JP2004122267A - 研削液供給方法及び研削加工装置 - Google Patents

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久保田 治
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    • B24B55/03Equipment for cooling the grinding surfaces, e.g. devices for feeding coolant designed as a complete equipment for feeding or clarifying coolant

Abstract

【課題】仕上げ精度を確保しつつ、かつ、ワークの冷却を損ねることなく研削液の適切な供給を可能とする。
【解決手段】制御装置102により、接線研削抵抗の減少が生じたと判定され、流量調節弁4の開度が制御装置102により小さく設定され、さらに、所定の仕上工程にあると判定されると、研削液用ポンプ1の供給量が制御装置102の駆動制御により減少されて、仕上工程において研削液の無駄な供給を回避しつつ、しかも、ワークの冷却が損なわれることがないようになっている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、研削加工装置に係り、特に、研削液の供給方法の改善を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置としては、例えば、仕上げ工程における研削液の流量を粗工程における流量より少なくするようにし、仕上げ工程における研削液圧力による仕上げ精度への影響を極力無くすようにしたものが公知・周知となっている(例えば、特許文献1参照。)。
また、潤滑用ミストを加工点に、冷却用ミストをワークへ、それぞれ専用ノズルにより供給するようにしたものが公知・周知となっている(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
【技術文献1】実開平7−7842号公報(第2頁、図1)
【技術文献2】特開2000−141219号公報(第3頁乃び第4頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の装置にあっては、仕上げ時の研削液圧力による仕上げ精度への影響は抑圧できるものの充分な冷却の確保ができないという欠点がある。
また、後者の装置にあっては、部材内部に小径の中空部等を研削するようなものにあっては、実現が困難であるという欠点がある。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、加工部位に関わらず仕上げ精度を確保しつつ、かつ、ワークの冷却を損ねることのない研削液供給方法及び研削加工装置を提供するものである。
本発明の他の目的は、研削液の無駄な供給を回避し、適切な供給を可能とする研削液供給方法及び研削加工装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記発明の目的を達成するため、本発明に係る研削供給方法は、
研削加工装置における研削液供給方法であって、
研削加工工程における接線研削抵抗の変化を検出し、当該接線研削抵抗の減少に応じて研削液の供給量を減らすよう構成されてなるものである。
【0006】
かかる方法においては、研削加工における発熱量の指標となる接線研削抵抗の変化を検出するようにしたので、研削液を無駄なく、しかも、仕上精度に影響を及ぼすことない的確な量だけ供給できることとなるものである。
【0007】
また、本発明に係る研削加工装置は、
砥石クイルが砥石モーターによって回転されてワークの研削加工が行われるよう構成されてなる研削加工装置であって、
研削液を噴射するノズルと、
外部からの制御に応じた量の研削液を前記ノズルへ供給する研削液供給手段と、
研削加工工程における接線研削抵抗の変化を検出する研削抵抗変化検出手段と、
前記研削抵抗変化検出手段により接線研削抵抗の減少が検出され、かつ、所定の仕上工程にあると判定された場合に、前記研削液供給手段による前記ノズルへの研削液の供給量を減少させる供給制御手段と、を具備してなるものである。
【0008】
さらに、本発明に係る研削加工装置は、
砥石クイルが砥石モーターによって回転されてワークの研削加工が行われるよう構成されてなる研削加工装置であって、
研削液を噴射するノズルと、
外部からの制御に応じた量の研削液を前記ノズルへ供給する研削液供給手段と、
