JPH11285714A - ユニバーサルミルの圧延ロール研削方法およびユニバーサルミル - Google Patents
ユニバーサルミルの圧延ロール研削方法およびユニバーサルミルInfo
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- JPH11285714A JPH11285714A JP8739998A JP8739998A JPH11285714A JP H11285714 A JPH11285714 A JP H11285714A JP 8739998 A JP8739998 A JP 8739998A JP 8739998 A JP8739998 A JP 8739998A JP H11285714 A JPH11285714 A JP H11285714A
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- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B28/00—Maintaining rolls or rolling equipment in effective condition
- B21B28/02—Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning
- B21B28/04—Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning while in use, e.g. polishing or grinding while the rolls are in their stands
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- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/08—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel
- B21B1/088—H- or I-sections
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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- B21B2267/00—Roll parameters
- B21B2267/24—Roll wear
-
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- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/06—Lubricating, cooling or heating rolls
- B21B27/10—Lubricating, cooling or heating rolls externally
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水平ロールの側面に発生する焼付き疵をオン
ラインでしかも簡易に除去できるユニバーサルミルの圧
延ロール研削方法を提案する。 【解決手段】 水平ロールの側面と垂直ロールの表面を
接触させ、研摩剤を吹き付けながら、回転させて研削す
る。
ラインでしかも簡易に除去できるユニバーサルミルの圧
延ロール研削方法を提案する。 【解決手段】 水平ロールの側面と垂直ロールの表面を
接触させ、研摩剤を吹き付けながら、回転させて研削す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、形鋼圧延用ユニバ
ーサルミルに係り、とくにユニバーサルミルの圧延ロー
ル研削方法に関する。
ーサルミルに係り、とくにユニバーサルミルの圧延ロー
ル研削方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、ユニバーサルミルは、同一平
面内に軸心同士が直交した上下水平ロールと左右垂直ロ
ールを有し、これら４本のロールでＨ形状のロール空隙
を形成して、Ｈ形鋼の圧延を可能としている。圧延量の
増加に伴い、水平ロールおよび垂直ロールの被圧延材と
接触する部位が傷ついたり摩耗して、所定の形状の圧延
材が得られなくなるため、所定量の圧延後、定期的にロ
ール交換を行っている。摩耗や疵が発生したロールは、
通常、オフラインでロール面の手入れやロール面の再研
削が行われ、再使用に供されている。水平ロールのウェ
ブ圧下面は、機械による手入れ、研削が可能であるが、
水平ロールの側面、垂直ロールの表面手入れ、研削は、
グラインダーを用いた人手で行っているのが現状であっ
た。しかも、操業を停止し、オンラインで行う場合もあ
るが、手入れ作業環境が悪いという問題もあった。
面内に軸心同士が直交した上下水平ロールと左右垂直ロ
