速を所定値(上限値)以下に制限する場合に、
燃料カットと復帰とを繰り返すと触媒には酸素と未燃物
とが交互に供給されて未燃物が触媒上で燃焼して触媒が
劣化してしまう現象に着目し創案されたもので、内燃機
関の回転速度又は車速を所定値以下に制限するにあたっ
て、燃料カット制御による安定性の高い制御を可能な限
り利用しながら、走行フィーリングの低下を極力抑制し
つつ排気浄化用触媒の過昇温による熱劣化や溶損を防止
できるようにした、内燃機関の制御装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の内燃
機関の制御装置では、触媒温度検知手段により、車両に
搭載された内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化用
触媒の触媒温度が所定温度以下であることが検知された
場合には、燃料カット制御により内燃機関の回転速度又
は車速が所定値以下に制限され、触媒温度が所定温度よ
りも高い場合には、吸入空気量制御により該制限が行な
われる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1及び図2は本発明の一
実施形態としての内燃機関の制御装置について示す図で
ある。なお、本実施形態では、内燃機関に、燃焼室内に
燃料を直接噴射する筒内噴射内燃機関(筒内噴射エンジ
ン,以下、単にエンジンとも言う)を適用した例を示
す。
【0009】本発明の制御装置がそなえられる筒内噴射
エンジンは、図1に示すように構成されており、燃焼室
1には、吸気通路2および排気通路3が連通しうるよう
に接続されており、吸気通路2と燃焼室1とは吸気弁4
によって、排気通路3と燃焼室1とは排気弁5によっ
て、それぞれ連通制御されるようになっている。また、
吸気通路2には、エアクリーナ2a,吸入空気量を検出
するエアフローセンサ(AFS)2b,吸入空気量を制
御するスロットル弁2c,スロットル弁2cの開度を検
出するスロットルポジションセンサ(TPS)2dが設
けられており、スロットル弁2cは、アクセルペダルの
踏込量とは独立して作動可能な電子制御式スロットル弁
(ETV)により構成されている。また、排気通路3に
は、排気中のO2濃度を検出するO2センサ3a,排気浄
化用触媒としての三元触媒(以下、単に触媒とも言う)
6,触媒6の直ぐ上流の排気温度を触媒6の温度TC
して検出する触媒温度センサ(触媒温度検知手段)3
b,図示しないマフラが設けられている。また、燃焼室
1には、インジェクタ8が燃焼室1へ燃料を直接噴射す
べくその開口を燃焼室1に臨ませるように配置されてい
る。
【0010】このような構成により、スロットル弁2c
の開度に応じエアクリーナ2aを通じて吸入された空気
が、吸気弁4の開放により燃焼室1内に吸入され、燃焼
室1内のピストン上面に形成された半球状の凹部1aに
より縦渦(逆タンブル流)に生成されて、ECU20か
らの信号に基づいてインジェクタ8から噴射された燃料
と混合されるようになっている。そして、燃焼室1内で
点火プラグ7を適宜のタイミングで点火させることによ
り、この混合気を燃焼させてエンジントルクを発生させ
たのち、排気が燃焼室1内から排気通路3へ排出され、
触媒6で浄化されてから、マフラで消音されて排出され
るようになっている。
【0011】なお、このエンジンには、上述したAFS
2b,TPS2d,O2センサ3a,触媒温度センサ3
bの他に、例えば、クランクシャフト9に付設されたク
ランク角検出装置9a等の種々のセンサが設けられてお
り、これらのセンサからの検出情報がECU20へ送ら
れるようになっている。筒内噴射エンジンについてさら
に説明すると、筒内噴射エンジンでは、このように燃焼
室1内で吸入空気を逆タンブル流に生成することによ
り、点火プラグ7近傍に少量の燃料を集めて層状燃焼さ
せ、混合気全体としては極めてリーンな空燃比での燃焼
(希薄燃焼)が可能となっている。そして、筒内噴射エ
ンジンは、燃料噴射の態様として、このようにリーンな
空燃比下で運転を行なうリーン運転モードと、空燃比が
理論空燃比(ストイキ)近傍となるようにO2センサ3
aからの検出情報等に基づいてフィードバック制御を行
なうストイキ運転モードと、リッチな空燃比で運転を行
なうリッチ運転モードとが設けられている。なお、リー
ン運転での運転をリーン運転、ストイキ運転モードでの
運転をストイキ運転、リッチ運転モードでの運転をリッ
チ運転という。
【0012】そして、このような運転モードの選択、即
ち目標空燃比の設定は、ECU20により運転状態に応
じて行なわれるようになっている。つまり、ECU20
は、TPS2d及びクランク角検出手段9aの検出情報
に基づきエンジン負荷Pe及びエンジン回転速度Ne