研削液をミスト状に発生するミスト発生手段と、
外部からの制御によって前記研削液供給手段と前記ミスト発生手段のいずれかを選択的に前記ノズルへ接続する切換手段と、
研削加工工程における接線研削抵抗の変化を検出する抵抗変化検出手段と、
研削加工開始後に前記抵抗変化検出手段により接線研削抵抗の減少が検出され、かつ、所定の仕上工程にあると判定されるまでは、前記切換手段により前記研削液供給手段が選択される一方、前記抵抗変化検出手段により接線研削抵抗の減少が検出され、かつ、所定の仕上工程にあると判定された以後は、前記切換手段により前記ミスト発生手段が選択されるよう前記切換手段を制御する切換制御手段と、を具備してなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図5を参照しつつ説明する。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における研削加工装置の第1の構成例について、図1を参照しつつ説明する。
この第1の構成例における研削加工装置S1は、研削盤101と、制御装置(図1においては「CONT」と表記)102と、研削液用ポンプ(図1においては「P」と表記)1とを主たる構成要素としてなるものである。
研削盤101は、研削加工を行う砥石クイル(図示せず)が取着される砥石モーター(図1においては「M」と表記)2と、図示されないワークへ研削液の供給を行うノズル3と、このノズル3への研削液の流量調節を行う流量調整弁(図1においては「VAL」と表記)4が設けられたものとなっている。
【0010】
本発明の実施の形態における砥石モーター2は、三相交流を動作電源とするものが用いられており、図示されない三相交流電源と砥石モーター2間の電源線5a〜5cの内、二相、例えば、U相及びW相には、詳細は後述するように接線研削抵抗の変動検出の好適な例として砥石モーター2の動力の増減を検出するために研削抵抗変化検出手段としての第1及び第2のカレントトランス(図1においてはいずれも「CT」と表記)6a,6bがそれぞれ設けられている。すなわち、これら第1及び第2のカレントトランス6a,6bの一次側は電源線5a,5cにそれぞれ接続される一方、二次側は制御装置102の所定の入力端子(図示せず)へ接続されたものとなっている。ここで、本発明の実施の形態における第1及び第2のカレントトランス6a,6bは、巻線の少ない側が一次側、巻線の多い側が二次側にして用いられている。これは、接線研削抵抗に対応する三相交流電力の変動は比較的小さいものであるため、制御装置102での処理に適する大きさとする必要があるためである。
【0011】
制御装置102は、この研削加工装置S1全体の動作制御を行うもので、研削加工装置の公知・周知の動作制御に加えて、後述するような研削加工液の供給制御を行うようになっている。
研削液用ポンプ1及び流量調整弁4は、詳細は後述するように制御装置102によって、その動作が制御されるようになっているもので、研削液タンク7の研削液は、研削液用ポンプ1により流量調整弁4へ圧送され、流量調整弁4の弁開度に応じた量の研削液がノズル3へ供給されるようになっている。
ここで、研削液用ポンプ1、流量調整弁4は、公知・周知の構成を有するもので、本発明特有のものではない。
【0012】
また、本発明の実施におけるノズル3は、公知・周知の構成のものであっても良いが、特に、小径の部材内部の研削の場合には、次述するように砥石クイルをノズルとして兼用できるようにしたものを用いるようにしても好適である。
すなわち、図2には、砥石クイル103をノズルとして用いて、例えば、燃料噴射用ノズル104の内研を行う場合における構成例が示されており、以下、同図を参照しつつその構成について説明することとする。まず、本発明の実施の形態における砥石クイル103の外観形状は、鋼材等の部材を用いてほぼ円柱状に形成されている。そして、その先端部分には、砥石部材12が設けられている。
【0013】
そして、この砥石クイル103の内部には、長手軸方向にノズル孔13が形成されたものとなっている。すなわち、本発明の実施の形態におけるノズル孔13は、砥石クイル103の後端部に開口面を有して、砥石部材12の先端部まで砥石クイル103の長手軸方向に沿って形成されて、砥石部材12の頂部に開口したものとなっている(図2参照)。かかる構成において、研削液は砥石クイル103の後端部の開口面側から注入(図2において実線矢印参照)され、上述したように砥石クイル103の先端から放出されるようになっている。なお、図2において、砥石クイル103と燃料噴射用ノズル104は、研削加工の際、互いに逆方向に回転するものとなっている(図2において二点鎖線矢印参照)。