ールを有し、これら４本のロールでＨ形状のロール空隙
を形成して、Ｈ形鋼の圧延を可能としている。圧延量の
増加に伴い、水平ロールおよび垂直ロールの被圧延材と
接触する部位が傷ついたり摩耗して、所定の形状の圧延
材が得られなくなるため、所定量の圧延後、定期的にロ
ール交換を行っている。摩耗や疵が発生したロールは、
通常、オフラインでロール面の手入れやロール面の再研
削が行われ、再使用に供されている。水平ロールのウェ
ブ圧下面は、機械による手入れ、研削が可能であるが、
水平ロールの側面、垂直ロールの表面手入れ、研削は、
グラインダーを用いた人手で行っているのが現状であっ
た。しかも、操業を停止し、オンラインで行う場合もあ
るが、手入れ作業環境が悪いという問題もあった。
【０００３】一方、板圧延の分野においては、生産効率
を高める要求から、ロール交換を必要としないオンライ
ンでのロール研削が要望されてきた。これらの要望に応
じて、オンラインロールグラインダーが開発され生産性
向上に貢献している。板圧延機のミル前後面には、比較
的広い空間があり、ミル前面あるいは後面の空間に移動
可能に設置された研削装置から容易にロールへ研削治具
を接近させることができ、研削のための複雑な機構を必
要としない。このため、板圧延機用オンラインロール研
削装置では、装置構成が比較的簡単になる。
を高める要求から、ロール交換を必要としないオンライ
ンでのロール研削が要望されてきた。これらの要望に応
じて、オンラインロールグラインダーが開発され生産性
向上に貢献している。板圧延機のミル前後面には、比較
的広い空間があり、ミル前面あるいは後面の空間に移動
可能に設置された研削装置から容易にロールへ研削治具
を接近させることができ、研削のための複雑な機構を必
要としない。このため、板圧延機用オンラインロール研
削装置では、装置構成が比較的簡単になる。
【０００４】しかし、ユニバーサルミルへこのようなオ
ンラインロール研削装置を適用するのは、ユニバーサル
ミルのハウジングの構造から簡単には実施できない。ユ
ニバーサルミルではミル前後面の空間は狭く、水平ロー
ルのウェブ圧下面のみの適用であれば、装置のわずかな
改造で実施できるものと考えられるが、ユニバーサルミ
ルの水平ロールの側面および垂直ロールへの適用は研削
装置を装入する空間すらなく、困難であった。
ンラインロール研削装置を適用するのは、ユニバーサル
ミルのハウジングの構造から簡単には実施できない。ユ
ニバーサルミルではミル前後面の空間は狭く、水平ロー
ルのウェブ圧下面のみの適用であれば、装置のわずかな
改造で実施できるものと考えられるが、ユニバーサルミ
ルの水平ロールの側面および垂直ロールへの適用は研削
装置を装入する空間すらなく、困難であった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】とくに、ユニバーサル
ミルの水平ロールでは、その側面に、被圧延材料とのス
リップに起因する焼付き疵が多発し、オフラインあるい
はオンラインで疵の除去のために頻度高く手入れ、研削
が必要とされ、またロール替え等のため生産効率の著し
い低下を招くという問題を残していた。ユニバーサルミ
ルの水平ロールに発生する焼付き疵が発生しやすい箇所
は、図１に示すように、粗ユニバーサルミルおよび仕上
げユニバーサルミルどちらも水平ロール1a、3aの側面と
被圧延材ｍのフランジ端部近傍とが接触する箇所Ａであ
る。これは、水平ロールの周速が被圧延材ｍのウェブ進
行速度に合致するように設定され、水平ロール側面の焼
付きの発生箇所Ａでは、水平ロールの側面とフランジ端
部近傍の移動速度の差が最も大きくなるためであり、被
圧延材が焼付き、水平ロールが増肉して、焼付き疵とな
る。上記したようにユニバーサルミルの水平ロール側面
の手入れ・研削作業に、オンラインロール研削装置の適
用は困難であり、現状では、人手による手入れ、研削が
行われている。
ミルの水平ロールでは、その側面に、被圧延材料とのス
リップに起因する焼付き疵が多発し、オフラインあるい
はオンラインで疵の除去のために頻度高く手入れ、研削
が必要とされ、またロール替え等のため生産効率の著し
い低下を招くという問題を残していた。ユニバーサルミ
ルの水平ロールに発生する焼付き疵が発生しやすい箇所
は、図１に示すように、粗ユニバーサルミルおよび仕上
げユニバーサルミルどちらも水平ロール1a、3aの側面と
被圧延材ｍのフランジ端部近傍とが接触する箇所Ａであ
る。これは、水平ロールの周速が被圧延材ｍのウェブ進
行速度に合致するように設定され、水平ロール側面の焼
付きの発生箇所Ａでは、水平ロールの側面とフランジ端
部近傍の移動速度の差が最も大きくなるためであり、被
圧延材が焼付き、水平ロールが増肉して、焼付き疵とな
る。上記したようにユニバーサルミルの水平ロール側面
の手入れ・研削作業に、オンラインロール研削装置の適
用は困難であり、現状では、人手による手入れ、研削が
