JP3724369B2 - 直噴火花点火式エンジンの制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直噴火花点火式エンジンの制御装置に関し、特に、運転状態に応じて燃焼方式を切り換えるエンジンにおける燃焼方式切り換え時の点火時期制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、燃費や排気浄化性能の向上を目的として、エンジンの燃焼室内に直接燃料を噴射供給して成層燃焼を行わせる直噴火花点火式エンジンが、採用されてきている。
同上の直噴火花点火式エンジンにおいて、排気浄化触媒の昇温活性化促進のため、燃料を吸気行程と圧縮行程とで分割して噴射することにより、点火栓周りに空燃比がストイキよりリッチな空燃比の成層混合気を形成し、その外側にストイキよりリーンな空燃比の混合気を形成して、燃焼させるようにしたものがある(特開平10−212987号参照)。
【0003】
即ち、点火栓周りの比較的リッチな混合気の初期燃焼で燃焼速度を早めつつ、リーン混合気による主燃焼へ移行させることにより、点火時期のリタードを可能とし、最後に点火栓付近で余剰燃料による後燃えを発生させることなどによって、HC,NOx等の排出を抑制しつつ排気温度を上昇させて、排気浄化触媒の活性化促進を図っている。なお、点火栓周りの混合気の空燃比はストイキとする場合もあり、以下、このようにして形成された混合気の燃焼を成層ストイキ燃焼と称して説明する。
【0004】
ところで、例えば上記のように排気温度上昇の要求から成層ストイキ燃焼を行っているときでも、エンジンを加速操作したときは、出力確保のため燃焼室全体に均質な混合気を形成して燃焼する均質燃焼に切り換えられるが、加速操作によって燃焼の切り換え要求が発生すると同時に燃焼を切り換えると、トルク段差を発生する。
【0005】
このため、上記のような燃焼の切り換え時に、トルク段差を抑制するための点火時期補正を行うようにしたものが提案されている。具体的には、成層ストイキ燃焼(均質燃焼)から均質燃焼(成層ストイキ燃焼)への切り換え時に、該切り換え要求が発生してから点火時期を、切り換え後の燃焼に適合した点火時期まで補正してから燃焼を切り換えることにより、トルク段差の発生を抑制している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、急加速時には上記の点火時期補正では、補正の完了に時間が掛かりすぎて燃焼の切り換えが遅くなり、エンジンレスポンスが悪化し良好な運転性を確保できなくなることがあった。
具体的には、成層ストイキ燃焼は、半成層燃焼であり、吸気通路等に装着されたスワールコントロールバルブ(流動制御弁)等を閉じて、燃焼室内のガス流動を強め、点火栓周りに可燃混合気を形成し安定した燃焼を確保している。
【0007】
一方、急加速要求時には、前記成層ストイキ燃焼のままでは、前記ガス流動強化用のスワールコントロールバルブ等が閉じているため、吸気が絞られているので、急加速時要求の吸入空気量をまかないきれなく、エンジンレスポンスの悪化ひいては運転性の悪化を招くおそれがあった。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、トルク段差の発生を抑制しつつ良好な過渡運転性能が得られるようにした直噴火花点火式エンジンの制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1に係る発明は、
エンジン運転状態に応じて、燃焼室全体に均質な混合気を形成して燃焼させる均質燃焼と、点火栓周りに空燃比がストイキもしくはストイキよりリッチな混合気を形成し、その外側にストイキよりリーンな混合気を形成して燃焼させる成層ストイキ燃焼と、を切り換えるエンジンにおいて、
前記燃焼切り換え要求の発生後、点火時期を切り換え後の燃焼に見合った目標点火時期まで補正してから燃焼切り換えを行い、かつ、該点火時期の補正割合をアクセル開度の変化速度に応じて可変に制御することを特徴とする。
【0011】
請求項1に係る発明によると、
燃焼切り換え要求の発生時に、運転者の要求を表すアクセル開度の変化速度に応じて目標点火時期への補正割合が設定されるので、要求された運転性を満たすように適度な時間で燃焼の切り換えが実行され、トルク段差の吸収と過渡運転性とを両立させることができる。
