JP2001150019A - リバース圧延のデスケーリング方法および装置 - Google Patents

リバース圧延のデスケーリング方法および装置

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JP2001150019A JP33735399A JP33735399A JP2001150019A JP 2001150019 A JP2001150019 A JP 2001150019A JP 33735399 A JP33735399 A JP 33735399A JP 33735399 A JP33735399 A JP 33735399A JP 2001150019 A JP2001150019 A JP 2001150019A
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Takashi Ito
孝志 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】H形鋼等の熱間大形圧延ミルの熱間リバース圧
延において、デスケーリング噴射なしのパス時にデスケ
ーリングポンプを低速運転とする制御および圧延材の鋼
種・サイズに応じてデスケーリングポンプを最小限圧力
とする回転数制御を比較的簡単な構成で容易に行え、消
費電力を低減できるようにする。 【解決手段】複数パスでリバース圧延される圧延材に高
圧ポンプ4からの高圧水を噴射してデスケーリングを行
うに際し、予め圧延スケジュールに設定されているデス
ケーリング情報を利用し、複数パスのうちデスケーリン
グ噴射を行うパスのみ高圧ポンプ4を高速運転させ、そ
れ以外のパスは低速運転させる。あるいは、予め圧延ス
ケジュールに設定されている圧延材の鋼種またはサイズ
の情報により高圧ポンプ4の回転数を制御し、デスケー
リング噴射圧力が鋼種あるいはサイズに適した最小限の
圧力となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間大形圧延工場
等におけるリバース圧延機のデスケーリングポンプを省
エネ制御する際に適用されるデスケーリング方法および
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高圧水を噴射して圧延材の表面からスケ
ールを除去するデスケーリングポンプは、近年、インバ
ータ装置等が導入され、省エネルギ効果を上げようと様
々な制御方法が試みられている。H形鋼や鋼矢板などの
熱間大形圧延工場のリバース圧延ミルにおいても、図5
に示すように、熱間圧延材Wを材料検出器9により検出
し、圧延ミル1が圧延材Wを圧延している時のみ、イン
バータ装置6の高速運転指令によりモータ5の回転数を
上げ、高圧ポンプ4により圧力を上昇させ、噴射ヘッダ
のデスケーリングノズル3から高圧水を噴射させること
により(噴射時の圧力は一定)、省エネルギを図ってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大形圧延ミル
はリバース圧延であり、1本の圧延材に対して1〜33
回程度の正転・逆転の圧延が行われる(以下、パスと記
載)。また、全てのパスにデスケーリング噴射を行うわ
けではなく、例えば、1本の圧延材で11パス仕上げで
あるとすると、デスケーリング噴射パスは、第3パス,
第5パス,第9パス,第11パスといった具合に使い分
けられている。
【0004】前述した従来のデスケーリング方法の場
合、第1パスから第11パスまで、即ち、リバース圧延
ミルにおける圧延開始から終了するまでデスケーリング
ポンプは高速で運転され、デスケーリング噴射しないパ
スの分は電力の無駄となっていた。特開平9−3000
12号公報には、圧延用鋼板の表面から酸化皮膜を除去
する際に使用される熱間圧延用高圧デスケーリングポン
プの運転方法が開示されており、高圧水を噴射しないと
きはタービンポンプを低速で回転させておき、高圧水を
噴射する際は高速で運転させる方法が採られているが、
材料検出により高速運転させているため、リバース圧延
の場合は、1本の圧延材に対するリバース圧延ミルの圧
延作業が終了するまで高速運転となる。
【0005】即ち、リバース圧延の場合、圧延材の流れ
で説明すると、圧延材検出、デスケーリングポンプ
高速(低速→高速へ加速≒10秒) 、圧延材ミル噛み込
み、デスケーリング噴射、圧延材ミル抜け(デスケ
ーリング噴射停止・ポンプ減速≒10秒) 、ミル補機設
定替え(2〜4 秒) 、圧延材リバース起動、圧延材ミ
ル噛み込み、以下繰り返しとなり、ボンプの加減速時間