【0014】
次に、上記構成における研削液供給制御の第1の例について、図3を参照しつつ説明する。
動作が開始されると、まず、制御装置102により研削加工の開始に当たって必要となる機械運転の準備が行われ、研削液用ポンプ1は微量供給の運転状態とされる(図3のステップS102参照)。ここで、機械運転の準備は、本発明特有のものではなく公知・周知の構成を有する従来の研削加工装置において、その始動時に行われるものであり、その手順内容は個々の装置によって縷々あるのでここでの詳細な説明は省略する。
また、研削液用ポンプ1による研削液の供給量は、研削加工の準備段階であることを考慮して、所定の微量としている。
そして、この状態は、研削加工が開始されたと判定されるまで継続され(図3のステップS104参照)、研削加工が開始されたと判定されると、研削液用ポンプ1は、暫定的に研削液を最大量供給する運転状態とされる(図3のステップS106参照)。ここで、研削加工が開始された否かの判定は、本発明の実施の形態においては、制御装置102が研削加工の制御をも行うものとなっており、その処理ブログラムが実行されるようになっているために、研削加工の工程が如何なる段階にあるかの情報は、その処理ブログラムの実行状況から容易に得られるものとなっている。
【0015】
次いで、研削加工における接線研削抵抗が増加したか否か、具体的には、砥石モーター2の動力増加が生じたか否か、すなわち、換言すれば、接線研削抵抗の増加が生じたか否かが判定されることとなる(図3のステップS108参照)。
ここで、接線研削抵抗の増加の有無を判定する意義について説明する。まず、この第1の構成例においては、従来装置が研削加工工程の如何に関わらず、常時大量の研削液の供給を行っていたことに起因する無駄なエネルギーの消費や、研削精度の低下等の問題を解消するために、研削加工工程が如何なる段階にあるかを考慮して不要な研削液の供給を行うようにしている。
一般に、研削加工における発熱量Qは、次式により表されることが知られている。
【0016】
Q=Ft×V×T
【0017】
ここで、Ftは、接線研削抵抗、Vは、ワークと砥石の相対速度、Tは、加工時間である。
本願発明者は、研削加工の際の発熱量が、特に、接線研削抵抗に比例することに着目すると共に、この接線研削抵抗は、平均切り屑断面積に比例するという公知・周知の知見に基づいて、接線研削抵抗の変動を検出することで、最適な研削液の供給を行い得るという着想に達し、さらに鋭意研究の結果、接線研削抵抗の変化が砥石モーター2の動力変動を招くことをつかみ、砥石モーター2の動力変動を接線研削抵抗の変化として検出することができるという結論を得たものである。
【0018】
砥石モーター2の動力変動は、先に述べたように、第1及び第2のカレントトランス6a,6bにより砥石モーター2の電源電流の変化を検出し、その検出電流を制御装置102に取り込んで動力変動の有無が判定されるようになっている。なお、検出電流値による動力変動の判断は、電源電圧と検出電流値との積から三相電力を求めてその値の変化の有無によって行うようにしても良いが、簡易的には、検出電流値の変動の有無によるものとしても良い。
そして、ステップS108において、砥石モーター2の動力の増加有りと判定された場合(YESの場合)には、その砥石モーター2の動力増加の大きさに応じて流量制御弁 の開度が増されることとなる(図3のステップS110参照)。一方、ステップS108において、砥石モーター2の動力の増加は無いと判定された場合(NOの場合)には、ステップS110を実行することなく次述するステップS112の処理へ進むこととなる。
【0019】
ステップS112においては、砥石モーター2の動力の減少が生じたか否か、すなわち、換言すれば、接線研削抵抗の減少が生じたか否かが判定されることとなる。そして、このステップS112において、砥石モーター2の動力の減少は無いと判定された場合(NOの場合)には、次述するステップS114の処理を実行することなく後述するステップS116の処理へ進む一方、砥石モーター2の動力の減少が生じたと判定された場合(YESの場合)には、その動力減少の大きさに応じて流量調整弁4の開度が小さく設定され、次述するステップS116の処理へ進むこととなる(図3のステップS114参照)。
【0020】