【0012】
また、請求項2に係る発明は、
エンジン運転状態に応じて、燃焼室全体に均質な混合気を形成して燃焼させる均質燃焼と、点火栓周りに空燃比がストイキもしくはストイキよりリッチな混合気を形成し、その外側にストイキよりリーンな混合気を形成して燃焼させる成層ストイキ燃焼と、を切り換えるエンジンにおいて、
前記燃焼切り換え要求の発生後、点火時期を切り換え後の燃焼に見合った目標点火時期まで補正してから燃焼切り換えを行い、かつ、該点火時期の補正割合をアクセル開度とアクセル開度の変化速度とに応じて可変に制御することを特徴とする。
【0013】
請求項2に係る発明によると、
燃焼切り換え要求の発生時に、運転者の要求を表すアクセル開度と、該アクセル開度の変化速度との両方に応じて目標点火時期への補正割合が設定されるので、より的確に把握された要求運転性を満たすように適度な時間で燃焼の切り換えが実行され、トルク段差の吸収と過渡運転性とを両立させることができる。
【0014】
また、請求項3に係る発明は、
前記成層ストイキ燃焼から均質燃焼への切り換え時、点火時期を前記目標点火時期に近づける進角方向の補正割合を、アクセル開度が大きいときに大きくすることを特徴とする。
請求項3に係る発明によると、
急加速時などアクセル開度が大きくなると、均質燃焼に適合した目標点火時期(MBT)への進角方向の補正割合が大きい値に設定されるので、点火時期が速やかに目標点火時期まで進角補正されて、短時間で均質燃焼に切り換えられる。
【0015】
一方、アクセル開度が小さく留まる緩加速時などは、進角方向の補正割合を比較的小さい値に設定されるので、比較的緩やかにトルクを上昇させつつ均質燃焼に切り換えられる。したがって、要求加速に応じたトルク上昇速度と切り換え時間で均質燃焼へ移行し、トルク段差を吸収しつつ加速応答性(エンジンレスポンス)を満たすことができる。
【0016】
また、請求項4に係る発明は、
前記成層ストイキ燃焼から均質燃焼への切り換え時、アクセル開度が所定開度以上で目標点火時期への切り換えが完了するように前記進角方向の補正割合を設定することを特徴とする。
請求項4に係る発明によると、
アクセル開度が所定開度以上になったときには、目標点火時期への切り換えが完了して均質燃焼に切り換えられるので、燃焼の切り換え遅れを確実に防止して急加速応答性を確保することができる。
【0017】
また、請求項5に係る発明は、
前記成層ストイキ燃焼から均質燃焼への切り換え時、点火時期を前記目標点火時期に近づける単位時間あたりの進角方向の補正割合を、アクセル開度の増大速度が大きいときに大きくすることを特徴とする。
請求項5に係る発明によると、アクセル開度の変化速度が大きい急加速時は、均質燃焼に適合した目標点火時期(MBT)への単位時間あたり進角補正割合すなわち進角補正速度が大きい値に設定されるので、点火時期が短時間で目標点火時期まで進角補正されて、短時間で均質燃焼に切り換えられる。
【0018】
一方、アクセル開度の変化速度が小さい緩加速時は、進角補正速度が比較的小さい値に設定されるので、比較的緩やかにトルクを上昇させつつ均質燃焼に切り換えられる。
したがって、要求加速に応じたトルク上昇速度と切り換え時間で均質燃焼へ移行し、トルク段差を吸収しつつ加速応答性(エンジンレスポンス)を満たすことができる。
【0019】
また、請求項6に係る発明は、
前記成層ストイキ燃焼用の混合気形成を促進する吸気流動制御弁を備え、前記成層ストイキ燃焼から均質燃焼への切り換えと同時に前記流動制御弁を閉から開に切り換えることを特徴とする。
請求項6に係る発明によると、
既述のように、吸気流動制御弁を備えることにより、燃焼室内に適度な吸気流動を生じさせて成層ストイキ燃焼用の混合気形成が促進され、安定した成層ストイキ燃焼を行わせることができるが、該吸気流動制御弁を作動した成層ストイキ燃焼のままでは急加速時要求の吸入空気量をまかないきれない。
【0020】
したがって、本発明を適用して、成層ストイキ燃焼から速やかに均質燃焼への切り換えることにより、急加速時要求を満たせる効果が大きい。
また、請求項7に係る発明は、
