JPH065082Y2 - バリ量適応制御型バリ取り装置 - Google Patents

バリ量適応制御型バリ取り装置

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JPH065082Y2
JPH065082Y2 JP1986055593U JP5559386U JPH065082Y2 JP H065082 Y2 JPH065082 Y2 JP H065082Y2 JP 1986055593 U JP1986055593 U JP 1986055593U JP 5559386 U JP5559386 U JP 5559386U JP H065082 Y2 JPH065082 Y2 JP H065082Y2
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JP
Japan
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grinder
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JP1986055593U
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JPS62168251U (ja
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真 麻田
昌男 川瀬
誠 藤内
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は鋳造時等に発生するバリをグラインダで削りと
る場合に、バリの大きさに応じて最適な制御を行いうる
ようにした、バリ量適応制御型バリ取り装置に関するも
のである。
(従来の技術) 鋳造時等に発生するバリは、その発生部位毎、粗材毎に
その量がばらつくため、これを除去するには、パワに十
分な余裕を持った、大型グラインダにより、大きいバリ
も小さいバリも同様に取ってしまう方法がある。また小
型グラインダを用い、モータ電流を検知してグラインダ
負荷を推定し、この検知され推定された負荷に応じて、
バリ取り作業の最適化を図る方法も行われている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の大型グラインダを用いる方式は、どのようなバリ
がある場合も、バリを完全に切除できるが、グラインダ
容量は、予め予想される最大のバリに合せて選定されて
いるので、当然かなり大型のグラインダとなり、作業時
の大半は過剰な設備、容量のものを用いることになって
使用効率のわるいものとなる。
またバリの大きさによるグラインダ電流を検出して送り
速度を補正する方式の場合は、第8図のようにモータ電
流Iは、電力Pに比べて、バリ断面積の変化に対する変
化率が少く、バリ量に応じた制御が難しいため、バリ取
りの仕上り品質が確保できないという問題があり、さら
に加工能力を越える大きなバリがあった場合に過負荷が
かかり、装置が破壊してしまう危険があった。本考案は
どのようなバリ量に対しても最適なバリ取り作業を、安
全に行いうるバリ取り装置をうるためになされたもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記の問題点を解決するための手段として、研
削時にグラインダで消費される電力を検出する検出装置
と、該検出装置により検出したグラインダの出力を上・
下限値と比較しグラインダ出力を最大限に発揮させるよ
うに砥石の送り速度を制御する制御装置とを備えたバリ
取り装置において、前記検出装置により検出したグライ
ンダの消費電力の現在値と前回値とを順次記憶すると共
に、前記現在値が上・下限値を外れているとき、前記現
在値と前回値とに基づいて前記グラインダの消費電力の
予測値を求め、この予測値と前記上・下限値内に設定し
た目標電力値とから砥石の送り速度を補正し、さらにこ
の補正した送り速度を設定送り速度の上・下限値と比較
して、該補正した送り速度が該設定送り速度の上限値を
越えた場合に前記砥石の送り速度を該設定送り速度の上
限値に設定し、該補正した送り速度が該設定送り速度の
上限値を越えた場合に前記砥石の送り速度を該設定送り
速度の上限値に設定し、該補正した送り速度が該設定送
り速度の下限値より下回った場合に加工を停止させる回
路を前記制御装置内に備えて、制御を行うようにしたも
のである。
(作用) 研削時においてグラインダに供給される電力は、切削バ
リ断面積の大きさに応じて大きく変化するので、これを
フィードバックすることにより、制御が精密に、追従性
よく行われる。また電力を検出することにより検知した
バリ量の大小に応じて大きいバリは低速送りで、小さい
バリは高速送りでバリ取りが行われ、その結果として、
常にグラインダ出力が最大となるようなバリ取り送りの
速度制御を行うことができる。また大きなバリが存在し
て過大な負荷がかかるような場合には運転を停止して安
全を図ることができる。
(実施例) 以下本考案の実施例を図について説明する。
第1図は実施例の基本構成で、ワーク1に発生している
バリ2を、グラインダ3の砥石4で削りとる場合、ロボ
ット5にグラインダ3を取付けて、ロボット5の送り速
度を制御して、研削を行うものである。ロボット5の制
御装置6は制御装置6内にストアされているプログラム
データをもとに、さらに外部からのセンサデータでプロ
グラムを補正しながらロボット5を動作させる。グライ
ンダ3の駆動電源7は、グラインダ3に電力を供給する
が、電力計8が、電源7とグラインダ3を結ぶ電源ケー
ブル9から、グラインダ3の消費する電力を検出する。
電力計8によって検出された、グラインダ3の消費電力
は、制御装置6に入力されてフィードバックされるよう
になっている。制御装置6内のプログラムを説明する
と、第2図はバリ量(バリ断面積)とその際のグライン
ダ電力との関係を示し、第3図は、“バリ断面積×砥石
送り速度”として表される単位時間当り切削量とその際
の主軸モータ電力(グラインダ電力)との関係を示した
ものであるが、これから「バリ断面積×砥石送り速度」
とグラインダ電力との関係は一次式で近似でき、バリ断
面積とグラインダ電力の関係も一次式で近似できること
がわかる。なおバリ断面積は、第4図に示すようにバリ
厚tに、バリ高さhを乗じたt×hで表されるものであ
る。よって上記の関係から砥石送り速度とグラインダ電
力との関係も、一次式で表すことができるので、この関