(運転状態)を計算し、この運転状態に応じてエンジン
の運転モードを設定するようになっており、エンジン負
荷Pe及びエンジン回転速度Neが大きくなるほど、リ
ーン運転,ストイキ運転,リッチ運転の順に運転モード
を設定するようになっている。
【0013】さらに、ECU20は、設定された各運転
モード毎に予め記憶されたマップを用いて、エンジン運
転状態(エンジン負荷Pe及びエンジン回転速度Ne)
に応じて具体的な目標空燃比を設定するか、又は、O2
センサ3aの出力に基づいて目標空燃比を設定するよう
になっているのである。また、本実施形態では、ECU
20内の機能として構成されるエンジン回転速度制限手
段(制御手段)21と、上述した触媒温度センサ3bと
からなるエンジン回転速度制御装置(内燃機関の制御装
置)がそなえられている。
【0014】エンジン回転速度制限手段21は、エンジ
ン回転速度Neが許容回転速度の上限値(所定値)N0
よりも高くなると、エンジン回転速度Neが上限値N0
以下になるようにエンジン回転速度制御を行なうもの
で、触媒温度センサ3bからの検出情報に基づき触媒温
度TCが所定温度T0以下であると判定された場合には、
インジェクタ8の作動を制御して燃料カットすることに
より、かかるエンジン回転速度制御を行ない、触媒温度
Cが所定温度T0よりも高いと判定された場合には、ス
ロットル弁2cの開度を制御して吸入空気量を制御する
ことにより、かかるエンジン回転速度制御を行なうよう
になっている。
【0015】従来技術の課題として説明したように、燃
料カットによるエンジン回転速度制御では、エンジン回
転速度Neが上限値N0を越えると燃料カットが行なわ
れ、この燃料カットによりエンジン回転速度Neが上限
値N0以下になると今度は燃料を噴射してエンジン回転
速度Neを上限値N0まで上昇(復帰)させる。この
際、燃料カット時には、燃料を殆ど含まない空気が触媒
6に流入し、復帰時には、エンジン回転速度Neが上限
値N0付近であるため、空燃比はリッチとされて、未燃
分を多く含んだ排気が触媒6に流入する。したがって、
触媒6に未燃物と多量の酸素とが交互に供給されること
となって、これにより未燃物が触媒6上で繰り返し燃焼
して触媒温度TCが上昇して、この触媒6が熱劣化した
り、溶損したりしてしまう虞がある。
【0016】そこで、本制御装置では、触媒温度TC
所定温度T0よりも高く、このまま燃料カットを行なう
と、触媒温度TCが昇温して耐熱温度を越えてしまい触
媒6が熱劣化や溶損を起こすことが予想される場合に
は、スロットル弁2cの開度をアクセル開度に対応した
本来の開度よりも低下させることにより、エンジン出力
を低下させて、エンジン回転速度を低下させるようにな
っている。つまり、エンジン回転速度Neが上限値N0
よりも高くなったときには、スロットル弁2cの開度を
所定開度まで下げて吸入空気量を減少させて、減少した
吸入空気量と設定した空燃比とに応じてインジェクタ8
の作動を制御して燃料噴射量を減少させて、その後、エ
ンジン回転速度Neが上限値N0よりも低下したときに
は、スロットル弁2cの開度を上げて吸入空気量及び燃
料噴射量を増加させてエンジン回転速度Neを上限値N
0まで上昇させる。以降、このようなスロットル弁2c
の開閉を交互に繰り返すようになっている。
【0017】そして、上述したように、空燃比はECU
20により設定されるが、このような吸入空気量制御の
際には、燃料カットによるエンジン回転速度制御のよう
に未燃物の付着した触媒6に極めて大量の酸素が導入さ
れることはなく、未燃物の燃焼は緩慢となり触媒6の過
剰な昇温が防止されるのである。本発明の一実施形態と
してのエンジン回転速度制御装置は上述のように構成さ
れているので、例えば図2に示すようにエンジン回転速
度制御が行なわれる。つまり、ステップA10で、エン
ジン回転速度Neと上限値N0との比較が行なわれ、エ
ンジン回転速度Neが上限値N0よりも大きければ、エ
ンジン1は過回転しているため、エンジン回転速度Ne
を上限値N0以下にすべくエンジン回転速度制御を行な
う必要があるとしてステップA20に進み、一方、エン
ジン回転速度Neが上限値N0以下であれば、ステップ
A50に進み、通常通りの燃料噴射及び吸入空気量の制
御(通常制御)、即ち、アクセル開度に応じた制御が行
なわれて、リターンする。
【0018】そして、ステップA20では、触媒温度T
Cと所定温度T0との比較が行なわれ、触媒温度TCが所
定温度T0よりも高ければ、ステップA30に進み、ス
ロットル弁2cを開度制御して吸入空気量の流量制御を
行なうことにより、かかるエンジン回転速度制御が行な
われ、一方、触媒温度TCが所定温度T0よりも高くなけ
れば、ステップA40に進み、燃料カットにより、かか