前記成層ストイキ燃焼時は、吸気行程中の燃焼噴射により燃焼室全体にリーンな混合気を形成し、圧縮行程中の燃料噴射により点火栓周りに空燃比がストイキもしくはストイキよりリッチな混合気を形成することを特徴とする。
【0021】
請求項7に係る発明によると、
吸気行程と圧縮行程とに分割して燃料噴射することで、成層ストイキ燃焼用の混合気を容易かつ良好な状態に形成することができる。
また、請求項8に係る発明は、
前記アクセル開度を、スロットル開度によって検出することを特徴とする。
【0022】
請求項8係る発明によると、
アクセル開度に応じたスロットル開度の検出値を用いても同様に機能し、実際の吸気特性に見合った燃焼切り換え時の点火時期制御を行える。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。
本発明の、実施形態のシステム構成を示す図1において、エンジン(内燃機関)1の吸気通路2には吸入空気流量Qaを検出するエアフローメータ3及び吸入空気流量Qaを制御するスロットル弁4が設けられると共に、各気筒の吸気ポートに成層ストイキ燃焼用の吸気流動制御弁としてのスワールコントロールバルブ21が装着される。該スワールコントロールバルブ21は、コントロールユニット50によって制御されるアクチュエータ22により成層ストイキ燃焼時に絞り制御され、燃焼室内のガス流動を強めて成層ストイキ燃焼に適した混合気が形成されるようにしている。
【0024】
また、各気筒の燃焼室に臨ませて、燃料噴射弁5が設けられている。前記燃料噴射弁5は、前記コントロールユニット50において設定される駆動パルス信号によって開弁駆動され、図示しない燃料ポンプから圧送されてプレッシャレギュレータ(図示せず)により所定圧力に制御された燃料を燃焼室内に直接噴射供給することができるようになっている。
【0025】
なお、燃焼室に臨んで装着されて、コントロールユニット50からの点火信号に基づいて吸入混合気に対して点火を行う点火栓6が、各気筒に設けられている。
一方、排気通路7には、排気中の特定成分(例えば、酸素)濃度を検出することによって排気延いては吸入混合気の空燃比を検出する空燃比センサ8(リッチ・リーン出力する酸素センサであっても良いし、空燃比をリニアに広域に亘って検出する広域空燃比センサであってもよい)が設けられ、その下流側には、排気を浄化するための排気浄化触媒9が介装されている。なお、排気浄化触媒9としては、ストイキつまり理論空燃比{λ=1、A/F(空気重量/燃料重量)・14.7}近傍において排気中のCO,HCの酸化とNOx の還元を行って排気を浄化することができる三元触媒、或いは排気中のCO,HCの酸化を行う酸化触媒、或いは理論空燃比近傍において三元機能は発揮し、リーン空燃比において排気中のNOxをトラップし、ストイキ乃至リッチ空燃比になったときにトラップしたNOxを還元放出するNOxトラップ触媒等を用いることができる。
【0026】
更に、前記排気浄化触媒9の排気下流側には、排気中の特定成分(例えば、酸素)濃度を検出し、リッチ・リーン出力する下流側酸素センサ10が設けられるようになっている。
ここでは、下流側酸素センサ10の検出値により、空燃比センサ8の検出値に基づく空燃比フィードバック制御を補正することで、空燃比センサ8の劣化等に伴う制御誤差を抑制する等のために(所謂ダブル空燃比センサシステム採用のために)、前記下流側酸素センサ10を設けて構成したが、空燃比センサ8の検出値に基づく空燃比フィードバック制御を行わせるだけで良い場合には、かかる下流側酸素センサ10は省略することができるものである。また、空燃比フィードバック制御を行わない場合には、空燃比センサ8と下流側酸素センサ10を共に省略することができるものである。
【0027】
ところで、空燃比センサ8は、排気浄化触媒9の排気上流側に設けられ、かつ熱容量も小さいので、排気浄化触媒9に比べれば、活性化速度は極めて速い。また、空燃比センサ8を電熱ヒータ等により強制的に昇温(活性化)させることもできるから、成層ストイキ燃焼中(排気浄化触媒9の暖機過程中)に、当該空燃比センサ8の検出結果に基づく空燃比フィードバック制御を行うことは可能である。
【0028】