ステップS116においては、研削加工の工程が仕上工程に達したか否かが判定され、未だ仕上工程ではないと判定された場合(NOの場合)には先のステップS108の処理へ戻り、以後の処理が繰り返されることとなる。一方、ステップS116において、仕上工程であると判定された場合(YESの場合)には、研削液用ポンプ1は、流量調整弁4へ対する供給量を減少する運転状態とされることとなる(図3のステップS118参照)。ここで、研削加工が仕上工程にあるか否かは、先にステップS104で述べたように、制御装置102によって実行される研削加工制御のプログラムの実行状況から判断可能となっているものである。
次いで、ステップS121においては、研削加工の終了に達したか否かが判定され、未だ研削加工の終了に達していないと判定された場合(NOの場合)には、先のステップS108へ戻り、以後の一連の処理が繰り返されることとなる。一方、ステップS121において、研削加工の終了に達したと判定された場合(YESの場合)には、先のステップS102と同様、研削加工装置S1は機械運転準備状態とされ、研削液用ポンプ1は微量供給の運転状態とされて、一連の処理が終了されることとなる(図3のステップS122参照)。
なお、この第1構成例においては、制御装置102による図3のフローチャートに示された処理の実行により供給制御手段が実現されたものとなっている。
【0021】
次に、第2の実施例について、図4及び図5を参照しつつ説明する。
最初に、この第2の実施例における研削加工装置S2について、図4を参照しつつ説明する。なお、図1に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この第2の実施例における研削加工装置S2は、ノズル3と流量調整弁4との間に、切換弁8を設け、後述するように仕上工程において研削液をミスト状態で供給できるように構成されたものである。すなわち、切換手段としての切換弁8の入力側には、流量調整弁4の出力側が接続されると共に、研削液をミスト状態として送出するよう構成されてなるミスト発生手段としてのミスト供給装置9が接続されている。そして、切換弁8の出力側にノズル3が接続されたものとなっている。
【0022】
次に、上記構成における研削液供給制御の手順について、図5を参照しつつ説明する。なお、図3に示された研削液供給制御の手順と同一の処理を行うステップについては、同一のステップ番号を付して、その詳細な説明を省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
まず、ステップS102からステップS114までは、先に図3を参照しつつ説明したと同様の処理が行われ、次いで、ステップS115において、仕上工程1に達したか否かが判定されることとなる。ここで、「仕上工程1」と、後述するステップS119における「仕上工程2」は、最終加工工程とそれ以前とを区分するための便宜上のもので、ワークの種類によって具体的にいずれの工程がそれぞれ「仕上げ工程1」、「仕上工程2」となるかは縷々異なるものである。
そして、基本的に「仕上工程2」は、研削加工の最終工程であって、研削液を従来のように、最終加工工程以前と同程度で供給する場合には、それによって仕上げ精度に影響が生ずるような工程であり、「仕上工程1」は、最終加工工程以前の加工工程と定義づけされる。
【0023】
ステップS115において、未だ仕上工程1に達していないと判定された場合(NOの場合)には、ステップS108の処理へ戻り、それ以降の処理が繰り返されることとなる一方、仕上工程1に達したと判定された場合(YESの場合)には、研削液用ポンプ1は、流量調整弁4へ対する供給量を減少する運転状態とされることとなる(図5のステップS118参照)。
次いで、研削加工が仕上工程2に達したか否かが判定され(図5のステップS119参照)、未だ仕上工程2に達していないと判定された場合(NOの場合)には、ステップS108へ戻り、それ以降の処理が繰り返されることとなる。一方、ステップS119において、研削加工が仕上工程2に達したと判定された場合(YESの場合)には、ミスト切換が行われることとなる(図5のステップS120参照)。すなわち、制御装置102により切換弁8が、それまでの流量調整弁4を介しての研削液をノズル3へ送出する状態から、ミスト供給装置9からのミストをノズル3へ供給する状態に切り換えられ、加工終了に達したと判定されるまでノズル3からミストが噴射されることとなる(図5のステップS121参照)。
そして、ステップS121において、研削加工の終了に達したと判定された場合(YESの場合)には、処理開始時のステップS102と同様、研削加工装置S2は機械運転準備状態とされ、研削液用ポンプ1は微量供給の運転状態とされて、一連の処理が終了されることとなる(図5のステップS122参照)。