行われている。
【０００６】本発明は、上記した問題に鑑み、ユニバー
サルミルの水平ロールの側面に発生する焼付き疵を、オ
ンラインでしかも簡易に除去できるユニバーサルミルの
圧延ロール研削方法を提案することを目的とする。
サルミルの水平ロールの側面に発生する焼付き疵を、オ
ンラインでしかも簡易に除去できるユニバーサルミルの
圧延ロール研削方法を提案することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前述の焼付き機構をもと
に、本発明者らは、焼付き疵の発生しやすい水平ロール
の側面位置とその位置と相対する被圧延材、言い換えれ
ばその位置と相対する垂直ロール表面での回転速度差が
大きいことを考慮して、水平ロールと垂直ロールをユニ
バーサルミル内のその場で接触させれば、この水平ロー
ルと垂直ロールとの回転速度差を利用し焼付き疵の除去
が可能であることに想到した。
に、本発明者らは、焼付き疵の発生しやすい水平ロール
の側面位置とその位置と相対する被圧延材、言い換えれ
ばその位置と相対する垂直ロール表面での回転速度差が
大きいことを考慮して、水平ロールと垂直ロールをユニ
バーサルミル内のその場で接触させれば、この水平ロー
ルと垂直ロールとの回転速度差を利用し焼付き疵の除去
が可能であることに想到した。
【０００８】本発明は、上記した考えに基づいてさらに
検討して完成されたものである。すなわち、本発明は、
水平ロールおよび垂直ロールからなるユニバーサルミル
の圧延ロール研削方法であって、前記水平ロールの側面
と前記垂直ロールの表面を接触させ、該水平ロールの側
面および／または該垂直ロール表面に研摩剤を吹き付け
ながら、前記水平ロールと前記垂直ロールを回転させて
研削することを特徴とするユニバーサルミルの圧延ロー
ル研削方法である。また、本発明は、水平ロールおよび
垂直ロールからなるユニバーサルミルにおいて、前記水
平ロールの側面および／または前記垂直ロールの表面に
研摩剤を吹き付ける研摩剤吹付装置を備えたことを特徴
とするユニバーサルミルである。本発明における前記水
平ロール側面とは、焼付き疵等が形成された箇所および
その近傍であり、研削により手入れする必要のある箇所
を意味する。
検討して完成されたものである。すなわち、本発明は、
水平ロールおよび垂直ロールからなるユニバーサルミル
の圧延ロール研削方法であって、前記水平ロールの側面
と前記垂直ロールの表面を接触させ、該水平ロールの側
面および／または該垂直ロール表面に研摩剤を吹き付け
ながら、前記水平ロールと前記垂直ロールを回転させて
研削することを特徴とするユニバーサルミルの圧延ロー
ル研削方法である。また、本発明は、水平ロールおよび
垂直ロールからなるユニバーサルミルにおいて、前記水
平ロールの側面および／または前記垂直ロールの表面に
研摩剤を吹き付ける研摩剤吹付装置を備えたことを特徴
とするユニバーサルミルである。本発明における前記水
平ロール側面とは、焼付き疵等が形成された箇所および
その近傍であり、研削により手入れする必要のある箇所
を意味する。
【０００９】
【発明の実施の形態】まず、ユニバーサルミルハウジン
グに組み込んだまま、水平ロールの側面と前記垂直ロー
ルの表面を一定の圧力で押付け、接触させる。水平ロー
ル11a 、11bと垂直ロール12a 、12b との接触状況およ
び研摩剤吹付装置のクーラントの吹き付け系統について
図２に示す。
グに組み込んだまま、水平ロールの側面と前記垂直ロー
ルの表面を一定の圧力で押付け、接触させる。水平ロー
ル11a 、11bと垂直ロール12a 、12b との接触状況およ
び研摩剤吹付装置のクーラントの吹き付け系統について
図２に示す。
【００１０】水平ロール11a 、11b の側面と前記垂直ロ
ール12a 、12b の表面には、研摩剤を混入させたクーラ
ントが吹き付つけられる。研摩剤を混入させたクーラン
トは研摩剤吹付装置から吹き付けられる。研摩剤吹付装
置は、クーラント吹き付けノズル6a、6b、6cと配管５、
および切替弁7aと、図示しない研摩剤混入クーラントタ
ンクを有する。研摩剤吹付装置８の配管５、ノズル6a、
6b、6c、6d、6eは、図２に示すように通常のロールクー
ラントの吹き付け系統を利用してもよいが、別に研摩剤
吹付装置を設けてもよい。
ール12a 、12b の表面には、研摩剤を混入させたクーラ
ントが吹き付つけられる。研摩剤を混入させたクーラン
トは研摩剤吹付装置から吹き付けられる。研摩剤吹付装
置は、クーラント吹き付けノズル6a、6b、6cと配管５、
および切替弁7aと、図示しない研摩剤混入クーラントタ
ンクを有する。研摩剤吹付装置８の配管５、ノズル6a、
6b、6c、6d、6eは、図２に示すように通常のロールクー
ラントの吹き付け系統を利用してもよいが、別に研摩剤
吹付装置を設けてもよい。
【００１１】研摩剤を含むクーラントの各ロールへの吹
き付けは、いずれも水平ロールと垂直ロールの接触位置