そこで、本実施の形態では、始動後直ちに空燃比センサ8を活性化させて、後述する成層ストイキ燃焼時に、燃焼室全体の空燃比がストイキとなるように、空燃比センサ8の検出値に基づいて、フィードバック制御する。
また、クランク角センサ11が備えられており、コントロールユニット50では、該クランク角センサ11からエンジン回転と同期して出力されるクランク単位角信号を一定時間カウントして、又は、クランク基準角信号の周期を計測してエンジン回転速度Neを検出できるようになっている。
【0029】
そして、エンジン1の冷却ジャケットに臨んで設けられ、冷却ジャケット内の冷却水温度Twを検出する水温センサ12が設けられている。
更に、前記スロットル弁4の開度を検出するスロットルセンサ13(アイドルスイッチとしても機能させることができる)が設けられている。
ところで、本実施形態においては、前記スロットル弁4の開度を、DCモータ等のアクチュエータにより制御することができるスロットル弁制御装置14が備えられている。
【0030】
当該スロットル弁制御装置14は、アクセル開度等に基づき演算される要求トルクを達成できるように、コントロールユニット50からの駆動信号に基づき、スロットル弁4の開度を電子制御するものとして構成することができる。
前記各種センサ類からの検出信号は、CPU,ROM,RAM,A/D変換器及び入出力インタフェース等を含んで構成されるマイクロコンピュータからなるコントロールユニット50へ入力され、当該コントロールユニット50は、前記センサ類からの信号に基づいて検出される運転状態に応じて、前記スロットル弁制御装置14を介してスロットル弁4の開度を制御し、前記燃料噴射弁5を駆動して燃料噴射量 (燃料供給量) を制御し、点火時期を設定して該点火時期で前記点火栓6を点火させる制御を行う。
【0031】
なお、例えば、所定運転状態(低・中負荷領域など)で燃焼室内に圧縮行程で燃料噴射して、燃焼室内の点火栓6周辺に可燃混合気を層状に形成して成層燃焼を行うことができる一方、他の運転状態(高負荷領域など)では燃焼室内に吸気行程で燃料噴射して、シリンダ全体に略均質な混合比の混合気を形成して均質燃焼を行うことができるように、燃料噴射時期(噴射タイミング)についても、運転状態などに応じて変更可能に構成されている。
【0032】
また、コントロールユニット50は、始動開始から排気浄化触媒9が活性化するまでの間における大気中へのHCの排出を抑制しながら、排気浄化触媒9の早期活性化を図るようにするために、キースイッチ16など各種センサからの入力信号を受け、例えば、以下のような制御を行うようになっている。
具体的には、例えば、図2に示すようなフローチャートを実行するようになっている。
【0033】
ステップ(図では、Sと記してある。以下、同様)1では、従来同様の手法により、キースイッチ16のイグニッション信号がONとなったか(キー位置がイグニションON位置とされたか)否かを判断する。YESであればステップ2へ進み、NOであれば本フローを終了する。
ステップ2では、従来同様の手法により、キースイッチ16のスタート信号がONとなったか(キー位置がスタート位置とされたか)否かを判断する。即ち、スターターモータ(図示せず)によるクランキング要求があるか否かを判断する。
【0034】
YESであれば、始動クランキング要求があるとしてステップ3へ進み、NOであれば未だクランキング要求はないと判断して、ステップ1へリターンする。
ステップ3では、従来同様に、スターターモータの駆動を開始して、エンジン1をクランキングする。
ステップ4では、従来同様に、始動のための燃料噴射{吸気行程での直接燃料噴射、図3(B)参照}を行わせて、エンジン1の運転(直噴均質燃焼)を行わせる。
【0035】
次のステップ5では、排気浄化触媒9が活性化していないか否かを判断する。当該判断は、該触媒9の温度を、センサを設けて検出し、あるいは、エンジンの運転履歴から該触媒9の温度を推定して、判断することができる。
触媒が活性化していなければ(YESであれば)、ステップ6へ進む。
一方、触媒が活性化していれば(NOであれば)触媒活性化促進のための制御の必要はないとしてステップ13へ進み、点火時期切換制御を行いつつ均質燃焼に切り換える。
【0036】
ステップ6では、前記成層ストイキ燃焼の許可条件が成立しているか否かを判定する。具体的には、下記▲1▼、▲2▼の条件が共に成立しているとき、成層ストイキ燃焼が許可される。