るエンジン回転速度制御が行なわれる。
【0019】したがって、本エンジン回転速度制御装置
によれば、エンジン回転速度を上限値N0以下にするエ
ンジン回転速度制御において、燃料カットによる安定性
の高い制御且つ低燃費運転を極力行ないつつ、燃料カッ
トを行なうと触媒6の熱劣化を招く虞のある場合には、
吸入空気量制御により触媒6を劣化或いは溶損を招来し
ないようにしながら、かかるエンジン回転速度制御を行
なうことができるという利点がある。
【0020】また、触媒6の劣化又は溶損を防止するた
めの吸入空気量制御は、触媒温度が所定温度よりも高
く、エンジン回転速度Neが上限値N0を越えた場合に
限って行なわれるので、走行フィーリングの低下を極力
抑制することができるという利点もある。なお、本発明
の内燃機関の制御装置は、上述の実施形態のものに限定
されるものでなく、種々変形して実施することができ
る。
【0021】例えば、上述の実施形態では、内燃機関の
制御装置は、エンジン回転速度(内燃機関の回転速度)
を所定値以下に制限するように構成されているが、車速
を所定値(上限値)以下に制限するように構成してもよ
い。また、スロットル弁2cの開度制御(吸入空気量の
制御)は単純なオン・オフ制御であってもよい。つま
り、吸入空気量を減少させる態様としてスロットル弁2
cを全閉(アイドル開度)とすることも考えられる。
【0022】また、上述の実施形態では、スロットル弁
2cの開度制御は、特に応答遅れを考慮した制御を行な
っていないが、応答遅れを考慮して、比例制御,積分制
御,微分制御の内の少なくとも一つを用いて制御を行な
うようにしてもよい。また、スロットルモデル,吸入空
気量モデル及び燃焼モデルの内少なくとも1つのモデル
を用いたシミュレーションにより、スロットル弁開度に
対するエンジンの筒内に吸入される吸入空気量,エンジ
ンの筒内(燃焼室内)の燃焼状態ひいてはエンジンの出
力トルクを推定し、この推定結果に基づき、スロットル
弁開度を制御するようにしてもよい。この場合、最適な
出力トルクが得られるようにスロットル弁開度を制御し
て、エンジン回転速度制御の際の走行フィーリングを快
適なものとすることができる。
【0023】さらに、上述の実施形態では、触媒温度検
知手段を触媒温度センサ3b単独により構成している
が、触媒6に蓄積した未燃物の蓄積量を検知する未燃物
量検知手段を加えて、触媒温度センサ3bと未燃物量検
知手段とから触媒温度検知手段を構成してもよい。つま
り、燃料カットを行なった場合の触媒温度を、触媒温度
センサ3bにより検出された触媒温度TCと、未燃物量
検知手段により検知された蓄積量の未燃物が燃焼した場
合に予想される触媒6の昇温ΔTとの合計として推定
し、この推定された触媒温度が触媒6の耐熱温度を越え
る虞のある場合には、吸入空気量制御によるエンジン回
転速度制御を行なうようにするのである。
【0024】この場合、例えば、排気通路3の触媒6の
上流側及び下流側に未燃物の濃度を検出するHCセンサ
やCOセンサのようなガスセンサを介装し、これらのガ
スセンサにより未燃物量検知手段を構成すればよい。こ
れにより、上流側と下流側とのガスセンサ検出値の差を
積算することで触媒6に蓄積した未燃物量を推定するこ
とができる。また、未燃物量検知手段をECU20内の
機能として構成し、目標燃空比(燃空比:空燃比の逆
数)から理論燃空比を差し引いた値、即ち、単位吸入空
気量あたりの燃焼に寄与しない燃料量に、AFS2bに
より検出された吸入空気量を乗じて単位時間当たりに発
生する未燃物量を求め、この未燃物量を積算していくこ
とにより未燃物蓄積量を推定するようにしてもよい。こ
の場合、排気通路3に空燃比センサを設けて、この空燃
比センサにより検出された実空燃比を目標空燃比の代わ
りに使用するとより正確に未燃物蓄積量を推定すること
ができる。
【0025】また、未燃物量検知手段を、触媒6の出入
口の排気差圧を検出する差圧検出手段により構成し、こ
の差圧検出手段により検出された排気差圧が所定値より
も大きい場合には、触媒6に所定量よりも多くの未燃物
が蓄積したと判定して、吸入空気量制御によるエンジン
回転速度制御を行なうようにしてもよい。但し、排気差
圧は、未燃物量だけでなく排気量等に応じても変化する
ので、排気量検出手段を設け、この排気量検出手段の検
出結果に基づき補正を行なう必要がある。この場合、排
気量の代わりに一般的に車両にそなえられるAFS2b
により検出された吸入空気量で近似して補正してもよ
い。
【0026】また吸入空気量制御によるエンジン回転速
度制御を行なう際、エンジントルクを安定して保持でき
るように、かかる吸入空気量の変化に応じて点火プラグ
7による点火タイミングを可変制御するように構成して