係をもとに、バリの大きさが変化した際にも、グライン
ダ出力を無理なく最大限に発揮して短時間で多くのバリ
を除去するためのプログラムが制御装置6の中に書きこ
まれている。
第5図は第2図を整理したもので、各直線はそれぞれ砥
石送り速度がV、V、V、Vのときバリ断面積
の変化に対する、グラインダ電力の変化を表示してい
る。Pはバリ断面積が零のときすなわち無負荷時の電
力値、Pは電力制御目標の制御下限値、Pは同じく
制御上限値、PMAXはグラインダの許容出力上限値であ
る。第6図は、第5図の必要部分を拡大して表したもの
で、P′,P′はそれぞれグラインダ電力の制御上
限値より下方修正目標値、制御下限値より上方修正目標
値である。
第7図のフローチャートに示すように、制御開始(ステ
ップ10)によって、初期設定がなされ送り速度を予め設
定した最高速度VMAXとし、グラインダ電力値記憶用変
数は、電力現在値PTMP=0電力前回値PPr=0として
セットする(ステップ11)。動作を始めたら常時グライ
ンダ電力を読込み、それを電力現在値PTMPに保存する
(ステップ13)。電力値Pが無負荷電力値Pに等しけ
れば(ステップ14)、送り速度Vを予め設定した最高速
度VMAXとし(ステップ15)、電力現在値PTMPを電力前
回値PPrに保存し(ステップ17)、バリ取終了でなけれ
ば(ステップ18)電力読込み(ステップ13)に戻る。電
力値Pが無負荷電力値Pと異る場合(ステップ14)
は、電力値が制御目標範囲内(P≦P≦P)に入っ
ているかどうかをチェックする(ステップ16)。入って
いればそのまゝ何もせず電力現在値PTAPを電力前回値
Prに保存し(ステップ17)、バリ取り終了でなければ
(ステップ18)電力読込み(ステップ13)に戻る。ステ
ップ16で電力値Pが目標範囲内P〜Pに入っていな
い場合は、次のステップで送り速度の修正が行われる。
電力値Pが制御電力上限値Pを上回っていれば、電力
現在値PTMP、電力前回値PPrより、次に速度制御が行
われた時に電力値 がどのように変化しているかを予測する(ステップ2
4)。これによって予測電力値 が、第6図において、A点から、制御目標範囲内P
の内側の上限値より下方の修正目標値P′になる
ようにB点まで引下げる。電力値P′になるための速
度Vは計算によって求め(ステップ25)、その補正速
度Vが予め設定した最低速度VMINより大きい場合は
(ステップ26)、補正速度Vを次回の速度Vとし(ス
テップ29)、ステップ17へ進む。補正速度VがVMIN
より小さい場合は(ステップ26)バリが予想より大きい
のであるから(ステップ27)異常停止がかゝる(ステッ
プ28)。
ステップ16で電力値Pが制御電力下限値を下回っている
ときも、上記と同様の速度補正が行われる(ステップ2
0,21)。今度は速度が高速となり、異常停止になること
はなく、補正値Vが最大速度VMAXより大きい場合
は、グラインダの消費電力の変化が速くなり過ぎて、制
御が追い付かなくなるので、補正値Vを最大速度にお
さえて(ステップ22,23)、補正値Vを次回の速度V
とし(ステップ29)、ステップ17へ進む。以上が制御装
置6の速度制御装置の構成である。
(考案の効果) 本考案は上記のような構成と作用を有するものであるか
ら、簡単な制御装置によって、バリ量の変化に応じて、
す早く対応し、追従性のよい制御ができるばかりか、バ
リの大きさに合わせて常に最大限の送り速度でバリ取り
を行って加工能率の向上を図ることができ、しかも負荷
が過大となるような場合は運転を停止して安全を図るこ
とができる。また最適な制御を行うため省エネルギを図
ることもでき、しかも常にグラインダの最大能力を引出
して作業するため短い時間で作業を行うことができて生
産性の向上にもつながる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の基本構成を示す構成図、第2図はバリ
面積と電力量の関係を速度をパラメータとして表してプ
ロットしたグラフ、第3図はバリ面積×送り速度(単位
時間当り切削量(mm3/sec))と電力量との関係をプロッ
トしたグラフ、第4a,4b図はワークにバリが発生してい
る状態を示す正面図と側面図。第5図は第2図を整理し
て表したグラフ。第6図は第5図の要部を示すグラフ、
第7図は、制御装置内の速度制御のブロック図、第8図
はバリ断面積とグラインダ電流、およびグラインダ電力
との関係を示すグラフである。 1……ワーク 2……バリ 3……グラインダ 6……制御装置 8……電力計
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−105381(JP,A) 特開 昭51−89982(JP,A) 特開 昭58−102655(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】研削時にグラインダで消費される電力を検
    出する検出装置と、該検出装置により検出したグライン
    ダの出力を上・下限値と比較しグラインダ出力を最大限
    に発揮させるように砥石の送り速度を制御する制御装置
    とを備えたバリ取り装置において、前記検出装置により
    検出したグラインダの消費電力の現在値と前回値とを順
    次記憶すると共に、前記現在値が上・下限値を外れてい
    るとき、前記現在値と前回値とに基づいて前記グライン
    ダの消費電力の予測値を求め、この予測値と前記上・下
    限値内に設定した目標電力値とから砥石の送り速度を補
    正し、さらにこの補正した送り速度を設定送り速度の上
    ・下限値と比較して、該補正した送り速度が該設定送り
    速度の上限値を越えた場合に前記砥石の送り速度を該設
    定送り速度の上限値に設定し、該補正した送り速度が該
    設定送り速度の下限値より下回った場合に加工を停止さ
    せる回路を前記制御装置内に備えたことを特徴とするバ
    リ量適応型バリ取り装置。
JP1986055593U 1986-04-14 1986-04-14 バリ量適応制御型バリ取り装置 Expired - Lifetime JPH065082Y2 (ja)

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JPS62168251U (ja) 1987-10-26

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