▲1▼空燃比センサ8が活性化していること(完爆から所定時間が経過していることで代替してもよい)。
【0037】
▲2▼アイドルスイッチがONであること。
そして、前記成層ストイキ燃焼の許可条件が成立したと判定された場合は、後述する触媒活性化促進等のための成層ストイキ燃焼を行わせても良好な着火性・燃焼性延いてはエンジン安定性(エンジン運転性)等が得られるとして、ステップ7へ進む。
【0038】
一方、NOの場合には、後述する触媒活性化促進のための成層ストイキ燃焼を行わせると、燃焼安定性延いてはエンジン安定性(エンジン運転性)等が低下するおそれがあるとして、成層ストイキ燃焼への移行を禁止して、吸気行程での直接燃料噴射(直噴均質燃焼)を継続すべく、ステップ4へリターンする。
ステップ7では、前記均質燃焼から成層ストイキ燃焼への切り換えに応じた点火時期制御を行いつつ成層ストイキ燃焼へ切り換える。
【0039】
前記点火時期制御の概要を説明すると、まず、均質燃焼における点火時期[MBT(最大トルク発生点火時期)]を徐々に遅角して均質燃焼時の発生トルクを徐々に低下させ、成層ストイキ燃焼に適合した目標遅角点火時期まで遅角した後、
成層ストイキ燃焼に切り換えると同時に、点火時期を前記遅角補正分一気に進角補正して燃焼切り換え時のトルク段差を解消する。その後、前記目標遅角点火時期まで徐々に遅角する。
【0040】
そして、成層ストイキ燃焼への移行が終了すると、ステップ8で、成層ストイキ燃焼が継続される。
成層ストイキ燃焼は、具体的には、例えば、1燃焼サイクル当たりの吸入空気量で略完全燃焼させることができるトータル燃料量{略ストイキ(理論空燃比)を達成するのに必要な燃料重量}のうち、例えば略50%乃至略90%の燃料重量を、吸気行程で燃焼室内に噴射供給し、燃焼室内全体にストイキよりも比較的リーン(希薄)な均質混合気を形成すると共に{図3(B)に示す燃料噴射により形成する}、残りの略50%乃至略10%の燃料重量を、圧縮行程で燃焼室内に噴射供給し、点火栓6周りにストイキよりも比較的リッチな(燃料濃度の高い)混合気を層状に形成して{図3(A)参照}、燃焼させる(図4参照)。ただし、点火栓6周りの混合気はストイキとしてもよい。
【0041】
なお、当該成層ストイキ燃焼形態は、吸気行程中に燃焼室内に(本実施形態では吸気行程噴射により)形成されるストイキよりもリーンな混合気の空燃比を16〜28とし、圧縮行程中の燃料噴射により点火栓周りに形成されるストイキよりもリッチな混合気の空燃比が9〜13となるように、吸気行程中の燃料噴射量と、圧縮行程中の燃料噴射量と、の分担率を設定するようにしても良い。
【0042】
また、各混合気層の空燃比を上記のような範囲としておけば、燃焼室内の平均空燃比を理論空燃比から多少ずれた空燃比(例えば、13.8〜18の範囲)に設定しても良い。
上記のような成層ストイキ燃焼によれば、従来の均質ストイキ燃焼と比較して排気温度を上昇させることができるだけでなく、燃焼室から排気通路に排出される未燃HC量を減少させることができる。
【0043】
即ち、成層ストイキ燃焼によれば、従来の燃焼形態{均質燃焼だけ、成層燃焼だけ、或いは、これらに対し更に追加燃料を燃焼後期以降(膨張行程以降や排気行程中)に噴射する燃焼形態など}で暖機を行わせる場合に比べて、始動開始から排気浄化触媒9が活性化するまでの間における大気中へのHCの排出を抑制しながら、排気浄化触媒9の早期活性化を格段に促進できることになる。
【0044】
図2に戻って、上記のようにして成層ストイキ燃焼への切換後、ステップ9で加速されたか否かを判定する。
加速されたと判定された場合は、ステップ10へ進み点火時期切換制御を行った後、ステップ11で均質燃焼に切り換える。
また、ステップ9で加速されていないと判定されたときは、ステップ12で排気浄化触媒9が活性したかを判定し、活性していない場合はステップ8へ戻って成層ストイキ燃焼を継続するが、活性したと判定された場合はステップ13へ進んで点火時期切換制御を行いつつ均質燃焼に切り換える。
【0045】
前記ステップ9で加速されたと判定されたときの、ステップ10での均質燃焼への移行に際して行う本発明に係る点火時期切換制御を図5に示したフローチャートに従って説明する。