もよい。また、上述の実施形態では、本発明の制御装置
を、排気浄化用触媒として三元触媒をそなえた内燃機関
に適用しているが、リーンNOX触媒又は三元触媒とリ
ーンNOX触媒とをそなえた内燃機関に適用してもよ
い。
【0027】さらに、本発明の制御装置は、筒内噴射内
燃機関だけでなく、燃料カット可能な内燃機関に広く適
用しうるもので、例えば、吸気通路で燃料噴射を行なう
ポート噴射内燃機関にも適用できるものである。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の内燃機関
の制御装置によれば、触媒温度検知手段により、内燃機
関の排気通路に設けられた排気浄化用触媒の触媒温度
が、所定温度以下であることが検知された場合には、燃
料カット制御により、内燃機関の回転速度又は車速が所
定値以下に制限され、触媒温度が所定温度よりも高い場
合には、吸入空気量制御により該制限が行なわれるの
で、内燃機関の回転速度又は車速を上限値以下に制限す
るにあたって、燃料カット制御による安定性の高い制御
を可能な限り利用しながら、走行フィーリングの低下を
極力抑制しつつ排気浄化用触媒の過昇温による熱劣化や
溶損を防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての内燃機関の制御装
置の機能構成を内燃機関の全体構成とともに示す模式的
な構成図である。
【図2】本発明の一実施形態としての内燃機関の制御装
置の制御を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
3 排気通路 3b 触媒温度センサ(触媒温度検知手段) 6 三元触媒(排気浄化用触媒) 21 エンジン回転速度制限手段(制御手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/24 F01N 3/24 L U R F02D 29/02 311 F02D 29/02 311C 311F 41/32 41/32 D 45/00 301 45/00 301H 301K (72)発明者 岡本 拓也 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3G084 BA05 BA13 BA24 DA00 DA35 FA07 FA10 FA27 FA29 FA33 3G091 AA02 AA17 AA23 AA24 AB03 AB05 BA04 BA05 BA08 BA10 CB05 CB06 CB07 DA01 DA02 DA03 DA05 DB10 DC01 DC06 EA01 EA03 EA05 EA07 EA17 EA18 EA31 EA32 EA33 EA34 FA02 FA04 FA05 FA12 FA13 FA14 FB03 FB10 FB11 FB12 FC07 FC08 HA08 HA36 HA37 HA42 3G093 AB00 BA06 BA07 BA17 DA04 EA05 EA09 FA04 FA11 FB02 FB05 3G301 HA04 JA33 JA34 JA35 LA03 LB04 MA24 PA01Z PA11Z PD03Z PD12Z PE01Z PF03Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された内燃機関の排気通路に
    排気浄化用触媒が設けられるとともに、該内燃機関の回
    転速度又は車速を所定値以下に制限する該内燃機関の制
    御装置において、 該排気浄化用触媒の触媒温度を検出又は推定する触媒温
    度検知手段と、 該触媒温度検知手段により検知された該触媒温度が所定
    温度以下の場合には、燃料カット制御により該制限を行
    ない、該触媒温度が該所定温度よりも高い場合には、吸
    入空気量制御により該制限を行なう制御手段とをそなえ
    ていることを特徴とする、内燃機関の制御装置。
JP33816899A 1999-11-29 1999-11-29 内燃機関の制御装置 Expired - Lifetime JP3817994B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33816899A JP3817994B2 (ja) 1999-11-29 1999-11-29 内燃機関の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33816899A JP3817994B2 (ja) 1999-11-29 1999-11-29 内燃機関の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001152942A true JP2001152942A (ja) 2001-06-05