の入側のノズル6a、6b、6cの位置で行うのが良く、さら
に加えて、出側のノズル6d、6e等でも行えばさらによ
い。また水平ロールあるいは垂直ロールのいずれか一方
のみに研摩剤を吹き付けてもよい。なお、研摩剤を混入
させたクーラントの吹き付けは、研削中継続される。研
摩剤としては、炭化ケイ素、酸化鉄等通常使用されるも
のでよく、水等のクーラントに混ぜて使えばよい。
き付けは、いずれも水平ロールと垂直ロールの接触位置
の入側のノズル6a、6b、6cの位置で行うのが良く、さら
に加えて、出側のノズル6d、6e等でも行えばさらによ
い。また水平ロールあるいは垂直ロールのいずれか一方
のみに研摩剤を吹き付けてもよい。なお、研摩剤を混入
させたクーラントの吹き付けは、研削中継続される。研
摩剤としては、炭化ケイ素、酸化鉄等通常使用されるも
のでよく、水等のクーラントに混ぜて使えばよい。
【００１２】接触しながら、かつ研摩剤を吹き付けられ
ながら、水平ロールおよび垂直ロールは、回転させられ
る。吹き付けられた研摩剤と水平ロール、垂直ロールの
接触回転により、水平ロールの側面と垂直ロールの表面
が相互に研削され、焼付け疵等のロール表面欠陥は削除
される。水平ロールと垂直ロールとは、一定圧力で押付
けられながら回転させられる。水平ロールおよび垂直ロ
ールの回転速度は、水平ロール側面の所定箇所の回転速
度と垂直ロール表面の回転速度との速度差が最大となる
ように調節するのが好ましい。本発明でいう、水平ロー
ル側面の所定箇所とは、焼付き疵等が形成された箇所で
あり、研削により手入れする必要のある箇所である。な
お、水平ロールおよび垂直ロールの回転速度および押付
け力は、ミルモータとミル圧下機構により調整される。
ながら、水平ロールおよび垂直ロールは、回転させられ
る。吹き付けられた研摩剤と水平ロール、垂直ロールの
接触回転により、水平ロールの側面と垂直ロールの表面
が相互に研削され、焼付け疵等のロール表面欠陥は削除
される。水平ロールと垂直ロールとは、一定圧力で押付
けられながら回転させられる。水平ロールおよび垂直ロ
ールの回転速度は、水平ロール側面の所定箇所の回転速
度と垂直ロール表面の回転速度との速度差が最大となる
ように調節するのが好ましい。本発明でいう、水平ロー
ル側面の所定箇所とは、焼付き疵等が形成された箇所で
あり、研削により手入れする必要のある箇所である。な
お、水平ロールおよび垂直ロールの回転速度および押付
け力は、ミルモータとミル圧下機構により調整される。
【００１３】本発明の圧延ロールの研削方法は、特別に
操業を停止して行う必要はなく、bar to barの圧延間で
も実施でき、研削のための特別な時間を設定することな
く生産効率の低下もないという格段の効果が期待でき
る。
操業を停止して行う必要はなく、bar to barの圧延間で
も実施でき、研削のための特別な時間を設定することな
く生産効率の低下もないという格段の効果が期待でき
る。
【００１４】
【実施例】水平ロール側面に焼付き疵が発生した水平ロ
ールの手入れを行った。被圧延材が来ない圧延の隙間
に、ユニバーサルミルの圧下機構を利用して、水平ロー
ル（ロール径：1500mm）の側面と垂直ロールの表面（ロ
ール径：950 mm)を、押付圧力500 Ｎとして接触させ、
炭化ケイ素を混入させたクーラントを水平ロール側面、
および垂直ロール表面に吹き付けながら、水平ロールの
回転数を60rpm 、垂直ロールの回転数を50rpm として、
120 sec 間回転し研削した。これにより、焼付き疵は除
去でき、圧延の隙間に、再使用が可能な状態とすること
ができた。
ールの手入れを行った。被圧延材が来ない圧延の隙間
に、ユニバーサルミルの圧下機構を利用して、水平ロー
ル（ロール径：1500mm）の側面と垂直ロールの表面（ロ
ール径：950 mm)を、押付圧力500 Ｎとして接触させ、
炭化ケイ素を混入させたクーラントを水平ロール側面、
および垂直ロール表面に吹き付けながら、水平ロールの
回転数を60rpm 、垂直ロールの回転数を50rpm として、
120 sec 間回転し研削した。これにより、焼付き疵は除
去でき、圧延の隙間に、再使用が可能な状態とすること
ができた。
【００１５】側面に焼付き疵が発生した水平ロールを、
疵発生ごとに、グラインダーを用いて人力で手入れし、
従来例とした。手入れ作業は、２人で15min の時間を要
した。本発明例は、従来例に比較して、水平ロール側面
の手入れ研削が短時間ででき、しかも特別な操業停止を
行わなくてもよく、生産効率の低下が顕著に少ないとい
う効果が得られた。
疵発生ごとに、グラインダーを用いて人力で手入れし、
従来例とした。手入れ作業は、２人で15min の時間を要
した。本発明例は、従来例に比較して、水平ロール側面
の手入れ研削が短時間ででき、しかも特別な操業停止を
行わなくてもよく、生産効率の低下が顕著に少ないとい