図5は、該点火時期切換制御ルーチンのフローチャートである。
ステップ21では、均質(ストイキ)燃焼が許可されている(図2のステップ9で加速と判定されて均質燃焼の切換要求が発生した)か否かを判定する。
【0046】
そして、均質燃焼が許可されているとき、つまり、成層ストイキ燃焼から加速操作によって均質燃焼への切換要求が発生しているときには、ステップ22へ進み、均質燃焼への切換に見合った点火時期の進角補正制御を開始する。このとき、前記遅角割合の初期値は100%に設定されている。
即ち、成層ストイキ燃焼から均質燃焼に切り換える場合は、成層ストイキ燃焼での点火時期をエンジン安定限界内で最大限遅角させている。該遅角された成層ストイキ燃焼での点火時期から、均質燃焼に適合した点火時期であるMBT(最大トルク発生点火時期)まで、進角補正して燃焼切り換えによるトルク段差の発生を抑制する。
【0047】
ステップ23では、遅角量を算出する。すなわち、最終的な燃焼切り換え時の目標点火時期であるMBTからの遅角量によって点火時期制御を制御するので、該遅角量を算出する。
該遅角量の算出を、図6に示したサブルーチンのフローチャートにしたがって説明する。
【0048】
ステップ31では、スロットル弁開度TVOによる遅角補正率pを算出する。この遅角補正率pは、前記MBTに対する燃焼切り換え要求発生時の点火時期の遅角量に乗じられる補正係数として設定され、スロットル弁開度TVOの増大に応じてMBTからの遅角量を減少させ、つまり進角補正量を大きくさせてMBTに近づけるように設定される。具体的には、図7に示すように、スロットル弁開度TVOが第1の所定開度A以下のときはp=1で一定、第1の所定開度Aより大きく第2の所定開度B未満のときは、TVOの増大に応じてpは1から0まで漸減して設定され、第2の所定開度B以上でp=0で一定となるように設定されている。
【0049】
ステップ32では、スロットル弁開度TVOの変化速度ΔTVOによる遅角割合のデクリメント量qを算出する。該デクリメント量qは、現在の点火時期から均質燃焼でのMBTに達するまでの単位時間あたりの進角補正割合として設定されるものであり、変化速度ΔTVOが大きいときほど大きい値、つまり短時間でMBTに達するように設定される。具体的には、図8に示すように、変化速度ΔTVOが第1の所定速度C以下のときはq=最小値で一定、第1の所定速度Cより大きく第2の所定速度D未満のときは、ΔTVOの増大に応じてqは最小値から最大値まで漸増して設定され、第2の所定速度D以上でq=最大値で一定となるように設定されている。
【0050】
ステップ33では、前記算出されたデクリメント量qを、現在の遅角割合からデクリメントして遅角割合を更新する。これにより、遅角割合は、このルーチンの実行周期毎にqずつ減少していく。
ステップ34では、次式によってMBTに対する遅角量を算出する。
遅角量=(MBT−目標遅角点火時期)×p×遅角割合
ここで、目標遅角点火時期は、均質燃焼への切り換え要求発生時における成層ストイキ燃焼での点火時期であり、該目標遅角点火時期のMBTに対する遅角量である(MBT−目標遅角点火時期)に前記逐次のスロットル弁開度TVOに応じた遅角補正率pが乗じられ、かつ、このルーチンの実行周期毎に前記デクリメント量qずつ減算される遅角割合が乗じられる。
【0051】
このようにして遅角量を算出した後、図5のステップ24に戻って、燃焼切り換え前の点火時期を次式のように算出する。
点火時期=MBT−遅角量
ステップ25では、ステップ24で算出された点火時期がMBTまで進角したか(遅角量=0か)を判定する。
【0052】
そして、MBTに達するまでは、ステップ23に戻って遅角量を算出更新しつつステップ24で設定された点火時期に制御する。
このようにして、MBTに近づける点火時期の進角補正を行いつつ、点火時期がMBTに達したと判定されたときに、ステップ26に進んで燃焼の切り換えを行う。具体的には、燃料噴射を吸気行程での1回噴射に切り換えると共に、スワールコントロールバルブ21を全開として吸入空気量を確保しつつ燃焼室全体に均質な混合気を形成して均質燃焼を行わせる。
【0053】