JP3817994B2 JP3817994B2 (ja) 2006-09-06

Family

ID=18315563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33816899A Expired - Lifetime JP3817994B2 (ja) 1999-11-29 1999-11-29 内燃機関の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3817994B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503684A (ja) * 2004-06-22 2008-02-07 ジーエム グローバル テクノロジー オペレーションズ,インク. 触媒コンバータの温度の推定及び対応する機器
JP2009190511A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Toyota Motor Corp 車両およびその制御方法
DE112009004625T5 (de) 2009-04-02 2012-08-23 Toyota Jidosha K.K. Steuervorrichtung undSteuerverfahren für ein Fahrzeug
US20140020363A1 (en) * 2012-07-17 2014-01-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus and control method for internal combustion engine
WO2016027287A1 (ja) * 2014-08-19 2016-02-25 川崎重工業株式会社 鞍乗型乗り物
KR20160054418A (ko) * 2014-11-06 2016-05-16 만 디젤 앤 터보 에스이 내연기관을 작동하기 위한 방법 및 제어장치
KR20210008668A (ko) * 2019-07-15 2021-01-25 현대자동차주식회사 하이브리드 차량의 펌핑로스 저감 시스템 및 방법

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008503684A (ja) * 2004-06-22 2008-02-07 ジーエム グローバル テクノロジー オペレーションズ,インク. 触媒コンバータの温度の推定及び対応する機器
JP2009190511A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Toyota Motor Corp 車両およびその制御方法
DE112009004625T5 (de) 2009-04-02 2012-08-23 Toyota Jidosha K.K. Steuervorrichtung undSteuerverfahren für ein Fahrzeug
US8596041B2 (en) 2009-04-02 2013-12-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device and control method for vehicle
DE112009004625B4 (de) * 2009-04-02 2014-05-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Steuervorrichtung undSteuerverfahren für ein Fahrzeug
US20140020363A1 (en) * 2012-07-17 2014-01-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus and control method for internal combustion engine
US8904754B2 (en) * 2012-07-17 2014-12-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus and control method for internal combustion engine
US20170276103A1 (en) * 2014-08-19 2017-09-28 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Straddle-type vehicle