う効果が得られた。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、特別な操業停止を伴う
ことなく、水平ロール側面や垂直ロールの研削、手入れ
が可能となり、生産効率が著しく向上するいう産業上格
段の効果を奏する。
ことなく、水平ロール側面や垂直ロールの研削、手入れ
が可能となり、生産効率が著しく向上するいう産業上格
段の効果を奏する。
【図１】焼付き疵の発生位置を示す説明図である。
【図２】水平ロールと垂直ロールの接触とクーラントの
吹き付け位置を示す模式図である。
吹き付け位置を示す模式図である。
1a、1b 水平ロール（粗ユニバーサルミル） 2a、2b 水平ロール（粗ユニバーサルミル） 3a、3b 水平ロール（仕上げユニバーサルミル） 4a、4b 垂直ロール（仕上げユニバーサルミル） ５ 配管 ６、6a、6b、6c、6d、6e クーラント吹き付けノズル
（ノズル） ７ 切替弁 ８ 研摩剤吹付装置 11a 、11b 水平ロール 12a 垂直ロール
（ノズル） ７ 切替弁 ８ 研摩剤吹付装置 11a 、11b 水平ロール 12a 垂直ロール
Claims (2)
- 【請求項１】 水平ロールおよび垂直ロールを有するユ
ニバーサルミルの圧延ロール研削方法であって、前記水
平ロールの側面と前記垂直ロールの表面を接触させ、該
水平ロールの側面および／または該垂直ロール表面に研
摩剤を吹き付けながら、前記水平ロールと前記垂直ロー
ルを回転させて研削することを特徴とするユニバーサル
ミルの圧延ロール研削方法。 - 【請求項２】 水平ロールおよび垂直ロールを有するユ
ニバーサルミルにおいて、前記水平ロールの側面および
／または前記垂直ロールの表面に研摩剤を吹き付ける研
摩剤吹付装置を備えたことを特徴とするユニバーサルミ
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8739998A JPH11285714A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | ユニバーサルミルの圧延ロール研削方法およびユニバーサルミル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8739998A JPH11285714A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | ユニバーサルミルの圧延ロール研削方法およびユニバーサルミル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11285714A true JPH11285714A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=13913805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8739998A Pending JPH11285714A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | ユニバーサルミルの圧延ロール研削方法およびユニバーサルミル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11285714A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102172631A (zh) * | 2011-01-17 | 2011-09-07 | 攀钢集团钢铁钒钛股份有限公司 | 用于去除万能轧机水平辊粘结的氧化铁皮的装置 |
| CN102773260A (zh) * | 2011-05-12 | 2012-11-14 | 攀钢集团有限公司 | 使用万能轧机轧制钢轨的方法 |
| CN103817177A (zh) * | 2012-11-19 | 2014-05-28 | 爱信精机株式会社 | 轧辊成形方法及轧辊成形装置 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP8739998A patent/JPH11285714A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102172631A (zh) * | 2011-01-17 | 2011-09-07 | 攀钢集团钢铁钒钛股份有限公司 | 用于去除万能轧机水平辊粘结的氧化铁皮的装置 |
| CN102773260A (zh) * | 2011-05-12 | 2012-11-14 | 攀钢集团有限公司 | 使用万能轧机轧制钢轨的方法 |
| CN103817177A (zh) * | 2012-11-19 | 2014-05-28 | 爱信精机株式会社 | 轧辊成形方法及轧辊成形装置 |
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