その後は、ステップ27に進んでエンジンの回転速度、負荷等の運転状態に基づいて、マップから参照した点火時期を設定し、該設定された点火時期に制御する。
上記制御の様子を、図9に示す。
加速時のアクセル操作により、スロットル弁開度TVOが図に実線で示すように低開度から全開まで所定の変化速度ΔTVO1で増大する場合、TVOが前記第1の所定開度Aに達する(図示Y)までは、成層ストイキ燃焼時における燃焼切り換え要求発生時の点火時期からΔTVO1により設定される遅角割合のデクリメント量qによって時間あたり所定の割合で進角されていく。
【0054】
TVOが前記第1の所定開度A以上になってからは、増大するTVOに応じて前記遅角補正率pが減少することによって進角補正されるので、進角補正割合が増大し、TVOが第2の所定開度Bになったとき(図示Z)には、遅角補正率p=0となってMBTに達する。
また、図示一点鎖線に示すように、より大きな変化速度ΔTVO2での急加速時は、ΔTVOの増大に応じて遅角割合のデクリメント量qが大きい値に設定され、また、TVOが第2の所定開度Bに達する時間も短いので、点火時期も立ち上がりから速やかに大きな割合で進角補正されより短時間でMBTに達する特性となる。
【0055】
図示点線は、従来の遅角割合のデクリメント量qを一定とし、遅角補正率pによる補正を行わない場合(p=1)を示したもので、TVO、ΔTVOによらず点火時期がY’でMBTに達して均質燃焼に切り換えるのに時間を要し、加速レスポンスを満たせない。
これに対し、本実施形態では、TVO、ΔTVOに応じて加速の要求に見合った補正割合で均質燃焼の要求点火時期であるMBTに到達させることができるので、トルク段差の発生を抑制しつつ速やかにスワールコントロールバルブを開動作と共に均質燃焼へ切り換えることができ、エンジンレスポンスひいては運転性が向上する。
【0056】
なお、従来は、加速によって成層ストイキ燃焼から均質燃焼に切り換える場合でも、燃焼切り換えと同時に該切り換え時のトルク段差を完全に無くすように一旦所定量ステップ的に遅角してから再度MBTに徐々に近づける点火時期制御としてきたため、均質燃焼でMBTに達するのは更に遅れることとなっていた(図示Z’)。しかし、加速時は燃焼切り換えによってトルクアップを生じても加速要求に見合っているためトルク段差として感じにくく、速やかに要求点火時期(MBT)に切り換えて最大の出力を確保する方が、要求に適っていると考えられるので、燃焼切り換え後も遅角補正することなく直ちに均質燃焼での要求点火時期MBTに制御することとした。ただし、図2のステップ12で触媒9が活性されたと判断されたときにステップ13で成層ストイキ燃焼から均質燃焼に切り換えるときは、均質燃焼への切り換えと同時に一旦所定量ステップ的に遅角して、燃焼切り換え時のトルクショックを完全に解消してから再度MBTに徐々に近づける点火時期制御とする。
【0057】
また、本実施形態において、急加速時にΔTVOに対する遅角量のデクリメント量qを十分大きくした場合には、それによって遅角割合が0に達する方が、スロットル弁開度TVOが第2の所定開度Bに達するより早くなるようにすることも可能であり、ΔTVOに応じてより速やかに燃焼の切り換えが行われる。
また、前記ステップ23での遅角割合の算出を、次式で行うようにしてもよい。
【0058】
遅角割合=遅角割合−q/p
この式では、ΔTVOに応じた単位時間あたりの進角補正量が、遅角補正率pの大きさに影響されないので、より速やかにMBTに達成する特性となる。どちらの式を選択するかは、エンジン特性を考慮して、適宜決めればよい。
また、本実施形態では、TVOとΔTVOの双方に対して進角補正割合を可変制御するものを示したが、TVOとΔTVOの一方のみに対して進角補正割合を可変制御する構成としてもよい。すなわち、前記遅角補正率pをTVOに応じて可変に制御するだけの構成とし、あるいは、遅角割合のデクリメント量をΔTVOに応じて可変に制御するだけの構成としてもよい。
【0059】
また、本実施形態では、アクセル開度に相当する量としてスロットル弁開度を検出するようにしたので、実際の吸気特性に見合った点火時期制御を行えるが、アクセル開度の検出値を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシステム構成図。