が10〜20秒であり、圧延する速度に追従できないため、
1本の圧延材が当該ミルの圧延完了まで高速運転のまま
となる。
【0006】また、特開平11−104729号公報に
も、熱間鋼材(鋼板)のデスケーリング方法が開示され
ているが、この場合も鋼板を検出してポンプを低速から
高速へ切り換えており、前述と同様の問題がある。さら
に、大形圧延ミルでは、H形鋼,鋼矢板等、様々な鋼種
が製造され、それに加え、同じ鋼種でも大寸サイズから
小寸サイズまで圧延されており、従来、デスケーリング
ポンプは、鋼種・サイズに関係なく圧延中は高速運転で
あり、圧力が多少低くても十分デスケーリングが可能な
鋼種・サイズの圧延材でも高速で噴射され、電力の無駄
を生じていた。
【0007】本発明は、前述のような問題点を解消すべ
くなされたもので、H形鋼等の熱間大形圧延ミルの熱間
リバース圧延において、第1に、デスケーリング噴射な
しのパスの時にデスケーリングポンプを低速運転とする
制御を比較的簡単な構成で容易に行うことができ、第2
に、圧延材の鋼種またはサイズに応じてデスケーリング
ポンプを最小限圧力とする回転数制御を比較的簡単な構
成で容易に行うことができ、消費電力の低減を図ること
ができるリバース圧延のデスケーリング方法および装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のリバース
圧延のデスケーリング方法は、H形鋼や鋼矢板等の熱間
大形圧延ミルなどにおいて、複数パスでリバース圧延さ
れる圧延材に高圧ポンプからの高圧水を噴射してデスケ
ーリングを行うに際し、予め圧延スケジュールに設定さ
れているデスケーリング情報を利用し、複数パスのうち
デスケーリング噴射を行うパスのみ高圧ポンプを高速運
転させ、それ以外のパスは低速運転させることを特徴と
する(請求項1)。
【0009】熱間大形圧延ミルの製品は、鋼種が多く、
例えばH形鋼や鋼矢板などがあり、またこれらの鋼種の
中でも大寸サイズから小寸サイズまであり、多用な品種
を生産している。そこで、本発明の第2のリバース圧延
のデスケーリング方法では、予め圧延スケジュールに設
定されている圧延材の鋼種またはサイズの情報を利用
し、この鋼種またはサイズに応じて高圧ポンプの回転数
を制御し(請求項2)、デスケーリング噴射圧力が鋼種
あるいはサイズに適した最小限の圧力となるようにす
る。
【0010】本発明の第3のリバース圧延のデスケーリ
ング方法は、請求項1と請求項2のデスケーリング方法
を組み合わせたものであり、予め圧延スケジュールに設
定されているデスケーリング情報および圧延材の鋼種ま
たはサイズの情報を利用し、複数パスのうちデスケーリ
ング噴射を行うパスのみ高圧ポンプを高速運転させ、そ
れ以外のパスは低速運転させると共に、前記高速運転に
おける高圧ポンプの回転数を鋼種またはサイズに応じて
制御することを特徴とする(請求項3)。
【0011】本発明の第1のリバース圧延のデスケーリ
ング装置は、H形鋼や鋼矢板等の熱間大形圧延ミルなど
のリバース圧延機に設置され、複数パスでリバース圧延
される圧延材に高圧ポンプからの高圧水を噴射してデス
ケーリングを行うデスケーリング装置であり、噴射ヘッ
ダへ高圧水を供給する高圧ポンプと、高圧ポンプのモー
タの回転数を制御するインバータ装置と、リバース圧延
機およびインバータ装置を制御する制御装置を備え、こ
の制御装置に、予め圧延スケジュールに設定されている
デスケーリング情報を取り込み、複数パスのうちデスケ
ーリング噴射を行うパスのみ高圧ポンプを高速運転さ
せ、それ以外のパスは低速運転させる機能を付加したこ
とを特徴とする(請求項4)。
【0012】本発明の第2のリバース圧延のデスケーリ
ング装置は、請求項4と同様の構成の装置において、制
御装置に、予め圧延スケジュールに設定されている圧延
材の鋼種またはサイズの情報を利用し、この鋼種または
サイズに応じて高圧ポンプの回転数を制御する機能を付
加したことを特徴とする(請求項5)。本発明の第3の
リバース圧延のデスケーリング装置は、請求項4と請求
項5の装置を組み合わせたものであり、制御装置に、予
め圧延スケジュールに設定されているデスケーリング情
報および圧延材の鋼種またはサイズの情報を利用し、複
数パスのうちデスケーリング噴射を行うパスのみ高圧ポ
ンプを高速運転させ、それ以外のパスは低速運転させる
と共に、前記高速運転における高圧ポンプの回転数を鋼
種またはサイズに応じて制御する機能を付加したことを
特徴とする(請求項6)。
【0013】以上のデスケーリング装置における制御装
置は、既設の圧延ミル制御装置に前述した機能を有する
デスケーリング装置を新たに付加して構成してもよいし