なお、この第2構成例においては、制御装置102による図5のフローチャートに示された処理の実行により切換制御手段が実現されたものとなっている。
【0024】
【発明の効果】
以上、述べたように、本発明によれば、ワークの発熱量に応じて研削液の供給ができるように構成したことにより、従来と異なり、ワークの発熱量に応じて、換言すれば、加工精度の低下を招くことなく研削加工工程に応じて適切な研削液の供給ができるという効果を奏するものである。
また、本発明によれば、従来と異なり無駄な研削液の供給を回避できるので、装置の省エネルギー化を図ることができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における研削加工装置の第1の構成例を示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態における研削加工装置において用いられるノズル孔が形成された砥石クイルの断面図である。
【図3】図1に示された研削加工装置において実行される研削液供給制御の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態における研削加工装置の第2の構成例を示す構成図である。
【図5】図4に示された研削加工装置において実行される研削液供給制御の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…研削液用ポンプ
2…砥石モータ
3…ノズル
4…流量調整弁
6a…第1のカレントトランス
6b…第2のカレントトランス
8…切換弁
9…ミスト供給装置
13…ノズル孔
101…研削盤
102…制御装置
103…砥石クイル

Claims (8)

  1. 研削加工装置における研削液供給方法であって、
    研削加工工程における接線研削抵抗の変化を検出し、当該接線研削抵抗の減少に応じて研削液の供給量を減らすことを特徴とする研削液供給方法。
  2. 砥石モーターの動力変化を接線研削抵抗の変化として検出することを特徴とする請求項1記載の研削液供給方法。
  3. 砥石モーターの動力減少が検出され、かつ、所定の仕上工程にある場合に、研削液の供給量を減らすことを特徴とする請求項2記載の研削液供給方法。
  4. 砥石モーターの動力減少が検出され、かつ、所定の仕上工程にある場合に、研削液をミスト状にして供給することを特徴とする請求項2記載の研削液供給方法。
  5. 砥石クイルの内部を介してミストの供給を行うことを特徴とする請求項4記載の研削液供給方法。
  6. 砥石クイルが砥石モーターによって回転されてワークの研削加工が行われるよう構成されてなる研削加工装置であって、
    研削液を噴射するノズルと、
    外部からの制御に応じた量の研削液を前記ノズルへ供給する研削液供給手段と、
    研削加工工程における接線研削抵抗の変化を検出する研削抵抗変化検出手段と、
    前記研削抵抗変化検出手段により接線研削抵抗の減少が検出され、かつ、所定の仕上工程にあると判定された場合に、前記研削液供給手段による前記ノズルへの研削液の供給量を減少させる供給制御手段と、
    を具備してなることを特徴とする研削加工装置。
  7. 砥石クイルが砥石モーターによって回転されてワークの研削加工が行われるよう構成されてなる研削加工装置であって、
    研削液を噴射するノズルと、
    外部からの制御に応じた量の研削液を前記ノズルへ供給する研削液供給手段と、
    研削液をミスト状に発生するミスト発生手段と、
    外部からの制御によって前記研削液供給手段と前記ミスト発生手段のいずれかを選択的に前記ノズルへ接続する切換手段と、
    研削加工工程における接線研削抵抗の変化を検出する抵抗変化検出手段と、
    研削加工開始後に前記抵抗変化検出手段により接線研削抵抗の減少が検出され、かつ、所定の仕上工程にあると判定されるまでは、前記切換手段により前記研削液供給手段が選択される一方、前記抵抗変化検出手段により接線研削抵抗の減少が検出され、かつ、所定の仕上工程にあると判定された以後は、前記切換手段により前記ミスト発生手段が選択されるよう前記切換手段を制御する切換制御手段と、
    を具備してなることを特徴とする研削加工装置。
  8. 研削液供給手段は、ノズルへの研削液の供給量を外部からの制御によって調節可能に構成されてなる流量調整弁と、前記流量調整弁へ研削液を送出するポンプとを有してなることを特徴とする請求項6又は請求項7記載の研削加工装置。
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