【図2】同上実施形態における全体制御のフローチャート。
【図3】(A)は、直噴圧縮行程噴射を説明するための模式図。(B)は、直噴吸気行程噴射を説明するための模式図。(C)は、燃料噴射時の平面図。
【図4】成層ストイキ燃焼形態の燃焼室内における混合気の形成状態を説明するための図。
【図5】同上実施形態において成層ストイキ燃焼から均質燃焼へ切り換える時の燃焼切換時の制御を説明するためのフローチャート。
【図6】上記制御における遅角量算出のサブルーチンを示すフローチャート。
【図7】上記制御におけるスロットル弁開度TVOに対する遅角補正率pの特性を示す図。
【図8】上記制御におけるスロットル弁開度変化速度ΔTVOに対する遅角割合のデクリメント量qの特性を示す図。
【図9】上記制御時の様子を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 エンジン
4 スロットル弁
5 燃料噴射弁
6 点火栓
7 排気通路
8 空燃比センサ
9 排気浄化触媒
21 スワールコントロールバルブ
50 コントロールユニット
Claims (8)
- エンジン運転状態に応じて、燃焼室全体に均質な混合気を形成して燃焼させる均質燃焼と、点火栓周りに空燃比がストイキもしくはストイキよりリッチな混合気を形成し、その外側にストイキよりリーンな混合気を形成して燃焼させる成層ストイキ燃焼と、を切り換えるエンジンにおいて、
前記燃焼切り換え要求の発生後、点火時期を切り換え後の燃焼に見合った目標点火時期まで補正してから燃焼切り換えを行い、かつ、該点火時期の補正割合をアクセル開度の変化速度に応じて可変に制御することを特徴とする直噴火花点火式エンジンの制御装置。 - エンジン運転状態に応じて、燃焼室全体に均質な混合気を形成して燃焼させる均質燃焼と、点火栓周りに空燃比がストイキもしくはストイキよりリッチな混合気を形成し、その外側にストイキよりリーンな混合気を形成して燃焼させる成層ストイキ燃焼と、を切り換えるエンジンにおいて、
前記燃焼切り換え要求の発生後、点火時期を切り換え後の燃焼に見合った目標点火時期まで補正してから燃焼切り換えを行い、かつ、該点火時期の補正割合をアクセル開度とアクセル開度の変化速度とに応じて可変に制御することを特徴とする直噴火花点火式エンジンの制御装置。 - 前記成層ストイキ燃焼から均質燃焼への切り換え時、点火時期を前記目標点火時期に近づける進角方向の補正割合を、アクセル開度が大きいときに大きくすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の直噴火花点火式エンジンの制御装置。
- 前記成層ストイキ燃焼から均質燃焼への切り換え時、アクセル開度が所定開度以上で目標点火時期への切り換えが完了するように前記進角方向の補正割合を設定することを特徴とする請求項3に記載の直噴火花点火式エンジンの制御装置。
- 前記成層ストイキ燃焼から均質燃焼への切り換え時、点火時期を前記目標点火時期に近づける単位時間あたりの進角方向の補正割合を、アクセル開度の増大速度が大きいときに大きくすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の直噴火花点火式エンジンの制御装置。
- 前記成層ストイキ燃焼用の混合気形成を促進する吸気流動制御弁を備え、前記成層ストイキ燃焼から均質燃焼への切り換えと同時に前記流動制御弁を閉から開に切り換えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の直噴火花点火式エンジンの制御装置。
- 前記成層ストイキ燃焼時は、吸気行程中の燃焼噴射により燃焼室全体にリーンな混合気を形成し、圧縮行程中の燃料噴射により点火栓周りに空燃比がストイキもしくはストイキよりリッチな混合気を形成することを特徴とする請求項1〜請求項6にいずれか1つに記載の直噴火花点火式内燃エンジンの制御装置。
- 前記アクセル開度を、スロットル開度によって検出することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の直噴火花点火式エンジンの制御装置。
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