(図1参照)、既設の圧延ミル制御装置に前述した機能
を組み込むようにしてもよい(図示省略)。本発明をさ
らに詳述すると、従来から、リバース圧延ミルは、プロ
セスコンピュータの圧延スケジュールにより自動的にパ
ス毎にデスケーリング噴射をするかしないか、するとす
ればどのように噴射するかが制御されているが、本発明
では、このデスケーリング噴射のスケジュールを利用
し、デスケーリングポンプの回転数制御を以下のように
行うようにしている。
【0014】(1) デスケーリング噴射パスのみデスケー
リングポンプを高速運転 図1に示すように、熱間大形圧延工場の圧延ミル1は、
プロセスコンピュータ8により圧延速度・圧下等の圧延
スケジュールが設定され、この情報が圧延ミル制御装置
7に送信されているが、その情報の中にデスケーリング
噴射パスも設定されており、この噴射パス設定情報を本
発明で追加したデスケーリング制御装置10に取り込
み、インバータ装置6を介して、デスケーリング噴射パ
ス時のみ高圧ポンプ4を高速運転とする。図2(a) の従
来の運転パターンと図2(b) の本発明の運転パターンを
比較すると、従来は圧延中は高速のままであったのが、
本発明によりデスケーリング噴射パス以外は低速になっ
ているのがわかる。デスケーリク噴射を行わないパス、
即ちリバース圧延のほぼ半分のパスで高圧ポンプ4を低
速運転とすることで、消費電力を大幅に低減することが
できる。また、圧延スケジュールに基づいて高圧ポンプ
4を運転制御するため、デスケーリング噴射パスの前パ
スで高圧ポンプ4に高速指令を出力することができ、デ
スケーリング噴射パス時に高圧ポンプ4を確実に高速運
転状態とすることが可能となり、リバース圧延でも省エ
ネ運転を容易に確実に行うことが可能となる。
【0015】(2) 鋼種・サイズによるポンプ回転数制御 上記(1) と同様にプロセスコンピュータ8は鋼種および
サイズの情報も持っており、この情報を本発明のデスケ
ーリング制御装置10に取り込み、その鋼種・サイズに
必要とする最小限の圧力となるように高圧ポンプ4の回
転数を制御する。噴射圧力が多少低くても十分デスケー
リングが可能な鋼種やサイズに対して高圧ポンプ4の回
転数を低減することで、消費電力を低減することができ
る。
【0016】(3) 上記(1) と(2) の組合せ 上記(1) と(2) を組合せ、デスケーリング噴射パス時の
み高圧ポンプ4を高速運転とし、かつこの高速運転時に
鋼種あるいはサイズに応じた必要最小限回転数に制御す
る。消費電力をより低減させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する一実施形
態に基づいて詳細に説明する。これは、H形鋼の熱間圧
延ラインに本発明を適用した例である。図4(a) は、そ
の熱間圧延ラインを示したものであり、加熱炉21から
抽出された圧延材がブレークダウンミル(BDミル)2
2で粗圧延され、トングカットソー23で圧延材端部が
切断除去された後、シフトトランスファー24で次のラ
インへ移載され、粗ユニバーサルミル(URミル)25
で粗圧延され、次いで仕上げユニバーサルミル(UFミ
ル)26で所定の寸法に仕上げ圧延される。
【0018】図4(b) は、デスケーリング装置の1例を
示したものであり、モータ5により回転駆動される高圧
ポンプ4を2組配置し、吐出弁11・スプレー弁12を
備えた給水配管13によりデスケーリング水をBDミル
22・URミル25・UFミル26に設置されたデスケ
ーリングノズル3へ供給している。また、給水配管13
には圧力保持弁14・遮断弁15を介してアキュムレー
タ(蓄圧器)16が接続され、高圧ポンプ4からの吐出
圧が急激に低下することによるキャビテーションを防止
している。
【0019】このような熱間圧延ラインにおいて、デス
ケーリング制御装置10を既存のインバータ装置6と圧
延ミル制御装置7と間に新設し、例えばURミル25に
おける複数パスのリバース圧延で、以下に示すようなデ
スケーリング装置の運転制御を行う。 (1) デスケーリング噴射パスのみ高速運転制御 URミル25が圧延する圧延材は11パス仕上げで、デ
スケーリング噴射パスは、第1、第2、第6、第9、第
10パスであり、このデスケーリング噴射パス情報をプ
ロセスコンピュータ8から圧延ミル制御装置7を介して
デスケーリング制御装置10に取り込む。デスケーリン
グ制御装置10では、図4(a) に示すように、このデス
ケーリング噴射パス情報により第1、第2、第6、第
9、第10パス時に高速指令を出力して高圧ポンプ4を
高速運転し、これ以外のパス時には低速指令を出力して
高圧ポンプ4を低速運転する。当然のことながら、加減
