JP2006272339A - 圧延ロールの冷却方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧延機を圧延する圧延ロールに冷却水を噴射する冷却スプレーに冷却水を供給するポンプが圧延機に圧延材がないときはポンプの省エネルギーのため低速運転を行う方法において、低速運転時間を従来よりも長くしてポンプ省エネルギーをより向上させる。
【解決手段】ポンプが低速運転に切換わるとき、ポンプより冷却スプレーに至る配管に設けられる圧力調整弁を絞って一定の開度に固定し、高速運転に切換わるときのオーバーシュートを小さくして短時間で収まるようにする。
【選択図】図4

Description

本発明は、圧延機の圧延ロールに冷却水を吹付けて圧延ロールを冷却する方法及び装置に関し、ことに冷却水を供給するポンプの省エネルギー運転を可能とする冷却方法及び装置に関する。
図1は、従来の冷却装置について例示するもので、各スタンドのワークロール1の入側及び出側には、ロール冷却スプレー2が配置され、モータ3により回転駆動されるポンプ4により冷却水が配管5を通してロール冷却スプレー2に供給され、該スプレー2よりワークロール1に噴射されて該ロール1の冷却を行うようになっている。
スプレー2に供給される冷却水の圧力を上位計算機6で設定された設定圧力に維持するためにスプレー2とポンプ4との間の配管5には圧力センサー7と圧力調整弁8が配置され、計装制御装置9が圧力センサー7によって検出された冷却水の圧力によって、該圧力が上位計算機6の設定圧力と一致するように圧力調整弁8をフィードバック制御するようにしている。
モータ3に電力を供給するVVVF(Variable Voltage Variable Frequency)装置11は供給電源12の周波数を変えることでポンプ4の回転数を調整可能にしている。そしてプラントコントローラー13が上記上位計算機6からの鋼種情報及び外部からの通板速度、板厚、圧下率、圧延機への通板の有無等の通板情報を得てVVVF装置11にポンプ回転数を指令するようにしている。
ポンプは、スタンドに圧延材が無い時は、圧延ロールの受ける熱負荷が低下することから 省エネルギー効果を得るため冷却効果を確保できる程度、すなわち冷却水の噴射圧力がロール表面の沸騰膜を突破できる程度に低速運転されている。従来はスタンドに圧延材がないときも計装制御が継続されているため、低速運転で冷却水の圧力が低下すると、図2に示すように弁開度が全開となっていた。この状態でポンプを低速運転から高速運転に切換えると、図示されるように、冷却水の噴射の圧力が設定圧力から異常に上昇するオーバーシュートを起こす。この状態では圧延ロールを過冷却して圧延材の品質に悪影響を及ぼすことから、一定時間経過しオーバーシュートが収まるまでは圧延材を圧延機に挿入することができない。そこで従来は、図3に示すように圧延材15がFスタンドからFスタンドまで7段のスタンドよりなる仕上圧延機10のFスタンドに入るまでにオーバーシュートが収まっているように、ポンプの低速から高速運転への切換を圧延材がFスタンドに入る手前の粗圧延機の最終スタンドRに入ったタイミングに設定していた。
本発明は、ポンプの低速運転区間を従来よりも拡げてポンプの省エネルギー化を図らんとするものである。
請求項1に係わる発明は、圧延機の圧延ロールに冷却スプレーより冷却水を噴射し、圧延ロールを冷却する冷却方法において、冷却スプレーに供給される冷却水の圧力を検出し、検出した圧力が鋼種ごとに決められた設定圧となるように制御手段が圧力調整弁をフィードバック制御する一方、冷却スプレーに冷却水を供給するポンプが圧延機に圧延材がないときは低速運転を行う冷却方法であって、上記ポンプが低速運転を行うときは、上記制御手段が圧力調整弁の開度を一定に固定することを特徴とし、
請求項2に係わる発明は、圧延機の圧延ロールに冷却水を噴射する冷却スプレーと、該冷却スプレーに冷却水を供給するポンプと、該ポンプの運転を少なくとも圧延機に圧延材がない低速運転と圧延時の高速運転の二段階に切換える切換手段と、上記ポンプから冷却用スプレーに至る配管中に配置される圧力センサー及び圧力調整弁と、圧力センサーが検出した圧力が鋼種ごとに決められた設定圧となるように圧力調整弁をフィードバック制御する制御手段とを有する冷却装置において、上記ポンプが低速運転するとき、上記制御手段が上記切換手段からの出力により圧力調整弁を一定の開度に固定することを特徴とする。
本発明によると、ポンプが低速運転中は、圧力調整弁の開度が一定に絞られて固定され、従来のように全開でないため、ポンプが低速運転から高速運転に切換ったときには、弁全開時のような設定圧から異常に上昇する圧力上昇がなく、このためオーバーシュートが軽減され、オーバーシュートも短時間で収まる。したがってオーバーシュートを考慮して低速から高速運転への切換を従来よりも遅らせることができ、その分、ポンプの低速運転時間を長くすることができ、省エネルギーを図ることができる。
以下、本発明の実施形態について図面により説明する。
図4は、本発明に係わる冷却装置について示すもので、図中、図1に示す装置と同一構造部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
プラントコントローラー13は切換手段を構成し、上述するように供給電源12の周波数を変えることでポンプ4を低速運転から高速運転まで無段階に調整できるようにしている。
図3に示す粗圧延機の最終スタンドRと仕上圧延機10のFスタンドとの間及びFスタンドの出側には、圧延材の有無を検出するセンサー16及び17が配置してあり、センサー16が圧延材を検出しているときは、ポンプ4が高速運転され、センサー16及び17が共に圧延材を検出しなくなると、低速運転に切換えられるようにしてある。ポンプ4の高速運転から低速運転への切換えは、センサー16が圧延材を検出しなくなったときに起動するタイマーを設け、起動後、設定時間が経過したときに、タイマーからの出力により行われるようにしてもよい。
ポンプ4が高速運転から低速運転に切換るのに伴って、すなわちセンサー16及び17或いはタイマーからの出力によりプラントコントローラー13は制御手段を構成する計装制御装置9に出力し、圧延センサー7で検出した圧力の如何にかかわらず、圧力調整弁8の開度を全開時の例えば60〜70%となる一定開度に固定する。図5は仕上圧延機10のF〜F7スタンドに圧延材があるときと、ないときのポンプ4の回転数と、スプレー4から噴射される冷却水の噴射圧力を示すもので、ポンプ4は圧延材15がFスタンドを出てセンサー17が圧延材15を検出しなくなったとき低速逆転に切換わり、センサー16が圧延材を検出すると、高速運転に切換わるようになっている。そして低速運転への切換えにより、冷却水の噴射圧力が低下し、高速運転に切換わると、噴射圧力も上昇するが、低速運転中は上昇するように圧力調整弁8の開度が絞られて一定に保たれているため、オーバーシュートが図2に示す全開時のように異常に上昇することはなく、僅かなものとなっており、圧延材がFスタンドに入るまでには収まっている。
図5の下段は、従来例を示すもので、圧延材がFスタンドを出たときに低速運転に切換わるのは、本実施形態と同様であるが、高速運転への切換わりは、圧延材が粗圧延機の最終スタンドRに入ったときに行われる。図5から明らかであるように、本実施形態は従来例に比べ、オーバーシュートが小さく、ごく短時間で終わるため、低速から高速運転への切換わりを遅くすることができ、低速運転時間を長くして省エネルギー化を図ることができる。
実施例1
特殊鋼を図3に示す仕上圧延機10に通して圧延したときのロール冷却スプレー2に冷却水を供給するポンプの高速運転時と低速運転時の回転数はそれぞれ60Hz(100%)で駆動したときの97.1%及び40.0%である。この場合、高速運転を低速運転に変えることで得られるポンプ駆動用モータの省電力は高速運転時の85.1%で2613kWである。また、月間での低速運転時間は従来の2.4時間に比べ3.6時間増加する。よって省エネ電力量は2613kW×3.6h/月=9406kWh/月となる。
実施例2
Ni系ステンレス鋼を圧延したときのポンプの高速運転時と低速運転時の回転数はそれぞれ60Hzで駆動したときの90%及び40%である。この場合、高速運転を低速運転に変えることで得られるポンプ駆動用モータの省エネ電力は高速運転時の66.5%で2040kWである。また月間での低速運転時間は、従来の10.4時間にくらべ16.3時間増加した。よって省エネ電力量は2040kW×16.3h/月=33252kWh/月となる。
実施例3
Cr系ステンレス鋼を圧延したときのポンプの高速運転時と低速運転時の回転数はそれぞれ60Hzで駆動したときの85.5%、及び40%である。この場合、高速運転を低速運転に変えることで得られるポンプ駆動用モータの省電力は高速運転時の56.2%で1720kWである。また、月間での低速運転時間は従来3.0時間であったのに比べ2.9時間増加する。よって省エネ電力量は1720kW×2.9h/月=4988kWh/月となる。
以上の結果を以下の表1に示す。
Figure 2006272339
本発明は、圧延機の圧延ロールを冷却する冷却方法及び装置に適用される。
従来の冷却装置の模式図。 ポンプの低速と高速運転における弁開度と噴射圧力を示すグラフ。 圧延機の概略図。 本発明に係わる冷却装置の模式図。 従来例との比較を示すグラフ。
符号の説明
1・・ワークロール
2・・ロール冷却スプレー
3・・モータ
4・・ポンプ
5・・配管
6・・上位計算機
7、16、17・・圧力センサー
8・・圧力調整弁
9・・計装制御装置
10・・圧延材
11・・モータ制御装置
12・・供給電源
13・・プラントコントローラー
15・・仕上圧延機