CN106536893A (zh) * 2014-08-19 2017-03-22 川崎重工业株式会社 跨乘式交通工具
JPWO2016027287A1 (ja) * 2014-08-19 2017-05-25 川崎重工業株式会社 鞍乗型乗り物
WO2016027287A1 (ja) * 2014-08-19 2016-02-25 川崎重工業株式会社 鞍乗型乗り物
EP3184777A4 (en) * 2014-08-19 2018-06-20 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Saddled vehicle
US10837415B2 (en) 2014-08-19 2020-11-17 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Straddle-type vehicle
KR20160054418A (ko) * 2014-11-06 2016-05-16 만 디젤 앤 터보 에스이 내연기관을 작동하기 위한 방법 및 제어장치
JP2016089834A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 マン・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー 内燃機関を運転するための方法及び制御装置
KR102270963B1 (ko) * 2014-11-06 2021-07-01 만 에너지 솔루션즈 에스이 내연기관을 작동하기 위한 방법 및 제어장치
KR20210008668A (ko) * 2019-07-15 2021-01-25 현대자동차주식회사 하이브리드 차량의 펌핑로스 저감 시스템 및 방법
KR102659247B1 (ko) 2019-07-15 2024-04-18 현대자동차주식회사 하이브리드 차량의 펌핑로스 저감 시스템 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3817994B2 (ja) 2006-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3521632B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2000054882A (ja) 筒内噴射式エンジンの制御装置
JP5176911B2 (ja) セタン価判定装置
JP2002161770A (ja) 内燃機関の可変バルブタイミング制御装置
JP2002047969A (ja) エンジンの制御装置
JP2001152942A (ja) 内燃機関の制御装置
JPH11132081A (ja) 内燃機関の筒内噴射式燃料制御装置
JP2000087736A (ja) 内燃機関
JP4057706B2 (ja) 筒内直噴式火花点火エンジン
JP2004353495A (ja) 内燃機関排気成分検出用センサ保護装置
JP2002130024A (ja) 直噴火花点火式内燃機関の制御装置
JP2004346912A (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP4170167B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2001073912A (ja) 直噴火花点火式内燃機関の制御装置
JP4255224B2 (ja) 内燃機関
JP3309776B2 (ja) 内燃機関の点火時期制御装置
JP3724369B2 (ja) 直噴火花点火式エンジンの制御装置
JP4560997B2 (ja) エンジン制御装置
JP2000054883A (ja) 筒内噴射式エンジンの制御装置
JP2002097980A (ja) 排ガス浄化装置
JP2000257476A (ja) 筒内噴射式内燃機関の制御装置
JP2004360569A (ja) 内燃機関の排気浄化制御装置
JP3617714B2 (ja) 筒内噴射式燃料制御装置
JP3562300B2 (ja) 筒内直接燃料噴射式内燃機関の制御装置
JP2003120376A (ja) 触媒熱劣化抑制装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060605

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3817994

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140623

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term