速時間は考慮したものとなっており、圧延スケジュール
に基づいて高圧ポンプ4を運転制御するため、デスケー
リング噴射パスの前パスで高圧ポンプ4に高速指令を出
力することができ、デスケーリング噴射パス時に高圧ポ
ンプ4を確実に高速運転状態とすることが可能となり、
リバース圧延でも省エネ運転を容易に確実に行うことが
できる。
【0020】(2) 鋼種・サイズによるポンプ回転数制御 鋼種・サイズの情報をプロセスコンピュータ8から圧延
ミル制御装置7を介してデスケーリング制御装置10に
取り込む。デスケーリング制御装置10では、図4(a)
に示すように、鋼種1でサイズ1の場合は高速の第1速
度(最高速度)とし、鋼種1でサイズ2の場合は高速の
第2速度(中速度)というように制御する。ポンプ回転
数とデスケーリング圧力は比例しており、鋼種1でサイ
ズ1の圧延材の必要圧力が17.64MPaの時のポンプ回転数
は2900rpm であり、鋼種1でサイズ2の圧延材の必要圧
力が16.66MPaとするとポンプ回転数は1850rpm といった
設定となっている。
【0021】(3) 上記(1) と(2) の組合せ プロセスコンピュータ8からのデスケーリング噴射パス
情報と鋼種・サイズの情報をデスケーリング制御装置1
0に取り込み、第1、第2、第6、第9、第10パス時
に高速指令を出力して高圧ポンプ4を高速運転し、この
高速運転時に鋼種1でサイズ1の場合は高速の第1速度
(最高速度)とし、鋼種1でサイズ2の場合は高速の第
2速度(中速度)とする。
【0022】デスケーリングポンプモータの電力削減効
果を次の表1に示す。なお、この表1において、従来例
は、デスケーリングポンプをリバース圧延前から高速運
転させておく場合(省エネなし)と、デスケーリングポ
ンプをリバース圧延開始時に低速運転から高速に切り換
え、リパース圧延中は高速運転を継続させる場合(従来
の省エネ効果:図2(a),図5)である。本発明例は、デ
スケーリング噴射パス時にのみデスケーリングポンプを
高速運転し、この高速運転におけるモータ回転数を鋼種
に応じて変化させた場合である。
【0023】
【表1】 本発明によれば、デスケーリングポンプの消費電力を従
来と比較して低減することができる。最近、特に地球環
境問題がクローズアップされ、あらゆる設備の環境改善
が必要であり、できる限りの省エネを図ることが責務で
あることから、本発明が、その一部とはいえ、限られた
設備の中で究極に近いぎりぎりの省エネを実現させた効
果は極めて著しいといえる。
【0024】なお、以上はURミルに適用した例につい
て説明したが、その他のミルにおけるリーバス圧延、あ
るいはその他の熱間圧延ラインにおけるリバース圧延に
も本発明を適用できることはいうまでもない。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成からなるの
で、次のような効果を奏する。 (1) 予め圧延スケジュールに設定されているデスケーリ
ング情報あるいは圧延材の鋼種またはサイズの情報を利
用し、複数パスのうちデスケーリング噴射を行うパスの
み高圧ポンプを高速運転させ、それ以外のパスは低速運
転させ、あるいは鋼種またはサイズに応じて高圧ポンプ
の回転数を制御するようにしたため、デスケーリングポ
ンプの消費電力を低減することができ、コストの低減を
図ることができる。
【0026】(2) 予め圧延スケジュールに設定されてい
るデスケーリング情報あるいは圧延材の鋼種またはサイ
ズの情報を利用するため、比較的簡単な構成で容易に消
費電力の低減を図ることができる。 (3) 予め圧延スケジュールに設定されているデスケーリ
ング情報を利用するため、デスケーリング噴射パスの前
パスで高圧ポンプに高速指令を出力することができ、デ
スケーリング噴射パス時に高圧ポンプを確実に高速運転
状態とすることができ、リバース圧延でも省エネ運転を
容易に確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱間リバース圧延におけるデスケーリ
ング方法を実施する装置を示すブロック図である。
【図2】リバース圧延ミルにおけるデスケーリングポン
プの運転パターンを示す図であり、(a) は従来、(b) は
本発明である。
【図3】本発明におけるデスケーリングポンプのもう一
つの運転パターンを示す図である。
【図4】(a) は、本発明が適用される熱間圧延ラインの
平面図および運転パターンを示す図、(b) は本発明のデ
スケーリング装置の1例を示すブロック図である。
【図5】従来のデスケーリング方法を実施する装置を示
すブロック図である。
【符号の説明】