Claims (2)

  1. 圧延機の圧延ロールに冷却スプレーより冷却水を噴射し、圧延ロールを冷却する冷却方法において、冷却スプレーに供給される冷却水の圧力を検出し、検出した圧力が鋼種ごとに決められた設定圧となるように制御手段が圧力調整弁をフィードバック制御する一方、冷却スプレーに冷却水を供給するポンプが圧延機に圧延材がないときは低速運転を行う冷却方法であって、上記ポンプが低速運転を行うときは、上記制御手段が圧力調整弁の開度を一定に固定することを特徴とする圧延ロールの冷却方法。
  2. 圧延機の圧延ロールに冷却水を噴射する冷却スプレーと、該冷却スプレーに冷却水を供給するポンプと、該ポンプの運転を少なくとも圧延機に圧延材がない低速運転と圧延時の高速運転の二段階に切換える切換手段と、上記ポンプから冷却用スプレーに至る配管中に配置される圧力センサー及び圧力調整弁と、圧力センサーが検出した圧力が鋼種ごとに決められた設定圧となるように圧力調整弁をフィードバック制御する制御手段とを有する冷却装置において、上記ポンプが低速運転するとき、上記制御手段が上記切換手段からの出力により圧力調整弁を一定の開度に固定することを特徴とする圧延ロールの冷却装置。
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