W……熱間圧延材 1……リバース圧延ミル 2……ミルモータ 3……デスケーリングノズル 4……高圧ポンプ 5……ポンプモータ 6……インバータ装置 7……圧延ミル制御装置 8……プロセスコンピュータ 9……センサ 10……デスケーリング制御装置 11……吐出弁 12……スプレー弁 13……給水配管 14……圧力保持弁 15……遮断弁 16……アキュムレータ 21……加熱炉 22……ブレークダウン(BD)ミル 23……トングカットソー 24……シフトトランスファー 25……粗ユニバーサル(UR)ミル 26……仕上げユニバーサル(UF)ミル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数パスでリバース圧延される圧延材に
    高圧ポンプからの高圧水を噴射してデスケーリングを行
    うに際し、予め圧延スケジュールに設定されているデス
    ケーリング情報を利用し、複数パスのうちデスケーリン
    グ噴射を行うパスのみ高圧ポンプを高速運転させ、それ
    以外のパスは低速運転させることを特徴とするリバース
    圧延のデスケーリング方法。
  2. 【請求項2】 複数パスでリバース圧延される圧延材に
    高圧ポンプからの高圧水を噴射してデスケーリングを行
    うに際し、予め圧延スケジュールに設定されている圧延
    材の鋼種またはサイズの情報を利用し、この鋼種または
    サイズに応じて高圧ポンプの回転数を制御することを特
    徴とするリバース圧延のデスケーリング方法。
  3. 【請求項3】 複数パスでリバース圧延される圧延材に
    高圧ポンプからの高圧水を噴射してデスケーリングを行
    うに際し、予め圧延スケジュールに設定されているデス
    ケーリング情報および圧延材の鋼種またはサイズの情報
    を利用し、複数パスのうちデスケーリング噴射を行うパ
    スのみ高圧ポンプを高速運転させ、それ以外のパスは低
    速運転させると共に、前記高速運転における高圧ポンプ
    の回転数を鋼種またはサイズに応じて制御することを特
    徴とするリバース圧延のデスケーリング方法。
  4. 【請求項4】 リバース圧延機に設置され、複数パスで
    リバース圧延される圧延材に高圧ポンプからの高圧水を
    噴射してデスケーリングを行うデスケーリング装置であ
    り、噴射ヘッダへ高圧水を供給する高圧ポンプと、高圧
    ポンプのモータの回転数を制御するインバータ装置と、
    リバース圧延機およびインバータ装置を制御する制御装
    置を備え、この制御装置に、予め圧延スケジュールに設
    定されているデスケーリング情報を取り込み、複数パス
    のうちデスケーリング噴射を行うパスのみ高圧ポンプを
    高速運転させ、それ以外のパスは低速運転させる機能を
    付加したことを特徴とするリバース圧延のデスケーリン
    グ装置。
  5. 【請求項5】 リバース圧延機に設置され、複数パスで
    リバース圧延される圧延材に高圧ポンプからの高圧水を
    噴射してデスケーリングを行うデスケーリング装置であ
    り、噴射ヘッダへ高圧水を供給する高圧ポンプと、高圧
    ポンプのモータの回転数を制御するインバータ装置と、
    リバース圧延機およびインバータ装置を制御する制御装
    置を備え、この制御装置に、予め圧延スケジュールに設
    定されている圧延材の鋼種またはサイズの情報を利用
    し、この鋼種またはサイズに応じて高圧ポンプの回転数
    を制御する機能を付加したことを特徴とするリバース圧
    延のデスケーリング装置。
  6. 【請求項6】 リバース圧延機に設置され、複数パスで
    リバース圧延される圧延材に高圧ポンプからの高圧水を
    噴射してデスケーリングを行うデスケーリング装置であ
    り、噴射ヘッダへ高圧水を供給する高圧ポンプと、高圧
    ポンプのモータの回転数を制御するインバータ装置と、
    リバース圧延機およびインバータ装置を制御する制御装
    置を備え、この制御装置に、予め圧延スケジュールに設
    定されているデスケーリング情報および圧延材の鋼種ま
    たはサイズの情報を利用し、複数パスのうちデスケーリ
    ング噴射を行うパスのみ高圧ポンプを高速運転させ、そ
    れ以外のパスは低速運転させると共に、前記高速運転に
    おける高圧ポンプの回転数を鋼種またはサイズに応じて
    制御する機能を付加したことを特徴とするリバース圧延
    のデスケーリング装置。
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